JP2000272865A - コンクリート製品の吊下げ金具 - Google Patents

コンクリート製品の吊下げ金具

Info

Publication number
JP2000272865A
JP2000272865A JP11078226A JP7822699A JP2000272865A JP 2000272865 A JP2000272865 A JP 2000272865A JP 11078226 A JP11078226 A JP 11078226A JP 7822699 A JP7822699 A JP 7822699A JP 2000272865 A JP2000272865 A JP 2000272865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete product
shackle
pin
support pin
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11078226A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Nyuraiin
正己 入来院
Tadashi Fujisawa
義 藤澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NICHIEI SHOJI KK
Original Assignee
NICHIEI SHOJI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NICHIEI SHOJI KK filed Critical NICHIEI SHOJI KK
Priority to JP11078226A priority Critical patent/JP2000272865A/ja
Publication of JP2000272865A publication Critical patent/JP2000272865A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造を簡素化して製造を容易に行うことがで
きるとともに、コンクリート製品への脱着操作を容易に
行うことができ、係止状態を容易に視認することができ
るコンクリート製品の吊下げ用金具を提供する。 【解決手段】 シャックル12の左右両端部12a,1
2bに形成した挿通孔12c,12dに対し支持ピン1
3の軸部13aを貫通する。該軸部13aの先端部には
切欠溝13cを設け、該溝13c内において抜け止めピ
ン14を支軸15により自由回転可能に連結する。抜け
止めピン14が軸部13aに沿う状態でインサート係止
具22の係止孔22aに軸部13aを貫通する。又、シ
ャックル12の左端部12aと軸部13aの外周に係止
したストップリング16との間にコイルスプリング18
を介在し、シャックル12の左端部12aの側壁をコン
クリート製品21の側壁に押圧し、係止位置に回動され
た抜け止めピン14をコンクリート製品21の側壁面に
押圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、U字溝等のコンク
リート製品の吊下げ金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、U字溝等のコンクリート製品の運
搬、あるいは現場における敷設作業には、コンクリート
製品の側壁に埋設した有底筒状のインサートブッシュ
に、吊下げ金具のシャフトを螺着し、前記吊下げ金具を
クレーン等により吊上げて行っている。
【0003】ところが、上記従来の敷設作業において
は、インサートブッシュに対しシャフトのねじ込み作業
を複数回行わなければならないので、吊下げ金具の脱着
作業が非常に面倒であるという問題があった。又、イン
サートブッシュに吊下げ金具のシャフトが完全に螺着さ
れたか否かを視認することはできず、完全にシャフトが
インサートブッシュに螺入していない場合には、コンク
リート製品の吊下げ作業時に、コンクリート製品の移動
荷重に耐えきれず、吊下げ金具は抜けるおそれや、コン
クリート製品の落下事故によりコンクリート製品に損傷
を与えるという問題があった。又、有底筒状のインサー
トの内部に係合機構を設け、吊下げ金具のシャフトに設
けた係合ピンをワンタッチでロックする方式のものも提
案されている。
【0004】ところが、上記従来の吊下げ金具は、脱着
作業を容易に行うことができるが、吊下げ金具のシャフ
トの係合ピンが確実に係合されたか否かを視認すること
ができないばかりでなく、インサートの内周部にワンタ
ッチロック機構を設ける構成は構造が面倒で製造を容易
に行うことができないという問題があった。
【0005】さらに、コンクリート製品に単なる筒状の
インサートを埋設固定し、吊下げ金具のシャフトをイン
サートの挿入孔に貫通し、シャフトの先端部に設けた槓
杆を支軸により回動可能に連結した吊下げ金具も提案さ
れている。(特開平10−120357号参照)この槓
杆は所定角度に傾斜した状態でストッパにより位置規制
され、この状態において槓杆の一端部に形成した当止め
部がコンクリート製品の側壁面に当接されることにより
