JP2000272682A - エアゾール製品およびエアゾール噴射装置 - Google Patents

エアゾール製品およびエアゾール噴射装置

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JP2000272682A JP11077779A JP7777999A JP2000272682A JP 2000272682 A JP2000272682 A JP 2000272682A JP 11077779 A JP11077779 A JP 11077779A JP 7777999 A JP7777999 A JP 7777999A JP 2000272682 A JP2000272682 A JP 2000272682A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上向きに噴射させるエアゾール製品で、噴射
したものが手や顔にかかったり、吸引したりすることを
防止することができ、しかも待たなくても噴射の開始を
確認できるエアゾール製品を提供する。 【解決手段】 容器1と、その容器内に加圧状態で充填
されている内容物と、内容物を外部に噴射させる噴射装
置3とを備え、その噴射装置3が、操作を行っている間
は噴射を開始せず、噴射装置3から手を離すと即座に噴
射を開始するエアゾール製品A。噴射装置3は、バルブ
2と、押し棒22と、その押し棒に設けた、押し込む方
向では噴射部材29と係合せず、戻る方向で係合して噴
射部材29およびステム10を傾ける係止突起37と、
押し棒22を戻り方向に付勢するバネ23とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエアゾール製品およ
びエアゾール噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常のエアゾール製品は、噴射ボタンを
押し下げたり、傾斜させると、その操作の途中からステ
ム孔が開放され、内容物が噴射され始める。しかし薫蒸
剤、消臭剤、芳香剤などのように、上向きに噴射し、室
内空間に広く拡散させるエアゾール製品では、通常の噴
射装置を用いると、手にかかったり吸引してしまう問題
がある。そこでこのような製品には、押しボタンを作動
し、手を離してしばらくしてから内容物を噴射させる遅
延噴射機構が用いられている。
【0003】そのような遅延噴射機構としては、たとえ
ば特公平8−29792号公報などがある。このものは
噴出経路の途中に画室を設け、その中に高粘度流体を充
填することにより噴出経路をシールしたものである。そ
のため、押しボタンを押して容器の内部と外部を連通さ
せようとしても、その高粘度流体が内容物の圧力で外部
などに移動して噴出経路が開放されるまでは内容物が噴
射されない。そして高粘度流体が外部や別室などに移動
し、シールされていた噴出経路が開放されてから内容物
が噴出する。すなわち移動しにくい高粘度流体の移動時
間および画室内に内容物が充満する時間を遅延時間とし
て利用するものである。
【0004】また、特開平10−53287号公報のよ
うに、スプリングで付勢したピストンを噴出経路に介在
させた遅延噴出機構もある。このものはシリンダ内に内
容物を導き、スプリングの付勢力に抗しながらピストン
を移動させ、噴出経路が開放したときに内容物を噴出さ
せることができる。このものはシリンダ内に内容物が所
定の圧力で充満されるまでの時間を遅延時間として利用
するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記高粘度流体や内容
物の移動時間を遅延手段として利用した従来の遅延噴射
機構では、噴射開始までの時間は、高粘度流体の粘度や
内容物の圧力が温度などによって変化するため、一定で
ない。また高粘度流体の粘度が、内容物の圧力で移動さ
せることができないほど高くなった場合は、噴射されな
い場合がある。またたとえ確実に噴射する状況であって
も、使用者としては、見ていない間に噴射が始まること
自体が不安になりがちであり、噴射が始まるまでしばら
く待ち、噴射開始を確認した上で室外に待避する場合も
多い。
【0006】本発明は、上向きに広く拡散させるエアゾ
ール製品であっても、噴射したものが手や顔にかかった
り、吸引したりすることを防止することができ、しかも
待たなくても噴射の開始を確認できるエアゾール製品を
提供することを課題としている。さらに本発明は、その
ようなエアゾール製品に用いるエアゾール噴射装置を提
