JP2000160860A - プールの可動床支持装置 - Google Patents
プールの可動床支持装置Info
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- JP2000160860A JP2000160860A JP33370398A JP33370398A JP2000160860A JP 2000160860 A JP2000160860 A JP 2000160860A JP 33370398 A JP33370398 A JP 33370398A JP 33370398 A JP33370398 A JP 33370398A JP 2000160860 A JP2000160860 A JP 2000160860A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プール内の清掃、点検等のためにプールの水
を排出した場合にも、前記第1可動床支持装置と第2可
動床支持装置により、重量がある可動床の全体を安定的
に支持することができること。 【解決手段】 プール1の中央部の内壁底面1cに伸縮
動可能に配設され、かつ、少なくとも1つ以上のシリン
ダケースを有するシリンダ部材6を備えた第1可動床支
持装置4と、この第1可動床支持装置4のシリンダ部材
6に水平状態に固定された可動床2と、プール1の四隅
にそれぞれ配設され、かつ、前記可動床2の端部を支持
する昇降支持台24を有する第2可動床支持装置20と
から成り、前記シリンダケースには、プール1内の水3
をシリンダ部材6に入れる逆止弁15が設けられている
と共に、可動床の下降時にシリンダ部材6の圧力水12
を外部に排出するための可撓性排水管16が取付けられ
ていること。
を排出した場合にも、前記第1可動床支持装置と第2可
動床支持装置により、重量がある可動床の全体を安定的
に支持することができること。 【解決手段】 プール1の中央部の内壁底面1cに伸縮
動可能に配設され、かつ、少なくとも1つ以上のシリン
ダケースを有するシリンダ部材6を備えた第1可動床支
持装置4と、この第1可動床支持装置4のシリンダ部材
6に水平状態に固定された可動床2と、プール1の四隅
にそれぞれ配設され、かつ、前記可動床2の端部を支持
する昇降支持台24を有する第2可動床支持装置20と
から成り、前記シリンダケースには、プール1内の水3
をシリンダ部材6に入れる逆止弁15が設けられている
と共に、可動床の下降時にシリンダ部材6の圧力水12
を外部に排出するための可撓性排水管16が取付けられ
ていること。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプールの可動床支持
装置に関する。
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の一例は、特開平9−88
365号公報に記載されている。この公報に記載された
実施例の構成は、プール内を昇降動する可動床に回転自
在に結合するアッパーアームと、一方、プールの底部に
回転自在に結合するロワーアーアームとを回転軸により
軸支し、これらのアームにそれぞれ対向的に固定された
クラッチ機能を有する歯車と、このラッチ歯車を係脱さ
せるために前記ロワーアーアームにブラケットを介して
取付けられた駆動源としてのエアシリンダーとから成
る。
365号公報に記載されている。この公報に記載された
実施例の構成は、プール内を昇降動する可動床に回転自
在に結合するアッパーアームと、一方、プールの底部に
回転自在に結合するロワーアーアームとを回転軸により
軸支し、これらのアームにそれぞれ対向的に固定された
クラッチ機能を有する歯車と、このラッチ歯車を係脱さ
せるために前記ロワーアーアームにブラケットを介して
取付けられた駆動源としてのエアシリンダーとから成
る。
【0003】上記構成に於いては、可動床の支持力を強
化し、また可動床の高さ調節を安定的に調整することが
できると言う利点がある。
化し、また可動床の高さ調節を安定的に調整することが
できると言う利点がある。
【0004】ところで、一般に可動床が水中にある場合
には、浮力の助けにより、可動床の重量やプール利用者
の重量は軽減される。したがって、前記支持装置を構成
する回転軸、ブラケット等の支持手段に対する耐荷重負
担、また可動床の長手方向に対する曲げ応力は少ない。
には、浮力の助けにより、可動床の重量やプール利用者
の重量は軽減される。したがって、前記支持装置を構成
