JP2000265880A - 内燃機関の吸気制御装置 - Google Patents

内燃機関の吸気制御装置

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JP2000265880A
JP2000265880A JP11064880A JP6488099A JP2000265880A JP 2000265880 A JP2000265880 A JP 2000265880A JP 11064880 A JP11064880 A JP 11064880A JP 6488099 A JP6488099 A JP 6488099A JP 2000265880 A JP2000265880 A JP 2000265880A
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    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子制御開閉弁を備え、始動時に開閉弁の全
閉制御を行う多気筒内燃機関において、始動時の開閉弁
の全閉制御と掃気制御とを両立させる。 【解決手段】 吸気通路に電子制御開閉弁を備え、内燃
機関のイグニッションスイッチがオンされた時に開閉弁
を全閉位置に制御し、開閉弁が全閉状態になった機関の
始動時に、開閉弁の下流側の容積分の空気が消費された
と判定するまで開閉弁を閉弁し、その後に開閉弁を所定
開度まで開弁させる始動時の閉弁制御を行う内燃機関の
吸気制御装置において、機関のクランキング時間が所定
時間を越えて行われる時には、クランキング中の燃料噴
射を停止して燃焼室内の未燃焼燃料の掃気制御を実行す
ると共に、掃気制御実行時には開閉弁の始動時の閉弁制
御を一時的に停止して掃気制御を優先させるように構成
した。この結果、機関始動時の開閉弁の閉弁制御と掃気
制御とを両立させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の吸気制御
装置に関し、特に、機関の始動時に電子制御スロットル
弁の閉弁制御が行われると共に、始動困難時には燃焼室
内の未燃焼燃料の掃気制御が行われる内燃機関の吸気制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの発達に伴い、内燃
機関の回転数を電子的に最適に制御しようとする電子制
御式の内燃機関が実用化されている。このような内燃機
関の電子制御化としては、例えば、燃料噴射量制御、点
火時期制御、吸排気弁の開弁時期の制御等が先行してお
り、これらに続いてスロットル弁の電子制御も実用段階
に入っている。スロットル弁の開度を電子制御する内燃
機関では、アクセルペダルの踏込量に関係なくスロット
ル弁の開度を設定することができる。
【0003】このため、電子制御スロットル弁を使用し
て機関の始動時に吸気通路を閉じることにより、始動時
の吸気量を減少させると共に、吸気管負圧を高めて燃料
の気化促進を図ることが提案されている。これは、電子
制御式の内燃機関では各燃焼室近傍の吸気通路内に燃料
噴射弁が装着されているために、始動時に燃料が十分に
微粒化しないことがあり、このときに始動性が悪化する
のを防止するためである。
【0004】一方、電子制御燃料噴射式の内燃機関にお
いて、機関の冷間始動時等に機関がなかなか始動せず、
過大な燃料噴射によって始動不良を起こした場合に、ク
ランキングは継続させたままで燃料噴射を停止し、燃焼
室内の未燃焼燃料を掃気して始動性を向上させる技術が
ある。この掃気制御の技術は、例えば、特開平5−23
1213号公報や特開平5−321714号公報に開示
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、機関の
始動時の燃料の気化促進のためにスロットル弁を始動時
に閉弁制御する内燃機関に前述の掃気制御技術を適用し
ようとすると、スロットル弁が閉じられたままで掃気制
御を行うことになり、掃気が十分に行えずに始動不良が
解消しないという問題点があった。
【0006】そこで、本発明は、電子制御開閉弁が吸気
通路に設けられた多気筒内燃機関であって機関の始動時
に電子制御開閉弁の閉弁制御を行い、かつ、機関の始動
不良時には掃気制御を行うものにおいて、始動時の電子
制御開閉弁の閉弁制御と始動不良時の掃気制御の両立を
図ることができ、機関の始動性の向上、及びエミッショ
ン悪化の防止を実現することができる内燃機関の吸気制
御装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の第1の形態は、吸気通路に電子制御開閉弁を備え、
内燃機関の始動時に開閉弁を全閉位置に制御する始動時
の閉弁制御を行う内燃機関の吸気制御装置において、ク
