JP2000270739A - 魚釣用電動リール - Google Patents

魚釣用電動リール

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JP2000270739A
JP2000270739A JP11082535A JP8253599A JP2000270739A JP 2000270739 A JP2000270739 A JP 2000270739A JP 11082535 A JP11082535 A JP 11082535A JP 8253599 A JP8253599 A JP 8253599A JP 2000270739 A JP2000270739 A JP 2000270739A
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spool
drive
shark
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Sei Nishimura
聖 西村
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Ryobi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予め記憶された複数のシャクリパターンの選
択/解除を単一の操作スイッチで行うことができる魚釣
用電動リールの提供。 【解決手段】 魚釣用電動リールでは、スプール駆動モ
ータ8は、遊星歯車9等を介してスプール5に連結さ
れ、シャクリパターン記憶部に予め記憶されたシャクリ
パターンに基づき制御装置により制御され、シャクリ動
作が行われる。シャクリ開始前のシャクリパターンの選
択及びシャクリ中におけるシャクリ動作の停止は、釣人
によるシャクリ選択スイッチ操作により行われる。ま
た、クラッチレバー18の操作による、スプール駆動モ
ータ8とスプール5との間の駆動連結の遮断によっても
シャクリ動作を停止できる。シャクリ動作中は、出力調
整レバー19により任意にスプール駆動モータ8への駆
動信号出力を調整できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は魚釣用電動リールに関
し、特に、シャクリ操作を行うシャクリ制御装置を有す
る魚釣用電動リールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、魚釣用電動リールは、シャク
リ動作を行うためのシャクリ制御装置を有しており、釣
人のボタン操作によりシャクリ動作の開始、停止ができ
るように構成されている。
【0003】特開昭58−170421号公報、及び特
開平3−119941号公報には、釣人によって、予め
記憶されているシャクリパターンが選択され、シャクリ
動作を行い続ける時間が設定されることによって、所望
のシャクリ動作を行う電動リールが記載されている。
【0004】特開昭58−170421号公報記載の電
動リールでは、0乃至9の数値キーを釣人が操作するこ
とによって、RAMで構成されたメモリに予め記憶され
ている複数のシャクリパターンの中から1つのシャクリ
パターンが選択される。その際に、表示部分には選択さ
れたシャクリパターンの番号が表示される。そして、釣
人が、ファンクションキー「し」を操作することによっ
て、選択されたシャクリパターンが設定され、さらに、
再度ファンクションキー「し」を操作することによっ
て、設定されたシャクリパターンの解除が行なわれる。
その後、電動リールのスプールから糸が繰り出され、シ
ャクリ動作が行われている最中に魚がかったときに、釣
人によってファンクションキー「A」または「M」が操
作されることにより、シャクリ動作は解除される。
【0005】特開平3−119941号公報記載の電動
リールでは、モータ駆動・停止スイッチがONにされ、
モータの駆動力によって繰出された釣糸を巻取っている
ときに、釣人が「A」ボタン、「B」ボタン又は「C」
ボタンの内の1つを操作することによって、予め記憶さ
れているシャクリパターンが1つ選択され、シャクリ動
作を行うことができる。その後、再び同一のボタンを操
作することにより、シャクリ動作は解除され、通常の釣
糸の巻上げが行われる。この電動リールに記憶されてい
るシャクリパターンは、巻上げ長さや巻上げ時間の他に
巻上げ速度をも加味したものである。工場出荷時に記憶
されたシャクリパターンの他に、釣人の意図したシャク
リパターンを新たに記憶させることもできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の電動リールでは、予め記億させたシャクリパターンの
数だけの数値キーやファンクションキー「し」等をキー
ボード上に配置しなければならない。このため、キーボ
ード上の操作キーの数が必然的に増大し、これに伴い操
作キーの配置が複雑になり、設計自由度の低減を招いて
いた。また、操作キーの数が増大したキーボード全体を
小型化しようとすると、必然的に操作キーが小型化され
てしまい、シャクリパターンの選択、設定作業の煩雑化
を招いていた。
【0007】そこで本発明は、予め記憶された複数のシ
ャクリパターンの選択/解除を単一の操作スイッチで行
うことができる魚釣用電動リールを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、リール本体1と、該リール本体1に回転
可能に支承され、釣糸が巻回されたスプール5と、該リ
ール本体1に設けられ該スプール5と接続された手動ハ
ンドル16と、該スプール5内又は該リール本体1に装
着され該スプール5と接続されたスプール駆動モータ8
と、該スプール駆動モータ8又は該手動ハンドル16と
該スプール5とを駆動連結する駆動伝達機構4,4a、
5b、9、10、10a、11、12、13、14、1
4a、15、16bと、該スプール駆動モータ8を駆動
するため該スプール駆動モータ8へ供給される駆動信号
を出力又は停止可能に該リール本体1に設けた駆動スイ
ッチ19と、釣人によって繰出された該釣糸の糸長を計
測する糸長計測装置51と、少なくともシャクリ量のシ
ャクリパターンを予め複数記憶させるシャクリパターン
記憶部32aと、シャクリ動作を行うために、該スプー
ル駆動モータ8及び該シャクリパターン記憶部32aに
接続され、該シャクリパターン記憶部32aから読み出
された該シャクリパターンに従ってスプール駆動モータ
8を制御する制御手段31と、該制御手段31に接続さ
れ、釣人によって操作されることにより該シャクリパタ
ーン記憶部32aに記憶された複数のシャクリパターン
の内のいずれか1のシャクリパターンを制御手段31に
読出させるシャクリパターン選択スイッチ37とを備え
た魚釣用電動リールにおいて、該シャクリ選択スイッチ
37は、単一のボタンにより構成され、釣人により該単
一のボタンが操作されることによってシャクリパターン
記憶部32aに記憶されたシャクリパターンが順次読出
し・選択され、該シャクリパターン選択スイッチ37に
よるシャクリパターンの選択時における該駆動スイッチ
19のスプール駆動モータ8への駆動信号の出力・停止
操作に応じて、選択しているシャクリパターン制御を開
始・中断させ、該シャクリパターン選択スイッチ37の
再操作によってシャクリ制御を解除するシャクリ制御機
構31、S303、S307、S311、S317、S
323、S325を設けた魚釣用電動リールを提供して
いる。
【0009】ここで、該駆動スイッチ19は、少なくと
も2段階にスプール駆動モータ8への駆動出力信号を調
整可能な巻上げ速度調整手段48を有し、該駆動スイッ
チは、該巻上げ速度調整手段48による該スプール駆動
モータ8への該駆動出力信号に応じてシャクリパターン
動作における巻上げ速度を変更可能とすることが好まし
い。
【0010】また、釣人の操作により、該駆動伝達機構
による駆動連結を遮断又は連結するスプールフリー切換
機構15、18、41、41a、42、43、44が設
けられると共に、該駆動スイッチ19と該スプールフリ
ー切換機構15、18、41、41a、42、43、4
4との間には、駆動出力停止連動機構45、46、46
A、47が設けられ、該駆動スイッチ19が該スプール
駆動モータ8への駆動信号を出力する状態のときに、該
駆動出力停止連動機構、該スプールフリー切換機構1
5、18、41、41a、42、43、44が駆動連結
を遮断する状態への操作に連動して、該スプール駆動モ
ータ8への駆動信号の出力を停止させることが好まし
い。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態による魚釣用
電動リールについて図1乃至図11に基づき説明する。
【0012】魚釣用電動リールの構成について図1乃至
図5に基づき説明する。図1は、本実施の形態による魚
釣用電動リールの正面図である。リール本体1には、手
動ハンドル16、後述するクラッチレバー18、後述す
る出力調整レバー19が設けられている。リール本体1
の上部には、図示せぬネジ等によって制御ケース30が
