JP2000175265A - 移動端末および待ち受け監視方法、並びに記録媒体 - Google Patents

移動端末および待ち受け監視方法、並びに記録媒体

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JP2000175265A
JP2000175265A JP10348917A JP34891798A JP2000175265A JP 2000175265 A JP2000175265 A JP 2000175265A JP 10348917 A JP10348917 A JP 10348917A JP 34891798 A JP34891798 A JP 34891798A JP 2000175265 A JP2000175265 A JP 2000175265A
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signal
time
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Akihisa Chiba
晃久 千葉
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NEC Mobile Communications Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイマ精度が悪化しても、着信率を低下させ
ないようにする。 【解決手段】 下り信号(受信信号)の1フレームの始
まりを示すスタートパターン(ST)を検出するため
に、時間T1(スタートパターンの区間を中心としてそ
の前後、数十ビットの余裕を持った程度の時間)だけ受
信窓を開ける。受信窓幅T1時間内でスタートパターン
を検出できなかった場合は、T1時間で受信窓を閉じ、
次に信号を受信するために受信窓を開けるまでの時間T
LをΔTL時間だけ短くする。さらに、次回の受信窓幅
T1時間も、Δm時間だけ遅く閉じるように、T1+Δ
m時間を新たにT1時間として設定する。スタートパタ
ーンを受信することができたときは、時間TL及び時間
T1を徐々に元に戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動端末および待
ち受け監視方法、並びに記録媒体に関し、特に、移動局
のタイマ精度が悪化しても、着信率を低下させることが
ないようにした移動端末および待ち受け監視方法、並び
に記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話やPHS(Personal
Handy Phone System)子機等の移動
局は、電源投入時に、それらの移動局がある場所で、最
も条件の良いチャネルを、受信レベルの測定、及び信号
受信により決定する。そして、移動局が移動するのに伴
って、刻々と最も条件の良いチャネルを監視し、最も条
件の良いチャネルに切り替えていく。
【0003】また、1つの移動局で、PDC(Pers
onal Digital Cellular)、PH
S、パケット、CDMA(Code Division
Multiple Access)等の全く異なるシ
ステムのうち、電界レベルや通話料金に於いて最も条件
の良いシステムを選択することができる機能があれば、
利便性が向上する。
【0004】そのために、PDC或いはPHSでは、自
分が受信すべきタイミング以外の所定のタイミングで、
他チャネルの受信レベルを常に測定しておき、そのとき
待ち受けしているチャネルの受信レベルが劣化し、他チ
ャネルの受信レベルが高い場合には、待ち受けを中断
し、次のように処理を行う方法が考えられる。
【0005】即ち、待ち受け中断後、受信レベルが高い
チャネルに切り替え、一定時間内に有効信号が受信でき
るか否かを確認する(RCR−27F 4.1.15周
辺ゾーン監視用キャリアの受信レベル検出)。ここで、
一定時間とは、基地局が送信する下り信号の繰り返し周
期の2倍程度の時間であり、PDCでは720ミリ秒
(ms)×2、PHSでは1500ms×2程度の時間
である(RCR−27F4.1.15周辺ゾーン監視用
キャリアの受信レベル検出)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では、受信レベルは高いが、実際の信号としては誤り
が多い場合や、使用規制中であるため使用できない場合
には、信号を受信し、内容を確認して初めて使用できな
いことが分かることがある。このため、一度、電界の状
態の良いチャネルに切り替わったが、使用不可のため、
旧待ち受けチャネルに戻るという場合、その間に着呼が
かかっても着呼信号を受信することができなくなる課題
があった。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、着信率を低下させることなく、常に最も条
件の良いシステムの基地局を捕捉することができ、さら
に、タイマ精度が悪化しても、着信率を低下させること
がないようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の移動端
末は、基地局が定期的に送信する下り信号を受信し、複
数のチャネルのうちの最も条件の良いチャネルを監視す
る移動端末であって、信号を受信する受信手段と、受信
手段によって受信された信号の受信レベルを検出するレ
ベル検出手段と、レベル検出手段による検出結果に応じ
て、信号を所定のタイミングで所定の時間だけ入力する
入力手段と、入力手段によって入力された信号に、所定
のパターンが含まれるか否かを検出するパターン検出手
段と、パターン検出手段によってパターンが検出された
