JP2000274208A - 蒸気タービン発電設備 - Google Patents
蒸気タービン発電設備Info
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Abstract
有する蒸気タービン発電設備において、Ni基合金、オ
ーステナイト系材料を使用した蒸気タービンの運用制限
を極力抑制し、材料コストアップを出来る限り抑え、ま
た蒸気タービンの製造上有利となるようなシステムを具
備した蒸気タービン発電設備を得ること。 【解決手段】 オーステナイト系超合金鋼製のタービン
2のロータと、フェライト系合金鋼製のタービン3のロ
ータとを有し、その互いに異なった材質を有する2つの
ロータを同一外部車室内で互いに連結した。
Description
℃以上の蒸気タービンを有する蒸気タービン発電設備に
関する。
圧化は、その効率向上に寄与する非常に重要かつ基本的
な要因であるが、1960年代後半に24.1MPa、
538/566℃の一段再熱の蒸気条件がわが国の事業
用火力タービンの標準的なものとして確立されてから
は、最近に至るまで画期的な進展はみられなかった。し
かし、オイルショック以来、省エネルギー化が強力に推
進され、その後の地球温暖化問題に対する急速な関心の
高まりから火力発電プラントの高効率化が押し進められ
ている。
蒸気温度を上げるのが最も有効な手段であるが、従来の
蒸気タービン設備の蒸気条件が600℃級以下の蒸気温
度であることから、蒸気タービンのロータ、翼等の主要
部材にはフェライト系耐熱鋼が用いられている。すなわ
ち、従来の高効率タービン用材料としては、例えば特公
昭60−31898号公報、特公昭60−54385号
公報、或は特開平2−149649号公報にみられるよ
うな高強度耐熱鋼が知られており、特にこれらの材料と
して高温強度のより優れた耐熱鋼としては、特開平8−
3697号公報や特開平7−34202号公報にみられ
るような高強度耐熱鋼が知られている。
ン設備の蒸気条件が650℃級以上の蒸気温度になった
場合には、蒸気タービンのノズル、翼、ロータ等の主要
部材には、フェライト系材料では強度的に厳しくなるこ
とから、Ni基合金やオーステナイト系材料等が用いら
れる。
テナイト系材料は、低熱伝導・高線膨張係数の特性を有
するため、フェライト系の材料と比較して大きな熱応力
が発生し易く、蒸気タービンの起動を含む運用上の制約
が生じるという問題がある。また、Ni基合金やオース
テナイト系材料は、フェライト系の材料と比較して一般
的にコスト的に高い傾向があり、さらに大型鋼塊の製造
に限界があるという問題がある。
650℃級以上の蒸気タービンを有する蒸気タービン発
電設備において、Ni基合金、オーステナイト系材料を
使用した蒸気タービンの運用制限を極力抑制し、材料コ
ストアップをできる限り抑え、また蒸気タービンの製造
上有利となるようなシステムを具備した蒸気タービン発
電設備を得ることを目的とする。
ナイト系超合金鋼製のタービンロータとフェライト系合
金鋼製のタービンロータとを有し、その互いに異なった
材質を有する2つのロータを同一外部車室内で互いに連
結したことを特徴とする。
て、ボイラ加熱器、ボイラ第1段再熱器で発生する65
0℃以上の蒸気が流入するオーステナイト系超合金鋼製
の超々高圧高温タービンロータおよび超高圧タービンロ
ータを、ボイラ第2段再熱器で発生する650℃以下の
蒸気が流入するフェライト系合金鋼製のタービンロータ
と連結したことを特徴とする。
ラ加熱器で発生する650℃以上の蒸気が流入するオー
ステナイト系超合金鋼製の超高圧タービンを、ボイラ第
1段再熱器で発生する650℃以下の蒸気が流入するフ
ェライト系合金鋼製のタービンロータと連結したことを
特徴とする。
温度が650℃以上で、互いに同じ材質を有するオース
テナイト系超合金鋼製の2つのタービンロータを同一外
部車室内で互いに連結したことを特徴とする。
ラ加熱器で発生する650℃以上の蒸気が流入するオー
ステナイト系超合金鋼製の超々高圧高温タービンロータ
と、ボイラ第1段再熱器で発生する650℃以上の蒸気
が流入するオーステナイト系超合金鋼製の超高圧タービ
ンロータとを互いに連結したことを特徴とする。
