JP2000258240A - 床衝撃音レベルの測定方法及びその装置 - Google Patents

床衝撃音レベルの測定方法及びその装置

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JP2000258240A
JP2000258240A JP11059465A JP5946599A JP2000258240A JP 2000258240 A JP2000258240 A JP 2000258240A JP 11059465 A JP11059465 A JP 11059465A JP 5946599 A JP5946599 A JP 5946599A JP 2000258240 A JP2000258240 A JP 2000258240A
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雅直 大脇
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健史 財満
Masakatsu Okazaki
正克 岡崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定に必要な周波数帯域における各周波数毎
の床衝撃音レベルを一度の測定でかつ短時間に求める。 【解決手段】 床衝撃音の音圧信号をA/D変換するA
/D変換器2と、上記A/D変換された量子化データを
記憶する初期データ記憶手段3と、量子化データを帯域
制限するデジタルローパスフィルタ5及びデジタルハイ
パスフィルタ7と、デジタルローパスフィルタ5を通過
した量子化データを記憶する通過データ記憶手段4と、
上記フィルタ5,7で帯域制限された量子化データから
各周波数帯域毎の床衝撃音レベルを演算する床衝撃音レ
ベル演算手段9とを備え、低い周波数帯域の床衝撃音レ
ベルを演算する際に用いる量子化データを、通過データ
記憶手段4に格納されたデータから選択するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、戸建て住宅や集合
住宅における部屋の遮音性能を調べるために行う床衝撃
音レベルの測定方法とその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物現場における床衝撃音レベ
ルの測定は、法律で定める一定の工業基準規格に規定さ
れた方法によって行われている。図5は、上記従来の測
定に使用される床衝撃音レベルの測定装置の構成と測定
方法とを示す図で、床衝撃音レベルの測定装置は、音源
室Aに設置され床衝撃音を発生させる床衝撃音発生器2
0と、上記音源室Aの直下の受音室Bに設置され上記音
源室Aの測定対象床(受音室Bの天井部を含む)Cを介
して受音室B内に伝播された衝撃音を採取するマイクロ
ホン21と、上記マイクロホン21で採取した音圧信号
の床衝撃音レベルを測定する受音装置22とを備えてい
る。この受音装置22は、上記マイクロホン21で採取
した音圧信号を増幅する低雑音増幅器23と、低雑音増
幅器23で増幅された音圧信号を所定の周波数を中心周
波数とする1オクターブ幅の周波数帯域に帯域制限する
オクターブ帯域フィルタ24と、上記オクターブ帯域フ
ィルタ24により帯域制限された上記音圧信号の床衝撃
音レベル(dB)を検出する床衝撃音レベル検出手段2
5及び上記床衝撃音レベル(dB)をアナログ表示する
レベル表示器26とを備えた騒音計27とから構成され
ている。
【0003】床衝撃音発生器20には、床を打撃する衝
撃源として一直線上に並んだ所定の重量の5個ハンマか
ら成る軽量衝撃源を用い、上記ハンマを順次垂直に落下
させて床面と衝突させ、この衝突により発生する連続的
な衝撃音を発生させる軽量床衝撃音発生器と、自動車用
のタイヤなどの1個の重量衝撃源を用いて床面を垂直に
打撃して衝撃音を発生させる重量床衝撃音発生器との2
種類があり、床衝撃レベルは上記軽量及び重量の2種類
の床衝撃音発生器による床衝撃音をそれぞれ検出するこ
とにより求められる。なお、上記軽量及び重量床衝撃音
発生器による衝撃音発生の詳細については公知であるの
で説明を省略する。
【0004】騒音計27は、図6に示すような、自乗則
整流手段28と、RC積分回路から成る平均化手段29
と実効値演算手段30とから成る整流回路31を備え、
オクターブ帯域フィルタ24により帯域制限された上記