固定されている。制御ケース30内部には、棚位置の設
定等の様々な制御を行う制御装置(CPU)31(図
5)が設けられ、又、制御装置31が制御を行う際のデ
ータや、シャクリパターンのデータ等を格納するための
記憶部32(図5)が設けられている。制御ケース30
内部には、制御装置31に接続された液晶パネルからな
る表示部33が設けられている。制御ケース30の一部
であり制御ケース30の上面たるケース上面30aは、
表示部33に表示される数値等を制御ケース30の外部
から目視可能とするために、表示部33の直上方に位置
する部分に開口が形成されており、その部分には透明樹
脂形成された表示窓34がケース上面30aの表面の一
部となるように固着されている。
【0013】制御ケース上面30aには、ユーザーによ
って操作される、棚、底スイッチ35、船縁スイッチ3
6、シャクリ選択スイッチ37、シャクリ記憶スイッチ
38が設けられている。棚・底スイッチ35は、表示部
33に表示されるスプールからの繰出し糸長の表示を切
換えるものである。即ち、水面を基準として0メートル
に設定し水面からの繰出し糸長を表示部に表示する「棚
表示」と、海底を基準として0メートルに設定し海底か
らの繰出し糸長を表示部に表示する「底表示」とに切換
えるものである。船縁スイッチ36は、スプール5をス
プール駆動モータ8(図2)からの駆動力により回転さ
せ、自動巻上げをしている際に、自動巻上げを停止す
る、いわゆる船縁停止位置を設定するためのものであ
る。シャクリ選択スイッチ37は、後述するシャクリパ
ターンの選択や、シャクリ動作の解除、シャクリモード
と非シャクリモードの切換を行うものである。シャクリ
記憶スイッチ38は、ユーザーが実際にシャクリ動作を
行うことによって、ユーザーの意図するシャクリパター
ンを後述の記憶部32内に設けられたシャクリパターン
記憶部32a(図5)に記憶させるためのモードへ切換
え、又は解除するためのものである。
【0014】次に魚釣用電動リールの内部構成について
図2に基づき説明する。魚釣用電動リールのリール本体
1は、枠板1a、側板2a及びこれらに対してリール本
体1のもう一方側に設けられた枠板1b、側板2bとに
よって構成されている。枠板1aと枠板1bとは、リー
ルの骨格をなしている。枠板1aには、リールの外側に
向かって凹状形状をなすスプール駆動軸受部凹部1Aが
設けられており、スプール軸受部凹部1Aには、軸受3
が配設されている。そして軸受3を介してスプール駆動
軸4が回転自在に支承されている。スプール5は略筒状
であり、その中央部分には軸方向に向かって中空部5a
が形成されており、スプール駆動軸4が中空部5aを貫
通している。スプール5はスプール駆動軸4上に設けら
れた軸受6を介して、スプール駆動軸4に対して回転可
能に支承されている。
【0015】魚釣用電動リールの前部には、スプール5
を回転するための動力を発生するスプール駆動モータ8
が設けられており、スプール駆動モータ8は、モータケ
ース7によって保持されている。スプール駆動モータ8
は、図示せぬバッテリにより駆動し、スプール駆動モー
タ8の駆動、停止等の制御は、制御ケース30(図3、
図4)内の制御装置(CPU)31(図5)によって行
われる。
【0016】スプール駆動モータ8の出力軸8aには、
歯車8bが設けられており、歯車8bには、遊星歯車9
が噛合している。枠板1aには、枠板内歯凹部1Bが形
成されており、その位置は、スプール駆動モータ8の出
力軸8aに対向する位置であり、出力軸8aに同軸円筒
状に形成される。枠板内歯凹部1Bの内周円筒壁部に
は、遊星歯車9と噛合する枠板内面内歯1cが刻設され
ている。遊星歯車9は筒状をしており、軸部分が中空と
なっている。遊星歯車9の、スプール駆動モータ8と反
対の側には、出力軸8aと同軸的に略円盤状の遊星歯車
腕部材10が設けられており、遊星歯車腕部材10から
は、スプール駆動モータ8の方向に向かって遊星歯車9
の中空部を貫通する図示せぬ貫通軸が設けられている。
遊星歯車腕部材10には、図2において、遊星歯車腕部
材10の左側方向に向かって出力軸8aと同軸的に腕部
材出力軸10aが設けられており、その先端部には減速
歯車10bが設けられている。減速歯車10bは減速歯
車11に噛合しており、減速歯車11は減速歯車12に
噛合している。減速歯車12はスプール駆動軸4に設け
られた歯車4cと噛合されており、スプール駆動モータ
8の回転力がスプール駆動軸4に伝達されるように構成
されている。
【0017】スプール駆動軸4の右側端部分には歯車4
aが刻設されており、歯車4aには遊星歯車13が噛合
している。スプール5の右側の端面には、スプール駆動
軸4に同軸円形状で且つ図の右方向に向かって開口する
ように内面内歯凹部5Aが形成されており、内面内歯凹
部5Aの半径方向の円周面にはスプール内面内歯5bが
刻設されている。遊星歯車13は、スプール内面内歯5
bに噛合している。遊星歯車13は筒状をしており、軸
部分が中空となっている。遊星歯車13の、スプール5
と反対の側には、スプール駆動軸4と同軸的に略円盤状
の遊星歯車腕部材14が設けられており、遊星歯車腕部
材14からは、スプール5の方向に向かって遊星歯車1
3の中空部を貫通する図示せぬ貫通軸が設けられてい
る。遊星歯車腕部材14には、図2において、遊星歯車
腕部材14の右側方向に向かってスプール駆動軸4と同
軸的に腕部材出力軸14aが設けられている。スプール
駆動軸4の回転は、遊星歯車13及び内面内歯5bを介
してスプール5に伝達される。
【0018】図2に示されるように、側板2bの右側の
一部には、先端部に手動ハンドル16の設けられた手動
ハンドル軸16aが、軸受17を介して側板2bに回転
可能に支承されている。手動ハンドル軸16aの左側端
部には、外周に歯車が刻設され手動ハンドル軸16aと
同軸的に一体回転可能なマスター歯車16bが設けられ
ている。
【0019】前述の腕部材出力軸14aの右端部には、
腕部材出力軸14aに対して軸方向に摺動可能なピニオ
ン15が環装されている。ピニオン15は、図示せぬス
プリングによってスプール5の方向に付勢されており、
ピニオン15のスプール5の軸方向への移動は、後述す
るクラッチレバー18の操作によって行われる。ピニオ
ン15はマスター歯車16bと常時噛合している。ピニ
オン15の最左端部にはピニオンクラッチ爪15aが設
けられており、ピニオンクラッチ爪15aに対向する腕
部材出力軸14aの部分には、腕部材クラッチ爪14b
が設けられている。ピニオン4が最も左側に位置したと
きに、ピニオンクラッチ爪15aと腕部材クラッチ爪1
4bとが噛合し、ピニオン15と遊星歯車腕部材14と
が同軸的に回転するように構成されている。
【0020】クラッチレバー18とピニオン15との間
の機械的な連結について説明すると、図4に示されるよ
うに、ピニオン15の、図4の紙面上下方向の中間位置
には環状溝が形成され、環状溝にはシフター42が嵌ま
り込んでいる。枠板1bからは、ガイド棒42aが延設
され、ガイド棒42aにシフター42が摺働可能に設け
られている。リール本体1の枠板1bには、クラッチカ
ム41が、スプール駆動軸4の軸心を中心に回転可能に
設けられ、また、シフター42に当接可能なカム片41
aが設けられている。シフター42は、図示しないコイ
ルスプリングにより、クラッチON状態が維持されるよ
うな向きに常時付勢されている。
【0021】クラッチレバー18を回動可能に保持する
クラッチレバー軸18aの一端にはアーム43が固定さ
れ、該アーム43には連接棒44の一端がピン結合され
ている。連接棒44の他端にはピン44aが取付けられ
ており、このピン44aは、クラッチカム41に設けら
れたフォーク41bと連接棒44とを結合している。連
接棒44はピン44aがフォーク41bから離脱してし
まうことがないように枠板1bとの間にかけ渡された図
示せぬスプリングにより常時一定方向に付勢されてい
る。なお、ピニオン15、クラッチレバー18、クラッ
チカム41、カム片41a、シフター42、アーム4
3、連接棒44は、スプールフリー切換機構を構成す
る。また、スプール駆動軸4,遊星歯車9、遊星歯車腕
部材10、腕部材出力軸10a、歯車10b、減速歯車
11、減速歯車12、減速歯車13、遊星歯車腕部材1
4、腕部材出力軸14a、ピニオン15、マスター歯車
16bは、駆動伝達機構を構成する。
【0022】クラッチレバー18が操作されたときの動
作について説明すると、図4に示されるように、クラッ
チレバー18がクラッチONの状態に停止すると、シフ
ター42は、カム片41a上には乗りあがっておらず、
図2においてピニオン15は、図示せぬスプリングの付
勢力によって遊星歯車腕部材14に当接してその位置が
保持され、ピニオン15の左端のピニオンクラッチ爪1
5aが腕部材クラッチ爪14bと噛合する。この状態と
なることによって、手動ハンドル16が回転されたこと
による回転力は、腕部材出力軸14aに伝達される。一
方、クラッチレバー18がクラッチOFF状態に切換え
られると、クラッチカム41が回転し、シフター42が
カム片41a上に乗りあがり、その結果ピニオン15