供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決する手段】本発明のエアゾール製品は、容
器と、その容器内に加圧状態で充填されている内容物
と、内容物を外部に噴射させる噴射装置とを備え、その
噴射装置が、操作を行っている間は噴射を開始せず、噴
射装置から手を離すと即座に噴射を開始することを構成
上の特徴としている。
【0008】本発明のエアゾール噴射装置は、容器の内
外を連通する通路を遮断しているバルブと、押しボタン
と、その押しボタンを押し込む方向ではバルブと係合せ
ず、戻る方向でバルブと係合してそのバルブを開く方向
に操作する一方向係合手段と、押しボタンを戻り方向に
付勢するバネとを備えていることを特徴としている。
【0009】このような噴射装置では、前記バルブを傾
動操作でステム孔を開放するティルトタイプのバルブと
するのが好ましい。その場合、そのティルトタイプのバ
ルブに、特定の方向に傾動しないように拘束するストッ
パを設け、前記押しボタンを、そのバルブのステムに取
り付けたレバーに対し、前記特定の方向に押し込むよう
に取り付けるのが好ましい。
【0010】
【作用および発明の効果】本発明のエアゾール製品で
は、噴射装置を操作している途中に噴射が開始すること
はない。そして手を離す動作で一連の操作が完了し、そ
の直後に噴射が始まる。したがって使用者が、あらかじ
め体をエアゾール製品からある程度離し、顔を背けた
り、息を止めるなどの準備をあらかじめした上で、手を
離しながらエアゾール製品から離れれば、顔や手に噴射
された内容物がかかったり、吸い込んだりすることがな
い。そして噴射を確認しながら待避することができる。
【0011】すなわち本発明のポイントは、「手を離
す」という、一連の待避行動につながる行為を噴射開始
のタイミングとした点であり、それにより使用者が噴射
のタイミングを自らコントロールすることができ、しか
も噴射される内容物を身に浴びる危険を充分に避けるこ
とができるのである。
【0012】容器の内外を連通する通路を遮断している
バルブと、押しボタンと、その押しボタンを押し込む方
向ではバルブと係合せず、戻る方向でバルブと係合して
そのバルブを開く方向に操作する一方向係合手段と、押
しボタンを戻り方向に付勢するバネとを備えている噴射
装置の場合は、押しボタンを押した状態では押しボタン
がバルブと係合しない。そして押しボタンから手を離す
と、押しボタンが付勢手段で押す前の状態に戻ろうとす
る。そしてその戻る途中で一方向係合手段によりバルブ
と係合し、そのときに初めてバルブが開く方向に操作さ
れる。それにより手を離した直後に噴射が開始する。
【0013】バルブとしてティルトタイプのバルブを採
用する場合は、バルブの操作力が小さくてよい。そのた
め前記付勢手段の付勢力を小さくすることができる。そ
のため設計が容易になり、しかも付勢力に抗して押しボ
タンを押し込むのが楽になる。
【0014】またティルトタイプのバルブに、特定の方
向に傾動しないように拘束するストッパを設け、前記押
しボタンを、そのバルブのステムに取り付けたレバーに
対し、前記特定の方向に押し込むように取り付ける場合
は、押しボタンを押し込むときにバルブが誤作動するこ
とを確実に防ぐことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図1は本発明のエアゾール製
品の一実施形態を示す要部側面図、図2aおよび図2b
はそれぞれそのエアゾール製品の操作状態を示す側面
図、図3は本発明のエアゾール製品の他の実施形態を示
す要部側面図、図4は本発明のエアゾール製品のさらに
他の実施形態を示す要部側面図である。
【0016】図1に示すエアゾール製品Aは、容器1
と、その容器1の上端開口部に取り付けられるバルブ2
と、容器1内に充填される内容物と、バルブ2を操作す
るための噴射装置3とを備えている。容器1は従来公知
のものと同じであり、上部には傾斜する肩部4が設けら
れ、上端開口部の周囲には外向きにカールするビード部
5が設けられている。内容物は、噴射させようとする有
効成分を含む原液と、その原液を加圧し、外部に噴出さ
せるためのプロペラントとからなる。
【0017】この実施形態におけるバルブ2はティルト
タイプのバルブであり、環状のガスケット6を介してビ
ード部5に固着されるマウンティングカップ7と、その
マウンティングカップ7に対して環状のバルブラバー8
を介して取り付けたハウジング9と、下部がハウジング
