JP2000145732A - 部品取り付け装置およびこの部品取り付け装置を有する照明器具 - Google Patents

部品取り付け装置およびこの部品取り付け装置を有する照明器具

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JP2000145732A
JP2000145732A JP10325438A JP32543898A JP2000145732A JP 2000145732 A JP2000145732 A JP 2000145732A JP 10325438 A JP10325438 A JP 10325438A JP 32543898 A JP32543898 A JP 32543898A JP 2000145732 A JP2000145732 A JP 2000145732A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ラッチの回動操作を円滑かつ速やか
に行なえる部品取り付け装置の提供を目的とする。 【解決手段】部品取り付け装置40は、ラッチ金具41と;
ラッチ金具に回動可能に支持されたラッチ42と;を備え
ている。ラッチ金具は、反射板33に開けた長孔状の取り
付け孔38と向かい合う円形の嵌合孔44を有している。ラ
ッチは、摘み部51に連なるとともに、この摘み部よりも
大径に形成されて嵌合孔に回動可能に嵌合される本体50
を有している。この本体の摘み部とは反対側の端部に
は、径方向外側に突出されて嵌合孔の開口縁部に摺動可
能に引っ掛かる支持部52が形成されているとともに、本
体の外周面には、本体を摘み部を先頭にした姿勢で嵌合
孔に嵌め込んだ時に、支持部と協働して嵌合孔の開口縁
部を摺動可能に挟み込む複数の係止凸部55a,55bが形成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二つの独立した部
品を互いに連結する際に用いる部品取り付け装置および
この部品取り付け装置を適用して器具本体に反射板を取
り付けるようにした照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】天井直付け形や吊り下げ形の照明器具に
おいて、けい光ランプや点灯装置を支持する器具本体
に、ラッチ式の部品取り付け装置を用いて反射板を取り
付けるようにしたものが知られている。
【0003】図14は、天井直付け形の器具本体1と反
射板2とを連結する際に用いる従来の部品取り付け装置
3を開示している。上記器具本体1は、天板1aと、こ
の天板1aの側縁から下向きに延びる一対の側板1b,
1cとを有し、これら側板1b,1cの下端にスリット
状の係合孔5が開口されている。反射板2は、天板1a
と向かい合う長孔状の取り付け孔6を有し、この取り付
け孔6の開口部分が上記部品取り付け装置3を介して器
具本体1に支持されている。
【0004】図14ないし図16に示すように、部品取
り付け装置3は、ラッチ金具7と、このラッチ金具7に
支持された合成樹脂製のラッチ8とを備えている。ラッ
チ金具7は、側板1b,1cの間に跨る板状のベース9
を有している。ベース9の中央部には、スリット状の挿
入孔10と、この挿入孔10の周囲において下向きに突
出する複数の係合凸部11とが形成されている。挿入孔
10は、その長手方向に沿う中央の開口縁部に円弧状に
湾曲された軸支持部10aを有している。
【0005】また、ベース9の両端部には、上向きに略
直角に曲げられた起立部13a,13bが形成されてい
る。起立部13a,13bは、器具本体1の側板1b,
1cと向かい合うようになっており、これら起立部13
a,13bの上端には、夫々内向きに折り曲げられた係
止片14が形成されている。そのため、ラッチ金具7
は、上記係止片14を側板1b,1cの係合孔5に差し
込むことで、器具本体1に取り付けられている。
【0006】上記ラッチ8は、係合凸部11に摺動可能
に接する平坦な基盤16を有している。基盤16の中央
部には、この基盤16の厚み方向に延びる軸部17が形
成されている。軸部17の下端部は、基盤16の下方に
導出されている。この軸部17の下端部には、ラッチ8
を回動させるための摘み部18が形成されている。摘み
部18は、軸部17の径方向に延びる細長い板状をなし
ており、この摘み部18の上端と基盤16の下面との間
には、上記反射板2の板厚に相当する隙間19が形成さ
れている。
【0007】軸部17の上端部は、基盤16の上方に導
出されている。この軸部17の上端部には、ストッパ2
1が形成されている。ストッパ21は、軸部17の径方
向に延びる偏平な板状をなしている。このストッパ21
は、上記挿入孔10に挿入可能な幅寸法を有するととも
に、上記摘み部18と平行に配置されている。
【0008】図14や図15に示すように、ストッパ2
1は、ベース9の下方から挿入孔10に差し込まれてお
り、この挿入孔10の軸支持部10aに軸部17が軸回
り方向に回動可能に嵌合されている。そのため、ラッチ
8を軸部17を中心に90°回動させると、ストッパ2
1が挿入孔10と直交する位置関係となって、その下端
がベース9の上面に摺動可能に接触し、このベース9を