音圧信号にFastあるいはSlowの時間的な補正を
加え、それを実効値のdB値に変換するもので、床衝撃
音レベルの測定の場合には、上記時間的な補正をFas
t動特性となるように上記RC積分回路の時定数を設定
している。また、床衝撃音レベルの測定は、周波数がf
1=63Hzを基本周波数とし、1オクターブずつ増加する
7種類の周波数( f1=63Hz,f2=125Hz,f3=250H
z,f4=500Hz, f5=1000Hz, f6=2000Hz,f7=4000H
z )をそれぞれ中心周波数とした各周波数帯域につい
て行う。
【0005】通常、音源室Aにおける衝撃音の発生箇所
(以下、衝撃点という)は5個所(A 1〜A5)であり、受
音室Bにおける衝撃音の採取個所(以下、測定点とい
う)も5個所(B1〜B5)である(図5参照)。なお、
図5では、測定を行う作業者S 1〜S4は省略した。ま
ず、測定の前に受音装置22に校正信号を入力してキャ
リブレーションを行い、この校正信号をA/D変換した
時の量子化最大値が予め設定された電圧値V 0となって
いるかどうかを調べ、電圧値がV0になっていれば、上
記V0を校正音圧信号の基準値とする。床衝撃音レベル
の測定は、音源室Aの衝撃がAiで床衝撃音発生器20
により衝撃音を発生させ、受音室Bの測定点Bjにマイ
クロホン21を上向きにセットしこの衝撃音を採取し、
各周波数帯域(中心周波数fk)毎に上記衝撃音の音圧
レベル(床衝撃音レベル)Lijk(dB)を騒音計27
のレベル表示器26から読み取り記録用紙に記録する。
なお、上記床衝撃音レベルLijkは、測定された音圧信
号Vijkと、上述した校正音圧信号の基準値V0の実効値
Cとから、計算式Lijk=20log10(Vijk/VC)に
よって求められるdB値である。
【0006】次に、床衝撃音レベルの測定手順について
説明する。音源室Aでは、作業者S1は衝撃点A1におい
て床衝撃音発生器20を操作し衝撃音を発生させる。受
音室Bでは、作業者S2が測定点B1にマイクロホン21
をセットし、上記測定点B1での音圧信号を採取する。
また、作業者S3は、受音装置22を操作してオクター
ブ帯域フィルタ24の中心周波数をf1=63Hzに合わ
せ、測定点B1での音圧信号の床衝撃音レベルL111(d
B)を騒音計27のレベル表示器26から読み取り記録
用紙に記録する。中心周波数f1=63Hzの周波数帯域で
の測定が終了すると、作業者S1は上記衝撃点A1におい
て再度衝撃音を発生させ、作業者Sは受音装置22を
操作してオクターブ帯域フィルタ24の中心周波数をf
2=125Hzに合わせ、作業者S2が先ほどと同じ測定点B1
で測定した音圧信号から中心周波数がf2の周波数帯域
の床衝撃音レベルL112(dB)を騒音計27のレベル
表示器26から読み取り記録用紙に記録する。このよう
な作業を繰り返すことにより、衝撃点がA1で測定点が
1での各周波数帯域毎の床衝撃音レベルL111〜L117
(dB)を測定する。その後、受音室B内でマイクロホ
ン21を次の測定点であるB2〜B5に順次移動させ、衝
撃点がA で測定点がB2〜B5での各周波数帯域毎の床
衝撃音レベルL1j1〜L1j7(j=2〜7)をそれぞれ測
定する。衝撃点A1での床衝撃音レベルの測定が終了す
ると、作業者S1は床衝撃音発生器20を次の測定点で
あるA2〜A5に順次移動させ、衝撃点がAi,測定点が
jでの各周波数毎の床衝撃音レベルLij1〜Lij7(i
=2〜5,j=1〜5)をそれぞれ測定し記録用紙等に
記録する。
【0007】測定終了後、各周波数帯域(中心周波数が
k)毎に、衝撃点Aiでの床衝撃音レベルの平均値Ljk
(dB)を、以下の式(1)で表されるパワー平均の算
出式を用いて算出する。 Ljk =(1/n)・Σ10(Lijk/10) ‥‥(1) 但し、上記式でnは測定点の数(n=5)、Σは測定点
j(j=1〜5)についての和を示す。また、各周波数
帯域(中心周波数がfk)毎の床衝撃音レベルの平均値
kは、以下の式(2)で表わされる算術平均の算出式
を用いて算出する。 Lk=(1/m)・ΣLjk ‥‥(2) 但し、上記式でmは衝撃点の数=5、Σは衝撃点A
i(i=1〜5)についての和を示す。なお、軽量床衝撃
音発生器による床衝撃音レベルの平均値をLLkで表し、
重量床衝撃音発生器による床衝撃音レベルの平均値をL
Hkで表わし、測定結果は上記衝撃源の種類を明記し、そ