9内に上下動自在かつ傾動自在に収容されるステム10
と、そのステム10を上方に付勢し、かつ、傾動した状
態から直立状態に戻すように付勢するバネ11とを備え
ている。ハウジング9は有底筒状で、その下端には、デ
ィップチューブ12が取り付けられる筒状部13が設け
られている。
【0018】このバルブ2では、ステム10はハウジン
グ9内を摺動せず、下部近辺から放射状に突出した円盤
状の係合部14の下面にバネ11の上端が係止されてい
る。係合部14の下面はテーパー状に傾斜している。そ
して係合部14はそのバネ11で上方に付勢され、バル
ブラバー8に押しつけられている。このように係合部1
4が上下から挟まれ、しかも下面がテーパー状であるこ
とにより、ステム10は傾動自在で、しかも傾動したと
き、バネ11の付勢力で元の直立状態に復帰する。なお
上下動も可能で、下方に押し込まれたときはバネ11の
付勢力で上方に復帰する。また係合部14がバルブラバ
ー8に押しつけられているので、係合部14のすぐ上に
設けたステム孔15が常時環状のバルブラバー8の内面
でシールされる。そのため、ステム10を下方に押した
り、横向きに傾動させた場合に、バルブラバー8に生ず
る弾性変形に基づき、ステム孔15のシールが開放され
る。それにより、内容物がステム孔15およびステムの
内孔16を通して外部に放出される。
【0019】前記噴射装置3は、マウンティングカップ
7の外周縁に係合されるカバー20と、ステム10に嵌
着される噴射部材21と、カバー20に取り付けられて
噴射部材21を作動させる押し棒(押しボタン)22
と、その押し棒22を常時上向きに付勢するバネ23と
を備えている。
【0020】カバー20は有底筒状の形態を有し、下端
内面には、マウンティングカップ7の外周縁、すなわち
逆U字状のフランジ部7aの下端面と係合する係合部2
4を備えている。カバー20の上面には、噴射部材21
の上部および押し棒22の上部を貫通させる開口部2
5、26が形成されている。各開口部25、26は、噴
射部材21や押し棒22の傾動動作(図2b参照)を許
すように、長穴にしている。とくに押し棒22用の開口
部26は、バネ23の下端を支持することができる幅に
している。
【0021】噴出部材21は、ステム10の上部に嵌合
される筒状の基部28と、その基部から連続して上方に
延びる筒部29と、基部28から横方向に延びるレバー
30とを備えている。基部28および筒部29とレバー
30とは、両方でL字状の形態を呈している。基部28
と筒部29の間には、ステム10の上面と当接する仕切
り部31が設けられている。筒部29の上端は上面壁3
2で閉じられ、その上面壁32に、従来公知のノズルチ
ップ33が取り付けられている。ノズルチップ33には
内容物を霧状に噴出する噴孔33aが形成されている。
レバー30の先端には、マウンティングカップ7の逆U
字状のフランジ部7aの上面と当接する当接部34が設
けられ、中間部には押し棒22の先端が挿入される貫通
孔35が形成されている。
【0022】押し棒22の上端には指で押すための押し
部36が設けられ、その押し部36とカバー20の上面
の間に、押し棒22を囲むように、前記バネ23が介在
されている。押し棒22の下端からいくらか上方には、
係止突起37が設けられている。係止突起37はレバー
30の貫通孔35に挿入しやすく、かつ、一旦レバー3
0を貫通すると、レバー30の下面と係合して抜けにく
くなる三角形状を呈している。なお、係止突起37は、
貫通孔35への嵌入を容易にするため、弾力的に変形可
能な可撓片にしてもよい。
【0023】つぎに上記のごとく構成されるエアゾール
製品Aの使用法を説明する。図1の状態では、バルブ2
のバネ11の付勢力でステム10が直立し、かつ、上方
に位置するので、ステム孔15はバルブラバー8でシー
ルされている。したがって内容物は噴射されない。
【0024】この状態から図2aに示すようにバネ23
の付勢力に抗して押し部36を下方に押し込むと、押し
棒22が下降し、係止突起37が貫通孔35内を通り、
レバー30の下面側に突き抜ける。そのとき、レバー3
0は当接部34がマウンティングカップのフランジ部7
aに当接しているので、図2の時計方向に傾動しない。
そのため内容物はまだ噴射されない。
【0025】ついで図2bのように押し部36から指を
離すと、押し棒22はバネ23の付勢力で上昇しようと
する。そのとき、係止突起37がレバー30の下面に引
っかかるので、レバー30を持ち上げようとする。その
ため、噴射部材21全体が、ステム10と一緒に反時計
