JP2000173706A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2000173706A
JP2000173706A JP10344097A JP34409798A JP2000173706A JP 2000173706 A JP2000173706 A JP 2000173706A JP 10344097 A JP10344097 A JP 10344097A JP 34409798 A JP34409798 A JP 34409798A JP 2000173706 A JP2000173706 A JP 2000173706A
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housing
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JP10344097A
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Eiji Saijo
英二 西條
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リテーナを直接端子金具に係止させて抜止め
を図るコネクタにおいて、そのリテーナをハウジングの
前方から組み付けるようにする。 【解決手段】 リテーナ30には片持ち状に突出する支
持板部35が形成され、この支持板部35の突出端には
端子金具20と係止可能な係止片36が屈曲可能に設け
られている。ハウジング10には、前方からの支持板部
35の嵌合を可能とする嵌合空間18(嵌合部)と、支
持板部35の嵌合動作に伴って係止片36を屈曲変位さ
せる誘導斜面26(誘導部)が形成されている。リテー
ナ30は、その支持板部35を嵌合空間18に嵌合させ
つつハウジング10に対して前方から取り付けられ、係
止片36は誘導斜面26により屈曲変位して回り込むよ
うに端子金具20に係止し、その端子金具20を抜止め
状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二重係止機能を備
えたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】ハウジングに挿入した端子金具を二重係
止する機能を備えたコネクタとしては、ハウジングと端
子金具とを係合させる手段(ハウジング内に形成した樹
脂ランスを端子金具を係止させるか、端子金具に形成し
た金属ランスをハウジング内部の係止部に係止させる構
造)により端子金具を一次係止した上で、さらに、ハウ
ジングにリテーナを取り付けてそのリテーナを端子金具
に係止させる手段により端子金具を二次係止する構造と
なっている。このように端子金具がハウジングとリテー
ナとにより2カ所で別々に係止される二重係止構造は、
端子金具が1カ所だけで抜止めされる構造(例えば、端
子金具を一次係止している樹脂ランスにリテーナをあて
がい、樹脂ランスが端子金具から解離する方向へ変位す
るのを規制することにより二次係止する構造)のものと
比較した場合、抜止めの信頼性が高いという利点があ
る。尚、この種の二重係止コネクタの例としては、米国
特許第5692929号等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、この端子金具を
二カ所で係止する二重係止コネクタでは、二次係止手段
であるリテーナはハウジングに対して側方から串刺し状
に差し込まれ、このリテーナに対しその差し込み方向と
直角方向に端子金具を突き当てる構造がとられていた。
そのため、この種の二重係止コネクタにおいて防水機能
を持たせようとした場合、次のような問題がある。例え
ば、図6に示す雌側コネクタの場合、ハウジングaと筒
部bとの間に相手側である雄側コネクタcのフード部d
を内嵌させることにより、筒部bの外面からハウジング
aの内部に至る沿面距離を長く確保する構造、及び、筒
部b内においてハウジングaに外嵌したシールリングe
によりそのハウジングaとフード部dとの隙間をシール
する構造によって、防水を図るようになっている。
【0004】このコネクタでは、ハウジングaの外側面
に開口するリテーナ取付孔fは、シールリングeでシー
ルされる領域内、即ち筒部bの内部に配されているが、
この筒部b内に位置するリテーナ取付孔fにリテーナg
を取り付けるための手段としては、次のような構造がと
られている。それは、筒部bにリテーナ取付孔fと対応
するように開口部hを形成し、この開口部hを通してリ