か否かに応じて、入力手段が信号を入力するタイミン
グ、および信号を入力する時間を制御するタイミング制
御手段と、パターン検出手段によってパターンが検出さ
れたとき、信号を取り込む信号取り込み手段とを備える
ことを特徴とする。また、タイミング制御手段は、パタ
ーン検出手段によってパターンが検出されないとき、入
力手段によって信号が入力されるタイミングを所定の時
間だけ前にずらし、信号を入力する時間を所定の時間だ
け延ばすように制御するようにすることができる。ま
た、タイミング制御手段は、パターン検出手段によって
パターンが検出されたとき、タイミング制御手段によっ
て制御されたタイミングを元のタイミングに戻し、時間
を元の時間に戻すように制御するようにすることができ
る。請求項4に記載の移動端末は、基地局が定期的に送
信する下り信号を受信し、複数のチャネルのうちの最も
条件の良いチャネルを監視する移動端末であって、チャ
ネルの所定のものの信号を受信する受信手段と、受信手
段によって受信されたチャネルの信号の受信レベルを検
出するレベル検出手段と、レベル検出手段による検出結
果に応じて、チャネルの信号を所定のタイミングで所定
の時間だけ入力する入力手段と、入力手段によって入力
されたチャネルの信号に、所定のパターンが含まれるか
否かを検出するパターン検出手段と、入力手段が、チャ
ネルの次の信号を受信すべき次のタイミングまでの間、
受信手段は他のチャネルの信号を受信し、レベル検出手
段の処理と、入力手段の処理と、パターン検出手段の処
理を、他のチャネルの信号に対して行うように制御する
チャネル制御手段とを備えることを特徴とする。また、
パターン検出手段によってパターンが検出されたか否か
に応じて、入力手段がチャネルの信号を入力するタイミ
ング、およびチャネルの信号を入力する時間を制御する
タイミング制御手段と、パターン検出手段によってパタ
ーンが検出されたとき、チャネルの信号を取り込む信号
取り込み手段とをさらに設けるようにすることができ
る。請求項6に記載の待ち受け監視方法は、基地局が定
期的に送信する下り信号を受信し、複数のチャネルのう
ちの最も条件の良いチャネルを監視する移動端末におけ
る待ち受け監視方法であって、信号を受信する受信ステ
ップと、受信ステップにおいて受信された信号の受信レ
ベルを検出するレベル検出ステップと、レベル検出ステ
ップにおける検出結果に応じて、信号を所定のタイミン
グで所定の時間だけ入力する入力ステップと、入力ステ
ップにおいて入力された信号に、所定のパターンが含ま
れるか否かを検出するパターン検出ステップと、パター
ン検出ステップにおいてパターンが検出されたか否かに
応じて、入力ステップにおいて信号を入力するタイミン
グ、および信号を入力する時間を制御するタイミング制
御ステップと、パターン検出ステップにおいてパターン
が検出されたとき、信号を取り込む信号取り込みステッ
プとを備えることを特徴とする。請求項7に記載の待ち
受け監視方法は、基地局が定期的に送信する下り信号を
受信し、複数のチャネルのうちの最も条件の良いチャネ
ルを監視する移動端末における待ち受け監視方法であっ
て、チャネルの所定のものの信号を受信する受信ステッ
プと、受信ステップにおいて受信されたチャネルの信号
の受信レベルを検出するレベル検出ステップと、レベル
検出ステップにおける検出結果に応じて、チャネルの信
号を所定のタイミングで所定の時間だけ入力する入力ス
テップと、入力ステップにおいて入力されたチャネルの
信号に、所定のパターンが含まれるか否かを検出するパ
ターン検出ステップと、チャネルの次の信号を受信すべ
き次のタイミングまでの間、受信ステップにおいて他の
チャネルの信号を受信し、レベル検出ステップの処理
と、入力ステップの処理と、パターン検出ステップの処
理が、他のチャネルの信号に対して行われるように制御
するチャネル制御ステップとを備えることを特徴とす
る。請求項8に記載の記録媒体は、請求項6または7に
記載の待ち受け監視方法を実行可能なプログラムが記録
されていることを特徴とする。本発明に係る移動端末お
よび待ち受け監視方法、並びに記録媒体においては、チ
ャネルの所定のものの信号を受信し、受信されたチャネ
ルの信号の受信レベルを検出し、検出結果に応じて、チ
ャネルの信号を所定のタイミングで所定の時間だけ入力
し、入力されたチャネルの信号に、所定のパターンが含
まれるか否かを検出し、チャネルの次の信号を受信すべ
き次のタイミングまでの間、他のチャネルの信号を受信
し、信号レベルの検出処理と、信号の入力処理と、信号
に所定のパターンが含まれるか否かを検出する処理が、
他のチャネルの信号に対して行われるように制御する。
また、パターン検出ステップにおいて所定のパターンが
検出されたか否かに応じて、入力ステップにおいて信号
を入力するタイミング、および信号を入力する時間を制
御し、所定のパターンが検出されたとき、信号を取り込
む。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の移動端末を応用
した移動局の受信部の構成例を示すブロック図である。
同図に示すように、受信機1は、指定チャネルに周波数
を合わせ、基地局が送信する下り信号を受信するように
なされている。復調部2は、受信機1によって受信され
た信号を復調し、「1」、「0」のデジタル信号に変換
するようになされている。
【0010】また、A/D変換部3は、受信機1により
受信された指定チャネルの受信信号の受信レベルをA/
D変換し、デジタル信号に変換するようになされてい
る。これにより、図示せぬCPU(central p
rocessing unit)は、受信レベルの高低
を判断するようになされている。