ランキング中の燃料噴射を停止して燃焼室内の未燃焼燃
料の掃気を実行する掃気手段と、掃気が実行されている
時には開閉弁の始動時の閉弁制御を停止する始動時の閉
弁制御停止手段とを設けたことを特徴としている。
【0008】前記目的を達成する本発明の第2の形態
は、吸気通路に電子制御開閉弁を備え、内燃機関の始動
時に開閉弁を全閉位置に制御する始動時の閉弁制御を行
う内燃機関の吸気制御装置において、クランキング中の
燃料噴射を停止して燃焼室内の未燃焼燃料の掃気を実行
する掃気手段と、掃気が実行されている時には開閉弁の
始動時の閉弁制御を停止する始動時の閉弁制御停止手段
と、掃気が実行されている時の機関回転数を監視し、掃
気実行中に機関回転数が基準値を越えて増大した時に
は、掃気手段と始動時の閉弁制御停止手段の動作を停止
して開閉弁の始動時の閉弁制御を再開する始動時の閉弁
制御再開手段とを設けたことを特徴としている。
【0009】第1または第2の形態において、更に、機
関のクランキング時間を検出するクランキング時間検出
手段を設け、このクランキング時間検出手段の計数値が
所定値を越えた時に掃気手段が動作するようにすること
ができる。第1から第3の何れかの形態において、始動
時の閉弁制御停止手段は、始動時の閉弁制御を中止する
際に、開閉弁を全開状態にすることができる。
【0010】本発明の第1の形態によれば、機関の始動
時に電子制御開閉弁の閉弁制御を行う内燃機関におい
て、始動不良時に掃気制御を実行する状態では、スロッ
トル弁が開かれるので、十分な掃気が実行されて掃気不
十分による始動不良を防止することができる。また、本
発明の第2の形態によれば、機関の始動時に電子制御開
閉弁の閉弁制御を行う内燃機関であって、始動不良時に
掃気制御を実行し、掃気制御実行中においても点火が継
続している状態において、スロットル弁を開いた状態で
機関が始動してしまった場合でも、機関回転数が基準値
まで増大した時にスロットル弁の閉弁制御が再開される
ので、機関回転数が暴走することなく機関を始動させる
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面を用いて本発明の実
施形態を具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。図
1には本発明の一実施例の吸気制御装置を備えた電子制
御燃料噴射式の多気筒内燃機関1が概略的に示されてい
る。図1において、内燃機関1の吸気通路2には図示し
ないエアクリーナの下流側にスロットル弁3が設けられ
ている。このスロットル弁3の軸の一端にはこのスロッ
トル弁3を駆動するアクチュエータであるスロットルモ
ータ4が設けられており、他端にはスロットル弁3の開
度を検出するスロットル開度センサ5が設けられてい
る。即ち、この実施例のスロットル弁3は、アクセルペ
ダル14の開度をアクセル開度センサ15で検出し、そ
の開度や機関に取り付けられた電子制御機器の各制御信
号と合わせて後述するECU(エンジン・コントロール
・ユニット)10で最適なスロットル開度を決定し、ス
ロットルモータ4によって開閉駆動される電子制御スロ
ットル(以後、単に電子スロットルと記す)に組み込ま
れたものである。電子スロットルでは、スロットル弁3
の開度指令値がECU10から入力された時に、スロッ
トルモータ4がこの指令値に応答してスロットル弁3を
指令開度に追従させる。
【0012】吸気通路2のスロットル弁3の上流側には
大気圧センサ18があり、下流側にはサージタンク6が
ある。このサージタンク6内には吸気の圧力を検出する
圧力センサ7が設けられている。更に、サージタンク6
の下流側には、各気筒毎に燃料供給系から加圧燃料を吸
気ポートへ供給するための燃料噴射弁8が設けられてい
る。スロットル開度センサ5の出力と圧力センサ7の出
力は、マイクロコンピュータを内蔵したECU10に入
力される。
【0013】また、内燃機関1のシリンダブロックの冷
却水通路9には、冷却水の温度を検出するための水温セ
ンサ11が設けられている。水温センサ11は冷却水の
温度に応じたアナログ電圧の電気信号を発生する。排気
通路12には、排気ガス中の3つの有害成分HC,C
O,NOxを同時に浄化する三元触媒コンバータ(図示
せず)が設けられており、この触媒コンバータの上流側
の排気通路12には、空燃比センサの一種であるO2
ンサ13が設けられている。O2 センサ13は排気ガス
中の酸素成分濃度に応じて電気信号を発生する。これら
水温センサ11及びO2 センサ13の出力はECU10
に入力される。
【0014】更に、このECU10には、アクセル開度
センサ15からのアクセルペダルの踏込量信号(アクセ
ル開度信号)、バッテリ16に接続されたイグニッショ