テーナgを筒部bの外からリテーナ取付孔fに差し込む
構造であるが、この構造では、相手側コネクタcが未嵌
合の状態において開口部hから筒部b内に侵入した異物
によってシールリングeが傷つけられる虞がある。
【0005】また、図7に示す別例のコネクタでは、筒
部pを有するハウジングmに対してリテーナnを側方か
ら組み付ける手段として、ハウジングmを、筒部pと一
体のアウタハウジングqと、リテーナnを側方から嵌め
込んだ状態でアウタハウジングqに内嵌されるインナハ
ウジングrとの2ピース構造とすることも考えられる
が、この2ピース構造では、部品点数が多くなって組み
付け作業性が良くないという問題がある。
【0006】本願発明は上記事情に鑑みて創案され、リ
テーナを直接端子金具に係止させて抜止めを図るコネク
タにおいて、そのリテーナをハウジングの前方から組み
付けるようにしたコネクタを提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ハウ
ジング内に後方から端子金具を挿入し、前記ハウジング
側に前記端子金具を係止させる一次係止手段と、前記ハ
ウジングに組み付けたリテーナに前記端子金具を係止さ
せる二次係止手段とにより、前記端子金具を二重係止状
態として抜止めするコネクタにおいて、前記リテーナは
片持ち状に突出する支持部を有し、この支持部の突出端
には前記端子金具と係止可能な係止片が屈曲可能に設け
られており、前記ハウジングには、その前方からの前記
支持部の嵌合を可能とし且つその支持部を前後移動可能
に案内する嵌合部が設けられているとともに、この嵌合
部の後端には、前記支持部の嵌合動作に伴って前記係止
片を前記端子金具と係止可能な状態に屈曲変位させる誘
導部が設けられている構成とした。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記係止片がヒンジを介して前記支持部に一体成形
されている構成とした。
【0009】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]リテーナ
は、その支持部を嵌合部に嵌合させつつハウジングに対
して前方から取り付けられる。リテーナを取り付ける
と、係止片は誘導部により屈曲変位して回り込むように
端子金具に係止し、その端子金具を抜止め状態とする。
このように、屈曲変位可能な係止片をリテーナに設けた
ので、リテーナをハウジングの前方から取り付けること
が可能となっている。
【0010】[請求項2の発明]係止片が端子金具に係
止する際には、係止片がヒンジを略中心として曲げ変位
するようになる。係止片が支持部と一体成形されている
ので、別体部品とした場合に比べて、部品点数が少なく
てすむとともに、取扱いが容易となる。
【0011】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図5を参照して説明す
る。本実施形態のコネクタは、ハウジング10、リテー
ナ30、及び電線21に接続された端子金具20とから
構成される。
【0012】ハウジング10は、合成樹脂材料からな
り、その略前半部分を周方向の空間を空けて取り囲むと
ともに前方のみに開放されるように筒部11を一体成形
したものであって、その筒部11内の奥端(後端)位置
においては、ハウジング10の外周に防水用のシールリ
ング12が装着されている。同じく筒部11内において
は、ハウジング10の外周に、後述するリテーナ30を
仮係止位置に保持するための仮係止溝13とリテーナ3
0を本係止位置に保持するための本係止溝14が形成さ
れている。
【0013】また、ハウジング10は、前後方向(図3
における左方向を前方とする)に貫通する複数(本実施
形態では上下2段で各段3室ずつ並列された合計6室)
のキャビティ15を有し、このキャビティ15内には端
子金具20が後方から挿入されるようになっている。上
段のキャビティ15の前端部においては、その天井面が
ハウジング10の前面に開放するように切欠されてお
り、この切欠部16の後端内壁面が端子金具20を抜け
止めするための受け部17(本発明の構成要件である一
次係止手段)とされている。一方、下段のキャビティ1
5においては、上段ガイド体のキャビティ15と対称的
に切欠部16と受け部17(本発明の構成要件である一
次係止手段)が形成されている。
【0014】ここで端子金具20について説明する。端
子金具20は、後端部において電線21に圧着により接
続されたものであり、前端部は、前面開放の角筒状をな
すとともに内部に弾性接触片23を備えた箱状接続部2
