JP2000148316A - 携帯端末装置、携帯端末装置のインタフェース切替方法および記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なるインタフェース種別を持つ複数の外部
機器と単一の共用コネクタを介して接続し、該複数の外
部機器との通信を可能として、小型化を図り得る携帯端
末装置、携帯端末装置のインタフェース切替方法および
記録媒体を提供することを目的とする。 【解決手段】 切替コマンド受信ステップで外部機器１
０５，１０６からインタフェース切替コマンドを受信し
て、通信ステップにおいて、該インタフェース切替コマ
ンドに基づき、制御部１１１から外部機器のインタフェ
ース種別に応じた切替制御信号ｓｅｌを信号切替部１２
１に出力し、インタフェース種別毎に外部機器との送受
信信号を変換する携帯機制御変換部１１５またはＲＳ２
３２Ｃ変換部１１６と外部Ｉ／Ｏコネクタ１３１との接
続を切替えて、外部機器のインタフェース種別に応じた
送受信信号に変換して外部機器との通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は携帯端末装置、携帯
端末装置のインタフェース切替方法および該インタフェ
ース切替方法を実行させるためのプログラムを記録した
記録媒体に係り、特に、異なるインタフェース種別を持
つ複数の外部機器と単一の共用コネクタを介して接続
し、該複数の外部機器との通信を可能として、小型化を
図り得る携帯端末装置、携帯端末装置のインタフェース
切替方法および記録媒体に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の携帯端末装置においては、該携帯
端末装置をそれぞれ異なるインタフェース種別を持つ複
数の外部機器と接続して通信を行うためには、インタフ
ェース毎に専用のコネクタを具備する必要があった。例
えば図５には、携帯端末装置２０１に、携帯機制御イン
タフェースを持つ第１外部機器１０５およびＲＳ２３２
Ｃインタフェースを持つ第２外部機器１０６を接続して
通信を行う場合のシステム構成図を示す。

【０００３】携帯端末装置２０１は、その内部に、ユー
ザからの操作指示を入力する操作部２１２と、通信処
理、データ処理および各種制御を司る制御部２１１と、
通信内容や携帯端末装置２０１の状態等を表示出力する
表示部２１３と、携帯端末装置２０１の内部信号を携帯
機制御インタフェースの信号に変換する携帯機制御変換
部２１５と、内部信号をＲＳ２３２Ｃインタフェースの
信号に変換するＲＳ２３２Ｃ変換部２１６と、携帯機制
御インタフェース用コネクタ２３１およびＲＳ２３２Ｃ
インタフェース用コネクタ２３２とを備えた構成であ
る。

【０００４】また、第１外部機器１０５は、携帯機制御
インタフェース用コネクタ１４１を備えて、コネクタ２
５２，２５３付きのケーブル２５１を介して携帯端末装
置２０１と接続されている。さらに、第２外部機器１０
６は、ＲＳ２３２Ｃインタフェース用コネクタ１４２を
備えて、コネクタ２６２，２６３付きのケーブル２６１
を介して携帯端末装置２０１と接続されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
携帯端末装置にあっては、異なるインタフェース種別を
持つ複数の外部機器と接続して通信を行うためには、イ
ンタフェース種別毎に専用のコネクタを具備する必要が
あり、携帯端末装置の小型化の妨げになるという問題点
があった。

【０００６】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、異なるインタフェース種別を持つ複
数の外部機器と単一の共用コネクタを介して接続し、該
複数の外部機器との通信を可能として、小型化を図り得
る携帯端末装置、携帯端末装置のインタフェース切替方
法および記録媒体を提供することを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項１に係る携帯端末装置は、単一のコ
ネクタを備え、前記コネクタに接続されるケーブルを介
して外部機器と通信可能な携帯端末装置において、前記
外部機器のインタフェース種別に応じて該外部機器との
送受信信号を変換するインタフェース種別毎に設置され
た複数の信号変換手段と、当該携帯端末装置に接続され
る外部機器のインタフェース種別に応じた切替制御信号
を出力する制御手段と、前記切替制御信号に基づき前記
複数の信号変換手段と前記コネクタとの接続を切替える
切替手段とを具備するものである。