ンスイッチ17からのキー位置信号(アクセサリ位置、
オン位置、スタータ位置)、クランクシャフトの一端に
取り付けられたクランクシャフトタイミングプーリと一
体型のタイミングロータ24に近接した設けられたクラ
ンク位置センサ21からの上死点信号TDCや所定角度
毎のクランク角信号CAや、油温センサ22からの潤滑
油の温度が入力される。また、クランクシャフトの他端
に設けられたリングギヤ23は機関1の始動時にスター
タ19によって回転させられる。
【0015】機関回転数Neは、所定クランク角信号C
Aの間隔(時間)を計測することにより得られる。タイ
ミングロータ24には信号歯25が設けられており、上
死点の検出用に2枚の欠歯部26を備えた34歯となっ
ている。クランク位置センサ21は電磁ピックアップか
ら構成することができ、10°毎のクランク回転信号を
出力する。クランク位置センサ21は欠歯部26の箇所
の信号を検出することにより、正確な上死点を検出する
ことができる。また、内燃機関の燃料噴射が実行される
気筒は、このクランク位置センサ21からの信号と、図
示しないカム位置センサからの信号により判別すること
ができる。
【0016】従来の内燃機関では、一般に直流直巻モー
タから構成されるスタータ19はイグニッションスイッ
チ17がスタータ位置にされた時にオンするスタータス
イッチを介してバッテリ16に接続されている。従っ
て、イグニッションスイッチ17がオンされ、その後に
イグニッションスイッチ17がスタータ位置にされた時
にスタータ19が起動されて機関1が始動する。そし
て、機関1が稼働を開始すると、ECU10が通電され
てプログラムが起動し、各センサからの出力を取り込
み、スロットル弁3を開閉するスロットルモータ4や燃
料噴射弁8、或いはその他のアクチュエータを制御す
る。ECU10には、各種センサからのアナログ信号を
ディジタル信号に変換するA/D変換器が含まれ、各種
センサからの入力ディジタル信号や各アクチュエータを
駆動する信号が出入りする入出力インタフェース10
1、演算処理を行うCPU102、ROM103やRA
M104等のメモリや、クロック105等が設けられて
おり、これらはバス106で相互に接続されている。E
CU10の構成については公知であるので、これ以上の
説明を省略する。
【0017】一方、この実施例では、スタータ19が直
接バッテリ16に接続されておらず、スタータ駆動回路
20を介してバッテリ16に接続されている。そして、
このスタータ駆動回路20は、ECU10からのスター
タ信号STが入力されないとスタータ19をバッテリ1
6に接続しないようになっている。この実施例では、機
関1の始動時にスロットル弁3を一時的に閉弁して吸気
通路2をほぼ閉塞し、スロットル弁3の下流側に負圧を
発生させて機関の始動性を向上させている。一方、機関
1が停止している時には、スロットル弁3は全閉位置に
はなく、僅かにあいている。従って、機関1が停止して
いる状態では、スロットル弁3の吸気通路2内は大気圧
になっている。
【0018】従って、機関1を始動させる時には、スロ
ットルモータ4を駆動してスロットル弁3を全閉位置に
制御する必要がある。なお、ここでいうスロットル弁3
の全閉位置3は、スロットル弁3と吸気通路2とが衝突
した状態ではなく、僅かに隙間が開いている位置のこと
であり、この実施例では、この隙間は最小限の空気流量
が流れる程度の隙間である。このため、ECU10に
は、前述のようにイグニッションスイッチ17からのキ
ー位置信号とスロットル開度センサ5からのスロットル
開度信号が入力されている。
【0019】ここで、以上のように構成された機関1の
始動時に、ECU10が実行するスロットル弁3の駆動
制御の手順、および燃料の噴射制御について、その実施
例を図2から図5、及び図7のフローチャートを用いて
説明する。図2は電子制御スロットル弁3の閉制御を実
行するフラグFTHVCの設定手順を示すフローチャー
トである。図2に示すルーチンは機関1の始動時にのみ
イニシャルルーチンにおいて所定時間毎、例えば、数m
s毎に実行される。
【0020】この制御では、まずステップ201におい
て図1で説明した水温センサ11によって検出された機
関水温THWを読み込む。続くステップ202では、こ
の水温が所定温度A℃〜B℃の範囲にあるか否かを判定
する。水温THWがこの範囲にない時にはステップ20
4に進み、スロットル弁閉制御実行フラグFTHVCを
“0”にしてこのルーチンを終了する。一方、水温TH
Wがこの範囲に入っている時にはステップ203に進
み、スロットル弁閉制御実行フラグFTHVCを“1”
にしてこのルーチンを終了する。このスロットル弁閉制
御実行フラグFTHVCは“1”の時に、スロットル弁
の閉弁制御が行われることを示す。