する回転軸、ブラケット等の支持手段に対する耐荷重負
担、また可動床の長手方向に対する曲げ応力は少ない。
【0005】しかしながら、プール内の清掃、点検等の
ためにプールの水を排出した場合、当然のことながら可
動床の大重量が支持装置の各構成部分にかかる。したが
って、上記構成に於いては、電装機器(エアシリンダー
等)や機械部品(係合歯車等)の故障率が高いという問
題点を有していた。
ためにプールの水を排出した場合、当然のことながら可
動床の大重量が支持装置の各構成部分にかかる。したが
って、上記構成に於いては、電装機器(エアシリンダー
等)や機械部品(係合歯車等)の故障率が高いという問
題点を有していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来の欠点に鑑み、第1の目的は、故障が少ないことで
ある。第2の目的は、可動床の位置を当該可動床の浮力
性を利用しながら容易に微調整することができることで
ある。第3の目的は、プール内の清掃、点検等のために
プールの水を排出した場合に、可動床の全体を安定的に
支持することができることである。
従来の欠点に鑑み、第1の目的は、故障が少ないことで
ある。第2の目的は、可動床の位置を当該可動床の浮力
性を利用しながら容易に微調整することができることで
ある。第3の目的は、プール内の清掃、点検等のために
プールの水を排出した場合に、可動床の全体を安定的に
支持することができることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のプールの可動床
支持装置は、プール1の中央部の内壁底面1cに伸縮動
可能に配設され、かつ、少なくとも1つ以上のシリンダ
ケースを有するシリンダ部材6を備えた第1可動床支持
装置4と、この第1可動床支持装置4のシリンダ部材6
に水平状態に固定された可動床2と、プール1の四隅に
それぞれ配設され、かつ、前記可動床2の端部を支持す
る昇降支持台24を有する第2可動床支持装置20とか
ら成り、前記シリンダケースには、プール1内の水3を
シリンダ部材6に入れる逆止弁15が設けられていると
共に、可動床の下降時にシリンダ部材6の圧力水12を
外部に排出するための可撓性排水管16が取付けられて
いることを特徴とする。
支持装置は、プール1の中央部の内壁底面1cに伸縮動
可能に配設され、かつ、少なくとも1つ以上のシリンダ
ケースを有するシリンダ部材6を備えた第1可動床支持
装置4と、この第1可動床支持装置4のシリンダ部材6
に水平状態に固定された可動床2と、プール1の四隅に
それぞれ配設され、かつ、前記可動床2の端部を支持す
る昇降支持台24を有する第2可動床支持装置20とか
ら成り、前記シリンダケースには、プール1内の水3を
シリンダ部材6に入れる逆止弁15が設けられていると
共に、可動床の下降時にシリンダ部材6の圧力水12を
外部に排出するための可撓性排水管16が取付けられて
いることを特徴とする。
【0008】上記構成に於いて、第1可動床支持装置4
は、プール1の内壁底面1cに固定的に立設されたガイ
ド支柱5と、このガイド支柱5に摺動自在に嵌合する多
段式シリンダ部材6とから成ることを特徴とする。また
シリンダケースの上端部には、シリンダ部材6の内圧を
常時一定の状態に保ために可撓性給水管18が取付けら
れていることを特徴とする。
は、プール1の内壁底面1cに固定的に立設されたガイ
ド支柱5と、このガイド支柱5に摺動自在に嵌合する多
段式シリンダ部材6とから成ることを特徴とする。また
シリンダケースの上端部には、シリンダ部材6の内圧を
常時一定の状態に保ために可撓性給水管18が取付けら
れていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を普通一般の室内プ
ールに利用した場合で説明する。図1乃至図7は本発明
の第1実施例の可動床支持装置である。
ールに利用した場合で説明する。図1乃至図7は本発明
の第1実施例の可動床支持装置である。
【0010】図1を参照に、まずプール1について説明
する。このプール1は、例えば左側の一端部1aから右
側の他端部1bまでの長さが25m、一方、幅方向の長
さが6mであり、利用時の水深は1m程度の一般的な大
きさである。
する。このプール1は、例えば左側の一端部1aから右
側の他端部1bまでの長さが25m、一方、幅方向の長
さが6mであり、利用時の水深は1m程度の一般的な大
きさである。
【0011】次に2はプール1の一端部1a側から他端
