JP2000159519A - アンモニア・尿素製造プラントおよび製造方法 - Google Patents

アンモニア・尿素製造プラントおよび製造方法

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JP2000159519A
JP2000159519A JP10334142A JP33414298A JP2000159519A JP 2000159519 A JP2000159519 A JP 2000159519A JP 10334142 A JP10334142 A JP 10334142A JP 33414298 A JP33414298 A JP 33414298A JP 2000159519 A JP2000159519 A JP 2000159519A
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ammonia
urea
plant
synthesis
gas
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JP10334142A
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English (en)
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Yoshitoku Yamaguchi
良徳 山口
Kazunori Uno
和則 宇野
Shinji Hyodo
伸二 兵藤
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Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
Original Assignee
Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備コストおよびエネルギー消費量をともに
低減化させることができ、しかもアンモニア合成プラン
トにおいて得られたCO2 のほぼ全量を尿素製造の原料
として使用することができて尿素生産量を向上させるこ
とが可能となるアンモニア・尿素製造プラントおよび製
造方法を提供する。 【解決手段】 改質装置3、CO2 回収装置5、メタン
化装置9、アンモニア合成装置10、アンモニア圧縮冷
凍装置11、パージガス回収装置14を備えたアンモニ
ア合成プラント1と、アンモニア合成プラント1におい
て得られたCO2とアンモニアを合成して尿素を生成さ
せる尿素合成装置30、エバポレータ32、アンモニア
水タンク34、水処理装置35を備えた尿素プラント2
とからなり、CO2 回収装置5から排出されたCO2
含むガスと、パージガス回収装置14において回収され
たアンモニア水とが導入されるCO2 吸収装置を設ける
とともに、このCO2 吸収装置において得られたアンモ
ニアカーバメートを、尿素プラント2のアンモニア水タ
ンク34に供給する移送ラインを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンモニア合成に
よって得られたアンモニアおよび二酸化炭素から、人工
肥料である尿素を製造するためのアンモニア・尿素製造
プラントおよび製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、人工肥料である尿素を製造するた
めの一システムとして、窒素ガスと水素ガスとを直接高
温高圧下で合成することによりアンモニアを得るアンモ
ニア合成プラントと、このアンモニア合成装置において
得られたアンモニアおよび二酸化炭素から、上記尿素を
得る尿素プラントとから構成されたアンモニア・尿素製
造プラントが使用されている。
【0003】図3および図4は、従来のこの種のアンモ
ニア・尿素製造プラントを示すものである。図3に示す
ように、このシステムは、尿素の原料となるアンモニア
とCO2 を製造するアンモニア合成プラント1と、これ
らから尿素を合成して造粒する尿素プラント2とから概
略構成されたものである。このアンモニア・尿素製造シ
ステムにおいては、先ずアンモニア合成プラント1の改
質装置3において、原料として供給されたメタンガス、
エタンガス等を含む天然ガス等に水蒸気を添加した後、
加熱炉型外熱式1次改質器および空気を用いた断熱型内
熱式2次改質器において数百℃、数十気圧の雰囲気下で
触媒によりH2 、N2 、CO、CO2 およびCH4 等か
らなる粗改質ガスとする。
【0004】次いで、この粗改質ガスを、COコンバー