は、図示せぬスプリングの付勢力に抗して図2の右方向
に移動して、ピニオンクラッチ爪15aと腕部材クラッ
チ爪14bとの噛合が解除される。その結果、手動ハン
ドル16と腕部材出力軸14aとの連結が遮断される。
【0023】図4に示されるように、マスター歯車16
bと同軸的にハンドル軸16aとラチェット20が設け
られている。ラチェット20の一方向の回転は許容する
が、反対方向の回転を阻止するラチェット爪21が、ラ
チェット20に係合可能に設けられている。ピニオンク
ラッチ爪15aと腕部材クラッチ爪14bとが噛合して
いる状態は、スプールフリー切換機構によって駆動伝達
機構が連結されている状態を意味しており、逆に、ピニ
オンクラッチ爪15aと腕部材クラッチ爪14bとが噛
合していない状態は、スプールフリー切換機構によって
駆動伝達機構が遮断されている状態を意味する。
【0024】クラッチONの状態で、手動ハンドル16
を回転させると、マスター歯車16b、ピニオン15、
遊星歯車腕部材14が回転し、遊星歯車13の回転によ
りスプール内面内歯5bを回転させることで、スプール
5が回転する。ここで、ピニオン15は、図4の反時計
方向に回転する。また、後述する出力調整レバー19の
操作により、スプール駆動モータ8が回転すると、スプ
ール駆動軸4が回転し、遊星歯車13を介してピニオン
15は図4の時計方向に回転しようとする。しかし、こ
の回転はマスター歯車16b、ラチェット20、ラチェ
ット爪21により阻止されているので、結果的にピニオ
ン15は回転できず、ピニオン15に係合する遊星歯車
腕部材14も回転不能に固定される。従って、遊星歯車
腕部材14に設けられた、遊星歯車13の中空部を貫通
する図示せぬ貫通軸も移動せず、その結果遊星歯車13
は、歯車4aの回りを公転せず、スプール駆動軸4の回
転が減速されてスプール5に伝達される。
【0025】クラッチOFFの状態で、手動ハンドル1
6を回転させるとラチェット20に設けられた図示せぬ
突起で、クラッチカム41をクラッチON状態に回転さ
せ、さらに手動ハンドル16を回転させるとマスター歯
車16b、ピニオン15、遊星歯車腕部材10、スプー
ル5へと回転が伝達される。
【0026】リール本体1の後部には、スプール駆動モ
ータ8への駆動信号(供給電流)を調整するための出力
調整レバー19が回動可能に設けられている。出力調整
レバー19は、中央軸部19aを軸として、実線で示さ
れる位置から破線で示される位置(図3)まで約105
度ほど回動できる。中央軸部19aのリール本体1内部
の側には、図4に示されるように可変抵抗器たるポテン
ショメータ48が、中央軸部19aと同軸的に配置さ
れ、出力調整レバー19を回動操作することによってポ
テンショメータ48の抵抗値が変化し、スプール駆動モ
ータ8へ供給される電流を調整及び停止できるように構
成されている。即ち、出力調整レバー19の回動量に対
応した、スプール5への釣糸巻上げ速度を得ることがで
きるようになっている。この出力調整レバー19は、ス
プール駆動モータ8を駆動させる際の起動スイッチの役
割も担っている。
【0027】ポテンショメータ48が設けられた出力調
整レバー19により、スプール駆動モータ8へ出力され
る駆動信号を調整可能としたため、選択された1つのシ
ャクリパターンにおいて駆動信号を様々に変化させてシ
ャクリを行うことができ、対象とする魚に応じた微妙な
シャクリ動作を可能とすることができる。
【0028】出力調整レバー19は、クラッチレバー1
8に連動する駆動出力停止連動機構を備えている。この
駆動出力停止連動機構は、クラッチレバー18が、スプ
ール5とスプール駆動モータ8又は手動ハンドル16と
接続されている接続位置から非接続位置へと回動された
ときに、それに伴い出力レバー19を、スプール駆動モ
ータ8への駆動信号の出力を停止する位置へと回動する
ものである。この駆動出力停止連動機構は、図4に示さ
れるように、クラッチレバー18と出力調整レバー19
との間に設けられた歯車列40で構成される。歯車列4
0は、クラッチカム41に一体的に設けられたセクタ状
歯車45と、軸48aに一定のクリアランスを介して回
転可能に嵌込まれた復帰歯車46と、復帰歯車46の側
面に復帰歯車46の軸を中心に形成された湾曲溝46A
と、中央軸部19aの軸方向に向かって突出した形状で
出力調整レバー19に設けられた突起47とからなる。
この突起47は、湾曲溝46Aの内周を摺動し、湾曲溝
46Aの一端又は他端で当接する。
【0029】図4は、クラッチレバー18がクラッチO
Nの状態になっており、出力調整レバー19はスプール
駆動モータ8への駆動出力をOFFとする状態を示す。
この状態では、突起47が湾曲溝46Aの一端に当接し
ている。クラッチレバー18がクラッチONの状態で
は、手動ハンドル16を回すことでスプール5を回転さ
せ、図示せぬ釣糸を巻取ることができる。次に、出力調
整レバー19を時計方向に回動してスプール駆動モータ
8の電源をONにしスプール駆動モータ8への駆動信号
を出力させると、出力調整レバー19の回動量に応じた
スプール駆動モータ8への駆動信号の出力によりスプー
ル5が回転する。その後、クラッチレバー18が反時計
方向に操作され、クラッチOFFの状態となると、スプ
ール駆動モータ8からスプール5に至る動力の伝達経路
が切られ、スプール5はフリー回転可能となる。また、
クラッチOFFと同時にクラッチレバー18の回転によ
るトルクがクラッチカム41及び中間のセクタ状歯車4
5を介して復帰歯車46に伝達される。復帰歯車46
は、ポテンショメータ48の軸48aの周りをしばらく
空回りした後、湾曲溝46Aの他端部が突起47を押圧
し、突起47を回動させ、出力調整レバー19を、スプ
ール駆動モータ19への駆動信号の出力を停止する位置
へと回動させる。即ち、釣人がクラッチレバー18をク
ラッチOFFの状態とすることによって、出力調整レバ
ー19も連動し出力OFFの状態とされる。この後、ク
ラッチレバー18をクラッチONの状態へと復帰させる
と、クラッチカム41、セクタ状歯車45及び復帰歯車
46は逆方向へと回転し、復帰歯車46は突起47を解
放した状態で軸48aの周りを空回りし、湾曲溝46A
の他端部が突起47から離間するだけであって、出力調
整レバー19には影響を与えない。
【0030】この駆動出力停止連動機構が設けられてい
ることにより、クラッチレバー18がクラッチONの状
態からOFFの状態へと切換られたときに、クラッチレ
バー18と連動して出力調整レバー19が出力OFFの
状態とされるため、釣人が複数のスイッチ操作を行うこ
となく単一のクラッチレバー操作を行うことにより、ス
プール駆動モータ19の回転停止を行うことができる。
このため、クラッチをOFFしているにもかかわらずス
プール駆動モータ8が回転し続けてしまうことを防止で
き、電力の浪費を防止することができる。
【0031】スプール5の側面の一部には、図示せぬマ
グネットが設けられており、図示せぬマグネットがスプ
ール5と共に一体回転する際に描かれる軌跡に対向する
リール本体1側の部分には、磁気検知のための図示せぬ
ホール素子又はリードスイッチからなるセンサー51
(図5)が設けられている。これらは、スプール5から
繰出された図示せぬ釣糸長の測定を行うための図示せぬ
糸長計測装置の一部を構成するものである。このセンサ
ー51で検出されたスプール5の回転は制御装置(CP
U)31で演算処理され、スプール5から繰り出された
糸長が計算される。なお、本実施の形態の図示せぬ糸長
計測装置は、所定の長さの釣糸を巻取るのに必要とされ
るスプール回転数を予め学習させておき、この学習させ
たデータとスプール回転計数値との比較一致信号毎に所
定の長さを加減算するものである。
【0032】図5には、シャクリ制御装置のブロック図
を示す。制御装置(CPU)31の入力部には、上述の
センサー51と、シャクリ選択スイッチ37と、表示部
33とが接続されている。また、CPU31の入力部に
は、ポテンショメータ(可変抵抗器)48を介して出力
調整レバー19が接続されており、シャクリを行うシャ
クリモードにおいて、シャクリパターン動作の実行/停
止をするためにスプール駆動モータへの制御信号の供給
/停止を切換えるシャクリ動作スイッチとして機能する
ように構成されている。また、タイマー52が接続され
ており、タイマー52は、後述のようにシャクリ動作を
制御するため、時間をカウント可能に構成されている。
本実施の形態では、タイマー52はシャクリ動作中、釣
糸の巻上げ停止時間をカウントする。
【0033】CPU31には、更に、スプール駆動モー
タ8を駆動するためのモータ駆動回路53が接続されて
おり、モータ駆動回路53にはスプール駆動モータ8が
接続されている。スプール5は、スプール駆動モータ8
を駆動するための図示せぬドライバを介して、スプール
5の回転が制御されるように構成されている。
【0034】CPU31に接続された記憶部32には、
少なくともシャクリ動作における釣糸の巻上げ長さのデ
ータから構成される少なくとも1つのシャクリパターン
を記憶するシャクリパターン記憶部32aと、シャクリ