て、ボイラ加熱器で発生する650℃以上の蒸気が流入
するオーステナイト系超合金鋼製の超高圧タービンロー
タと、ボイラ第1段再熱器で発生する650℃以上の蒸
気が流入するオーステナイト系超合金鋼製の高圧タービ
ンロータとを連結したことを特徴とする。
50℃以上の超々高圧高温タービンを有する蒸気タービ
ン発電設備において、超々高圧高温タービンロータを、
それより低圧側の蒸気タービンロータと減速装置を介し
て連結したことを特徴とする。
度が650℃以上の超々高圧高温タービンを有する蒸気
タービン発電設備において、超々高圧高温タービンの段
落数を4〜6段、排気温度を600℃以上、回転数を低
圧側の蒸気タービンの1.0〜1.5倍としたことを特
徴とする。
温度が650℃以上の超々高圧高温タービンを有する蒸
気タービン発電設備において、上記超々高圧高温タービ
ンの初段にカーチス段落を採用したことを特徴とする。
650℃以上の超々高圧高温タービンを有する蒸気ター
ビン発電設備において、上記超々高圧高温タービンのグ
ランドパッキン及びノズルラビリンスパッキンにブラシ
シールパッキンを採用したことを特徴とする。
温度が650℃以上の超々高圧高温タービンを有する蒸
気タービン発電設備において、上記超々高圧高温タービ
ンに接続された低温再熱管から、復水器に接続するター
ビンバイパス管を分岐導出したことを特徴とする。
おいて、同一外部車室内で2つの独立したタービンロー
タを互いに接続する連結装置の外周に冷却流体を供給す
るようにしたことを特徴とする。
の実施の形態について説明する。図1は本発明の蒸気タ
ービン発電設備の第1の実施の形態を示すシステム構成
図であって、超々高圧高温タービン1、超高圧タービン
2、高圧タービン3、中圧タービン4、第1の低圧ター
ビン5、第2の低圧タービン6及び発電機7が一軸に連
結されている。
50℃以上の高温高圧の蒸気が超々高圧高温タービン1
に導入され、そこで仕事をした後、第1段再熱器9で6
50℃以上に再熱され、この再熱蒸気が超高圧タービン
2に導入される。上記超高圧タービン2に導入され仕事
を行った蒸気は高圧タービン3に導入されそこで仕事を
行い、この高圧タービン3で仕事を行った蒸気は第2段
再熱器10で再び加熱され、650℃以下の所定温度の
蒸気となり、中圧タービン4、第1及び第2の低圧ター
ビン5,6に順次導入され仕事を行い、発電機7を駆動
する。
においては、各タービンが一軸上に連結され、第1段再
熱器9及び第2段再熱器10で再熱されるように構成さ
れ、タンデムコンパウンド型2段再熱蒸気タービンシス
テムとしてある。
高圧タービン2には前述のように650℃以上の蒸気が
導入されることから、超々高圧高温タービン1及び超高
圧タービンでは高温強度を維持するため、ロータの材料
としてオーステナイト系超合金鋼が採用され、高圧ター
ビン3以降の各タービン3,4,5,6においては、6
50℃以下の蒸気が導入されることから、それらのロー
タはフェライト系合金鋼ロータで構成されている。
ービン2及び高圧タービン3はそれぞれ1個のロータで
構成されており、特に超高圧タービン2と高圧タービン
3は同一の外部車室内に組み込まれており、オーステナ
イト系ロータからなる超高圧タービン2とフェライト系
ロータからなる高圧タービン3の異種材のロータ同志が
ロータ連結装置11でボルト締めによって接続されてい
る。
が同一の外部車室内に組込まれている場合、超高圧ター
ビンと高圧タービンのロータが一体で構成されオーステ
ナイト系ロータ材を採用するが、ロータ全長が長くなる
ため、鍛造や熱処理に問題が生じ、満足した高強度ロー
タの製造が困難になることがある。
述のように高温部の超高圧タービン2のみを1本の独立
した高強度オーステナイト系ロータによって構成したの
で、ロータ1本当たりの長さを短くすることができ、材
料コストアップをできる限り抑えることができ、また蒸
気タービンの製造を有利とすることができる。
がタンデムコンパウンド型2段再熱蒸気タービンシステ
ムを採用したのに対して、クロスコンパウンド型2段再
熱蒸気タービンシステムとしたものである。すなわち、
第1及び第2の低圧タービン5,6の軸が超々高圧高温
タービン1等の軸と別に構成され、超々高圧高温タービ