タ4に送ってCOをH2 Oと反応させることによりCO
2 およびH2 に変換し、さらにCO2 吸収塔(回収装
置)5において、CO2 を例えばメチルデエタノールア
ミン(MDEA)液等の溶液によって吸収し、高圧フラ
ッシュドラムおよび低圧フラッシュドラムによって脱圧
することにより、CO2 を回収して上記粗改質ガス中か
ら除去する。そして、これによって回収されたCO
2 は、供給ライン6から尿素製造原料として、尿素プラ
ント2に送られる。この際に、上記高圧フラッシュドラ
ムにおける脱圧・フラッシュにより、CO2 を含むフラ
ッシュガスが発生する。そこで、当該フラッシュガスに
含まれるCO2 を尿素製造の原料として利用するため、
これを圧縮機7によって再圧縮し、リサイクルライン8
からCO2 吸収塔5の入口に循環させる。あるいは、上
記フラッシュガスには、H2 が含まれているために、燃
料ガスとして取り出して利用する。
【0005】上記CO2 吸収塔5において、粗改質ガス
中からCOおよびCO2 の大部分は除去されるが、僅か
に残留したこれらCOおよびCO2 が、後段のアンモニ
ア合成に際して触媒に悪影響を与えるため、この合成ガ
スをメタン化装置9に送って、加圧雰囲気下でH2 と反
応させることにより、H2 OおよびCH4 に変換し、精
製された合成ガスとする。
【0006】次いで、この合成ガスを、一旦冷却して、
含有するH2 O分を除去した後に、図示されない複数段
の圧縮機によって100kg/cm2 G以上に昇圧し
て、アンモニア合成装置10に送る。このアンモニア合
成装置10では、アンモニア合成塔における反応率を上
げるためにガスがリサイクルされており、前段階で昇圧
された合成ガスは、上記リサイクルの途中に導入され、
熱交換器によって200℃程度まで加熱されて合成塔に
送られる。この合成ガスは、上記合成塔においてさらに
加熱された後、触媒下においてH2 とN2 とが反応する
ことにより、アンモニアが合成される。
【0007】このアンモニア合成塔において生成したア
ンモニアを主体とするガスは、400℃で100kg/
cm2 G程度に保持されているために、最終的に−10
℃まで段階的に冷却する。この冷却の媒体として、アン
モニアが使用され、ライン12に示すように、液体アン
モニアがアンモニア合成装置10内の熱交換器において
気化することにより冷却する。そして、気化したアンモ
ニアは、アンモニア圧縮冷凍装置11において再び液化
され、冷凍サイクルを構成している。また、合成したア
ンモニアは、20kg/cm2 G程度まで減圧してアン
モニア圧縮冷凍装置11に送り、フラッシュして不純物
を除去する。
【0008】一方、アンモニア合成装置10において、
上記合成ガスの一部が、含有するメタン、アルゴン等の
不活性物を除去するためにパージされて冷却され、ライ
ン13からパージガス回収装置14に送られる。また同
様に、圧縮冷凍装置11において排気されたアルゴン、
CH4 、H2 等の不純物にアンモニアを含むフラッシュ
ガスが、ライン15から上記パージガス回収装置14に
送られて、これらのガス中に含まれる有効成分であるH
2 およびアンモニアが回収される。
【0009】図4は、上記パージガス回収装置14を示
すもので、アンモニア合成装置10からパージされたパ
ージガスが、ライン13からパージガス吸収塔16に導
入され、ポンプ17から供給される水によって洗浄され
て、気体分がH2 分離器18に送られ、H2 ガスと燃料
ガスとに分離される。
【0010】他方、圧縮冷凍装置11から排気されたフ
ラッシュガスは、ライン15からフラッシュガス吸収塔
19に導入され、冷却器23から供給される水によって
洗浄されて、気体分が燃料ガスとして排気されるととも
に、液体分が塔底から抜出され、ポンプ20によって吸
収剤再生塔21に送られる。そして、この吸収剤再生塔
21において、別途供給される水蒸気によって蒸留さ
れ、気体分がライン22から再びフラッシュガス吸収塔
19の入口に戻され、液体分が冷却器23に送られて冷
却され、バランス上余剰なHOがライン24から系外
に排出されるとともに、残りが吸収剤としてフラッシュ
ガス吸収塔19にリサイクルされる。
【0011】他方、上記吸収剤再生塔21の塔頂には、
コンデンサーが設置され、アンモニアを凝縮している。
そして、回収されたアンモニアが上部から抜出される。
図3に示すように、このようにしてパージガス回収装置
14において回収されたH2 は、再びアンモニア合成装
置10に戻され、同様に回収されたアンモニアについて
は、上記アンモニア圧縮冷凍装置11に送られる。
【0012】次いで、圧縮冷凍装置11において減圧に
