JP2000157631A - 注射器用プロテクター - Google Patents

注射器用プロテクター

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JP2000157631A
JP2000157631A JP10349332A JP34933298A JP2000157631A JP 2000157631 A JP2000157631 A JP 2000157631A JP 10349332 A JP10349332 A JP 10349332A JP 34933298 A JP34933298 A JP 34933298A JP 2000157631 A JP2000157631 A JP 2000157631A
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JP
Japan
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protector
syringe
fish
injection
needle
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Pending
Application number
JP10349332A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Shibayama
信幸 柴山
Takashi Aso
尚 麻生
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Fujihira Industry Co Ltd
Original Assignee
Fujihira Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】魚に注射をするとき、その表面が粘膜等によっ
て極めて滑りやすいため、注射器の針が滑り注射を使用
する本人、また、魚を保持している助手に刺さってしま
うこともあって、魚に注射する際は注意が必要であっ
た。このことから、薬液を安全且つ迅速に魚へ注射する
ことができる注射器を提供することを目的とする。 【解決手段】注射器9の先端に有する針基2の近傍に被
注射体を挟むプロテクター1を設けて、そのプロテクタ
ー1の形状を、針基2に近接するに従いその幅が狭くな
るV字形状にする。これにより、プロテクター1が注射
針21を被注射体位の方向へ導き、確実に注射針21を
被注射体位に刺すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、適量の薬液を注射する
ための注射器のプロテクターに関するものである。
【0002】
【従来技術と問題点】注射器は病気の治療また予防に際
して、適量の薬液を体内に投与する際に使用されている
ものであり、人に対して使用されたりまた飼育されてい
る動物や魚等に対して使用されている。人に対して使用
する場合は、特に問題なく注射をすることができるので
あるが、飼育されている動物や魚の場合は、跳ねたり暴
れたりするため非常に注射をしにくい。
【0003】このため実験用の魚に注射する場合は、円
滑な注射を行うため、バケツ等の容器に多数の魚を入
れ、魚を麻酔で眠らせ、麻酔状態の魚を連続的に注射を
するのが普通である。すなわち、実験データを得るため
多数匹の魚に注射する必要のため、できるだけ迅速に注
射を終わらさなければならないのである。その作業は片
手で魚を持ち他の手で注射器を操作し、連続的に注射す
るものである。このように、片手で魚をつかまねばなら
ないうえ、魚の表面は粘膜等によって極めて滑りやすい
ため、操作を誤って、魚の所定の注射すべき部位を外し
たり、魚ではなく、注射針を自分の手に突き刺してしま
う場合も多い。
【0004】また、何より誤って刺さってしまった針か
ら薬液が人体内に注入されてしまう危険もあり、薬液に
よっては人命に係わる問題にもなりかねないのである。
そして、注射をミスした場合は、魚への負担も増大して
しまい時には魚が死んでしまったりすることもあり、注
射を実施する人も注射を受ける魚にとってもかなりのリ
スクを負うものであった。
【0005】
【目的】本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもの
で、薬液を安全且つ迅速に魚へ注射することができる注
射器を提供することを目的とするものである。
【0006】
【問題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、注射器の先端に注射針を固定する針基またその近