れぞれグラフ及び表で示す。グラフの場合、横軸を周波
数とし縦軸を床衝撃音レベルとし、各中心周波数毎の床
衝撃音レベルを点で示し、順次直線で結ぶ。また、受音
室B内での各測定点における床衝撃音レベルLijk(d
B)の最大値と最小値との差が5dB以下の場合には、
計算の手間を省く目的で、上記式(1)に代えて、衝撃
点Aiでの各周波数fk毎の床衝撃音レベルの平均値Ljk
(dB)を以下の式(3)で表される算術平均で近似し
てもよい。 Ljk=(1/n)・ΣLijk ‥‥(3) なお、受音室B内での各測定点における床衝撃音レベル
ijk(dB)の最大値と最小値とのレベル差が10d
Bを越えた場合には、その周波数帯域に対する平均床衝
撃音レベルを算出しない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
床衝撃音レベルの測定方法は、各周波数帯域毎に、オク
ターブ帯域フィルタ24による帯域制限を行って床衝撃
音レベル(dB)を測定していたので、測定に膨大な時
間がかかってしまうという問題点があった。また、レベ
ル表示器26によるデータの読み取りを行っているた
め、人による読みの誤差が生じ、正確な床衝撃音レベル
を得られない場合もあった。更に、平均床衝撃音レベル
kを算出する際は、測定後に記録用紙に記入された各
測定値Lijk(dB)の7(周波数)×5(測定点)×5
個の合計175個のデータに基づいてパワー平均あるい
は算術平均を行って求めるため、測定結果を算出する手
間もかかるといった問題点があった。
【0009】本発明は、従来の問題点に鑑みてなされた
もので、測定に必要な周波数帯域における各周波数毎の
床衝撃音レベルを一度の測定で求めることのできるよう
な床衝撃音レベルの測定方法及びその装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の床衝撃音レベルの測定方法は、音源室の床衝撃音発生
器から発せられた衝撃音の音圧信号を上記音源室直下の
受音室で採取し、上記採取された音圧信号をA/D変換
した後、このA/D変換された量子化データを用いて床
衝撃音レベルの演算を中心周波数の高い周波数帯域から
順に行うとともに、中心周波数の低い周波数帯域の床衝
撃音レベルを演算する際に用いる量子化データを、中心
周波数の高い周波数帯域の床衝撃音レベルを演算する際
に用いた量子化データの中から選択するようにしたこと
を特徴とする。
【0011】また、請求項2に記載の床衝撃音レベルの
測定方法は、上記床衝撃音レベルを演算するための量子
化データを低域通過フィルタを通過させたデータより得
たデータとしたことを特徴とする。
【0012】また、請求項3に記載の床衝撃音レベルの
測定方法は、低い周波数帯域の床衝撃音レベルを演算す
るための量子化データを、上記高い周波数帯域の中心周
波数と低い周波数帯域の中心周波数との比に基づいて選
択するようにしたことを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の床衝撃音レベルの測定装
置は、音源室に設置される床衝撃音発生器と、上記音源
室の下の受音室に設置され上記音源室で発生した衝撃音
の音圧信号を採取する受音手段と、この受音手段で採取
された音圧信号をA/D変換するA/D変換器と、上記
A/D変換された量子化データを格納する初期データ記
憶手段と、上記量子化データを帯域制限するデジタルロ
ーパスフィルタ及びデジタルハイパスフィルタと、上記
デジタルローパスフィルタを通過した量子化データを格
納する通過データ記憶手段と、上記帯域制限された量子
化データから各周波数帯域毎の床衝撃音レベルを演算す
る床衝撃音レベル演算手段とを備え、低い周波数帯域の
床衝撃音レベルを演算する際に用いる量子化データを、
上記通過データ記憶手段に格納されたデータから選択す
るようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づき説明する。図1は、本発明の実施の形
態に係わる床衝撃音レベルの測定装置の構成と測定方法
とを示す図である。床衝撃音レベルの測定装置は、音源
室Aに設置された床衝撃音発生させる床衝撃音発生器2
0と、上記音源室Aの直下の受音室Bに設置され上記音
源室Aの測定対象床(受音室Bの天井部を含む)Cを介
して受音室B内に伝播された衝撃音を採取するマイクロ
ホン21と、上記マイクロホン21で採取した音圧信号
