JP2000159208A - 包装テープ貼着ユニット - Google Patents

包装テープ貼着ユニット

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JP2000159208A
JP2000159208A JP10285532A JP28553298A JP2000159208A JP 2000159208 A JP2000159208 A JP 2000159208A JP 10285532 A JP10285532 A JP 10285532A JP 28553298 A JP28553298 A JP 28553298A JP 2000159208 A JP2000159208 A JP 2000159208A
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packaging tape
tape
packaging
box
pressing
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JP10285532A
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English (en)
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Hidekazu Omori
英一 大森
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、箱体をI字貼り封緘する際、箱体
の前面に包装テープの切断端縁を完全且つ確実に貼着す
ることができる包装テープ貼着ユニットを提供する。 【解決手段】 本発明の包装テープ貼着ユニット1は、
貼着ユニット本体2に、包装テープ繰り出し機構3と包
装テープ誘導機構4と包装テープ押圧機構5と包装テー
プ切断機構6と包装テープ繰り出し制御機構7とが配設
されてなる包装テープ貼着ユニット1において、上記包
装テープ誘導機構4は、包装テープAを押圧ロール42に
よって上記箱体Bに押圧、貼着するように構成されてお
り、更に、包装テープAの切断端縁を上記押圧ロール42
の後周面に待機させて、該押圧ロール42によって上記箱
体の前面に押圧、貼着させるための包装テープ待機機構
8が配設されているので、上記包装テープAの切断端縁
を上記押圧ロール42によって上記箱体の前面に確実に押
圧、貼着させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダンボールケース
等の箱体をI字貼り封緘するためのテープ貼着ユニット
であって、箱体の前面に包装テープの端縁部を完全且つ
確実に貼着することができる包装テープ貼着ユニットに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、組み立てられたダンボールケ
ース等の箱体に製品を箱詰めした後、ダンボールケース
の一対の前後内側フラップを内側方に折り畳んだ上で、
更に、上記内側に折り畳んだ前後内側フラップ上に左右
外側フラップをその対向縁を突き合わせた状態で内側方
に折り畳み、しかる後、上記内外フラップを内側に折り
畳んだ箱体を包装テープ貼着装置に供給し、上記箱体の
前面中央における上端部から上記左右外側フラップの突
き合わせ部分を介して上記箱体の後面中央における上端
部に亘って包装テープを貼着することによって箱体をI
字貼り封緘していた。
【0003】しかしながら、従来の包装テープ貼着装置
では、一枚の板状体により押圧することによって上記包
装テープの切断端部を上記箱体の前面における上端部に
貼着していることから、上記包装テープの切断端部の上
記箱体の前面に対する押圧が瞬間的なものとなって、そ
の押圧が不十分となり、上記包装テープの切断端縁部が
上記箱体の前面に確実に貼着されず、上記箱体の前面か
ら遊離し、時には捲れ上がった状態となることがしばし
ばあった。
【0004】一方、上記包装テープ貼着装置には箱体が
順次供給されて、該箱体はI字貼り封緘された上で次々
と包装テープ貼着装置から排出される。そして、先行す
る箱体の後面に後続する箱体の前面が当接した状態で搬
送ベルトによって所定場所まで搬送される。
【0005】このような状況下において、上記の如く、
上記箱体の前面に貼着させた包装テープの貼着が不十分
で、包装テープの切断端縁部が捲れ上がった状態となっ
ている場合には、先行する箱体の後面に後続する箱体の
前面に貼着させた包装テープが貼着するといった不測の
事態を引き起し、そして、この先行する箱体の後面から
不用意に貼着した後続する箱体の包装テープを剥がそう
とした場合、上記先行する箱体の後面表面が剥がそうと
した包装テープによって剥離し、先行する箱体が破壊さ
れてしまうといった問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、箱体をI字
貼り封緘する際、箱体の前面に包装テープの切断端縁を
完全且つ確実に貼着することができる包装テープ貼着ユ
ニットを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の包装テ
ープ貼着ユニットは、下端が開放され且つ開放した下端
面を封緘すべき箱体のフラップ上に摺接させるための摺
接面に形成してなる貼着ユニット本体に、包装テープを
繰り出す包装テープ繰り出し機構と、上記包装テープ繰
り出し機構から繰り出された包装テープを上記箱体の封
緘すべき部分に上記貼着ユニット本体の下端開放部を通
じて誘導する包装テープ誘導機構と、上記包装テープ誘
導機構によって上記箱体上に誘導された包装テープを上
記箱体に押圧する包装テープ押圧機構と、上記包装テー
プ誘導機構と上記包装テープ押圧機構との間に配設され
且つ上記包装テープ誘導機構によって誘導された包装テ
ープを切断するための包装テープ切断機構と、上記包装
テープ繰り出し機構からの包装テープの過度な繰り出し
を制御するための包装テープ繰り出し制御機構とが配設
されてなる包装テープ貼着ユニットにおいて、上記包装
テープ誘導機構は、誘導された包装テープを押圧ロール
によって上記箱体に押圧、貼着するように構成してお