動作を行うためのシャクリ制御基準糸長を記憶するシャ
クリ制御基準糸長記憶部32bとが設けられている。シ
ャクリ制御基準糸長は、シャクリ選択スイッチ37の操
作によって、シャクリを行うシャクリモードへと移行さ
れた後に、釣糸繰出し停止又は釣糸巻取り停止が検知さ
れたときに、糸長計測装置の計測値に変更されるように
構成されている。
【0035】CPU31は、シャクリモードにおいてシ
ャクリ動作を行うに際し、シャクリパターン記憶部に記
憶されたシャクリパターン記憶値のうち、上記巻上げ長
さ(シャクリ量)を、上記シャクリ制御基準糸長記憶部
32bの記憶値を基準に加減算して、得られた値と糸長
計測装置の計測値とを比較することによりシャクリ動作
を制御する制御手段を構成している。
【0036】以上のような魚釣用電動リールの動作フロ
ーについて、図6乃至図10に基づき説明する。ここ
で、図6は、本実施の形態の魚釣用電動リールのメイン
フローチャートである。スタートの時点は、魚釣用リー
ルに図示せぬバッテリーが接続され電源がONにされた
状態を示すものであり、S1〜S9は、メインルーチン
を示している。先ず、S1では初期設定が行われる。こ
の初期設定では、表示部33に表示される釣糸の繰出し
糸長の値を「0」にしたり、CPU31の処理で用いら
れる各種のフラグをリセットしたり、又、電動リールの
動作モードを予め設定された初期のモードに設定したり
といった、電動リールを動作し始める前の初期段階の設
定を行う。ここで、後に詳述するようにシャクリ動作の
制御のために用いられるシャクリモードフラグ、シャク
リ実行フラグ、釣糸繰出し糸長、シャクリ動作基準糸
長、タイマーカウンタ、タイマーフラグの初期値が各々
0に設定される。そして、この後は、以下に述べるS3
〜S9の処理を繰返し行う。
【0037】初期設定の後に、スイッチ入力処理を行う
(S3)。ここでは、ユーザーが各種操作スイッチ等
(棚・底スイッチ35、船縁スイッチ36、シャクリ選
択スイッチ37、シャクリ記憶スイッチ38等)を操作
し、シャクリモードの設定等を行ったかどうかを判断す
る。ユーザーがそれらの操作を行っていた場合は、当該
データがCPU31に認識され、電動リールの制御や表
示部33に表示される各種データ等に反映されることに
なる。ここでシャクリ選択スイッチ37の押圧に応じて
識別番号1乃至n−1の、n−1種のシャクリモードの
うちのいずれか一つのシャクリモード又は非シャクリモ
ードが選択され、シャクリモード時には各シャクリモー
ドに応じたシャクリパターンが呼出されることとなる
が、その詳細は後述する。そして、その後回転計測部で
検出された回転数等に基づき釣糸の繰出し糸長の演算
(カウント処理)が行われる(S5)が、ここで検出さ
れた釣糸の繰出し糸長の計測値を基に、後述のシャクリ
動作のためのシャクリ制御基準糸長の設定も行われる。
この詳細も、後述する。ここで検出された釣糸の繰出し
糸長や、上記スイッチ入力処理(S3)にて入力された
モード等は、表示部33に表示される(S7)。即ち、
釣糸の繰出し糸長は、スプール5の回転毎に更新され、
リアルタイムで表示部33に表示される。又、表示部3
3に表示される各種モードの表示等も、上記スイッチ入
力処理(S3)にて各種モード等が変更される度にリア
ルタイムで変更後のものに変更される。その後、後述の
ように、モータ制御処理S9が行われる。
【0038】スイッチ入力(S3)について、図7に基
づき詳述する。ここでは、シャクリ選択スイッチ37の
押圧回数に応じてシャクリモード・非シャクリモードへ
の移行又はシャクリモードの選択を行い、シャクリモー
ド時には各シャクリモードに対応したシャクリパターン
を呼出すが、その詳細は以下の通りである。
【0039】まず、シャクリ選択スイッチ37が押圧さ
れたか否かを判断し(S301)、押圧されない場合
(S301:No)にはS309へ進んでその他のスイ
ッチ入力処理を行い、図6に示されるメインフローチャ
ートへ戻る(リターン)。又、押圧されていた場合(S
301:Yes)には、S303へ進み、シャクリモー
ドフラグの状況を確認する。ここで、シャクリモードフ
ラグは0乃至n−1の数値であり、個々の数値はシャク
リモードの種類又は非シャクリモードに対応する。
【0040】シャクリモードフラグが非シャクリモード
を示す0であった場合(S303:Yes)、シャクリ
モードフラグを1にして(S305)、シャクリモード
1に対応するシャクリパターンを呼出してから(S30
7)、S309へ進んでその他のスイッチ入力処理を行
い、図6に示されるメインフローチャートへ戻る(リタ
ーン)。ここで、本実施の形態におけるシャクリパター
ンは、巻上げ長さAと停止時間Bとからなり、後述のよ
うに、シャクリ動作を行う際には、巻上げ長さAだけ釣
糸を巻上げる動作と停止時間Bだけ釣糸の巻上げを停止
するような動作が繰返される。
【0041】一方、シャクリモードフラグがシャクリモ
ードを示す1乃至n−1であった場合(S303:N
o)、シャクリ実行フラグの状況を確認する(S31
1)。ここでシャクリ実行フラグがシャクリパターン選
択完了を示す1であった場合(S311:No)、S3
23へ進んでシャクリモードフラグを非シャクリモード
を示す0にし、シャクリ実行フラグもシャクリ選択未完
了を示す0にする(S325)。又、シャクリ実行フラ
グがシャクリ選択未完了を示す0であった場合(S31
1:Yes)、シャクリモードフラグに1を加算し(S
313)、S315へ進んでシャクリモードフラグがn
に達していないかどうかを判断する。ここで、シャクリ
モードフラグがnには達していないと判断された場合
(S315:No)、S307へ進んでシャクリモード
に応じたシャクリパターンを呼出し、S309へ進んで
その他のスイッチ入力処理を行う。そして、シャクリモ
ードフラグがnに達していると判断された場合(S31
5:Yes)、S317へ進んでシャクリモードフラグ
を非シャクリモードを示す0に復帰し、S309へ進ん
で他のスイッチ入力処理を行う。その後は図6に示され
るメインフローチャートへ戻る(リターン)。
【0042】以上の処理による電動リールの動作を具体
的に説明すると、シャクリ選択スイッチ37が押圧され
た場合(S301:Yes)、非シャクリモード時(S
303:Yes)には、シャクリモード1へ移行する。
又、シャクリモード時(S303:No)であってシャ
クリモード選択完了状態の場合(S311:No)に
は、非シャクリモード(S323)かつシャクリモード
選択未完了状態(S325)に移行する。一方、シャク
リモード時(S303:No)であっても、シャクリモ
ード選択未完了の場合(S311:Yes)には、識別
番号の1多いシャクリモードへ移行する(S313)。
このようにして、シャクリ選択スイッチ37を所望の回
数だけ押圧することにより(S3の繰り返し)、所望の
シャクリモードを選択することができる。そして、シャ
クリモードの識別番号が最大値のn−1であった場合に
は、シャクリ選択スイッチ37の押圧により非シャクリ
モードへ移行することになる(S313、S315:Y
es、S317)。
【0043】次に、カウント処理(S5)について図8
に基づき詳細に説明する。ここではシャクリ動作を行う
ためのシャクリ制御基準糸長を設定するが、その詳細は
以下の通りである。
【0044】まず、シャクリモードフラグがシャクリモ
ードを示す1乃至n−1であれば(S501:No)、
シャクリ実行フラグがシャクリモード選択未完了示す0
であるか否かが判断される(S503)。ここで、シャ
クリ実行フラグがシャクリモード選択未完了示す0であ
れば(S503:Yes)、S505へ進んでセンサー
52がスプール5の巻取り方向の回転信号を検出した
か、即ち、釣糸の巻上げ中であるか否かが判断される。
ここでスプール5が釣糸の巻取り方向に回転中であると
判断されると(S505:Yes)、シャクリ実行フラ
グがシャクリモード選択完了を示す1になり(S50
7)、S509へ進んで現在の釣糸繰出し糸長の計測値
と上記シャクリ制御基準糸長記憶部32bに記憶された
シャクリ制御基準糸長とを比較する。釣糸繰出し糸長の
計測値がシャクリ制御基準糸長以下であった場合には
(S509:No)そのままS513へ進み、釣糸繰出
し糸長の計測値がシャクリ制御基準糸長よりも長い場合
には(S509:Yes)S511へ進んでシャクリ制
御基準糸長を現在の釣糸繰出し糸長の計測値に変更して
からS513へ進む。S513では、釣糸繰出し糸長の
計測や、当該釣糸繰出し糸長の計測値が記憶部32に記
憶されたいわゆる船縁停止位置と一致したかどうかの判
断等の、その他のカウント処理を行う。S513の処理
の後は、図6に示されるメインフローチャートへ戻る
(リターン)。
【0045】一方、シャクリモードフラグが非シャクリ
モードを示す0であった場合(S501:Yes)、又
はシャクリ実行フラグがシャクリモード選択完了を示す
1であった場合(S503:No)、あるいはシャクリ
モードフラグがシャクリモードを示す1乃至n−1で
(S501:No)シャクリ実行フラグがシャクリモー