ン1等の軸によって第1の発電機7aが駆動され、第1
及び第2の低圧タービン5,6の軸によって第2の発電
機7bが駆動されるようにしてある。その他の点は、図
1に示す設備と同一であり、同様な作用効果を奏する。
ステム構成図であり、超高圧タービン2、高圧タービン
3、中圧タービン4、第1の低圧タービン5及び第2の
低圧タービン6、並びに発電機7によって構成されてお
り、それらが一軸に連結されている。
50℃以上の高温高圧の蒸気が超高圧タービン2に導入
され仕事をした後、高圧タービン3を通り、ボイラ第1
段再熱器9で650℃以下の所定温度に再熱され、中圧
タービン4、第1及び第2の低圧タービン5,6に順次
導入され仕事を行い、発電機7を駆動する。
は、各タービンが一軸上に連結され、第1段再熱器9で
再熱させるよう構成され、タンデムコンパウンド型1段
再熱蒸気タービンシステムとしてある。
熱器7で発生する650℃以上の高温蒸気が導入される
ため、そのロータはオーステナイト系超合金鋼ロータに
より構成され、一方高圧タービン3以降の各タービン
3,4,5,6には650℃以下の蒸気が導入されるこ
とから、それらのロータはフェライト系合金鋼ロータで
構成されている。そして、この場合も、超高圧タービン
2と高圧タービン3は同一の外部車室内に組み込まれ、
互いに種類の異なるロータ同志がロータ連結装置でボル
ト締めにより接続されている。
ービン5,6の軸を超高圧タービン2等の軸と別軸とし
た2軸とし、各軸によって発電機7a,7bがそれぞれ
駆動される、クロスコンパウンド型1段再熱蒸気タービ
ンシステムとしてある。
いても、図1及び図2に示すものと同様に高強度オース
テナイト系ロータのロータ1本当たりの長さを短くする
ことができ、材料コストアップをできる限り抑えること
ができるとともに、蒸気タービンの製造を有利とするこ
とができる。
第3の実施の形態を示す図であり、超々高圧高温タービ
ン1と超高圧タービン2が同一外部車室内に組み込ま
れ、オーステナイト系からなる同種材のロータ同志がロ
ータ連結装置11でボルト締めによって接続されてい
る。また、高圧タービン3と中圧タービン4は一本のロ
ータによって構成されている。そして、その他の点は図
1に示すものと同一であり、タンデムコンパウンド型2
段再熱蒸気タービンシステムとしてある。
軸としたものであって、超々高圧高温タービン1、超高
圧タービン2、高圧タービン3及び中圧タービン4によ
って第1の発電機7aを駆動し、第1及び第2の低圧タ
ービン5,6によって第2の発電機7bを駆動するよう
にしてあり、クロスコンパウンド型2段再熱蒸気タービ
ンシステムとして構成されている。
タービン1及び超高圧タービン2のオーステナイト系超
合金鋼ロータの1本当りの長さを短くすることができ、
第1の実施の形態と同様な効果を奏する。
4の実施の形態を示す図であり、超高圧タービン2で仕
事を行った蒸気がボイラ第1段再熱器9で650℃以上
の温度に再熱され、高圧タービン3に導入され、そこで
仕事を行った蒸気が中圧タービン4及び第1,第2低圧
タービン5,6に順次導入される。そして、この場合高
圧タービン3も、蒸気タービンの高温強度を維持するた
め、そのロータがオーステナイト系超合金鋼ロータによ
り形成されている。その他の点は図3に示すものと同一
であり、タンデムコンパウンド型1段再熱蒸気タービン
システムとして構成されている。
軸としたものであって、超高圧タービン2、高圧タービ
ン3、及び中圧タービン4によって第1の発電機7aを
駆動し、第1及び第2の低圧タービン5,6によって第
2の発電機7bを駆動するようにしてあり、クロスコン
パウンド型1段再熱蒸気タービンシステムとして構成さ
れている。しかして、これらのものも、図1等に示すも
のと同様な効果を奏する。
図であり、超々高圧高温タービン1、超高圧タービン2
及び高圧タービン3等によって構成されており、650
℃以上の高温蒸気が導入される超々高圧高温タービン1
のロータが、超高圧タービン2及び高圧タービン3と別
軸に設置され減速装置12を介して超高圧タービン2の
ロータと互いに接続されている。
述のように650℃以上の高温蒸気が導入されるため、
そのロータがオーステナイト系超合金鋼ロータによって