【０００８】また、請求項２に係る携帯端末装置は、請
求項１に記載の携帯端末装置において、前記制御手段
は、接続された外部機器から受信したインタフェース切
替コマンドに応じて前記切替制御信号を出力するもので
ある。

【０００９】また、請求項３に係る携帯端末装置は、請
求項１に記載の携帯端末装置において、前記制御手段に
操作指示を与える操作入力手段を具備し、前記制御手段
は、前記操作入力手段からの操作指示に応じて前記切替
制御信号を出力するものである。

【００１０】また、請求項４に係る携帯端末装置は、請
求項１、２または３に記載の携帯端末装置において、前
記切替制御信号に応じて識別出力する出力手段を具備す
るものである。

【００１１】また、請求項５に係る携帯端末装置のイン
タフェース切替方法は、単一のコネクタを備え、前記コ
ネクタに接続されるケーブルを介して外部機器と通信可
能な携帯端末装置のインタフェース切替方法であって、
接続された外部機器からインタフェース切替コマンドを
受信する切替コマンド受信ステップと、前記インタフェ
ース切替コマンドに基づき、前記外部機器のインタフェ
ース種別に応じた送受信信号に変換して前記外部機器と
の通信を行う通信ステップとを具備するものである。

【００１２】また、請求項６に係る携帯端末装置のイン
タフェース切替方法は、単一のコネクタと、操作指示を
与える操作入力手段とを備え、前記コネクタに接続され
るケーブルを介して外部機器と通信可能な携帯端末装置
のインタフェース切替方法であって、接続された外部機
器の種別を前記操作入力手段を介して入力する入力ステ
ップと、前記入力ステップの情報に基づき、前記外部機
器のインタフェース種別に応じた送受信信号に変換して
前記外部機器との通信を行う通信ステップとを具備する
ものである。

【００１３】また、請求項７に係るコンピュータにより
読み取り可能な記録媒体は、請求項５または６に記載の
携帯端末装置のインタフェース切替方法をコンピュータ
に実行させるためのプログラムとして記憶したものであ
る。

【００１４】本発明の請求項１、２および４に係る携帯
端末装置、請求項５に係る携帯端末装置のインタフェー
ス切替方法、並びに、請求項７に係る記録媒体では、単
一のコネクタに接続されるケーブルを介して外部機器と
通信する際に、例えば、切替コマンド受信ステップで外
部機器からインタフェース切替コマンドを受信して、通
信ステップにおいて、該インタフェース切替コマンドに
基づき、制御手段から外部機器のインタフェース種別に
応じた切替制御信号を切替手段に出力し、インタフェー
ス種別毎に外部機器との送受信信号を変換する複数の信
号変換手段とコネクタとの接続を切替手段によって切替
えて、外部機器のインタフェース種別に応じた送受信信
号に変換して外部機器との通信を行う。

【００１５】これにより、異なるインタフェース種別を
持つ複数の外部機器と通信を行う場合でも、単一の共用
コネクタを介して該複数の外部機器との通信が可能とな
り、従来のようにインタフェース種別毎の専用コネクタ
を具備することなく、携帯端末装置の小型化を図ること
ができる。また、外部機器から送信されるインタフェー
ス切替コマンドによってインタフェースの切替えを行う
ので、ケーブル等の接続手段を介して外部機器と接続し
た後は、該外部機器からのプログラム操作のみでデータ
通信が可能となる。

【００１６】また、請求項１、３および４に係る携帯端
末装置、請求項６に係る携帯端末装置のインタフェース
切替方法、並びに、請求項７に係る記録媒体では、単一
のコネクタに接続されるケーブルを介して外部機器と通
信する際に、例えば、入力ステップで操作入力手段を介
して外部機器の種別を入力して、通信ステップにおい
て、該入力ステップの情報に基づき、制御手段から外部
機器のインタフェース種別に応じた切替制御信号を切替
手段に出力し、インタフェース種別毎に外部機器との送
受信信号を変換する複数の信号変換手段とコネクタとの
接続を切替手段によって切替えて、外部機器のインタフ
ェース種別に応じた送受信信号に変換して前記外部機器
との通信を行う。