2とされている。箱状接続部22には、その一部を斜め
後方外向きに片持ち状に突出するように切り起こすこと
により、ランス24(本発明の構成要件である一次係止
手段)が形成されている。また、箱状接続部22の後端
の段差状の縁部は二次係止部25とされている。
【0015】端子金具20はキャビティ15に対して上
下対称の向きに挿入される。端子金具20が正規挿入位
置に至る手間前では、ランス24がキャビティ15の内
面に係合して閉じるように(箱状接続部22の外面に接
近するように)弾性撓みする。そして、端子金具20が
正規挿入位置に達すると、図3に示すように、ランス2
4が内面から外れて外側へ開くように弾性復帰し、その
ランス24の後端が受け部17に対して前方から係止す
る。このハウジング10に端子金具20が当接して係止
される状態は一次係止状態と称され、この状態では、端
子金具20が正規挿入位置で抜止めされた状態となる。
端子金具20は、この一次係止手段と後述する二次係止
手段29により二重係止状態とされる。
【0016】次に、二次係止手段29について説明す
る。ハウジング10には、その前端面に開口する水平ス
リット状の嵌合空間18(本発明の構成要件である嵌合
部)が、上段のキャビティ15の天井面に沿い且つ前半
部分において切欠部16と連通するように形成されてい
る。この嵌合空間18には、後述するようにリテーナ3
0の支持板部35(本発明の構成要件である支持部)が
ハウジング10の前方からガタ付きなく嵌合されるよう
になっている。嵌合空間18の奥端には、上段のキャビ
ティ15の天井面へ下向きに開口する連通空間19が形
成されている。この連通空間19のキャビティ15への
開口位置については、その連通空間19の開口前縁が、
端子金具20の二次係止部25に整合するように設定さ
れている。また、連通空間19の内面の一部は、前後方
向及び上下方向の両方向に対して傾斜した遊動斜面26
(本発明の構成要件である誘導部)となっている。
【0017】一方、下段側のキャビティ15において
も、上記上段側と対称的に、水平スリット状の嵌合空間
18(本発明の構成要件である嵌合部)、連通空間19
及び遊動斜面26(本発明の構成要件である誘導部)が
形成されている。これらの嵌合空間18、連通空間19
及び遊動斜面26は、各段における3室のキャビティ1
5の全域に亘って横方向に連なった形態で形成されてい
る。また、この横並びの3室のキャビティ15間を仕切
る隔壁27には、連通空間19の開口と対応するように
逃がし凹部28が形成されている。
【0018】二次係止手段29を構成するリテーナ30
は、合成樹脂材料からなり、ハウジング10の前半部分
に対してガタ付きなく外嵌可能な筒状嵌合部31と、筒
状嵌合部31の前面を塞ぐ前面板部32とを有する。前
面板部32には、各キャビティ15のハウジング10の
前面への開口と対応する接続孔33が形成され、ここか
ら図示しない相手側コネクタの雄タブが嵌入されるよう
になっている。筒状嵌合部31の内面には、ハウジング
10の仮係止溝13と本係止溝14とに係合可能な係止
突部34が形成されている。この係止突部34が仮係止
溝13に係合すると、リテーナ30がハウジング10に
対して仮係止位置に保持され、係止突部34が本係止溝
14に係合するとリテーナ30は仮係止位置よりも嵌合
の深い本係止位置に保持される。尚、リテーナ30は、
筒状嵌合部31を外側へ広げるように弾性変形させつ
つ、仮係止位置と本係止位置との間で前後方向に移動可
能となっている。
【0019】また、筒状嵌合部31の内部においては、
前面板部32から後方に片持ち状に突出する上下一対の
支持板部35が形成されている。この支持板部35は上
記したハウジング10のスリット状の嵌合空間18内に
ガタ付きなく嵌入し得る寸法とされている。また、この
支持板部35の突出端縁にはその全幅に亘る係止片36
が一体成形されている。この係止片36は、支持板部3
5の突出端縁にヒンジ37を介して連結された連結片3
8と、この連結片38にヒンジ37を介して連結された
抜止片39とからなる。この連結片38と抜止片39と
は、ともに幅方向(キャビティ15の並び方向)に細長
い帯板状をなしている。また、ヒンジ37は、支持板部
35と連結片38との連結部分、及び連結片38と抜止
片39との連結部分において、その外面と内面の双方に
幅方向のヒンジ溝40を形成することによって形成され
ている。この連結片38と抜止片39は、常には、支持
板部35に対して面一状に延長する形態とされている
が、外力が作用すると、連結片38と抜止片39は、ヒ
