JP2000171083A - 作動診断表示装置 - Google Patents

作動診断表示装置

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JP2000171083A
JP2000171083A JP10349147A JP34914798A JP2000171083A JP 2000171083 A JP2000171083 A JP 2000171083A JP 10349147 A JP10349147 A JP 10349147A JP 34914798 A JP34914798 A JP 34914798A JP 2000171083 A JP2000171083 A JP 2000171083A
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damper
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Mitsuru Uchida
充 内田
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RYU KEIKAKU KK
Klif Co Ltd
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RYU KEIKAKU KK
Klif Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より良い空調を保つために確認しやすい場所
に電子式自動制御ダンパの作動診断表示を行える作動診
断表示装置を提供する。 【解決手段】 電子式自動制御ダンパのダンパ羽根2の
開閉を制御するダンパ羽根開閉制御装置4と、ダンパ羽
根2の開閉に要する開度時間を検知するダンパ羽根開度
検知装置5と、ダンパ羽根2の所望する開閉量に要する
任意の開度時間を設定する可変タイマ装置7と、ダンパ
羽根開度検知装置5により検知した開度時間と可変タイ
マの開度時間を比較する作動診断装置6を備え、比較し
た結果に応じてその結果を確認しやすい場所に、表示装
置9の2線伝送線16を使用して7種類の表示状態が得
られる表示器15に表示して適切で迅速な作動診断を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調システムに用
いる風量を制御するための電子式自動制御ダンパの作動
診断表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は電子式自動制ダンパ自体を目視に
より点検していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子式
自動制御ダンパを目視により点検する方法では、例えば
ダンパの設置場所を確認し、その下に置いてある机、椅
子、電話、OA機器等を移動させる必要があった。そし
て、ダンパの設置場所が高所の場合、図7に示すよう
に、前記の移動により作られた場所に脚立51を置き、
1人は脚立が倒れないように支持することが現場内規で
義務付けられている場合が多く、もう1人が脚立51に
上がり、点検口52あるいはシステム天井板53の一部
を開け、空調用ダクト54内のダンパ55を点検する必
要があった。そして、ダンパ55を目視で点検する場
合、ダンパ55が高所に設置され、しかも設置場所は保
温材56で膨れた空調用ダクト54以外にも例えば照
明、煙感知器、スプリンクラー、放送設備、無線電話設
備、配線、配管等ハイテクビルになればなるほど複雑に
入り込んでおり、必ずしもメーカの希望するメンテナン
ススペースが確保されておらず、危険で困難な点検作業
を強いられる場合が多いという問題点があった。さら
に、電子式自動制御ダンパ自体に電源表示器や作動表示
器が付いているものもあるが、それさえも他の装置等に
遮られて見えない場合があるという問題点があった。
【0004】また、点検作業は就業時間帯を避けた早
朝、夜間や休日が多く、しかも高所作業では最低2人は
必要であり、空調システムが多くの機器の組み合わせで
総合的に運転されるため、必ずしも電子式自動制御ダン
パその物が不良になっているとは限らず、ダンパの点検
結果が正常であった場合、無駄なメンテナンスコストが