【００１７】これにより、異なるインタフェース種別を
持つ複数の外部機器と通信を行う場合でも、単一の共用
コネクタを介して該複数の外部機器との通信が可能とな
り、従来のようにインタフェース種別毎の専用コネクタ
を具備することなく、携帯端末装置の小型化を図ること
ができる。また、操作入力手段を介して入力された外部
機器の種別によってインタフェースの切替えを行うの
で、切替操作が簡便である。

【００１８】特に、請求項４に係る携帯端末装置では、
出力手段によって切替制御信号に応じた識別出力を行
う。ここで、出力手段は、例えば、携帯端末装置に具備
されているＬＣＤ等の表示パネルであり、識別出力表示
は、例えば、特定表示領域に現在何れのインタフェース
種別で外部機器が接続されているかを示すマーク表示を
行ったり、表示パネルのバックライトの色をインタフェ
ース種別毎に変えたりすることによって行われる。また
別途に発光素子を設けて発光の有無等によって識別出力
するようにしてもよい。これにより、現在何れのインタ
フェース種別の外部機器が接続されているかをユーザが
モニタできるようになり携帯端末装置の操作性を向上さ
せることが可能となる。

【００１９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の携帯端末装置、携
帯端末装置のインタフェース切替方法および記録媒体の
実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、実施形態の説明では、本発明に係る携帯端末装置
および携帯端末装置のインタフェース切替方法について
詳述するが、本発明に係る記録媒体については、携帯端
末装置のインタフェース切替方法を実行させるためのプ
ログラムを記録した記録媒体であることから、その説明
は以下の携帯端末装置のインタフェース切替方法の説明
に含まれるものである。

【００２０】図１は、本発明の一実施形態に係る携帯端
末装置を含み、該携帯端末装置が異なるインタフェース
種別を持つ複数の外部機器と接続して通信を行うシステ
ムの構成図である。同図において、図５（従来例）と重
複する部分には同一の符号を附する。

【００２１】図１において、本実施形態の携帯端末装置
１０１は、従来例と同様に、携帯機制御インタフェース
を持つ第１外部機器１０５またはＲＳ２３２Ｃインタフ
ェースを持つ第２外部機器１０６を接続して通信を行う
が、本実施形態の携帯端末装置１０１における第１外部
機器１０５または第２外部機器１０６との通信は、単一
の外部Ｉ／Ｏコネクタ１３１を介して行われる。

【００２２】携帯端末装置１０１は、その内部に、操作
部１１２、制御部１１１、表示部１１３、携帯機制御変
換部１１５、ＲＳ２３２Ｃ変換部１１６、外部Ｉ／Ｏコ
ネクタ１３１および信号切替部１２１を備えて構成され
ている。また、第１外部機器１０５は携帯機制御インタ
フェース用コネクタ１４１を、第２外部機器１０６はＲ
Ｓ２３２Ｃインタフェース用コネクタ１４２をそれぞれ
備えて、携帯端末装置１０１と第１外部機器１０５また
は第２外部機器１０６との間に、それぞれコネクタ１５
２，１５３付きのケーブル１５１を接続して通信を行
う。

【００２３】操作部１１２は、特許請求の範囲にいう操
作入力手段に該当し、当該携帯端末装置１０１に接続さ
れる外部機器のインタフェース種別を含むユーザからの
操作指示を入力する。また、制御部１１１は例えばマイ
クロプロセッサ等のＣＰＵで実現され、制御手段に該当
する。制御部１１１では、データ処理および各種制御を
司ると共に、外部Ｉ／Ｏコネクタ１３１を介して接続さ
れる外部機器のインタフェース種別に応じた切替制御信
号ｓｅｌを出力する。

【００２４】また、携帯機制御変換部１１５およびＲＳ
２３２Ｃ変換部１１６は信号変換手段に該当し、携帯機
制御変換部１１５では、当該携帯端末装置１０１の内部
バスＢＵＳ中の通信に使用する内部信号を携帯機制御イ
ンタフェースの信号に変換し、またＲＳ２３２Ｃ変換部
１１６では、該内部信号をＲＳ２３２Ｃインタフェース
の信号に変換する。