ンジ37を略中心として曲げ変位することが可能となっ
ている。尚、抜止片39の外側の面は弧状面39Aとな
っている。
【0020】次に、本実施形態の作用を説明する。組付
けの際には、まず、リテーナ30をハウジング10に対
して仮係止位置に組み付ける(図3を参照)。この状態
では、連結片38は嵌合空間18内に位置して支持板部
35と平行な姿勢をとるが、抜止片39は、その外面3
9Aを遊動斜面26に係合させることにより支持板部3
5及び連結片38に対しヒンジ37を略中心として端子
金具20側(キャビティ15側)へ曲げ変位した状態と
なる。但し、抜止片39の先端は、キャビティ15へ突
出せずに連通空間19内に留まっており、端子金具20
のキャビティ15に対する抜き挿しは許容されている。
したがて、端子金具20の挿入は、このリテーナ30が
仮係止されている状態で行う。
【0021】端子金具20の挿入作業が済んだら、リテ
ーナ30を本係止位置へ押し込む(図4を参照)。この
押し込み操作に伴い、抜止片39は遊動斜面26に摺接
することによってさらに曲げ変位されられつつ、連通空
間19からキャビティ15内における端子金具20の抜
き挿し領域内に進出し、端子金具20の二次係止部25
に対して後方から係合して二次係止する状態となる。こ
れにより、全ての端子金具20が二重係止状態となって
確実に抜止めされる。尚、連通空間19内では、連結片
38の遊動斜面26に摺接しつつヒンジ37を略中心と
して曲げ変位させられる。
【0022】もし、正規挿入に至らない半挿入状態の端
子金具20が存在している場合には、リテーナ30を仮
係止位置から本係止位置へ押し込もうとしても、抜止片
39の先端が端子金具20の筒状接続部の外面に突き当
たるため、リテーナ30の本係止位置への押し込み操作
は不能となる。即ち、リテーナ30を本係止位置へ押し
込むことができるか否かにより、端子金具20の挿入状
態を検知することができる。
【0023】リテーナ30を本係止して端子金具20を
二重係止した状態では、抜止片39の先端が、キャビテ
ィ15間の隔壁27に設けた逃がし凹部28の側縁に対
して前方から受け止められるようになっている。したが
って、端子金具20が抜け方向に引っ張られてその二次
係止部25が抜止片39を後方へ押しても、係止片36
が後方へ平行移動したり、曲げ状態から後方へ延びる状
態に変位することが阻止され、端子金具20を確実に抜
止め状態に保つことができる。
【0024】上述のように本実施形態においては、リテ
ーナ30に、端子金具20の二次係止部25に対して外
側から回り込むように曲げ変位しつつ係合する係止片3
6を設けたことにより、リテーナ30をハウジング10
に対して前方から取り付けることが実現されている。一
般に、ハウジングが筒部で囲まれているコネクタにおい
て、リテーナを側方からハウジングに組み付けようとす
ると、筒部にリテーナを通過させる開口を形成するか、
ハウジングを、筒部と一体のアウタハウジング及びリテ
ーナが取り付けられるインナハウジングからなる2ピー
ス構造にする必要があるが、本実施形態のように前方か
ら組み付けるものでは、そのような必要がない。
【0025】また、係止片36はヒンジ37を介してリ
テーナ30に一体成形されているので、係止片を別体部
品とした場合に比べると、部品点数が少なくてすむとと
もに、取扱いが容易となっている。さらに、抜止片39
の曲げの外側となる面39A(遊動斜面26に摺接する
面)は弧状面とされているので、屈曲変位する際に係止
片36が遊動斜面26や連通空間19の開口縁等に引っ
掛かる虞がなく、リテーナ30のハウジング10への組
付けや仮係止位置から本係止位置への押し込み操作を円
滑に行うことができる。
【0026】また、係止片36が移動する嵌合空間18
にはキャビティ15に連通する切欠部16が開口してい
るのであるが、この切欠部16は各キャビティ15毎に
個別に形成され、しかも、係止片36は3室全てのキャ
ビティ15に亘って連続する帯板状をなしているので、
リテーナ30の組付け途中で係止片36が切欠部16に
入り込むことはない。また、相手側コネクタとの嵌合時
には、リテーナ30を本係止位置へ移動させる操作を忘
れても、全ての端子金具20が正規挿入されていれば、
相手側コネクタがリテーナ30を押すことによって本係
止位置へ押し込まれる。したがって、端子金具20を確
実に二重係止状態とすることができる。
【0027】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では雌端子金具を収容するコネクタ