吊下げ金具のシャフトが挿入孔から抜け出ないように構
成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
コンクリート製品の吊下げ金具は、槓杆の構造が複雑
で、製造を容易に行うことができないという問題があっ
た。又、槓杆を所定の傾斜位置に位置規制した状態で当
止め部をコンクリート製品の側壁面に当接する構成をと
っているので、槓杆のごく一部がコンクリート壁面に当
接されるのみであるため、接触面積を広くとることがで
きず、シャフトを垂直方向に保持した状態で吊上げ金具
として用いることが難しいという問題があった。
【0007】この発明の目的は上記従来の技術に存する
問題点を解消して、構造を簡素化することができるとと
もに、脱着操作を容易に行うことができ、係止状態を容
易に確認できるコンクリート製品の吊下げ金具を提供す
ることにある。
【0008】この発明の別の目的は上記目的に加えて、
係止状態を確実に保持することができるコンクリート製
品の吊下げ金具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、コンクリート製品
(21)に設けた係止孔(22a)を貫通可能に形成さ
れた支持ピン(13)と、該支持ピン(13)の基端部
側に設けられ、クレーン等により吊り上げられる掛止体
(12)と、前記支持ピン(13)の先端部に対し支軸
(15)により回動可能に設けられた抜け止めピン(1
4)とを備え、前記抜け止めピン(14)は支持ピン
(13)と平行状態において、前記係止孔(22a)を
通過し、該係止孔(22a)を通過した状態において、
支持ピン(13)の外周面から互いに反対方向に突出し
て、コンクリート製品(21)の側壁面の二箇所に当接
し得る位置に変位可能に構成されている。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1にお
いて、前記支持ピン(13)は、前記抜け止めピン(1
4)をコンクリート製品(21)の側壁面に押圧する付
勢手段(12、16、17、18)を備えている。
【0011】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2において、前記抜け止めピン(14)は、支持ピン
(13)の先端部に対し軸線方向に形成した切欠溝(1
3c)内において支軸(15)を中心に自由回転可能に
支持されている。
【0012】請求項4に記載の発明では、請求項1〜3
のいずれか一つにおいて、前記抜け止めピン(14)
は、支軸(15)を境に重量アンバランスが生じるよう
に支持されている。
【0013】請求項5に記載の発明では、請求項1〜3
のいずれか一つにおいて、前記掛止体は逆U字状をなす
シャックル(12)であって、該シャックル(12)の
両端部(12a、12b)に互いに対応する挿通孔(1
2c、12d)を設け、頭部(13b)と軸部(13
a)を備えた支持ピン(13)の前記軸部(13a)を
シャックルの挿通孔(12c、12d)に挿通してい
る。
【0014】請求項6に記載の発明では、請求項5にお
いて、前記付勢手段は前記シャックル(12)と支持ピ
ン(13)の軸部(13a)との間に設けられている。
請求項7に記載の発明では、請求項6において、前記付
勢手段は、シャックル(12)の内側に位置するように
支持ピン(13)の軸部(13a)に設けた係止部(1
6)と、該係止部(16)に一端を係止し、他端をシャ
ックル(12)の前記抜け止めピン(14)側の端部
(12a)の側壁面に係止し、かつ中間部を軸部(13
a)に巻装したコイルスプリング(18)とにより構成
されている。
【0015】請求項8に記載の発明では、請求項5〜7
のいずれか一つにおいて、前記支持ピン(13)の軸部
(13a)とシャックル(12)との間には、シャック
ル(12)が軸部上で回動するのを阻止し、かつ軸線方
向の相対移動を許容する手段(12e、13e、24)
が設けられ、抜け止めピン(14)の回動軌跡面と、前
記支持ピンとシャックルとの相対移動軌跡面とは、同一
平面上に位置するように設定されている。
【0016】請求項9に記載の発明では、請求項1〜3
のいずれか一つにおいて、前記抜け止めピン(14)
は、付勢部材(25)により常にはコンクリート製品の
側壁面に係止可能な位置に付勢されている。
【0017】請求項10に記載の発明では、請求項9に
おいて、前記付勢部材は中間部を支軸(15)に巻回
し、一端を前記支持ピン(13)に係止し、他端を抜け
止めピン(14)に係止した巻きバネ(25)である。
【0018】請求項11に記載の発明では、請求項2に
おいて、シャックル(12)は支持ピン(13)に連結
固定され、支持ピン(13)と抜け止めピン(14)と
の間には、前記付勢手段(13f、15、26)が設け
られている。
【0019】請求項12に記載の発明では、請求項11
において、付勢手段は、支軸(15)を支持ピン(1
3)に設けた長孔(13f)内で押圧するバネ(26)
により形成されている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この本発明を具体化した一
実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。図1に示す