より冷却されたアンモニアは、アンモニアの供給ライン
25から尿素製造原料として、尿素プラント2に送られ
る。以上のアンモニア合成プラント1から供給ライン
6,25を介して、原料となるCO2 とアンモニアとが
送られる尿素プラント2は、尿素合成装置30、分離器
31、エバポレータ32、凝縮器33、アンモニア水タ
ンク34、水処理装置35、凝縮器36およびスクラバ
37からなる循環ラインを有するものである。
【0013】この尿素プラント2においては、先ずアン
モニア合成プラント1で得られたCO2 およびアンモニ
アは、それぞれ供給ライン6、25から尿素プラント2
の尿素合成装置30に導入され、ここで約180℃に加
熱されるとともに、140kg/cm2 G程度まで昇圧
されて 2NH3 +CO2 →H2 NCONH2 +H2 O で示されるように、尿素が生成する。
【0014】次いで、合成された尿素を含む液体は、分
離器31に送られて未反応のカーバメートがライン38
から上記凝縮器36に送られて尿素合成装置30へと循
環される。他方、上記カーバメートが除去された尿素を
主体とする液体は、エバポレータ32において減圧され
るとともに、未反応のアンモニアが分離される。そし
て、分離されたアンモニアは、凝縮器33に送られ、凝
縮されて得られたアンモニア水がアンモニア水タンク3
4に蓄えられる。
【0015】次に、このアンモニア水タンク34内のア
ンモニア水は、後段の水処理装置35に送られて水が分
離された後に、さらに凝縮器36を経てスクラバ37へ
送られ、洗浄された後に再び尿素合成の原料として尿素
合成装置30へと供給される。また、上記循環ラインの
エバポレータ32から得られた尿素は、最終プロセス3
9において造粒処理等が行われた後に、製品としてライ
ン40から取り出される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成か
らなる従来のアンモニア・尿素製造プラントにおいて
は、アンモニア合成プラント1において得られたCO2
およびアンモニアを無駄無く尿素プラント2に原料とし
て供給して、プラント全体としての尿素生産量を向上さ
せることが重要である。そこで、上記従来のプラントに
おいては、CO2 回収塔5において脱圧・フラッシュに
より排出されたフラッシュガス中のCO2 を、尿素製造
のための原料として利用するために、これを圧縮機7に
よって圧縮してリサイクルライン8から再びCO2 吸収
塔5の入口に循環させているが、上記圧縮機7自体の設
置コストが高く、しかもCO2 吸収塔5の大型化を招く
とともに、これに伴ってエネルギー消費量も増大すると
いう問題点があった。
【0017】また、上記フラッシュガス中には、H2
含まれているために、これを燃料ガスとして利用する場
合もあるが、このような方法においては、上記フラッシ
ュガス中のCO2 を尿素プラント2における原料として
使用することができず、よってプラント全体として原料
となるCO2 の損失を招くという問題点があった。
【0018】さらに、パージガス回収装置14において
は、圧縮冷凍装置11において排気されたアルゴン、C
4 、H2 等の不純物にアンモニアを含むフラッシュガ
ス等からアンモニアを回収しているが、吸収剤再生塔2
1において蒸留するために水蒸気が必要となり、同様に
エネルギー消費量が増加するという問題点があった。加
えて、冷却器23において冷却された後、系外に排出さ
れる水には、少量のアンモニアが含まれるため、別途下
流において化学的処理を行う必要があった。
【0019】本発明は、上記従来のアンモニア・尿素製
造プラントおよび製造方法が有する課題を有効に解決す
べくなされたもので、設備コストおよびエネルギー消費
量をともに低減化させることができ、しかもアンモニア
合成プラントにおいて得られたCO2 のほぼ全量を尿素
製造の原料として使用することができて尿素生産量を向
上させることが可能となるアンモニア・尿素製造プラン
トおよび製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係るアンモニア・尿素製造プラントは、原料となる炭
化水素を、H2 、N2 、CO、CO2 およびCH4 を含
む粗改質ガスに改質する改質装置と、この改質器によっ
て得られた粗改質ガスからCO2 を吸収して分離するC
2 回収装置と、このCO2 回収装置を経た合成ガス中
に残存したCOおよびCO2 をHOおよびCH4 に変
換するメタン化装置と、このメタン化装置を経た合成ガ
スを昇圧および加熱した後、触媒下でH2 とN2 とを反
応させることによりアンモニアを合成するアンモニア合