【００２５】また、信号切替部１２１は切替手段に該当
し、切替制御信号ｓｅｌに基づき携帯機制御変換部１１
５またはＲＳ２３２Ｃ変換部１１６の出力側と外部Ｉ／
Ｏコネクタ１３１との接続を切替える。さらに、表示部
１１３はＬＣＤ等の表示パネルであり、出力手段に該当
する。表示部１１３では、通信内容や当該携帯端末装置
１０１の状態等を表示出力すると共に、切替制御信号ｓ
ｅｌに応じた識別出力を行う。ここで識別出力表示は、
例えば、表示部１１３の特定表示領域に現在何れのイン
タフェース種別の外部機器が接続されているかを異なる
マークで表示したり、表示パネルのバックライトの色を
インタフェース種別毎に変えたりすることによって行
う。

【００２６】本実施形態の携帯端末装置１０１では、携
帯機制御インタフェースを持つ第１外部機器１０５また
はＲＳ２３２Ｃインタフェースを持つ第２外部機器１０
６との通信を単一の外部Ｉ／Ｏコネクタ１３１を介して
行う。外部Ｉ／Ｏコネクタ１３１を１６ピンコネクタで
実現した場合の端子配置は、第１外部機器１０５を接続
した場合の携帯機制御インタフェース時、並びに、第２
外部機器１０６を接続した場合のＲＳ２３２Ｃインタフ
ェース時のそれぞれについて、図２および図３に示すよ
うな端子配置となる。

【００２７】ここで、携帯機制御インタフェースは、携
帯端末装置１０１のテストや保守を行う際に使用される
シリアルインタフェースであり、第１外部機器１０５と
して例えばパーソナルコンピュータ等を接続して、テス
トを行ったり、制御部（ＣＰＵ）１１１で実行されるソ
フトウェア（プログラム）の書き換えを行ったりする場
合に使用する。

【００２８】また、ＲＳ２３２Ｃインタフェースは、モ
デム、パソコン周辺装置等の入出力インタフェースとし
て広く使用されているものと同等であり、本実施形態に
おいても他のパーソナルコンピュータ等とのモデムを介
したデータ通信などに使用する。

【００２９】次に、本実施形態の携帯端末装置１０１に
おける携帯機制御インタフェースおよびＲＳ２３２Ｃイ
ンタフェースのインタフェース切替方法について説明す
る。インタフェース切替方法には、外部機器からのイン
タフェース切替コマンドによって切替える方法と、携帯
端末装置１０１の操作部１１２からの操作入力によって
切替える方法とがある。

【００３０】まず、外部機器からのインタフェース切替
コマンドによってインタフェース切替えを行う方法につ
いて、図４に示すフローチャートを参照して説明する。
ここで、通常動作（デフォルト）時の切替制御信号ｓｅ
ｌは、信号切替部１２１において携帯機制御変換部１１
５の出力側、すなわち携帯機制御インタフェースを選択
するように設定されているものとする。

【００３１】まずステップＳ４０１の初期状態の後、ス
テップＳ４０２では、接続ユニットの有無を判断する。
接続ユニットの有無は、外部Ｉ／Ｏコネクタ１３１の端
子１４の電位に基づいて行われる。すなわち、端子１４
には、携帯機制御インタフェースでは第１外部機器１０
５の接続状態で「接続ユニット有り」として”Ｈ”レベ
ルの電位が供給されており、またＲＳ２３２Ｃインタフ
ェースにおいても第２外部機器１０６が接続されてレデ
ィ状態となった時に信号ＥＲが”Ｈ”レベルとなること
から、端子１４が”Ｈ”レベルであれば接続ユニットが
有り、また”Ｌ”レベルであれば接続ユニット無しと判
断できる。

【００３２】次に、ステップＳ４０２において接続ユニ
ット無しであれば繰り返し判断処理を行うようにし、接
続ユニット有りであればステップＳ４０３に進んで、携
帯機制御インタフェースで第１外部機器１０５との通信
を行う。すなわち、デフォルト時では、信号切替部１２
１において第１外部機器１０５との接続を想定した携帯
機制御インタフェースが選択されているので、次のステ
ップＳ４１１でインタフェース切替コマンドを受信しな
い限り、携帯機制御インタフェースによる通信が行われ
ることとなる。