方向に傾動する。それによりステム孔15のシールが解
除され、内容物はステム孔15、ステム10の内孔1
6、噴射部材21の内孔21aを通り、ノズルチップ3
3の噴孔から外部に噴出し始める。そして内容物がすべ
て噴出し、容器1が空になったときに噴出が終了する。
【0026】上記のようにこのエアゾール製品Aでは、
押し棒22を押し込んだときにはまだ内容物の噴射が始
まらず、押し棒22から指を離した直後に噴出を開始す
る。そのため使用者は、押し棒22を押し込んだ状態で
顔を背けるなどの待避の姿勢をとり、指を離しながら待
避行動に移ればよい。したがって使用者は、噴出を確認
することができ、しかも使用者の顔や手に内容物がかか
ることもない。
【0027】上記の実施形態はティルトタイプのバルブ
を採用しているが、上下動タイプのバルブを利用するこ
ともできる。たとえば図3に示すエアゾール製品Bは、
カバー20に取り付けたピン40でレバー30を揺動自
在に支持し、それにより押し棒22の上向きの力を下向
きに変換するようにしており、それ以外は図1の噴射装
置3と実質的に同じ機構を採用している。そのため同じ
部位には同じ符号を付して説明を省略する。なお、レバ
ー30と噴出部材21の基部28とは、樹脂ヒンジ42
により連結し、レバー30が傾斜しても基部28にトル
クが伝わらないように工夫している。それによりステム
10はスムーズに上下動することができる。また、カバ
ー20に形成した開口部25、26は噴出部材21の筒
部29および押し棒22の上下動をガイドする形態とし
ている。
【0028】さらにこの実施形態では、噴出部材21の
筒部29の内部に、軸方向に伸びる複数本の溝ないし通
路を形成するためのセンターポストチップ43を挿入し
ている。軸方向の溝は、センターポストチップ43の表
面に設けることもできるが、図3の場合は筒部29の内
周面に放射状に複数本のリブ44を設け、リブ同士の隙
間と円筒状のセンターポストチップ43の表面との間に
より縦溝を構成している。このセンターポストチップ4
3は、内容物を細かな霧で噴射させるためのものであ
る。
【0029】この実施形態では、ステム10のシールが
解放されると、内容物はステム孔、仕切り部31を通
り、筒部29の内部に導入され、さらにセンターポスト
チップ43を迂回しながら縦溝を通って上昇し、噴射孔
へ到達する。それにより、センターポストチップ43の
上端とノズルチップ33の間で内容物が旋回し、微細化
され、噴射孔33aから噴射される。
【0030】前記の実施形態では押し棒22を戻すため
のバネ23の付勢力でステム10を傾動したり、押し込
んだりするようにしているが、ステムを作動させるバネ
を別個に設けるようにしてもよい。図4に示すエアゾー
ル製品Cでは、カバー20と噴射部材21に設けた係合
フランジ50との間に、別個のバネ51をあらかじめ圧
縮状態で介在させている。そして噴射部材21およびス
テム10が下降しないように、鉤型のストッパ52を係
合フランジ50に係合させている。ストッパ52はピン
53により、カバー20に揺動自在に支持させている。
ストッパ52の背面とカバー20の側壁との間には、ス
トッパ52の揺動を拘束するための拘束部材54を介在
させている。拘束部材54には、押し棒22の下部を通
す貫通孔35が形成されている。
【0031】カバー20の内面には拘束部材54の背面
と摺動する突出部55が設けられ、その突出部55には
拘束部材54の下端と係合する段部56が形成されてい
る。さらに前述の場合と同様に、押し棒22の周囲に
は、押し棒を上向きに付勢するバネ23が設けられ、押
し棒22の下端よりいくらか上方には、拘束部材54の
下面と係合して拘束部材54を上向きに引き上げるため
の係止突起37が設けられている。
【0032】上記のように構成されるエアゾール製品C
では、通常の状態では鉤型のストッパ52が噴射部材2
1の係合フランジ50と係合しており、ストッパ52は
拘束部材54により回動が拘束されているので、噴射部
材21およびステム10が下降せず、噴射しない。この
状態から押し棒22をバネ23の付勢力に抗して下方に
押し込むと、係止突起37が貫通孔35内を通り、拘束
部材54の下面側に突き抜ける。そのとき、拘束部材5
4は下端が突出部55の段部56に当接しているので下
降しない。
【0033】ついで押し棒22から指を離すと、押し棒
22はバネ23の付勢力で上昇しようとする。そのと
き、係止突起37が拘束部材54の下面に引っかかり、
拘束部材54を引き上げる。そのため、鉤型のストッパ