かかってしまうという問題点があった。
【0005】また、一部の電子式自動制御ダンパには、
空調制御通信システムを利用して遠隔で作動状態を確認
できる装置を装備したものもあるが、専用の通信システ
ムを使用しなければならず、大掛かりで特殊なものとな
り一般的ではないという問題点があった。
【0006】本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、電子式自動制御ダンパの動作を常時診断し
て、その結果を確認しやすい場所で表示したり、遠隔地
で把握できるようにして、無駄なく適切で迅速なメンテ
ナンスサービスを可能にする作動診断表示装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1の作動診断表示装置によれば、空
調用ダクトを使用するタイプの空調システムにおいて、
風量を制御するための電子式自動制御ダンパが正常に動
作しているかどうかを診断し、その診断情報を表示する
表示装置を確認しやすい場所に設置したことを特徴とす
る。
【0008】本発明の請求項2の作動診断表示装置によ
れば、請求項1の構成にあって、電子式自動制御ダンパ
のダンパ羽根の開閉を制御するダンパ羽根開閉制御装置
と、ダンパ羽根の開閉に要する開度時間を検知するダン
パ羽根開度検知装置と、ダンパ羽根の所望する開閉量に
要する任意の開度時間を設定する可変タイマ装置と、前
記ダンパ羽根検知装置により検知した開度時間と可変タ
イマの開度時間を比較する作動診断装置を備え、比較し
た結果に応じてその結果を表示装置に表示することを特
徴とする。
【0009】本発明の請求項3の作動診断表示装置によ
れば、請求項1または2の構成にあって、周波数切替電
源装置、表示切替ダイオードおよび表示装置を備えると
ともに、前記表示装置の表示器に2色発光LEDランプ
1個を使用し、2本の配線で7種類の表示状態を得るこ
とを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4の作動診断表示装置によ
れば、請求項1から3のいずれかの構成にあって、診断
情報収集装置、通信インターフェイス装置および診断情
報集中管理装置を備え、電話等の通信回線および中継局
を利用して、サービスステーション等で一括集中して診
断情報を管理把握することを特徴とする。
【0011】請求項1の構成にあっては、風量を制御す
るための電子式自動制御ダンパが正常に動作しているか
どうかを診断した診断情報を表示装置に表示する。表示
装置は確認しやすい場所に設置し、診断情報を容易に確
認可能にする。
【0012】請求項2の構成にあっては、可変タイマ装
置の設定時間を任意に行うことで、開閉時間の異なる電
子式自動制御ダンパに容易に接続可能にし、それぞれの
ダンパ羽根の開閉動作の時間的診断を行う。
【0013】請求項3の構成にあっては、ダンパ羽根の
開閉状態を1個の2色発光LEDランプの7種類の表示
状態を表示装置で知らせる。
【0014】請求項4の構成にあっては、複数の電子式
自動制御ダンパの診断情報を一括集中して管理把握する
のを可能にする。
【0015】[実施の形態1]本発明の実施の形態1を
図1〜図4に示す。図1は作動診断表示装置の要部構成
を示すブロック図、図2は空調用ダクト内に設置した自
動制御ダンパの一例を示す図、図3は作動診断表示装置
の要部表示回路を示すブロック図、図4は作動診断表示
装置に加える電圧および出力波形を例示的に示す図であ
る。
【0016】本実施の形態の診断表示装置には、図1お
よび図2に示すように、空調用ダクト1内に設置したダ
ンパ羽根2を開閉させるモータアクチュエータ3には、
開閉時間が一定になるような例えばシンクロナスモータ
(同期電動機)やクオーツ制御のモータ等が使用されて
いる。ダンパ羽根2の開閉量の制御は、ダンパ羽根開閉
制御装置4によりモータアクチュエータ3を制御して行
う。このダンパ羽根2の開閉は、モータアクチュエータ
3に付加されているダンパ羽根開度検知装置5により検
知され、開閉に要する時間が検知される。この検知は、
通常カムとマイクロスイッチ等の組み合わせでダンパ羽
根2が任意の開度になったときに信号を出力したり、ポ
テンショメータを使用して連続的な開度信号を出力して
