JP2000171482A - コンタクトプローブ - Google Patents

コンタクトプローブ

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JP2000171482A
JP2000171482A JP10346214A JP34621498A JP2000171482A JP 2000171482 A JP2000171482 A JP 2000171482A JP 10346214 A JP10346214 A JP 10346214A JP 34621498 A JP34621498 A JP 34621498A JP 2000171482 A JP2000171482 A JP 2000171482A
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Tadashi Nakamura
忠司 中村
Hideaki Yoshida
秀昭 吉田
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各パターン配線の抵抗値の違いを無くす。 【解決手段】 コンタクトプローブ20の先端部1aに
パターン配線2の各先端を狭ピッチで略平行に配列して
コンタクトピン2aを形成した。基部1bの窓部6では
パターン配線2の配線引き出し部2bをコンタクトピン
2aよりも広いピッチで略平行に配列した。コンタクト
ピン2aから配線引き出し部2bに向かうパターン配線
2はコンタクトプローブ20の外側に向かって屈曲さ
せ、パターン配線2に交差する方向でコンタクトプロー
ブ20の中心から離れるほど、コンタクトピン2aから
配線引き出し部2bまでの距離を長くした。コンタクト
プローブ20の外側ほど、パターン配線2の線厚みtは
一定のまま、線幅wを広く形成し、コンタクトピン2a
から配線引き出し部2bまでの距離が長くなることに比
例してパターン配線2の断面積を大きくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プローブ装置に装
着されて半導体ICチップや液晶デバイス等の被検査物
の各端子にコンタクトピンをそれぞれ接触させて電気的
なテストをおこなうコンタクトプロ−ブに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ICチップやLSIチップ等の
半導体チップ、またはLCD(液晶表示体)等の被検査
物の電気的なテストを行うために、コンタクトピンの備
えられたコンタクトプローブがプリント基板に装着され
ることによって構成されるプローブ装置が用いられてい
る。以下に、従来技術の一例を図7および図8を参照し
ながら説明する。図7は従来のコンタクトプローブを示
す平面図であり、図8は図7におけるX−X線断面図で
ある。
【0003】コンタクトプローブ1では、例えばNi合
金等からなる複数のパターン配線2がポリイミド樹脂等
からなる樹脂フィルム3の両面のうちの一方の面上に接
着剤4を介して配列され、樹脂フィルム3の他方の面に
は例えばCu等の金属層であるグラウンド5が積層され
ている。パターン配線2の各先端は狭ピッチで略平行に
配列されて樹脂フィルム3およびグラウンド5の先端か
ら突出しており、それぞれがコンタクトピン2aを構成
している。コンタクトプローブ1は、例えば図7に示す
平面視で略ホームベース形状とされ、コンタクトピン2
aが突出する先端部1aと、先端部1aの反対側端部の
最大幅で形成される基部1bと、先端部1aと基部1b
間をつないで基部1bから先端部1aに向けて漸次幅が
狭くなる狭幅部1cとで形成されている。
【0004】基部1bにはパターン配線2に直交する方
向に延びる略長方形状の窓部6が形成されている。この
窓部6にはパターン配線2の配線引き出し部2bがコン
タクトピン2aよりも広いピッチで略平行に配列されて
おり、後述のプリント基板の端子と接続される。狭幅部
1cにおいて、コンタクトピン2aから配線引き出し部
2bに向かうパターン配線2はコンタクトプローブ1の
外側に向かって屈曲しており、パターン配線2に交差す
る方向でコンタクトプローブ1の中心から離れるほど、
コンタクトピン2aから配線引き出し部2bまでの距離