ように、この吊下げ用金具11は、掛止体としての逆U
字状のシャックル12を備えている。このシャックル1
2の両端部12a,12bには対応するように挿通孔1
2c,12dが形成されている。前記シャックル12の
挿通孔12c,12dには支持ピン13の軸部13aが
軸方向の移動可能に貫通されている。該軸部13aの一
端部には頭部13bが一体に形成され、シャックル12
の右端部12bの側壁に当接することにより、支持ピン
13が左方に抜けるのを阻止するようになっている。前
記支持ピン13の軸部13aの先端部には図4に示すよ
うに切欠溝13cが軸方向に形成されている。この切欠
溝13c内には抜け止めピン14が支軸15により自由
回転可能に支持されている。この抜け止めピン14は、
図1〜3に示すように、支軸15を境にして一方の第1
係止部14aの重量が、他方の第2係止部14bの重量
よりも大きくなるようにアンバランスに形成されてい
る。
【0021】前記支持ピン13の軸部13aの外周面に
はシャックル12の両端部12a,12bの間に位置す
るように係止溝13dが形成され、この係止溝13dに
は係止部としてのストップリング16が取り外し可能に
嵌合されている。このリング16としては例えば内周に
対し前記係止溝13dに係止される複数の突起を設けた
C型の止め輪が用いられる。前記軸部13aの外周には
前記ストップリング16と対応してワッシャー17が軸
方向の相対移動可能に嵌合され、前記ストップリング1
6とワッシャー17との間には付勢部材としてのコイル
スプリング18が介在されている。このコイルスプリン
グ18の付勢力により、ワッシャー17を介してシャッ
クル12の左端部12aがストップリング16から離隔
する方向に付勢され、常には右端部12bの側壁面がス
トップリング16の側面に押圧されるようになってい
る。
【0022】次に、前記のようにしたコンクリート製品
の吊下げ用金具についてその動作を説明する。図2に示
すように抜け止めピン14が軸部13aと平行になるよ
うに例えば一方の手により保持し、他方の手によりシャ
ックル12をコイルスプリング18の付勢力に抗して頭
部13b側に移動させる。
【0023】この状態で支持ピン13の軸部13aの先
端部をコンクリート製品21に埋設固定したインサート
係止具22の係止孔22a内に挿通する。そして、支持
ピン13が図3に示すように最も左方向に移動された位
置、即ちシャックル12の左端部12aの側面がコンク
リート製品21の右側面に当接した状態において、抜け
止めピン14が重量アンバランスにより支軸15を中心
に回動し、第1係止部14aが下方に、第2係止部14
bが上方に移動される。この状態においてシャックル1
2と支持ピン13との押圧を解除すると、図1に示すよ
うにコイルスプリング18により支持ピン13が右方に
移動され、抜け止めピン14がコンクリート製品21の
左側壁面に当接されて係止される。
【0024】このコンクリート製品の吊下げ用金具11
を図5に示すようにコンクリート製品21の複数箇所に
装着し、吊下げ紐23及び図示しないクレーン等を用い
てコンクリート製品21を吊上げ、側溝等の施工現場に
搬送することができる。
【0025】次に、前記のように構成したコンクリート
製品の吊下げ用金具11についてその効果を列記する。 (1)前記実施形態では、支持ピン13の軸部13aの
先端部に切欠溝13cを設け、この切欠溝13c内に位
置するように抜け止めピン14を収容し、支軸15によ
り自由回転可能に連結した。このため、支持ピン13の
抜け止め構造を簡素化することができ、製造を容易に行
いコストの低減を図ることができる。
【0026】(2)前記実施形態では、抜け止めピン1
4を重量のアンバランスとなる第1係止部14aと第2
係止部14bとにより構成した。このため、抜け止めピ
ン14がその重量アンバランスにより切欠溝13c内で
回動され、コンクリート製品の側壁面に当接する係止位
置に自然に変位される。このため、抜け止めピン14を
いちいち手で回動する必要がなく、コンクリート製品へ
の支持ピン13の装着作業を容易に行うことができる。
【0027】(3)前記実施形態では、支持ピン13の
軸部13aの中間外周部にストップリング16を設け、
該ストップリング16とシャックル12の一端部12a
との間にコイルスプリング18を介在し、支持ピン13
の軸部13a上においてシャックル12が抜け止めピン
14側に押圧付勢されるようにした。このため、吊下げ
用金具11のコンクリート製品21への装着状態におい
て、抜け止めピン14をコンクリート製品21の側壁面
に当接した状態を安定して保持することができる。
【0028】(4)前記実施形態では、シャックル12
の左端部12aの側面をコンクリート製品21の側面に
当接した状態でコンクリート製品の吊上げ動作を行うよ
うにしたので、支持ピン13をシャックル12によって
吊上げる際、支持ピン13に対する曲げ荷重を少なくし
て、支持ピン13の耐久性を向上することができる。
【0029】(5)前記実施形態では、抜け止めピン1
4が支持ピン13の軸部13aと平行状態の時、該ピン
14の先端面及び外周面が軸部13aの外周面から突出
しないようにしたので、インサート係止具22に当初形
