JP2000213320A - エンジンのカム選択式動弁装置 - Google Patents

エンジンのカム選択式動弁装置

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JP2000213320A
JP2000213320A JP13315899A JP13315899A JP2000213320A JP 2000213320 A JP2000213320 A JP 2000213320A JP 13315899 A JP13315899 A JP 13315899A JP 13315899 A JP13315899 A JP 13315899A JP 2000213320 A JP2000213320 A JP 2000213320A
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JP
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rocker arm
cam
high
valve
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JP13315899A
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Inventor
Hideo Fujita
Shigeatsu Uchiyama
重敦 内山
秀夫 藤田
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
ヤマハ発動機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の小型化を図りながら、高速回転時の吸
・排気弁の挙動を安定させる。 【解決手段】 高速用カム8および高速用ロッカーアー
ム3のカム用摺接面20aを吸気弁5の軸線と略同一軸
線上に配設する。低速用ロッカーアーム2に、高速用ロ
ッカーアーム3と吸気弁5との間に臨み吸気弁5を押圧
する弁押圧子14を設ける。弁押圧子14を、両カムの
リフト量の差より広い隙間が高速用ロッカーアーム3と
の間に形成される構造とする。油圧式切換機構6を、高
速用ロッカーアーム3に回動自在に支持させたレバー2
5と、このレバー25を回動させるプランジャ28と、
レバー復帰用ばね29とから構成する。レバー25を、
一端がプランジャ28で押圧されることによって他端が
前記隙間に介入し、プランジャ28による押圧が解除さ
れることによって復帰用ばね29の弾発力で他端が前記
隙間から外れる構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】

【0001】

【発明の属する技術分野】本発明は、吸気弁または排気
弁を駆動するカムを低速用カムと高速用カムとに切換え
るエンジンのカム選択式動弁装置に関するものである。

【0002】

【従来の技術】従来のこの種のカム選択式動弁装置とし
ては、例えば特許第2779429号公報に開示された
ものがある。この公報に示された動弁装置は、1本のカ
ム軸に低速用カムと高速用カムとを設けるとともに、こ
れらのカムに対応するように低速用ロッカーアームと高
速用ロッカーアームとを設け、低速用ロッカーアームを
吸気弁または排気弁(以下、単に吸・排気弁という)に
接続し、油圧式切換機構によって両ロッカーアームどう
しの接続状態を切換える構造を採っている。前記高速用
カムは、リフト量が相対的に多くなるように形成してい
る。

【0003】前記両ロッカーアームは、互いに隣合うよ
うに並べて1本のロッカー軸に回動自在に支持させてい
る。低速用ロッカーアームは、揺動端部に吸・排気弁を
接続し、揺動端部とロッカー軸との間にカム用摺接面を
形成している。高速用ロッカーアームは、低速用ロッカ
ーアームとの間に弾装したトーションばねによって、カ
ム用摺接面が高速用カムに押付けられる方向に付勢さ
れ、常に高速用カムが添接する構造を採っている。

【0004】これら両ロッカーアームの接続・分断を切
換える前記油圧式切換機構は、高速用ロッカーアームに
出没自在に設けたばね復帰式油圧ピストンと、低速用ロ
ッカーアームに前記油圧ピストンと対応する位置までロ
ッカー軸と平行に延びるように設けた連結用アームとを
備えている。

【0005】前記油圧ピストンが高速用ロッカーアーム
に没入している状態では、連結用アームと高速用ロッカ
ーアームとの間に隙間が形成され、高速用ロッカーアー
ムの回動が連結用アームを介して低速用ロッカーアーム
に伝達されることはないから、両ロッカーアームがそれ
ぞれ単独で回動する。このため、このときには低速用カ
ムが低速用ロッカーアームのみを介して吸・排気弁を駆
動する。

【0006】一方、前記油圧ピストンが高速用ロッカー
アームから突出した状態では、前記隙間に油圧ピストン
が存在するようになり、高速用ロッカーアームの回動が
油圧ピストンおよび連結用アームを介して低速用ロッカ
ーアームに伝達される。この状態では、高速用カムの回
転が高速用ロッカーアームから前記油圧ピストンおよび
連結用アームからなる動力伝達系によって低速用ロッカ
ーアームに伝達され、高速用カムが吸・排気弁を駆動す
る。

【0007】

【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述したよ
うに構成した従来のカム選択式動弁装置は、高速用カム
で吸・排気弁を駆動するとき、言い換えれば高速回転時
に吸・排気弁の挙動が不安定になるという問題があっ
た。これは、高速用カムで吸・排気弁を駆動するときに
高速用ロッカーアームと低速用ロッカーアームとの間で
動力を伝達する連結用アームが曲げモーメントによって
弾性変形することが原因であると考えられる。

【0008】すなわち、連結用アームが弾性変形するこ
とによって低速用ロッカーアームが高速用ロッカーアー
ムに追従できなくなり、吸・排気弁が開く時期が僅かに
遅れたり、吸・排気弁を完全に開くことができなくなっ
てしまう。

【0009】このような不具合を解消するためには、油
圧ピストンを支持する高速用ロッカーアームや、連結用
アームを有する低速用ロッカーアームを剛性が高くなる
ように形成すればよい。しかし、この構造を採ると動弁
装置が大型化してしまう。

【0010】また、従来のカム選択式動弁装置は、低速
用ロッカーアームにおけるバルブスプリングの弾発力が
作用する揺動端部とロッカー軸との間にカム用摺接面を
形成しているから、前記カム用摺接面に加えられる荷重
が増大してしまう。この結果、このカム用摺接面が摩耗
し易くなるという問題があった。この現象は、高速回転
時にバルブスプリングの弾発力が作用する高速用ロッカ
ーアームについても当てはまる。

【0011】さらに、高速用ロッカーアームに油圧ピス
トンや油圧ピストンを復帰させる圧縮コイルばねを支持
させており、高速用ロッカーアームの慣性重量が大きく
なるから、高速用ロッカーアームが回動するときの抵抗
も大きくなってしまう。

【0012】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、装置の小型化を図りながら、高速回
転時の吸・排気弁の挙動を安定させることを第1の目的
とし、両ロッカーアームのカム用摺接面が摩耗し難いと
ともに、高速用ロッカーアームが回動するときの抵抗が
小さくなるカム選択式動弁装置を提供することを第2の
目的とする。

