JP2000162314A - 移動体検出装置 - Google Patents

移動体検出装置

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JP2000162314A
JP2000162314A JP33582798A JP33582798A JP2000162314A JP 2000162314 A JP2000162314 A JP 2000162314A JP 33582798 A JP33582798 A JP 33582798A JP 33582798 A JP33582798 A JP 33582798A JP 2000162314 A JP2000162314 A JP 2000162314A
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moving object
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Hiroshi Kuromaru
廣志 黒丸
Satoshi Kiriyama
聰 桐山
Masatoshi Tominaga
雅敏 富永
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多数のコイルを使用することなく移動体の移動
方向を確実に検出し得ると共に小型化を図り得る移動体
検出装置を提供する。 【解決手段】荷物を搭載したカゴ車3を車両1に搬入、
搬出する際、カゴ車3の移動方向を検出する移動体検出
装置において、上記カゴ車3には予め荷物に関する情報
を記憶させてなる識別札5を取り付ける。また、車両1
内には、例えば三角形状等の非対称形状に形成した検出
コイル20を取り付けると共に、この検出コイル20の
検出信号を処理する信号処理装置を設置する。この信号
処理装置は、カゴ車3が車両1内に搬入、搬出されて検
出コイル20の前面を通過する際、該検出コイル20を
介して識別札5に記憶されている情報を検出し、その出
力信号波形の非対称性により前記移動体の搬入・搬出の
方向を識別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カゴ車等の移動体
に設けた識別札と車両に設けた信号処理装置との間で検
出コイルを介して無線通信を行ない、上記移動体の車両
への搬入、搬出を識別する移動体検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばトラック等の車両に荷物を搭載し
て運送する場合、車両への荷物の搬入、搬出及び荷物に
関する固有の情報を自動的に検出できれば、運送管理を
確実に行なうことができる。トラックに荷物を搬入する
ときと搬出するときとは、荷物の移動方向が逆になる。
従って、この荷物の移動方向を検出できれば、車両への
荷物の搬入、搬出を識別することができる。
【0003】上記のように移動体の移動方向を検出する
従来の装置としては、例えば特開平9−7092号公報
に示された車両走行方向検知装置がある。この車両走行
方向検知装置は、図12に示すように道路上で走行する
車両40が正進しているか、逆進しているかを検知する
もので、車両走行路45と平行な面上に二次元的にコイ
ルを分布配列している。この検知方法の原理は、図12
に示すように第1ないし第3のコイル41〜43を道路
に設置し、中央のコイル42を両側のコイル41、43
に対し、やや下流側に配置している。
【0004】このようなコイル配列において、図12に
示す実線の矢印aのように車両40が正進し、コイル4
1〜43の始端に達すると、図13(a)に示すように
3個のコイル41〜43の出力信号44がほぼ同時に立
ち上がるようにオフセット値が設定されている。
【0005】そして、コイル41〜43が上記のように
配列されている状態で、図12の破線の矢印bに示すよ
うに車両40が逆進すると、車両40はまず中央のコイ
ル42上に到達し、その後、コイル41、43上に到達
する。この結果、各コイル41〜43の出力信号44
は、図13(b)のように中央のコイル42の出力信号
44が最初に立ち上がり、次いで両側のコイル41、4
3の出力信号44が立ち上がる。この出力信号44の違
いにより車両40の移動方向を検知している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車両走行方向検知装置では、多数のコイルを道路に
設置する必要があると共に検出装置が大型化するという
問題がある。更に、車両40が通過することによるコイ
ル41〜43のインダクタンス変化に伴う出力信号44
の変化を検出しているため、車両40がコイル41〜4
3に近接して走行する必要がある。
【0007】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、多数のコイルを使用することなく移動体の