成された蓋部の打ち抜き破壊を支軸15に負担をかける
ことなく容易に行うことができる。なお、前記蓋部は図
示しながコンクリート製品の成型時に係止具内にコンク
リートが侵入するのを防止するものである。
【0030】(6)前記実施形態では、第1及び第2の
係止部14a、14bをコンクリート製品21の二箇所
に係止する構成をとっているので、支持ピン13を垂直
方向に保持した状態でコンクリート製品21を吊り上げ
ることもできる。
【0031】なお、前記実施形態は以下のように変更し
て具体化することもできる。 ○ 図6に示すように支持ピン13の軸部13aの外周
面に対し軸線方向と平行に案内溝13eを形成し、該案
内溝13eにキー24を収容し、該キー24に案内され
る案内溝12eをシャックル12の端部12bの挿通孔
13dの内周面に形成する。支持ピン13上でのシャッ
クル12の移動軌跡面と、前記抜け止めピン14の回動
軌跡面とは同一平面上になるように設定されている。
【0032】この別例においては、シャックル12を吊
上げた状態において抜け止めピン14が垂直面内に位置
するので、抜け止めピン14の重量の大きい第1係止部
14aが常に下方に保持されることとなり、装着状態を
安定化することができる。
【0033】○ 前記実施形態ではコイルスプリング1
8をストップリング16とシャックル12の左端部12
aとの間に介装したが、これを支持ピン13の頭部13
bとシャックル12の右端部12bとの間に介装するこ
ともできる。
【0034】○ 前記実施形態では、抜け止めピン14
を第1及び第2の係止部14a,14bにより重量アン
バランスに形成したが、これをバランスの取れた構成と
することもできる。
【0035】○ 前記実施形態ではコイルスプリング1
8を設けたが、これを省略することもできる。 ○図7に示すように、抜け止めピン14の軸部15に対
し巻きバネ25を巻装し、その一端を前記支持ピン13
に係止し、他端を抜け止めピン14に係止して該抜け止
めピン14を常には係止位置に付勢保持することもでき
る。
【0036】この別例では、前記実施形態の効果に加え
て、抜け止めピン14の使用状態を確実に保持すること
ができる。なお、この別例において、抜け止めピン14
の第1及び第2の係止部14a14bの重量をバランス
するのが望ましい。
【0037】○ 図8に示すように、シャックル12を
支持ピン13に連結固定し、支持ピン13と抜け止めピ
ン14との間に、付勢手段を設けてもよい。前記付勢手
段は支軸15を支持ピン13に設けた長孔13f内で押
圧するバネ26により形成されている。又、抜け止めピ
ン14は支軸15上で自由回転する。
【0038】この別例では、支持ピン13とシャックル
12が固定されているので、溶接等により両者を容易に
連結固定することができる。又、上記実施形態と同様に
バネ26により抜け止めピン14の使用状態を確実に保
持することができる。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、次の効果を奏する。請求項1〜12に記載の発明
では、抜け止めピンの構造を簡素化することができると
ともに、コンクリート製品に対する脱着操作を容易に行
うことができ、係止状態を容易に確認することができ
る。
【0040】請求項2〜12に記載の発明では、上記の
効果に加えて、係止状態を確実に保持することができ
る。請求項3に記載の発明では、抜け止めピンの取付構
造をさらに簡素化することができる。
【0041】請求項4に記載の発明では、支持ピンのコ
ンクリート製品の係止孔への挿入時に、抜け止めピンが
支軸を境に重量アンバランスにより係止位置に自動的に
回動されて係止状態に容易に変位させることができる。
【0042】請求項5に記載の発明では、掛止体として
逆U字状のシャックルを用いたので、機械的強度を向上
することができ、コンクリート製品を安定して吊り上げ
ることができる。
【0043】請求項7に記載の発明では、付勢手段の構
成をコイルスプリングにより簡素化することができる。
請求項8に記載の発明では、抜け止めピンの係止位置と
シャックルの吊下位置を同一垂直平面に保持して装着状
態を安定化することができる。
【0044】請求項9に記載の発明では、抜け止めピン
をコンクリート製品の側壁面に係止可能な位置に安定し
て保持することができる。請求項10に記載の発明で
は、請求項9に記載の発明の効果に加えて、付勢部材の
構成を巻きバネにより簡素化することができる。
【0045】請求項11に記載の発明は、シャックルと
支持ピンとの連結構造を簡素化することができる。請求
項12に記載の発明は、請求項11の発明の効果に加え
て、付勢手段の構成を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を具体化した一実施形態を示す使用
状態の断面図。
【図2】 コンクリート製品の吊下げ用金具の取付作業
を説明するための断面図。
【図3】 コンクリート製品の吊下げ用金具の取付作業
を説明するための断面図。
【図4】 図1の支持ピンの中央部水平縦断面図。
【図5】 コンクリート製品を吊上げた状態を示す正面
図。
【図6】 この発明の別の実施形態を示す斜視図。
【図7】 この発明の別の実施形態を示す部分斜視図。