52が回動可能の状態となり、噴射部材21およびステ
ム10は、バネ51の付勢力によりストッパ52を回動
させながら下降する。それによりステム孔のシールが解
除され、内容物はステム孔15、ステム10の内孔、噴
射部材21の内孔21aを通り、ノズルチップ33の噴
孔から外部に噴出する。
【0034】上記の実施形態ではいずれも押し棒22が
上下に移動自在に設けられているが、水平方向に移動自
在に設けてもよい。ティルトタイプのバルブを採用する
場合は、レバー30を設けずに、その水平方向に移動す
る押し棒22を噴出部材21の筒部29に直接係合させ
ることもできる。また、上下動式のバルブを用いる場合
は、レバーやカムなどの左右方向の動きを上下動に変換
する機構を採用すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のエアゾール製品の一実施形態を示す
要部側面図である。
【図2】 図2aおよび図2bはそれぞれそのエアゾー
ル製品の操作状態を示す側面図である。
【図3】 本発明のエアゾール製品の他の実施形態を示
す要部側面図である。
【図4】 本発明のエアゾール製品のさらに他の実施形
態を示す要部側面図である。
【符号の説明】
A エアゾール製品 1 容器 2 バルブ 3 噴射装置 4 肩部 5 ビード部 6 ガスケット 7 マウンティングカップ 8 バルブラバー 9 ハウジング 10 ステム 11 バネ 12 ディップチューブ 13 筒状部 14 係合部 15 ステム孔 16 内孔 20 カバー 21 噴射部材 22 押し棒 23 バネ 24 係合部 25 開口部 26 開口部 28 基部 29 筒部 30 レバー 31 仕切り部 32 上面壁 33 ノズルチップ 34 当接部 35 貫通孔 36 押し部 37 係止突起 B エアゾール製品 40 ピン 42 樹脂ヒンジ 43 センターポストチップ C エアゾール製品 50 係合フランジ 51 バネ 52 ストッパ 53 ピン 54 拘束部材 55 突出部 56 段部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器と、その容器内に加圧状態で充填さ
    れている内容物と、内容物を外部に噴射させる噴射装置
    とを備え、その噴射装置が、操作を行っている間は噴射
    を開始せず、噴射装置から手を離すと即座に噴射を開始
    する、エアゾール製品。
  2. 【請求項2】 容器の内外を連通する通路を遮断してい
    るバルブと、押しボタンと、その押しボタンを押し込む
    方向ではバルブと係合せず、戻る方向でバルブと係合し
    てそのバルブを開く方向に操作する一方向係合手段と、
    押しボタンを戻り方向に付勢するバネとを備えたエアゾ
    ール噴射装置。
  3. 【請求項3】 前記バルブが傾動操作でステム孔を開放
    するティルトタイプのバルブである請求項2記載のエア
    ゾール噴射装置。
  4. 【請求項4】 前記ティルトタイプのバルブが、特定の
    方向に傾動しないように拘束するストッパを備えてお
    り、前記押しボタンがそのバルブのステムに取り付けた
    レバーに対し、前記特定の方向に押し込むように取り付
    けられている請求項3記載のエアゾール噴射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017128365A (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 株式会社吉野工業所 吐出面に内容物を吐出する吐出容器
JP2017128372A (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 株式会社吉野工業所 吐出面に内容物を吐出する吐出容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017128365A (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 株式会社吉野工業所 吐出面に内容物を吐出する吐出容器
JP2017128372A (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 株式会社吉野工業所 吐出面に内容物を吐出する吐出容器

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