移動方向を確実に検出し得ると共に小型化を図り得る移
動体検出装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、車両に搭
載される移動体の搬入、搬出を検出する移動体検出装置
において、前記移動体に取り付けられて所定の情報を記
憶してなる識別札と、前記車両内に設けられ、非対称形
状に形成した検出コイルと、前記移動体が車両内に搬
入、搬出されて前記検出コイルの前面を通過する際、該
検出コイルを介して前記識別札に記憶されている情報を
検出し、その検出信号波形の非対称性により前記移動体
の搬入・搬出の方向を識別する信号処理装置とを具備し
たことを特徴とする。
【0009】第2の発明は、車両に搭載される移動体の
搬入、搬出を検出する移動体検出装置において、前記移
動体に取り付けられ、所定の情報を記憶してなる識別札
と、前記車両内に設けられ、巻線密度に粗密を持たせて
形成した検出コイルと、前記移動体が車両内に搬入、搬
出されて前記検出コイルの前面を通過する際、該検出コ
イルを介して前記識別札に記憶されている情報を検出
し、その検出信号波形の非対称性により前記移動体の搬
入・搬出の方向を識別する信号処理装置とを具備したこ
とを特徴とする。
【0010】第3の発明は、車両に搭載される移動体の
搬入、搬出を検出する移動体検出装置において、前記移
動体に取り付けられ、所定の情報を記憶してなる識別札
と、前記車両内に設けられ、コイル形状を曲面状に形成
した検出コイルと、前記移動体が車両内に搬入、搬出さ
れて前記検出コイルの前面を通過する際、該検出コイル
を介して前記識別札に記憶されている情報を検出し、そ
の検出信号波形の非対称性により前記移動体の搬入・搬
出の方向を識別する信号処理装置とを具備したことを特
徴とする。
【0011】第4の発明は、上記第1、第2、第3の発
明における信号処理装置に基地局と無線通信する通信手
段を設け、移動体に関する固有の情報と共に車両への移
動体の搬入あるいは搬出情報を基地局に送信できるよう
に構成したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0013】(第1実施形態)図1は、本発明の第1実
施形態に係る移動体検出装置の全体の構成を示す概略図
である。図1において、1はトラック等の車両で、荷物
2を搭載したカゴ車3を車両1の後部からリフト4によ
り車内に搬入あるいは搬出するようになっている。上記
カゴ車3には、識別札5を取り付けている。この識別札
5は、非接触カードで、荷物2に関する固有の各種の情
報を記憶している。また、上記車両1内には、上記カゴ
車3に設けた識別札5の設定情報を読み取る第1の検出
コイル6及び第2の検出コイル7を所定の間隔で設けて
いる。この場合、カゴ車3を車両1内に搬入すると、カ
ゴ車3に設けた識別札5が最初に第1の検出コイル6の
前を通り、続いて第2の検出コイル7の前を通過するよ
うになっている。上記識別札5は、第1の検出コイル6
あるいは第2の検出コイル7からパワー伝送波を受け、
内部に設けたICとメモリ発信器を駆動し、各種の記憶
情報を第1の検出コイル6あるいは第2の検出コイル7
との間で自動的に無線通信する。
【0014】上記第1及び第2の検出コイル6、7は、
図2に示すように例えば車両1の運転席側に設けた信号
処理装置8に接続される。更に、この信号処理装置8に
は、運転席の近傍に設置された表示器9が接続されると
共に、運転席の屋根に設置された車両アンテナ10が接
続される。上記信号処理装置8は、上記検出コイル6、
7により検出した情報を処理すると共に、上記車両アン
テナ10を介して基地局11と無線通信する機能を有し
ている。
【0015】上記の構成において、荷物2を搭載したカ
ゴ車3を矢印(実線)aで示すように車両1の後部から
車内に搬入すると、カゴ車3に設けた識別札5が最初に
第1の検出コイル6の前を通り、続いて第2の検出コイ
ル7の前を通過する。このとき識別札5は、最初に第1
の検出コイル6、続いて第2の検出コイル7からパワー
伝送波を受け、内部に設けたICとメモリ発信器を駆動
し、荷物2に関する各種の記憶情報を第1の検出コイル
6、第2の検出コイル7に送信する。このとき図3
(a)に示すように最初に第1の検出コイル6から検出
信号が出力され、続いて第2の検出コイル7から検出信
号が出力される。
【0016】また、カゴ車3を矢印(破線)bで示すよ
うに搬出する場合は、図3(b)に示すように上記搬入
の場合と逆の順序で、すなわち、最初に第2の検出コイ
ル7から検出信号が出力され、その後、第1の検出コイ
ル6から検出信号が出力される。上記のように第1の検
出コイル6及び第2の検出コイル7から出力される検出
信号の順序によって、カゴ車3の車両1への搬入、搬出
が識別される。
【0017】また、上記カゴ車3の車両1への搬入、搬