ド選択未完了を示す0であるが(S503)センサー5
2がスプール5の釣糸巻取り方向への回転信号を検出し
なかった場合即ち釣糸の巻上げ中ではなかった場合(S
505:No)は、そのままS513へ進み、図6に示
されるメインフローチャートへ戻る(リターン)。
【0046】以上の処理を具体的に説明すると、シャク
リモード時であって(S501:No)シャクリモード
選択未完了である場合に(S503:Yes)スプール
5が釣糸の巻上げ方向に回転すると(S505:Ye
s)、シャクリモード選択完了状態へ移行する(S50
7)。そして、シャクリモード選択完了状態へ移行する
際に、スプール5の回転開始時点での釣糸繰出し糸長の
計測値とシャクリ制御基準糸長とが比較され、当該計測
値の方がシャクリ制御基準糸長よりも大きい場合には
(S509:Yes)、シャクリ制御基準糸長がスプー
ル5の回転開始時点での釣糸繰出し糸長の計測値に変更
する(S511)。又、非シャクリモードである場合
(S501:Yes)やシャクリモード選択完了状態で
ある場合(S503:No)、あるいは、シャクリモー
ド時であってシャクリモード選択未完了であるがスプー
ル5が回転していない場合には、シャクリモード選択未
完了状態あるいはシャクリモード選択完了状態を維持す
る。
【0047】尚、釣糸繰出し糸長の計測値がシャクリ制
御基準糸長よりも大きい場合には(S509:Ye
s)、シャクリ制御基準糸長がスプール5の回転開始時
点での釣糸繰出し糸長の計測値に変更する(S511)
ようにしたのは、さもなければ、後述のモータ制御処理
(S9)において、釣糸繰出し糸長の計測値が、シャク
リ動作基準糸長からシャクリモードに応じたシャクリパ
ターンの巻上げ長さAを引いた値になるまでは、シャク
リ動作を行わず連続的に釣糸を巻上げてしまうこととな
ってしまうからである(S905:No、S907、S
909)。一方、釣糸繰出し糸長の計測値がシャクリ制
御基準糸長以下である場合には(S509:No)、シ
ャクリ動作における釣糸巻上げを直ちには開始しない場
合があるが(S905:Yes、S921)、シャクリ
モードに応じたシャクリパターンの停止時間B経過後に
(S933:Yes)シャクリ制御基準糸長を変更する
(S935)ので、問題ない。
【0048】次に、モータ制御処理(S9)について図
9に基づき詳細に説明する。ここではシャクリ動作又は
通常の釣糸巻上げ動作が行われる。シャクリ動作は、本
実施の形態では、具体的には、シャクリモードに応じた
シャクリパターンの巻上げ長さAだけ巻上げた後、同シ
ャクリパターンの停止時間Bの間だけスプール5の回転
を停止することを繰返すように行われる。その詳細は以
下の通りである。
【0049】まず、S901でシャクリ実行フラグが1
であるかどうかを判断する。シャクリ実行フラグが1で
あった場合(S901:Yes)、S903乃至S93
7に示されるシャクリ動作制御処理を行う。一方、シャ
クリ実行フラグが0であった場合(S901:No)、
図9に示されるモータ制御通常処理を行う(S94
0)。
【0050】S903乃至S937に示されるシャクリ
動作制御処理では、まず、出力調整レバー19がOFF
位置であるかどうかを判断する(S903)。そして出
力調整レバー19がOFF位置であった場合(S90
3:Yes)には、S911へ進んでスプール駆動モー
タ8への駆動出力を停止し、シャクリ制御基準糸長を現
在の釣糸繰出し糸長の計測値に変更し(S915)、タ
イマーフラグを0に設定してから(S917)図6に示
されるメインフローチャートへ戻る(リターン)。
【0051】一方、出力調整レバー19がOFF位置で
はない場合(S903:No)、S905へ進んで現在
の釣糸繰出し糸長の計測値とシャクリ制御基準糸長から
シャクリパターンの巻上げ長さAを引いた値とを比較す
る。
【0052】釣糸繰出し糸長の計測値がシャクリ制御基
準糸長からシャクリパターンの巻上げ長さAを引いた値
よりも長い場合には(S905:No)S907へ進
む。そして出力調整レバー19の位置に対応したスプー
ル駆動モータ8への駆動出力波形の準備を行い(S90
7)、S909でスプール駆動モータ8への駆動出力波
形を出力した後に図6に示されるメインフローチャート
へ戻る(リターン)。
【0053】釣糸繰出し糸長の計測値がシャクリ制御基
準糸長からシャクリパターンの巻上げ長さAを引いた値
以下であった場合には(S905:Yes)、S921
へ進んでスプール駆動モータ8の駆動を停止する(S9
21)。そしてタイマーフラグがシャクリ動作における
スプール駆動モータ8の駆動停止時間進行中を示す1で
あるかどうかを判断する(S923)。タイマーフラグ
がシャクリ動作におけるスプール駆動モータ8の駆動停
止時間進行中ではないことを示す0であった場合(S9
23:No)、タイマーカウントを0にリセットし(S
925)、タイマー52を起動して、タイマーフラグを
シャクリ動作におけるスプール駆動モータ8の駆動停止
時間進行中を示す1に設定する(S927)。又、タイ
マーフラグがシャクリ動作におけるスプール駆動モータ
8の駆動停止時間進行中を示す1であった場合(S92
3:Yes)、タイマーカウントを1加算して(S93
1)、タイマーカウントがシャクリパターンの停止時間
Bと等しくなったかどうかを判断する(S933)。タ
イマーカウントがシャクリパターンの停止時間Bに達し
ていない場合には(S933:No)、図6に示される
メインフローチャートへ戻る(リターン)。一方、タイ
マーカウントがシャクリパターンの停止時間Bに達して
いる場合には(S933:Yes)、シャクリ制御基準
糸長を現在の釣糸繰出し糸長の計測値に変更し(S93
5)、タイマーフラグをシャクリ動作におけるスプール
駆動モータ8の駆動停止時間進行中ではないことを示す
0にして(S937)から図6に示されるメインフロー
チャートへ戻る(リターン)。
【0054】このようにして、シャクリモード選択未完
了状態の場合には(S901:No)通常のモータ制御
処理が行われ(S940)、シャクリモード選択完了状
態の場合には(S901:Yes)シャクリ動作制御処
理が行われる(S903乃至S937)。
【0055】シャクリ動作制御においては、出力調整レ
バー19がOFF位置以外の位置であれば(S903:
No)、シャクリ動作が行われる(S905乃至S90
9、S921乃至S937)。具体的には、釣糸の巻上
げ又は繰出し停止位置(S511、S915、S93
5)からシャクリモードに応じたシャクリパターンの巻
上げ長さAだけ、出力調整レバー19の位置に応じたス
プール5の回転速度で巻上げる(S905、No:S9
07、S909)。そして、その後同シャクリパターン
の停止時間Bの間だけスプール駆動モータ8の駆動を停
止し(S905:Yes、S921、S933:N
o)、停止時間B経過後にまた釣糸の巻上げが行われる
(S933:Yes、S935、S905:No)。
【0056】又、出力調整レバー19がOFF位置であ
る場合には(S903:Yes)、スプール駆動モータ
8の駆動を停止する(S911)。ここで、スプール駆
動モータ8の駆動を停止(S911)した後にシャクリ
制御基準糸長を現在の釣糸繰出し糸長の測定値に変更し
(S915)、タイマーフラグを0にリセットしている
(S917)。従って、その後シャクリ動作を再開した
際には(S903:No)、巻上げ長さAだけ巻上げて
から(S905)、停止時間Bだけ停止し(S923:
No、S925、S927、S931、S933)、シ
ャクリモードに応じたシャクリパターン通りの動作を再
開する。
【0057】S940のモータ制御通常処理の詳細は図
10に示す。S941にて出力調整レバー19がOFF
位置か否かを判断し、出力調整レバー19がOFF位置
であった場合には(S941:Yes)スプール駆動モ
ータ8の駆動を停止する(S946)。出力調整レバー
19がOFF位置以外の位置であった場合には(S94
1:No)、出力調整レバー19の位置に対応したスプ
ール駆動モータ8の駆動出力波形を準備し(S94
3)、スプール駆動モータ8の駆動出力波形を出力する
(S945)。その後、図9に示されるモータ制御処理
に戻る(図10リターン)が、その直後に図6に示され
るメインフローチャートへ戻る(図9リターン)。尚、
S941では、釣糸の巻上げ中に釣糸繰出し糸長の計測
値が上記船縁停止位置と一致したと、S513にて判断
されているかどうかも判断する。そして、一致していた
場合には、S941:Yesとして、S946へ進み、
スプール駆動モータ8の駆動出力波形の出力を停止す
る。
【0058】次に、図11に基づき、本実施の形態の魚
釣用電動リールのシャクリ制御装置の一連の動作につい
て説明する。図11は、左方向から右方向へ向かって経
時的流れを示す。図の最上段はユーザーの操作を示す。
又、中段は表示部33に表示される具体的な内容を示
す。そして、下段は釣糸の繰出し糸長、即ち仕掛けの位
置の水深をグラフ化したものである。
【0059】出力調整レバー19がOFF位置の状態で
電動リールを電源バッテリーに接続すると、初期設定