基盤16と協働して挟み込むようになっている。
【0009】また、ストッパ21は、その長手方向に沿
う両端部にベース9の上面に向けて突出する一対の係止
片22a,22bを備えている。係止片22a,22b
は、ベース9の上面に近づくに従いストッパ21の両端
部から遠ざかる方向に傾斜されているとともに、このス
トッパ21に接離する方向に弾性変形が可能となってい
る。これら係止片22a,22bの先端部間の寸法は、
上記挿入孔10の長手方向の寸法よりも大きく定められ
ている。
【0010】このため、ラッチ8のストッパ21をベー
ス9の下方から挿入孔10に差し込むと、係止片22
a,22bが挿入孔10の両端部との接触に伴ってスト
ッパ21に近づく方向に弾性変形し、挿入孔10へのス
トッパ21の挿入を許容する。係止片22a,22bが
挿入孔10を通過すると、これら係止片22a,22b
がそれ自体の弾性によりストッパ21から遠ざかる方向
に拡開される。この結果、図16に示すように、係止片
22a,22bの先端がベース9の上面に引っ掛かり、
ラッチ8がラッチ金具7に抜け止め保持れる。
【0011】そして、ストッパ21の摘み部18側の端
部21aは、係止片22a,22bの先端よりもベース
9の板厚に相当する分だけ下方に張り出している。この
ため、図16の(A)に示すように、ラッチ8をベース
9の下方から挿入孔10に差し込んだ状態では、ストッ
パ21の端部21aが挿入孔10内に入り込んでいる。
【0012】この種の部品取り付け装置3を用いて反射
板2を器具本体1に取り付けるには、まず、反射板2の
取り付け孔6をラッチ8の摘み部18に合わせ、この反
射板2を器具本体1に向けて押し上げる。これにより、
摘み部18が取り付け孔6を貫通して反射板2の下方に
露出されるので、この摘み部18を指先で掴んで、ラッ
チ8を軸部17を中心に90°回動させる。
【0013】この回動により、摘み部18が取り付け孔
6と直交するような位置関係となって、この摘み部18
が反射板2の下面に引っ掛かり、この反射板2をベース
9の下面と協働して挟み込む。それとともに、ラッチ8
のストッパ21がベース9の挿入孔10と直交するよう
な位置関係となり、このベース9を基盤16との間で挟
み込む。この結果、摘み部18と取り付け孔6との位置
関係が維持され、反射板32器具本体1の下端に連結さ
れる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ラッチ8は、そのストッパ21を先頭にした姿勢でベー
ス9の下方から挿入孔10に挿入され、係止片22a,
22bの先端をベース9の上面に引っ掛けることでラッ
チ金具7に抜け止め保持されている。
【0015】この場合、ストッパ21の摘み部18側の
端部21aは、ラッチ8の摘み部18を反射板2の取り
付け孔6に挿入した時点、すなわち、係止片22a,2
2bの先端がベース9の上面に引っ掛かっている時点で
は、ラッチ金具7の挿入孔10に入り込んだままとなっ
ている。そのため、ラッチ8を回動させようとしても、
ストッパ21の端部21aが挿入孔10の開口縁部に引
っ掛かってしまい、ラッチ8の回動が妨げられてしま
う。
【0016】したがって、従来の部品取り付け装置3に
よると、ラッチ8を回動させるに当っては、図16の
(B)に矢印で示すように、このラッチ8をベース9に
向けて押圧することにより、ストッパ21の端部21a
を挿入孔10から押し出す必要があり、その分、ラッチ
8の操作性が悪くなるといった問題がある。
【0017】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、ラッチの回動時に、このラッチをラッチ
金具に向けて押圧する必要はなく、ラッチの回動操作を
円滑かつ速やかに行なえる部品取り付け装置およびこの
部品取り付け装置を有する照明器具の提供を目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、第1の部品に取り付けられ
たラッチ金具と;このラッチ金具に回動可能に支持さ
れ、上記第1の部品に第2の部品を連結するためのラッ
チと;を備えており、上記ラッチは、その回動軸線と交
差する方向に延びる細長い摘み部を有し、この摘み部を
上記第2の部品に開けられた長孔状の取り付け孔に通す
とともに、この取り付け孔と交差する方向に回動させる
ことにより、この摘み部を上記第2の部品に引っ掛ける
ようにした部品取り付け装置を前提としている。そし
て、上記ラッチ金具は、上記取り付け孔と向かい合う円
形の嵌合孔を有し、また、上記ラッチは、上記摘み部に
連なるとともに、この摘み部よりも大径に形成されて上
記嵌合孔に回動可能に嵌合される本体を有し、この本体
の摘み部とは反対側の端部に、径方向外側に突出されて
上記嵌合孔の開口縁部に摺動可能に引っ掛かる支持部を
形成するとともに、上記本体の外周面には、この本体を
摘み部を先頭にした姿勢で上記嵌合孔に嵌め込んだ時
に、上記支持部と協働して上記嵌合孔の開口縁部を摺動
可能に挟み込む複数の係止凸部を形成したことを特徴と
している。
【0019】このような構成において、ラッチをラッチ
金具に取り付けるには、ラッチの本体をその摘み部を先