について説明したが、本発明は、先端にタブを有する雄
端子金具を収容するコネクタにも適用することができ
る。
【0028】(2)上記実施形態では雌端子金具の一次
係止手段として雌端子金具に金属ランスを形成してこれ
をハウジングに係止させるようにしたが、本発明によれ
ば、ハウジング内に樹脂ランスを形成してこれを雌端子
金具の係止孔等に係止させる構造としてもよい。 (3)上記実施形態ではリテーナの係止片が2カ所で屈
曲するようにしたが、本発明によれば、1カ所または3
カ所以上で屈曲させるようにしてもよい。
【0029】(4)上記実施形態ではリテーナの係止片
を全てのキャビティに亘って連続する幅方向の長い帯状
に形成したが、本発明によれば、係止片を各キャビティ
毎に個別に設けてもよい。 (5)上記実施形態ではリテーナの支持板部が嵌合され
る嵌合空間を前後方向に延びる孔状としたが、本発明に
よれば、ハウジングの外面に沿って形成した溝状の嵌合
部に支持板を嵌合させるようにしてもよい。 (6)上記実施形態では係止片を支持板部と一体に成形
したが、本発明によれば、係止片を支持板部と別体に成
形して、軸支構造によって係止片を支持板部に連結して
もよい。
【0030】(7)上記実施形態ではシールリングを備
えた防水タイプのコネクタに適用したが、本発明は非防
水タイプのコネクタにも適用することができる。 (8)上記実施形態ではハウジングを取り囲むように筒
部が形成されている場合について説明したが、本発明
は、ハウジングを取り囲む筒部が設けられていないコネ
クタにも適用することができる。 (9)上記実施形態ではヒンジが係止片の曲げの内側と
外側の両面にヒンジ溝を形成することによって構成され
ているが、本発明によれば、曲げの外側だけにヒンジ溝
を形成することによってヒンジを構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のリテーナの外観斜視図
【図2】リテーナの一部切欠斜視図
【図3】リテーナを仮係止した状態を示す断面図
【図4】リテーナを本係止した状態を示す断面図
【図5】図3のX−X線断面図
【図6】従来例の断面図
【図7】従来例の断面図
【符号の説明】
10…ハウジング 17…受け部(一次係止手段) 18…嵌合空間(嵌合部) 20…端子金具 24…ランス(一次係止手段) 26…誘導斜面(誘導部) 29…二次係止手段 30…リテーナ 36…係止片 37…ヒンジ 35…支持板部(支持部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に後方から端子金具を挿入
    し、前記ハウジング側に前記端子金具を係止させる一次
    係止手段と、前記ハウジングに組み付けたリテーナに前
    記端子金具を係止させる二次係止手段とにより、前記端
    子金具を二重係止状態として抜止めするコネクタにおい
    て、 前記リテーナは片持ち状に突出する支持部を有し、この
    支持部の突出端には前記端子金具と係止可能な係止片が
    屈曲可能に設けられており、 前記ハウジングには、その前方からの前記支持部の嵌合
    を可能とし且つその支持部を前後移動可能に案内する嵌
    合部が設けられているとともに、この嵌合部の後端に
    は、前記支持部の嵌合動作に伴って前記係止片を前記端
    子金具と係止可能な状態に屈曲変位させる誘導部が設け
    られていることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記係止片がヒンジを介して前記支持部
    に一体成形されていることを特徴とする請求項1記載の
    コネクタ。
JP10344097A 1998-12-03 1998-12-03 コネクタ Abandoned JP2000173706A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008061431A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Mitsuba Corp 電動モータのブラシホルダおよび電動モータ並びにブラシホルダの成形装置
JP2011243430A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 外部接続が可能な電子回路ユニット
CN104103942A (zh) * 2013-04-04 2014-10-15 住友电装株式会社 连接器

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