形成されている。しかし、オーステナイト系の材料は、
材料コストが高く加工性も悪く、また熱伝導が低く、高
い線膨張率の材料であるのでタービン起動停止時には過
大な熱応力が発生し易い。
ように、超々高圧高温タービン1を減速装置12を介し
て超高圧タービン2に接続しているので、超々高圧高温
タービン1を高速化することができ、段落熱落差を大き
くし、羽根、ロータに触れる蒸気の雰囲気温度を下げる
とともに、タービン主要部品である車室、ロータ、ノズ
ル、羽根を小型化することが可能となり、オーステナイ
ト系材料の使用量を減らし、安価なタービンの製造が可
能となる。さらに、起動時の熱応力を低減できるので運
転性が向上する。
タービン段落断面図であって、超々高圧高温タービン1
の初段に2列の動翼13及び案内羽根14から構成され
たカーチス段落が設けられており、上記動翼13の上流
側にカーチス用ノズル15が設けられている。
5での膨張が大きいので初段の2列動翼13やロータ廻
りの雰囲気温度が極端に下がる。また、高負荷域で最高
効率となるので、1段当りの出力を大きくとれ、段落熱
落差すなわち温度降下を大きくできる。したがって、羽
根、ロータの高温クリープ寿命を長くすることが可能と
なる。また、第2段落以降の温度が下がるので耐熱に関
する材料の質を下げることも可能となりコンパクトで安
価なタービン設備とすることができる。
であり、(a)はグランドシール部の断面図、(b)は
そのグランドシール部に使用されるパッキンの斜視図で
ある。
高い圧力となるため、図10のA部に示すようにグラン
ドシール部が必然的に長くなる。そのため、オーステナ
イト系の材料で構成された超々高圧高温タービンのロー
タの全長が長くなり、高コストと製造的な問題があり、
従来の非接触型シール構造ではシール効果に限界があ
る。
(b)に示すように、パッキンリングの内径面に多数の
鋼線16を植設したブラシシールパッキン17がロータ
外周面に当接するように配設されている。
はその多数の鋼線16の先端がロータ外周に直接当たる
ので、グランド漏洩蒸気をほぼ完全に遮断することが可
能である。したがって、このブラシシールパッキン17
の採用によってロータ全長を大幅に短縮でき、ロータの
製造性を向上するとともに低コストでコンパクトにでき
る。しかも運転時においても、スチームホワールの発生
を防止し振動特性を向上させることもできる。
構成図であり、超々高圧高温タービン1で仕事を行った
蒸気をボイラ第1段再熱器9に送給する低温再熱管18
には弁19を有するタービンパイパス管20が分岐導出
してあり、そのタービンバイパス管20が図示しない復
水器に接続してある。
ン1へ暖機用蒸気を供給するとともに、その排気を弁1
9及びタービンバイパス管20を介して復水器に排出さ
せることにより、超々高圧高温タービン1のウォーミン
グを行うことができる。
タ、羽根、ケーシング等がオーステナイト系材料のた
め、熱伝導率が低く、膨張率が大きいのでタービン起動
時に過大な熱応力と伸び差が発生する。特に、冷機起動
時には大きな温度差が発生し急速起動が難しい。しかし
ながら、本実施の形態においては、上述のように起動時
に暖機用蒸気をタービン内に供給しタービンバイパス管
20を介して復水器に排出させることによって超々高圧
高温タービン1内をウォーミングすることができ、ター
ビンの熱応力、伸び差を低減でき、急速起動を行うこと
ができる。
用される蒸気タービン設備においては、超々高圧高温タ
ービンの排気温度をタービン主要部品の材料がオーステ
ナイト系からフェライト系の材料になる使用限界温度で
ある600℃程度にすることにより、超々高圧高温ター
ビンの下流に位置する超高圧タービン、高圧タービンの
入口温度を下げることができ、それらの主要部品にフェ
ライト系材料を使用することができる。
高圧高温タービン1の段落数を排気温度が600℃近く
になる4〜6段にするとともに、回転数をロータ強度と
最適段落熱落差から計算で求め、超高圧タービン、高圧
タービンに対し1〜1.5倍と規定する。しかして、こ
のように排気温度、段落数、及び回転数に規定すること
で、超高圧タービン以降の蒸気タービンの主要部品にフ
ェライト系材料を使用することができ、タービン材料の