【0013】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明に係るエンジンのカム選択式動弁装置は、高速
用カムおよび高速用ロッカーアームのカム用摺接面を吸
・排気弁の軸線と略同一軸線上に配設し、低速用ロッカ
ーアームに、高速用ロッカーアームと吸・排気弁との間
に臨み吸・排気弁を押圧する弁押圧子を設け、この弁押
圧子を、両カムのリフト量の差より広い隙間が高速用ロ
ッカーアームとの間に形成される構造とし、油圧式切換
機構を、油圧が作用することによって前記隙間に連結子
が介入し、油圧が解除されることによって連結子が前記
隙間から外れる構造としたものである。

【0014】本発明によれば、高速用カムで吸気弁また
は排気弁を駆動するときに、弁を駆動するための荷重が
弁の軸線方向のみに作用する。このため、高速回転時の
弁駆動系の部材に曲げモーメントによる弾性変形が生じ
ることはなく、弁の動作がカムの形状に正確に倣うよう
になる。しかも、高速回転時の弁駆動系の部材を従来に
較べて剛性が低くなるように形成することができる。

【0015】また、高速用ロッカーアームのレバー比
(ロッカー軸と弁との距離/ロッカー軸とカム用摺接面
の接点との距離)を従来のものより小さくすることがで
きるから、高速用ロッカーアームのカム用摺接面に加え
られる荷重を低減することができる。

【0016】請求項2に記載した発明に係るエンジンの
カム選択式動弁装置は、請求項1記載のエンジンのカム
選択式動弁装置において、油圧式切換機構を、低速用ロ
ッカーアームと高速用ロッカーアームのうち何れか一方
に回動自在に支持させたレバーと、油圧が作用すること
によって前記レバーを回動させるプランジャと、レバー
復帰用ばねとから構成し、前記レバーを、一端が前記プ
ランジャで押圧されることによって他端が前記隙間に介
入し、前記プランジャによる押圧が解除されることによ
って前記復帰用ばねの弾発力で他端が前記隙間から外れ
る構造としたものである。

【0017】この発明によれば、プランジャが往復する
方向と、レバーの先端部が前記隙間に対して出入りする
方向とを一致させなくてよいから、プランジャおよびレ
バーの位置を決定する上での自由度が高くなる。レバー
のプランジャ側端部より他端部を長く形成することによ
ってプランジャの進退量が短くても前記他端部の変位量
を多くとることができる。弁を押圧する荷重がプランジ
ャに作用することはないから、プランジャを支持する構
造が簡単でもオイル漏れが生じることはない。

【0018】請求項3に記載した発明に係るエンジンの
カム選択式動弁装置は、請求項1または請求項2記載の
エンジンのカム選択式動弁装置を、1気筒当たり吸気弁
または排気弁を2本設けたシリンダヘッドに装着し、各
弁と対応する位置に設けた二つの高速用ロッカーアーム
どうしの間に1個の低速用ロッカーアームを配設したも
のである。この発明によれば、1個の低速用ロッカーア
ームで二本の弁を駆動することができる。

【0019】請求項4に記載した発明に係るエンジンの
カム選択式動弁装置は、請求項1ないし請求項3のうち
何れか一つのエンジンのカム選択式動弁装置において、
高速用ロッカーアームを高速用カム側に付勢するばねを
捩りコイルばねによって形成してロッカー軸に巻装し、
油圧式切換機構を構成する部材の全てを低速用ロッカー
アームに支持させたものである。

【0020】この発明によれば、高速用ロッカーアーム
を高速用カム側に付勢する捩りコイルばねの慣性重量を
低減することができる。また、油圧式切換機構を構成す
る各部材の重量は低速用ロッカーアームに作用し、高速
用ロッカーアームには作用しないから、前記捩りコイル
ばねの弾発力を小さく設定することができる。

【0021】

【発明の実施の形態】第1の実施の形態 以下、本発明に係るエンジンのカム選択式動弁装置の一
実施の形態を図1ないし図10によって詳細に説明す
る。図1は本発明に係るカム選択式動弁装置の平面図
で、同図は油圧式切換機構のプランジャ部分を破断した
状態で描いてある。また、同図においては、中心線C1
より上側を低速回転時の状態で描き、下側を高速回転時
の状態で描いてある。図2は同じく正面図で、同図は、
図1中にII−II線で示す部位を破断した状態で描いてあ
る。図2においては、中心線C2より右側を低速回転時
の状態で描き、左側を高速回転時の状態で描いてある。

【0022】図3は本発明に係るカム選択式動弁装置の
縦断面図で、同図は図1におけるIII−III線断面図であ
る。図4は図3の高速用ロッカーアーム部分を拡大して
示す断面図、図5は図1における低速用ロッカーアーム
部分を拡大して示すV−V線断面図、図6は図1における
高速用ロッカーアーム部分を拡大して示すVI−VI線断面
図である。

【0023】図7は低速用ロッカーアームを示す図で、
同図(a)は平面図、同図(b)は側面図、同図(c)
は(a)図におけるVII−VII線断面図、同図(d)は正
面図である。図8は高速用ロッカーアームを示す図で、
同図(a)は右側面図、同図(b)は平面図、同図
(c)は左側面図、同図(d)は(b)図におけるVIII
−VIII線断面図、同図(e)は底面図、同図(f)は正
面図である。

【0024】図9および図10は本発明に係るカム選択
式動弁装置の斜視図で、図9はカム軸側から見た状態を
示し、図10は吸・排気弁側から見た状態を示す。図9
および図10においては、これらの図の上側を高速回転
時の状態で描き、下側を低速回転時の状態で描いてあ
る。

【0025】これらの図において、符号1で示すものは
本発明に係るカム選択式動弁装置である。この動弁装置
1は、1個の低速用ロッカーアーム2と、2個の高速用
ロッカーアーム3,3とを備え、図2中に符号4で示す
1本の吸気カム軸によって2本の吸気弁5,5を駆動す
る構造を採るとともに、前記低速用ロッカーアーム2と
高速用ロッカーアーム3の接続状態を後述する油圧式切
換機構6で切換えることによって、吸気弁2を駆動する
カムを切換える構造を採っている。