の床衝撃音レベルを測定する受音装置10とを備えてい
る。この受音装置10は、上記マイクロホン21の出力
を増幅する低雑音増幅器1と、低雑音増幅器1で増幅さ
れた音圧信号を所定のサンプリング周波数でA/D変換
するA/D変換器2と、A/D変換器2でA/D変換さ
れた量子化データ(以下、初期音圧データという)を格
納する初期データ記憶手段3と、後述するデジタルロー
パスフィルタ5を通過した量子化データを格納する通過
データ記憶手段4と、上記初期データ記憶手段3または
通過データ記憶手段4に格納された量子化データに対し
て、上記7つの周波数f1〜f7のいずれかを中心周波数と
し、上記中心周波数の1オクターブ帯域の上限を遮断周
波数fc1とするデジタルローパスフィルタ5と、上記デ
ジタルローパスフィルタ5に入力する量子化データを初
期音圧データから通過音圧データに切換える切換え手段
6と、上記中心周波数の1オクターブ帯域の下限を遮断
周波数fc2とするデジタルハイパスフィルタ7と、処理
する周波数帯域の中心周波数を設定し、これを通過デー
タ記憶手段5やデジタルローパスフィルタ5及びデジタ
ルハイパスフィルタ7に通知し、量子化データの抽出や
遮断周波数fc1,fc2の設定を指示する中心周波数設定
手段8と、上記デジタルハイパスフィルタ7から出力さ
れる帯域制限された量子化データから衝撃点Ai,測定
点Bj,中心周波数fkでの床衝撃音レベルLijk(d
B)を演算し、更に、上記Lijkから当該周波数帯域
(中心周波数fk)での平均床衝撃音レベルLk(dB)
を演算する床衝撃音レベル演算手段9とを備えている。
なお、上記初期データ記憶手段3及び通過データ記憶手
段4はRAMにより構成され、通過データ記憶手段4に
格納されるデータを順次書き換え可能としている。
【0015】床衝撃音レベルLijk(dB)を演算する
際、衝撃源として軽量床衝撃音発生器を用いた場合に
は、複数回測定を行い、それらの動特性Fast最大値
から得られたLijkを算術平均することで求める。一
方、重量床衝撃音発生器を用いた場合には、図2に示す
ように、例えば、測定時間を最低で3回の落下が起こる
間隔TSでの動特性Fast最大値から得られたLijk
算術平均することで求める。このとき、図3に示すよう
に、床衝撃音レベルLijkに閾値LSを設けることによ
り、上記衝撃音に付随して発生する副次的発生雑音を確
実に抑制することができる。また、測定周波数帯域とし
ては、周波数がf1=63Hzを基本周波数とし、1オクタ
ーブずつ増加する7種類の周波数( f1=63Hz,f2
125Hz,f3=250Hz,f4=500Hz, f5=1000Hz, f6=20
00Hz,f7=4000Hz )をそれぞれ中心周波数とした1
オクターブ幅の周波数帯域の床衝撃音レベルを上記各中
心周波数毎に測定する。
【0016】次に、床衝撃音レベルの測定方法につい
て、図1のブロック図と図4のフローチャートを用いて
説明する。音源室Aでは、作業者S1は床衝撃音発生器
20を操作し、各衝撃点Ai(i=1〜5)において衝
撃音を発生させる。受音室Bでは、マイクロホン21の
向きを上向きとし、上記各衝撃点Aiで発生した衝撃音
を各測定点Bj(j=1〜5)でそれぞれ採取する。な
お、図1に示すように、上記衝撃点は通常5個所(A1
〜A5)、測定点も5個所(B1〜B5)である。また、
測定の前に装置のキャリブレーションを行い、校正信号
をA/D変換した時の量子化最大値が予め設定された電
圧値V0となっていることを確認し、上記V0を基準値と
する。衝撃点Ai,測定点Bj,中心周波数がfkでの床
衝撃音レベルLijk(dB)は、後述するように、測定
された音圧信号の実効値Vijkと、上述した校正音圧信
号の基準値V0の実効値VCとから、計算式Lijk=20l
og10(Vijk/VC)によって求める。
【0017】マイクロホン21で採取された、衝撃点が
iで測定点がBjの音圧信号は低雑音増幅器1で増幅さ
れた後A/D変換器2に出力される。A/D変換器2で
は、上記増幅された音圧信号を、例えば、サンプリング
周波数FS0=44.1kHzでサンプリングし、量子化ビット
数16bitの量子化データ(初期音圧データ)に変換する
(ステップS1)。上記量子化データは初期データ記憶
手段3に記憶される。次に、中心周波数設定手段8によ
り中心周波数をf7=4kHzに設定する(ステップS
2)。その後、上記量子化データを上記初期データ記憶