成装置と、得られたアンモニアを液化冷凍するための冷
媒を圧縮冷凍する冷凍装置と、上記アンモニア合成装置
および冷凍装置から排出されたパージガスおよびフラッ
シュガス中のアンモニアを回収するパージガス回収装置
とを備えたアンモニア合成プラント、および当該アンモ
ニア合成プラントにおいて得られたCO2 とアンモニア
を合成して尿素を生成させる尿素合成装置と、この尿素
合成装置で得られた合成液から未反応のアンモニアを分
離するエバポレータと、このエバポレータで分離された
アンモニア水を貯留するアンモニア水タンクと、このア
ンモニア水タンク内のアンモニア水から水を分離する水
処理装置とを備えた尿素プラントからなり、かつ上記ア
ンモニア合成プラントのCO2 回収装置から排出された
CO2 を含むガスと、上記パージガス回収装置において
回収されたアンモニア水とが導入されるCO2 吸収装置
を設けるとともに、このCO2 吸収装置において上記ア
ンモニア水中にCO2 が吸収されることによって得られ
たアンモニアカーバメートを、上記尿素プラントのアン
モニア水タンクに供給する移送ラインを設けたことを特
徴とするものである。
【0021】ここで、請求項2に記載の発明は、上記C
2 吸収装置には、アンモニア合成装置において得られ
たアンモニアの一部を補給する補給ラインが導入されて
いることを特徴とするものであり、さらに請求項3に記
載の発明は、上記CO2 吸収装置には、当該CO2 吸収
装置内で発生したガスに上記水処理装置で分離された水
を噴霧するための水供給ラインが導入されていることを
特徴とするものである。
【0022】また、請求項4に記載の本発明に係るアン
モニア・尿素製造方法は、原料となる炭化水素に水蒸気
を添加し、改質装置において触媒によりH2 、N2 、C
O、CO2 およびCH4 を含む粗改質ガスとした後に、
当該粗改質ガスに含まれるCOをCO2 およびH2 に変
換し、次いでCO2 回収装置においてCO2 を分離した
後に、さらにメタン化装置に送って残留したCOおよび
CO2 をH2 と反応させることにより、HOおよびC
4 に変換し、精製された合成ガスをアンモニア合成装
置に送って、触媒下においてH2 とN2 とを反応させる
ことによりアンモニアを合成し、これを液化冷凍すると
ともに、これと並行して上記アンモニア合成時および液
化冷凍時に発生したパージガスおよびフラッシュガス中
からアンモニアを回収するアンモニア合成工程と、得ら
れたアンモニアおよびCO2 を合成して尿素を生成させ
る尿素製造工程とを有し、かつ上記CO2 回収装置から
排出されたCO2 を、上記パージガス回収装置において
回収されたアンモニア水中に吸収し、得られたアンモニ
アカーバメートを、上記尿素を生成させる工程に供給し
て尿素の製造に利用することを特徴とするものである。
【0023】請求項1〜3のいずれかに記載のアンモニ
ア・尿素製造プラントおよび請求項4に記載の製造方法
においては、上記アンモニア合成プラントのCO2 回収
装置から排出されたCO2 を含むガスを、そのままCO
2 吸収装置に導入し、パージガス回収装置において得ら
れたアンモニア水と向流接触させることにより、反応吸
収を起こさせて、上記CO2 を回収する。そして、これ
により得られたアンモニアカーバメートを、移送ライン
を介して上記尿素プラント内のアンモニア水タンクに供
給する。
【0024】一方、このアンモニア水タンクには、尿素
合成において未反応のアンモニア、CO2 がアンモニア
水およびアンモニウムカーバメートの形で貯蔵されてい
るため、これに上述したアンモニアカーバメートを供給
することにより、尿素プラントの循環ラインにおける尿
素原料が増加することになる。この結果、アンモニア合
成プラントにおいて得られたCO2 のほぼ全量を尿素製
造の原料として使用することができ、尿素プラントにお
ける尿素生産量を向上させることが可能になる。
【0025】また、従来のように、CO2 回収装置から
排出されたCO2 を含むガスを圧縮する必要が無いため
に、高価な圧縮機やこれを駆動するためのエネルギーが
不要となり、しかもCO2 回収装置の小型化を図ること
が可能になるため、設備コストおよびエネルギー消費量
の低減化を達成することができる。また、パージガス回
収装置においても、アンモニア水から水を分離するため
の蒸留および冷却に用いる吸収剤再生塔21や冷却器2
3等が不要となるために、設備の簡易化を図ることがで
きるとともに、併せて蒸留に要していた加熱用水蒸気の
ためのエネルギーを削減することが可能になる。
【0026】この際に、特に請求項2に記載の発明によ