【図8】 この発明の別の実施形態を示す使用状態の断
面図。
【符号の説明】
11…吊下げ用金具、12…掛止体としてのシャック
ル、12a…左端部、12b…右端部、12c,12d
…挿通孔、13…支持ピン、13a…軸部、13b…頭
部、13c…切欠溝、13d…係止溝、14…抜け止め
ピン、14a…第1係止部、14b…第2係止部、16
…ストップリング、17…ワッシャー、18…付勢部材
としてのコイルスプリング、21…コンクリート製品、
22…インサート係止具、22a…係止孔、24…キ
ー、25…巻きバネ、26…コイルバネ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート製品(21)に設けた係止
    孔(22a)を貫通可能に形成された支持ピン(13)
    と、 該支持ピン(13)の基端部側に設けられ、クレーン等
    により吊り上げられる掛止体(12)と、 前記支持ピン(13)の先端部に対し支軸(15)によ
    り回動可能に設けられた抜け止めピン(14)とを備
    え、 前記抜け止めピン(14)は支持ピン(13)と平行状
    態において、前記係止孔(22a)を通過し、該係止孔
    (22a)を通過した状態において、支持ピン(13)
    の外周面から互いに反対方向に突出して、コンクリート
    製品(21)の側壁面の二箇所に当接し得る位置に変位
    可能に構成されているコンクリート製品の吊下げ金具。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記支持ピン(1
    3)は、前記抜け止めピン(14)をコンクリート製品
    (21)の側壁面に押圧する付勢手段(12、16、1
    7、18)を備えているコンクリート製品の吊下げ金
    具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記抜け止め
    ピン(14)は、支持ピン(13)の先端部に対し軸線
    方向に形成した切欠溝(13c)内において支軸(1
    5)を中心に自由回転可能に支持されているコンクリー
    ト製品の吊下げ金具。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一つにおいて、
    前記抜け止めピン(14)は、支軸(15)を境に重量
    アンバランスが生じるように支持されているコンクリー
    ト製品の吊下げ金具。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか一つにおいて、
    前記掛止体は逆U字状をなすシャックル(12)であっ
    て、該シャックル(12)の両端部(12a、12b)
    に互いに対応する挿通孔(12c、12d)を設け、頭
    部(13b)と軸部(13a)を備えた支持ピン(1
    3)の前記軸部(13a)をシャックルの挿通孔(12
    c、12d)に挿通しているコンクリート製品の吊下げ
    金具。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記付勢手段は前記
    シャックル(12)と支持ピン(13)の軸部(13
    a)との間に設けられているコンクリート製品の吊下げ
    金具。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記付勢手段は、シ
    ャックル(12)の内側に位置するように支持ピン(1
    3)の軸部(13a)に設けた係止部(16)と、該係
    止部(16)に一端を係止し、他端をシャックル(1
    2)の前記抜け止めピン(14)側の端部(12a)の
    側壁面に係止し、かつ中間部を軸部(13a)に巻装し
    たコイルスプリング(18)とにより構成されているコ
    ンクリート製品の吊下げ金具。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7のいずれか一つにおいて、
    前記支持ピン(13)の軸部(13a)とシャックル
    (12)との間には、シャックル(12)が軸部上で回
    動するのを阻止し、かつ軸線方向の相対移動を許容する
    手段(12e、13e、24)が設けられ、抜け止めピ
    ン(14)の回動軌跡面と、前記支持ピンとシャックル
    との相対移動軌跡面とは、同一平面上に位置するように
    設定されているコンクリート製品の吊下げ金具。
  9. 【請求項9】 請求項1〜3のいずれか一つにおいて、
    前記抜け止めピン(14)は、付勢部材(25)により
    常にはコンクリート製品の側壁面に係止可能な位置に付
    勢されているコンクリート製品の吊下げ金具。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記付勢部材は中
    間部を支軸(15)に巻回し、一端を前記支持ピン(1
    3)に係止し、他端を抜け止めピン(14)に係止した
    巻きバネ(25)であるコンクリート製品の吊下げ金
    具。