出に際しては、識別札5内部メモリに記憶されている荷
物2に関する各種の記憶情報が第1の検出コイル6、あ
るいは第2の検出コイル7を介して信号処理装置8へ送
られる。この信号処理装置8は、上記識別札5から送ら
れてきた情報を処理し、カゴ車3の搬入や搬出及び各種
の情報を認識し、表示器9に表示する。
【0018】上記信号処理装置8で処理された情報は、
車両アンテナ10から基地局11へ無線通信される。基
地局11は、車両1の信号処理装置8から送られてくる
情報を認識した後、記録して管理する。
【0019】上記第1実施形態によれば、荷物2を搭載
したカゴ車3に識別札5を設けると共に車両1に検出コ
イル6、7を設けることにより、カゴ車3の車両1への
搬入、搬出及び荷物2の情報を認識できると共に、基地
局11で上記荷物2に関する情報を認識して記録できる
ので、運送管理を確実に行なうことができ、且つ運送の
信頼性を向上することができる。
【0020】(第2実施形態)次に本発明の第2実施形
態について説明する。上記第1実施形態では、対称型の
第1の検出コイル6及び第2の検出コイル7を使用した
場合について示したが、この第2実施形態は図4に示す
ように例えば三角形状等の非対称形に形成した検出コイ
ル20を1個使用し、この検出コイル20を図5に示す
ように車両1の側面、あるいは上面の適所に設けてい
る。この場合、検出コイル20は、識別札5の移動方向
に対して非対称形となっている。なお、31はコイル取
り付け面を示している。
【0021】一方、カゴ車3には、識別札5を取り付け
ている。
【0022】いま、荷物2を搭載したカゴ車3を車両1
の後部から搬入すると、カゴ車3は図5の矢印(実線)
aで示す方向、すなわち正進方向に移動する。このとき
カゴ車3に設けた識別札5も正進方向に移動しながら上
記第1実施形態で説明したように検出コイル20との間
で自動的に無線通信を開始する。
【0023】このとき検出コイル20は図4に示したよ
うに三角形状をしているため、識別札5が矢印(実線)
aで示すように正進方向に移動すると、検出コイル20
の出力信号は、図6に実線21に示すように徐々に上昇
し、その後、急激に降下する波形となる。
【0024】また、カゴ車3を搬出する場合は、カゴ車
3の移動は図7に矢印(破線)bで示す逆進方向となる
ので、検出コイル20の出力信号は、時間的に見ればコ
イル形状から上記正進時と逆の信号となり、図6の破線
22に示すように最初急激に立ち上がり、その後徐々に
降下する波形となる。この波形の違いからカゴ車3が車
両1に搬入中であるか、搬出中であるかを認識すること
ができる。
【0025】上記検出コイル20により検出された信号
は、第1実施形態と同様に信号処理装置8で処理し、カ
ゴ車3の搬入、搬出の識別、及び情報を認識して表示器
9に表示する。
【0026】上記第2実施形態によれば、三角形状をな
す1個の検出コイル20を使用して、カゴ車3の搬入、
搬出を検知できると共に、識別札5から出力される各種
の情報を認識することができ、構造が簡単で経済的であ
る。
【0027】なお、図11に示すように検出コイル20
Bを車両1内部の壁、天井の3面にまたがるように配置
しても良い。壁に検出コイル20を1個配置するだけで
も、識別札5の取り付け位置によらず検出可能である
が、図11に示すように検出コイル20Bを配置するこ
とによって識別札5からの無線信号を受ける方向が増す
ため、検出範囲、検出の確度が向上する。図11では、
三角形状の検出コイル20Bを車両1の中心線に対して
線対称の配置としているが、このように配置する必要は
なく車両の中心線50に対して非対称の形状の検出コイ
ルを配置、あるいは対称の形状の検出コイルをわざと車
両の中心線50に対して対称位置とならないように配置
しても良い。識別札5の進行方向の正進a、逆進bから
見た検出コイルの形状や巻き方の粗密が異なっていさえ
すれば、識別札5の進行の正進a、逆進bを区別可能で
ある。
【0028】(第3実施形態)次に本発明の第3実施形
態について説明する。図7(a)〜(c)は、第3実施
形態に係る検出コイル20の側面図である。カゴ車3を
車両1に搬入したときの識別札5と検出コイル20との
関係は、第2実施形態で示した図5と同じである。ま
た、識別札5が正進、逆進したときの検出コイル20の
出力信号波形は図6と同じである。
【0029】この第3実施形態は、検出コイル20を図
7(a)〜(c)に示すように1個のコイルにおいて、
コイル線の巻き方に粗密(識別札5の移動方向に対し
て)を持たせたものである。図7(a)はスクリーン印
刷等によって同一平面状にコイル線を形成した例、同図
(b)はコイル線を同心平面状に巻いて形成した汎用的
な対称形状コイルを中心部分に引張り力を作用させて偏
心させて形成した例である。また、図7(c)は、ソレ
ノイド状に同一半径で立体的に巻き上げた汎用的なばね