が長くなっている。なお、図8に示すように、隣接する
パターン配線2の線幅wおよび線厚みtは互いに等しく
されており、隣接するパターン配線2の断面積は同一と
されている。
【0005】次に、このようなコンタクトプローブ1を
メカニカルパーツ7に組み込んでプローブ装置(プロー
ブカード)8とする構成について図9および図10を参
照しながら説明する。図9はプローブ装置8の分解斜視
図であり、図10はプローブ装置8の中央縦断面図であ
る。メカニカルパーツ7は、マウンティングベース9
と、トップクランプ10と、ボトムクランプ11とから
構成されている。まず、円板形状をなし中央窓部12a
を有するプリント基板12の上に、例えばトップクラン
プ10が取り付けられ、次に、マウンティングベース9
の下面に複数(本例では4つ)のコンタクトプローブ1
を取り付けた後、このマウンティングベース9を中央窓
部12aを通してトップクランプ10にボルト等で固定
する。
【0006】そして、図10に示すように、略額縁形状
のボトムクランプ11でコンタクトプローブ1の基部1
bを押さえつけることにより、基部1bはボトムクラン
プ11の弾性体13でプリント基板12の下面に押しつ
けられて固定される。この時、コンタクトプローブ1に
設けられた窓部6においてパターン配線2の配線引き出
し部2bに、ボトムクランプ11の弾性体13を押しつ
けて、配線引き出し部2bをプリント基板12の引き出
し端子に接触させる。このような状態で、コンタクトプ
ローブ1の先端部1aは、図10における下方に向けて
傾斜状態に保持され、半導体ICチップ15等の被検査
物の端子15aがコンタクトピン2aに押圧状態に接触
させられる。
【0007】上述のように構成されたプローブ装置8を
用いて、半導体ICチップ15のプローブテスト等をお
こなう場合は、コンタクトプローブ1を組み込んだプロ
ーブ装置8をプローバーに装着すると共にテスターに電
気的に接続し、所定の電気信号(入力信号)をパターン
配線2のコンタクトピン2aから半導体ICチップ15
に送ることによって、この半導体ICチップ15からの
出力信号がコンタクトピン2aから引き出し端子12b
を介してテスターに伝送され、半導体ICチップ15の
電気的特性が測定される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のコンタクト
プロ−ブ1では、隣接するパターン配線2の断面積は互
いに等しくされているものの、コンタクトプローブ1の
中央部から離れた位置に配されたパターン配線2ほど、
コンタクトピン2aから配線引き出し部2bまでの距離
が長くなるため、パターン配線2の抵抗値が大きくなる
という問題が生じる。半導体ICチップ15等の電気的
特性を測定する際には、この半導体ICチップ15の各
端子15aに対して同一条件で、すなわち入力信号およ
び出力信号の伝送条件を等しくして測定を行うことが望
ましく、パターン配線2ごとに抵抗値が異なる場合に
は、半導体ICチップ15の端子15aごとに入力信号
および出力信号の伝送条件に差異が生じるという問題が
ある。本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、パタ
ーン配線ごとの抵抗値を互いに等しい値とすることによ
って、半導体ICチップ等の被検査物の端子ごとの電気
的特性の測定を等しい条件で行うことができるコンタク
トプロ−ブの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して係る
目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のコン
タクトプロ−ブは、複数のパターン配線がフィルム上に
設けられ、これらのパターン配線の各先端が前記フィル
ムから突出状態に配されてコンタクトピンとされるコン
タクトプローブであって、前記複数のパターン配線のそ
れぞれの抵抗値が互いに等しくされていることを特徴と
している。
【0010】上記構成のコンタクトプロ−ブでは、半導
体ICチップ等の被検査物の各端子にコンタクトピンを
介して接続される各パターン配線に対して、テスター等
からの電気信号(入力信号)や被検査物からの出力信号