手段3から読み出し、デジタルローパスフィルタ5に送
るとともに、上記デジタルローパスフィルタ5の遮断周
波数を上記中心周波数f7=4kHzの1オクターブ帯域の
上限値fc1とする指示を行う。なお、上記デジタルロー
パスフィルタ5のサンプリング周波数FSは、当該中心
周波数fkの11.025倍とするが、f7=4kHzの場合には、
上記FSはA/D変換器2でのサンプリング周波数FS0
と等しいので、上記初期データ記憶手段のデータを用い
てフィルタリングを行うことになる(ステップS3)。
上記フィルタリングされた量子化データは通過データ記
憶手段4に送られ格納されるとともに、上記中心周波数
7の1オクターブ帯域の下限を遮断周波数fc2とする
デジタルハイパスフィルタ7に送られる。デジタルハイ
パスフィルタ7では、上記FSと等しいサンプリング周
波数FSでフィルタリングを行い、上記量子化データか
ら中心周波数f7=4kHzで1オクターブ帯域の量子化デ
ータを抽出し(ステップS4)、このデータを床衝撃音
レベル演算手段9に送る。
【0018】床衝撃音レベル演算手段9では、上記帯域
制限された量子化データを2乗化処理し(ステップS
5)後、床衝撃音レベル演算手段9に備えられた動特性
Fastデジタルフィルタ(図示せず)による時間補正
をかけ(ステップS6)た後、上述したように、衝撃点
i,測定点Bj,中心周波数fk=4kHzの実効値V
ijkと、基準値V0の実効値VC=V0/√2とから、計算
式Lijk =20log10(Vijk/VC)によって床衝撃音
レベルLijk(k=7)を求める(ステップS7)。な
お、上記Lijkは、衝撃源として軽量床衝撃音発生器を
用いた場合には、上述したように、測定時間を時間間隔
で分割し、それらの動特性Fast最大値から得られた
ijkを算術平均したものを新たにLijkとし、重量床衝
撃音発生器を用いた場合には、3回の落下が起こる間隔
Sでの動特性Fast最大値から得られたLi jkを算術
平均したものを新たにLijkとする(ステップS8)。
衝撃点Ai,測定点Bj,中心周波数fkにおける床衝撃
音レベルLijkの測定が終了すると、上記中心周波数fk
が、床衝撃音レベルの測定に使用される周波数の内最も
低い周波数であるf1=63Hzであるかどうかを判定する
(ステップS9)。ここでは、上記中心周波数がf7=4
kHzであるので、通過データ記憶手段4に送られたデー
タから1データおきに間引きしたデータを量子化データ
としてローパスフィルタ5に送る(ステップS10)と
ともに、設定中心周波数fkを(1/2)f7であるf6
=2kHzとし(ステップS11)、その後ステップS3に
戻り、上記量子化データを用いて中心周波数f6=2kHz
での平均音圧レベルLij6を演算する。このように、中
心周波数fkを1オクターブずつ減じて、f7=4kHzから
1=63Hzまでの平均音圧レベルLij7〜Lij1を順次演
算する。なお、通過データ記憶手段4に格納される量子
化データは1つの中心周波数での処理毎に順次書き換え
られる。また、上記ステップS9において、中心周波数
kがf1=63Hzである場合には、測定に使用される7種
類の周波数での床衝撃音レベルLijk(k=1〜7)が
全て求められたことになるので処理を完了し、平均床衝
撃音レベルLk(k=1〜7)の算出を行う。
【0019】衝撃点Ai,中心周波数fkにおける、測定
点B1〜B5での床衝撃音レベルの平均値Likは、上記床
衝撃音レベルLijkを用い、下記の式で表されるパワー
平均を用いて算出する。 Lik =(1/n)・Σ10(Lijk/10) 但し、上記式でnは測定点の数(n=5)、Σは測定点
j(j=1〜5)についての和を示す。また、各周波数
帯域(中心周波数fk)毎の平均値Lkは以下の式で表さ
れる算術平均を用いて算出する。 Lk=(1/m)・ΣLjk 但し、上記式でmは衝撃点の数=5、Σは衝撃点A
i(i=1〜5)についての和を示す。により算出する。
最後に、この測定結果を横軸を周波数とし縦軸を床衝撃
音レベルとし、各中心周波数毎の床衝撃音レベルを順次
直線で結んだグラフで表わし、床衝撃音レベルの測定を
完了する。
【0020】このように、本実施の形態によれば、マイ
クロフォン1で採取された音圧信号をA/D変換器2で
A/D変換した量子化データを格納する初期データ記憶
手段3とデジタルローパスフィルタを通過した音圧信号