【0011】復調部2は、受信機1によって受信された
受信信号を復調するようになされている。受信窓4は、
TLタイマ5とT1タイマ6に接続され、TLタイマ5
に制御される所定のタイミングで、T1タイマ6に制御
される所定の時間だけ、パターンマッチ回路7へ受信信
号を送るようになされている。
【0012】パターンマッチ回路7は、受信信号に、基
地局が送信する下り信号のフレームの始まりを示すスタ
ートパターン(図2のST)が含まれることを検出する
と、有効信号受信スイッチ(信号受信スイッチ)8にト
リガを供給するようになされている。
【0013】信号受信スイッチ8は、パターンマッチ回
路7と接続され、基地局が送信する下り信号のフレーム
の始まりを示すスタートパターンを受信した時点で、パ
ターンマッチ回路7から信号受信スイッチ8に対してト
リガが供給される。そして、信号受信スイッチ8は、パ
ターンマッチ回路7からのトリガを入力すると、受信信
号が信号受信回路9に供給されるように内部のスイッチ
を切り替えるようになされている。
【0014】信号受信回路9は、受信信号を取り込み、
それを保存し、CPUが受信信号の有無を検出できるよ
うにしておく。これにより、CPUは、待ち受け可能な
信号を受信したか否かを判断することができる。
【0015】TLタイマ5は、発振器10より出力され
る基準クロック信号に基づいて、設定された時間TLに
相当するカウント数だけカウントを行い、タイムアウト
したとき、即ち、カウントを始めてから時間TLだけ経
過したとき、受信機1の電源をオンするようになされて
いる。そして、受信窓4を制御し、受信信号のパターン
マッチ回路7への供給を開始するようになされている。
【0016】T1タイマ6は、発振器10より出力され
る基準クロック信号に基づいて、設定された時間T1に
相当するカウント数だけカウントを行い、タイムアウト
したとき、即ち、カウントを始めてから時間T1だけ経
過したとき、受信窓4を制御し、受信信号のパターンマ
ッチ回路7への供給を止めるようになされている。
【0017】これらの動作は、CPUとCPU上で動作
する所定のソフトウェアによって制御されるが、図1で
はその図示を省略している。本発明において、CPUと
ソフトウェアによって制御される主な点は次の通りであ
る。
【0018】・受信機1に周波数を指定すること。 ・受信レベルの高低、及び受信信号が待ち受け可能な信
号であるか否かを判断すること。 ・パターンマッチ回路7において検出されるスタートパ
ターンを指定すること。 ・TLタイマ5のタイマ値、及びT1タイマ6のタイマ
値を指定すること。
【0019】次に、図1に示した実施の形態の動作につ
いて説明する。図1に示した実施の形態は、携帯電話、
PHS(Personal Handy Phone
System)子機等の移動局に於いて、ゾーンの状態
・着信有無を報知するために基地局が定期的に送信して
いる下り信号に移動局が同期し、発着呼が可能である状
態(待ち受け状態)にあるとき、現在、待ち受けしてい
るチャネル以外に、電界良で使用可能なシステム(PD
C(Personal Digital Cellul
ar)、PHS、パケット、CDMA(Code Di
visionMultiple Access)等)の
有無を監視する。
【0020】これにより、移動局は着信率を低下させる
ことがなく、かつ、常に最も条件の良いシステムの基地
局を捕捉することができる。このとき、移動局が持って
いるタイマ精度が問題になる。後述するように、本実施
の形態においては、このタイマ精度を決める発振器の個
体差/温度変化等が原因でタイマ精度が悪化しても、着
信率を低下させないようになされている。
【0021】また、信号を受信できる範囲内で受信状況
を確認しながら、受信部の電源がオンの時間を短くし、
電池消費を少なくするようにしている。
【0022】次に、電界を監視する方法について説明す
る。基地局がゾーンの状態・着信有無を報知するために
定期的に送信している下り信号に、移動局が同期してい
る状態(待ち受け状態)にあるとき、移動局は、自分が
受信すべき信号を受信してから、次に受信すべき信号が
来るまでの間に、現在待ち受けしているチャネル以外の
他のチャネルに切り替えて、電界良で使用可能なシステ
ム(PDC、PHS、パケット、CDMA等)の有無を
監視する。
【0023】この時間(この場合、例えばLとする)
は、例えば、PDCであれば最大720ミリ秒(ms)
毎(デジタル方式自動車電話システム標準規格 RCR
STD―27F)、PHSであれば最大1200ms毎
(第二世代コードレス電話システム標準規格 RCRS
TD−28)である。
【0024】これらの空き時間に、複数システムの待ち
受け監視を次のように行う。
【0025】(A1)該当システムの仕様上、移動局が
待ち受けしても良いチャネルを、全チャネルか、或い
は、基地局から指定された所定の範囲のチャネルとし、
それらのチャネルの受信レベルをそれぞれ測定する。
【0026】(A2)受信レベルが所定のしきい値以上
のチャネルについて、有効信号(例えば、誤りが所定の
基準値以下であり、使用規制中でない信号)が受信でき
るか否かを確認する。
【0027】(A3)上記(A1)及び(A2)によ
り、最も条件の良いチャネル、或いは、第2番目の候補
のチャネル、第N番目(ここで、Nは3以上の任意の自
然数)の候補のチャネルを見つけることができる。
【0028】以上のように、受信すべき信号が来るタイ
ミングでは待ち受けチャネルに切り替え、空いている時
間は他システムの待ち受け監視を行うようにする。これ
により、他システムの待ち受け監視と並行しながら、現
在待ち受けしているシステムのチャネルを介して基地局