傍であって、注射針の両側に位置して取り付けられる一
対のガイド部材からなるプロテクターであって、このガ
イド部材が注射針より長く延長されると共に、被注射体
を保定しつつ注射針方向に案内するため注射針を挟んで
末広がり状に扇開していることを特徴とする注射器用プ
ロテクターである。
【0007】ここに注射器は、適当な量の薬液を針から
吸入してそれを被注射体に注射する方式の注射器や、注
射器本体に薬液の吸引機構を有した連続式の注射器を含
むものである。人体用、動物用の用途は問わない。本発
明に係るプロテクターが装着される注射器を説明する
と、薬液を溜めるバレルと、その薬液を吸引また被注射
体に注入するためのハンドルに接続されたピストンと、
被注射体に差し込む注射針等を有している。
【0008】また、連続的に薬液を被注射体に注入する
連続式の注射器である場合は、注射器本体に薬液の吸引
バルブが設けられて、それに吸引管や吸引針等が接続さ
れている。本発明は、これらの注射器の先端に注射針を
固定する針基またその近傍であって、注射針の両側に位
置して取り付けられる一対のガイド部材からなるプロテ
クターであって、このガイド部材が注射針より長く延長
されると共に注射針を挟んで末広がり状に扇開している
ものである。注射器の注射針の針基またその近傍には、
脱着自在に設けられる。
【0009】このプロテクターは、1対のガイド部材か
らなり、それらは、注射針の両側に千会場に配置されて
いる。その長さは、注射針よりも長くされ、線部材また
は板部材から構成されている。望ましくは、このガイド
部材は逆U字状にし、線部材で構成する。また、逆U字
状の線部材からなるガイド部材の先端部は、その基端部
よりも幅広となっていることが望ましい。断面電球型あ
るいはしゃもじ型でもよい。さらには、逆三角形状にす
るようにしてもよく、挟む被注射体を考慮して適宜好適
形状とすればよい。
【0010】また、それぞれの側のプロテクターを非対
象としてもよい。プロテクターのガイド部材の材質は樹
脂や金属など特に限定するものではないが、注射器の使
用目的に合う材質の部材を適宜選定すればよい。好まし
くはステンレス等の防錆を有するものを用いるのがよ
い。抗菌を有するものもよい。また、部材の硬度も特に
限定するものではなく、使用に際し支障がなければ硬質
材や軟質材を適宜用いればよい。
【0011】プロテクターは、その扇開角度を調節自在
とするのがよく、好適手段により開き角度を調節できる
ようにすればよい。また、用いる材質や硬度によって、
その部材自体を変形させることによりV字形状の角度を
調節できるようにしてもよい。
【0012】そして、注射器に着脱自在となるようにプ
ロテクターを構成するが、その際の着脱自在にするため
の機構も特に限定するものではない。例えば、プロテク
ターが取り付けられているプロテクターの保持部で、注
射針を保持している針基部を挟持するようにして固定し
たり、また、プロテクターの保持部を針基部の外周にね
じ込めるようにしたりと、好適手段を用いて着脱自在と
なるようにすればよい。
【0013】
【作用】本発明の注射器は以上のように構成されている
ので、プロテクターを設けている注射器を使用して魚に
注射する場合、被注射体である魚体を片手に持ち、他方
の手に注射液を充填した注射器を持ち、魚体を扇開した
プロテクターのガイド部材の間になるように位置させ、
その状態のままで注射針を魚体に接近させていく。
【0014】そうすることにより、魚体は両側のガイド
部材に接触して案内されながら、徐々にガイド部材に挟
まれたスペ−スのやや奥まったところの中心に位置する
注射針の方向へ導かれる。注射針に当たったところでや
や力を入れ魚体に注射針を突き刺し、注射を行う。
【0015】
【実施例】本発明の注射器の一実施例を以下図面に従っ
て説明すると、図1は、本発明に係わるプロテクターを
設けた連続注射器を示す平面図であり、1は被注射体を
挟み注射針21に導くプロテクターで、11はプロテク
ター1が取り付けられている保持部、12は保持部11
を針基2に取り付ける固定ネジである。13は、プロテ
クター1を構成する1対のガイド部である。ガイド部1
3は図1において膨頭の電灯型をしており、基端部より
先端部を幅広の逆U字状となっている。
【0016】2は注射針21を固定するための針基、3
はバルブ31が設けられているバルブボディであり、吸
引管32と吸引針33によって薬液瓶34から薬液が吸
引されるようになっており、バルブ31によって吸引さ
れた薬液が薬液瓶34に逆流しないような構造となって
