JP2000144794A - 横掘り掘削機 - Google Patents

横掘り掘削機

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JP2000144794A
JP2000144794A JP10323440A JP32344098A JP2000144794A JP 2000144794 A JP2000144794 A JP 2000144794A JP 10323440 A JP10323440 A JP 10323440A JP 32344098 A JP32344098 A JP 32344098A JP 2000144794 A JP2000144794 A JP 2000144794A
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JP
Japan
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cutter
excavating
frame
ground
excavated
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Akira Nishimura
章 西村
Hokori Hashimoto
誇 橋元
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Tone KK
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Tone KK
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】容易かつ迅速に施工することができる横掘り掘
削機を提供する。 【解決手段】無限軌道11を備えた自走台車12にリー
ダ14を立設し、該リーダ14に巻き上げフレーム16
を摺動自在に設ける。この巻き上げフレーム16にパワ
ースイベル30が備えられたフィードベース28を固定
し、該パワースイベル30に掘削カッター32を接続す
る。掘削カッター32を駆動しながら巻き上げフレーム
16を下降させて掘削カッター32で地中を所定深さま
で一気に掘削し、その後、自走台車12を横方向に走行
させて、地中を横方向に連続して掘削する。掘削終了後
は、巻き上げフレーム16をウインチ22で引き揚げ、
掘削カッター32を地中から一気に引き揚げて回収す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は横掘り掘削機に係
り、特に地中連続壁を造成するための横掘り掘削機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の横掘り掘削機としては、
特公平8−6348号公報に開示されているようにチェ
ーンソー型のカッターを使用した横掘り掘削機が知られ
ている。この横掘り掘削機は、地中に建込んだチェーン
ソー型のカッターを駆動しながら横移動手段により横方
向に移動させることにより、地中を横方向に連続して掘
削する装置である。
【0003】ところで、従来の横堀り掘削機では、カッ
ターを地中に建込む場合、あらかじめ他の掘削機によっ
て建込穴を掘削しておき、その建込穴にクレーン等を用
いてカッターを挿入するという方法が採られている。ま
た他の方法としては、カッターを分割可能に形成し、当
該カッターを順次継ぎ足しながら所定深さまで掘削する
という方法が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれの方法を採った場合であっても、従来の横堀り掘削
機ではカッターの建込みに時間がかかるという欠点があ
った。また、従来の横堀り掘削機では、掘削終了時にカ
ッターを掘削溝から引き抜く場合、分割可能に形成され
ているカッターを1ブロックごと引き上げて順次切り離
しながら回収するという方法が採られているが、この方
法で引き抜くと回収作業に時間がかかるという欠点があ
った。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、容易かつ迅速に施工することができる横掘り掘
削機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、横移動手段と、前記横移動手段が連結され
たリーダと、前記リーダに摺動自在に設けられた昇降部
材と、前記昇降部材を前記リーダに沿って昇降移動させ
る昇降手段と、前記昇降部材に設けられるとともに、所
望の掘削深さに対応する長さに構成され、地中を下方向