【0021】なお、この実施例では、水温THWがごく
低温のA℃未満と、ごく高温のB℃を越えた温度におい
てはスロットル弁閉制御実行フラグFTHVCを“0”
にして、スロットル弁閉制御を実行しないようにしてい
るが、これは現時点における機関の始動性の信頼性を高
めるためであり、コストをかけて制御精度を高めるよう
にすれば、始動時のスロットル弁閉制御は、機関の水温
条件に無関係に実行することも可能である。
【0022】このようにして機関1の始動時に水温TH
WがA≦THW≦Bの範囲にある時に“1”に設定され
るスロットル弁閉制御実行フラグFTHVCは、機関1
が始動してから所定時間後にリセットされる。スロット
ル弁閉制御実行フラグFTHVCのリセット時間は、例
えば、スロットル弁を閉弁した時のスロットル弁下流側
の空気量が機関の始動後になくなる時間を考慮して設定
することができる。この制御を図3に示すフローチャー
トを用いて説明する。図3に示すルーチンも機関1の始
動時にのみイニシャルルーチンにおいて所定時間毎、例
えば、数ms毎に実行される。
【0023】この制御では、まず、ステップ301にお
いて機関回転数Neを読み込む。機関回転数Neは図1
に示したクランク位置センサ21からのクランク位置信
号から算出することができるものである。続くステップ
302ではステップ301で読み込んだ機関回転数Ne
が設定回転数Nes以上か否か、例えば400rpm以上
か否かを判定する。機関回転数Neが設定回転数Nes未
満の時は、機関1が未だ始動していないと判定してステ
ップ303に進み、始動後経過時間カウンタCNTの値
をクリアしてこのルーチンを終了する。
【0024】一方、ステップ302において、機関回転
数Neが設定回転数Nes以上の場合は機関1が始動した
と判定してステップ304に進み、始動後経過時間カウ
ンタCNTの値を1だけインクリメントしてステップ3
05に進む。ステップ305では始動後経過時間カウン
タCNTの値が所定時間を示す基準計数値Cに達したか
否かを判定する。そして、始動後経過時間カウンタCN
Tの値が基準計数値Cに達していない時はこのままこの
ルーチンを終了し、始動後経過時間カウンタCNTの値
が基準計数値Cに達した時はステップ306に進んでス
ロットル弁閉制御実行フラグFTHVCを“0”にして
このルーチンを終了する。このようにして、機関1の始
動時に“1”になっていたスロットル弁閉制御実行フラ
グFTHVCは、機関1が始動してから所定時間が経過
すると“0”に設定される。
【0025】図4は図1のように構成された内燃機関1
における掃気制御実行フラグFSCVの設定手順を示す
フローチャートである。図4に示すルーチンも機関1の
始動時にのみイニシャルルーチンにおいて所定時間毎、
例えば、数ms毎に実行される。掃気制御は、イグニッ
ションスイッチ17のオンによりスロットル弁3が全閉
にされた後に、スタータ19によってクランキングされ
たが、なかなか始動しない場合に実行される。即ち、掃
気制御は、機関1の冷間始動時等にクランキングを長時
間に渡って続けても機関1がなかなか始動しない場合
に、燃料噴射弁8から噴射され続けた燃料量が過度に燃
焼室に溜まってしまい、かえって始動が困難になった
り、溜まった燃料に着火して過度の燃焼が起こるのを防
止するものであり、燃料噴射弁8からの燃料噴射を停止
して燃焼室内の未燃焼燃料を掃気して始動性を向上させ
るものである。この実施例における掃気制御実行フラグ
FSCVは、“1”に設定された時に燃料噴射弁8から
の燃料の噴射を停止するものとする。
【0026】掃気制御実行フラグFSCVの設定におい
ては、まず、ステップ401でクランキング中か否かを
判定する。クランキング中でない場合はステップ402
に進み、掃気制御実行フラグFSCVが既に“1”であ
るか否かを判定する。この判定はクランキングを続けて
も機関1が始動始動しない場合に、イグニッションスイ
ッチ17が一度スタータ位置から戻された場合を考慮し
たものである。即ち、最初のクランキング中に掃気制御
実行フラグFSCVが“1”にされた場合には、この後
に再度イグニッションスイッチ17がスタータ位置にさ
れる場合を考慮して、後述するクランキングの継続時間
Tc の値をクリアしないようにしたものである。従っ
て、ステップ402でFSCV=“1”と判定した場合
はこのままこのルーチンを終了する。
【0027】一方、ステップ402でFSCV=“0”
と判定した場合はクランキングが未だ行われていないと
判定してステップ403に進み、クランキング時間カウ
ンタの値をクリアしてクランキングの継続時間Tcを0
にする。そして、続くステップ404において、掃気制
御実行フラグFSCVの値を“0”にしてこのルーチン
を終了する。