信頼性を向上でき、運転性が優れたものとすることがで
きる。
り、例えば超高圧タービン2のロータ2aと高圧タービ
ン3のロータ3aとを締め付けボルト21によって連結
したロータ連結装置11の外周には、その連結装置を覆
う遮熱板22が設けられており、その遮熱板22にはそ
の遮熱板22の内部に冷却流体を送入する冷却蒸気供給
管23が設けられている。
給される冷却流体によって、連結装置部のロータ2a,
3aと締め付けボルト21が冷却されて材料強度が高く
なり、コンパクト化が可能となる。したがって材料コス
トアップをできる限り押えることができ、また蒸気ター
ビンの製造上有利とすることができる。
蒸気温度が650℃以上の蒸気タービン設備において、
オーステナイト系超合金鋼製タービンとフェライト系合
金鋼製タービンの異なった材質を有するロータを同一外
部車室内で互いに連結し、または、オーステナイト系超
合金鋼製の超高温タービンと再熱タービンの同じ材質を
有するロータを同一外部車室内で互いに連結するうよに
したので、ロータ1本当たりの長さが短い高強度オース
テナイト系ロータにできるので、材料コストアップをで
きる限り抑えられ、また蒸気タービンの製造上有利とな
る。
小型化し、または初段にカーチス段落を採用し、或はグ
ランドシール部にブラシシールパッキンを採用すること
によって、材料のコストアップを抑えることができ、ま
た蒸気タービンの製造上有利とすることができる。
熱管にバイパス管を設置し、起動時に超々高圧高温ター
ビンをウォーミングをすることで、急速起動が可能とす
ることもできる。
段落数を4〜6段、回転数を規定することによって、下
流に位置する超高圧タービン、高圧タービンの入口温度
を下げられ使用実績のあるフェライト系の材料が使用可
能になり、材料的な信頼性を向上することになる。
ータを互いに接続する連結装置の内部に冷却流体を送入
し、連結装置内のロータと締め付けボルトを冷やすよう
にした場合には、材料強度が高くなりコンパクト化が可
能となる。
パウンド型2段再熱システムの構成図。
クロスコンパウンド型2段再熱システムの構成図。
パウンド型1段再熱システムの構成図。
ウンド型1段再熱システムの構成図。
パウンド型2段再熱システムの構成図。
クロスコンパウンド型2段再熱システムの構成図。
パウンド型1段再熱システムの構成図。
クロスコンパウンド型1段再熱システムの構成図。
図。
面図。
成図。
Claims (16)
- 【請求項1】オーステナイト系超合金鋼製のタービンロ
ータとフェライト系合金鋼製のタービンロータとを有
し、その互いに異なった材質を有する2つのロータを同
一外部車室内で互いに連結したことを特徴とする、蒸気
タービン発電設備。 - 【請求項2】ボイラ加熱器、ボイラ第1段再熱器で発生
する650℃以上の蒸気が流入するオーステナイト系超
合金鋼製の超々高圧高温タービンロータおよび超高圧タ
ービンロータを、ボイラ第2段再熱器で発生する650
℃以下の蒸気が流入するフェライト系合金鋼製のタービ
ンロータと連結したことを特徴とする、請求項1記載の
蒸気タービン発電設備。 - 【請求項3】ボイラ加熱器で発生する650℃以上の蒸
気が流入するオーステナイト系超合金鋼製の超高圧ター
ビンを、ボイラ第1段再熱器で発生する650℃以下の
蒸気が流入するフェライト系合金鋼製のタービンロータ
と連結したことを特徴とする、請求項1記載の蒸気ター
ビン発電設備。 - 【請求項4】タービン入口蒸気温度が650℃以上で、
互いに同じ材質を有するオーステナイト系超合金鋼製の
2つのタービンロータを同一外部車室内で互いに連結し
たことを特徴とする、蒸気タービン発電設備。 - 【請求項5】ボイラ加熱器で発生する650℃以上の蒸
気が流入するオーステナイト系超合金鋼製の超々高圧高
温タービンロータと、ボイラ第1段再熱器で発生する6
50℃以上の蒸気が流入するオーステナイト系超合金鋼
製の超高圧タービンロータとを互いに連結したことを特
徴とする、請求項4記載の蒸気タービン発電設備。 - 【請求項6】ボイラ加熱器で発生する650℃以上の蒸
気が流入するオーステナイト系超合金鋼製の超高圧ター
ビンロータと、ボイラ第1段再熱器で発生する650℃