が定期的に送信する着信信号を確実に受信するようにす
ることができる。このとき、信号受信から次の信号受信
までの時間は、次のようにして移動局が持っているタイ
マにより計測する。
【0029】(B1)自分が受信すべきタイミングのと
きのみ、現在待ち受けしているチャネルに切り替え、下
り信号1フレームの始まりを示すスタートパターン(図
2のST)の受信を待つ。このときスタートパターンを
検出するパターンマッチ回路7の受信窓4を、T1(い
まの場合、t1)時間(スタートパターンの区間を中心
としてその前後、数十ビット余裕を持った程度の時間)
だけ開ける。
【0030】(B2)その後、パターンマッチ回路7
が、受信窓幅T1時間内でスタートパターンを検出した
場合は、受信窓4を閉じ、受信信号を1フレーム分だけ
受信する。また、スタートパターンの受信と同時に、次
に信号を受信するまでの時間LをセットしたTLタイマ
5のカウントをスタートさせる。
【0031】(B3)受信窓4の受信窓幅T1時間内で
スタートパターンを検出できなかった場合は、T1時間
で受信窓4を閉じる。このとき、次に信号を受信するま
での時間LよりもΔL時間だけ速めに受信窓を開けるよ
うに、TL(いまの場合、L)−ΔL(ΔLは、L時間
より小さい所定の時間)を新たにTLとし、TL時間だ
けカウントするTLタイマ5を起動する。さらに、次回
の受信窓幅T1時間も、Δm(Δmは、t1時間より小
さい所定の時間)時間だけ遅く閉じるように、T1(い
まの場合、t1)+Δm時間を新たにT1時間として設
定する。
【0032】TL時間後にTLタイマがタイムアウトし
たら、受信窓幅T1時間だけ受信窓4を開ける。そし
て、さらにスタートパターン非受信の場合は、TL=T
L−ΔL(ここで、「=」は代入を表している)、T1
=T1+Δmとし、次の受信を待つ。
【0033】途中、スタートパターンを受信することが
できたときは、TLタイマ5のタイマ時間TLを時間L
より短くしていれば(TL<Lであれば)ΔLだけ長く
する(TL=TL+ΔLとする)。但し、この計算で求
めたTLの値が、過去に頻繁に受信を失敗していた値で
ある場合には、ΔLだけTL時間を遅くするのは止め
る。
【0034】また、T1タイマ6のタイマ時間T1を時
間t1より長くしていれば(T1>t1であれば)、T
1タイマ6のタイマ値をΔmだけ短くする(T1=T1
−Δmとする)。但し、この計算で求めたT1の値が、
過去に頻繁に受信を失敗していた値である場合には、T
1タイマ6のタイマ値をΔmだけ短くするのは止める。
【0035】以上のように、受信すべきタイミングで信
号を受信できない場合は、受信タイミングを速めて受信
窓4の受信窓幅を広くし、受信できる機会を増やす。一
方、信号を受信できた場合は、TLタイマ5のタイマ
値、及びT1タイマ6のタイマ値を少しずつ正規の時間
に戻していき、信号を受信できる範囲内で受信部の電源
をオンにする時間を短くする。これにより、電力消費を
低減させる。
【0036】これにより、移動局の発振器の個体差や温
度変化等により、タイマ精度が悪化しても、着信率を低
下させないようにすることができる。
【0037】次に、図1に示した実施の形態の動作につ
いて、図2を参照して詳細に説明する。図1は、本発明
の移動端末を応用した移動局の受信部の一実施の形態の
構成例を示すブロック図であり、図2は、基地局から送
信される下り信号を、移動局が受信する際のタイミング
を示すタイミングチャートである。
【0038】(C1)基地局が送信している下り信号を
受信するため、CPUは受信機1に受信すべきチャネル
を指定する。そして、受信機1の電源をオンする。その
後、受信機1によって受信された信号は、A/D変換部
3に供給される。A/D変換部3に供給されたアナログ
の信号は、デジタルの信号に変換される。そして、A/
D変換部3により、この信号の受信レベルが検出され
る。
【0039】その結果、検出された受信レベルが高であ
れば、受信機1が受信した受信信号と受信窓4を接続す
る。即ち、受信信号が受信窓4を介してパターンマッチ
回路7に供給されるようにする。その後、パターンマッ
チ回路7は、受信信号からスタートパターンを検出する
処理を開始する。
【0040】一方、A/D変換部3によって検出された
受信信号の受信レベルが低であったり、パターンマッチ
回路7が所定の時間(PDCでは720ミリ秒(ms)
×2、PHSでは1500ms×2程度の時間)だけス
タートパターンを検出できなければ、受信信号と受信窓
4を切り離す。そして、他のチャネルを調べるために、
再び上記処理が他のチャネルに対して繰り返し実行され
る。
【0041】(C2)パターンマッチ回路7によりスタ
ートパターンが検出された場合、受信信号と受信窓4が
切り離される。そして、パターンマッチ回路7は、有効
信号受信スイッチ8へトリガをかける。これにより、受
信信号と信号受信回路9とが接続される。即ち、受信信
号が信号受信回路9に供給される。
【0042】(C3)信号受信回路9は、受信信号を取
り込み、保存し、CPUへ受信信号を伝えられるように
しておく。これにより、CPUは、待ち受け可能な信号
(例えば、誤りが所定の基準値以下であり、使用規制が
なされていない信号)を受信したか否かを判断すること
ができる。待ち受け可能な信号でない場合は、次に他の
チャネルを調べるため、再び上記ステップ(C1)が実
行される。
【0043】(C4)受信回路9が、待ち受け可能な信
号を受信したとき、次に信号を受信する時間として、L
時間(PDCでは、L=720ms−(受信処理時
間)、PHSでは、L=1500ms―(受信処理時
間))をセットし、TLタイマ5をスタートさせる。ま
た、次の受信タイミングで受信窓4と受信信号を接続し