頭にした姿勢でラッチ金具の嵌合孔に嵌め込む。する
と、係止凸部が嵌合孔の開口縁部を乗り越えるととも
に、支持部が嵌合孔の開口縁部に摺動可能に引っ掛か
り、これら支持部と係止凸部との間で嵌合孔の開口縁部
が挟み込まれる。これにより、ラッチがラッチ金具に抜
け止めされるとともに、本体の軸回り方向に回動可能に
保持される。
【0020】この場合、嵌合孔と本体との嵌合部分は、
共に周方向に連続する円形をなしているから、この嵌合
部分に本体の回動を妨げるような凹凸は存在せず、それ
故、本体を回動させる際には摘み部を掴んで単に回すだ
けで良い。このため、従来のように摘み部を押圧しつつ
回動させるといった面倒な操作は一切不要となり、ラッ
チの回動操作を円滑かつ速やかに行なうことができる。
【0021】請求項2によれば、上記請求項1に記載さ
れた係止凸部は、本体の周方向に互いに離間して配置さ
れており、この本体の外周面の上記係止凸部とは異なる
位置に、支持部に連なるスリットを形成したことを特徴
としている。
【0022】このような構成によると、スリットの存在
により、円筒状をなす本体の剛性を低く抑えることがで
き、この本体が径方向に撓み易くなる。このため、本体
を嵌合孔に嵌め込む際に、係止凸部が嵌合孔の開口縁部
に引っ掛かり難くなり、この本体を嵌合孔に嵌め込む際
の抵抗が軽減される。
【0023】請求項3によれば、上記請求項1に記載さ
れた本体は、摘み部に連なる底壁を有し、この底壁にお
ける上記摘み部の両端と向かい合う位置に一対の肉抜き
孔を形成するとともに、これら肉抜き孔に対応する上記
本体の外周面に上記係止凸部が位置されていることを特
徴としている。
【0024】このような構成によると、肉抜き孔の存在
により、円筒状をなす本体の剛性を低く抑えることがで
き、この本体が径方向に撓み易くなる。このため、本体
を嵌合孔に嵌め込む際に、係止凸部が嵌合孔の開口縁部
に引っ掛かり難くなり、本体を嵌合孔に嵌め込む際の抵
抗が軽減される。
【0025】しかも、肉抜き孔の位置を特定したことに
伴い、本体の底壁は摘み部と略直交する方向に延びるの
で、摘み部を第2の部品の取り付け孔に挿入した後、こ
の摘み部を90°回動させると、本体の底壁が第2の部
品の取り付け孔と向かい合う。そのため、本体の底壁に
孔を開けた構成でありながら、この底壁を利用して取り
付け孔を塞ぐことができ、第1の部品と第2の部品とを
連結した状態での外観を良好に維持することができる。
【0026】請求項4によれば、上記請求項1ないし3
のいずれかに記載された支持部は、本体の周方向に90
°の間隔を存して配置された四つの切り欠きを有し、こ
れら切り欠きと係止凸部とは、上記本体の軸方向に互い
に向かい合っているとともに、ラッチ金具は、嵌合孔の
周囲に位置して上記切り欠きに対応する少なくとも一つ
の凸部を有し、この凸部の高さと上記ラッチ金具の厚み
を合わせた寸法は、上記係止凸部から支持部までの隙間
寸法よりも僅かに大きく定められていることを特徴とし
ている。
【0027】このような構成において、摘み部を介して
本体を軸回り方向に回動させると、この本体が90°回
動する毎に切り欠きが凸部に乗り上げることになり、ラ
ッチの回動操作時に節度感を付与することができる。
【0028】しかも、切り欠きと本体の外周面の係止凸
部とは、この本体の軸方向に互いに向かい合っているの
で、例えばラッチを合成樹脂材料の型成形品にて構成す
る場合に、上記切り欠きを型抜き用の孔として利用する
ことができる。このため、係止凸部に対応する位置にお
いて、成形用金型を本体の径方向にスライドさせる必要
はなく、ラッチを本体の軸方向に分割可能な成形用金型
を用いて型成形することができる。
【0029】また、上記目的を達成するため、請求項5
に係る発明は、器具本体に取り付けられたラッチ金具
と;このラッチ金具に回動可能に支持され、上記器具本
体に反射板を連結するためのラッチと;を備えており、
上記ラッチは、その回動軸線と交差する方向に延びる細
長い摘み部を有し、この摘み部を上記反射板に開けられ
た長孔状の取り付け孔に通すとともに、この取り付け孔
と交差する方向に回動させることにより、この摘み部を
上記反射板に引っ掛けるようにした照明器具を前提とし
ている。そして、上記ラッチ金具は、上記取り付け孔と
向かい合う円形の嵌合孔を有し、また、上記ラッチは、
上記摘み部に連なるとともに、この摘み部よりも大径に
形成されて上記嵌合孔に回動可能に嵌合される本体を有
し、この本体の摘み部とは反対側の端部に、径方向外側
に突出されて上記嵌合孔の開口縁部に摺動可能に引っ掛
かる支持部を形成するとともに、上記本体の外周面に
は、この本体を摘み部を先頭にした姿勢で上記嵌合孔に
嵌め込んだ時に、上記支持部と協働して上記嵌合孔の開
口縁部を摺動可能に挟み込む複数の係止凸部を形成した
ことを特徴としている。
【0030】このような構成において、ラッチをラッチ
金具に取り付けるには、ラッチの本体をその摘み部を先
頭にした姿勢でラッチ金具の嵌合孔に嵌め込む。する
と、係止凸部が嵌合孔の開口縁部を乗り越えるととも
に、支持部が嵌合孔の開口縁部に摺動可能に引っ掛か
り、これら支持部と係止凸部との間で嵌合孔の開口縁部
が挟み込まれる。これにより、ラッチがラッチ金具に抜