部1b側に至るように、該プール1の水3の中に水平状
態に配設された可動床ある。この可動床2は、特に図示
しないが外観構成が格子状の構造基台と、この構造基台
の上面に一体的に設けられた浮力フレーム部材と、この
浮力フレーム部材の上面に一体的に設けられた可動床本
体から構成されている。
部1b側に至るように、該プール1の水3の中に水平状
態に配設された可動床ある。この可動床2は、特に図示
しないが外観構成が格子状の構造基台と、この構造基台
の上面に一体的に設けられた浮力フレーム部材と、この
浮力フレーム部材の上面に一体的に設けられた可動床本
体から構成されている。
【0012】次に4はプール1の内壁底面1cに配設さ
れた第1可動床支持装置である。この第1可動床支持装
置4の主要部(ガイド支柱、シリンダケース等)は、本
実施例では内壁底面1cの中央部(中央部寄りの部位も
含む。)に同一のものが対向的に二基配設されている。
そこで、便宜上一方について説明する。他は同一の符号
を付す。
れた第1可動床支持装置である。この第1可動床支持装
置4の主要部(ガイド支柱、シリンダケース等)は、本
実施例では内壁底面1cの中央部(中央部寄りの部位も
含む。)に同一のものが対向的に二基配設されている。
そこで、便宜上一方について説明する。他は同一の符号
を付す。
【0013】すなわち、5はプール1の内壁底面1cに
固定的に立設されたガイド支柱で、このガイド支柱5は
水圧シリンダのラムに相当する。しかして、5aは内壁
底面1cに固着具を介して固定されたベース板、5bは
ベース板の中央部に設けられた垂直支柱である。なお、
垂直支柱5bの上端部にはフランジ部が形成されてい
る。
固定的に立設されたガイド支柱で、このガイド支柱5は
水圧シリンダのラムに相当する。しかして、5aは内壁
底面1cに固着具を介して固定されたベース板、5bは
ベース板の中央部に設けられた垂直支柱である。なお、
垂直支柱5bの上端部にはフランジ部が形成されてい
る。
【0014】また6は一つの上端部が可動床2の下面に
取付け板を介して固定され、一方、一つの下端部が前記
ガイド支柱5の垂直支柱5bに摺動自在に嵌合する多段
式シリンダ部材である。このシリンダ部材6は、下降し
た可動床2を内壁底面1cに近付けることができるよう
に、垂直支柱5bのストロークの短縮化を図っている。
すなわち、7は上端部が可動床2の下面に固定された
第1シリンダケースで、この第1シリンダケース7の半
径は、第2及び第3シリンダケースよりも大きい。次に
8は第1シリンダケース7に上端部が摺動自在に嵌挿し
た第2シリンダケースで、この第2シリンダケース8の
半径は、第1及び第3シリンダケースのそれらに対して
中間である。最後に9は第2シリンダケース8に上端部
が摺動自在に嵌挿し、かつ、下端部がガイド支柱5の垂
直支柱5bに摺動自在に嵌合する第3シリンダケース
で、この第3シリンダケース9が一番小さい。
取付け板を介して固定され、一方、一つの下端部が前記
ガイド支柱5の垂直支柱5bに摺動自在に嵌合する多段
式シリンダ部材である。このシリンダ部材6は、下降し
た可動床2を内壁底面1cに近付けることができるよう
に、垂直支柱5bのストロークの短縮化を図っている。
すなわち、7は上端部が可動床2の下面に固定された
第1シリンダケースで、この第1シリンダケース7の半
径は、第2及び第3シリンダケースよりも大きい。次に
8は第1シリンダケース7に上端部が摺動自在に嵌挿し
た第2シリンダケースで、この第2シリンダケース8の
半径は、第1及び第3シリンダケースのそれらに対して
中間である。最後に9は第2シリンダケース8に上端部
が摺動自在に嵌挿し、かつ、下端部がガイド支柱5の垂
直支柱5bに摺動自在に嵌合する第3シリンダケース
で、この第3シリンダケース9が一番小さい。
【0015】しかして、前記第2シリンダケース8及び
第3シリンダケース9の内端部(上端部)には、それぞ
れフランジ部8a、9aが形成されている。また各シリ
ンダケース同志の摺動部分及び第3シリンダケース9と
垂直支柱5bとの摺動部分には、シリンダ部材6を安定
的に昇降動させることができるように、複数個のガイド
部材10がそれぞれ固定的に内装されている。また複数
個のガイド部材10の下方にシリンダ部材6の内圧を保
持することができるように、複数個のシール部材11が
それぞれ設けられている。
第3シリンダケース9の内端部(上端部)には、それぞ
れフランジ部8a、9aが形成されている。また各シリ
ンダケース同志の摺動部分及び第3シリンダケース9と