ている時間として、t1時間(スタートパターン信号の
区間を中心として、その前後、数ビット乃至数十ビット
だけ余裕を持った程度の時間)を、T1タイマ6に指定
する。
【0044】(C5)TL時間後にTLタイマ5がタイ
ムアウトしたとき、受信信号と受信窓4を接続し、T1
タイマ6をスタートさせる。
【0045】(C6)T1タイマ6がタイムアウトする
前にパターンマッチ回路7がスタートパターンを検出で
きなかった場合は、その時点で受信信号と受信窓4を切
り離す。また、このときのTL時間及びT1時間と、受
信失敗回数をカウントしたものを記憶しておく。
【0046】(C7)そして、次に信号を受信する時間
Lよりも、ΔL時間だけ速めに受信窓4を接続できるよ
うに、TL=L−ΔLとし、TLタイマ5をスタートさ
せる(ΔLはスタートパターンの数ビット乃至数十ビッ
ト程度に対応する時間)。
【0047】さらに、次回の受信窓4の接続時間である
T1タイマ6も、受信信号と受信窓4が長く接続される
ように、T1=t1+Δmとし、T1タイマ6をスター
トさせる(Δmもスタートパターンの数ビット乃至数十
ビット程度に対応する時間)。
【0048】(C8)上記(C5)の後、パターンマッ
チ回路7がスタートパターンを検出できた場合は、TL
時間をL時間よりも短くしていれば(TL<Lであれ
ば)、ΔL時間だけ長くする。但し、この計算で求めた
TLの値が、過去に頻繁に受信を失敗していたときの値
と同一である場合は、TLをΔLだけ長くするのは止め
る。
【0049】また、T1時間をt1時間よりも長くして
いれば(T1>t1であれば)、T1時間をΔm時間だ
け短くする。但し、この計算で求めたT1の値が、過去
に頻繁に受信を失敗していたときの値と同一である場合
は、Δmだけ短くするのは止める。そして、上記(C
5)以降の処理を実行する。
【0050】以上のように、TLタイマ5がタイムアウ
トし、待ち受けチャネルで受信すべき信号を受信してい
る時間を、信号が受信できる範囲で最短にする。そし
て、待ち受けチャネルで受信すべき信号が来るまでの間
の空いた時間に、次のように電界監視を行う。
【0051】(D1)システムの仕様上、移動局が待ち
受けしても良いチャネルを受信機1で受信し、A/D変
換部3で受信レベルを測定する。
【0052】(D2)受信レベルが所定のしきい値以上
(該当システムの仕様上、信号受信に差し支えない程度
の受信レベルで、PDC、PHSシステムでは0乃至4
dBu位)のチャネルの場合、受信信号と受信窓4を接
続する。そして、パターンマッチ回路7でのスタートパ
ターンの検出処理を開始する。
【0053】(D3)パターンマッチ回路7がスタート
パターンを検出できたら、パターンマッチ回路7はトリ
ガを発生し、信号受信スイッチ8に供給する。信号受信
スイッチ8は、パターンマッチ回路7からのトリガによ
り、内部のスイッチを切り替え、受信信号と信号受信回
路9を接続する。これにより、受信信号は信号受信回路
9に供給される。そして、CPUにより、待ち受け可能
なチャネルか否かが判断される。
【0054】この複数システムの待ち受け監視を、上記
システムで決められている移動局が待ち受けしても良い
チャネルの全チャネルか、或いは基地局から指定のあっ
た所定の範囲のチャネルについて行う。
【0055】以上のように、上記実施の形態において
は、着信率を低下させることなく、常に最も条件の良い
システムの基地局を捕捉することができる。このとき、
移動局が持っている発振器の個体差/温度変化等が原因
で、タイマ精度が悪化しても、着信率を低下させること
がないようにすることができる。そして、タイマ精度が
悪化していても、信号が受信できる範囲で、受信部電源
オン時間を最低にし、電力の消費を少なくすることがで
きる。
【0056】なお、上記実施の形態において用いた具体
的な数値は、例であってこれに限定されるものではな
い。
【0057】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る移動端末およ
び待ち受け監視方法、並びに記録媒体によれば、チャネ
ルの所定のものの信号を受信し、受信されたチャネルの
信号の受信レベルを検出し、検出結果に応じて、チャネ
ルの信号を所定のタイミングで所定の時間だけ入力し、
入力されたチャネルの信号に、所定のパターンが含まれ
るか否かを検出し、チャネルの次の信号を受信すべき次
のタイミングまでの間、信号レベルの検出処理、信号の
入力処理、信号に所定のパターンが含まれるか否かを検
出する処理を、他のチャネルの信号について行うように
制御する。また、パターン検出ステップにおいて所定の
パターンが検出されたか否かに応じて、入力ステップに
おいて信号を入力するタイミング、および信号を入力す
る時間を制御し、所定のパターンが検出されたとき、信
号を取り込むようにしたので、着信率を低下させること
なく、常に最も条件の良いシステムの基地局を捕捉する
ことができる。また、移動局の発振器の個体差/温度変
化等により、タイマ精度が悪化しても、着信率を低下さ
せないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動端末の一実施の形態の構成例を示
すブロック図である。
【図2】図1に示した実施の形態の動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 受信機 2 復調部 3 A/D変換部 4 受信窓 5 TLタイマ 6 T1タイマ 7 パターンマッチ回路 8 信号受信スイッチ 9 信号受信回路 10 発振器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月6日(1999.12.