け止めされるとともに、本体の軸回り方向に回動可能に
保持される。
【0031】この場合、嵌合孔と本体との嵌合部分は、
共に周方向に連続する円形をなしているから、この嵌合
部分に本体の回動を妨げるような凹凸は存在せず、摘み
部を掴んで単に回すだけの作業で本体を自由に回動させ
ることができる。このため、反射板を器具本体に連結す
るに当っては、摘み部を反射板の取り付け孔に通した後
に、この取り付け孔と交差する方向に所要の角度回動さ
せれば良く、それ故、従来のように摘み部を押圧しつつ
回動させるといった面倒な操作が一切不要となり、反射
板を器具本体に簡単かつ確実に取り付けることができ
る。
【0032】
【発明の実施の形態】以下本発明の第1の実施の形態
を、図1ないし図7にもとづいて説明する。
【0033】図1は、天井直付けあるいは吊り下げ形の
けい光ランプ用照明器具31を示している。この照明器
具31は、第1の部品としての器具本体32と、第2の
部品としての反射板33とを備えている。
【0034】図2および図3に示すように、器具本体3
2は、天板32aと、この天板32aの側縁から下向き
に延びる一対の側板32b,32cとを有している。こ
の器具本体32は、鋼板を素材とした板金プレス加工部
品にて構成されており、全体として下向きに開放された
細長い箱状をなしている。側壁32a,32bの長手方
向に離間した複数箇所には、夫々金具取り付け孔34が
形成されている。金具取り付け孔34は、器具本体32
の長手方向に延びるスリット状をなしているとともに、
この器具本体32の幅方向に互いに向かい合っている。
【0035】器具本体32の長手方向に沿う両端部に
は、夫々ランプソケット35(図1に一方のみを図示)
が取り付けられている。ランプソケット35は、器具本
体32の下方に突出されており、このランプソケット3
5の間に跨って直管形けい光ランプ36が支持されてい
る。また、器具本体32の内部には、点灯装置や電源端
子台(共に図示せず)が収容されている。
【0036】上記反射板33は、器具本体32とけい光
ランプ36との間に配置されている。反射板33は、鋼
板を素材とした板金プレス加工部品にて構成されてい
る。この反射板33は、器具本体32の長手方向に沿っ
て延びており、この反射板33のけい光ランプ36と向
かい合う表面は、白色の光反射面37をなしている。
【0037】反射板33の長手方向に沿う複数箇所に
は、取り付け孔38が形成されている。取り付け孔38
は、反射板33の長手方向に延びる長孔状の開口形状を
有し、夫々反射板33の幅方向の中央部に位置されてい
る。
【0038】図1および図3に示すように、反射板33
は、ラッチ式の部品部品取り付け装置40を介して器具
本体32に支持されている。部品部品取り付け装置40
は、ラッチ金具41と、このラッチ金具41に支持され
たラッチ42とを備えている。
【0039】ラッチ金具41は、器具本体32の板厚よ
りも厚手の鋼板を用いた板金プレス加工部品にて構成さ
れている。このラッチ金具41は、平坦な板状をなすベ
ース43を有している。ベース43は、器具本体32の
幅方向に延びる長方形状をなしている。このベース43
の中央部には、嵌合孔44と、一対の係合凸部45とが
形成されている。嵌合孔44は、円形の開口形状を有
し、上記反射板33の取り付け孔38と向かい合うよう
になっている。係合凸部45は、嵌合孔44の周囲にお
いて、その周方向に180°の間隔を存して配置されて
おり、これら係合凸部45は、嵌合孔44を挟んで互い
に向かい合っている。係合凸部45は、半球状をなして
おり、上記ベース43の上面から上向きに突出されてい
る。
【0040】ベース43の長手方向に沿う両端部には、
下向きに張り出すように折り曲げられた当接部46a,
46bが形成されている。当接部46a,46bの先端
には、上向きに略直角に折り曲げられた起立部47a,
47bが形成されており、これら起立部47a,47b
は、器具本体32の側板32b,32cの外側面に重ね
られるようになっている。起立部47a,47bの上端
には、夫々内向きに折り曲げられた係止片48a,48
bが形成されている。
【0041】そのため、ラッチ金具41は、係止片48
a,48bを側板32b,32cの外側から金具取り付
け孔34に差し込むことで、これら側板32b,32c
の下端部間に跨る水平な姿勢で器具本体32に支持され
ており、そのベース43の当接部46a,46bが器具
本体32の下方に向けて露出されている。
【0042】上記ラッチ42は、上記光反射面37と同
系色の合成樹脂材料を素材とする型成形品にて構成され
ている。このラッチ42は、円筒状の本体50と、この
本体50に連なる摘み部51とを備えている。
【0043】本体50は、上記ラッチ金具41の嵌合孔
44にきっちりと嵌まり込むような直径を有する周壁5
0aを含み、この周壁50aの軸長は、ベース43の板
厚よりも大きく定められている。本体50の一端には、
径方向外側に向けて張り出すフランジ状の支持部52が
形成されている。この支持部52は、上記ベース43の
上面および係合凸部45の頂部に摺動可能に重ね合わさ
れるようになっている。支持部52の四箇所には、切り