を等しい抵抗値によって伝送することができる。
【0011】さらに、請求項2に記載の本発明のコンタ
クトプロ−ブは、前記複数のパターン配線の少なくとも
一部で相互の長さが相違して形成されており、前記パタ
ーン配線の長さの違いに応じて前記パターン配線の断面
積を異ならせたことを特徴としている。
【0012】上記構成のコンタクトプロ−ブでは、パタ
ーン配線が長くなれば断面積を大きくし、パターン配線
が短くなれば断面積を小さくすることによって、パター
ン配線の長さに起因する抵抗値の増減を、パターン配線
の断面積を異ならせることによる抵抗値の減増によって
相殺することができ、複数のパターン配線の抵抗値を互
いに等しい値にすることができる。
【0013】さらに、請求項2に記載の本発明のコンタ
クトプロ−ブには、前記パターン配線の延在方向に交差
する方向で前記コンタクトプローブの中央部から端部に
向かうほど、前記パターン配線の長さが長く形成されて
おり、前記パターン配線の長さに比例して前記パターン
配線の断面積が大きくされていることを特徴とするコン
タクトプロ−ブが含まれる。
【0014】上記構成のコンタクトプロ−ブでは、パタ
ーン配線の延在方向に交差する方向でコンタクトプロー
ブの中央部から端部に向かうほど、パターン配線が長く
なることによってパターン配線の抵抗値が増加する。こ
こで、パターン配線の長さに起因する抵抗値の増加は、
パターン配線の断面積を大きくすることによる抵抗値の
減少によって相殺することができ、複数のパターン配線
の抵抗値を互いに等しい値にすることができる。また、
コンタクトプローブの中央部ではパターン配線の長さが
最も短いために最小の抵抗値を有しているが、すべての
パターン配線の抵抗値が中央部のパターン配線の抵抗値
に等しくされて最小の抵抗値に揃えられており、抵抗値
が低い値とされることによって、導体損による信号の損
失を防ぐことが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコンタクトプロ−
ブの実施形態について添付図面を参照しながら説明す
る。なお、上述した従来技術と同一の部分または部材に
は同じ符号を配して説明を省略または簡略する。図1は
本発明の一実施形態に係わるコンタクトプロ−ブを示す
平面図であり、図2は図1におけるY−Y線断面図であ
る。本実施の形態によるコンタクトプローブ20は例え
ばICプローブをなすものであり、コンタクトピン2a
が突出する先端部1aと、先端部1aの反対側端部の最
大幅で形成される基部1bと、先端部1aと基部1b間
をつないで基部1bから先端部1aに向けて例えば漸次
幅が狭くなる狭幅部1cとで構成されて、例えば略ホー
ムベース形状に形成されている。
【0016】先端部1aではパターン配線2の各先端は
狭ピッチで略平行に配列されており、基部1bの窓部6
では、パターン配線2の配線引き出し部2bがコンタク
トピン2aよりも広いピッチで略平行に配列されてい
る。コンタクトピン2aから配線引き出し部2bに向か
うパターン配線2は、例えばコンタクトプローブ20の
外側に向かって屈曲している。なお、以下の説明におい
て、パターン配線2の本数は、nを任意の自然数として
例えば全部でn本とし、さらにkをn以下の任意の自然
数として、各パターン配線2は、図1に示すコンタクト
プローブ20の左端から順にパターン配線21,22
…,2k-1,2k,2k+1,…,2nとする。
【0017】コンタクトピン2aは、例えば半導体IC
チップ15等の被検査物の端子の幅におおよそ合わせて
あるため、コンタクトピン2aごとにほぼ等しい幅とさ
れている。また、コンタクトピン2aの厚みもコンタク
トピン2aごとにほぼ等しくされており、例えば半導体
ICチップ15等の被検査物の各端子15aに各コンタ
クトピン2aを接触させる際に、各コンタクトピン2a
ごとに同様の押圧状態とされて確実に接触するようにさ
れている。さらに、各配線引き出し部2bの太さは互い
に等しくされており、各配線引き出し部2bがボトムク
ランプ11の弾性体13によってプリント基板12の引
き出し端子に押しつけられる際に、各配線引き出し部2
bがプリント基板12の引き出し端子に確実に接触する
ようにされている。
【0018】コンタクトコンタクトピン2aと配線引き
