JP2000267598A - アレイ基板および液晶表示装置 - Google Patents

アレイ基板および液晶表示装置

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JP2000267598A
JP2000267598A JP7418099A JP7418099A JP2000267598A JP 2000267598 A JP2000267598 A JP 2000267598A JP 7418099 A JP7418099 A JP 7418099A JP 7418099 A JP7418099 A JP 7418099A JP 2000267598 A JP2000267598 A JP 2000267598A
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color filter
substrate
display area
alignment film
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JP7418099A
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English (en)
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Atsuyuki Manabe
鍋 敦 行 真
Nobuko Fukuoka
岡 暢 子 福
Natsuko Maya
矢 奈津子 磨
Kiyoshi Shobara
原 潔 庄
Hitoshi Hado
藤 仁 羽
Daisuke Miyazaki
崎 大 輔 宮
Muneharu Akiyoshi
吉 宗 治 秋
Satoru Naruoka
岡 覚 成
Yoshiyuki Nagahara
原 義 幸 永
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示不良が生じるのを可及的に抑制すること
を可能にする。 【解決手段】 透明な絶縁性基板3の表示領域5aにマ
トリクス状に配設された複数の走査線8および複数の信
号線6と、走査線と信号線との交差部に形成され一端が
信号線に接続されて走査線の信号に基づいて開閉動作す
るスイッチング素子7と、前記走査線、信号線及びスイ
ッチング素子を含む基板の表示領域5aを覆うように形
成された複数色の着色層15からなるカラーフィルタ部
と、カラーフィルタ部上に設けられ、このカラーフィル
タ部の着色層に設けられたスルーホールを介してスイッ
チ素子の他端に接続された画素電極17と、表示領域の
カラーフィルタ部および画素電極上に形成された配向膜
19と、配向膜に覆われていないカラーフィルタ部の少
なくとも一部を覆うように形成された保護膜17aと、
基板の非表示領域に形成されて複数の走査線および複数
の信号線を駆動する駆動回路13と、を備えたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動回路とカラー
フィルタとが同一基板上に形成されたアレイ基板および
液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置は、薄型、軽量、低
消費電力の特徴を生かして、パーソナル・コンピュー
タ、ワードプロセッサあるいはTV等の平面表示装置と
して、更に投射型の平面表示装置として各種分野で利用
されている。
【0003】中でも、各画素電極にスイッチ素子が電気
的に接続されて成るアクティブマトリクス型液晶表示装
置は、隣接画素間でクロストークのない良好な表示画像
を実現できることから、盛んに研究・開発が行われてい
る。
【0004】従来のアクティブマトリクス型カラー液晶
表示装置で、アレイ基板側にカラーフィルタを配置した
構成を図10に示す。
【0005】この液晶表示装置はアレイ基板1と、対向
基板50とを備えている。アレイ基板1は透明な絶縁性
基板(例えばガラス基板)3の表示領域5aに、マトリ
クス状に配設された複数の信号線6および複数の走査線
8と、上記信号線6と走査線8との交差部毎に形成され
たTFT(Thin Film Transisto
r)からなるスイッチング素子7と、このスイッチング
素子毎に設けられた画素電極17と、が形成された構成
となっている。各スイッチング素子7のゲートは対応す
る走査線8に接続され、ソースおよびドレインのうちの
一方が対応する信号線6に接続され、他方が画素電極1
7に接続された構成となっている。
【0006】またアレイ基板1は、透明な絶縁性基板3
の周辺の非表示領域5bに、TFTを有する駆動回路1
3およびこれらの駆動回路13に接続されて外部から電
力や信号を供給するための外部端子12が形成されてい