欠き53a〜53dが形成されている。切り欠き53a
〜53dは、支持部52の周方向に90°の間隔を存し
て配置されており、これら切り欠き53a〜53dは、
夫々支持部52の外周縁部に開放されている。
【0044】図3に最も良く示されるように、本体50
の周壁50aの外周面には、一対の係止凸部55a,5
5bが一体に形成されている。係止凸部55a,55b
は、周壁50aの周方向に180°の間隔を存して配置
されている。これら係止凸部55a,55bは、本体5
0の外周面から突出されて、上記支持部52と向かい合
っている。そして、係止凸部55a,55bは、本体5
0をベース43の嵌合孔44に嵌め込んだ時に、上記支
持部52と協働して嵌合孔44の開口縁部を摺動可能に
挟み込むようになっており、このことにより、本体50
がベース43に回動可能に支持される。
【0045】図3の(B)や(D)に示すように、係止
凸部55a,55bと支持部52との間には、ベース4
3の板厚を上回るような大きさの隙間56が形成されて
いる。具体的には、隙間56の寸法S1と、上記係合凸
部45の高さとベース43の板厚とを合わせた寸法S2
とを比較した場合に、これらS1とS2は、 S1<S2 の関係を満足するように定められている。
【0046】図3の(A)および(B)に示すように、
係止凸部55a,55bは、上記支持部52の四つの切
り欠き53a〜53dのうちの二つの切り欠き53a,
53cと本体50の軸方向に向かい合っている。そのた
め、切り欠き53a,53cは、係止凸部55a,55
bを含む本体50を型成形する場合に、その成形用金型
の型抜き用の孔を兼ねており、この金型を係止凸部55
a,55bの部分で本体50の径方向にスライドさせる
必要はない。
【0047】図2および図7に示すように、本体50に
おける支持部52とは反対側の他端は、底壁58によっ
て一体的に塞がれている。底壁58の中央部には、本体
50と同軸状をなす軸部59が形成されている。軸部5
9の一端は、本体50の内側に導入されているととも
に、軸部59の他端は、本体50の下方に導出されてお
り、この軸部59の他端に上記摘み部51が一体に形成
されている。
【0048】摘み部51は、本体50の径方向に沿う細
長い板状をなしている。摘み部51は、上記係止凸部5
5a,55bを結ぶ線分X1(図5に示す)に沿って延
びており、その両端が係止凸部55a,55bの下方に
位置されている。そして、摘み部51は、ラッチ金具4
1の嵌合孔44および上記反射板33の取り付け孔38
に挿入可能な大きさを有し、この摘み部51の長手方向
に沿う全長Lは、図6に示すように、本体50の直径D
よりも小さく設定されている。そのため、本体50は、
摘み部51よりも大径に形成されている。
【0049】図2、図5および図6に示すように、本体
50の底壁58は、一対の肉抜き孔60a,60bを有
している。肉抜き孔60a,60bは、周壁50aの外
周面に沿うような円弧状の縁部を有する扇形をなしてお
り、上記軸部59を挟んで対称に配置されている。そし
て、肉抜き孔60a,60bは、摘み部51の長手方向
に沿って並べられており、この摘み部51の長手方向の
両端部と向かい合っている。そのため、図6に示すよう
に、底壁58は、肉抜き孔60a,60bの間において
本体50の径方向に延びる帯状をなしており、上記摘み
部51に対し直交し合うような位置関係となっている。
【0050】底壁58の周縁部には、上向きに延びるリ
ブ61が形成されている。このリブ61は、本体50の
径方向に延びて、この本体50の周壁50aや軸部59
の一端部に連なっている。
【0051】このような構成のラッチ42は、その本体
50を摘み部51を先頭にした姿勢で嵌合孔44に嵌め
込むことで、ラッチ金具41に保持されている。すなわ
ち、本体50をベース43の上方から嵌合孔44に嵌め
込んでいくと、まず最初に係止凸部55a,55bが嵌
合孔44の開口縁部と干渉し合う。この際、ラッチ42
は、合成樹脂製であることに加えて、その本体50の底
壁58に肉抜き孔60a,60bが形成されているの
で、これら肉抜き孔60a,60bに対応する部分で
は、本体50の周壁50aが互いに連結されておらず、
その分、本体50の剛性が低く抑えられている。このた
め、本体50を嵌合孔44に嵌め込んだ時に、本体50
を径方向に撓ませることができ、上記係止凸部55a,
55bが嵌合孔44の開口縁部に引っ掛かり難くなる。
よって、嵌合孔44への本体50の嵌め込み作業を容易
に行なうことができる。
【0052】係止凸部55a,55bが嵌合孔44の開
口縁部を乗り越えると、支持部52がベース43の上面
に重なり合い、図3に見られるように、ベース43と係
止凸部55a,55bとの間に嵌合孔44の開口縁部が
入り込む。これにより、ラッチ42がラッチ金具41に
回動可能に抜け止め保持され、このラッチ42の摘み部
51がベース43の嵌合孔44から露出される。
【0053】ラッチ42がラッチ金具41に保持された
ならば、摘み部51がベース43の長手方向と直交する
姿勢にラッチ42を回動させる。この回動により、支持
部52の切り欠き53a,53cが係合凸部45に引っ
掛かり、ラッチ42の自由な回動が制限される。この結