いる。
【0017】4は薬液を溜めるバレル、5は注射器9を
保持するフィンガー、6は被注射体に注入する薬液の量
を調節するアジャスター、7は薬液を注入するためのピ
ストンロッドで、71はピストンロッド7の復帰用のス
プリング、8はピストンロッド7を押し込むためのハン
ドルである。
【0018】図2は、本発明に係わるプロテクターを設
けた連続注射器を示す側面図であり、ガイド部13は、
注射針21よりかなり長く延ばされ、注射針21の両側
で先に向かって扇開している。図3は、注射器から外し
たプロテクターを示す平面図、図4は、注射器から外し
たプロテクターを示す正面図である。
【0019】図5は、プロテクターを設けた連続注射器
の使用状態を示す図であり、被注射体である魚10をそ
れぞれのプロテクター1の間になるように位置させて、
その状態のままで注射針21を魚体10に接近させてい
く。そうすることにより、プロテクター1が注射針21
を魚10の方向へ導くように働き、確実に注射針21を
魚10に刺すことができる。
【0020】
【効果】本発明の注射器は以上のように構成されている
ので、ガイド部材は先端に向けて広く扇開しており、そ
の間に魚体を導くことは容易であり、一旦そこに魚体を
導きさえすれば、ガイド部材が注射針を中心にしてくさ
び状に狭まっているので、そのまま魚体を押し込めば注
射できる。従って、注射はりを操作者の手に突き刺す等
の誤刺事故を防止でき、魚への薬液注射の作業を安全且
つ迅速に実施することができる。氏かも狙をつける必要
がないので、迅速な注射操作を行える。
【0021】特に、ガイド部材を逆U字状にし、その先
端を膨頭状に大きくする場合には、魚体に当たり易く迅
速な注射を行え、またこれを線部材で構成すれば、軽く
て操作し易い利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わるプロテクターを設けた連続注
射器を示す平面図
【図2】 本発明に係わるプロテクターを設けた連続注
射器を示す側面図
【図3】 注射器から外したプロテクターを示す平面図
【図4】 注射器から外したプロテクターを示す正面図
【図5】 プロテクターを設けた連続注射器の使用状態
を示す図
【符号の説明】
1−プロテクター,11−保持部,12−固定ネジ,1
3−ガイド部材,2−針基,21−注射針,3−バルブ
ボディ,31−バルブ,32−吸引管,33−吸引針,
34−薬液瓶,4−バレル,5−フィンガー,6−アジ
ャスター,7−ピストンロッド,71−スプリング,8
−ハンドル,9−注射器,10−魚

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】注射器の先端に注射針を固定する針基また
    その近傍であって、注射針の両側に位置して取り付けら
    れる一対のガイド部材からなるプロテクターであって、
    このガイド部材が注射針より長く延長されると共に、被
    注射体を保定しつつ注射針方向に案内するため注射針を
    挟んで末広がり状に扇開していることを特徴とする注射
    器用プロテクター
  2. 【請求項2】前記プロテクターが、その扇開角度を調節
    自在としていることを特徴とする請求項1の注射器
  3. 【請求項3】前記プロテクターのガイド部材が、逆U字
    状の線部材からなることを特徴とする請求項1の注射器
    用プロテクター
  4. 【請求項4】前記プロテクターのガイド部材の先端部が
    基端部よりも幅広となっていることを特徴とする請求項
    3の注射器用プロテクター
JP10349332A 1998-11-25 1998-11-25 注射器用プロテクター Pending JP2000157631A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100695552B1 (ko) * 2001-09-11 2007-03-15 가부시키가이샤 도와 덴키 세이사쿠쇼 주사장치 및 주사방법
WO2012008842A1 (en) * 2010-06-24 2012-01-19 Maskon As Device for injection
CN102772267A (zh) * 2012-07-03 2012-11-14 孔蓉 一种金属连续注射器
KR101533078B1 (ko) * 2014-03-31 2015-07-03 이화여자대학교 산학협력단 부외통로부를 구비한 시린지

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