状のコイルを偏心させて形成した例である。
【0030】上記のようにコイル線の巻き方に粗密を持
たせて形成した検出コイル20を使用した場合、荷物2
を搭載したカゴ車3を車両1の後部から搬入すると、検
出コイル20のコイル線が不均等な密度で巻かれている
ため、検出コイル20の外形が対称形状であっても、識
別札5が検出コイル20に接近してくる方向によって検
出出力信号に差異が生じることになる。例えば図5にお
いて左側、すなわち車両1の後側にコイル線の粗の部分
が向くように検出コイル20を設置すると、識別札5が
正進方向(矢印aの方向)へ移動するに従って、出力信
号は図6に実線21で示す正進時の波形となる。一方、
識別札5が逆進方向(矢印bの方向)へ移動した場合
は、検出コイル20の出力信号は図6に破線22で示す
逆進時の波形となる。この結果、検出コイル20の出力
信号からカゴ車3の搬入、搬出方向を正しく識別するこ
とができる。
【0031】上記第3実施形態によれば、コイル線の巻
き方に粗密を持たせて形成した検出コイル20を使用す
ることにより、カゴ車3の搬入、搬出を1個の検出コイ
ルで検知できると共に、識別札5から出力される各種の
情報を認識することができ、構造がより簡単で非常に経
済的である。
【0032】(第4実施形態)次に本発明の第4実施形
態について説明する。図8は本発明の第4実施形態に係
る識別札5の位置を検出する検出コイル20の側面図、
図9は同検出コイル20の正面図である。また、カゴ車
3を車両1に搬入したときの識別札5と検出コイル20
との関係は、第2実施形態における図5と同じである。
また、カゴ車3が正進、逆進したときのコイルの出力信
号波形は図6と同じである。
【0033】この第4実施形態が第3実施形態と異なる
点は、検出コイル20を図8、図9に示すように識別札
5の移動方向に対して曲面状に形成したことである。こ
の場合、例えば曲面状のコイル基板30を用いて検出コ
イル20を曲面状に形成している。図8、図9は、スク
リーン印刷によってコイル線を形成した例であるが、第
3実施形態で列記したような手法にてコイル線を形成し
てもよい。また、この第4実施形態に係る検出コイル2
0は、図8、図9に示すようにコイルを平板状に形成し
た後、一定の規則性を持つ曲面状になるように加工する
ため、第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態で示
した各種コイル及び汎用的な平板状コイルを加工して形
成してもよい。
【0034】上記のように曲面状に形成した検出コイル
20を使用した場合において、荷物2を搭載したカゴ車
3を車両1の後部から搬入すると、検出コイル20が曲
面状であるため、識別札5が無線通信を行なう面から見
ると、検出コイル20はコイル線の巻き方が均等であっ
ても、平面的にはあたかも図7(a)のように粗密が有
るように見える。従って、識別札5が検出コイル20に
接近してくる方向によって検出出力信号に差異を生じる
ことになる。例えば図10において、右側すなわち車両
1の前側に検出コイル20の取り付け面31から浮き上
がるような状態で検出コイル20を設置すると、検出出
力信号は識別札5の正進方向(矢印a)への移動に従っ
て図6に実線21で示す正進時の出力波形となり、一
方、逆進方向(矢印b)への移動に対しては破線22で
示す逆進時の出力波形となる。このことから第3実施形
態と同様にカゴ車3の搬入、搬出方向を正しく識別する
ことができる。
【0035】上記第4実施形態によれば、曲面状に形成
した検出コイル20を使用することにより、カゴ車3の
搬入、搬出を1個の検出コイルで検知できると共に、識
別札5から出力される各種の情報を認識することがで
き、構造がより簡単で非常に経済的である。
【0036】
【発明の効果】以上詳記したように第1の発明によれ
ば、所定の情報を記憶してなる識別札を移動体に取り付
けると共に、車両内に非対称形状の検出コイルを取り付
け、移動体が車両内に搬入、搬出されて検出コイルの前
面を通過する際、該検出コイルを介して前記識別札に記
憶されている情報を検出し、その検出信号波形の非対称
性により前記移動体の搬入・搬出の方向を識別するよう
にしたので、1つの検出コイルで移動の移動方向を確実
に検出でき、装置の小型化を図ることができる。第2の
発明は、検出コイルを巻線密度に粗密を持たせた形状と
したので、検出コイルの検出信号波形は非対称性とな
り、1つの検出コイルで移動の移動方向を確実に検出で
き、装置の小型化を図ることができる。第3の発明は、
検出コイルを曲面状に形成したので、その検出信号波形
は非対称性となり、1つの検出コイルで移動の移動方向
を確実に検出でき、装置の小型化を図ることができる。
第4の発明は、識別札に記憶されている情報を検出コイ
ルにより検出して処理すると共に基地局と無線通信する
通信手段を有する信号処理装置を車両に設けているの