果、ラッチ金具41は、ラッチ42を抜け止め保持した
状態で器具本体32に取り付けられることになる。
【0054】次に、照明器具31の反射板33を上記部
品部品取り付け装置40を用いて器具本体32に取り付
ける手順について説明する。
【0055】図1に示すように、器具本体32が天井に
据え付けられている状態においては、まず、反射板33
の取り付け孔38をラッチ42の摘み部51に合わせた
後、この反射板33を器具本体32に向けて押し上げ
る。この押し上げにより、反射板33の裏面がベース4
3の当接部46a,46bに突き合わされるとともに、
摘み部51が取り付け孔38を貫通して反射板33の下
方に突出される。そして、この摘み部51を手で掴み、
ラッチ42をいずれかの方向に90°回動させる。
【0056】この回動により、摘み部51が取り付け孔
38と直交するような位置関係となって、この摘み部5
1の両端部が反射板33の表面に引っ掛かり、この反射
板33を上記ベース43の当接部46a,46bと協働
して挟み込む。この結果、反射板33が器具本体32に
取り付けられ、この器具本体32の下端やラッチ金具4
1が反射板33によって覆い隠される。
【0057】ラッチ42を90°回動させると、帯状を
なす本体50の底壁58が摘み部51と直交する方向に
延びるので、この底壁58が反射板33の裏側から取り
付け孔38と向かい合う。そのため、上記底壁58に本
体50の嵌合を容易にするための肉抜き孔60a,60
bを形成した構成でありながら、下方から視認される取
り付け孔38を底壁58を利用して閉塞することができ
る。
【0058】よって、ラッチ42自体が反射板33の光
反射面37と同系色であることと合わせて、反射板33
の取り付け孔38が目立ち難くなり、照明器具31の体
裁が良好となる。
【0059】また、ラッチ42を90°回動させると、
支持部52が一体的に連れ回るので、この支持部52の
切り欠き53a〜53dとベース43の係合凸部45と
の位置関係が相対的に変化する。すなわち、切り欠き5
3a〜53dは、本体50の周方向に90°の間隔を存
して配置されているとともに、係合凸部45にしても嵌
合孔44の周方向に180°の間隔を存して配置されて
いるので、ラッチ42を90°回動させると、切り欠き
53a,53cが係合凸部45から離脱した後、この係
合凸部45に他の切り欠き53b,53dが引っ掛か
る。
【0060】この場合、係合凸部45の高さとベース4
3の板厚とを合わせた寸法S2は、係止凸部55a,5
5bと支持部52との間の隙間56の寸法S1よりも大
きく定められているので、ラッチ42を回動させると、
切り欠き53a,53c又は53b,53dの縁部が係
合凸部45に乗り上げ、この時に節度感が付与される。
そして、ラッチ42の回動の進展により、切り欠き53
a〜53dに連なる支持部52が係合凸部45に乗り上
げると、図3の(C)に強調して示すように、支持部5
2が弾性的に変形するとともに、係止凸部55a,55
bが嵌合孔44の開口周縁部に強く押し付けられる。
【0061】ラッチ42の回動角度が90°に至ると、
支持部52が係合凸部45を乗り越すとともに、切り欠
き53a,53c又は53b,53dに係合凸部45が
嵌まり込むので、この時に節度感が付与される。そのた
め、ラッチ42の回動開始時および回動完了時の夫々に
おいて節度感が付与されることになり、ラッチ42が9
0°回動されたか否かを摘み部51の向きを見なくとも
認識することができる。
【0062】このような部品取り付け装置40によれ
ば、ベース43の嵌合孔44と本体50との嵌合部分
は、共に周方向に連続する円形をなしているから、この
嵌合部分に本体50の回動を妨げるような凹凸は存在せ
ず、本体50を回動させる際には、摘み部51を手で掴
んでいずれかの方向に90°回すだけで良いことにな
る。
【0063】このため、反射板33を器具本体32に連
結するに当って、ラッチ42の摘み部51を反射板33
の取り付け孔38に通した後に、この取り付け孔38と
直交する方向に90°回動させれば良く、従来のように
摘み部51を押し上げながら、ラッチ42を回動させる
といった面倒な操作が一切不要となる。
【0064】したがって、摘み部51を回すだけでラッ
チ42を円滑かつ速やかに回動させることができ、反射
板33を器具本体32に簡単かつ確実に取り付けること
ができる。
【0065】また、本体50の外周面の係止凸部55
a,55bと支持部52の切り欠き53とは、本体50
の軸方向に互いに向かい合っているので、この切り欠き
53を型抜き用の孔として利用することができる。この
ため、ラッチ42を型成形するに当って、成形用の金型
は本体50の軸方向に分割すれば良く、その分、成形型
の分割構造や合わせ方向を簡略化して、成形型のコスト
ひいてはラッチ42の製造コストを低減することができ
る。
【0066】なお、上記第1の実施の形態においては、
本体の底壁に肉抜き孔を形成することで本体を撓み易く
したが、この肉抜き孔に加えて、上記本体の外周面に支
持部に連なる複数のスリットを形成し、本体を径方向に
より撓み易くするようにしても良い。
【0067】また、本発明は、上記第1の実施の形態に