(S1)がなされ、表示部33に釣糸繰出し糸長の初期
値である0.0メートルが表示される。即ち、電源ON
時の釣糸繰出し糸長の状態における仕掛けの位置が水深
0メートルとして設定される。ここでユーザーがクラッ
チ機構をOFFにしてスプール5の駆動連結を遮断する
と(操作(1))、リールがフリー状態となり、仕掛け
の重さにより釣糸が繰出される。これに伴うスプール5
の回転は、センサー51にてCPU31に取込まれて計
数・加算され(カウント処理S5のS512)、表示部
33に現在の釣糸繰出し糸長としてリアルタイムに表示
される(表示処理S7)。
【0060】釣糸繰出し糸長が40.0メートルの位置
でクラッチレバー18をON位置にすると(操作
(2))、スプール5が駆動連結され、釣糸の繰出しが
停止される。この状態では、表示部33に現在の釣糸繰
出し糸長40.0メートルが表示されている。
【0061】この状態でシャクリ選択スイッチ37を1
回押圧すると(操作(3))、シャクリモードフラグの
初期値が0であることから(初期設定S1)、スイッチ
入力処理S3にて、シャクリモードフラグが1になる
(スイッチ入力処理S301:Yes、S303:Ye
s、S305)。そして、シャクリモード1に対応する
シャクリパターンが呼出され、記憶部32(RAM機
構)内のシャクリパターン記憶部32aに記憶される
(S307)。このとき、表示部33にはシャクリモー
ド1である旨が表示される(表示処理S7)。ここで、
スプール5が釣糸の巻上げ方向に回転されない限り(カ
ウント処理S505:No)シャクリ実行フラグは初期
値である0のままなので(初期設定S1)、シャクリモ
ード選択完了状態とはならないし、シャクリ動作の開始
もなされない(モータ制御処理S901:No)。
【0062】再度シャクリ選択スイッチ37を押圧する
と(操作(4))、シャクリ選択スイッチ37押圧前の
シャクリモードフラグが1であり、かつ、未だシャクリ
実行フラグが0であることから、図6のメインフローチ
ャートに示すように再度スイッチ入力処理(S3)が行
われる際に、シャクリモードフラグが1加算されて2に
なる(スイッチ入力処理S301:Yes、S303:
No、S311:Yes、S313)。そして、シャク
リモード2に対応するシャクリパターンが呼出され(S
307)、上記シャクリモード1に対応するシャクリパ
ターンの上に上書きされる形で記憶部32(RAM機
構)内のシャクリパターン記憶部32aに記憶される。
ここで、シャクリモード2に対応するシャクリパターン
は、巻上げ長さA=1.0メートル、停止時間B=1秒
とする。このとき、表示部33にはシャクリモード2で
ある旨が表示される(表示処理S7)。
【0063】尚、図11に示される操作では釣糸の繰出
しを停止してから(操作(2)の後に)シャクリモード
の選択を行っているが(操作(3)、(4))、釣糸の
繰出しの最中に(操作(1)の後操作(2)の前に)シ
ャクリモードの選択を行ってもよい。非シャクリモード
時にシャクリ選択スイッチ37を押圧してシャクリモー
ドにしても(スイッチ入力処理S301:Yes、S3
03:Yes、S305)、スプール5の釣糸巻取り方
向への回転が検出されない限り(カウント処理S50
5:No)シャクリ実行フラグがシャクリモード選択完
了を示す1となることはなく、シャクリモードの選択を
続行することができるからである(スイッチ入力処理S
303:No、S311:Yes、S313)。この場
合には、仕掛けの投入中にシャクリモードの選択をして
おけば、仕掛けが棚位置に到達した後いつでもシャクリ
動作を始めることができる。
【0064】ここで出力調整レバー19をON操作する
(OFF位置以外の位置に変位させる)と(操作
(5))、スプール駆動モータ8の駆動出力波形が出力
されて(モータ制御処理S940、モータ制御通常処理
S941:No、S943、S945)スプール5が釣
糸の巻取り方向に回転する。これによってカウント処理
(S5)にてスプール5の釣糸の巻取り方向への回転信
号が検出されるので、シャクリ実行フラグが直ちに1に
なり、シャクリモード選択完了状態となる(カウント処
理S501:No、S503:Yes、S505:Ye
s、S507)。又、シャクリモード選択完了状態とな
った直後に、現在の釣糸繰出し糸長とシャクリ制御基準
糸長との比較が行われるが(カウント処理S508)、
シャクリ制御基準糸長の初期値は0であり(初期設定
1)、釣糸繰出し糸長の計測値(40メートル)はシャ
クリ制御基準糸長の初期値(0メートル)よりも大きい
(カウント処理S508:Yes)。そこで、シャクリ
制御基準糸長記憶部32bに記憶されたシャクリ制御基
準糸長(初期値:0メートル)が、現在の釣糸繰出し糸
長(40.0メートル)に書換えられる(S511)。
そして、次回のモータ制御処理S5以降は、シャクリ動
作制御処理(S901:Yes、S903乃至S93
7)が行われることとなる。
【0065】ここで、シャクリ動作中のスプール駆動モ
ータ8の駆動出力波形は出力調整レバー19の位置に対
応して決定されるので(モータ制御処理S907、S9
09)、シャクリ動作制御における釣糸の巻上げ速度
は、出力調整レバー19の位置を移動させることにより
任意に選択・変更させることができる。
【0066】(現在の釣糸繰出し糸長:40.0メート
ル)は(シャクリ制御基準糸長:40.0メートル)−
(シャクリパターンの巻上げ長さA:1.0メートル)
=39.0メートルよりも大きいので、そのままシャク
リ動作制御処理による釣糸の巻上げが開始される(モー
タ制御処理S901:Yes、S903:No、S90
5:No、S907、S909)。
【0067】釣糸が1.0メートル(シャクリパターン
の巻上げ長さA)巻上げられ、釣糸繰出し糸長が39.
0メートル(シャクリ制御基準糸長−シャクリパターン
の巻上げ長さA)になると、スプール駆動モータ8の駆
動が停止し(モータ制御処理905:Yes、S92
1)、スプール5の回転が停止する。ここで、タイマー
フラグの初期値が0であることから(初期設定S1)、
タイマーカウントが0にリセットされ(但し、ここでは
タイマーカウントは初期値の0であるので、そのまま保
つのみである)、タイマーフラグがシャクリ動作におけ
るスプール駆動モータ8の駆動停止時間進行中を示す1
になってタイマーが起動される(モータ制御処理S92
3:No、S925、S927)。その後、モータ制御
処理(S9)のS931を行う度にタイマーカウントが
1ずつインクリメントされる。
【0068】そして、タイマーカウントが1秒(シャク
リパターンの停止時間B)に対応する数値になると(モ
ータ制御処理S933:Yes)、シャクリ制御基準糸
長記憶部32bに記憶されたシャクリ制御基準糸長が現
在の釣糸繰出し糸長(39.0メートル)に変更され
(モータ制御処理S935)、タイマーフラグが0にリ
セットされる(モータ制御処理S937)。これによ
り、スプール駆動モータ8の駆動停止の解除がなされ
る。即ち、かかるシャクリ制御基準糸長やタイマーフラ
グの書換えにより(モータ制御処理S935、S93
7)、その次にモータ制御処理(S9)のS905を行
う際には、(現在の釣糸繰出し糸長:39.0メート
ル)は(シャクリ制御基準糸長:39.0メートル)−
(シャクリパターンの巻上げ長さA:1.0メートル)
=38.0メートルよりも大きくなるので、再びシャク
リ動作制御処理による釣糸の巻上げが開始される(モー
タ制御処理S901:Yes、S903:No、S90
5:No、S907、S909)。
【0069】その後、上記と同様にして、釣糸繰出し糸
長が38.0メートルになるまで出力調整レバー19の
位置に応じたスプール回転速度で釣糸が巻上がると、再
びスプール駆動モータ8が駆動停止する(モータ制御処
理S921)。ここで、上記のようにタイマーフラグは
シャクリ動作におけるスプール駆動モータ8の駆動停止
時間進行中ではないことを示す0にリセットされてお
り、タイマーカウントが上記シャクリパターンの停止時
間B(1秒)に対応する数値から0にリセットされ、タ
イマーフラグがシャクリ動作におけるスプール駆動モー
タ8の駆動停止時間進行中であることを示す1になって
タイマー52が起動され(モータ制御処理S923:N
o、S925、S927)、スプール駆動モータ8の駆
動停止時間が新たに進行する。そして、スプール駆動モ
ータ8が1秒間駆動停止する(モータ制御処理S90
5:Yes、S921、S933)。スプール駆動モー
タ8が1秒間駆動停止した後には(モータ制御処理S9
33:Yes、S935、S937)、更に釣糸繰出し
糸長が37.0メートルになるまで出力調整レバー19
の位置に応じたスプール回転速度で釣糸が巻上がる(モ
ータ制御処理S905、S907、S909)。その
後、スプール駆動モータ8は釣糸繰出し糸長37.0メ
ートルを保ったまま1秒間駆動停止する(モータ制御処
理S905:Yes、S923:Yes、S931、S
933:No→Yes、S935)。
【0070】尚、これら一連の動作の間、表示部33に
は、シャクリモードである旨の表示がなされ、シャクリ