り、更に、貼着ユニット本体に包装テープ繰り出し機構
から繰り出されている包装テープの切断後の包装テープ
の切断端縁を上記包装テープ誘導機構の押圧ロールの後
周面に待機させて、該押圧ロールによって上記箱体の前
面に押圧、貼着させるための包装テープ待機機構が配設
されていることを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の包装テープ貼着ユニット
は、請求項1に記載の包装テープ貼着ユニットにおい
て、包装テープ誘導機構は、上端が貼着ユニット本体に
回動自在に枢着された左右一対の包装テープ誘導支持ア
ームの下端部間に押圧ロールを回動自在に配設してなる
一方、包装テープ待機機構は、上記包装テープ誘導機構
の包装テープ誘導支持アーム間に該包装テープ誘導支持
アームの長さ方向に昇降自在に配設された包装テープ保
持部材から構成されており、上記包装テープ繰り出し機
構から繰り出されている包装テープの切断端縁を上記包
装テープ保持部材の上昇動作によって引き戻して上記包
装テープ誘導機構の押圧ロールの後周面に待機させて、
該押圧ロールによって上記包装テープの切断端縁を上記
箱体の前面に押圧、貼着させるように構成されているこ
とを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の包装テープ貼着ユニット
は、請求項1又は請求項2に記載の包装テープ貼着ユニ
ットにおいて、包装テープ切断機構は、上端が貼着ユニ
ットに回動自在に枢着され且つ下方に向かって常時付勢
された左右一対の包装テープ切断支持アームの下端部間
に包装テープを切断するための切断刃が常態において貼
着ユニット本体の下面よりも突出した状態で配設されて
いるとともに、上記一対の包装テープ切断支持アームの
夫々の下端にはカッターカム部が延設されており、該カ
ッターカム部を箱体の上面に当接させることによって上
記包装テープ切断支持アームを上方に変位させて上記切
断刃を上記貼着ユニット本体の下面よりも上方に没入さ
せるように構成されていることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の包装テープ貼着ユニットを使用して箱
体をI字貼り封緘する方法を説明する。本発明の包装テ
ープ貼着ユニットは、前後方向に延設され且つ上記箱体
を所定速度で搬送するコンベアを備えた包装テープ貼着
装置の上方部に取付けた上で使用される。
【0011】先ず、上記包装テープ貼着装置に取付けら
れた包装テープ貼着ユニットの貼着ユニット本体におけ
る摺接面が後方から上記コンベアによって搬送されてく
る箱体の左右外側フラップ上面に当接するように、上記
包装テープ貼着ユニットの高さを予め調節しておくとと
もに、上記包装テープ貼着ユニットの包装テープ繰り出
し機構から包装テープを繰り出して、その繰り出した包
装テープの先端縁を包装テープ誘導機構の押圧ロールの
後周面に待機させた状態とする。
【0012】しかる後、上記包装テープ貼着装置のコン
ベア上に封緘すべき箱体を載置し、上記包装テープ貼着
ユニットの後方から該包装テープ貼着ユニットに向かっ
て上記箱体を搬送する。
【0013】そして、後方から搬送された箱体の前面中
央における上端部を上記包装テープ誘導機構の押圧ロー
ルの後周面に押しつけることによって、上記押圧ロール
の後周面に待機させている包装テープの切断端縁を上記
箱体の前面中央における上端部にめくれあがらないよう
に確実に貼着させる。
【0014】更に、上記箱体を前方に搬送して、上記包
装テープ誘導機構の押圧ロールを上記包装テープの切断
端部を介して上記箱体の前面に押接させつつ上動させ
て、上記包装テープの切断端部を上記箱体の前面中央の
上端部に確実に貼着させる。
【0015】そして、上記箱体を更に前方に搬送させ
て、上記包装テープ誘導機構によって上記箱体の左右外
側フラップの突き合わせ部分に包装テープを誘導し、こ
の誘導された包装テープを順次上記包装テープ誘導機構
の押圧ロール及び上記包装テープ押圧機構によって上記
箱体の左右外側フラップの突き合わせ部分に押圧し、上
記包装テープを上記左右外側フラップの突き合わせ部分
の全長に亘って貼着する。
【0016】更に、上記箱体を前方に搬送させた後、上
記包装テープを上記包装テープ切断機構によって切断
し、この包装テープの切断端部を上記包装テープ押圧機
構によって上記箱体の後面中央における上端部に押圧、
貼着し、上記箱体をI字貼り封緘する。
【0017】その後、上記包装テープ繰り出し機構から
繰り出された包装テープの切断端縁を上記包装テープ待
機機構によって上記包装テープ誘導機構の押圧ロールの
後周面に待機させ、上記包装テープの切断端部を後続し
て供給されてくる箱体の前面中央における上端部に上記
包装テープ誘導機構の押圧ロールによって確実に押圧、
貼着できる状態に復帰させておき、上記包装テープ貼着
装置に順次供給されてくる後続の箱体を上記と同様の要
領でI字貼り封緘する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の包装テープ貼着ユニット
の一例を図面を参照しながら説明する。包装テープ貼着
ユニット1は、図1及び図2に示したように、下端が開
放され且つ開放した下端面を封緘すべき箱体Bのフラッ
プB1、B1上に摺接させるための摺接面22に形成してなる
貼着ユニット本体2に、包装テープAを繰り出す包装テ
ープ繰り出し機構3と、上記包装テープ繰り出し機構3
から繰り出された包装テープAを上記箱体Bの封緘すべ
き部分に上記貼着ユニット本体2の下端開放部を通じて
誘導する包装テープ誘導機構4と、上記包装テープ誘導
機構4によって上記箱体B上に誘導された包装テープA
を上記箱体Bに押圧する包装テープ押圧機構5と、上記
包装テープ誘導機構4と上記包装テープ押圧機構5との
間に配設され且つ上記包装テープ誘導機構4によって誘
導された包装テープAを切断するための包装テープ切断
機構6と、上記包装テープ繰り出し機構4からの包装テ
ープAの過度な繰り出しを制御するための包装テープ繰
り出し制御機構7とが配設されて構成されてなる。
【0019】上記貼着ユニット本体2は、所定間隔を存
して左右方向に並設された一対の横長長方形状の枠板2
1、21をその前後上下隅部において一定長さを有する連