垂直支柱5bとの摺動部分には、シリンダ部材6を安定
的に昇降動させることができるように、複数個のガイド
部材10がそれぞれ固定的に内装されている。また複数
個のガイド部材10の下方にシリンダ部材6の内圧を保
持することができるように、複数個のシール部材11が
それぞれ設けられている。
【0016】ところで、前記第1シリンダケース7の上
端部には、プール1内の水3をシリンダ部材6に入れる
逆止弁15が設けられている。また第1シリンダケース
7の上端部には、シリンダ部材6の圧力水12を外部に
排出するための可撓性排水管16が取付けられている。
なお、排水管16の延長上に排水バルブ17が適宜に設
けられている。
端部には、プール1内の水3をシリンダ部材6に入れる
逆止弁15が設けられている。また第1シリンダケース
7の上端部には、シリンダ部材6の圧力水12を外部に
排出するための可撓性排水管16が取付けられている。
なお、排水管16の延長上に排水バルブ17が適宜に設
けられている。
【0017】さらに、第1シリンダケース7の上端部に
は、可撓性給水管18が取付けられている。この給水管
18を設けた理由は、可動床2に瞬間的に大きな負荷荷
重がかかり、前記逆止弁15の保持圧力を越えた場合、
或いは内圧を保持するシール部材11のシール効果が不
十分である場合を考慮し、シリンダ部材6内の圧力水1
2が外へ流れ出た場合であっても、シリンダ部材6の内
圧を常時一定の状態に保ためである。
は、可撓性給水管18が取付けられている。この給水管
18を設けた理由は、可動床2に瞬間的に大きな負荷荷
重がかかり、前記逆止弁15の保持圧力を越えた場合、
或いは内圧を保持するシール部材11のシール効果が不
十分である場合を考慮し、シリンダ部材6内の圧力水1
2が外へ流れ出た場合であっても、シリンダ部材6の内
圧を常時一定の状態に保ためである。
【0018】次に20はプール1の四隅に配設された第
2可動床支持装置である。この第2可動床支持装置20
の主要部(案内螺杆、昇降支持台等)は、本実施例では
プール1の四隅に内壁に沿って同一のものが対向的に4
個配設されている。そこで、便宜上一つについて説明す
る。他は同一の符号を付す。
2可動床支持装置である。この第2可動床支持装置20
の主要部(案内螺杆、昇降支持台等)は、本実施例では
プール1の四隅に内壁に沿って同一のものが対向的に4
個配設されている。そこで、便宜上一つについて説明す
る。他は同一の符号を付す。
【0019】すなわち、21はプール1の隅角部の内壁
面1dに沿って回動自在に立設された案内螺杆で、この
案内螺杆21の下端部は、プールの内壁底面1cに固定
された下部支持板22に、一方、その上端部はプールの
端部1a(1b)に固定された上部支持板23に垂直状
態に支持されている。24は案内螺杆21に螺合する昇
降支持台で、この昇降支持台24は可動床2の隅角部の
下面を支持する。25は案内螺杆21の突出上端部に取
付けられた操作ハンドルである。この操作ハンドル25
を操作すると案内螺杆21が回転し、これにより昇降支
持台24が上下方向に移動する。
面1dに沿って回動自在に立設された案内螺杆で、この
案内螺杆21の下端部は、プールの内壁底面1cに固定
された下部支持板22に、一方、その上端部はプールの
端部1a(1b)に固定された上部支持板23に垂直状
態に支持されている。24は案内螺杆21に螺合する昇
降支持台で、この昇降支持台24は可動床2の隅角部の
下面を支持する。25は案内螺杆21の突出上端部に取
付けられた操作ハンドルである。この操作ハンドル25
を操作すると案内螺杆21が回転し、これにより昇降支
持台24が上下方向に移動する。
【0020】上記の構成に於いて、図1は可動床2が仮
想線の位置から実線の位置へと下降した状態を示す。こ
の場合昇降支持台24は操作ハンドル25の操作によ
り、最下位の位置まで下降している。シリンダ部材6の
圧力水12は、排水バルブ17を開くことにより排出さ
れる。しかし、可動板2が最下位まで下降しても、シリ
ンダ部材6の圧力水12は完全には排出されず、排出バ
ルブ17を閉じた場合には圧力媒体として残っている。
排出バルブ17が「開」の状態の場合に於いて、シリン
ダ部材6内の圧力水12は、可動板2の下降に対応して
排出される。
想線の位置から実線の位置へと下降した状態を示す。こ
の場合昇降支持台24は操作ハンドル25の操作によ
り、最下位の位置まで下降している。シリンダ部材6の
圧力水12は、排水バルブ17を開くことにより排出さ
れる。しかし、可動板2が最下位まで下降しても、シリ