行われている。ダンパ羽根開度検知装置5からの信号は
作動診断装置6に入力され、入力された信号と可変タイ
マ装置7により任意の開度時間を診断基準として可変タ
イマ装置7により設定した時間とを作動診断装置により
比較し、ダンパ羽根2の開閉の際に摩擦や引っ掛かりの
ために時間的遅れを生じた際に作動診断装置6により異
常と判断されるようになっている。また、可変タイマ装
置7は開度時間を任意に設定可能となっており、各々開
閉時間の異なるダンパに適用可能となっている。
【0017】ここで、電子式自動制御ダンパとして、例
えば図1,2に示すようなVAVユニット(変風量ダン
パ)20における動作診断を行う際のVAVユニット2
0の動作を説明する。
【0018】VAVユニット20には、前記ダンパ羽根
2、モータアクチュエータ3、ダンパ羽根開閉制御装置
4およびダンパ羽根開度検知装置5に加え、風速測定装
置21と、風速測定装置21に接続された現在風量換算
装置22と、現在風量換算装置22に接続された比較装
置23が設置されている。この比較装置23はダンパ羽
根開閉制御装置4に接続されるとともに、外部設定され
る風量設定器24(例えばルームサーモスタット)と配
線25により接続されている。
【0019】風速測定装置21は、空調ダクト1内の風
速を測定し、空調ダクト1の断面積が判れば現在風量換
算装置22により、空調ダクト1内を流れる現在風量が
測定されるようになっている。一方、風量設定器24は
ダクト内を流れる風量を設定可能となっており、風量設
定器24による設定風量と前記現在風量を比較装置23
により比較し、現在風量が設定風量に対して多いか、少
ないかが判定される。この判定に基づいて、ダンパ羽根
2を閉じたり、開いたりして現在風量が設置風量になる
ように、ダンパ羽根開閉制御装置4によりモータアクチ
ュエータ3を作動し、ダンパ羽根2の傾きを調整するよ
うに制御する。
【0020】また、ダンパ羽根開閉制御装置4には、外
部操作される全閉/VAV動作/全開切替操作器26が
配線27によって接続されている。全閉/VAV動作/
全開切替操作器26は、未使用の部屋等でダンパ羽根2
を全閉にしたり、使用中の部屋でVAV作動状態に切り
替えたりを行い、さらに現在風量が不足している場合は
強制的にダンパ羽根2を全開するようになっている。
【0021】したがって、VAVユニット20の作動診
断を行う場合には、外部設定、外部操作、空調ダクト1
内の送風状態や電源状態等を勘案した表示方法として、
VAVユニット20自体の不良なのか、外的要因なのか
を明確にすることによって無駄な点検作業を無くそうと
するものである。
【0022】前記作動診断装置6には、表示切替ダイオ
ード8を介して作動診断装置6の診断結果を表示する表
示装置9が接続されており、以下、図3,4および表1
を用いて構成および作用を説明する。
【0023】図3に示すように、作動診断装置6には、
Aリレー、BリレーおよびCリレーが設けられている。
AリレーおよびBリレーは、開閉可能なA1接点および
B1接点を介して表示切替ダイオード8のダイオードD
1およびダイオードD2と接続可能となっている。ま
た、CリレーはC1接点を介して周波数切替電源装置1
0と接続可能となっている。周波数切替電源装置10
は、表示切替ダイオード8のダイオードD1,D2に接
続されるとともに、表示装置9に接続されている。ま
た、周波数切替電源装置10は、図4(a)、(b)に
示す高周波サイン波形11や低周波サイン波形12の電
圧を表示切替ダイオード8と表示装置9を接続すると
の間に出力可能で、作動診断装置6のCリレーのC1
接点により、高周波サイン波形11と低周波サイン波形
12の電圧に切り替え可能となっている。なお、周波数
切替電源装置10から出力する電圧は、高周数サイン波
形11や低周波数サイン波形12に変えて、図4
(c)、(d)に示す高周波矩形波形13や低周波矩形
波形14でも良い。
【0024】表示装置9には、2色発光LED(LED
1とLED2)からなる表示器15とダイオードD3,
D4が備えられている。表示装置9は、例えば図2に示
すように、部屋内の壁面にある照明スイッチ17等の近
くに設置され、電子式自動制御ダンパの作動状態を表示
させるようになっている。表示器15は、2線伝送線1