結杆21a 、21a ・・・によって連結することによって形
成され、その上下部は全面的に開口しているとともに、
上記枠板21、21内面間には上記包装テープ誘導機構4と
上記包装テープ押圧機構5と上記包装テープ切断機構6
とを配設するための配設空間2aを有しており、更に、上
記枠板21、21の下端面は同一水平面上に位置する水平な
平坦面とされており、該枠板21、21の下端面を箱体Bの
左右外側フラップB1、B1上面に摺接させる摺接面22に形
成している。なお、上記枠板21、21の前後方向の長さ
は、後述する包装テープ誘導機構4の押圧ロール42と包
装テープ押圧機構5の押圧ロール52とが互いに近接した
際、両者が衝突しない長さとされている。
【0020】上記包装テープを繰り出す包装テープ繰り
出し機構3は、上記他側枠板21の中央上端部内面に下端
部を固定され且つ上記他側枠板21の上端縁よりも上方に
垂直に突出してなる一定厚みの細長板状の包装テープ支
持部材31と該包装テープ支持部材31の一側面における上
端部に回動自在に設けられてなる太軸状の包装テープ被
嵌部材31a とからなる。
【0021】そして、包装テープAを円筒状芯体の外周
面に複数層に亘って巻回してなる包装テープ巻重体A1を
別途用意し、この包装テープ巻重体A1の上記円筒状芯体
の貫通孔を上記太軸状の包装テープ被嵌部材31a に嵌め
込んで、上記包装テープ巻重体A1を上記包装テープ被嵌
部材31a に支持させて、上記包装テープ被嵌部材31aを
上記包装テープ巻重体A1と共に上記包装テープ巻重体A1
の包装テープAの巻出し方向に回動させることによって
包装テープAを後述する包装テープ誘導機構4に繰り出
すように構成されている。
【0022】更に、上記包装テープ支持部材31の一側面
の下端部における上記他側枠板21の上方側には上記包装
テープ被嵌部材31a に支持させた包装テープ巻重体A1か
ら繰り出される包装テープAが過度に繰り出されないよ
うにするための包装テープ繰り出し制御機構7が配設さ
れている。
【0023】上記包装テープ繰り出し制御機構7は、上
記包装テープ支持部材31の一側面の下端部に一側方に向
かって水平方向に軸芯を一定長さ突設しているととも
に、この軸芯の他側端部を一回り太い太軸部に形成して
いる一方、上記包装テープ繰り出し機構3から繰り出さ
れた包装テープAの幅よりも長い円筒状の包装テープ繰
り出し制御ロール71を上記軸芯に上記包装テープAの繰
り出し方向にのみ回転可能に且つ他端面を上記軸芯の太
軸部の一側端面に当接させた状態で被嵌させているとと
もに、上記軸芯の一側端部に側面円形状の一定厚みの制
御ロール回動規制板72を上記軸芯の長さ方向に螺進螺退
可能に螺合してあり、この制御ロール回動規制板72の他
側面と上記包装テープ繰り出し制御ロール71の一側端面
との間に圧縮状態のコイルバネ73を介在させて構成され
ている。
【0024】そして、上記包装テープ繰り出し制御ロー
ル71は、その他側端面を上記コイルバネ73の弾発付勢力
によって上記軸芯の太軸部の一側端面に押圧された状態
となっており、この押圧力の強弱、即ち、上記制御ロー
ル回動規制板72の軸芯に対する螺進螺退度を調整して上
記コイルバネ73の弾発付勢力を調整することによって上
記包装テープ繰り出し制御ロール71の回動しやすさを調
整している。
【0025】更に、上記包装テープ繰り出し制御ロール
71の表面全面には、滑り止め凹凸部71a が形成されてお
り、上記包装テープAが上記包装テープ繰り出し制御ロ
ール71の表面において滑動不能となるように構成されて
いる。
【0026】上記貼着ユニット本体2に配設される上記
包装テープ誘導機構4は、左右一対の包装テープ誘導支
持アーム41、41の上端部の夫々を後方に向かって屈曲さ
せ、これら屈曲部を上記貼着ユニット本体2の枠板21、
21の内面における後側中央部に水平方向に突設した軸芯
41b 、41b に回動自在に軸支させるとともに、上記包装
テープ誘導支持アーム41、41の下端部間に該包装テープ
誘導支持アーム41、41間の間隔に合致した長さを有す
る、即ち、上記包装テープ繰り出し機構3から繰り出さ
れる包装テープAの幅よりも長い長さを有する押圧ロー
ル42がその後周面を露出させた状態で回動自在に軸支さ
れて構成されている。これらの包装テープ誘導支持アー
ム41、41には、その左右面に亘って貫通し且つその長さ
方向に長い長孔41a 、41a が貫設されている。
【0027】更に、上記包装テープ誘導機構4には、包
装テープ繰り出し機構3から繰り出されている包装テー
プAの切断端縁を上記包装テープ誘導機構4の押圧ロー
ル42の後周面に待機させて、該押圧ロール42によって上
記箱体Bの前面上端部の中央に押圧、貼着させるための
包装テープ待機機構8が配設されている。
【0028】上記包装テープ待機機構8は、図1及び図
2に示したように、左右一対の包装テープ待機支持アー
ム81、81の下端部間に該包装テープ待機支持アーム81、
81間の間隔に略合致した長さを有する、即ち、上記包装
テープ繰り出し機構3から繰り出される包装テープAの
幅よりも長い長さを有し且つ中央になるにしたがって小
径となる鼓状の包装テープ保持部材である包装テープ保
持ロール82を回動自在に軸支してなり、上記包装テープ
待機支持アーム81、81の上端部を上記包装テープ誘導機
構4の包装テープ誘導支持アーム41、41の上方側におけ
る上記貼着ユニット本体2の枠板21、21の内面後側中央
部に上記包装テープ誘導支持アーム41、41の軸芯41b 、
41b の前方に位置させて回動自在に軸着させている。更
に、包装テープ保持ロール82の前方側には上端が上記包
装テープ誘導支持アーム41、41の上端間に架設した取付
片85に固着されている正面縦長長方形状の弾発片84が配
設され、この弾発片84の下端を上記包装テープ保持ロー
ル82に弾圧させて上記包装テープ保持ロール82の前面と
弾発片84の後面とによって上記包装テープ繰り出し機構
3から繰り出された包装テープAを挟持可能に構成して
いる。又、上記包装テープ待機支持アーム81、81の上端
部間にも該包装テープ待機支持アーム81、81間の間隔に
略合致した長さを有する包装テープ誘導ロール83が回動
自在に軸支されて構成されている。