【0028】また、ステップ401で機関1がクランキ
ング中であると判定した場合はステップ405に進み、
クランキング時間カウンタを用いてクランキングの継続
時間Tcを算出してステップ406に進む。ステップ4
06ではクランキングの継続時間Tcの値が基準時間M
N以上になったか否かを判定する。この基準時間MN
は、例えば、クランキングが開始されてから機関が始動
するまでに一般に要する時間の最も遅い時間より大きく
なるように定められる。ステップ406でTc<MNの
時はステップ404に進んで掃気制御実行フラグFSC
Vの値を“0”にしてこのルーチンを終了するが、ステ
ップ406でTc≧MNの時はステップ407に進む。
【0029】ステップ407ではクランキングの継続時
間Tcの値が、前述の基準時間MNに最大掃気継続時間
Lを加えた掃気終了時間MXより大きくなったか否かを
判定する。このステップ407における判定は、掃気制
御が所定時間Lだけ継続したら掃気制御を打ち切るため
のものである。即ち、掃気制御実行フラグFSCVの値
を“0”に戻すタイミングを決定するものである。よっ
て、ステップ407において、Tc≦MXの場合はステ
ップ408に進んで掃気制御実行フラグFSCVの値を
“1”にしてこのルーチンを終了するが、Tc>MXと
なった場合にはステップ404に進み、掃気制御実行フ
ラグFSCVの値を“0”にしてこのルーチンを終了す
る。
【0030】このように、この実施例では、機関1のク
ランキングが行われた際に、機関1が始動せず、クラン
キングの継続時間TcがMN≦Tc≦MXの間だけ掃気
制御が実行される。なお、図4で説明した掃気制御実行
フラグFSCVの設定手順は、図2で説明したように、
水温THWがごく低温のA℃未満と、ごく高温のB℃を
越えた温度においてはスロットル弁閉制御実行フラグF
THVCを“0”にして、スロットル弁閉制御を実行し
ないようにした実施例に対応するものである。一方、前
述のように、始動時のスロットル弁の閉弁制御を機関の
水温条件に無関係に実行する場合には、掃気制御実行フ
ラグFSCVの設定手順に、機関の水温THWがごく低
温の時、例えば、A℃未満の時にのみ掃気制御実行フラ
グFSCVを“1”に設定する条件を加えても良い。
【0031】図5は機関1の始動時の電子制御スロット
ル弁3の開度設定の手順の第1の実施例を示すフローチ
ャートである。図5に示すルーチンは所定時間毎、例え
ば、数ms毎に実行される。なお、第1の実施例では、
スロットル弁3の全閉位置における隙間を、ISC(ア
イドル速度制御)流量が流れる程度の隙間として説明す
る。
【0032】第1の実施例では、まず、ステップ501
においてスロットル弁閉制御実行フラグFTHVCの値
と、掃気制御実行フラグFSCVの値とを読み込む。続
くステップ502ではスロットル弁閉制御実行フラグF
THVCの値が“1”か否かを判定する。ステップ50
2でスロットル弁閉制御実行フラグFTHVCの値が
“0”であると判定した場合は、機関1の始動が完了し
ていると判定してステップ503に進む。ステップ50
3では通常の算出式によって通常のISC流量ISCN
を計算する。通常の算出式とは、ISC流量の学習値
を、水温による補正値、始動時のISC流量の補正値、
エアコンディショナのオン/オフによる補正値、電気負
荷の有無による補正値、パワーステアリングの動作によ
る補正値等で補正するための式である。続くステップ5
04ではステップ503で算出した通常のISC流量I
SCNに応じたスロットル弁開度θthv をスロットル弁
開度θthとして設定してこのルーチンを終了する。機関
1の始動が完了している際の制御は本発明の主旨ではな
いので、これ以上の説明を省略する。
【0033】一方、ステップ502においてスロットル
弁閉制御実行フラグFTHVCの値が“1”であると判
定した場合は、機関1の始動時であると判定してステッ
プ505に進む。ステップ505では機関1の燃焼室に
吸気が吸い込まれている状態で燃料の噴射を開始したか
否かを判定する。そして、燃焼室に吸気が吸い込まれて
はいるが、燃料の噴射が未だ行われていない時にはステ
ップ506に進む。ステップ506では最小のISC流
量ISCmin を流すスロットル弁開度θth1 をスロット
ル弁開度θthとして設定し、このルーチンを終了する。
【0034】一方、ステップ505で燃料噴射を開始し
たと判定した場合はステップ507に進む。ステップ5
07ではECU10のRAM104に格納されているア
イドル時のISC流量の学習値ISCG、大気圧センサ
18によって検出された大気圧AP、ECU10のRO
M103に格納されている大気圧補正計数AH、エアコ
ン(空気調和装置)や電気負荷等の機関1に搭載された
補機の運転状態パラメータを読み込み、この運転状態パ