る。
【0007】なお、カラーフィルタとなる着色層は一般
に赤色、緑色、青色の3つの着色層(図示せず)を有し
ており、表示領域5aに上記3つの着色層がストライプ
状となるように配置される。
【0008】一方、対向基板50は透明な絶縁性基板5
3の一表面上にITO(Indium Tin Oxi
de)からなる透明導電膜が対向電極57として形成さ
れた構成となっている。
【0009】これらの基板1,50は各々配向膜が形成
され、これらの配向膜が対向して所定の間隙を有するよ
うに対向配置される。そして、アレイ基板1の表示領域
5aを囲むように非表示領域5b上に塗布したシール材
300によって貼り合わされる。シール材300には、
図10に示すように液晶材料を注入する注入口301が
形成されている。そして上記基板1,50の貼り合せ後
にこの注入口301を通して液晶組成物(図示せず)が
間隙内に注入され、封止されることにより液晶表示装置
が完成される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような駆動回路一
体型のカラー液晶表示装置においては、アレイ基板1の
配向膜のラビング時に、ラビング布についた着色層が、
駆動回路が形成された非表示領域に付着し、この付着し
た着色層がラビング後の洗浄等で再度、表示領域中に付
着して表示不良の原因となる場合があった。
【0011】また、アレイ基板の配向膜のラビング時に
非表示領域に形成された駆動回路等の導電性膜の表面も
ラビングされる。このため、上記導電性膜に高電圧の静
電気が発生し、駆動回路を構成しているTFT等が静電
破壊され、表示不良が発生するという問題があった。
【0012】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
であって、表示不良が生じるのを可及的に抑制すること
のできるアレイ基板および液晶表示装置を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によるアレイ基板
は、透明な絶縁性基板の表示領域にマトリクス状に配設
された複数の走査線および複数の信号線と、前記走査線
と前記信号線との交差部に形成され一端が前記信号線に
接続されて前記走査線の信号に基づいて開閉動作するス
イッチング素子と、前記走査線、信号線及びスイッチン
グ素子を含む前記基板の表示領域を覆うように形成され
た複数色の着色層からなるカラーフィルタ部と、前記カ
ラーフィルタ部上に設けられ、このカラーフィルタ部の
着色層に設けられたスルーホールを介して前記スイッチ
素子の他端に接続された画素電極と、前記表示領域のカ
ラーフィルタ部および画素電極上に形成された配向膜
と、前記配向膜に覆われていない前記カラーフィルタ部
の少なくとも一部を覆うように形成された保護膜と、前
記基板の非表示領域に形成されて前記複数の走査線およ
び複数の信号線を駆動する駆動回路と、を備えたことを
特徴とする。
【0014】このように構成されたアレイ基板において
は、配向膜によって覆われていないカラーフィルタ部の
露出している着色層の少なくとも一部が保護膜で覆われ
るため、ラビング時に着色層からの不純物が駆動回路等
に付着するのを抑制し、更に、この付着した不純物が表
示領域に転写されるのを防止することが可能となる。こ
れにより表示不良が生じるのを可及的に抑制することが
できる。
【0015】また、駆動回路や試験パターン発生回路上
に絶縁膜を形成することによりラビングによる静電破壊
を防止することが可能となり、表示不良が更に生じるの
を抑制することができる。
【0016】上記絶縁膜は配向膜と同一の材料とすれば
配向膜と同時に形成することが可能となり、工程数増加
するのを防止できる。
【0017】また保護膜を導電膜から形成し、この保護
膜をカラーフィルタ部の額縁部上に形成すれば、ラビン
グ時に駆動回路が静電破壊するのを防止することが可能
となり、表示不良が生じるのを可及的に抑制することが
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する前
に本発明に到った経緯について説明する。
【0019】着色層材料が液晶層や配向膜と直接接する
ことによって生じる表示不良(表示むら等)は、本発明
者の知見によると、着色層の中の有機不純物が液晶層や
配向膜中に溶出し、その結果、配向むらや焼き付き現象
などの表示むらが発生することが分かった。すなわち、
アルキル酸、フェニルカルボン酸、フェニルカルボン酸
誘導体、フェニレンジカルボン酸、フェニレンジカルボ
ン酸誘導体、アルキルアミン、アニリン、アニリン誘導
体、フェニレンジアミン、フェニレンジアミン誘導体、
フェニレンアミンカルボン酸、フェニレンアミンカルボ
ン酸誘導体、アルキルイミドなどの有機不純物が着色層