6により表示切替ダイオード8および周波数切替電源装
置10と接続され、Aリレーおよび/またはBリレーが
動作してA1接点および/またはB1接点が閉じると、
表示器15内のLED1および/またはLED2が点灯
するようになっている。
【0025】すなわち、作動診断装置6内のAリレーが
動作し、A1接点が閉じると、表示切替ダイオード8内
のダイオードD1および表示装置9内のダイオードD4
を通して、2線伝送線16により表示器15内のLED
1に+(プラス)側の半波のみが入力され、LED1が
点灯する。また、作動診断装置6内のBリレーが動作
し、B1接点が閉じると、表示切替ダイオード8内のダ
イオードD2および表示装置9内のダイオードD3を通
して、2線伝送線16により表示器15内のLED2に
―(マイナス)側の半波のみが入力され、LED2が点
灯する。
【0026】なお、表示装置9内の抵抗R1および抵抗
R2は、LED1およびLED2に流れる電流を制限す
るためのもので、表示切替ダイオード6と表示装置9間
の回路に印加する電圧とLED1,2の電圧と電流仕様
により計算される抵抗値を有した分圧用抵抗器である。
また、表示装置9内のダイオードD3およびダイオード
D4は、電流方向を決めて電流を流す役目の他に、LE
D1およびLED2にかかる逆電圧をLED1,2自体
の仕様上の逆耐電圧(通常3V前後)以下に押さえて、
LED1,2の破損を防止するものである。
【0027】通常の例えば小信号整流用シリコンダイオ
ードの順方向電圧は2V以下なので、LED1,2にか
かる逆電圧は抵抗R1または抵抗R2による分圧効果も
あり、十分に2V以下に押さえられ、LED1,2の破
損を防止する。
【0028】前記LED1,2の点灯は、印加される電
圧の周波数(高周波数、低周波数)により速度が異な
る。ここでいう高周波数、低周波数とは、LED1,2
を点灯させるときの半波の周期が速くて人間の目におけ
る残像感覚により連続的に点灯しているように見える範
囲を高周波数と呼び、半波の周期が遅く断続的に見える
範囲を低周波数と呼ぶ。例えば、緑と赤のLED1とL
ED2を各々半波の高周波数で交互に点灯させれば、黄
橙に見える。また、低周波数では、赤、緑、赤、緑……
とはっきり区別されて見えるようになる。通常、周波数
が50Hz以上であれば点灯は連続的に見え、5Hz以
下では断続的に見える。
【0029】ここで、作動診断装置6の診断情報を、
A,BリレーおよびCリレーの動作条件、すなわち点灯
するLED1,2の切り替えおよび印加する電圧の高周
波数と低周波数の切り替えにより、最終的に表1に示す
ように、1個の表示器15で7種類の表示状態が得られ
る。
【0030】
【表1】
【0031】なお、この表示方法は、電子式自動制御ダ
ンパの作動診断表示に限らず、例えば、隠蔽部に設置さ
れた空調用電動アクチュエータバルブの作動診断表示や
あらゆる装置の表示装置として利用可能であることはい
うまでもない。
【0032】本実施の形態によれば、電子式自動制御ダ
ンパの作動状態を表示させる表示装置9を照明スイッチ
17等の近くに設置することで、容易に電子式制御ダン
パの作動状態を確認することができる。
【0033】すなわち、図6に示すように、従来は脚立
51を使用し、天井53の点検口52を開けたり、シス
テム天井板(天井53に相当)の一部を外してダンパ5
5を点検していたが、点検作業を夜間や休日に行わなけ
ればならない等、時間的制約や高所で危険であるばかり
でなく、脚立を設置するためにOA機器や家具調度類を
移動させる場合にキズ付けないように気をつかったり、
白い天井を汚さないよう注意しなければならず、精神的
にもかなり疲労する作業を行うことなく、電子式自動制
御ダンパの点検を行うことができる。また、点検で正常
に動作していることが判った場合、結果的に無駄な作業
となってしまうような無駄な点検作業を無くすことがで
きる。
【0034】[実施の形態2]本実施の形態を図5およ
び図6に示す。図5は作動診断表示装置の要部構成を示
すブロック図、図6は作動診断表示装置から外部に信号
を取り出す構成を例示的に示す図である。
【0035】本実施の形態の作動診断表示装置は、実施
の形態1の作動診断表示装置を複数ビル等に設置し、サ
ービスステーション等で集中的に管理し得るように構成