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の移動端
末は、基地局が定期的に送信する下り信号を受信し、複
数のチャネルのうちの最も条件の良いチャネルを監視す
る移動端末であって、チャネルの所定のものの信号を受
信する受信手段と、受信手段によって受信されたチャネ
ルの信号の受信レベルを検出するレベル検出手段と、レ
ベル検出手段による検出結果に応じて、チャネルの信号
第1の時間おきに第2の時間だけ入力する入力手段
と、入力手段によって入力されたチャネルの信号に、所
定のパターンが含まれるか否かを検出するパターン検出
手段と、パターン検出手段によってチャネルの信号から
パターンが検出されたか否かに応じて、入力手段が信号
を入力するときの第1の時間および第2の時間を制御す
るタイミング制御手段と、パターン検出手段によってチ
ャネルの信号からパターンが検出されたとき、信号を取
り込む信号取り込み手段と、入力手段が、チャネルの次
の信号を受信するまでの第1の時間に、受信手段は他の
チャネルの信号を受信し、レベル検出手段の処理と、入
力手段の処理と、パターン検出手段の処理を、他のチャ
ネルの信号に対して行うように制御するチャネル制御手
段と、パターン検出手段によりパターンが検出されなか
ったときの第1の時間および第2の時間と、第1の時間
および第2の時間で入力手段による信号の入力が行われ
たときにパターン検出手段によりパターンが検出されな
かったときの回数を記憶する記憶手段とを備え、信号取
り込み手段は、取り込んだ信号を一時的に保持し、チャ
ネル制御手段は、信号取り込み手段によって取り込ま
れ、一時的に保持された信号から、信号の誤りが所定の
基準値以下であり、かつ、使用規制がなされていない待
ち受け可能な信号であるか否かを判定し、待ち受け可能
な信号ではない場合、レベル検出手段の処理と、入力手
段の処理と、パターン検出手段の処理を、さらに他のチ
ャネルの信号に対して行うように制御し、第2の時間内
に、パターン検出手段がパターンを検出できなかった場
合、チャネル制御手段は、記憶手段に第1の時間と第2
の時間を記憶させ、入力手段が次に信号を入力すると
き、タイミング制御手段は、第1の時間を所定の時間だ
け短くし、第2の時間を所定の時間だけ長くし、その結
果、パターン検出手段がパターンを検出できた場合、次
に、入力手段が信号を入力するとき、タイミング制御手
段は、第1の時間が所定の第1の基準時間より短ければ
第1の時間より所定の時間だけ長い第3の時間を設定
し、第2の時間が所定の第2の基準時間より長ければ第
2の時間より所定の時間だけ短い第4の時間を設定し、
記憶手段に記憶されている、第3の時間おきに第4の時
間だけ入力手段によって信号が入力されたときにパター
ン検出手段によってパターンが検出されなかった回数が
所定の基準回数以上であれば、第3の時間を第1の時間
とし、第4の時間を第2の時間として、第1の時間おき
に第2の時間だけ入力手段による信号の入力が行われる
ことを特徴とする。請求項2に記載の待ち受け監視方法
は、基地局が定期的に送信する下り信号を受信し、複数
のチャネルのうちの最も条件の良いチャネルを監視する
待ち受け監視方法であって、チャネルの所定のものの信
号を受信する受信ステップと、受信ステップにおいて受
信されたチャネルの信号の受信レベルを検出するレベル
検出ステップと、レベル検出ステップにおける検出結果
に応じて、チャネルの信号を第1の時間おきに第2の時
間だけ入力する入力ステップと、入力ステップにおいて
入力されたチャネルの信号に、所定のパターンが含まれ
るか否かを検出するパターン検出ステップと、パターン
検出ステップにおいてチャネルの信号からパターンが検
出されたか否かに応じて、入力ステップにおいて信号が
入力されるときの第1の時間および第2の時間を制御す
るタイミング制御ステップと、パターン検出ステップに
おいてチャネルの信号からパターンが検出されたとき、
信号を取り込む信号取り込みステップと、入力ステップ
において、チャネルの次の信号が受信されるまでの第1
の時間に、受信ステップにおいて他のチャネルの信号が
受信され、レベル検出ステップにおける処理と、入力ス
テップにおける処理と、パターン検出ステップにおける
処理が、他のチャネルの信号に対して行われるように制
御するチャネル制御ステップと、パターン検出ステップ
においてパターンが検出されなかったときの第1の時間
および第2の時間と、第1の時間および第2の時間で入
力ステップにおいて信号の入力が行われたときにパター
ン検出ステップにおいてパターンが検出されなかったと
きの回数と、第1の時間および第2の時間で入力ステッ
プにおいて信号の入力が行われたときにパターン検出ス
テップにおいてパターンが検出されなかったときの回数
を記憶する記憶ステップとを備え、信号取り込みステッ
プにおいて、取り込まれた信号が一時的に保持され、チ
ャネル制御ステップにおいて、信号取り込みステップに
おいて取り込まれ、一時的に保持された信号から、信号
の誤りが所定の基準値以下であり、かつ、使用規制がな
されていない待ち受け可能な信号であるか否かが判定さ
れ、待ち受け可能な信号ではない場合、レベル検出ステ
ップにおける処理と、入力ステップにおける処理と、パ
ターン検出ステップにおける処理が、さらに他のチャネ
ルの信号に対して行われるように制御され、第2の時間
内に、パターン検出ステップにおいてパターンが検出さ
れなかった場合、チャネル制御ステップにおいて、第1
の時間と第2の時間を記憶させ、入力ステップにおいて
次に信号が入力されるとき、タイミング制御ステップに
おいて、第1の時間を所定の時間だけ短くし、第2の時
間を所定の時間だけ長くし、その結果、パターン検出ス
テップにおいてパターンが検出できた場合、次に、入力
ステップにおいて信号が入力されるとき、タイミング制
御ステップにおいて、第1の時間が所定の第1の基準時
間より短ければ第1の時間より所定の時間だけ長い第3