ンダ部材6の圧力水12は完全には排出されず、排出バ
ルブ17を閉じた場合には圧力媒体として残っている。
排出バルブ17が「開」の状態の場合に於いて、シリン
ダ部材6内の圧力水12は、可動板2の下降に対応して
排出される。
【0021】さて、図1はプール1の水3が略放出さ
れ、またシリンダ部材6の圧力水12がシリンダ部材6
内に残存する一部を除き排出され、かつ、排出バルブ1
7が閉じている状態を示す。この場合可動床2は第1及
び第2可動床支持装置4、20で安定的に支持されてい
る。
れ、またシリンダ部材6の圧力水12がシリンダ部材6
内に残存する一部を除き排出され、かつ、排出バルブ1
7が閉じている状態を示す。この場合可動床2は第1及
び第2可動床支持装置4、20で安定的に支持されてい
る。
【0022】すなわち、プール1の水3及びシリンダ部
材6の圧力水12が排出されると、可動床2の負荷荷重
は、第1及び第2可動床支持装置4、20にかかる訳で
あるが、第1可動床支持装置4であるシリンダケース
7、8、9は、垂直支柱5bを中心に互いに収まり合う
ことにより可動床2の中央部を支持している。この場合
シリンダ部材6は収縮し、第1シリンダケース7内に第
2シリンダケース8が略入り込み、また第2シリンダケ
ース8内に第3シリンダケース9が略入り込み、さら
に、第3シリンダケース9内に垂直支柱5bが略入り込
んでいる。
材6の圧力水12が排出されると、可動床2の負荷荷重
は、第1及び第2可動床支持装置4、20にかかる訳で
あるが、第1可動床支持装置4であるシリンダケース
7、8、9は、垂直支柱5bを中心に互いに収まり合う
ことにより可動床2の中央部を支持している。この場合
シリンダ部材6は収縮し、第1シリンダケース7内に第
2シリンダケース8が略入り込み、また第2シリンダケ
ース8内に第3シリンダケース9が略入り込み、さら
に、第3シリンダケース9内に垂直支柱5bが略入り込
んでいる。
【0023】一方、第2可動床支持装置20の昇降支持
台24は、最下位まで下降した可動床2の四隅を支持し
ている。そこで、このような状態で、プール1内の清
掃、点検等が実施される。
台24は、最下位まで下降した可動床2の四隅を支持し
ている。そこで、このような状態で、プール1内の清
掃、点検等が実施される。
【0024】図4は可動床2がプール1の水3及び第2
可動床支持装置20によって所望する位置まで上昇した
状態を示す。この場合プール1内に水3が所要量注入さ
れ、その後に第2可動床支持装置20の操作ハンドル2
5を操作して可動床2を上昇させると、水3がシリンダ
部材6に逆止弁15を介して入り込む。
可動床支持装置20によって所望する位置まで上昇した
状態を示す。この場合プール1内に水3が所要量注入さ
れ、その後に第2可動床支持装置20の操作ハンドル2
5を操作して可動床2を上昇させると、水3がシリンダ
部材6に逆止弁15を介して入り込む。
【0025】しかして、シリンダ部材6が図4で示すよ
うに可動床2の上昇に追従して伸長すると、シリンダー
部材内の気圧がマイナス状態になるので、プール1内の
水3は逆止弁15を通ってシリンダ部材6内に流れ込
む。操作ハンドル25を操作する者は、シリンダ部材6
を、最大限、図6で示す位置まで伸長させることができ
る。つまり、第1シリンダケース7及び第2シリンダケ
ース8が伸びきった所で停止する。このように可動床2
が最大値で位置で停止すると、水3はシリンダ部材6に
それ以上に流れ込まない。
うに可動床2の上昇に追従して伸長すると、シリンダー
部材内の気圧がマイナス状態になるので、プール1内の
水3は逆止弁15を通ってシリンダ部材6内に流れ込
む。操作ハンドル25を操作する者は、シリンダ部材6
を、最大限、図6で示す位置まで伸長させることができ
る。つまり、第1シリンダケース7及び第2シリンダケ
ース8が伸びきった所で停止する。このように可動床2
が最大値で位置で停止すると、水3はシリンダ部材6に
それ以上に流れ込まない。
【0026】したがって、可動床2の重量及びプール利
用者の重量は、第1及び第2可動床支持装置4、20で
安定的に支持される。
用者の重量は、第1及び第2可動床支持装置4、20で
安定的に支持される。
【0027】おな、可動床1を所望する位置まで下降さ
せたい場合には、図7で示すように操作ハンドル25を
操作すると、可動床1は昇降支持台24の下降に対応し
て水3の中をゆっくりと下降する。この場合排出バルブ
17を開き、シリンダ部材6の圧力を解除する。