及び横方向に掘削可能な掘削手段と、からなり、前記昇
降手段によって前記昇降部材を下降させることにより前
記掘削手段で地中を前記所望の深さまで掘削し、その
後、前記横移動手段を横方向に移動させることにより前
記掘削手段で地中を横方向に連続して掘削することを特
徴とする。
【0007】本発明によれば、昇降手段によって昇降部
材を下降させることにより、所望の掘削深さに対応する
長さに構成された掘削手段で地中を所望の深さまで一気
に掘削する。その後、横移動手段を横方向に移動させる
ことにより、前記掘削手段で地中を横方向に連続して掘
削する。掘削終了後は、昇降手段によって昇降部材を上
昇させることにより、掘削手段を地中から一気に引き揚
げる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る横掘り掘削機の好ましい実施の形態について詳説す
る。図1は、本発明に係る横掘り掘削機10の実施の形
態の構成を示す斜視図である。
【0009】同図に示すように、本実施の形態の横掘り
掘削機10は、一対の無限軌道11、11を備えた自走
台車12を有している。自走台車12の一方側の側部に
はリーダ14が垂直に立設されており、該リーダ14上
を巻き上げフレーム16が上下方向に摺動自在に支持さ
れている。この巻き上げフレーム16は、リーダ14の
上端部に設置されたトップシーブ18にワイヤロープ2
0を介して吊り下げられており、このワイヤロープ20
を前記自走台車12に備えられたウインチ22で巻き上
げることにより、リーダ14に沿って上下動する。
【0010】リーダ14の下端部にはスライドフレーム
24が水平に設置されており、該スライドフレーム24
上をフィードフレーム26が横方向に摺動自在に支持さ
れている。このフィードフレーム26は、図示しない横
移動用シリンダに駆動されることにより、スライドフレ
ーム24に沿って横方向にスライドする。フィードフレ
ーム26には、フィードベース28が上下方向に摺動自
在に支持されている。フィードフレーム26には、図示
しない昇降用シリンダがフィードフレーム26に沿って
設置されており、この昇降用シリンダのロッド先端部に
前記フィードベース28がピンを介して着脱自在に接続
される。そして、この昇降用シリンダに接続されたフィ
ードベース28は、昇降用シリンダを駆動することによ
りフィードフレーム26上を上下動する。
【0011】ところで、前記フィードフレーム26と巻
き上げフレーム16は、前記フィードフレーム26をス
ライドフレーム24の中央に位置させ、巻き上げフレー
ム16をリーダ14の下端部に位置させると、互いに同
軸上に接合される。この状態でフィードベース28を上
昇させると、フィードベース28はフィードフレーム2
6と巻き上げフレーム16との接合部を連続して摺動
し、巻き上げフレーム16上に移動する。そして、巻き
上げフレーム16上に移動したフィードベース28は、
ピンを介して着脱自在に巻き上げフレーム16上に固定
される。巻き上げフレーム16上に固定されたフィード
ベース28は、前記昇降用シリンダとの接続を解除した
のち、前記ウインチ22で巻き上げフレーム16を上昇
させると、その巻き上げフレーム16とともに上昇す
る。
【0012】前記フィードベース28にはパワースイベ
ル30が設けられており、このパワースイベル30の下
部に地盤を掘削する掘削カッター32が接続される。掘
削カッター32は、先端鋭角状に形成された先端カッタ
ーブロック34と単位長さのカッターブロック36、3
6、…とから構成されており、先端カッターブロック3
4の上部にカッターブロック36、36、…を順次連結
してゆくことにより所望の長さの掘削カッター32が形
成される。
【0013】先端カッターブロック34は、図2に示す
ように後面が円弧状に形成された先端鋭角状の先端支持
フレーム38を有している。先端支持フレーム38の前
面には、カッターロッド40Aが2本(1本のみ図示)
並列して配置されており、該カッターロッド40Aは、
先端支持フレーム38に配設された支持ブラケット42
A、42Aに回動自在に支持されている。
【0014】一方、先端支持フレーム38の後面には、
フレキシブルカッターロッド40B、40Bが円弧面に
沿って2本(1本のみ図示)並列して配置されている。
このフレキシブルカッターロッド40Bは、複数の短管
カッターロッド40b、40b、…を連結して構成され
ており、各短管カッターロッド40b、40b、…は、
先端支持フレーム38に配設された支持ブラケット42
B、42B、…によって回動自在に支持されている。ま