に含まれており、これが原因であることが分かった。こ
れらの不純物は通常液晶表示装置のカラーフィルタ材料
に用いられる顔料に多く含まれるが、これを着色ペース
トに分散する際の分散剤にも多くの不純物が含まれる。
さらには、上記の顔料や分散剤は、高温時やアルカリへ
の接触、あるいは紫外線への暴露によって分解し、上記
の有機不純物を発生することが分かった。これら不純物
のうち高温時やアルカリへの接触、紫外線への暴露によ
る分解によるものの多くは着色層の表面付近で発生す
る。このため着色層が露出している部分の不純物はラビ
ングによって表示領域の配向膜上に転写され、配向むら
や焼き付き現象などの表示むらを発生させる。
【0020】そこで本発明者は、露出している着色層に
保護膜を被覆することにより上記問題が解決するのでは
ないかと考えた。これを以下の実施例で説明する。
【0021】本発明の第1の実施の形態のアレイ基板の
構成を図1および図2に示す。図2にこのアレイ基板1
の平面図を示し、図2に示す切断線X1−X1で切断し
た断面図を図1に示す。この第1の実施の形態のアレイ
基板1は、カラーフィルタ15と駆動回路13が同一基
板上に形成された構成となっている。
【0022】アレイ基板1は透明な絶縁基板(例えばガ
ラス基板)3を有し、このガラス基板3の裏面には偏光
板21が設けられており、表面には表示領域5aおよび
非表示領域5bが設けられている。表示領域5aには、
表示素子が形成されている。この表示素子は図10に示
す従来の場合と同様に複数の走査線と、これらの複数の
走査線に交差するように形成された複数の信号線と、こ
れらの走査線と信号線との交差点毎に形成された薄膜ト
ランジスタからなるスイッチング素子7と、各薄膜トラ
ンジスタ7毎に形成されて対応する薄膜トランジスタの
ソースおよびドレインのうちの一方に接続される画素電
極17と、を備えている。この画素電極17は例えばI
TOから形成される。
【0023】薄膜トランジスタ7は図1に示すようにチ
ャネル領域、ソース領域、およびドレイン領域となる多
結晶シリコン層7aと、多結晶シリコン層7a上に形成
されたゲート絶縁膜7bと、ゲート絶縁膜7b上に形成
されたゲート電極7cと、ソース領域およびドレイン領
域に各々接続するように形成されたソース電極およびド
レイン電極7dとを備えている。ソース電極およびドレ
イン電極7dの一方は画素電極17に接続され、他方は
信号線(図示せず)に接続される。ソース電極およびド
レイン電極7dとゲート電極7cは層間絶縁膜4によっ
て電気的に分離されている。
【0024】これらの薄膜トランジスタ7および後述の
駆動回路13が形成されたアレイ基板1はSiNからな
る絶縁膜14が形成される。この絶縁膜14が形成され
たことにより、上記駆動回路13に接続される走査線や
信号線は上記絶縁膜14の下側に位置することになる。
【0025】また、アレイ基板1の表示領域5aには、
カラーフィルタとなる有機樹脂、例えばアクリル系樹脂
中に顔料が分散されて成る赤、青、緑それぞれの着色層
15がストライプ形状となるように形成されている。特
に感光性樹脂を用いることにより別途レジスト塗布等の
工程が不用にできる。なお、緑の着色層の端部は青や赤
の着色層で覆われるように構成することが好ましい。
【0026】この着色層15は絶縁膜14とともにゲー
ト電極7cと画素電極17との層間絶縁膜を兼ね、また
表面平滑化を達成するよう4μmの膜厚で形成されてい
る。十分な絶縁性、並びに平滑性を達成するためには3
μm以上の膜厚が望ましい。またアレイ基板1の表示領
域5aにおいては画素電極17および着色層15上に配
向膜19が形成されている。なお画素電極17はカラー
フィルタの着色層に設けられたスルーホールを介してス
イッチング素子7と接続されている。
【0027】アレイ基板1の非表示領域5bには複数個
のTFT13aを有する駆動回路13が形成されてい
る。この駆動回路13を構成するTFT13aには引出
し配線13bが設けられ、この引出し配線13bには、
外部から電力や信号を受けるための外部端子12が接続
されている。なお引出し配線13bおよび外部端子12
とガラス基板3との間には層間絶縁膜4が形成されてい
る。また、駆動回路13を構成しているTFT13aお
よび引出し配線13bは絶縁膜14によって覆われてい
る。
【0028】本実施の形態のアレイ基板1においては、
着色層15は図2に示すように表示領域5aに形成され
ているが、表示領域5a内の露出している着色層15、
すなわち配向膜19が形成されていない着色層15上に
は例えばITOからなる保護膜17aが形成されてい
る。この保護膜17aはカラーフィルタの額縁部上に配
置されている。これにより、配向膜19のラビング時に
ラビング布に着色層15からの不純物が付着することを
可及的に防止することが可能となり、これにより表示不