で、荷物に関する固有の情報と共に車両への荷物の搬入
あるいは搬出情報を基地局に送信して記録することがで
き、運送管理を確実にできると共に運送の信頼性を著し
く向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る移動体検出装置の
全体構成を示す概略図。
【図2】同実施形態における要部の構成を示すブロック
図。
【図3】同実施形態における移動体の移動方向を検知す
る出力信号波形を示す図。
【図4】本発明の第2実施形態に係る移動体検出装置の
検出コイルを示す側面図。
【図5】同実施形態におけるカゴ車を車両内に搬入した
ときの識別札と検出コイルとの関係を示す平面図。
【図6】同実施形態におけるカゴ車が正進、逆進したと
きの検出コイルの出力信号波形図。
【図7】(a)〜(c)はそれぞれ本発明の第3実施形
態における検出コイルの構成例を示す側面図。
【図8】本発明の第4実施形態における検出コイルの側
面図。
【図9】同実施形態に係る検出コイルの正面図。
【図10】同実施形態におけるカゴ車を車両内に搬入し
たときの識別札と検出コイルとの関係を示す平面図。
【図11】本発明の第2実施形態における他の構成例を
示す図。
【図12】従来の車両走行方向検知装置の概略構成図。
【図13】従来の車両走行方向検知装置の動作を説明す
るための検出コイルの出力信号波形図。
【符号の説明】
1 車両 2 荷物 3 カゴ車 4 リフト 5 識別札 6 第1の検出コイ 7 第2の検出コイル 8 信号処理装置 9 表示器 10 車両アンテナ 11 基地局 20 検出コイル 30 コイル基板 31 コイル取り付け面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富永 雅敏 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 Fターム(参考) 3F022 LL02 LL05 MM08 MM42 PP04 5B035 AA00 BB09 BC00 CA23 5H301 AA01 BB05 EE04 EE26 FF02 FF25 KK06 KK08 5J070 AB15 AD01 AE01 AF03 AK14 BC06 BC08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載される移動体の搬入、搬出を
    検出する移動体検出装置において、 前記移動体に取り付けられて所定の情報を記憶してなる
    識別札と、前記車両内に設けられ、非対称形状に形成し
    た検出コイルと、前記移動体が車両内に搬入、搬出され
    て前記検出コイルの前面を通過する際、該検出コイルを
    介して前記識別札に記憶されている情報を検出し、その
    検出信号波形の非対称性により前記移動体の搬入・搬出
    の方向を識別する信号処理装置とを具備したことを特徴
    とする移動体検出装置。
  2. 【請求項2】 車両に搭載される移動体の搬入、搬出を
    検出する移動体検出装置において、 前記移動体に取り付けられ、所定の情報を記憶してなる
    識別札と、前記車両内に設けられ、巻線密度に粗密を持
    たせて形成した検出コイルと、前記移動体が車両内に搬
    入、搬出されて前記検出コイルの前面を通過する際、該
    検出コイルを介して前記識別札に記憶されている情報を
    検出し、その検出信号波形の非対称性により前記移動体
    の搬入・搬出の方向を識別する信号処理装置とを具備し
    たことを特徴とする移動体検出装置。
  3. 【請求項3】 車両に搭載される移動体の搬入、搬出を
    検出する移動体検出装置において、 前記移動体に取り付けられ、所定の情報を記憶してなる
    識別札と、前記車両内に設けられ、コイル形状を曲面状
    に形成した検出コイルと、前記移動体が車両内に搬入、
    搬出されて前記検出コイルの前面を通過する際、該検出
    コイルを介して前記識別札に記憶されている情報を検出
    し、その検出信号波形の非対称性により前記移動体の搬
    入・搬出の方向を識別する信号処理装置とを具備したこ
    とを特徴とする移動体検出装置。
  4. 【請求項4】 前記信号処理装置は、識別札に記憶され
    ている情報を検出コイルにより検出して処理すると共に
    基地局と無線通信する通信手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1、2又は3記載の移動体検出装置。
JP33582798A 1998-11-26 1998-11-26 移動体検出装置 Withdrawn JP2000162314A (ja)

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