た、この各短管カッターロッド40b、40b、…は、
互いにフレキシブルカップリング(図示せず)によって
連結されており、屈曲した状態でも互いに回転力を伝達
できるように構成されている。
【0015】前記カッターロッド40A、40Aとフレ
キシブルカッターロッド40B、40Bの先端部には、
ビット44A、44Bが備えられており、このビット4
4A、44Bが回転することにより下方向の地盤が掘削
される。また、このカッターロッド40Aとフレキシブ
ルカッターロッド40Bの外周には、それぞれ軸線方向
に沿ってらせん状に形成されたスクリューオーガ46
A、46Bが備えられている。このスクリューオーガ4
6A、46Bの外周縁には、多数のトゥース48A、
…、48B、…が一定の間隔をもって植設されており、
このスクリューオーガ46A、46Bが回転することに
より下方向と横方向の地盤が掘削される。
【0016】一方、カッターブロック36は、図2に示
すように、直方体形状に形成された支持フレーム50を
有している。支持フレーム50の前面と後面には、それ
ぞれカッターロッド52A、52Bが2本(1本のみ図
示)並列して配置されており、各カッターロッド52
A、52Bは、それぞれ支持フレーム50に配設された
支持ブラケット54A、54Bに回動自在に支持されて
いる。
【0017】また、各カッターロッド52A、52Bの
外周には、それぞれ軸線方向に沿ってらせん状に形成さ
れたスクリューオーガ56A、56Bが備えられてい
る。このスクリューオーガ56A、56Bの外周縁に
は、多数のトゥース58A、…、58B、…が一定の間
隔をもって植設されており、このスクリューオーガ56
A、56Bが回転することにより横方向の地盤が掘削さ
れる。
【0018】掘削カッター32は、前記のごとく構成さ
れた先端カッターブロック34の上端部にカッターブロ
ック36を順次連結してゆくことにより所望の長さに形
成される。なお、先端カッターブロック34とカッター
ブロック36は互いにピン60を介して連結する。すな
わち、先端支持フレーム38と支持フレーム50とを連
結し、ピン60、60を介して固定するとともに、カッ
ターロッド40Aとカッターロッド52A、及びフレキ
シブルカッターロッド40Bとカッターロッド52Bと
を連結する。カッターブロック36同志を連結する場合
も同様である。
【0019】また、掘削カッター32とパワースイベル
30とを連結する場合も同様にピンを介して連結する。
すなわち、パワースイベル30の下部に形成された連結
部(図示せず)に支持フレーム50を連結し、ピンで固
定するとともに、パワースイベル30の出力軸(図示せ
ず)にカッターロッド52A、52Bを連結する。前記
のごとくパワースイベル30に連結された掘削カッター
32は、パワースイベル30を駆動することにより、カ
ッターロッド52A、52B、40A及びフレキシブル
カッターロッド40Bが回転する。そして、このカッタ
ーロッド52A、52B、40A及びフレキシブルカッ
ターロッド40Bが回転することにより、スクリューオ
ーガ46A、46B、56A、56Bとビット44A、
44Bが回転して地盤を下方向又は横方向に掘削する。
【0020】なお、この掘削に際してパワースイベル3
0からセメントミルク等の固化剤が供給され、カッター
ロッド40A、52Aの内部を通ってビット44Aの先
端部から噴出される。そして、噴出された固化剤は回転
するスクリューオーガ46A、46B、56A、56B
によって掘削土砂と共に上下、水平方向に攪拌、混練さ
れる。
【0021】前記のごとく構成された本実施の形態の横
掘り掘削機10の作用は、次の通りである。まず、横掘
り掘削機10を所定の掘削開始位置に移動させる。そし
て、自走台車12の四隅に備えられたレベリングジャッ
キ13、13、…(2台のみ図示)で自走台車12を固
定する。次に、その横掘り掘削機10のパワースイベル
30に掘削カッター32を連結する。ここで、掘削カッ
ター32は、次のようにしてパワースイベル30に連結
される。なお、この際フィードベース28は、巻き上げ
フレーム16にピンによって固定されている。
【0022】まず、パワースイベル30の連結部にカッ
ターブロック36を連結する。連結後、ウインチ22を
駆動して巻き上げフレーム16を引き揚げ、カッターブ
ロック36を所定量上昇させる。そして、その上昇させ
たカッターブロック36の下部に、次のカッターブロッ
ク36を連結する。連結後、ウインチ22を駆動して再
び巻き上げフレーム16を引き揚げ、カッターブロック
36を所定量上昇させる。そして、その上昇させたカッ