制御基準糸長が変更される度に(モータ制御処理S93
5)、表示部33に表示されたシャクリ制御基準糸長が
リアルタイムに変更される(表示処理S7)。
【0071】上記のようにシャクリ動作が行われている
際にクラッチレバー18をOFF位置にすると出力調整
レバー19もOFF位置に移動し(操作(6))、スプ
ール5の駆動連結を遮断されてリールがフリー状態とな
り、仕掛けの重さにより釣糸が繰出される。これに伴う
スプール5の回転は、センサーにてCPU31に取込ま
れて計数・加算され(カウント処理S512)、表示部
33に現在の釣糸繰出し糸長としてリアルタイムに表示
される(表示処理S7)。又、シャクリ実行フラグがシ
ャクリパターン選択完了を示す1である状態のまま(ス
イッチ入力S301:No)出力調整レバー19の位置
がOFF位置となっているので、シャクリ制御基準糸長
は、常に現在の釣糸繰出し糸長の計測値と同一の値を保
つよう、釣糸の繰出しに応じて順次増加していくことと
なる(モータ制御処理S901:Yes、S903:Y
es、S915)。かかるシャクリ制御基準糸長の増加
もリアルタイムで表示部33の表示に反映される(表示
処理S7)。
【0072】釣糸繰出し糸長が50.0メートルの位置
でクラッチレバー18をON操作すると(操作
(7))、スプール5が駆動連結され、釣糸の繰出しが
停止される。この状態では、表示部33に現在の釣糸繰
出し糸長50.0メートルが表示されている。
【0073】その後出力調整レバー19をON位置に操
作すると(操作(8))、シャクリモードであり、シャ
クリ実行フラグがシャクリモード選択完了を示す1のま
まであるので、シャクリ動作が開始される(モータ制御
処理S901:Yes、S903:No、S905)。
【0074】まず、シャクリ制御基準糸長50.0メー
トルで現在の釣糸繰出し糸長が50.0メートルである
ので、釣糸繰出し糸長が(シャクリ制御基準糸長:5
0.0メートル)−(シャクリパターンの巻取り量A:
1.0メートル)=49.0メートルになるまで釣糸が
巻上げられる(モータ制御処理S905:Yes、S9
07、S909、S905:No、S921)。
【0075】そして釣糸巻取り停止時間が1秒を経過す
ると、シャクリ制御基準糸長が49.0メートルに変更
され、再度釣糸の巻上げが開始される(モータ制御処理
S933:Yes、S935、S905:No、S90
7、S909)。
【0076】ここで、例えば釣糸巻取り停止時間経過
後、0.8メートル巻上げた時点(釣糸繰出し糸長4
8.2メートル)で、魚の食いを誘うため等の理由によ
り出力調整レバー19をOFF位置に操作すると(操作
(9))、スプール駆動モータ8が駆動停止され、釣糸
繰出し糸長48.2メートルを保ったままスプール5の
回転が停止する(モータ制御処理S903:Yes、S
911)。そして、シャクリ制御基準糸長が現在の釣糸
繰出し糸長(48.2メートル)に書換えられる(モー
タ制御処理S901:Yes、S903:Yes、S9
15)。
【0077】その後に再度出力調整レバー19をON位
置に切換えると(操作(10))、シャクリ実行フラグ
が1に保たれたままなので(スイッチ入力処理S30
1:No)、シャクリ動作が再開される(モータ制御処
理S901:Yes、S903:No)。ここでは、上
記のようにシャクリ制御基準糸長が48.2メートルに
書換えられているので、釣糸繰出し糸長の計測値が(シ
ャクリ制御基準糸長:48.2メートル)−(シャクリ
パターンの巻上げ長さA:1.0メートル)=47.2
メートルまでスプール駆動モータ8の駆動が停止される
ことなく、連続的に釣糸の巻上げが行われる(モータ制
御処理S905:No、S907、S909、S90
5:Yes、S921)。
【0078】釣糸繰出し糸長が47.2メートルまで巻
上げられた状態で、シャクリ制御基準糸長が47.2メ
ートルに書換えられ、釣糸の巻上げが1秒間停止され
る。その後釣糸が例えば0.5メートル巻上げられたと
き(釣糸繰出し糸長46.7メートル)にシャクリ選択
スイッチ37を押圧すると(操作(11))、シャクリ
選択スイッチ37押圧前にはシャクリモードフラグが2
(非シャクリモードを示す0以外)であり、シャクリ実
行フラグがシャクリモード選択完了を示す1であったの
で、シャクリモードフラグ0かつシャクリ実行フラグ0
になる。即ち、シャクリモードが解除され、非シャクリ
モードへと移行する(スイッチ入力処理S301:Ye
s、S303:No、S311:No、S323、S3
25)。そして、その後はモータ制御通常処理によるス
プール駆動モータ8の駆動が行われるが、ここではシャ
クリ選択スイッチ37を押圧すると共に出力調整レバー
19を操作し(操作(11))、釣糸の巻上げ速度を上
げている。従って、シャクリ動作時における釣糸巻上げ
速度よりも速い速度で釣糸が巻上げられている。
【0079】釣糸が巻上げられるが(モータ制御処理S
901:No、S940)、釣糸繰出し糸長が船縁停止
位置(本実施の形態では5.0メートル)に到達すると
(カウント処理S513、モータ制御通常処理S94
1:Yes)、スプール駆動モータ8が駆動停止され
(モータ制御通常処理S946)、釣糸の巻上げが停止
される。
【0080】本発明による魚釣用電動リールは上述した
実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範
囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、本実施例
ではスプールはスプール駆動軸、スプール駆動軸に設け
られた軸受及びスプール駆動軸受凹部に設けられた軸受
を介して支承されているが、軸受を介してリール本体に
両端又は一端が直接支持されるようにしてもよい。
【0081】また、本実施例では、スプール駆動軸とモ
ータ出力軸との間の駆動連結は、減速歯車によって構成
されているが、プーリーとベルト、スプロケットとチェ
ーン等で行ってもよく、また、遊星減速機構及び減速歯
車によって構成されてもよい。
【0082】また、本実施例では、スプール駆動モータ
はリール本体前部に設けられたモータケースに保持され
ているが、特開平3−119941号公報に記載されて
いるように、スプール内に装着されてもよい。さらに、
遊星減速機構を介してスプールに駆動連結させるように
してもよい。
【0083】また、スプールとスプール駆動モータや手
動ハンドルとの駆動連結の遮断は、実施例に示すように
クラッチ機構にて行うほか、特開昭58−170421
号公報に記載されているように、ドラグ機構にて行うよ
うにしても良い。
【0084】また、スプール駆動モータへの駆動信号の
出力、停止の切換は、可変抵抗器の設けられた出力調整
レバーの代わりにON/OFFの切換ができるスイッチ
を用いてもよい。
【0085】糸長計測装置は、マグネット及びリードス
イッチ等に代えて、公知の糸長計測装置、即ち、検出し
たローラ回転を計数演算するタイプや検出した糸捲径に
より計測演算するタイプとしてもよい。また、所定のス
プール回転数毎にスプールに巻取った釣糸長さを予め学
習し、スプール回転計数値が所定のスプール回転数に至
る度に、学習した釣糸長さを加減算表示するもの、或い
は、スプールに巻取る釣糸のスプール回転数に基づく釣
糸長さ変化計数値を予め設定し、スプール回転計数値と
釣糸長さ変化係数とに基づいてスプールからの繰出し糸
長を演算表示するもの、或いは、スプールに巻回した釣
糸の外周面に圧接させたローラによって計測される、ス
プールから繰出す釣糸に基づく回転数を計数して、計数
した値とローラの外周長とを乗算表示するものでもよ
い。また、スプールに巻回した釣糸の外周径を計測する
計測手段を設け、スプールの回転に伴う釣糸の外周径を
計測し、スプールの回転計数値毎に釣糸の外周径から釣
糸繰出し長さを演算して加減算表示するものでもよい。
【0086】また、本実施例では、予め記憶されたシャ
クリパターンを選択するようにしているが、複数のシャ
クリパターンの内の少なくとも一つのシャクリパターン
を、前述の特開平3−119941号公報に記載されて
いるように、シャクリ記憶スイッチの操作によって任意
に設定してもよい。
【0087】また、本実施の形態ではシャクリ選択スイ
ッチによるシャクリパターンの選択完了をセンサーによ
るスプールの回転信号検出で行うようにしているが、C
PUがセンサーからの回転信号に基づき算出するスプー
ル回転に伴うスプール回転数の計数値の加減算状況や、
現在の釣糸繰出し糸長の加減算状況等で検知するように
してもよい。また、シャクリ選択スイッチの操作により
シャクリパターンを選択する際に、シャクリ選択スイッ
チが操作される毎にタイマーを起動し、カウント0にリ
セットするようにして、このタイマーが予め設定した所
定時間をカウントするまでシャクリ選択スイッチの再操
作がなかった場合にシャクリパターン選択完了とするよ
うにしてもよい。尚、シャクリパターンの選択完了状態
とするためにスプールの回転信号が検出されたことを条
件としつつ、シャクリ選択スイッチが操作された場合に
は当該操作後所定時間が経過するまではシャクリパター