  11. 【請求項11】 請求項2において、シャックル(1
    2)は支持ピン(13)に連結固定され、支持ピン(1
    3)と抜け止めピン(14)との間には、前記付勢手段
    (13f、15、26)が設けられているコンクリート
    製品の吊下げ金具。
  12. 【請求項12】 請求項11において、付勢手段は、支
    軸(15)を支持ピン(13)に設けた長孔(13f)
    内で押圧するバネ(26)により形成されているコンク
    リート製品の吊下げ金具。
JP11078226A 1999-03-23 1999-03-23 コンクリート製品の吊下げ金具 Pending JP2000272865A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11078226A JP2000272865A (ja) 1999-03-23 1999-03-23 コンクリート製品の吊下げ金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11078226A JP2000272865A (ja) 1999-03-23 1999-03-23 コンクリート製品の吊下げ金具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000272865A true JP2000272865A (ja) 2000-10-03

Family

ID=13656147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11078226A Pending JP2000272865A (ja) 1999-03-23 1999-03-23 コンクリート製品の吊下げ金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000272865A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100428196B1 (ko) * 2002-05-30 2004-04-28 현대자동차주식회사 후크핀
KR100448375B1 (ko) * 2002-05-24 2004-09-10 현대자동차주식회사 훅 장치
KR101039571B1 (ko) * 2008-09-30 2011-06-13 주식회사 태일정밀 금형 운반용 후크핀
CN104649135A (zh) * 2015-03-11 2015-05-27 彭宝安 吊装时销杆能自锁脱钩时销杆能自动脱扣的卸扣
CN113772540A (zh) * 2021-07-20 2021-12-10 广东碧品居建筑工业化有限公司 吊装工具

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100448375B1 (ko) * 2002-05-24 2004-09-10 현대자동차주식회사 훅 장치
KR100428196B1 (ko) * 2002-05-30 2004-04-28 현대자동차주식회사 후크핀
KR101039571B1 (ko) * 2008-09-30 2011-06-13 주식회사 태일정밀 금형 운반용 후크핀
CN104649135A (zh) * 2015-03-11 2015-05-27 彭宝安 吊装时销杆能自锁脱钩时销杆能自动脱扣的卸扣
CN113772540A (zh) * 2021-07-20 2021-12-10 广东碧品居建筑工业化有限公司 吊装工具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2116309C (en) Pivoting joint assembly
US20100266333A1 (en) Connection apparatus
JP2000272865A (ja) コンクリート製品の吊下げ金具
JP4071676B2 (ja) コンクリート製品の吊上具及び吊部材
JP2001208033A (ja) シャックル状吊具
JP2618614B2 (ja) 杭用の吊り金具
JP3115564B2 (ja) 吊具装置
JP2936221B2 (ja) 構造用鋼材の吊り具
JP3225269U (ja) 吊りピース
JP2011026795A (ja) 手摺装置
JP2004245396A (ja) 吊りチェーン用フック
JP3341874B2 (ja) 台車への車輪取付構造
JP2515737Y2 (ja) 工具つり具
JP3200001B2 (ja) 重量物の一端を持ち上げるための受け具
JP3593056B2 (ja) 吊具
CN216737184U (zh) 一种钩头在限制角度内旋转的吊钩组
JP4967528B2 (ja) 丸鋸刃搬送装置
JPH0826673A (ja) 移動式クレ−ンのワイヤ外れ止め装置
JP3307896B2 (ja) 掛止具
KR200233096Y1 (ko) 크레인용 훅의 스토퍼 구조
JP3100617U (ja) ブランコ
JP2003136315A (ja) ベースプレートを有するドリルスタンド
JPS6323429Y2 (ja)
JPH0515330Y2 (ja)
JPS6337907Y2 (ja)