せたい場合には、図7で示すように操作ハンドル25を
操作すると、可動床1は昇降支持台24の下降に対応し
て水3の中をゆっくりと下降する。この場合排出バルブ
17を開き、シリンダ部材6の圧力を解除する。
【0028】
【実施例】第1実施例に於いて、第1可動床支持装置4
のシリンダ部材6は多段式であるが、プールの水深に対
応して、単式(シリンダケースが1つ)に設計変更する
こともできる。またラムに相当するガイド支柱5を可動
床2の下面に取付け、一方、多段式のシリンダ部材6を
プール1の内壁底面1cに取付けることもできる。
のシリンダ部材6は多段式であるが、プールの水深に対
応して、単式(シリンダケースが1つ)に設計変更する
こともできる。またラムに相当するガイド支柱5を可動
床2の下面に取付け、一方、多段式のシリンダ部材6を
プール1の内壁底面1cに取付けることもできる。
【0029】また第2可動床支持装置20Aを、図8で
示すように設計変更することも可能である。この第2可
動床支持装置20Aは、構成が複雑化するが、動力伝達
手段としてワイヤーを採用したものである。
示すように設計変更することも可能である。この第2可
動床支持装置20Aは、構成が複雑化するが、動力伝達
手段としてワイヤーを採用したものである。
【0030】すなわち、30はプール1Aの隅角部の上
部に固定的に設けられた下向きコ字型の上部フレームで
ある。25Aはこの上部フレーム30に軸支された操作
ハンドルで、この操作ハンドル25Aの下端部には駆動
歯車31が取付けられている。32は駆動歯車31と噛
合するネジ歯車33を有し、かつ、上部フレーム30に
横設軸架された上方動力伝達部材である。この上方動力
伝達部材32の一端部には上方案内滑車34が取付けら
れ、一方、隔壁板36を貫通した他端部には係合歯車3
7が取付けられている。係合歯車37と係脱するロック
歯車38は、上部フレーム30の一つの垂直壁30aに
水平動可能に取付けられている。そして、ロック歯車3
8は操作片39を有している。
部に固定的に設けられた下向きコ字型の上部フレームで
ある。25Aはこの上部フレーム30に軸支された操作
ハンドルで、この操作ハンドル25Aの下端部には駆動
歯車31が取付けられている。32は駆動歯車31と噛
合するネジ歯車33を有し、かつ、上部フレーム30に
横設軸架された上方動力伝達部材である。この上方動力
伝達部材32の一端部には上方案内滑車34が取付けら
れ、一方、隔壁板36を貫通した他端部には係合歯車3
7が取付けられている。係合歯車37と係脱するロック
歯車38は、上部フレーム30の一つの垂直壁30aに
水平動可能に取付けられている。そして、ロック歯車3
8は操作片39を有している。
【0031】一方、前記上方動力伝達部材32に対応す
るように、プール1Aの隅角部の下部にも下部フレーム
40に横設軸架された下方動力伝達部材42がそれぞれ
設けられている。下方動力伝達部材42は、ネジ歯車4
3及び下方案内滑車44を有する。そして、ネジ歯車4
3の下方には従動歯車45を有する同期軸46が適宜に
横設軸架されている。
るように、プール1Aの隅角部の下部にも下部フレーム
40に横設軸架された下方動力伝達部材42がそれぞれ
設けられている。下方動力伝達部材42は、ネジ歯車4
3及び下方案内滑車44を有する。そして、ネジ歯車4
3の下方には従動歯車45を有する同期軸46が適宜に
横設軸架されている。
【0032】50は上方動力伝達部材32の上方案内滑
車34と下方動力伝達部材42の下方案内滑車44にそ
れぞれ掛け渡されたワイヤーで、このワイヤー50は上
下のテンション用回転滑車51、52が横軸を介して設
けられている。
車34と下方動力伝達部材42の下方案内滑車44にそ
れぞれ掛け渡されたワイヤーで、このワイヤー50は上
下のテンション用回転滑車51、52が横軸を介して設
けられている。
【0033】53は昇降支持台24Aを垂直方向へ案内
する一対のガイド板で、このガイド板53は上部フレー
ム30と下部フレーム40との間に配設されている。昇
降支持台24Aは、端面コ字型の形状をし、ガイド板5
3の隙間から突出する受け部24aで可動床2Aを支持
する。
する一対のガイド板で、このガイド板53は上部フレー
ム30と下部フレーム40との間に配設されている。昇
降支持台24Aは、端面コ字型の形状をし、ガイド板5
3の隙間から突出する受け部24aで可動床2Aを支持
する。
【0034】上記構成に於いて、例えば操作ハンドル2
5Aを矢印で示すように時計方向へ回転すると、上方案