されている。なお、実施の形態1と同一部分には同一符
号を付し、その説明を省略する。
【0036】本実施の形態では、表示装置9の抵抗R1
の代わりに抵抗R1より低い抵抗値に計算された抵抗R
1’とホトカプラ(LEDとホトトランジスタの組合せ
による)PC1の組合せ(図6(a))および抵抗R2
の代わりに抵抗R2より低い抵抗値に計算された抵抗R
2’とホトカプラ(LEDとホトトランジスタの組合せ
による)PC2の組合せ(図6(b))により、表示装
置9のLED1あるいはLED2の点灯状態に応じて、
各々ホトトランジスタのON・OFFデジタル信号ある
いはパルス信号として外部に取り出すことができるよう
になっている。
【0037】表示装置9には、配線30により診断情報
収集装置31が接続されている。診断情報収集装置31
は、各ビル等に設置されビル内に設置される複数の表示
装置9からの前記信号を収集・解釈する。診断情報収集
装置31は、配線32によりビル等に設置された例えば
モデム等の通信インターフェイス33に接続され、前記
信号は電話通信回線および中継局(例えばインターネッ
ト等の)35に送信される。この電話通信回線および中
継局35には、異なるビルに設置されている複数の通信
インターフェイス33から配線34を介して前記信号が
送信される。
【0038】電話通信回線および中継局35は、サービ
スステーション等に設置されたモデム等の通信インター
フェイス装置37が配線36により接続されており、こ
の通信インターフェイス装置37には配線38により、
例えばパーソナルコンピュータを利用した診断情報集中
管理装置39が接続されている。すなわち、前記信号
は、電話通信回線および中継局35を経由して通信イン
ターフェイス装置37を介し、サービスステーション等
に設置した1箇所の診断情報集中管理装置39で各ビル
等に設置した複数の電子式自動制御ダンパの診断を行え
るようになっている。
【0039】本実施の形態によれば、サービスステーシ
ョン等に設置した1箇所の診断情報集中管理装置39か
ら定期的あるいは任意に診断情報収集装置31を呼び出
すことにより、複数の電子式自動制御ダンパの診断情報
を集中的に把握することができる。このため、メンテナ
ンスサービスの迅速化と適正化を図ることができる。そ
の結果、顧客にとってもサービス会社にとっても大きな
メリットが得られる。
【0040】前記実施の形態において、例えばVAVユ
ニット20では、表2のような作動診断を行うことがで
きる。
【0041】
【表2】
【0042】この場合、表示が緑では通常運転、黄橙で
は外的要因によりダンパ全開またはそれに近い運転を示
している。また、赤では外的要因によりダンパ全閉また
はそれに近い運転を示し、消灯では機器異常あるいは運
転異常を示している。
【0043】すなわち、表示が消灯した場合に、まず電
源状態は空調用ダクトを設置してある天井を開けること
なく、顧客においても電源盤等で容易に点検でき、電源
OFFあるいは数多くの表示装置が一斉に消灯するので
おおよその見当を付けることができる。これにより、電
源が正常で消灯した場合のみ最終的に点検作業を行えば
良いことになる。表2では4種類の表示としたが、これ
に例えば赤の点滅表示を追加して、この表示を機器異常
とすればより明確な診断表示を行うことができる。これ
により5種類の表示となるが、表1によれば後2種類残
っており、他の診断表示に使用することが可能になる。
【0044】また、上記の診断表示を行うことにより、
空調システムの他の装置の運転状態も把握できるように
なり、運転改善により、より理想的な空調を顧客に提供
することができる。
【0045】なお、電子式自動制御ダンパとしては、例
示したVAVユニット20の他に、CAVユニット(定
風量ダンパ)、比例制御形モータダンパ、ON/OFF
制御形モータダンパ、電動モータバルブ等があり、各々
に適応した作動診断表示を行うようにすることができ
る。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
の作動診断表示装置によれば、電子式自動制御ダンパが
天井裏等高所で狭い場所の空調用ダクトに設置されてい
る場合にあっても、危険で困難な点検作業を減らし、メ
ンテナンスコストの低減を図り、かつ適切で迅速なメン