【0026】前記吸気カム軸4は、図2に示すように、
低速用カム7の両側に高速用カム8を設け、軸線方向の
両端部をシリンダヘッド9のカム軸用支持壁10に回転
自在に支持させている。吸気カム軸4をシリンダヘッド
9に支持させる構造は従来周知の構造を採っている。低
速用カム7および高速用カム8は、従来のカム選択式動
弁装置と同様に、高速用カム8のリフト量が低速用カム
7より大きくなるとともに、高速用カム8の方が開弁時
期が長くなるように形成している。

【0027】吸気カム軸4の位置は、図2および図3に
示すように、高速用カム8が吸気弁5の軸線と略同一軸
線上に位置するように設定している。この実施の形態で
は、吸気弁5の軸線を吸気カム軸側に延長させた仮想線
C3が吸気カム軸の軸線C4と交差するように吸気カム
軸を配置している。吸気弁5は、図3に示すように、弁
軸5aにおける弁体5bとは反対側の端部にスプリング
リテーナ11を取付け、このスプリングリテーナ11と
シリンダヘッド9との間に弾装したバルブスプリング1
2によって吸気ポート13を閉じる方向に付勢されてい
る。この吸気弁5に後述する低速用ロッカーアーム2の
弁押圧子14を当接させている。低速用ロッカーアーム
2と吸気弁5の弁軸5aとの間にはシム15を介装して
いる。

【0028】低速用ロッカーアーム2および高速用ロッ
カーアーム3は、吸気カム軸4の低速用カム7および高
速用カム8と対応させて低速用ロッカーアーム2の両側
に高速用ロッカーアーム3が位置するように配置し、そ
れぞれシリンダヘッド9にロッカー軸16を介して回動
自在に支持させている。ロッカー軸16は、1本のパイ
プによって形成し、図3に示すように、シリンダヘッド
9における吸気弁5より外側(図示していないシリンダ
の径方向の外側)に吸気カム軸4と平行になるように固
着している。このロッカー軸16に低速用ロッカーアー
ム2のボス17および高速用ロッカーアーム3のボス1
8を回動自在に支持させている。

【0029】低速用ロッカーアーム2は、前記ボス17
と、低速用カム7が摺接するスリッパ19と、2本の吸
気弁5を押圧するための前記弁押圧子14とを一体に形
成している。スリッパ19は、図5に示すように、吸気
カム軸4の軸線方向から見てカム用摺接面19aが吸気
弁5の軸線と略同一軸線上に位置するように形成してい
る。

【0030】前記弁押圧子14は、図1、図2および図
7に示すように、前記スリッパ19の側部から吸気カム
軸4の軸線方向に沿って両側方に突出し、高速用ロッカ
ーアーム3と吸気弁5との間に臨むように形成してお
り、吸気弁5が閉じている状態(低速用カム7の基礎円
部7aがスリッパ19に摺接する状態)で高速用ロッカ
ーアーム3との間に図6に示すように予め定めた寸法の
隙間Dが形成される構造を採っている。

【0031】前記隙間Dは、低速用カム7と高速用カム
8のリフト量の差より広くなるように設定している。こ
のため、低速用カム7で吸気弁5を駆動する状態、言い
換えれば低速用ロッカーアーム2に高速用ロッカーアー
ム3を接続していない状態では、図3に示すように、吸
気弁5を開いたときに弁押圧子14に高速用ロッカーア
ーム3が接触することはない。

【0032】前記高速用ロッカーアーム3は、図1およ
び図8に示すように、前記ロッカー軸16に支持させる
前記ボス18と、高速用カム8が摺接するスリッパ20
とを一体に形成している。前記ボス18は、この高速用
ロッカーアーム3のシリンダヘッド9に対する位置を決
めるための突起21をスリッパ20とは反対側の端部に
突設している。

【0033】この突起21は、図1,3,4,6に示す
ように、シリンダヘッド9の側壁9aに形成した切欠き
22に係入させている。これらの図において前記ボス1
8の近傍に設けた符号23で示すものは、高速用ロッカ
ーアーム3をスリッパ20が高速用カム8に添接する方
向に付勢するための捩りコイルばねである。この捩りコ
イルばね23は、ロッカー軸16に巻装し、一端部23
aがシリンダヘッド9の側壁9aに押付けられ、高速用
ロッカーアーム3のボス18に突設したばね受け用突起
24に他端部23bが押付けられる構造を採っている。

【0034】高速用ロッカーアーム3のスリッパ20
は、図3,4に示すように、カム用摺接面20aを吸気
弁5の軸線と略同一軸線上に位置するように形成すると
ともに、図8(e)に示すように、裏側に後述するレバ
ーを押圧するための押圧片20bを一体に形成してい
る。また、このスリッパ20における低速用ロッカーア
ーム2とは反対側の側部には、図1,2,9,10に示
すように、油圧式切換機構6のレバー25を支軸26に
よって回動自在に支持させている。この支軸26を挿通
させる軸孔を図8中に符号27で示す。

【0035】油圧式切換機構6は、図1,2,9,10
に示すように、前記レバー25と、このレバー25を回
動させるプランジャ28と、このプランジャ28によっ
て回動されたレバー25を復帰させるためのレバー復帰
用ばね29とから構成している。前記レバー25は、図
1に示すように平面視においてL字状に形成し、一端部
を高速用ロッカーアーム3におけるスリッパ20の裏側
に延設するとともに、他端部をシリンダヘッド9のカム
軸用支持壁10側に延設している。このレバー25のス
リッパ側の一端部を以下においてスリッパ側端部25a
といい、他端部をプランジャ側端部25bという。この
レバー25の厚みは、図6に示すように、同図中に符号
Dで示す隙間(高速用ロッカーアーム3の押圧片20b
と弁押圧子14との間の隙間)に前記スリッパ側端部2
5aが介入できるような寸法に設定している。また、レ
バー25は、プランジャ側端部25bよりスリッパ側端
部25aの方が長くなるように形成している。

【0036】前記プランジャ28は、円柱状に形成し、
シリンダヘッド9のカム軸用支持壁10に穿設した貫通
孔30に出没自在に嵌合させて突出側の端面を前記レバ
ー25のプランジャ側端部25bに当接させている。こ
のプランジャ28を嵌合させる貫通孔30は、前記支持
壁10内に形成した連通孔31と、ロッカー軸16に形
成した透孔32とを介してロッカー軸16の中空部16
aに連通させている。これらの孔は作動油を充填し、ロ
ッカー軸16の中空部16aに接続した加圧装置(図示
せず)から油圧が伝達されるように形成している。