特定されるものではなく、図8ないし図13に本発明の
第2の実施の形態を示す。
【0068】この第2の実施の形態は、主にラッチ42
の本体50の形状が上記第1の実施の形態と相違してお
り、それ以外のラッチ42、ラッチ金具41および照明
器具31の基本的な構成は、上記第1の実施の形態と同
様である。そのため、第2の実施の形態において、上記
第1の実施の形態と同一の構成部分には同一の参照符号
を付して、その説明を省略する。
【0069】図10に示すように、本体50の周壁50
aには、係止凸部55a,55bを外れた位置に一対の
スリット72a,72bが形成されている。スリット7
2a,72bは、本体50の周方向に180°の間隔を
存して配置されており、この本体50の径方向に互いに
向かい合っている。そして、スリット72a,72b
は、本体50の軸方向に延びているとともに、この本体
50に連なる支持部52に開口されて、その切り欠き5
3b,53dに連なっている。そのため、スリット72
a,72bと係止凸部55a,55bとは、本体50の
周方向に90°の角度を存して交互に配置されている。
【0070】スリット72a,72bは、本体50の周
壁50aを貫通している。これらスリット72a,72
bの開口縁部は、本体50の径方向に延びる連結壁73
a,73bを介して互いに連結されている。連結壁73
a,73bは、本体50の径方向に沿って延びており、
これら連結壁73a,73bの間には、本体50を径方
向に分断するような溝74が形成されている。
【0071】さらに、ラッチ42は、合成樹脂材料の型
成形品にて構成されているため、この本体50の底壁5
8には、摘み部51を成形する際の型抜き用の通孔75
が形成されている。この通孔75は、本体50の径方向
に延びる長孔状をなすとともに、上記溝74に連なって
いる。
【0072】また、ラッチ金具41のベース43は、そ
の嵌合孔44の周囲に四つの係合凸部76を有してい
る。これら係合凸部76は、本体50の切り欠き53a
〜53dに対応するように、嵌合孔44の周方向に90
°の間隔を存して配置されている。このため、本体50
が90°回動されると、その回動開始時および回動完了
時の夫々において、切り欠き53a〜53dと係合凸部
76とが係合し合い、節度感が強化されるようになって
いる。
【0073】このような構成によると、本体50の周壁
50aの互いに対向し合う二箇所に、この本体50の軸
方向に延びるスリット72a,72bを形成したので、
円筒状の本体50の剛性を低く抑えることができ、この
本体50を径方向に撓み易くすることができる。
【0074】このため、本体50をベース43の嵌合孔
44に嵌め込む際に、係止凸部55a,55bが嵌合孔
44の開口縁部に引っ掛かり難くなり、その分、本体5
0を嵌合孔44に嵌め込む際の抵抗が軽減されて、部品
取り付け装置40の組み立て作業を容易に行なうことが
できる。
【0075】なお、本発明に係る部品取り付け装置は、
照明器具の器具本体と反射板とを取り付けるものに特定
されるものではなく、その他の種々の分野の部品の取り
付け用として適用できることは勿論である。
【0076】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、ベースの
嵌合孔と本体との嵌合部分に本体の回動を妨げるような
凹凸が存在せず、この本体を回動させる際には、摘み部
を掴んでいずれかの方向に所要の角度回すだけで良いの
で、従来のように摘み部を押し上げながら回動させると
いった面倒な操作が一切不要となる。
【0077】したがって、摘み部を単に回すだけでラッ
チを円滑かつ速やかに回動させることができ、反射板を
器具本体に簡単かつ確実に取り付けることができるとい
った利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る照明器具の斜
視図。
【図2】器具本体、反射板およびこれら両者を連結する
部品取り付け装置の位置関係を分解して示す斜視図。
【図3】(A)は、器具本体に部品取り付け装置を介し
て反射板を取り付けた状態を示す照明器具の断面図。
(B)は、図3の(A)の3F部を拡大して示す断面
図。(C)は、本体の支持部が係合凸部に乗り上げた状
態を示す断面図。(D)は、本体の支持部がベースの嵌
合孔に引っ掛かった状態を示す断面図。
【図4】ラッチとラッチ金具とを分離させた状態を示す
部品取り付け装置の斜視図。
【図5】部品取り付け装置を支持部側から見た平面図。
【図6】部品取り付け装置を摘み部側から見た下面図。
【図7】図5の7F−7F線に沿う断面図。
【図8】本発明の第2の実施の形態において、器具本
体、反射板およびこれら両者を連結する部品取り付け装
置の位置関係を分解して示す斜視図。
【図9】器具本体に部品取り付け装置を介して反射板を
取り付けた状態を示す照明器具の断面図。
【図10】ラッチとラッチ金具とを分離させた状態を示
す部品取り付け装置の斜視図。
【図11】ラッチおよびラッチ金具を支持部の方向から
見た部品取り付け装置の平面図。
【図12】ラッチおよびラッチ金具を摘み部の方向から
見た部品取り付け装置の下面図。
【図13】図11の11F−11F線に沿う断面図。