【0029】なお、上記包装テープ保持ロール82及び上
記包装テープ誘導ロール83の表面はシリコーン等の離型
剤が塗布されており、上記包装テープ保持ロール82及び
上記包装テープ誘導ロール83の表面に包装テープAを貼
着させることができるものの、僅かな剥離力によって上
記包装テープAを上記包装テープ保持ロール82及び上記
包装テープ誘導ロール83から剥離させることができるよ
うに構成されている。
【0030】上記包装テープ待機支持アーム81、81の下
端側は上記左右一対の包装テープ誘導支持アーム41、41
の上端部間に配設されているとともに、上記包装テープ
待機支持アーム81、81の下端部間に回動自在に支持され
た包装テープ保持ロール82の中心軸の両端部を上記包装
テープ待機支持アーム81、81の外側方に突出させて、そ
の突出端部81a 、81a を上記包装テープ誘導支持アーム
41、41に設けている上記長孔41a 、41a にその長さ方向
に摺動自在に挿嵌、係合させている。
【0031】しかして、上記包装テープ誘導支持アーム
41、41を前方に向かって回動させると、上記包装テープ
待機支持アーム81、81間に架設している包装テープ保持
ロール82の突出端部81a 、81a が上記包装テープ誘導支
持アーム41、41の長孔41a 、41a 内を上記押圧ロール42
側に向かって摺動、変位し、上記包装テープ待機機構8
の包装テープ保持ロール82が下動し、該包装テープ保持
ロール82と上記包装テープ誘導機構4の押圧ロール42と
の間の間隔が小さくなる一方、上記包装テープ誘導支持
アーム41、41を後方に向かって回動させて垂下状態とす
ると、上記包装テープ保持ロール82の突出端部81a 、81
a が上記包装テープ誘導支持アーム41、41の長孔41a 、
41a 内を上記押圧ロール42から離間する方向に摺動、変
位し、上記包装テープ待機機構8の包装テープ保持ロー
ル82が上動し、該包装テープ保持ロール82と上記包装テ
ープ誘導機構4の押圧ロール42との間の間隔が大きくな
るように構成されている。
【0032】更に、上記左右一対の包装テープ誘導支持
アーム41、41の後方側における上記記貼着ユニット本体
2の枠板21、21内面間には一本の棒状体9が架設されて
おり、該棒状体9の両側端部における前周面に上記包装
テープ誘導支持アーム41、41の後端面を当接、受止させ
て、上記包装テープ誘導支持アーム41、41が垂下状態か
ら更に後方側に回動、変位しないように規制している。
そして、上記棒状体9の前周面中央部には平面半円弧状
の包装テープ形態保持部材91が一体に設けられており、
該包装テープ形態保持部材91によって包装テープAの中
央部を前方に向かって押圧し、包装テープAを後方に向
かって平面く字状に変形させて包装テープAに腰を持た
せるように構成している。
【0033】上記包装テープ押圧機構5は、上記貼着ユ
ニット本体2の枠板21、21間の間隔よりも狭い幅を有す
る正面縦長長方形状の包装テープ押圧基板51の上端部を
上記貼着ユニット本体2の枠板21、21の内面における前
側中央部に回動自在に枢着51a 、51a させているととも
に、上記包装テープ押圧基板51の下半部を上記貼着ユニ
ット本体2の枠板21、21の下端面よりも下方に突出さ
せ、更に、上記包装テープ押圧基板51の下端部における
前面に上記包装テープ押圧基板51の左右方向の幅に略合
致した長さを有する、即ち、上記包装テープ繰り出し機
構3から繰り出された包装テープAの幅よりも広幅な長
さを有する押圧ロール52をその前周面及び上下周面を露
出させた状態で回動自在に配設することによって構成さ
れている。
【0034】そして、上記包装テープ押圧基板51は、上
記枢着部51a よりも上側における他側端面を伸長状態の
コイルバネ11によって後方に向かって引っ張られて、そ
の下半部が常時前方に付勢された状態とされているとと
もに、上記包装テープ押圧基板51と上記包装テープ待機
機構8の一側包装テープ待機支持アーム81とは一定長さ
を有する連結杆10によって連結されている。上記包装テ
ープ押圧基板51と上記包装テープ待機支持アーム81との
連結構造を詳述すると、上記包装テープ押圧基板51の上
記枢着部51a よりも上側における一側端部に上記連結杆
10の前端部を回動自在に連結させるとともに、上記連結
杆10の後端部を上記一側包装テープ待機支持アーム81の
下端部に回動自在に連結させることによって上記包装テ
ープ押圧基板51と上記包装テープ待機支持アーム81とは
連結杆10を介して連結している。
【0035】従って、常態においては、上記包装テープ
押圧基板51は上記コイルバネ11によってその上端部を後
方に向かって付勢されて垂下状態とされており、上記包
装テープ押圧基板51の一端部に連結された連結杆10も後
方に向かって付勢された状態となっている。
【0036】そして、上記の如く後方に向かって付勢さ
れた状態の連結杆10は、その後端部に連結された上記包
装テープ待機支持アーム81、81の下端部を後方に向かっ
て押圧、付勢し、上記包装テープ保持ロール82の突出端
部81a 、81a を介して連結している上記包装テープ誘導
支持アーム41、41も後方に向かって押圧、付勢され、上
記包装テープ誘導支持アーム41、41はその後端面を上記
棒状体9の両側前端面に当接、受止された垂下状態に保
持されている。
【0037】ここで、上記包装テープ誘導機構4の包装
テープ誘導支持アーム41、41を上記コイルバネ11の収縮
力に抗して前方に向かって回動させて上記貼着ユニット
本体2内に収納させると、上記包装テープ誘導支持アー
ム41、41に貫設された長孔41a 、41a は前方に向かって
斜め上方に変位し、この長孔41a 、41a の変位に伴っ
て、上記包装テープ誘導支持アーム41、41の長孔41a 、
41a に摺動自在に挿嵌された上記包装テープ保持ロール
82の突出端部81a 、81a が上記包装テープ誘導支持アー
ム41、41の長孔41a 、41a に沿って押圧ロール42側に向
かって摺動、変位して、この包装テープ保持ロール82を
支持している上記包装テープ待機支持アーム81、81はそ
の上端部を中心として前方に向かって回動し、上記包装
テープ保持ロール82は上記包装テープ誘導機構4の押圧