【００３３】次に、ステップＳ４１１では、インタフェ
ース切替コマンドを受信したか否かが判断される。この
インタフェース切替コマンドは、携帯端末装置１０１に
おけるインタフェースをＲＳ２３２Ｃインタフェースに
切替えるべく、第２外部機器１０６から送信されるもの
で、外部Ｉ／Ｏコネクタ１３１の端子６（携帯機制御イ
ンタフェースの上りシリアル信号；ＲＳ２３２Ｃインタ
フェースの送信データＳＤ）を使用する。また、インタ
フェース切替コマンドの送出タイミングは、外部Ｉ／Ｏ
コネクタ１３１接続時に、端子７（携帯機制御インタフ
ェースの下りシリアル信号；ＲＳ２３２Ｃインタフェー
スの受信データＲＤ）に信号が出されているのでこれを
トリガに用いる。或いは、端子１５（携帯機制御インタ
フェースのユニット電源制御；ＲＳ２３２Ｃインタフェ
ースのデータセットレディＤＲ）が”Ｈ”レベルとなる
タイミングとしてもよい。

【００３４】ステップＳ４１１において、インタフェー
ス切替コマンドを受信した際には、ステップＳ４１２に
進んで、インタフェース切替えのＡＣＫ（Acknowledg
e）を第２外部機器１０６に送信する。そしてステップ
Ｓ４１３において、再度接続ユニットの有無判断を行
い、接続ユニット有りの場合には、ステップＳ４１４に
おいて、ＲＳ２３２Ｃインタフェースで第２外部機器１
０６との通信を行う。すなわち、制御部１１１からの切
替制御信号ｓｅｌにより、信号切替部１２１においてＲ
Ｓ２３２Ｃ変換部１１６の出力側が選択されることとな
る。

【００３５】なお、ケーブル１５１のコネクタ１５２が
外部Ｉ／Ｏコネクタ１３１から外された時には、インタ
フェースはデフォルトの携帯機制御インタフェースに戻
される。すなわち、ステップＳ４０２およびＳ４１３に
おいて、外部Ｉ／Ｏコネクタ１３１の端子１４（携帯機
制御インタフェースのユニット有無；ＲＳ２３２Ｃイン
タフェースの外部機器レディＥＲ）が”Ｌ”レベルとな
って、接続ユニット無しと判断された場合には、制御部
１１１からの切替制御信号ｓｅｌにより、信号切替部１
２１において携帯機制御変換部１１５の出力側が選択さ
れる。

【００３６】以上のように、第２外部機器１０６から送
信されるインタフェース切替コマンドによってインタフ
ェースの切替えを行うことができるので、ケーブル１５
１を介して第２外部機器１０６と接続した後は、該第２
外部機器１０６からのプログラム操作のみでデータ通信
が可能となる。なお、図４のフローチャートの説明で
は、インタフェース切替コマンドを第２外部機器１０６
から送信するようにしたが、第１外部機器１０５からイ
ンタフェース切替コマンドを送信して切替えＡＣＫを受
け取った後に第２外部機器１０６を接続して、第２外部
機器１０６との通信を行うようにすることも可能であ
る。

【００３７】次に、携帯端末装置１０１の操作部１１２
からの操作入力によって、携帯機制御インタフェースま
たはＲＳ２３２Ｃインタフェースに切替える方法につい
て説明する。まず入力ステップでは、接続された外部機
器の種別を操作部１１２を介して入力する。次に通信ス
テップでは、入力ステップの情報に基づき、外部機器の
インタフェース種別に応じた送受信信号に変換して該外
部機器との通信を行う。この切替え方法は、携帯端末装
置１０１側で強制的にインタフェース切替えを行いたい
場合等に有用である。

【００３８】以上説明したように、本実施形態の携帯端
末装置１０１およびそのインタフェース切替方法では、
第２外部機器１０６（または第１外部機器１０５）から
インタフェース切替コマンドを受信して、該インタフェ
ース切替コマンドの受信の有無に基づいて、制御部１１
１から接続されている外部機器インタフェース種別に応
じた切替制御信号ｓｅｌを信号切替部１２１に出力し、
携帯機制御変換部１１５またはＲＳ２３２Ｃ変換部１１
６の出力側と外部Ｉ／Ｏコネクタ１３１との接続を信号
切替部１２１によって切替えて、外部機器のインタフェ
ース種別に応じた送受信信号に変換して該外部機器との
通信を行う。これにより、異なるインタフェース種別を
持つ複数の外部機器と通信を行う場合でも、単一の共用
コネクタを介して該複数の外部機器との通信が可能とな
り、従来のようにインタフェース種別毎の専用コネクタ
を具備することなく、携帯端末装置の小型化を図ること
ができる。