【0037】この加圧装置は、油圧ポンプと油通路開閉
弁とを備え、エンジン回転数が予め定めた回転数を上回
ったときに前記中空部16a(油圧式切換機構6の油圧
系)の油圧を上昇させ、前記設定回転数よりエンジン回
転数が低下したときに前記中空部16aの油圧を低下さ
せる構造を採っている。

【0038】前記レバー復帰用ばね29は、捩りコイル
ばねからなり、図10に示すように、レバー用支軸26
に巻装して一端部をレバー25のプランジャ側端部25
bに係合させるとともに、他端部を高速用ロッカーアー
ム3に係合させている。このレバー復帰用ばね29がレ
バー25を付勢する方向は、レバー25が前記プランジ
ャ28をカム軸用支持壁10内に押込む方向である。

【0039】この実施の形態では、レバー25がレバー
復帰用ばね29の弾発力によって回動するときと、プラ
ンジャ28によって押圧されて回動するときにそれぞれ
一定角度だけ回動するように、高速用ロッカーアーム3
に後述するストッパーを形成している。

【0040】このストッパーは、図10に示すように、
高速用ロッカーアーム3の裏側にレバー25のスリッパ
側端部25aが当接するように形成した第1のストッパ
ー33と、高速用ロッカーアーム3の側部にレバー25
のプランジャ側端部25bが当接するように形成した第
2のストッパー34とから構成している。すなわち、レ
バー25がレバー復帰用ばね29の弾発力で回動すると
きには、前記第1のストッパー33によって回動範囲が
規制され、レバー25がプランジャ28によって押圧さ
れて回動するときには、前記第2のストッパー34によ
って回動範囲が規制される。

【0041】第1のストッパー33にレバー25のスリ
ッパ側端部25aが当接する状態を以下において低速状
態といい、第2のストッパー34にレバー25のプラン
ジャ側端部25bが当接する状態を以下において高速状
態という。低速状態では図3および図4に示すように、
レバー25のスリッパ側端部25aが低速用ロッカーア
ーム2の弁押圧子14と高速用ロッカーアーム3の押圧
片20bとの間から外れ、高速状態では図6に示すよう
に、レバー25のスリッパ側端部25aが前記弁押圧子
14と前記押圧片20bとの間(前記隙間D)に介入す
る構造を採っている。

【0042】次に、上述したように構成したカム選択式
動弁装置1の動作を説明する。エンジン回転数が予め定
めた回転数より低いときには、油圧式切換機構6の油圧
系の油圧が相対的に低くなり、図1の上側に示すよう
に、レバー25がレバー復帰用ばね29の弾発力によっ
てプランジャ28を押圧する方向に回動し、図3,4お
よび図10の下側に示すように前記低速状態になる。

【0043】このようにレバー25が低速状態になって
レバー25のスリッパ側端部25aが高速用ロッカーア
ーム3の押圧片20bと前記弁押圧子14との間から外
れると、高速用ロッカーアーム3が回動してもこれが弁
押圧子14を押圧することはないから、このときには図
5に示すように低速用ロッカーアーム2から吸気弁5に
押圧力が伝達される。言い換えれば、低速用カム7が吸
気弁5を駆動する。

【0044】エンジン回転数が前記設定回転数を上回る
と、図示していない加圧装置が油圧式切換機構6の油圧
を上昇させ、図1の下側に示すように、プランジャ28
がカム軸用支持壁10から突出してレバー25を押圧す
る。レバー25のプランジャ側端部25bが第2のスト
ッパー34に当接してレバー25が前記高速状態に移行
すると、図6に示すように、レバー25のスリッパ側端
部25aが高速用ロッカーアーム3の押圧片20bと前
記弁押圧子14との間(隙間D)に介入する。スリッパ
側端部25aが前記隙間Dに介入するのは、高速用カム
8の基礎円部8aがスリッパに摺接し、隙間Dが最も拡
がるときである。

【0045】このようにレバー25のスリッパ側端部2
5aが前記隙間Dに介入すると、吸気弁5は高速用カム
8によって駆動されるようになる。これは、高速用カム
8は低速用カム7よりリフト量が多く、高速用ロッカー
アーム3が低速用ロッカーアーム2より大きな回動角度
をもって回動するからである。このときには、高速用ロ
ッカーアーム3からレバー25および弁押圧子14を介
して吸気弁5に押圧力が伝達される。エンジン回転数が
前記設定回転数より低下すると、プランジャ28による
押圧が解除され、上述したようにレバー25が低速状態
になって低速用カム7が吸気弁5を駆動する状態に移行
する。

【0046】したがって、高速用カム8で吸気弁5を駆
動する高速回転時には、吸気弁5の軸線と略同一軸線上
に配設した高速用カム8から高速用ロッカーアーム3、
レバー25のスリッパ側端部25aおよび弁押圧子14
を介して吸気弁5に荷重が伝達されるから、この荷重を
吸気弁5の軸線方向のみに作用させることができる。

【0047】このため、高速回転時の前記弁駆動系の部
材に曲げモーメントによる弾性変形が生じることはない
から、吸気弁5の動作が高速用カム8の形状に正確に倣
うようになる。これとともに、高速用ロッカーアーム3
(高速回転時の弁駆動系の部材)を従来に較べて剛性が
低くなるように形成することができるから、コンパクト
なカム選択式動弁装置1を製造することができる。

【0048】また、高速用カム8および高速用ロッカー
アーム3のスリッパ20とを吸気弁5の軸線と略同一軸
線上に配設する構成を採ることにより、高速用ロッカー
アーム3のレバー比(ロッカー軸16と吸気弁5との距
離/ロッカー軸16とカム用摺接面20aの接点との距
離)を従来のものより小さくすることができるから、高
速用ロッカーアーム3のカム用摺接面20aに加えられ
る荷重を低減することができる。

【0049】さらに、この実施の形態による動弁装置1
は、二つの高速用ロッカーアーム3,3どうしの間に1
個の低速用ロッカーアーム2を配設しているから、1個
の低速用ロッカーアーム2で二本の吸気弁5,5を駆動
することができ、より一層コンパクトなカム選択式動弁
装置1を製造することができる。