ンの選択完了状態とならないこととし、その間に再操作
がなされた場合には更にその再操作後所定時間が経過す
るまではシャクリパターンの選択完了状態とならないよ
うにしてもよい。
【0088】また、本実施の形態ではシャクリパターン
は1つの巻上げ長さAと1つの停止時間Bとからなり、
両者に基づく制御を交互に繰り返したが、シャクリパタ
ーンは任意の組合せから構成しうる。例えば、巻上げ長
さと繰出し長さとからなり、仕掛けを上下動させるよう
なものであってもよい。
【0089】
【発明の効果】請求項1記載の魚釣用電動リールによれ
ば、釣人が単一のシャクリパターン選択スイッチ(シャ
クリ選択スイッチ)を操作することによって、シャクリ
パターン記憶部に記憶された複数のシャクリパターンを
順次読出し選択できるようにした。さらに、従来から設
けられており電動リールに必須のスイッチであるスプー
ル駆動スイッチ(出力調整レバー)によるスプール駆動
モータへの駆動信号の出力操作により、選択したシャク
リ制御の開始を行うようにした。このため、制御ケース
上におけるスイッチの数を減じることができ、スイッチ
配置の簡素化が図れて設計自由度の向上を図ることがで
きるのみならず、シャクリパターン選択スイッチの小型
化を図る必要がないのでシャクリパターンの選択/設定
作業の簡易化を図ることができる。
【0090】また、シャクリパターンが選択された後、
シャクリモードの状態であるときに、シャクリパターン
を選択するためのシャクリパターン選択スイッチの操作
によってシャクリ制御を解除できるようにした。このた
め、操作スイッチの数を少なくでき操作パネルの簡略化
と設計自由度の向上が図れると共に、シャクリパターン
の選択/設定作業作業の簡易化を図ることができる。
【0091】また、シャクリ制御中に駆動スイッチを出
力停止操作することによってもシャクリ制御を中断する
ことができるので、魚の食いに応じて選択したシャクリ
パターンの基本動作を変えることなく、駆動スイッチの
操作のみでシャクリ制御の中断/再開を行うことがで
き、魚の誘いを促すことができる。
【0092】請求項2記載の魚釣用電動リールによれ
ば、駆動スイッチが、スプール駆動モータへの駆動出力
信号を少なくとも2段階に調整可能な巻上げ速度調整手
段(ポテンショメータ)にて構成され、巻上げ速度調整
手段によるスプール駆動モータへの駆動出力信号に応じ
てシャクリパターン動作における巻上げ速度を変更可能
としたため、選択した1のシャクリパターンの基本動作
を変えることなく釣りの対象魚等に合わせての任意に巻
上げ速度を変えることができ、シャクリパターンの展
開、応用範囲をさらに広げることができる。
【0093】また、シャクリパターン動作中における巻
上げ速度を、巻上げ動作毎に或いは巻上げ動作途中に、
駆動スイッチの調整によって任意に加減速できるので、
シャクリ制御中における魚への誘いを任意に変更しての
誘いをかけることができ、釣果の釣果の向上を図ること
ができる。
【0094】請求項3記載の魚釣用電動リールによれ
ば、スプールフリー切換機構を駆動連結状態から駆動遮
断状態へと操作したときに、駆動スイッチがスプールフ
リー切換機構と連動してスブール駆動モー夕への駆動出
力を停止するように、駆動スイッチとスプールフリー切
換機構とを駆動出力停止連動機構を介して駆動連結した
ため、シャクリ制御を開始した後にシャクリ位置を変更
しようとする際に、スブールフリー切換機構を操作しス
プールの駆動連結を遮断する操作のみによって駆動スイ
ッチを連動させて出力停止位置に戻すことができ、シャ
クリ制御を行っている状態から仕掛けを繰出す状態への
切換を簡単且つ迅速に行うことができる。また、クラッ
チをOFFしているにもかかわらずスプール駆動モータ
8が回転し続けてしまうことを防止でき、電力の浪費を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による魚釣用電動リールを
示す正面図。
【図2】本発明の実施の形態による魚釣用電動リールを
示す断面図
【図3】本発明の実施の形態による魚釣用電動リールを
示す側面図。
【図4】本発明の実施の形態による魚釣用電動リールの
右内部構造の概略を示す側面図。
【図5】本発明の実施の形態による魚釣用電動リールの
制御回路を示すブロック図。
【図6】本発明の実施の形態による魚釣用電動リールの
制御を示すメインフローチャート。
【図7】本発明の実施の形態による魚釣用電動リールの
スイッチ入力処理を示すフローチャート。
【図8】本発明の実施の形態による魚釣用電動リールの
カウント処理を示すフローチャート。
【図9】本発明の実施の形態による魚釣用電動リールの
モータ制御処理を示すフローチャート。
【図10】本発明の実施の形態による魚釣用電動リール
のモータ制御通常処理を示すフローチャート。
【図11】本発明の実施の形態による魚釣用電動リール
の動作のユーザーによる操作との関係を表す図。
【符号の説明】
1 リール本体 4a 歯車 5 スプール 5b スプール内面内歯 8 スプール駆動モータ 9 減速歯車 11 減速歯車 12 減速歯車 13 遊星歯車 18 クラッチレバー 18a クラッチレバー軸 19 出力調整レバー 37 シャクリ選択スイッチ 31 制御手段 32a シャクリパターン記憶部 41b フォーク 43 アーム 44 連結棒 44a ピン 45 セクタ状歯車 46 復帰歯車 46A 湾曲溝 47 突起 51 センサー 54 ギヤ減速機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体と、 該リール本体に回転可能に支承され、釣糸が巻回された
    スプールと、 該リール本体に設けられ該スプールと接続された手動ハ
    ンドルと、 該スプール内又は該リール本体に装着され該スプールと
    接続されたスプール駆動モータと、 該スプール駆動モータ又は該手動ハンドルと該スプール
    とを駆動連結する駆動伝達機構と、 該スプール駆動モータを駆動するため該スプール駆動モ
    ータへ供給される駆動信号を出力又は停止可能に該リー
    ル本体に設けた駆動スイッチと、 釣人によって繰出された該釣糸の糸長を計測する糸長計
    測装置と、 少なくともシャクリ量のシャクリパターンを予め複数記
    憶させるシャクリパターン記憶部と、 シャクリ動作を行うために、該スプール駆動モータ及び
    該シャクリパターン記憶部に接続され、該シャクリパタ
    ーン記憶部から読み出された該シャクリパターンに従っ
    てスプール駆動モータを制御する制御手段と、 該制御手段に接続され、釣人によって操作されることに
    より該シャクリパターン記憶部に記憶された複数のシャ
    クリパターンの内のいずれか1のシャクリパターンを制
    御手段に読出させるシャクリパターン選択スイッチとを
    備えた魚釣用電動リールにおいて、 該シャクリパターン選択スイッチは、単一のボタンによ
    り構成され、釣人により該単一のボタンが操作されるこ
    とによってシャクリパターン記憶部に記憶されたシャク
    リパターンが順次読出し・選択され、 該シャクリパターン選択スイッチによるシャクリパター
    ンの選択時における該駆動スイッチのスプール駆動モー
    タへの駆動信号の出力・停止操作に応じて、選択してい
    るシャクリパターン制御を開始・中断させ、該シャクリ
    パターン選択スイッチの再操作によってシャクリ制御を
    解除するシャクリ制御機構を設けたことを特徴とする魚
    釣用電動リール。
  2. 【請求項2】 該駆動スイッチは、少なくとも2段階に
    スプール駆動モータへの駆動出力信号を調整可能な巻上
    げ速度調整手段を有し、 該駆動スイッチは、該巻上げ速度調整手段による該スプ
    ール駆動モータへの該駆動出力信号に応じてシャクリパ
    ターン動作における巻上げ速度を変更可能としたことを
    特徴とする請求項1記載の魚釣用電動リール。
  3. 【請求項3】 釣人の操作により、該駆動伝達機構によ
    る駆動連結を遮断又は連結するスプールフリー切換機構
    が設けられると共に、 該駆動スイッチと該スプールフリー切換機構との間に
    は、駆動出力停止連動機構が設けられ、 該駆動スイッチが該スプール駆動モータへの駆動信号を
    出力する状態のときに、該駆動出力停止連動機構は、該
    スプールフリー切換機構が駆動連結を遮断する状態への
    操作に連動して、該スプール駆動モータへの駆動信号の
    出力を停止させることを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載の魚釣用電動リール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019030239A (ja) * 2017-08-07 2019-02-28 グローブライド株式会社 ワカサギ釣り用電動リール
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