【００３９】また、本実施形態の携帯端末装置１０１お
よびそのインタフェース切替方法では、操作部１１２を
介して外部機器の種別を入力して、該入力された種別情
報に基づき、制御部１１１から外部機器インタフェース
種別に応じた切替制御信号ｓｅｌを信号切替部１２１に
出力し、携帯機制御変換部１１５またはＲＳ２３２Ｃ変
換部１１６の出力側と外部Ｉ／Ｏコネクタ１３１との接
続を信号切替部１２１によって切替えて、外部機器のイ
ンタフェース種別に応じた送受信信号に変換して該外部
機器との通信を行う。これにより、異なるインタフェー
ス種別を持つ複数の外部機器と通信を行う場合でも、単
一の共用コネクタを介して該複数の外部機器との通信が
可能となり、従来のようにインタフェース種別毎の専用
コネクタを具備することなく、携帯端末装置の小型化を
図ることができる。

【００４０】さらに、本実施形態の携帯端末装置１０１
では、表示部１１３によって切替制御信号ｓｅｌに応じ
た識別出力表示、例えば、特定表示領域に現在何れのイ
ンタフェース種別で外部機器が接続されているかを示す
マーク表示や、表示パネルのバックライト色のインタフ
ェース種別による変化表示等を行うので、現在何れのイ
ンタフェース種別で外部機器が接続されているかをユー
ザがモニタできるようになり携帯端末装置１０１の操作
性を向上させることが可能である。なお、上記実施形態
では、識別表示を表示部１１３によって行うこととした
が、別途に発光素子を設けて該発光素子の発光の有無に
よってインタフェース種別を識別するようにしてもよ
い。

【００４１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の携帯端末
装置、携帯端末装置のインタフェース切替方法および記
録媒体によれば、切替コマンド受信ステップで外部機器
からインタフェース切替コマンドを受信して、通信ステ
ップにおいて、該インタフェース切替コマンドに基づ
き、制御手段から外部機器のインタフェース種別に応じ
た切替制御信号を切替手段に出力し、インタフェース種
別毎に外部機器との送受信信号を変換する複数の信号変
換手段とコネクタとの接続を切替手段によって切替え
て、外部機器のインタフェース種別に応じた送受信信号
に変換して外部機器との通信を行うこととしたので、異
なるインタフェース種別を持つ複数の外部機器と通信を
行う場合でも、単一の共用コネクタを介して該複数の外
部機器との通信が可能となり、携帯端末装置の小型化を
図り得る携帯端末装置、携帯端末装置のインタフェース
切替方法および記録媒体を提供することができる。ま
た、外部機器から送信されるインタフェース切替コマン
ドによってインタフェースの切替えを行うので、ケーブ
ル等の接続手段を介して外部機器と接続した後は、該外
部機器からのプログラム操作のみでデータ通信が可能と
なる。

【００４２】また、本発明の携帯端末装置、携帯端末装
置のインタフェース切替方法および記録媒体によれば、
入力ステップで操作入力手段を介して外部機器の種別を
入力して、通信ステップにおいて、該入力ステップの情
報に基づき、制御手段から外部機器のインタフェース種
別に応じた切替制御信号を切替手段に出力し、インタフ
ェース種別毎に外部機器との送受信信号を変換する複数
の信号変換手段とコネクタとの接続を切替手段によって
切替えて、外部機器のインタフェース種別に応じた送受
信信号に変換して前記外部機器との通信を行うこととし
たので、異なるインタフェース種別を持つ複数の外部機
器と通信を行う場合でも、単一の共用コネクタを介して
該複数の外部機器との通信が可能となり、携帯端末装置
の小型化を図り得る携帯端末装置、携帯端末装置のイン
タフェース切替方法および記録媒体を提供することがで
きる。また、操作入力手段を介して入力された外部機器
の種別によってインタフェースの切替えを行うので、切
替操作が簡便である。