の音圧データを格納する通過データ記憶手段4と、デジ
タルローパスフィルタ5及びデジタルハイパスフィルタ
7で帯域制限された音圧信号から各周波数帯域毎の床衝
撃音レベルを演算する床衝撃音レベル演算手段9とを備
え、床衝撃音レベルの演算を中心周波数の高い周波数帯
域から順に行うとともに、中心周波数が(1/2)fk
での周波数帯域の床衝撃音レベルLijkを演算する際に
は、使用する量子化データとして、初期データ記憶手段
3に記憶されたデータを再度使用せず、通過データ記憶
手段4に格納されたデジタルローパスフィルタ5を通過
した中心周波数がfkの周波数帯域のデータを1個おき
に間引きしたデータを使用するようにしたので、測定に
必要な全周波数帯域を1回の測定で行うことができると
ともに、処理するデータ数が少ないため計算時間を大幅
に短縮することができる。また、デジタルローパスフィ
ルタ5及びデジタルハイパスフィルタ7でのサンプリン
グ周波数FSが当該中心周波数fkの11.025倍としている
ので、上記間引きされたデータをすべて用いてフィルタ
リングを行えば、上記データはサンプリング定理を満足
しているので、エイリアス現象が発生することがない。
【0021】なお、上記実施の形態では、初期データ記
憶手段3及び通過データ記憶手段4とを別個のRAMを
用いて構成したが、データ記憶手段を1つのRAMで構
成し、格納されるデータを順次書き換えるようにしても
よい。また、上記例では、周波数が1オクターブずつ増
加する複数の周波数をそれぞれ中心周波数とした周波数
帯域の衝撃音レベルを測定する場合について説明した
が、床衝撃音レベルを測定すべき複数の中心周波数の比
がある程度大きい(例えば、1.5倍以上)であれば、
上記中心周波数の比に基づき、かつサンプリング定理を
満足するように、低い周波数の床衝撃音レベルを演算す
る際に用いる量子化データを選択すれば、エイリアス雑
音の発生することなく、床衝撃音レベルを正確に求める
ことできる。また、サウンドボードを内蔵したパソコン
と騒音計とを用いることにより、上記床衝撃音レベルの
測定装置を容易に作製することができる。すなわち、騒
音計の交流出力を、マイクロフォンから入力するオーデ
ィオ帯域の信号をサンプリング周波数FS0=44.1kHzで
A/D変換するサウンドボードに接続することにより、
マイクロフォンで採取した音圧信号を容易にA/D変換
し、この音圧データをパソコン上のソフトウエアにて処
理する。また、受音室Bは、音源室Aの直下によらず、
横方向に位置ずれした下側であっても良い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、音源室の床衝撃音発生器から発せられた
衝撃音の音圧信号を上記音源室直下の受音室で採取し、
上記採取された音圧信号をA/D変換した後、このA/
D変換された量子化データを用いて床衝撃音レベルの演
算を中心周波数の高い周波数帯域から順に行うととも
に、中心周波数の低い周波数帯域の床衝撃音レベルを演
算する際に用いる量子化データを、中心周波数の高い周
波数帯域の床衝撃音レベルを演算する際に用いた量子化
データの中から選択するようにしたので、測定に必要な
周波数帯域における各周波数毎の床衝撃音レベルを一度
の測定で求めることのできるとともに、処理するデータ
数が少ないため、計算時間を大幅に短縮することができ
る。
【0023】また、請求項2に記載の発明によれば、上
記床衝撃音レベルを演算するための量子化データを、低
域通過フィルタを通過させたデータより得たデータとし
たので、エイリアス雑音の発生を防ぐことができる。
【0024】また、請求項3に記載の発明によれば、低
い周波数帯域の床衝撃音レベルを演算するための量子化
データを、上記高い周波数帯域の中心周波数と低い周波
数帯域の中心周波数との比に基づいて選択するようにし
たので、処理するデータを的確に選択することができ
る。
【0025】請求項4に記載の発明によれば、音源室に
設置される床衝撃音発生器からの衝撃音の音圧信号をA
/D変換するA/D変換器と、上記A/D変換された量
子化データを格納する初期データ記憶手段と、上記量子
化データを帯域制限するデジタルローパスフィルタ及び
デジタルハイパスフィルタと、上記デジタルローパスフ
ィルタを通過した量子化データを格納する通過データ記
憶手段と、上記フィルタで帯域制限された量子化データ
から各周波数帯域毎の床衝撃音レベルを演算する床衝撃