ラメータに基づいてアイドル時のISC流量の学習値I
SCGを補正してISC流量ISCHを算出する。
【0035】次のステップ508ではステップ507で
算出したISC流量ISCHを流すスロットル弁開度θ
th2 をスロットル弁開度θthとして設定してステップ5
09に進む。ステップ509ではステップ501で読み
込んだ掃気制御実行フラグFSCVの値が“1”か否か
を判定する。掃気制御実行フラグFSCVの値が“0”
である場合は掃気制御は実行されていないと判定してこ
のルーチンを終了する。一方、ステップ510で掃気制
御実行フラグFSCVの値が“1”である場合は掃気制
御は実行されていると判定してステップ510に進む。
【0036】ステップ510では掃気制御時にスロット
ル弁3の開度が大きくなって大量の吸気が燃焼室側に流
れるように、スロットル弁開度θthに大きな開度θtho
を設定する。この開度θtho はスロットル弁3を全開に
する開度とすることができる。このように、本発明では
始動時にスロットル弁の閉弁制御が行われる機関1にお
いて、機関1が始動せずに掃気制御が実行される時に
は、スロットル弁の閉弁制御を停止してスロットル弁が
大きく開弁されるので、掃気制御がスムーズに実行され
る。
【0037】図6は第1の実施例におけるスタータ信
号、スロットル弁閉制御実行フラグFTHVC、燃料噴
射、掃気実行フラグFSCV、機関始動後カウンタCN
T、機関回転数Ne、ISC流量、及び、スロットル弁
開度θthの推移を示すタイムチャートである。スロット
ル弁閉制御実行フラグFTHVCが“1”の状態の時
に、時刻T0でスタータ信号の値が1になって機関1が
始動状態となると、この時点では燃料の噴射が実行され
ていないので、スロットル弁開度θthは第1の開度θth
1 に設定される。その後、時刻T1までのクランキング
中は、スロットル弁3が略全閉の開度θth1 のまま必要
最小限のISC流量ISCmin が流れる。
【0038】機関1のクランキング中の時刻T1におい
て燃料噴射が行われると、アイドル時のISC流量の学
習値ISCGがRAM104から読み出されて機関1の
運転状態パラメータで補正されてISC流量ISCHが
計算される。そして、このISC流量ISCHを流すた
めのスロットル弁3の開度θthが開度θth2 に設定され
る。
【0039】この状態で機関1が正常に始動する時は、
時刻T1の後に所定時間クランキングが続行された後に
機関の回転数Ne が実線で示すように増大し始める。こ
の後の時刻T2において機関回転数Ne が所定回転数N
esに達すると、機関始動後カウンタCNTがカウントを
開始する。この状態ではスロットル弁3が略全閉の開度
θth2 のままISC流量ISCHが流れる。この後、時
刻T3において機関始動後カウンタCNTが所定値Cに
達すると、スロットル弁閉制御実行フラグFTHVCが
“0”にされ、ISC流量は通常の算出式で計算され、
スロットル弁開度θthは、算出された通常のISC流量
に応じたスロットル弁開度θthv に設定され、それに応
じたISC流量ISCNが流れる。
【0040】一方、スロットル弁3の開度θthが開度θ
th2 に設定された燃料の噴射状態において機関1が正常
に始動しない時は、時刻T1の後も点線Fで示すよう
に、クランキングが続行され、機関の回転数Ne は増大
しない。この状態では、クランキングが開始された時刻
T0から基準時間MNが経過した時刻T0+MNにおい
て掃気実行フラグFSCVが“1”になる。第1の実施
例では、掃気実行フラグFSCVが“1”になると、燃
料噴射が破線で示すように停止されると共に、燃焼室内
の点火プラグの点火カットが実行される。
【0041】このように、時刻T0+MNにおいて掃気
実行フラグFSCVが“1”になって掃気制御が実行さ
れる掃気モードになると、スロットル弁開度θthの値が
破線で示すように開度θtho に設定される。この開度θ
tho はスロットル弁3を全開にする開度、あるいはそれ
に近い開度である。この結果、時刻T0+MN以後にお
いてISC流量として破線で示す多量の吸気量ISCO
が流れる。この掃気モードは、掃気制御が所定時間Lだ
け継続した時刻T0+MXに打ち切られる(ここで、M
X=MN+Lである)。
【0042】掃気モードの終了後は、スロットル弁開度
θthは元の開度θth2 に戻され、通常の制御が実行され
る。このように、この実施例では、機関の始動時のスロ
ットル弁閉制御の実行中に掃気制御が行われる時は、ス
ロットル弁3が一時的に全開状態になるので、掃気制御
が損なわれることがない。図7は機関1の始動時の電子
制御スロットル弁3の開度設定の手順の第2の実施例を
示すフローチャートである。図7に示すルーチンも所定
時間毎、例えば、数ms毎に実行される。第1の実施例