良が生じるのを抑制することができる。また、保護膜1
7aがカラーフィルタの額縁部上に配置されていること
によりラビング時にTFT等が静電破壊するのを防止す
ることができる。なお、この保護膜17aは画素電極1
7と同じ材料から形成されているため、画素電極17の
形成工程で保護膜17aを形成することが可能となる。
【0029】上述の実施の形態のアレイ基板1を図10
で説明した対向基板50と所定間隔をもって対向し、こ
れらの基板間に液晶層を挟持することにより液晶表示装
置を得ることができる。
【0030】また本実施の形態のアレイ基板1において
は、絶縁膜14が形成されているため、ITOからなる
保護膜と、駆動回路に接続される信号線や走査線とが電
気的に絶縁された構成となっている。
【0031】なお、アレイ基板1の外部端子12を除い
た非表示領域5bには、遮光等のために、有色の有機絶
縁材料、例えばカーボンが分散された感光性アクリル樹
脂から形成された絶縁層が形成される場合もある。この
場合は、この絶縁層上にも、上記実施の形態のように例
えばITOからなる保護膜を形成することが好ましい。
なお、アレイ基板1の非表示領域5bにも着色層が形成
されている場合には、図3(a)および図3(b)に示
すように、表示領域5aに隣接する非表示領域内の着色
層を表示領域5aから所定の幅(1cm以内)だけ削除
し、その後、ラビングローラ80によってラビングすれ
ば表示不良を可及的に抑制することができる。図3
(a)は各々が表示領域5aを有する2個の表示素子が
形成されたアレイ基板100を示しており、図3(b)
は各々が表示領域5aを有する4個の表示素子が形成さ
れたアレイ基板100を示している。そして図3
(a),(b)に示した斜線部31は着色層が削除され
た領域を示している。
【0032】また、上記実施の形態においては、保護膜
としてITOからなる膜を用いたが、例えば配向膜と同
じ材料(ポリイミド)を用いても良い。この場合は、絶
縁膜14の形成は省略しても良い。
【0033】次に本発明の第2の実施の形態のアレイ基
板の構成を図4乃至図9を参照して説明する。この第2
の実施の形態のアレイ基板100の平面図を図4に示
し、この図4に示す切断線X2−X2で切断したときの
アレイ基板100の断面を図5に示す。このアレイ基板
100は透明な絶縁性基板(例えばガラス基板)101
に4個のカラー表示素子が形成された構成となってい
る。各表示素子は表示領域5aと、非表示領域5bを有
しており、表示領域5aには第1の実施の形態の場合と
同様にスイッチング素子となる薄膜トランジスタ7、カ
ラーフィルタとなる着色層15、画素電極17、および
配向膜19等が形成されている。
【0034】一方非表示領域5bには第1の実施の形態
と同様に駆動回路13が形成されるとともに、表示素子
の性能をテストするためのテストパターン発生回路(以
下、TEGともいう)25が設けられた構成となってい
る。TEG25は複数のTFT25aと、引出し配線2
5bとを有している。これらのTFT25aおよび引出
し配線は第1の実施の形態で説明した絶縁膜14によっ
て覆われている。
【0035】本実施の形態のアレイ基板100において
は各表示素子の表示領域5aばかりでなく、駆動回路1
3およびTEG25も配向膜19で覆われている。な
お、TEG25に外部から信号等を入力するため端子1
08やアレイ基板100を製作するために用いられる合
わせマーク110は配向膜19は被覆されない(図4参
照)。したがって従来、露出していた着色層15は配向
膜19で覆われる構成となる。このため、着色層15か
らの不純物がラビング時にラビング布に付着するのを防
止することができ、表示不良を可及的に抑制することが
できる。
【0036】また、この第2の実施の形態のアレイ基板
100においては駆動回路13およびTEG25も配向
膜19で覆われた構成となっているため、ラビング時に
駆動回路13上の導電性膜(引出し配線25a等)に高
電圧が発生するのを抑制することができる。これは本発
明者が実験を行うことによって得た結果である。この実
験結果を以下に説明する。
【0037】まず図6に示すように、6個の表示素子が
形成されたアレイ基板500を6枚用意する。各表示素
子には表示領域5aと、駆動回路13と、TEG25と
が形成されている。そして上記6枚のうちの3枚のアレ
イ基板には図6の破線で示す領域に配向膜19を形成
し、他の3枚には表示領域5aのみに配向膜を形成する
ようにした。
【0038】次にこれらの6枚のアレイ基板500を図
7に示すように各々ステージ550上に載置し、ラビン
グローラ80を用いてラビング処理を行う。このときラ
ビングローラ80はブラケット600によって回転可能
なように支持されている。そしてステージ550を図7