内滑車34、テンション用回転滑車51、52等が矢印
の方向へ回転し、その結果、可動床2Aは上昇する。そ
こで、可動床2Aが上昇(又は下降)した時に、操作片
39を操作し、ロック歯車38を係合歯車37に係合さ
せる。
5Aを矢印で示すように時計方向へ回転すると、上方案
内滑車34、テンション用回転滑車51、52等が矢印
の方向へ回転し、その結果、可動床2Aは上昇する。そ
こで、可動床2Aが上昇(又は下降)した時に、操作片
39を操作し、ロック歯車38を係合歯車37に係合さ
せる。
【0035】したがって、このように構成しても第1実
施例と同一の作用、効果を得ることができる。
施例と同一の作用、効果を得ることができる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙するような効果がある。 (1)電装機器や係合歯車を使用していないので、故障
が少ない。 (2)可動床の位置を当該可動床の浮力性を利用しなが
ら容易に微調整することができる。 (3)可動床の上昇の際に、第1可動床支持装置のシリ
ンダ部材内に逆止弁を介してプール内の水が入り込む。
したがって、プール使用時には、プールの中央部の第1
可動床支持装置と、プールの四隅にそれぞれ配設された
第2可動床支持装置とにより、可動床及びプール利用者
の重量を支持することができる。したがって、プール内
の清掃、点検等のためにプールの水を排出した場合に
も、前記第1可動床支持装置と第2可動床支持装置によ
り、重量がある可動床の全体を安定的に支持することが
できる。 (4)請求項2に記載の発明は、下降した可動床をプー
ルの内壁底面に近付けることができるように可動床支持
装置を構成するガイド支柱のストロークの短縮化を図る
ことができる。 (5)請求項3に記載の発明は、シール部材のシール効
果が不十分な場合であってもシリンダ部材の内圧を常時
一定の状態に保つことができる。
にあっては次に列挙するような効果がある。 (1)電装機器や係合歯車を使用していないので、故障
が少ない。 (2)可動床の位置を当該可動床の浮力性を利用しなが
ら容易に微調整することができる。 (3)可動床の上昇の際に、第1可動床支持装置のシリ
ンダ部材内に逆止弁を介してプール内の水が入り込む。
したがって、プール使用時には、プールの中央部の第1
可動床支持装置と、プールの四隅にそれぞれ配設された
第2可動床支持装置とにより、可動床及びプール利用者
の重量を支持することができる。したがって、プール内
の清掃、点検等のためにプールの水を排出した場合に
も、前記第1可動床支持装置と第2可動床支持装置によ
り、重量がある可動床の全体を安定的に支持することが
できる。 (4)請求項2に記載の発明は、下降した可動床をプー
ルの内壁底面に近付けることができるように可動床支持
装置を構成するガイド支柱のストロークの短縮化を図る
ことができる。 (5)請求項3に記載の発明は、シール部材のシール効
果が不十分な場合であってもシリンダ部材の内圧を常時
一定の状態に保つことができる。
【図面の簡単な説明】 図1乃至図7は本発明の一実施例を示す各説明図。
【図1】可動床が最下位まで下降した場合の状態を示す
概略断面説明図。
概略断面説明図。
【図2】平面から見た概略説明図。
【図3】第1可動床支持装置の概略縦断面説明図。
【図4】可動床が位置調整されながら上昇した説明図。
【図5】図4の主要部の拡大説明図。
【図6】可動床を最大の高さまで上昇させた場合の概略
説明図。
説明図。
【図7】可動床を下降させる場合の概略説明図。
【図8】本発明の要部(第2可動床支持装置)の変形例
を示す概略説明図。
を示す概略説明図。
1,1A…プール、1a…一端部、1b…他端部、1c
…内壁底面、2,2A…可動床、3…水、4…第1可動
床支持装置、5…ガイド支柱、6…シリンダ部材、10
…ガイド部材、11…シール部材、12…圧力水、15
…逆止弁、16…排水管、18…配給管、20、20A
…第2可動床支持装置、21…案内螺杆、24,24A
…昇降支持台、25,25A…操作ハンドル、30…上
部フレーム、31…駆動歯車、32…上方動力伝達部
材、33…ネジ歯車、37…係合歯車、40…下部フレ
ーム、42…下方動力伝達部材、46…同期軸、50ワ
イヤ、53…ガイド板。
…内壁底面、2,2A…可動床、3…水、4…第1可動
床支持装置、5…ガイド支柱、6…シリンダ部材、10
…ガイド部材、11…シール部材、12…圧力水、15
…逆止弁、16…排水管、18…配給管、20、20A
…第2可動床支持装置、21…案内螺杆、24,24A