の時間を設定し、第2の時間が所定の第2の基準時間よ
り長ければ第2の時間より所定の時間だけ短い第4の時
間を設定し、記憶ステップにおいて記憶された、第3の
時間おきに第4の時間だけ入力ステップにおいて信号が
入力されたときにパターン検出ステップにおいてパター
ンが検出されなかった回数が所定の基準回数以上であれ
ば、第3の時間を第1の時間とし、第4の時間を第2の
時間として、第1の時間おきに第2の時間だけ入力ステ
ップにおいて信号の入力が行われることを特徴とする。
請求項3に記載の記録媒体は、請求項2に記載の待ち受
け監視方法を実行可能なプログラムが記録されているこ
とを特徴とする。本発明に係る移動端末および待ち受け
監視方法、並びに記録媒体においては、チャネルの所定
のものの信号を受信し、受信されたチャネルの信号の受
信レベルを検出し、検出結果に応じて、チャネルの信号
第1の時間おきに第2の時間だけ入力し、入力された
チャネルの信号に、所定のパターンが含まれるか否かを
検出し、チャネルの信号からパターンが検出されたか否
かに応じて、信号が入力されるときの第1の時間および
第2の時間を制御し、チャネルの信号からパターンが検
出されたとき、信号を取り込み、チャネルの次の信号が
受信されるまでの第1の時間に、他のチャネルの信号が
受信され、上記処理が他のチャネルの信号に対して行わ
れるように制御し、パターンが検出されなかったときの
第1の時間および第2の時間と、第1の時間おきに第2
の時間で信号の入力が行われたときにパターンが検出さ
れなかったときの回数を記憶する。このとき取り込ま
れた信号が一時的に保持され、この信号が、信号の誤り
が所定の基準値以下であり、かつ、使用規制がなされて
いない待ち受け可能な信号であるか否かが判定され、待
ち受け可能な信号ではない場合、上記処理がさらに他の
チャネルの信号に対して行われるように制御され、第2
の時間内に、パターンが検出されなかった場合、第1の
時間と第2の時間を記憶させ、次に信号が入力されると
き、第1の時間を所定の時間だけ短くし、第2の時間を
所定の時間だけ長くし、その結果、パターンが検出でき
た場合、次に、信号が入力されるとき、第1の時間が所
定の第1の基準時間より短ければ第1の時間より所定の
時間だけ長い第3の時間を設定し、第2の時間が所定の
第2の基準時間より長ければ第2の時間より所定の時間
だけ短い第4の時間を設定し、第3の時間おきに第4の
時間だけ信号が入力されたときにパターンが検出されな
かった回数が所定の基準回数以上であれば、第3の時間
を第1の時間とし、第4の時間を第2の時間として、第
1の時間おきに、前記第2の時間だけ信号の入力が行わ
れる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】
【発明の効果】本発明に係る移動端末および待ち受け監
視方法、並びに記録媒体によれば、チャネルの所定のも
のの信号を受信し、受信されたチャネルの信号の受信レ
ベルを検出し、検出結果に応じて、チャネルの信号を
1の時間おきに第2の時間だけ入力し、入力されたチャ
ネルの信号に、所定のパターンが含まれるか否かを検出
し、チャネルの信号からパターンが検出されたか否かに
応じて、信号が入力されるときの第1の時間および第2
の時間を制御し、チャネルの信号からパターンが検出さ
れたとき、信号を取り込み、チャネルの次の信号が受信
されるまでの第1の時間に、他のチャネルの信号が受信
され、上記処理が他のチャネルの信号に対して行われる
ように制御し、パターンが検出されなかったときの第1
の時間および第2の時間と、第1の時間おきに第2の時
間で信号の入力が行われたときにパターンが検出されな
かったときの回数を記憶する。このとき取り込まれた
信号が一時的に保持され、この信号が、信号の誤りが所
定の基準値以下であり、かつ、使用規制がなされていな
い待ち受け可能な信号であるか否かが判定され、待ち受
け可能な信号ではない場合、上記処理がさらに他のチャ
ネルの信号に対して行われるように制御され、第2の時
間内に、パターンが検出されなかった場合、第1の時間
と第2の時間を記憶させ、次に信号が入力されるとき、
第1の時間を所定の時間だけ短くし、第2の時間を所定
の時間だけ長くし、その結果、パターンが検出できた場
合、次に、信号が入力されるとき、第1の時間が所定の
第1の基準時間より短ければ第1の時間より所定の時間
だけ長い第3の時間を設定し、第2の時間が所定の第2
の基準時間より長ければ第2の時間より所定の時間だけ
短い第4の時間を設定し、第3の時間おきに第4の時間
だけ信号が入力されたときにパターンが検出されなかっ
た回数が所定の基準回数以上であれば、第3の時間を第
1の時間とし、第4の時間を第2の時間として、第1の
時間おきに、前記第2の時間だけ信号の入力が行われる
ようにしたので、着信率を低下させることなく、常に最
も条件の良いシステムの基地局を捕捉することができ
る。また、移動局の発振器の個体差/温度変化等によ
り、タイマ精度が悪化しても、着信率を低下させないよ
うにすることができる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局が定期的に送信する下り信号を受
    信し、複数のチャネルのうちの最も条件の良いチャネル
    を監視する移動端末であって、 前記信号を受信する受信手段と、 前記受信手段によって受信された前記信号の受信レベル
    を検出するレベル検出手段と、 前記レベル検出手段による検出結果に応じて、前記信号
    を所定のタイミングで所定の時間だけ入力する入力手段
    と、 前記入力手段によって入力された前記信号に、所定のパ
    ターンが含まれるか否かを検出するパターン検出手段
    と、 前記パターン検出手段によって前記パターンが検出され
    たか否かに応じて、前記入力手段が前記信号を入力する
    前記タイミング、および前記信号を入力する前記時間を