【0050】加えて、油圧式切換機構6を、レバー25
と、油圧が作用することによって前記レバー25を回動
させるプランジャ28と、レバー復帰用ばね29とから
構成し、前記レバー25を、プランジャ側端部25bが
プランジャ28で押圧されることによってスリッパ側端
部25aが高速用ロッカーアーム3と弁押圧子14との
間の隙間に介入し、プランジャ28による押圧が解除さ
れることによって復帰用ばね29の弾発力でスリッパ側
端部25aが前記隙間から外れる構造を採っているか
ら、プランジャ28が往復する方向と、レバー25のス
リッパ側端部25aが前記隙間に対して出入りする方向
とを一致させなくてよいから、プランジャ28およびレ
バー25の位置を決定する上での自由度が高くなる。

【0051】レバー25のプランジャ側端部25bより
スリッパ側端部25aを長く形成しているから、プラン
ジャ28の進退量が短くても前記スリッパ側端部25a
の変位量を多くとることができる。吸気弁5を押圧する
荷重がプランジャ28に作用することはないから、プラ
ンジャ28を支持する構造が簡単でもオイル漏れが生じ
ることはない。

【0052】第2の実施の形態 油圧式切換機構は図11に示すように形成することがで
きる。図11は他の実施の形態を示す平面図で、同図
は、低速用ロッカーアームの一部を破断した状態で描い
てある。また、同図においては、中心線C5より上側を
低速回転時の状態で描き、下側を高速回転時の状態で描
いてある。同図において前記図1〜図10によって説明
したものと同一もしくは同等の部材については、同一符
号を付し詳細な説明は省略する。

【0053】図11に示す油圧式切換機構6は、プラン
ジャ28を低速用ロッカーアーム2に設け、レバー25
を前記プランジャ28が押圧できるように形成してい
る。詳述すると、プランジャ28は、低速用ロッカーア
ーム2にロッカー軸16の軸線と平行になるように穿設
した貫通孔41に、一方の高速用ロッカーアーム3側の
ものと他方の高速用ロッカーアーム3側のものとをそれ
ぞれ出没自在に嵌合させている。貫通孔41は、低速用
ロッカーアーム2に穿設した連通孔42と、ロッカー軸
16の透孔32とを介してロッカー軸16の中空部16
a内に連通している。

【0054】レバー25は、高速用ロッカーアーム3の
スリッパ20の裏側に支軸26によって回動自在に支持
させ、レバー復帰用ばね29によってプランジャ側端部
25bがプランジャ28を押圧する方向に付勢されてい
る。

【0055】このように構成した油圧式切換機構6によ
れば、プランジャ28が油圧によりレバー25を押圧す
ることによって、レバー25のスリッパ側端部25aが
高速用ロッカーアーム3の押圧片20bと弁押圧子14
との間に介入する。また、プランジャ28による押圧が
解除されることによって、レバー復帰用ばね29の弾発
力でレバー25が回動し、レバー25のスリッパ側端部
25aが前記両者の間から外れる。

【0056】したがって、図11に示したように油圧式
切換機構6を構成しても第1の実施の形態を採るときと
同等の効果を奏する。また、この実施の形態では、プラ
ンジャ28を低速用ロッカーアーム2に設けているか
ら、プランジャ28が二つ存在するにもかかわらず、こ
れらのプランジャ28に接続する油圧通路は一つでよ
い。このため、より一層構造が簡単な油圧式切換機構6
を実現することができる。

【0057】第3の実施の形態 油圧式切換機構は図12および図13に示すように形成
することができる。図12は油圧式切換機構の他の実施
の形態を示す平面図で、同図は油圧式切換機構の一部を
破断した状態で描いてある。また、同図においては、中
心線C6より上側を低速回転時の状態で描き、下側を高
速回転時の状態で描いてある。図13は図12における
XIII−XIII線断面図である。これらの図において前記図
1〜図10によって説明したものと同一もしくは同等の
部材については、同一符号を付し詳細な説明は省略す
る。

【0058】図12および図13に示した油圧式切換機
構6は、第1の実施の形態を採るときのものに較べてレ
バー復帰用ばね29の構成が異なる他は、全て同じ構造
を採っている。この実施の形態による油圧式切換機構6
のレバー復帰用ばね29は、圧縮コイルばねによって形
成している。詳述すると、低速用ロッカーアーム2にロ
ッカー軸16と平行になるように透孔43を穿設してこ
の透孔43に有底円筒状の押圧子44を出没自在に嵌合
させ、この押圧子44の内側底面と低速用ロッカーアー
ム2との間に圧縮コイルばねからなるレバー復帰用ばね
29を弾装している。

【0059】このレバー復帰用ばね29の弾発力によっ
て、前記押圧子44がレバー25のプランジャ側端部2
5bをプランジャ28側に押圧する構造を採っている。

【0060】したがって、図12および図13に示した
ように油圧式切換機構6を構成しても第1の実施の形態
を採るときと同等の効果を奏する。また、この実施の形
態で示したようにレバー復帰用ばね29を圧縮コイルば
ねによって形成し、有底円筒状の押圧子44を使用して
レバー25を付勢する構造を採っているので、捩りコイ
ルばねを使用する場合に較べて単純な構造の部品を使用
することができる。このため、製造コストを低減するこ
とができる。

【0061】第4の実施の形態 油圧式切換機構は図14ないし図16に示すように形成
することができる。図14は油圧式切換機構の他の実施
の形態を示す平面図で、同図は低速用ロッカーアームの
一部を破断した状態で描いてある。また、同図において
は、中心線C7より上側を低速回転時の状態で描き、下
側を高速回転時の状態で描いてある。図15は図14に
おけるXV−XV線断面図、図16は図14におけるXVI−X
VI線断面図である。図16においては、中心線C8より
上側を低速回転時の状態で描き、下側を高速回転時の状
態で描いてある。これらの図において前記図1〜図10
によって説明したものと同一もしくは同等の部材につい
ては、同一符号を付し詳細な説明は省略する。