出し部2bとを接続する各パターン配線2は、図1に示
すように、その先端がコンタクトピン2aと接続されて
狭ピッチとされているが、例えば基端に向かうに従って
パターン配線2の延在方向に交差する方向で外側へと屈
曲しており、この屈曲部分はパターン配線2の延在方向
に交差する方向でコンタクトプローブ20の中央部から
端部へ向かうほど長く形成されている。ここで、図2に
示すように、パターン配線2の延在方向に交差する方向
でコンタクトプローブ20の中央部から離れるほど、例
えばパターン配線2k , 2k+1 ,2k+2,2k+3,2k+4
のそれぞれの線厚みtk ,tk+1 ,tk+2,tk+3 ,t
k+4 は一定のまま、それぞれの線幅wk ,wk+1 ,w
k+2,wk+3,wk+4 が順次幅広に形成されている。この
時、例えばパターン配線2k , 2k+1,2k+2 ,2
k+3 ,2k+4 のコンタクトピン2aから配線引き出し部
2bまでの距離Lk ,Lk+1 ,Lk+2 ,Lk+3,Lk+4
順次長くなっていることに比例して、線幅wk ,w
k+1 ,wk+2 ,wk+3,wk+4が広く形成されており、パ
ターン配線2k ,2k+1 ,2k+2 ,2k+3,2k+4の抵抗
値が互いに等しくされている。
【0019】次に、図3を参照してコンタクトプローブ
20の製造工程について工程順に説明する。なお、図3
はコンタクトプローブ20の製造方法を工程順に示すコ
ンタクトプローブ20の中央部の一部縦断面図である。 〔ベースメタル層形成工程〕まず、図3(a)に示すよ
うに、ステンレス製の支持金属板30の上に、Cu
(銅)メッキにより、均一の厚さのベースメタル層31
を形成する。
【0020】〔パターン形成過程〕このベースメタル層
31の上にフォトレジスト層(マスク)32を形成した
後、図3(b)に示すように、写真製版技術によりフォ
トレジスト層32に所定のパターンのフォトマスク33
を施して露光し、図3(c)に示すように、フォトレジ
スト層32を現像してパターン配線2となる部分を除去
して残存するフォトレジスト層32に開口部(マスクさ
れていない部分)32aを形成する。この時、例えばパ
ターン配線2の延在方向に交差する方向でコンタクトプ
ローブ20の中央部から離れるほど(図3(c)におけ
る左側から右側に向かうほど)、開口部32aの幅s
k ,sk+1,sk+2を広くしておく。なお、本実施形態に
おいては、フォトレジスト層32をネガ型フォトレジス
トによって形成しているが、ポジ型フォトレジストを採
用して所望の開口部32aを形成しても構わない。ここ
で、使用される「マスク」は、本実施の形態におけるフ
ォトレジスト層32のように、フォトマスク33を用い
た露光・現象工程を経て開口部32aが形成されるもの
に限定されわけではない。例えば、メッキ処理される場
所にあらかじめ孔が形成された(すなわち、予め、図3
(c)の符号32で示す状態に形成されている)フィル
ム等でもよい。このようなフィルムを「マスク」として
用いる場合には、本実施形態におけるパターン形成工程
は不要である。
【0021】〔電気メッキ工程〕そして、図3(d)に
示すように、開口部32aにパターン配線2となるNi
またはNi合金層をメッキ処理により形成した後、図3
(e)に示すように、フォトレジスト層32を除去す
る。これによって、パターン配線2の延在方向に交差す
る方向でコンタクトプローブ20の中央部から離れるほ
ど(図3(e)における左側から右側に向かうほど)、
順次幅の広くされたパターン配線2k ,2k+ 1 ,2k+2
が形成される。
【0022】〔フィルム被着工程〕次に、図3(f)に
示すように、NiまたはNi合金層の上であって、パタ
ーン配線2の先端、すなわち、コンタクトピン2aとな
る部分以外に、フィルム21を接着剤4により接着す
る。このフィルム21は、例えばポリイミド樹脂からな
る樹脂フィルム3に銅箔からなるグラウンド5が一体に
設けられた二層テープである。このフィルム被着工程の
前までに、二層テープのうちのグラウンド5に、写真製
版技術を用いて銅エッチングを施して、グラウンド面を
形成しておき、このフィルム被着工程では、二層テープ
のうちの樹脂フィルム3を接着剤4を介してパターン配