に示す矢印の方向に移動させることによってアレイ基板
500はラビング処理される。なおブラケット600に
は静電気測定プローブ650が取付けられている。この
プローブ650によってラビング直後のアレイ基板50
0の表面の帯電量が測定される。
【0039】上記ラビング処理は図6に示すアレイ基板
500において矢印540の方向に行った。図6の破線
で示す領域に配向膜19が形成された3枚のアレイ基板
500のラビング直後の帯電量の測定結果を各々、図8
(a),(b),(c)に示す。また表示領域5aのみ
に配向膜19が形成された3枚のアレイ基板500のラ
ビング直後の帯電量の測定結果を各々図9(a),
(b),(c)に示す。なお、図8、図9において、
,,,は図6に示す,,,の位置を表
わしている。図8のグラフにおいてはの位置の帯電
量、図9のグラフにおいては、およびの位置の帯電
量はスケールオーバしてピークが明示されていないが、
いずれもほぼ−2000V以下である。
【0040】図8のグラフから分かるように、の位置
すなわち配向膜19に覆われていないTEGの帯電量の
平均は−2000V以下であり、の位置すなわち配向
膜に覆われた表示領域5aの帯電量の平均は−391V
であり、の位置すなわち配向膜に覆われたTEGの帯
電量の平均は−655Vであり、の位置すなわち配向
膜に覆われた表示領域5aの帯電量の平均は−340V
である。
【0041】これに対して図9のグラフにおいては、
の位置、すなわち配向膜19に覆われていないTEGの
帯電流は−2000V以下であり、の位置、すなわち
配向膜に覆われた表示領域5aの帯電流は−377Vで
あり、の位置すなわち配向膜に覆われていないTEG
の帯電量の平均は−2000V以下であり、の位置す
なわち配向膜に覆われた表示領域5aの帯電量の平均は
−247Vであった。
【0042】以上の実験結果から分かるように非表示領
域の駆動回路やTEG上に配向膜を形成することにより
ラビング直後の帯電量を、配向膜を形成しない場合に比
べて約1/3(=−655V/−2000)とすること
ができる。
【0043】これにより配向膜を非表示領域の駆動回路
やTEG上に配向膜を形成することにより、ラビング時
に静電破壊するのを可及的に防止することができ、表示
不良が生じるのを抑制できる。
【0044】なお、図4に示す第2の実施の形態のアレ
イ基板においてはラビングは図4に示す矢印85の方向
に行うことが好ましい。すなわち、ラビングの進入方向
に駆動回路を配置するほうが好ましい。これは着色層か
らの不純物がラビング時に表示領域5aに付着するのを
抑制することができるからである。
【0045】なお図4に示すアレイ基板100はテスト
された後、カッティングされ、各々の表示素子に分割さ
れる。そして良品の表示素子は液晶表示装置のアレイ基
板として用いられる。すなわち、対向基板と対向するよ
うに配置されて、液晶層を挟持するように構成すること
により液晶表示装置を得ることができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表示不良を可及的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアレイ基板の第1の実施の形態の
構成を示す断面図。
【図2】第1の実施の形態のアレイ基板の平面図。
【図3】第1の実施の形態の変形例を説明する模式図。
【図4】第2の実施の形態のアレイ基板の平面図。
【図5】第2の実施の形態のアレイ基板の断面図。
【図6】第2の実施の形態の効果を得るための実験に用
いられたアレイ基板の平面図。
【図7】実験装置の概略図。
【図8】実験結果を示すグラフ。
【図9】実験結果を示すグラフ。
【図10】液晶表示装置の構成を示す模式図。
【符号の説明】
1 アレイ基板 3,53 ガラス基板 4 層間絶縁膜 5a 表示領域 5b 非表示領域 6 信号線 7 スイッチング素子(TFT) 7a 多結晶シリコン層 7b ゲート絶縁膜 7c ゲート電極 7d ソースおよびドレイン電極 8 走査線 12 外部端子 13 駆動回路 13a TFT 13b 引出し配線 14 絶縁膜 15 着色層 17 画素電極 17a 保護膜 19 配向膜 50 対向基板 57 対向電極 80 ラビングローラ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/136 500 G02F 1/136 500 (72)発明者 磨 矢 奈津子 埼玉県深谷市幡羅町1−9−2 株式会社 東芝深谷電子工場内 (72)発明者 庄 原 潔 埼玉県深谷市幡羅町1−9−2 株式会社 東芝深谷電子工場内 (72)発明者 羽 藤 仁 埼玉県深谷市幡羅町1−9−2 株式会社 東芝深谷電子工場内 (72)発明者 宮 崎 大 輔 埼玉県深谷市幡羅町1−9−2 株式会社 