【0062】この実施の形態による油圧式切換機構6
は、レバー25、プランジャ28およびレバー復帰用ば
ね29を低速用ロッカーアーム2に支持させている。詳
述すると、プランジャ28は、低速用ロッカーアーム2
にボス17からスリッパ19に延びるように穿設した貫
通孔45に移動自在に嵌合させている。この貫通孔45
は、図16に示すように、ボス17とスリッパ19との
間に開口し、この開口部からプランジャ28の一端部を
突出させている。貫通孔45の他端側は、ロッカー軸1
6の透孔32を介してロッカー軸16の中空部16aに
連通させている。

【0063】レバー25は、低速用ロッカーアーム2に
おける高速用ロッカーアーム3側の両側部に支軸26に
よって回動自在に支持させており、プランジャ側端部2
5bを前記プランジャ28の一端部に当接させるととも
に、スリッパ側端部25aを高速用ロッカーアーム3の
裏側に臨ませている。スリッパ側端部25aは、図14
において中心線C7より下側に示すように、プランジャ
28によってプランジャ側端部25bが押圧された状態
で高速用ロッカーアーム3の押圧片20bと弁押圧子1
4との間に係入し、中心線C7より上側に示すように、
低速状態に移行したときには前記押圧片20bと弁押圧
子14との間から外れる構造を採っている。

【0064】レバー25を低速状態に移行させるための
レバー復帰用ばね29は、この実施の形態では圧縮コイ
ルばねによって形成している。詳述すると、低速用ロッ
カーアーム2におけるプランジャ28を嵌合させる貫通
孔45の開口部と対向する部位、すなわちスリッパ19
の裏側の部位に、前記貫通孔45と同軸状に貫通孔46
を穿設し、この貫通孔46に有底円筒状の押圧子47を
出没自在に嵌合させるとともに、この押圧子47の内側
底面と貫通孔46内の蓋体48との間にレバー復帰用ば
ね29を弾装している。

【0065】したがって、この実施の形態によれば、油
圧式切換機構6を構成する部材の全てを低速用ロッカー
アーム2に支持させているから、高速用ロッカーアーム
3の重量を低減することができる。このため、この高速
用ロッカーアーム3を高速用カム8側に付勢する捩りコ
イルばね23としては、弾発力が相対的に小さいものを
使用することができる。この捩りコイルばね23は、ロ
ッカー軸16に巻装されていて慣性重量がきわめて小さ
くなる。このため、高速用ロッカーアーム3が回動する
ときの抵抗を第1〜第3の実施の形態を採る場合に較べ
て小さくすることができる。

【0066】第5の実施の形態 油圧式切換機構は図17ないし図21に示すように形成
することができる。図17は油圧式切換機構の他の実施
の形態を示す平面図、図18は同じく正面図で、同図は
低速用ロッカーアームおよび吸気弁を破断した状態で描
いてある。なお、図17および図18は低速回転時の状
態を示している。図19は図17におけるXIX−XIX線断
面図で、同図は低速回転時の状態で描いてある。図20
および図21は図17におけるXX−XX線断面図で、図2
0は低速回転時の状態を示し、図21は高速回転時の状
態を示す。これらの図において前記図1〜図10によっ
て説明したものと同一もしくは同等の部材については、
同一符号を付し詳細な説明は省略する。

【0067】この実施の形態による油圧式切換機構6
は、低速用ロッカーアーム2にプランジャ28を2個、
それぞれ高速用ロッカーアーム3に対して進退自在に設
け、これらのプランジャ28を高速用ロッカーアーム3
側に突出させることによって、弁押圧子14と高速用ロ
ッカーアーム3の押圧片20bとの間にプランジャ28
が介入する構造を採っている。

【0068】前記プランジャ28は、図18に示すよう
に有底円筒状に形成し、低速用ロッカーアーム2に吸気
カム軸4の軸線と平行になるように穿設した貫通孔51
に、開口部が互いに対向する状態で移動自在に嵌挿させ
ている。前記貫通孔51は、低速用ロッカーアーム2内
に穿設した連通孔52を介してロッカー軸16の中空部
16aに接続している。この中空部16aから油圧が前
記連通孔52を介して貫通孔51内のプランジャ28に
作用する。

【0069】また、二つのプランジャ28は、図18中
に符号53で示す引張りコイルばねを介して互いに接続
し、油圧が作用しない状態ではこの引張りコイルばねの
弾発力によって高速用ロッカーアーム3に対して後退し
た位置に保持される構造を採っている。二つのプランジ
ャ28が前記後退位置に位置している状態でプランジャ
28の開口端どうしの間に油圧通路が形成されるよう
に、低速用ロッカーアーム2にストッパー54を取付け
ている。

【0070】低速用ロッカーアーム2の弁押圧子14
は、図18および図20,21に示すように、プランジ
ャ28を高速用ロッカーアーム3側に導くための断面円
弧状のガイド溝55を形成している。なお、低速用ロッ
カーアーム2は、上述した各実施の形態を採るときと同
様に、低速回転時に図19に示すように吸気弁5を駆動
する。図19においては、駆動力が伝達される状態を理
解し易くするために吸気弁5を破断して描いている。

【0071】このように構成した油圧式切換機構6によ
れば、ロッカー軸16の中空部16aからプランジャ2
8に油圧が作用していない低速回転時には、図19に示
すように低速用ロッカーアーム2が吸気弁5を駆動す
る。このときには、高速用ロッカーアーム3は、図20
に示すように弁押圧子14を押圧することはない。な
お、図19においては、低速用カム7の基礎円部を二点
鎖線7bで示し、図20,21においては、高速用カム
8の基礎円部を二点鎖線8bで示す。

【0072】高速回転時にプランジャ28に油圧が加え
られると、プランジャ28は引張りコイルばね53の弾
発力に抗して図18において左右両側に前記ガイド溝5
5に沿って移動し、図21に示すように、高速用ロッカ
ーアーム3の押圧片20bと弁押圧子14との間に介入
する。このとき、プランジャ28は、高速用ロッカーア
ーム3に設けたストッパー56に先端が当接することに
よって停止する。また、前記油圧が消失することによっ
て、プランジャ28は引張りコイルばね53の弾発力で
後退し、低速回転時の位置に復帰する。

【0073】したがって、この実施の形態で示したよう
に油圧式切換機構6を構成しても第1〜第4の実施の形
態を採るときと同等の効果を奏する。また、この実施の
形態で示したように、プランジャ28を高速用ロッカー
アーム3と弁押圧子14との間に介入させる構造を採る
ことにより、第1〜第4の実施の形態を採るときに用い
たレバー25が不要になるから、弁駆動系の慣性重量を
低減できるとともに、部品数が削減されてコストダウン
を図ることができる。