線2に被着させる。なお、グラウンド5は、銅箔に加え
て、NiまたはNi合金等から形成されていてもよい。
【0023】〔分離工程〕そして、図3(g)に示すよ
うに、フィルム21とパターン配線2とベースメタル層
31とからなる部分を、支持金属板30から分離させた
後、銅エッチングおよび超音波洗浄を経て、フィルム2
1にパターン配線2のみを接着させた状態とする。な
お、予め、グラウンド5上には、金メッキを施してAu
メッキ層5aを形成して銅エッチングから保護してい
る。
【0024】〔金コーティング工程〕次に、露出状態の
パターン配線2に、図3(h)に示すように、金メッキ
を施して、表面にAu層34を形成する。この時、フィ
ルム21から突出状態とされたコンタクトピン2aで
は、全周にわたる表面全体にAu層34が形成される。
以上の工程により、コンタクトプローブ20が作製され
る。
【0025】このような本実施形態のコンタクトプロ−
ブ20では、パターン配線2が長くなることによる抵抗
値の増加が、パターン配線2の断面積が大きくなること
による抵抗値の減少によって相殺されており、各パター
ン配線2の抵抗値が互いに等しくされている。これによ
って、半導体ICチップ15等の被検査物の各端子15
aにコンタクトピン2aを介して接続される各パターン
配線2に対して、テスター等からの電気信号(入力信
号)や被検査物からの出力信号を等しい抵抗値によって
伝送することができる。
【0026】また、パターン配線2に交差する方向でコ
ンタクトプローブ20の中心から離れるほどパターン配
線2の断面積が大きくされているため、コンタクトプロ
ーブ20の外側に配列されたパターン配線2の抵抗値は
中央部のパターン配線2の抵抗値に等しくされる。すな
わち、図4に示すパターン配線2と抵抗値との関係にお
いて、従来例に示すように各パターン配線2の断面積が
等しくされた場合には、コンタクトプローブ20の外側
に配列されたパターン配線2ほど長く形成されることに
起因して抵抗R1が大きくなる。ここで、コンタクトプ
ローブ20の外側ほどパターン配線2を太くすることに
よって、図4におけるR2で示すように、コンタクトプ
ローブ20の外側のパターン配線2の抵抗値を中央部の
パターン配線2k の抵抗値に等しくすることができる。
ここで、コンタクトプローブ20の中央部では、図1で
示すように、コンタクトピン2aから配線引き出し部2
bまでのパターン配線2の長さが最も短いために、各パ
ターン配線2の抵抗値は最小の抵抗値に揃えられること
となる。抵抗値が低い値とされることによって、導体損
による信号の損失を防ぐことが可能となる。
【0027】なお、本実施形態では、パターン配線2の
延在方向に交差する方向でコンタクトプローブ20の中
央部から離れるほど、パターン配線2k ,2k+1 ,2
k+2 ,2k+3 ,2k+4 のそれぞれの線厚みtk ,t
k+1 ,tk+2 ,tk+3,tk+4は一定のまま、それぞれの
線幅wk ,wk+1 ,wk+2 ,wk+3,wk+4が順次幅広に
形成されているとしたが、これに限定されず、図5に示
すコンタクトプローブのY−Y線断面図のように、パタ
ーン配線2k ,2k+1 ,2k+2 ,2k+3,2k+4のそれぞ
れの線幅wk ,wk+1 ,wk+2 ,wk+3,wk+4は一定の
まま、それぞれの線厚みtk ,tk+1 ,tk+2
k+3,tk+4を順次厚く形成してもよい。また、パター
ン配線2k ,2k+1 ,2k+2 ,2k+3,2k+4の線幅w
k ,wk+1 ,wk+2,wk +3,wk+4および線厚みtk
k+1 ,tk+2 ,tk+3 ,tk+4の両者を順次大きくし
ても良い。要するに、コンタクトピン2aから配線引き
出し部2bまでの距離が長くなることに比例してパター
ン配線2の断面積を大きくすればよい。ただし、この場
合には、コンタクトピン2aの太さは各コンタクトピン
2aごとにほぼ等しくし、各配線引き出し部2bの太さ
も互いに等しくしておけばよい。
【0028】なお、本実施形態では、パターン配線2に
交差する方向でコンタクトプローブ20の中心から離れ
るほど、コンタクトピン2aから配線引き出し部2bま
での距離が長くなることに比例してパターン配線2の断
面積を大きくするとしたが、これに限定されず、コンタ