ロール42に近接する方向に変位する。
【0038】一方、上記一側包装テープ待機支持アーム
81の下部に後端部を回動自在に連結された連結杆10は、
上記包装テープ待機支持アーム81の上端部を中心とした
前方への回動に伴って前方に向かって押し出され、その
前端部に連結されている上記包装テープ押圧基板51をそ
の枢着部51a の上方部分において上記コイルバネ11の弾
性収縮力に抗して前方に向かって押圧し、上記包装テー
プ押圧基板51はその下端部が後方側に変位する方向に回
動、変位し、上記貼着ユニット本体2内に収納される。
【0039】なお、上記包装テープ誘導支持アーム41、
41が前方に向かって回動して、その下端部に配設した押
圧ロール42の最下周面が上記貼着ユニット本体2の枠板
21、21の摺接面22、22に合致した状態となった時に、上
記包装テープ押圧基板51の下端部に配設された押圧ロー
ル52の最下周面が上記貼着ユニット本体2の枠板21、21
の摺接面22、22よりも若干下方に突出した状態となるよ
うに構成されている。
【0040】上記貼着ユニット本体2内における上記包
装テープ誘導機構4と上記包装テープ押圧機構5との間
には上記包装テープ誘導機構4によって誘導された包装
テープAを切断するための上記包装テープ切断機構6が
配設されている。
【0041】上記包装テープ切断機構6は、左右一対の
包装テープ切断支持アーム61、61を前方に向かって斜め
下向きに指向させているとともに、その上端部の夫々を
上記包装テープ誘導支持アーム41、41の外側方において
上記包装テープ誘導支持アーム41、41の回動軸芯41b 、
41b に回動自在に軸支させており、更に、上記包装テー
プ切断支持アーム61、61の下端部間に上記包装テープA
を上記包装テープ誘導機構4の押圧ロール42の前方側に
おいて切断するための波形状の切断刃62を配設してお
り、更に、上記包装テープ切断支持アーム61、61の夫々
の下端には延長線上に上記箱体Bの外側フラップB1、B1
上に当接させるためのカッターカム部61a、61a が延設
されて構成されている。
【0042】更に、上記包装テープ切断機構6の一側包
装テープ切断支持アーム61の上端部上端面には上方に向
かって突片61b が突設され、この突片61b と上記貼着ユ
ニット本体2の一側枠板21の内面における中央上端部と
の間には伸長状態のコイルバネ12が架設されており、上
記包装テープ切断支持アーム61はその下端側、即ち、上
記カッターカム部61a 、61a 側が下方に向かう方向に常
時付勢されている。
【0043】そして、上記貼着ユニット2の一側枠板21
の後側下端縁には上記一側包装テープ切断支持アーム61
の下面を当接、受止させるための受止片(図示せず)を
突設しており、常態においては上記受止片に上記一側包
装テープ切断支持アーム61の下端面を当接、受止させて
いる。このように包装テープ切断支持アーム61の下面を
上記受止片に当接、受止させた状態では、上記切断刃62
は上記貼着ユニット本体2の枠板21、21の摺接面よりも
下方に突出した状態とされている一方、上記包装テープ
切断支持アーム61、61をその上端部を中心として上方に
回動、変位させて、上記カッターカム部61a 、61a の下
端縁を上記貼着ユニット本体2の枠板21、21の摺接面2
2、22に合致させた状態とすると、上記切断刃62は上記
貼着ユニット本体2の枠板21、21の摺接面22、22よりも
上方に没入するように構成されている。
【0044】次に、上記包装テープ貼着ユニット1の使
用要領を説明する。上記包装テープ貼着ユニット1は後
述する包装テープ貼着装置Cのユニット装着部C4の装着
空間内に装着された上で使用される。
【0045】上記包装テープ貼着装置Cは、図3に示し
たように、封緘する箱体Bを後方から前方に向かって搬
送するコンベアC1と、該コンベアC1の上方に配設され且
つ該コンベアC1の前後方向の中央部を跨ぐように配設さ
れてなる正面門型状のユニット支持部C2と、該ユニット
支持部C2に配設された上下方向に変位可能な水平横架材
C3と、該水平横架材C3の下面中央部に配設されたユニッ
ト装着部C4とから構成されている。
【0046】上記ユニット装着部C4は、上下方向に開口
してなる略直方体形状に形成されているとともに、その
内部には上記包装テープ貼着ユニット1を装着するため
の装着空間が形成されている。
【0047】そして、上記ユニット装着部C4の装着空間
内に上記包装テープ貼着ユニット1をその貼着ユニット
本体2の摺接面22、22が上記ユニット装着部C4の装着空
間の下端開口縁と同一平面上又は下端開口縁よりも僅か
に下方に突出させた状態で装着する。
【0048】なお、上記コンベアC1上には搬送されてく
る箱体Bの搬送途上における左右方向の妄動を防止する
とともに上記箱体Bを左右方向から挟持し前方へ搬送す
る一対のコンベアC111、C111を備えた左右一対の規制部
材C11 、C11 が左右方向に所望間隔を存して前後方向に
延びて並設されている。
【0049】次に、上記包装テープ貼着ユニット1を用
いて箱体BをI字貼り封緘する場合の使用要領について
説明する。先ず、上記包装テープ貼着ユニット1の貼着
ユニット本体2の摺接面22、22が、上記コンベアC1によ
って搬送されてくる封緘しようとする箱体Bの左右外側
フラップB1、B1の上面に摺接するように、上記包装テー
プ貼着装置Cのユニット支持部C2における水平横架材C3
の高さを予め調節しておく。
【0050】更に、上記包装テープ繰り出し機構3の包
装テープ巻重体A1から包装テープAを繰り出し、この繰
り出した包装テープAの糊面を上記包装テープ繰り出し
制御機構7の包装テープ繰り出し制御ロール71の前部下
周面に密着状体に掛け渡し、更に、包装テープAの先端
部を上記包装テープ待機機構8の包装テープ誘導ロール
83を通じて上記包装テープ保持ロール82と上記弾発片84
との間に誘導し、該包装テープ保持ロール82の前周面に
包装テープの糊面を仮貼着させるとともに、包装テープ
Aの先端縁をその糊面が後方に露出した状態で上記包装
テープ誘導機構4の押圧ロール42の後周面に密着状態に
誘導しておく。
【0051】しかる後、上記コンベアC1上に箱体Bを載