…昇降支持台、25,25A…操作ハンドル、30…上
部フレーム、31…駆動歯車、32…上方動力伝達部
材、33…ネジ歯車、37…係合歯車、40…下部フレ
ーム、42…下方動力伝達部材、46…同期軸、50ワ
イヤ、53…ガイド板。
Claims (3)
- 【請求項1】 プール1の中央部の内壁底面1cに伸縮
動可能に配設され、かつ、少なくとも1つ以上のシリン
ダケースを有するシリンダ部材6を備えた第1可動床支
持装置4と、この第1可動床支持装置4のシリンダ部材
6に水平状態に固定された可動床2と、プール1の四隅
にそれぞれ配設され、かつ、前記可動床2の端部を支持
する昇降支持台24を有する第2可動床支持装置20と
から成り、前記シリンダケースには、プール1内の水3
をシリンダ部材6に入れる逆止弁15が設けられている
と共に、可動床の下降時にシリンダ部材6の圧力水12
を外部に排出するための可撓性排水管16が取付けられ
ていることを特徴とするプールの可動床支持装置。 - 【請求項2】 請求項1に於いて、第1可動床支持装置
4は、プール1の内壁底面1cに固定的に立設されたガ
イド支柱5と、このガイド支柱5に摺動自在に嵌合する
多段式シリンダ部材6とから成ることを特徴とするプー
ルの可動床支持装置。 - 【請求項3】 請求項1に於いて、シリンダケースの上
端部には、シリンダ部材6の内圧を常時一定の状態に保
ために可撓性給水管18が取付けられていることを特徴
とするプールの可動床支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33370398A JP2000160860A (ja) | 1998-11-25 | 1998-11-25 | プールの可動床支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33370398A JP2000160860A (ja) | 1998-11-25 | 1998-11-25 | プールの可動床支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000160860A true JP2000160860A (ja) | 2000-06-13 |
Family
ID=18269027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33370398A Pending JP2000160860A (ja) | 1998-11-25 | 1998-11-25 | プールの可動床支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000160860A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011247061A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-08 | Ishimori & Co Ltd | 昇降式プール装置 |
CN106540426A (zh) * | 2016-10-19 | 2017-03-29 | 惠州市拉维尼科技有限公司 | 泳池休闲器具 |
KR101860724B1 (ko) * | 2016-11-14 | 2018-05-25 | 이영주 | 수위조절이 용이한 모듈형 수영장 수위조절판 |
-
1998
- 1998-11-25 JP JP33370398A patent/JP2000160860A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011247061A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-08 | Ishimori & Co Ltd | 昇降式プール装置 |
CN106540426A (zh) * | 2016-10-19 | 2017-03-29 | 惠州市拉维尼科技有限公司 | 泳池休闲器具 |
CN106540426B (zh) * | 2016-10-19 | 2018-12-25 | 绍兴飞贵化纤有限公司 | 泳池休闲器具 |
KR101860724B1 (ko) * | 2016-11-14 | 2018-05-25 | 이영주 | 수위조절이 용이한 모듈형 수영장 수위조절판 |
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