クトプローブ20の外側から中心に向かうほど、コンタ
クトピン2aから配線引き出し部2bまでの距離が短く
なることに比例してパターン配線2の断面積を小さくし
ても良い。この場合には、図6に示すパターン配線2と
抵抗値との関係における抵抗R3で示すように、コンタ
クトプローブ20の中央部に配列されたパターン配線2
k の抵抗値は外側のパターン配線21 および2n の抵抗
値に等しくされる。すなわち、各パターン配線2の抵抗
値は最大の抵抗値に揃えられることとなる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明のコンタクトプロ−ブによれば、半導体ICチップ
等の被検査物の各端子にコンタクトピンを介して接続さ
れる各パターン配線に対して、テスター等からの電気信
号(入力信号)や被検査物からの出力信号を等しい抵抗
値によって伝送することができる。また、請求項2記載
の本発明のコンタクトプローブによれば、すべてのパタ
ーン配線の抵抗値が中央部のパターン配線の抵抗値すな
わち最小の抵抗値に揃えられており、抵抗値が低い値と
されることによって導体損による信号の損失を防ぐこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わるコンタクトプロ−ブの一実施
形態について示した平面図である。
【図2】 図1に示すコンタクトプローブのY−Y線断
面図である。
【図3】 図1に示すコンタクトプロ−ブの製造工程
(a),(b),(c),(d),(e),(f),
(g),(h)を示す部分縦断面図である。
【図4】 図1に示すコンタクトプローブのパタ−ン配
線ごとの抵抗値を示す図である。
【図5】 図1に示すコンタクトプローブの第一変形例
についてのY−Y線断面図である。
【図6】 図5に示すコンタクトプローブのパタ−ン配
線ごとの抵抗値を示す図である。
【図7】 従来技術の一例によるコンタクトプロ−ブの
平面図である。
【図8】 図7に示すコンタクトプローブのX―X線断
面図である。
【図9】 従来のプローブ装置の分解斜視図である。
【図10】 従来のプローブ装置の中央縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1,20 コンタクトプロ−ブ 1a 先端部 1b 基部 1c 狭幅部 2 パターン配線 2a コンタクトピン 2b 配線引き出し部 3 樹脂フィルム 4 接着剤 5 グラウンド 6 窓部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパターン配線がフィルム上に設け
    られ、これらのパターン配線の各先端が前記フィルムか
    ら突出状態に配されてコンタクトピンとされるコンタク
    トプローブであって、 前記複数のパターン配線のそれぞれの抵抗値が互いに等
    しくされていることを特徴とするコンタクトプロ−ブ。
  2. 【請求項2】 前記複数のパターン配線の少なくとも一
    部で相互の長さが相違して形成されており、 前記パターン配線の長さの違いに応じて前記パターン配
    線の断面積を異ならせたことを特徴とする請求項1に記
    載のコンタクトプローブ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6548315B2 (en) 1999-09-27 2003-04-15 Hitachi, Ltd. Manufacture method for semiconductor inspection apparatus
WO2024143318A1 (ja) * 2022-12-28 2024-07-04 京セラ株式会社 配線基板及びプローブカード

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6548315B2 (en) 1999-09-27 2003-04-15 Hitachi, Ltd. Manufacture method for semiconductor inspection apparatus
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