【図14】従来の照明器具において、器具本体、反射板
およびこれら両者を連結する部品取り付け装置の位置関
係を分解して示す斜視図。
【図15】ラッチとラッチ金具とを分離させた状態を示
す部品取り付け装置の斜視図。
【図16】(A)は、ラッチをラッチ金具の挿入孔に下
方から挿入した状態を示す部品取り付け装置の断面図。
(B)は、ラッチを押し上げて回動させる状態を示す部
品取り付け装置の断面図。
【符号の説明】
31…照明器具 32…第1の部品(器具本体) 33…第2の部品(反射板) 36…光源(けい光ランプ) 38…取り付け孔 41…ラッチ金具 42…ラッチ 44…嵌合孔 50…本体 51…摘み部 52…支持部 55a,55b…係止凸部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の部品に取り付けられたラッチ金具
    と;このラッチ金具に回動可能に支持され、上記第1の
    部品に第2の部品を連結するためのラッチと;を備えて
    おり、 上記ラッチは、その回動軸線と交差する方向に延びる細
    長い摘み部を有し、この摘み部を上記第2の部品に開け
    られた長孔状の取り付け孔に通すとともに、この取り付
    け孔と交差する方向に回動させることにより、この摘み
    部を第2の部品に引っ掛けるようにした部品取り付け装
    置において、 上記ラッチ金具は、上記取り付け孔と向かい合う円形の
    嵌合孔を有し、 また、上記ラッチは、上記摘み部に連なるとともに、こ
    の摘み部よりも大径に形成されて上記嵌合孔に回動可能
    に嵌合される本体を有し、この本体の摘み部とは反対側
    の端部に、径方向外側に突出されて上記嵌合孔の開口縁
    部に摺動可能に引っ掛かる支持部を形成するとともに、 上記本体の外周面には、この本体を摘み部を先頭にした
    姿勢で上記嵌合孔に嵌め込んだ時に、上記支持部と協働
    して上記嵌合孔の開口縁部を摺動可能に挟み込む複数の
    係止凸部を形成したことを特徴とする部品取り付け装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、上記係止凸部
    は、上記本体の周方向に互いに離間して配置されてお
    り、この本体の外周面の上記係止凸部とは異なる位置
    に、上記支持部に連なるスリットを形成したことを特徴
    とする部品取り付け装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の記載において、上記本体は、
    上記摘み部に連なる底壁を有し、この底壁における上記
    摘み部の両端と向かい合う位置に一対の肉抜き孔を形成
    するとともに、これら肉抜き孔に対応する上記本体の外
    周面に上記係止凸部が位置されていることを特徴とする
    部品取り付け装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかの記載にお
    いて、上記支持部は、上記本体の周方向に90°の間隔
    を存して配置された四つの切り欠きを有し、これら切り
    欠きと上記係止凸部とは、上記本体の軸方向に互いに向
    かい合っているとともに、上記ラッチ金具は、上記嵌合
    孔の周囲に位置して上記切り欠きに対応する少なくとも
    一つの凸部を有し、この凸部の高さと上記ラッチ金具の
    厚みを合わせた寸法は、上記係止凸部から上記支持部ま
    での隙間寸法よりも僅かに大きく定められていることを
    特徴とする部品取り付け装置。
  5. 【請求項5】 器具本体に取り付けられたラッチ金具
    と;このラッチ金具に回動可能に支持され、上記器具本
    体に反射板を連結するためのラッチと;を備え、 上記ラッチは、その回動軸線と交差する方向に延びる細
    長い摘み部を有し、この摘み部を上記反射板に開けられ
    た長孔状の取り付け孔に通すとともに、この取り付け孔
    と交差する方向に回動させることにより、この摘み部を
    上記反射板に引っ掛けるようにした照明器具において、 上記ラッチ金具は、上記取り付け孔と向かい合う円形の
    嵌合孔を有し、 また、上記ラッチは、上記摘み部に連なるとともに、こ
    の摘み部よりも大径に形成されて上記嵌合孔に回動可能
    に嵌合される本体を有し、この本体の摘み部とは反対側
    の端部に、径方向外側に突出されて上記嵌合孔の開口縁
    部に摺動可能に引っ掛かる支持部を形成するとともに、 上記本体の外周面には、この本体を摘み部を先頭にした
    姿勢で上記嵌合孔に嵌め込んだ時に、上記支持部と協働
    して上記嵌合孔の開口縁部を摺動可能に挟み込む複数の
    係止凸部を形成したことを特徴とする照明器具。
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CN109941102A (zh) * 2017-12-21 2019-06-28 伊利诺斯工具制品有限公司 线性闩锁系统和方法
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