音レベル演算手段とを備え、低い周波数帯域の床衝撃音
レベルを演算する際に用いる量子化データを、通過デー
タ記憶手段に格納されたデータから選択するようにした
ので、測定に必要な周波数帯域における床衝撃音レベル
を1回の測定で求めることのできるとともに、処理する
データ数を低減することができるので、床衝撃音レベル
の測定時間を大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わる床衝撃音レベル
の測定方法と測定装置を示す図である。
【図2】 衝撃音の取込みのタイミングを示す図であ
る。
【図3】 衝撃音の音圧データの取込み方の一例を示す
図である。
【図4】 本実施の形態における音圧データの処理方法
を示すフローチャート図である。
【図5】 従来の床衝撃音レベルの測定方法と測定装置
を示す図である。
【図6】 従来の騒音計における整流回路の構成を示す
図である。
【符号の説明】
A 音源室、B 受音室、C 測定対象床、1 低雑音
増幅器、2 A/D変換器、3 初期データ記憶手段、
4 通過データ記憶手段、5 デジタルローパスフィル
タ、6 切換え手段、7 デジタルハイパスフィルタ、
8 中心周波数設定手段、9 床衝撃音レベル演算手
段、10 受音装置、20 床衝撃音発生器、21 マ
イクロホン。
フロントページの続き (72)発明者 財満 健史 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 (72)発明者 岡崎 正克 東京都荒川区西日暮里5−11−7 株式会 社応用技術試験所内 Fターム(参考) 2G064 AA05 AB01 AB02 AB16 BA02 BD02 CC03 CC26 CC32 CC35 CC41 DD29

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音源室の床衝撃音発生器から発せられた
    衝撃音の音圧信号を上記音源室の下の受音室で採取し、
    上記採取された音圧信号から、予め設定された複数の周
    波数をそれぞれ中心周波数とした周波数帯域の床衝撃音
    レベルを測定する床衝撃音レベルの測定方法において、
    上記採取された音圧信号をA/D変換した後、このA/
    D変換された量子化データを用いて床衝撃音レベルの演
    算を中心周波数の高い周波数帯域から順に行うととも
    に、中心周波数の低い周波数帯域の床衝撃音レベルを演
    算する際に用いる量子化データを、中心周波数の高い周
    波数帯域の床衝撃音レベルを演算する際に用いた量子化
    データの中から選択するようにしたことを特徴とする床
    衝撃音レベルの測定方法。
  2. 【請求項2】 上記床衝撃音レベルを演算するための量
    子化データを、低域通過フィルタを通過させたデータよ
    り得たデータとしたことを特徴とする請求項1記載の床
    衝撃音レベルの測定方法。
  3. 【請求項3】 低い周波数帯域の床衝撃音レベルを演算
    するための量子化データを、上記高い周波数帯域の中心
    周波数と低い周波数帯域の中心周波数との比に基づいて
    選択するようにしたことを特徴とする請求項1記載の床
    衝撃音レベルの測定方法。
  4. 【請求項4】 音源室に設置される床衝撃音発生器と、
    上記音源室直下の受音室に設置され上記音源室で発生し
    た衝撃音の音圧信号を採取する受音手段を有し、上記採
    取された音圧信号から予め設定された複数の周波数をそ
    れぞれ中心周波数とした周波数帯域の床衝撃音レベルを
    測定する床衝撃音レベルの測定装置において、上記採取
    された音圧信号をA/D変換するA/D変換器と、上記
    A/D変換された量子化データを格納する初期データ記
    憶手段と、上記量子化データを帯域制限するデジタルロ
    ーパスフィルタ及びデジタルハイパスフィルタと、上記
    デジタルローパスフィルタを通過した量子化データを格
    納する通過データ記憶手段と、上記帯域制限された量子
    化データから各周波数帯域毎の床衝撃音レベルを演算す
    る床衝撃音レベル演算手段とを備えたことを特徴とする
    床衝撃音レベルの測定装置。
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