れば、上記CO2 吸収装置において反応に必要なアンモ
ニアが不足する場合に、補給ラインからアンモニア合成
装置において得られたアンモニアの一部を補給すること
によってこれを補うことが可能になる。なお、この補給
用のアンモニアとしては、尿素プラントのアンモニア水
タンク内のアンモニアを利用することも可能である。
【0027】また、請求項3に記載の発明によれば、尿
素プラントの水処理装置から排出される水をCO2 吸収
装置の上部から噴霧することにより、CO2 吸収装置に
おいて発生したガスとともにアンモニアおよびCO2
排気されることを防止して、より一層CO2 の回収率を
向上させることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明のアン
モニア・尿素製造プラントの一実施形態を示すもので、
図3および図4に示したものと同一構成部分に付いては
同一符号を付してその説明を簡略化する。図1に示すよ
うに、このアンモニア・尿素製造プラントにおいては、
アンモニア合成プラント1と尿素プラント2との間にC
2 吸収塔(吸収装置)50が設けられている。そし
て、このCO2 吸収塔50の下部には、アンモニア合成
プラント1のCO2 吸収塔5から排出されたCO2 を含
むフラッシュガスが、ライン51を介して直接導入され
ている。また、このCO2 吸収塔50の中央部には、パ
ージガス回収装置52において回収されたアンモニア水
がライン53を介して導入されている。
【0029】ここで、上記パージガス回収装置52は、
図2に示すように、アンモニア合成装置10からパージ
されたパージガスがライン13から導入されるパージガ
ス吸収塔16と、このパージガス吸収塔16からの排出
ガスをH2 ガスと燃料ガスとに分離するH2 分離器18
と、圧縮冷凍装置11から排気されたフラッシュガスが
ライン15から導入されるフラッシュガス吸収塔19と
から構成されたものであり、パージガス吸収塔16およ
びフラッシュガス吸収塔19の塔底から抜出されたアン
モニア水が、上記ライン53を介してCO2 吸収塔50
の中央部に導入されるようになっている。
【0030】また、図1に示すように、CO2 吸収塔5
0の塔底には、CO2 をアンモニア水中に吸収すること
によって得られたアンモニアカーバメートを、尿素プラ
ント2のアンモニア水タンク34へ送る移送ライン54
が接続されている。他方、このCO2 吸収塔50の塔頂
には、CO2 が除去されたH2 を含むガスを、燃料ガス
として抜出す排気ライン55が接続されている。さら
に、CO2 吸収塔50へアンモニア水を供給するライン
53には、アンモニア合成プラント1から尿素プラント
2にアンモニアを供給するための供給ライン25から枝
配管されたアンモニアの補給ライン56が接続されてい
る。また、CO2 吸収塔50の上部には、上昇するガス
に尿素プラント2の水処理装置35で分離された水を噴
霧するための水供給ライン57が導入されている。
【0031】次に、以上の構成からなるアンモニア・尿
素製造プラントを用いた本発明に係る製造方法の一実施
形態に付いて説明する。なお、アンモニアプラント1に
おけるアンモニアおよびCO2 の製造および尿素プラン
ト2における尿素の製造工程については、図3および図
4に示したものと同様であるために説明を省略する。こ
のアンモニア・尿素製造方法においては、アンモニア合
成プラント1のCO 2 吸収塔5から排出されたCO2
含むフラッシュガスが、ライン51からCO 2 吸収塔5
0に導入される。また、パージガス回収装置52におい
て得られたアンモニア水がライン53からCO2 吸収塔
50に供給される。そして、このCO 2 吸収塔50にお
いて、CO2 をアンモニアと向流接触させることによ
り、反応吸収を起こさせて、上記CO2 を回収する。
【0032】この際に、アンモニア合成プラント1にお
いて製造されたアンモニアの一部を、補給ライン56か
らCO2 吸収塔50に供給することにより、反応におけ
る不足分のアンモニアを補う。また、これと並行して、
尿素プラント1の水処理装置35から排出された水を、
水供給ライン57からCO2 吸収塔50の上部に供給
し、上昇するガスに向けて噴霧することにより、当該ガ
ス中のアンモニアおよびCO2 を捕捉する。そして、こ
のようにしてCO2 吸収塔50において得られたアンモ
ニアカーバメートを、移送ライン54から尿素プラント
2内のアンモニア水タンク34に尿素製造の原料として
供給する。
【0033】以上のように、上記アンモニア・尿素製造
プラントおよび製造方法によれば、CO2 吸収塔5から