では、掃気実行フラグFSCVが“1”に設定される
と、燃料噴射が停止されると共に燃焼室内の点火プラグ
による点火も停止されていた。一方、図7に示す第2の
実施例では、掃気実行フラグFSCVが“1”に設定さ
れると、燃料噴射は停止されるが、燃焼室内の点火プラ
グの点火カットは行われない。
【0043】従って、第2の実施例では、掃気モード中
に燃焼室内の空燃比が適正になった時点で点火によって
燃焼室内の燃料に着火し、機関1が始動することがあ
る。このような場合、掃気モードではスロットル弁3が
全開、或いは全開に近い状態まで開いているので、機関
回転数Neが急激に上昇してしまう可能性がある。第2
の実施例は、この掃気モード中の機関1の始動による機
関回転数Neの過度の上昇を防止するものである。
【0044】このため、第2の実施例においては、図5
においてステップ401から408で説明した掃気実行
フラグFSCVの設定手順の後に、機関回転数Neの過
度の上昇を防止する手順を追加している。従って、図7
に示すフローチャートのステップ401から408の手
順は図5で説明したフローチャートと全く同じであるの
で、ここではその説明を省略する。
【0045】第2の実施例では、ステップ408で掃気
実行フラグFSCVが“1”に設定された後に、ステッ
プ701において機関回転数Neを読み込む。そして、
続くステップ702において、機関回転数Neが基準回
転数Neref以上になったか否かを判定する。機関回転数
Neが基準回転数Neref未満の場合は機関が始動してい
ないと判定してこのままこのルーチンを終了する。一
方、ステップ702において機関回転数Neが基準回転
数Neref以上となった場合は機関が始動したと判定して
ステップ703に進み、掃気実行フラグFSCVを
“0”に設定して掃気モードを打ち切る。この制御によ
り、掃気モード中に機関が始動したとしても、機関回転
数Neが過度に上昇するおそれがない。
【0046】図8は第2の実施例におけるスタータ信
号、スロットル弁閉制御実行フラグFTHVC、燃料噴
射、掃気実行フラグFSCV、機関始動後カウンタCN
T、機関回転数Ne、ISC流量、及び、スロットル弁
開度θthの推移を示すタイムチャートである。時刻T0
から時刻T0+MNまでのスタータ信号、スロットル弁
閉制御実行フラグFTHVC、燃料噴射状態、掃気実行
フラグFSCV、機関回転数Ne、ISC流量、及び、
スロットル開度θthは、第1の実施例と全く同じであ
る。そして、第1の実施例では、時刻T0+MNの後、
機関回転数Neが増大しないために、時刻T0+MXま
で掃気モードが継続されていた。
【0047】ところが、第2の実施例では、時刻T0+
MNから所定時間Rの経過後の掃気モード中に機関1が
始動してしまい、破線Sで示すように機関回転数Neが
増大し、時刻TSにおいて機関回転数Neが基準回転数
Nerefに達している。このまま掃気モードが継続される
と、機関回転数Neは二点鎖線Uで示すように過度に増
大するおそれがあるので、第2の実施例では、時刻TS
の時点で掃気実行フラグFSCVが“0”に設定され
る。
【0048】このように、第2の実施例では、掃気実行
フラグFSCVが“1”になって掃気制御が実行される
掃気モード中に機関1が始動した場合には、スロットル
弁開度θthの値が開度θtho から開度θth2 に戻される
ので、ISC流量も元の流量ISCHに戻ることにな
り、機関の回転数Ne は破線Vで示すように増大しなく
なる。
【0049】以上のように、本発明では実施例において
説明したように、機関の始動時にスロットル弁の閉弁制
御を行う多気筒内燃機関において掃気制御が実行される
場合には、スロットル弁の閉弁制御が一時的に解除され
るので、掃気制御がスムーズに行われることになり、ス
ロットル弁の閉弁制御による機関の始動性の向上及びエ
ミッション悪化の防止と、掃気制御を両立させることが
できる。
【0050】なお、以上説明した実施例では、内燃機関
の吸気通路の閉鎖を電子制御スロットル弁3により行う
ものについて説明を行ったが、電子制御スロットル弁3
の代わりに、電子制御される吸気制御弁が吸気通路に別
に設けられているものについても本発明を有効に適用す
ることができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内燃機関
の吸気制御装置によれば、電子制御開閉弁が吸気通路に
設けられた多気筒内燃機関であって機関の始動時に電子
制御開閉弁の閉弁制御を行うものにおいて、掃気制御の
実行時にはスロットル弁の閉弁制御を一時的に解除する
ようにしたので、スロットル弁の閉弁制御による機関の
始動性の向上及びエミッション悪化の防止と、掃気制御