【0074】第6の実施の形態 油圧式切換機構は図22ないし図26に示すように構成
することができる。図22は油圧式切換機構の他の実施
の形態を示す平面図、図23は同じく正面図で、同図は
低速用ロッカーアームおよび吸気弁を破断した状態で描
いてある。なお、図22および図23は低速回転時の状
態を示している。図24は図22におけるXXIV−XXIV線
断面図で、同図は低速回転時の状態を示す。図25およ
び図26は図22におけるXXV−XXV線断面図で、図25
は低速回転時の状態を示し、図26は高速回転時の状態
を示す。これらの図において前記図1〜図10によって
説明したものと同一もしくは同等の部材については、同
一符号を付し詳細な説明は省略する。

【0075】この実施の形態では、カム軸4に低速用カ
ム7と高速用カム8を一つずつ設ける場合の油圧式切換
機構6の実施の形態を示す。この実施の形態による油圧
式切換機構6は、低速用ロッカーアーム2にプランジャ
28を1個、高速用ロッカーアーム3に対して進退自在
に設け、このプランジャ28を高速用ロッカーアーム3
側に突出させることによって、弁押圧子14と高速用ロ
ッカーアーム3の押圧片20bとの間にプランジャ28
が介入する構造を採っている。

【0076】前記プランジャ28は、図23に示すよう
に有底円筒状に形成し、低速用ロッカーアーム2に吸気
カム軸4の軸線と平行になるように穿設した貫通孔61
に、開口部が高速用ロッカーアーム3とは反対側を指向
する状態で移動自在に嵌挿させている。前記貫通孔61
は、低速用ロッカーアーム2内に穿設した連通孔62を
介してロッカー軸16の中空部16aに接続している。
連通孔62とプランジャ内とは、プランジャ28に穿設
したオイル孔28aを介して連通している。すなわち、
前記中空部16aから油圧が前記連通孔62およびオイ
ル孔28aを介してプランジャ28に作用する。

【0077】また、貫通孔61の孔壁に形成した段部と
プランジャ28との間には、プランジャ28を後退方向
(高速用ロッカーアーム3から離間する方向)へ付勢す
るための圧縮コイルばね63を弾装している。さらに、
貫通孔61における図23の右側の開口端には、プラン
ジャ28が貫通孔61から抜け出るのを阻止するストッ
パー64を取付けている。

【0078】低速用ロッカーアーム2の弁押圧子14
は、図23および図25,26に示すように、プランジ
ャ28を高速用ロッカーアーム3側に導くための断面円
弧状のガイド溝65を形成している。なお、低速用ロッ
カーアーム2は、上述した各実施の形態を採るときと同
様に、低速回転時に図24に示すように吸気弁5を駆動
する。図24においては、駆動力が伝達される状態を理
解し易くするために吸気弁5を破断して描いている。

【0079】このように構成した油圧式切換機構6によ
れば、ロッカー軸16の中空部16aからプランジャ2
8に油圧が作用していない低速回転時には、図24に示
すように低速用ロッカーアーム2が吸気弁5を駆動す
る。このときには、高速用ロッカーアーム3は、図25
に示すように弁押圧子14を押圧することはない。な
お、図24においては、低速用カム7の基礎円部を二点
鎖線7bで示し、図25,26においては、高速用カム
8の基礎円部を二点鎖線8bで示す。

【0080】高速回転時にプランジャ28に油圧が加え
られると、プランジャ28は圧縮コイルばね63の弾発
力に抗して図23において左側に前記ガイド溝65に沿
って移動し、図26に示すように、高速用ロッカーアー
ム3の押圧片20bと弁押圧子14との間に介入する。
このとき、プランジャ28は、弁押圧子14に図23に
示すように設けたストッパー66に先端が当接すること
によって停止する。また、前記油圧が消失することによ
って、プランジャ28は圧縮コイルばね63の弾発力で
後退し、低速回転時の位置に復帰する。

【0081】したがって、この実施の形態で示したよう
に油圧式切換機構を構成しても第1〜第5の実施の形態
を採るときと同等の効果を奏する。また、この実施の形
態で示したように、プランジャ28を高速用ロッカーア
ーム3と弁押圧子14との間に介入させる構造を採るこ
とにより、第1〜第4の実施の形態を採るときに用いた
レバー25が不要になるから、弁駆動系の慣性重量を低
減できるとともに、部品数が削減されてコストダウンを
図ることができる。さらに、この実施の形態で示したよ
うに高速用カム8を一つとすることによって、カム軸4
の慣性重量を低減することができる。

【0082】なお、上述した各実施の形態では、本発明
に係るカム選択式動弁装置1によって2本の吸気弁5を
駆動する例を示したが、この動弁装置1で2本の排気弁
を駆動する構造を採ることもできるし、この動弁装置1
で1本の吸気弁5または排気弁を駆動する構造を採るこ
ともできる。吸気弁5または排気弁を1本とする場合に
は、高速用ロッカーアームを1個として実施する。ま
た、本発明に係るカム選択式動弁装置1は、単気筒エン
ジン、多気筒エンジンの何れにも適用することができ
る。

【0083】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
速用カムで吸気弁または排気弁を駆動するときに、弁を
駆動するための荷重が弁の軸線方向のみに作用するか
ら、高速回転時の弁駆動系の部材に曲げモーメントによ
る弾性変形が生じることはない。このため、弁の動作が
カムの形状に正確に倣うようになり、弁の挙動が不安定
になりがちな高速回転時に弁の挙動を安定させることが
できる。しかも、高速回転時の弁駆動系の部材を従来の
ものに較べて剛性が低くなるように形成することがで
き、前記弁駆動系の部材の小型化を図ることができる。
このため、コンパクトなカム選択式動弁装置を提供する
ことができる。

【0084】また、高速用ロッカーアームのレバー比
(ロッカー軸と弁との距離/ロッカー軸とカム用摺接面
の接点との距離)を従来のものより小さくすることがで
きるから、高速用ロッカーアームのカム用摺接面に加え
られる荷重を低減することができる。このため、前記カ
ム用摺接面が摩耗し難いカム選択式動弁装置を提供する
ことができる。