排出されたCO2 を含むフラッシュガスを、そのままC
2吸収塔50に導入し、パージガス回収装置52にお
いて得られたアンモニア水と向流接触させてCO2 を回
収するとともに、これにより得られたアンモニアカーバ
メートを、移送ライン54を介して尿素プラント2内の
アンモニア水タンク34に原料として供給しているの
で、CO2 のほぼ全量を尿素製造の原料として使用する
ことができ、よって尿素プラント2における尿素生産量
を向上させることができる。
【0034】また、従来のように、CO2 吸収塔5から
排出されたCO2 を含むフラッシュガスを圧縮する必要
が無いために、高価な圧縮機やこれを駆動するためのエ
ネルギーが不要となり、しかもCO2 吸収塔5の小型化
を図ることができるため、設備コストおよびエネルギー
消費量の低減化を図ることが可能になる。加えて、パー
ジガス回収装置52においても、アンモニア水から水を
分離するための蒸留および凝縮が不要となるために、設
備の簡易化を図ることができるとともに、併せて蒸留に
要していた加熱用水蒸気のためのエネルギーを削減する
ことができる。
【0035】さらに、補給ライン56からアンモニア合
成装置10において得られたアンモニアの一部を補給す
ることによって、反応に不足するアンモニアを補うこと
ができるとともに、尿素プラント2の水処理装置35か
ら排出される水をCO2 吸収塔50の上部から噴霧して
いるので、CO2 吸収塔50において吸収されないガス
とともにアンモニアおよびCO2 が排気されることを防
止して、より一層CO 2 の回収率を向上させることがで
きる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜3のい
ずれかに記載のアンモニア・尿素製造プラントおよび請
求項4に記載の製造方法によれば、アンモニア合成プラ
ントのCO2 回収装置から排出されたCO2 を含むガス
を、そのままCO2 吸収装置に導入し、パージガス回収
装置において得られたアンモニア水に吸収させ、得られ
たアンモニアカーバメートを、移送ラインを介して上記
尿素プラント内のアンモニア水タンクに供給しているの
で、アンモニア合成プラントにおいて得られたCO2
ほぼ全量を尿素製造の原料として使用することができ、
尿素プラントにおける尿素生産量を向上させることがで
きる。
【0037】また、従来のように、CO2 回収装置から
排出されたCO2 を含むガスを圧縮する必要が無いため
に、高価な圧縮機やこれを駆動するためのエネルギーが
不要となり、しかもCO2 回収装置の小型化を図ること
が可能になるため、設備コストおよびエネルギー消費量
の低減化を達成することができるとともに、パージガス
回収装置においても、アンモニア水から水を分離するた
めの蒸留および凝縮が不要となるために、設備の簡易化
を図ることができ、併せて蒸留に要していた加熱用水蒸
気のためのエネルギーを削減することができる。
【0038】特に、請求項2に記載の発明によれば、補
給ラインからアンモニア合成装置において得られたアン
モニアの一部をCO2 吸収装置に補給することによって
反応におけるアンモニアの不足分を補うことができ、さ
らに請求項3に記載の発明によれば、尿素プラントの水
処理装置から排出される水をCO2 吸収装置の上部から
噴霧することにより、CO2 吸収装置において吸収され
ないガスとともにアンモニアおよびCO2 が排気される
ことを防止して、より一層CO2 の回収率を向上させる
ことができるといった効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアンモニア・尿素製造プラントの
一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】図1のパージガス回収装置を示す概略構成図で
ある。
【図3】従来のアンモニア・尿素製造プラントを示す概
略構成図である。
【図4】図3のパージガス回収装置を示す概略構成図で
ある。
【符号の説明】
1 アンモニア合成プラント 2 尿素プラント 3 改質装置 4 COコンバータ 5 CO2 吸収塔(回収装置) 6 CO2 の供給ライン 9 メタン化装置 10 アンモニア合成装置 11 アンモニア圧縮冷凍装置 25 アンモニアの供給ライン 30 尿素合成装置 32 エバポレータ 34 アンモニア水タンク 35 水処理装置 50 CO2 吸収塔(吸収装置) 51 フラッシュガスライン 52 パージガス回収装置 53 アンモニア水ライン 54 アンモニアカーバメートの移送ライン 56 アンモニアの補給ライン 57 水供給ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兵藤 伸二 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目12番 1号 千代田化工建設株式会社内 Fターム(参考) 4H006 AA02 AA04 AC13 AC57 BD10 BD84 BE14 BE40 BE41 4H061 AA02 AA03 BB15 GG47