テナンスサービスを可能にすることができる。
【0047】本発明の請求項2の作動診断表示装置によ
れば、各々開閉時間の異なる電子式自動制御ダンパに容
易に接続でき、開閉動作の時間的診断を行うことができ
る。
【0048】本発明の請求項3の作動診断表示装置によ
れば、診断情報を7種類の表示で表すことができ、より
的確な診断情報を顧客等に適切に知らせることができ
る。
【0049】本発明の請求項4の作動診断表示装置によ
れば、複数の電子式自動制御ダンパの診断情報を一括し
て管理することができ、顧客に対してよりスピーディな
サービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の作動診断表示装置の要
部構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1の作動診断表示装置を適
用した空調用ダクト内に設置した自動制御ダンパの一例
を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1の作動診断表示装置の要
部表示回路を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態1の作動診断表示装置に加
える電圧および出力波形を例示的に示す図である。
【図5】本発明の実施の形態2の作動診断表示装置の要
部構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態2の作動診断表示装置から
外部に信号を取り出す構成を例示的に示す図である。
【図7】従来の電子式自動制御ダンパの点検作用を例示
的に示す図である。
【符号の説明】
1 空調用ダクト 2 ダンパ羽根 3 モータアクチュエータ 4 ダンパ羽根開閉制御装置 5 ダンパ羽根開度検知装置 6 作動診断装置 7 可変タイマ装置 8 表示切替ダイオード 9 表示装置 10 周波数切替電源装置 11 高周波サイン波形 12 低周波サイン波形 13 高周波矩形波形 14 低周波矩形波形 15 表示器 16 2線伝送線 20 VAVユニット 21 風速測定装置 22 現在風量換算装置 23 比較装置 24 風量設定器 26 全閉/VAV作動/全開切替操作器 31 診断情報収集装置 33 通信インターフェイス装置 35 通信回線及び中継局 37 通信インターフェイス装置 39 診断情報集中管理装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調用ダクトを使用するタイプの空調シ
    ステムにおいて、風量を制御するための電子式自動制御
    ダンパが正常に動作しているかどうかを診断し、その診
    断情報を表示する表示装置を確認しやすい場所に設置し
    たことを特徴とする作動診断表示装置。
  2. 【請求項2】 電子式自動制御ダンパのダンパ羽根の開
    閉を制御するダンパ羽根開閉制御装置と、ダンパ羽根の
    開閉に要する開度時間を検知するダンパ羽根開度検知装
    置と、ダンパ羽根の所望する開閉量に要する任意の開度
    時間を設定する可変タイマ装置と、前記ダンパ羽根開度
    検知装置により検知した開度時間と可変タイマの開度時
    間を比較する作動診断装置を備え、比較した結果に応じ
    てその結果を表示装置に表示することを特徴とする請求
    項1記載の作動診断表示装置。
  3. 【請求項3】 周波数切替電源装置、表示切替ダイオー
    ドおよび表示装置を備えるとともに、前記表示装置の表
    示器に2色発光LEDランプ1個を使用し、2本の配線
    で7種類の表示状態を得ることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の作動診断表示装置。
  4. 【請求項4】 診断情報収集装置、通信インターフェイ
    ス装置および診断情報集中管理装置を備え、電話等の通
    信回線および中継局を利用して、サービスステーション
    等で一括集中して診断情報を管理把握することを特徴と
    する請求項1から3のいずれかに記載の作動診断表示装
    置。
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