置し、該箱体Bを後方から上記包装テープ貼着ユニット
1に供給する。なお、上記箱体Bの左右外側フラップB
1、B1は内側方に折り畳まれて突き合わせ状態とされて
おり、又、上記包装テープ貼着ユニット1の包装テープ
誘導機構4の押圧ロール42が、上記箱体Bの前面中央部
における上端部に当接するように調節する。
【0052】すると、上記箱体Bの前面上端部における
中央部が、上記包装テープAの先端縁を介して上記包装
テープ貼着ユニット1の包装テープ誘導機構4の押圧ロ
ール42の後周面に当接する。
【0053】しかして、上記包装テープ誘導機構4の押
圧ロール42は後方に向かって付勢された状態となってい
るとともに、上記箱体Bは前方に向かって強制的に搬送
されていることから、上記包装テープAの先端縁は上記
押圧ロール42によって上記箱体Bの前面上端部における
中央部に押圧され、上記箱体Bの前面上端部における中
央部に確実に貼着される(図4参照)。
【0054】更に、上記箱体BをコンベアC1によって強
制的に前方に搬送すると、上記箱体Bは、その前面上端
部の中央部によって上記包装テープ誘導機構4の押圧ロ
ール42を上記コイルバネ11によるその後方への付勢力に
抗して前方に押圧する。
【0055】すると、上記包装テープ誘導機構4の押圧
ロール42は上記箱体Bの前面上端部における中央部に押
接しながら上記箱体の前面上端縁における中央部まで上
動し、包装テープAの先端部を上記箱体Bの前面上端部
における中央部に確実に押圧、貼着させるとともに、上
記押圧ロール42を支持している上記包装テープ誘導支持
アーム41はその上端部を中心として前方に向かって回
動、変位する。
【0056】そして、上記箱体Bを更に前方に向かって
搬送すると、図5に示したように、上記包装テープ誘導
機構4の押圧ロール42は上記箱体Bの外側フラップB1、
B1の突き合わせ部分上に押接するとともに、上記押圧ロ
ール42を支持している上記包装テープ誘導支持アーム4
1、41は上記貼着ユニット2内に収納された状態とな
る。
【0057】この際、上記包装テープ誘導機構4の包装
テープ誘導支持アーム41、41に配設された上記包装テー
プ待機機構8の包装テープ保持ロール82の突出端部81a
、81a は、上記包装テープ誘導支持アーム41、41の前
方への回動に伴って該包装テープ誘導支持アーム41、41
に貫設された長孔41a 、41a 内を上記押圧ロール42側に
向かって摺動、変位するとともに、上記包装テープ待機
支持アーム81、81はその上端部を中心として前方に向か
って回動し、上記包装テープ待機機構8の包装テープ保
持ロール82は上記押圧ロール42に近接する方向に変位す
る。
【0058】又、上述した如く、上記包装テープ誘導機
構4の包装テープ誘導支持アーム41、41は上記包装テー
プ押圧機構5の包装テープ押圧基板51と上記連結杆10に
よって連結され、上記包装テープ誘導支持アーム41、41
と上記包装テープ押圧基板51とは連動して回動、変位す
るように構成されていることから、上記包装テープ誘導
支持アーム41、41の前方への回動に伴って上記包装テー
プ押圧基板51もその上部を中心として後方に向かって回
動、変位し、上記包装テープ押圧基板51は上記貼着ユニ
ット本体2内に収納され、上記包装テープ押圧基板51の
下端部に配設された押圧ロール52はその最下周面を上記
貼着ユニット本体2の摺接面から下方に僅かに突出させ
た状態に変位する。
【0059】更に、この状態から上記箱体Bを前方に搬
送すると、上記包装テープ切断機構6のカッターカム部
61a 、61a が上記箱体Bの外側フラップB1、B1の前端縁
に当接する。この状態から更に上記箱体Bを前方に向か
って搬送すると、上記包装テープ切断機構6のカッター
カム部61a 、61a が上記箱体の外側フラップB1、B1の前
端縁によって上方に押し上げられ、このカッターカム部
61a 、61a の上動によって上記包装テープ切断支持アー
ム61、61は上記コイルバネ12の弾性収縮力に抗してその
上端部を中心として上方に回動、変位し、上記貼着ユニ
ット本体2の枠板21、21の摺接面22、22よりも上方に没
入した状態となる。即ち、最終的には、上記カッターカ
ム部61a 、61a の下端縁が上記箱体Bの外側フラップB
1、B1の上面に当接した状態となるとともに、上記包装
テープ切断支持アーム61、61の下端部間に配設された切
断刃62も上記貼着ユニット本体2の枠板21、21の摺接面
22、22よりも上方に没入した状態となる。
【0060】そして、上記包装テープ切断支持アーム61
のカッターカム部61a 、61a は上記コイルバネ12による
弾性収縮力によって下方に付勢された状態で上記箱体B
の外側フラップB1、B1を押圧しながら摺動する。又、上
記コイルバネ12の弾性収縮力を上記貼着ユニット本体2
内に没入した状態の包装テープ切断支持アーム61、61の
二つのカッターカム部61a 、61a に均等に分散させて、
これらのカッターカム部61a による上記箱体Bの外側フ
ラップB1に対する押圧力を減少させることができ、上記
箱体Bの外側フラップB1、B1の表面に上記カッターカム
部61a 、61a の摺動跡が付くといった不測の事態は生じ
ない。
【0061】更に、上記箱体Bを前方に搬送すると、上
記包装テープ繰り出し機構3から上記包装テープ誘導機
構4を通じて上記箱体Bの外側フラップB1、B1の突き合
わせ部分に包装テープAが連続的に誘導、配設されると
ともに、この箱体Bの外側フラップB1、B1の突き合わせ
部分に誘導、配設された包装テープAは上記包装テープ
誘導機構4の押圧ロール42によって上記箱体Bの外側フ
ラップB1、B1の突き合わせ部分に押圧、貼着される。こ
のようにして、上記箱体Bの外側フラップB1、B1の突き
合わせ部分の全長に包装テープAを貼着する。
【0062】なお、上記包装テープ押圧機構5の押圧ロ
ール52も上記箱体Bの外側フラップB1、B1の突き合わせ
部分に配設された包装テープAを押圧し、上記箱体Bの
外側フラップB1、B1の突き合わせ部分への包装テープA
の貼着をより確実なものとしている(図6参照)。
【0063】そして、上記箱体Bを前方に搬送すると、
図7に示したように、上記包装テープ切断支持アーム6
1、61のカッターカム部61a 、61a が上記箱体Bの後端