を両立させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の吸気制御装置が搭載された
電子制御式多気筒内燃機関の構成を示す構成図である。
【図2】スロットル弁の閉制御を実行するフラグの設定
手順を示すフローチャートである。
【図3】スロットル弁の閉制御を実行するフラグのリセ
ットを示すフローチャートである。
【図4】掃気制御実行フラグの設定手順を示すフローチ
ャートである。
【図5】本発明の始動時の電子制御スロットル弁の開度
設定の手順の第1の実施例の手順を示すフローチャート
である。
【図6】第1の実施例におけるスタータ信号、スロット
ル弁閉制御実行フラグ、燃料噴射状態、掃気実行フラ
グ、機関始動後カウンタ、機関回転数、ISC流量、及
びスロットル弁開度の推移を示すタイムチャートであ
る。
【図7】本発明の始動時の電子制御スロットル弁の開度
設定の手順の第2の実施例の手順を示すフローチャート
である。
【図8】第2の実施例におけるスタータ信号、スロット
ル弁閉制御実行フラグ、燃料噴射状態、掃気実行フラ
グ、機関始動後カウンタ、機関回転数、ISC流量、及
びスロットル弁開度の推移を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
2…吸気通路 3…スロットル弁 4…スロットルモータ 5…スロットル開度センサ 8…燃料噴射弁 10…ECU 17…イグニッションスイッチ 18…大気圧センサ 19…スタータ 20…スタータ駆動回路 21…クランク位置センサ 23…リングギヤ 24…タイミングロータ 25…信号歯 26…欠歯部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 智 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3G065 CA00 CA02 CA12 DA05 EA01 EA03 FA13 GA01 GA07 GA10 GA26 GA33 GA35 GA37 GA41 GA43 GA44 KA36 3G301 JA00 JA21 JA34 KA01 KA07 LA00 LA03 LC03 MA24 NA08 NB11 NB15 NC08 ND21 NE23 PA07Z PA09Z PA11A PA11Z PA13Z PA14Z PD03A PE01Z PE03Z PE04Z PE08Z PF03Z PF11Z PF13Z PF14Z PF16Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気通路に電子制御開閉弁を備え、内燃
    機関の始動時に前記開閉弁を全閉位置に制御する始動時
    の閉弁制御を行う内燃機関の吸気制御装置において、 クランキング中の燃料噴射を停止して燃焼室内の未燃焼
    燃料の掃気を実行する掃気手段と、 掃気が実行されている時には前記開閉弁の始動時の閉弁
    制御を停止する始動時の閉弁制御停止手段と、を設けた
    ことを特徴とする内燃機関の吸気制御装置。
  2. 【請求項2】 吸気通路に電子制御開閉弁を備え、内燃
    機関の始動時に前記開閉弁を全閉位置に制御する始動時
    の閉弁制御を行う内燃機関の吸気制御装置において、 クランキング中の燃料噴射を停止して燃焼室内の未燃焼
    燃料の掃気を実行する掃気手段と、 掃気が実行されている時には前記開閉弁の始動時の閉弁
    制御を停止する始動時の閉弁制御停止手段と、 掃気が実行されている時の機関回転数を監視し、掃気実
    行中に機関回転数が基準値を越えて増大した時には、前
    記掃気手段と前記始動時の閉弁制御停止手段の動作を停
    止して前記開閉弁の始動時の閉弁制御を再開する始動時
    の閉弁制御再開手段と、を設けたことを特徴とする内燃
    機関の吸入空気量の制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の内燃機関の吸
    気制御装置であって、更に、機関のクランキング時間を
    検出するクランキング時間検出手段を備え、このクラン
    キング時間検出手段の計数値が所定値を越えた時に、前
    記掃気手段が動作することを特徴とする内燃機関の吸気
    制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3の何れか1項に記載の内
    燃機関の吸気制御装置であって、前記始動時の閉弁制御
    停止手段は、始動時の閉弁制御を中止する際に、前記開
    閉弁を全開状態にすることを特徴とする内燃機関の吸気
    制御装置。
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