    制御するタイミング制御手段と、 前記パターン検出手段によって前記パターンが検出され
    たとき、前記信号を取り込む信号取り込み手段とを備え
    ることを特徴とする移動端末。
  2. 【請求項2】 前記タイミング制御手段は、前記パター
    ン検出手段によって前記パターンが検出されないとき、
    前記入力手段によって前記信号が入力されるタイミング
    を所定の時間だけ前にずらし、前記信号を入力する時間
    を所定の時間だけ延ばすように制御することを特徴とす
    る請求項1に記載の移動端末。
  3. 【請求項3】 前記タイミング制御手段は、前記パター
    ン検出手段によって前記パターンが検出されたとき、前
    記タイミング制御手段によって制御された前記タイミン
    グを元のタイミングに戻し、前記時間を元の時間に戻す
    ように制御することを特徴とする請求項1に記載の移動
    端末。
  4. 【請求項4】 基地局が定期的に送信する下り信号を受
    信し、複数のチャネルのうちの最も条件の良いチャネル
    を監視する移動端末であって、 前記チャネルの所定のものの信号を受信する受信手段
    と、 前記受信手段によって受信された前記チャネルの信号の
    受信レベルを検出するレベル検出手段と、 前記レベル検出手段による検出結果に応じて、前記チャ
    ネルの信号を所定のタイミングで所定の時間だけ入力す
    る入力手段と、 前記入力手段によって入力された前記チャネルの信号
    に、所定のパターンが含まれるか否かを検出するパター
    ン検出手段と、 前記入力手段が、前記チャネルの次の信号を受信すべき
    次のタイミングまでの間、前記受信手段は他のチャネル
    の信号を受信し、前記レベル検出手段の処理と、前記入
    力手段の処理と、前記パターン検出手段の処理を、前記
    他のチャネルの信号に対して行うように制御するチャネ
    ル制御手段とを備えることを特徴とする移動端末。
  5. 【請求項5】 前記パターン検出手段によって前記パタ
    ーンが検出されたか否かに応じて、前記入力手段が前記
    チャネルの信号を入力する前記タイミング、および前記
    チャネルの信号を入力する前記時間を制御するタイミン
    グ制御手段と、 前記パターン検出手段によって前記パターンが検出され
    たとき、前記チャネルの信号を取り込む信号取り込み手
    段とをさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の
    移動端末。
  6. 【請求項6】 基地局が定期的に送信する下り信号を受
    信し、複数のチャネルのうちの最も条件の良いチャネル
    を監視する移動端末における待ち受け監視方法であっ
    て、 前記信号を受信する受信ステップと、 前記受信ステップにおいて受信された前記信号の受信レ
    ベルを検出するレベル検出ステップと、 前記レベル検出ステップにおける検出結果に応じて、前
    記信号を所定のタイミングで所定の時間だけ入力する入
    力ステップと、 前記入力ステップにおいて入力された前記信号に、所定
    のパターンが含まれるか否かを検出するパターン検出ス
    テップと、 前記パターン検出ステップにおいて前記パターンが検出
    されたか否かに応じて、前記入力ステップにおいて前記
    信号を入力する前記タイミング、および前記信号を入力
    する前記時間を制御するタイミング制御ステップと、 前記パターン検出ステップにおいて前記パターンが検出
    されたとき、前記信号を取り込む信号取り込みステップ
    とを備えることを特徴とする待ち受け監視方法。
  7. 【請求項7】 基地局が定期的に送信する下り信号を受
    信し、複数のチャネルのうちの最も条件の良いチャネル
    を監視する移動端末における待ち受け監視方法であっ
    て、 前記チャネルの所定のものの信号を受信する受信ステッ
    プと、 前記受信ステップにおいて受信された前記チャネルの信
    号の受信レベルを検出するレベル検出ステップと、 前記レベル検出ステップにおける検出結果に応じて、前
    記チャネルの信号を所定のタイミングで所定の時間だけ
    入力する入力ステップと、 前記入力ステップにおいて入力された前記チャネルの信
    号に、所定のパターンが含まれるか否かを検出するパタ
    ーン検出ステップと、 前記チャネルの次の信号を受信すべき次のタイミングま
    での間、前記受信ステップにおいて他のチャネルの信号
    を受信し、前記レベル検出ステップにおける処理と、前
    記入力ステップにおける処理と、前記パターン検出ステ
    ップにおける処理が、前記他のチャネルの信号に対して
    行われるように制御するチャネル制御ステップとを備え
    ることを特徴とする待ち受け監視方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載の待ち受け監視
    方法を実行可能なプログラムが記録されている記録媒
    体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104144032A (zh) * 2013-05-10 2014-11-12 华为技术有限公司 一种帧检测方法及装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104144032A (zh) * 2013-05-10 2014-11-12 华为技术有限公司 一种帧检测方法及装置
CN104144032B (zh) * 2013-05-10 2017-11-17 华为技术有限公司 一种帧检测方法及装置

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