縁よりも後方に変位する。すると、上記包装テープ切断
支持アーム61、61は上記コイルバネ12の弾性収縮力によ
って常時その下端側が下方に向かって付勢されているこ
とから、上記包装テープ切断支持アーム61、61はその下
端部を中心として下方に向かって回動、変位し、上記貼
着ユニット本体2の枠板21、21の摺接面22、22よりも下
方に突出する。
【0064】この包装テープ切断支持アーム61、61の下
方への回動、変位に伴って、該包装テープ切断支持アー
ム61、61が連動してその下端部間に配設された切断刃62
も上記貼着ユニット本体2の枠板21、21の摺接面22、22
よりも下方に突出し、この下方に突出した切断刃62によ
って上記包装テープ誘導機構4の押圧ロール42と上記箱
体Bの後端縁との間に張架された包装テープAを上記包
装テープ誘導機構4の押圧ロール42の直前において切断
する(図7参照)。
【0065】更に上記箱体Bを前方に搬送し、上記包装
テープ押圧機構5の押圧ロール52が上記箱体Bの後端縁
を通過すると、上記押圧ロール52を支持している上記包
装テープ押圧基板51は上記コイルバネ11の弾性収縮力に
よって上端部を中心として常時前方に向かって付勢され
ていることから、上記包装テープ押圧基板51はその上端
部を中心として前方へ回動、変位するとともに、上記包
装テープ押圧基板51の下端部に配設された押圧ロール52
は上記箱体Bの後面上端部における中央部を上記包装テ
ープAの切断端部を介して押圧しつつ下動し、上記包装
テープAの切断端部を上記箱体Bの後面上端部における
中央部に確実に貼着させる(図8参照)。
【0066】一方、上記包装テープ押圧基板5のその上
端部を中心とした前方への回動、変位に伴い、上記連結
杆10を介して上記包装テープ押圧基板5と連結された上
記包装テープ誘導支持アーム41、41もその上端部を中心
として後方に回動、変位する。
【0067】この際、上記包装テープ誘導支持アーム4
1、41の長孔41a 、41a に挿嵌された上記包装テープ保
持ロール82の突出端部81a 、81a が、上記長孔41a 、41
a に沿って上方に変位することにより、上記包装テープ
待機機構8の包装テープ保持ロール82がその外周面に包
装テープAを貼着させた状態のまま上方に変位、即ち、
上記包装テープ誘導機構4の押圧ロール42から離間する
方向に変位し、上記包装テープ繰り出し機構3から繰り
出されている包装テープAの切断端縁を上方に引き戻し
て、上記包装テープAの切断端縁を上記包装テープ誘導
機構4の押圧ロール42の後周面における上半部に密接し
た状態で待機させる。
【0068】このように、上記包装テープAの切断端面
を上記包装テープ待機機構8の包装テープ保持ロール82
によって上方に引き戻し、上記包装テープ誘導機構4の
押圧ロール42の後周面における上半部に密接した状態に
待機させているので、上記包装テープAの切断端縁を上
記包装テープ誘導機構4の押圧ロール42によって次に搬
送されてくる箱体の前面にめくりあがることなく確実に
押圧、貼着させることができる。
【0069】
【発明の効果】本発明の包装テープ貼着ユニットは、下
端が開放され且つ開放した下端面を封緘すべき箱体のフ
ラップ上に摺接させるための摺接面に形成してなる貼着
ユニット本体に、包装テープを繰り出す包装テープ繰り
出し機構と、上記包装テープ繰り出し機構から繰り出さ
れた包装テープを上記箱体の封緘すべき部分に上記貼着
ユニット本体の下端開放部を通じて誘導する包装テープ
誘導機構と、上記包装テープ誘導機構によって上記箱体
上に誘導された包装テープを上記箱体に押圧する包装テ
ープ押圧機構と、上記包装テープ誘導機構と上記包装テ
ープ押圧機構との間に配設され且つ上記包装テープ誘導
機構によって誘導された包装テープを切断するための包
装テープ切断機構と、上記包装テープ繰り出し機構から
の包装テープの過度な繰り出しを制御するための包装テ
ープ繰り出し制御機構とが配設されてなる包装テープ貼
着ユニットにおいて、上記包装テープ誘導機構は、誘導
された包装テープを押圧ロールによって上記箱体に押
圧、貼着するように構成されており、更に、貼着ユニッ
ト本体に包装テープ繰り出し機構から繰り出されている
包装テープの切断後の包装テープの切断端縁を上記包装
テープ誘導機構の押圧ロールの後周面に待機させて、該
押圧ロールによって上記箱体の前面に押圧、貼着させる
ための包装テープ待機機構が配設されていることを特徴
とするので、上記包装テープ繰り出し機構から繰り出さ
れている包装テープの切断端縁を上記包装テープ待機機
構によって上記包装テープ誘導機構の押圧ロールの後周
面に確実に待機させておくことができ、上記包装テープ
の切断端縁を上記包装テープ誘導機構の押圧ロールによ
って上記箱体の前面に確実に押圧、貼着させることがで
きる。
【0070】又、請求項2に記載の包装テープ貼着ユニ
ットによれば、包装テープ誘導機構は、上端が貼着ユニ
ット本体に回動自在に枢着された左右一対の包装テープ
誘導支持アームの下端部間に押圧ロールを回動自在に配
設してなる一方、包装テープ待機機構は、上記包装テー
プ誘導機構の包装テープ誘導支持アーム間に該包装テー
プ誘導支持アームの長さ方向に昇降自在に配設された包
装テープ保持部材から構成されており、上記包装テープ
繰り出し機構から繰り出されている包装テープの切断端
縁を上記包装テープ保持部材の上昇動作によって引き戻
して上記包装テープ誘導機構の押圧ロールの後周面に待
機させて、該押圧ロールによって上記包装テープの切断
端縁を上記箱体の前面に押圧、貼着させるように構成さ
れているので、上記包装テープ誘導機構の押圧ロールに
よって包装テープの切断端縁を上記箱体の前面に確実に
押圧、貼着させることができるとともに、上記包装テー
プ誘導機構の押圧ロールを上記箱体の前面に押接させつ
つ上動させることによって、上記包装テープ誘導機構に
よって誘導された包装テープを上記箱体の前面に完全且
つ確実に貼着させることができる。
【0071】更に、上記包装テープの切断端縁の引き戻
しを上記包装テープ保持部材の上昇動作によって行って
いるので、上記包装テープの切断端縁を正確に且つ確実
に上記包装テープ誘導機構の押圧ロールの後周面に待機
させることができる。