東芝深谷電子工場内 (72)発明者 秋 吉 宗 治 埼玉県深谷市幡羅町1−9−2 株式会社 東芝深谷電子工場内 (72)発明者 成 岡 覚 埼玉県深谷市幡羅町1−9−2 株式会社 東芝深谷電子工場内 (72)発明者 永 原 義 幸 埼玉県深谷市幡羅町1−9−2 株式会社 東芝深谷電子工場内 Fターム(参考) 2H048 BA45 BB02 BB14 BB37 BB44 2H090 HA04 HA05 HA14 HB07X HC20 HD01 HD17 LA04 LA15 MB01 2H092 GA59 JA25 JB01 JB57 JB77 JB79 KB23 KB24 NA14 NA29 PA02 PA08 5C094 AA02 AA42 BA03 BA43 CA19 CA24 DA09 DA15 EA04 ED03 HA08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明な絶縁性基板の表示領域にマトリクス
    状に配設された複数の走査線および複数の信号線と、 前記走査線と前記信号線との交差部に形成され一端が前
    記信号線に接続されて前記走査線の信号に基づいて開閉
    動作するスイッチング素子と、 前記走査線、信号線及びスイッチング素子を含む前記基
    板の表示領域を覆うように形成された複数色の着色層か
    らなるカラーフィルタ部と、 前記カラーフィルタ部上に設けられ、このカラーフィル
    タ部の着色層に設けられたスルーホールを介して前記ス
    イッチ素子の他端に接続された画素電極と、 前記表示領域のカラーフィルタ部および画素電極上に形
    成された配向膜と、 前記配向膜に覆われていない前記カラーフィルタ部の少
    なくとも一部を覆うように形成された保護膜と、 前記基板の非表示領域に形成されて前記複数の走査線お
    よび複数の信号線を駆動する駆動回路と、 を備えたことを特徴とするアレイ基板。
  2. 【請求項2】前記基板の非表示領域には試験パターン発
    生回路が形成され、この試験パターン発生回路および前
    記駆動回路はほぼ絶縁膜によって覆われていることを特
    徴とする請求項1記載のアレイ基板。
  3. 【請求項3】前記絶縁膜は前記配向膜と同一の材料から
    なっていることを特徴とする請求項2記載のアレイ基
    板。
  4. 【請求項4】前記保護膜は導電性の材料からなってお
    り、前記保護膜はカラーフィルタ部の額縁部上に配置さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のアレイ基板。
  5. 【請求項5】前記保護膜は前記配向膜と同一の材料から
    なっていることを特徴とする請求項1記載のアレイ基
    板。
  6. 【請求項6】前記カラーフィルタ部の各着色層は、アル
    キル酸、フェニルカルボン酸、フェニルカルボン酸誘導
    体、フェニレンジカルボン酸、フェニレンジカルボン酸
    誘導体、アルキルアミン、アニリン、アニリン誘導体、
    フェニレンジアミン、フェニレンジアミン誘導体、フェ
    ニレンアミンカルボン酸、フェニレンアミンカルボン酸
    誘導体、およびアルキルイミドのうちの少なくとも1つ
    を含んでいることを特徴とする請求項1記載のアレイ基
    板。
  7. 【請求項7】透明な絶縁性基板の表示領域にマトリクス
    状に配設された複数の走査線および複数の信号線と、 前記走査線と前記信号線との交差部に形成され一端が前
    記信号線に接続されて前記走査線の信号に基づいて開閉
    動作するスイッチング素子と、 前記走査線、信号線及びスイッチング素子を含む前記基
    板の表示領域を覆うように形成された複数色の着色層か
    らなるカラーフィルタ部と、 前記カラーフィルタ部上に設けられ、このカラーフィル
    タ部の着色層に設けられたスルーホールを介して前記ス
    イッチ素子の他端に接続された画素電極と、 前記表示領域のカラーフィルタ部および画素電極上に形
    成された配向膜と、 前記基板の非表示領域に形成されて前記複数の走査線お
    よび複数の信号線を駆動する駆動回路と、 を備え、前記駆動回路はラビング進入方向に配置されて
    いることを特徴とするアレイ基板。
  8. 【請求項8】請求項1、4、6、7のいずれかに記載の
    アレイ基板と、 第2の透明な絶縁性基板上に形成された対向電極と、こ
    の対向電極を覆うように形成された配向膜とを有する対
    向基板と、 前記アレイ基板と前記対向基板との間に挟持された液晶
    層と、 を備えていることを特徴とする液晶表示装置。
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