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料となる炭化水素を、H2 、N2 、C
    O、CO2 およびCH4 を含む粗改質ガスに改質する改
    質装置と、この改質器によって得られた上記粗改質ガス
    からCO2 を吸収して分離するCO2 回収装置と、この
    CO2 回収装置を経た合成ガス中に残存したCOおよび
    CO2 をHOおよびCH4 に変換するメタン化装置
    と、このメタン化装置を経た合成ガスを昇圧および加熱
    した後、触媒下でH2 とN2 とを反応させることにより
    アンモニアを合成するアンモニア合成装置と、得られた
    アンモニアを液化冷凍する冷凍装置と、上記アンモニア
    合成装置および冷凍装置から排出されたパージガスおよ
    びフラッシュガス中のアンモニアを回収するパージガス
    回収装置とを備えたアンモニア合成プラント、および当
    該アンモニア合成プラントにおいて得られたCO2 とア
    ンモニアを合成して尿素を生成させる尿素合成装置と、
    この尿素合成装置で得られた合成液から未反応のアンモ
    ニアを分離するエバポレータと、このエバポレータで分
    離されたアンモニア水を貯留するアンモニア水タンク
    と、このアンモニア水タンク内のアンモニア水から水を
    分離する水処理装置とを備えた尿素プラントからなるア
    ンモニア・尿素製造プラントにおいて、 上記アンモニア合成プラントのCO2 回収装置から排出
    されたCO2 を含むガスと、上記パージガス回収装置に
    おいて回収されたアンモニア水とが導入されるCO2
    収装置を設け、かつこのCO2 吸収装置において上記ア
    ンモニア水中に上記CO2 が吸収されることによって得
    られたアンモニアカーバメートを、上記尿素プラントの
    上記アンモニア水タンクに供給する移送ラインを設けた
    ことを特徴とするアンモニア・尿素製造プラント。
  2. 【請求項2】 上記CO2 吸収装置には、上記アンモニ
    ア合成装置において得られたアンモニアの一部を補給す
    る補給ラインが導入されていることを特徴とする請求項
    1に記載のアンモニア・尿素製造プラント。
  3. 【請求項3】 上記CO2 吸収装置には、当該CO2
    収装置内で発生したガスに上記水処理装置で分離された
    水を噴霧するための水供給ラインが導入されていること
    を特徴とする請求項1または2に記載のアンモニア・尿
    素製造プラント。
  4. 【請求項4】 原料となる炭化水素に水蒸気を添加し、
    改質装置において触媒によりH2 、N2 、CO、CO2
    およびCH4 を含む粗改質ガスとした後に、当該粗改質
    ガスに含まれるCOをCO2 およびH2 に変換し、次い
    でCO2 回収装置において当該CO2 を分離した後に、
    さらにメタン化装置に送って残留したCOおよびCO2
    をH2 と反応させることにより、HOおよびCH4
    変換し、精製された合成ガスをアンモニア合成装置に送
    って、触媒下においてH2 とN 2 とを反応させることに
    よりアンモニアを合成し、これを液化冷凍するととも
    に、これと並行して上記アンモニア合成時および液化冷
    凍時に発生したパージガスおよびフラッシュガス中から
    アンモニアを回収するアンモニア合成工程と、このアン
    モニア合成工程において得られた上記アンモニアおよび
    上記CO2 を合成して尿素を生成させる尿素製造工程と
    を有するアンモニア・尿素製造方法において、 上記CO2 回収装置から排出されたCO2 を、上記パー
    ジガス回収装置において回収されたアンモニア水中に吸
    収し、得られたアンモニアカーバメートを、上記尿素を
    生成させる工程に供給して上記尿素の製造に利用するこ
    とを特徴とするアンモニア・尿素製造方法。
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