【0072】請求項3に記載の包装テープ貼着ユニット
によれば、包装テープ切断機構は、上端が貼着ユニット
に回動自在に枢着され且つ下方に向かって常時付勢され
た左右一対の包装テープ切断支持アームの下端部間に包
装テープを切断するための切断刃が常態において貼着ユ
ニット本体の下面よりも突出した状態で配設されている
とともに、上記一対の包装テープ切断支持アームの夫々
の下端にはカッターカム部が延設されており、該カッタ
ーカム部を箱体の上面に当接させることによって上記包
装テープ切断支持アームを上方に変位させて上記切断刃
を上記貼着ユニット本体の下面よりも上方に没入させる
ように構成されているので、上記包装テープ切断支持ア
ームによる上記箱体の押圧力を上記一対のカッターカム
部に均等に分散させて、カッターカム部による上記箱体
の押圧力を減少させることができ、上記箱体の外側フラ
ップ表面に上記カッターカム部の摺動跡が残るといった
不測の事態は生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装テープ貼着ユニットを示した一部
切欠き斜視図である。
【図2】包装テープ誘導機構及び包装テープ待機機構を
示した斜視図である。
【図3】包装テープ貼着装置の斜視図である。
【図4】本発明の包装テープ貼着ユニットを用いて箱体
をI字貼り封緘する途上状態を示した側面図である。
【図5】本発明の包装テープ貼着ユニットを用いて箱体
をI字貼り封緘する途上状態を示した側面図である。
【図6】本発明の包装テープ貼着ユニットを用いて箱体
をI字貼り封緘する途上状態を示した側面図である。
【図7】本発明の包装テープ貼着ユニットを用いて箱体
をI字貼り封緘する途上状態を示した側面図である。
【図8】本発明の包装テープ貼着ユニットを用いて箱体
をI字貼り封緘する途上状態を示した側面図である。
【符号の説明】
1 包装テープ貼着ユニット 2 貼着ユニット本体 21 枠板 22 摺接面 3 包装テープ繰り出し機構 31 包装テープ支持部材 4 包装テープ誘導機構 41 包装テープ誘導支持アーム 41a 長孔 42 押圧ロール 5 包装テープ押圧機構 51 包装テープ押圧基板 52 押圧ロール 6 包装テープ切断機構 61 包装テープ切断支持アーム 61a カッターカム部 7 包装テープ繰り出し制御機構 71 包装テープ繰り出し制御ロール 72 制御ロール回動規制板 8 包装テープ待機機構 81 包装テープ待機支持アーム 81a 突出端部 82 包装テープ保持ロール 83 包装テープ誘導ロール 9 棒状体 A 包装テープ A1 包装テープ巻重体 B 包装テープ貼着装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端が開放され且つ開放した下端面を封
    緘すべき箱体のフラップ上に摺接させるための摺接面に
    形成してなる貼着ユニット本体に、包装テープを繰り出
    す包装テープ繰り出し機構と、上記包装テープ繰り出し
    機構から繰り出された包装テープを上記箱体の封緘すべ
    き部分に上記貼着ユニット本体の下端開放部を通じて誘
    導する包装テープ誘導機構と、上記包装テープ誘導機構
    によって上記箱体上に誘導された包装テープを上記箱体
    に押圧する包装テープ押圧機構と、上記包装テープ誘導
    機構と上記包装テープ押圧機構との間に配設され且つ上
    記包装テープ誘導機構によって誘導された包装テープを
    切断するための包装テープ切断機構と、上記包装テープ
    繰り出し機構からの包装テープの過度な繰り出しを制御
    するための包装テープ繰り出し制御機構とが配設されて
    なる包装テープ貼着ユニットにおいて、上記包装テープ
    誘導機構は、誘導された包装テープを押圧ロールによっ
    て上記箱体に押圧、貼着するように構成されており、更
    に、貼着ユニット本体に包装テープ繰り出し機構から繰
    り出されている包装テープの切断後の包装テープの切断
    端縁を上記包装テープ誘導機構の押圧ロールの後周面に
    待機させて、該押圧ロールによって上記箱体の前面に押
    圧、貼着させるための包装テープ待機機構が配設されて
    いることを特徴とする包装テープ貼着ユニット。
  2. 【請求項2】 包装テープ誘導機構は、上端が貼着ユニ
    ット本体に回動自在に枢着された左右一対の包装テープ
    誘導支持アームの下端部間に押圧ロールを回動自在に配
    設してなる一方、包装テープ待機機構は、上記包装テー
    プ誘導機構の包装テープ誘導支持アーム間に該包装テー
    プ誘導支持アームの長さ方向に昇降自在に配設された包
    装テープ保持部材から構成されており、上記包装テープ
    繰り出し機構から繰り出されている包装テープの切断端
    縁を上記包装テープ保持部材の上昇動作によって引き戻
    して上記包装テープ誘導機構の押圧ロールの後周面に待
    機させて、該押圧ロールによって上記包装テープの切断
    端縁を上記箱体の前面に押圧、貼着させるように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の包装テープ
    貼着ユニット。
  3. 【請求項3】 包装テープ切断機構は、上端が貼着ユニ
    ットに回動自在に枢着され且つ下方に向かって常時付勢
    された左右一対の包装テープ切断支持アームの下端部間
    に包装テープを切断するための切断刃が常態において貼
    着ユニット本体の下面よりも突出した状態で配設されて
    いるとともに、上記一対の包装テープ切断支持アームの
    夫々の下端にはカッターカム部が延設されており、該カ
    ッターカム部を箱体の上面に当接させることによって上
    記包装テープ切断支持アームを上方に変位させて上記切
    断刃を上記貼着ユニット本体の下面よりも上方に没入さ
    せるように構成されていることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の包装テープ貼着ユニット。
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