【００４３】さらに、本発明の携帯端末装置によれば、
出力手段によって切替制御信号に応じた識別出力を行う
こととしたので、現在何れのインタフェース種別で外部
機器が接続されているかをユーザによってモニタするこ
とができ、携帯端末装置の操作性を向上させることが可
能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態に係る携帯端末装置を含
み、該携帯端末装置が異なるインタフェース種別を持つ
複数の外部機器と接続して通信を行うシステムの構成図
である。

【図２】第１外部機器を接続した携帯機制御インタフェ
ース時の外部Ｉ／Ｏコネクタの端子配置の説明図であ
る。

【図３】第２外部機器を接続したＲＳ２３２Ｃインタフ
ェース時の外部Ｉ／Ｏコネクタの端子配置の説明図であ
る。

【図４】外部機器からのインタフェース切替コマンドに
よってインタフェース切替えを行う方法を説明するフロ
ーチャートである。

【図５】従来の携帯端末装置を含み、第１外部機器およ
び第２外部機器と通信を行うシステムの構成図である。

【符号の説明】

１０１ 携帯端末装置 １０５ 第１外部機器 １０６ 第２外部機器 １１１ 制御部（制御手段） １１２ 操作部（操作入力手段） １１３ 表示部（出力手段） １１５ 携帯機制御変換部（信号変換手段） １１６ ＲＳ２３２Ｃ変換部（信号変換手段） １２１ 信号切替部（切替手段） １３１ 外部Ｉ／Ｏコネクタ １４１ 携帯機制御インタフェース用コネクタ １４２ ＲＳ２３２Ｃインタフェース用コネクタ １５１ ケーブル １５２，１５３ コネクタ ＢＵＳ 内部バス ｓｅｌ 切替制御信号

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井川 恵一 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目３番１ 号 松下通信工業株式会社内 Ｆターム(参考） 5B014 EA01

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 単一のコネクタを備え、前記コネクタに
   接続されるケーブルを介して外部機器と通信可能な携帯
   端末装置において、 前記外部機器のインタフェース種別に応じて該外部機器
   との送受信信号を変換するインタフェース種別毎に設置
   された複数の信号変換手段と、 当該携帯端末装置に接続される外部機器のインタフェー
   ス種別に応じた切替制御信号を出力する制御手段と、 前記切替制御信号に基づき前記複数の信号変換手段と前
   記コネクタとの接続を切替える切替手段と、を有するこ
   とを特徴とする携帯端末装置。
2. 【請求項２】 前記制御手段は、接続された外部機器か
   ら受信したインタフェース切替コマンドに応じて前記切
   替制御信号を出力することを特徴とする請求項１に記載
   の携帯端末装置。
3. 【請求項３】 前記制御手段に操作指示を与える操作入
   力手段を有し、 前記制御手段は、前記操作入力手段からの操作指示に応
   じて前記切替制御信号を出力することを特徴とする請求
   項１に記載の携帯端末装置。
4. 【請求項４】 前記切替制御信号に応じて識別出力する
   出力手段を有することを特徴とする請求項１、２または
   ３に記載の携帯端末装置。
5. 【請求項５】 単一のコネクタを備え、前記コネクタに
   接続されるケーブルを介して外部機器と通信可能な携帯
   端末装置のインタフェース切替方法であって、 接続された外部機器からインタフェース切替コマンドを
   受信する切替コマンド受信ステップと、 前記インタフェース切替コマンドに基づき、前記外部機
   器のインタフェース種別に応じた送受信信号に変換して
   前記外部機器との通信を行う通信ステップと、を有する
   ことを特徴とする携帯端末装置のインタフェース切替方
   法。
6. 【請求項６】 単一のコネクタと、操作指示を与える操
   作入力手段と、を備え、前記コネクタに接続されるケー
   ブルを介して外部機器と通信可能な携帯端末装置のイン
   タフェース切替方法であって、 接続された外部機器の種別を前記操作入力手段を介して
   入力する入力ステップと、 前記入力ステップの情報に基づき、前記外部機器のイン
   タフェース種別に応じた送受信信号に変換して前記外部
   機器との通信を行う通信ステップと、を有することを特
   徴とする携帯端末装置のインタフェース切替方法。
7. 【請求項７】 請求項５または６に記載の携帯端末装置
   のインタフェース切替方法をコンピュータに実行させる
   ためのプログラムとして記憶したコンピュータにより読
   み取り可能な記録媒体。