【0085】請求項2記載のエンジンのカム選択式動弁
装置によれば、プランジャが往復する方向と、レバーの
先端部が前記隙間に対して出入りする方向とを一致させ
なくてよいから、プランジャおよびレバーの位置を決定
する上での自由度が高くなる。このため、油圧式切換機
構のレイアウトが容易である。

【0086】また、レバーのプランジャ側端部より他端
部を長く形成することによってプランジャの進退量が短
くても前記他端部の変位量を多くとることができるか
ら、油圧式切換機構の小型化を図ることができる。さら
に、弁を押圧する荷重がプランジャに作用することはな
いから、プランジャを支持する構造が簡単でもオイル漏
れが生じることはない。このため、油圧式切換機構の構
造を簡素化することができる。

【0087】請求項3記載のエンジンのカム選択式動弁
装置によれば、1個の低速用ロッカーアームで二本の弁
を駆動することができるから、より一層コンパクトなカ
ム選択式動弁装置を提供することができる。

【0088】請求項4記載の発明によれば、高速用ロッ
カーアームを高速カム側に付勢する捩りコイルばねの慣
性重量を低減することができる。また、油圧式切換機構
を構成する各部材の重量は低速用ロッカーアームに作用
し、高速用ロッカーアームには作用しないから、前記捩
りコイルばねの弾発力を小さく設定することができる。
このため、高速用ロッカーアームが回動するときの抵抗
を小さくすることができ、高回転時のエンジン出力を向
上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図1】 本発明に係るカム選択式動弁装置の平面図で
ある。

【図2】 本発明に係るカム選択式動弁装置の正面図で
ある。

【図3】 本発明に係るカム選択式動弁装置の縦断面図
である。

【図4】 図3の高速用ロッカーアーム部分を拡大して
示す断面図である。

【図5】 図1における低速用ロッカーアーム部分を拡
大して示すV−V線断面図である。

【図6】 図1における高速用ロッカーアーム部分を拡
大して示すVI−VI線断面図である。

【図7】 低速用ロッカーアームを示す図である。

【図8】 高速用ロッカーアームを示す図である。

【図9】 本発明に係るカム選択式動弁装置の斜視図で
ある。

【図10】 本発明に係るカム選択式動弁装置の斜視図
である。

【図11】 他の実施の形態を示す平面図である。

【図12】 油圧式切換機構の他の実施の形態を示す平
面図である。

【図13】 図12におけるXIII−XIII線断面図であ
る。

【図14】 油圧式切換機構の他の実施の形態を示す平
面図である。

【図15】 図14におけるXV−XV線断面図である。

【図16】 図14におけるXVI−XVI線断面図である。

【図17】 油圧式切換機構の他の実施の形態を示す平
面図である。

【図18】 油圧式切換機構の正面図である。

【図19】 図17におけるXIX−XIX線断面図である。

【図20】 図17におけるXX−XX線断面図である。

【図21】 図17におけるXX−XX線断面図である。

【図22】 油圧式切換機構の他の実施の形態を示す平
面図である。

【図23】 油圧式切換機構の正面図である。

【図24】 図22におけるXXIV−XXIV線断面図であ
る。

【図25】 図22におけるXXV−XXV線断面図である。

【図26】 図22におけるXXV−XXV線断面図である。

【符号の説明】

1…カム選択式動弁装置、2…低速用ロッカーアーム、
3…高速用ロッカーアーム、4…吸気カム軸、5…吸気
弁、6…油圧式切換機構、7…低速用カム、8…高速用
カム、9…シリンダヘッド、14…弁押圧子、16…ロ
ッカー軸、20…スリッパ、20a…カム用摺接面、2
3…捩りコイルばね、25…レバー、28…プランジ
ャ、29…レバー復帰用ばね、53…引張りコイルば
ね、63…圧縮コイルばね、D…隙間。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1本のカム軸に低速用カムと高速用カム
    とを設け、前記低速用カムが摺接する低速用ロッカーア
    ームと前記高速用カムが摺接する高速用ロッカーアーム
    との接続状態を油圧式切換機構により切換えることによ
    って、吸気弁または排気弁を駆動するカムを切換えるエ
    ンジンのカム選択式動弁装置において、前記高速用カム
    および高速用ロッカーアームのカム用摺接面を前記弁の
    軸線と略同一軸線上に配設し、前記低速用ロッカーアー
    ムに、前記高速用ロッカーアームと前記弁との間に臨み
    前記弁を押圧する弁押圧子を設け、この弁押圧子を、両
    カムのリフト量の差より広い隙間が高速用ロッカーアー
    ムとの間に形成される構造とし、前記油圧式切換機構
    を、油圧が作用することによって前記隙間に連結子が介
    入し、油圧が解除されることによって連結子が前記隙間
    から外れる構造としたことを特徴とするエンジンのカム
    選択式動弁装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエンジンのカム選択式動
    弁装置において、油圧式切換機構を、低速用ロッカーア
    ームと高速用ロッカーアームのうち何れか一方に回動自
    在に支持させたレバーと、油圧が作用することによって
    前記レバーを回動させるプランジャと、レバー復帰用ば
    ねとから構成し、前記レバーを、一端が前記プランジャ
    で押圧されることによって他端が高速用ロッカーアーム
    と弁押圧子との間の隙間に介入し、前記プランジャによ
    る押圧が解除されることによって前記復帰用ばねの弾発
    力で他端が前記隙間から外れる構造としたことを特徴と
    するエンジンのカム選択式動弁装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のエンジン
    のカム選択式動弁装置を、1気筒当たり吸気弁または排
    気弁を2本設けたシリンダヘッドに装着し、各弁と対応
    する位置に設けた二つの高速用ロッカーアームどうしの
    間に1個の低速用ロッカーアームを配設したことを特徴
    とするエンジンのカム選択式動弁装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のうち何れか一
    つのエンジンのカム選択式動弁装置において、高速用ロ
    ッカーアームをカム用摺接面が高速用カムに添接する方
    向に付勢するばねを捩りコイルばねによって形成してロ
    ッカー軸に巻装し、油圧式切換機構を構成する部材の全
    てを低速用ロッカーアームに支持させたことを特徴とす
    るエンジンのカム選択式動弁装置。
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