以上の蒸気が流入するオーステナイト系超合金鋼製の高
圧タービンロータとを連結したことを特徴とする、請求
項4記載の蒸気タービン発電設備。 - 【請求項7】タンデムコンパウンド型2段再熱蒸気ター
ビンシステムとしたことを特徴とする、請求項2または
5記載の蒸気タービン発電設備。 - 【請求項8】クロスコンパウンド型2段再熱蒸気タービ
ンシステムとしたことを特徴とする、請求項2または5
記載の蒸気タービン発電設備。 - 【請求項9】タンデムコンパウンド型1段再熱蒸気ター
ビンシステムとしたことを特徴とする、請求項3または
6記載の蒸気タービン発電設備。 - 【請求項10】クロスコンパウンド型1段再熱蒸気ター
ビンシステムとしたことを特徴とする、請求項3または
6記載の蒸気タービン発電設備。 - 【請求項11】タービン入口蒸気温度が650℃以上の
超々高圧高温タービンを有する蒸気タービン発電設備に
おいて、超々高圧高温タービンロータを、それより低圧
側の蒸気タービンロータと減速装置を介して連結したこ
とを特徴とする蒸気タービン発電設備。 - 【請求項12】タービン入口蒸気温度が650℃以上の
超々高圧高温タービンを有する蒸気タービン発電設備に
おいて、超々高圧高温タービンの段落数を4〜6段、排
気温度を600℃以上、回転数を低圧側の蒸気タービン
の1.0〜1.5倍としたことを特徴とする、蒸気ター
ビン発電設備。 - 【請求項13】タービン入口蒸気温度が650℃以上の
超々高圧高温タービンを有する蒸気タービン発電設備に
おいて、上記超々高圧高温タービンの初段にカーチス段
落を採用したことを特徴とする、蒸気タービン発電設
備。 - 【請求項14】タービン入口蒸気温度が650℃以上の
超々高圧高温タービンを有する蒸気タービン発電設備に
おいて、上記超々高圧高温タービンのグランドパッキン
及びノズルラビリンスパッキンにブラシシールパッキン
を採用したことを特徴とする、蒸気タービン発電設備。 - 【請求項15】タービン入口蒸気温度が650℃以上の
超々高圧高温タービンを有する蒸気タービン発電設備に
おいて、上記超々高圧高温タービンに接続された低温再
熱管から、復水器に接続するタービンバイパス管を分岐
導出したことを特徴とする、蒸気タービン発電設備。 - 【請求項16】同一外部車室内で2つの独立したタービ
ンロータを互いに接続する連結装置の外周に冷却流体を
供給するようにしたことを特徴とする、請求項1または
4記載の蒸気タービン発電設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08149899A JP3977546B2 (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 蒸気タービン発電設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08149899A JP3977546B2 (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 蒸気タービン発電設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000274208A true JP2000274208A (ja) | 2000-10-03 |
JP3977546B2 JP3977546B2 (ja) | 2007-09-19 |
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ID=13748053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08149899A Expired - Lifetime JP3977546B2 (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 蒸気タービン発電設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3977546B2 (ja) |
Cited By (13)
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