ターブロック36の下部に次のカッターブロック36を
連結する。以下同様の手順でカッターブロック36を順
次連結してゆき、造成する地中連続壁の深さに対応する
長さに達したところで最後に先端カッターブロック34
を連結する。この結果、図3に示すように、造成する地
中連続壁の深さに対応する長さの掘削カッター32が形
成される。
【0023】次に、パワースイベル30を駆動してカッ
ターロッド52A、52B、40A及びフレキシブルカ
ッターロッド40Bを回転させる。次に、ウインチ22
を駆動して巻き上げフレーム16を自重でリーダ14に
沿って下降させ、掘削カッター32を引き下げる。この
結果、回転するスクリューオーガ46A、46B、56
A、56Bとビット44A、44Bによって地盤が下方
向に掘削される。
【0024】また、上記の掘削と同時にパワースイベル
30からセメントミルク等の固化剤を供給する。供給さ
れた固化剤はビット44Aの先端部から噴出され、掘削
土砂と共に回転するスクリューオーガ46A、46B、
56A、56Bによって上下、水平方向に攪拌、混練さ
れる。以上のようにして掘削カッター32で地盤を下方
向に掘進してゆく。そして、巻き上げフレーム16がリ
ーダ14の下端部に達したところでウインチ22の駆動
を停止するとともに、パワースイベル30の駆動を停止
する。なお、この時フィードフレーム26は、スライド
フレーム24の中央に位置しており、リーダ14の下端
部に位置した巻き上げフレーム16は、このスライドフ
レーム24の上端部同軸上に接合される。
【0025】次に、フィードベース28をフィードフレ
ーム26に備えられている図示しない昇降用シリンダの
ロッドにピンで接続する。接続後、フィードベース28
と巻き上げフレーム16の接続を解除する。すなわち、
フィードベース28を巻き上げフレーム16に固定して
いるピンを取り外す。次に、再びパワースイベル30を
駆動するとともに、昇降用シリンダを駆動してフィード
ベース28を下降させ、掘削カッター32で地盤を下方
向に掘削する。そして、フィードベース28がフィード
フレーム26の下端部に達したところで、昇降用シリン
ダの駆動を停止する。これにより、図1に示すように、
地中連続壁の造成に必要な深さの縦穴が掘削され、該縦
穴中に掘削カッター32が建込まれる。
【0026】次に、パワースイベル30を駆動した状
態、すなわちカッターロッド52A、52B、40A及
びフレキシブルカッターロッド40Bを回転させた状態
でスライドフレーム24に備えられた図示しない横移動
用シリンダを駆動し、フィードフレーム26を横方向に
移動させる。これにより、図4に示すように、回転する
カッターロッド40A、52Aによって地盤が横方向に
連続的に掘削されてゆき、この結果、地中連続溝62が
掘削される。
【0027】横方向に移動させたフィードフレーム26
がスライドフレーム24のエンド位置まで達したところ
で、横方向の掘削は一時中断する。そして、フィードフ
レーム26を逆方向に移動させ、スライドフレーム24
の逆側のエンド位置まで移動させる。なお、この時、地
中の掘削カッター32は既に掘削した地中連続溝62中
を移動するので、容易に地中を移動させることができ
る。
【0028】次に、レベリングジャッキ13、13、…
による固定を解除し、自走台車12を横方向に走行させ
て、掘削カッター32を地中連続溝62の先端位置まで
移動させる。そして、その位置で再び自走台車12をレ
ベリングジャッキ13、13、…によって固定する。次
に、カッターロッド52A、52B、40A及びフレキ
シブルカッターロッド40Bを回転させた状態でスライ
ドフレーム24に備えられた図示しない横移動用シリン
ダを駆動し、フィードフレーム26を横方向に移動させ
る。これにより、掘削を中断した位置から連続して地中
連続溝62を横方向に掘削することができる。以下、同
様の手順で順次地中連続壁溝62を横方向に掘進してゆ
く。
【0029】所望の長さの地中連続溝62が掘削された
ら掘削は終了し、地中から掘削カッター32を回収す
る。掘削カッター32の回収は次の通りである。まず、
フィードフレーム26をスライドフレーム24の中央に
位置させる。次いで、パワースイベル30の駆動により
カッターロッド52A、52B、40A及びフレキシブ
ルカッターロッド40Bを回転させる。次に、図示しな
い昇降用シリンダを駆動して、フィードベース28をフ
ィードフレーム26に沿って上昇させる。そして、フィ
ードベース28が巻き上げフレーム16上に位置したと
ころで、昇降用シリンダの駆動を停止する。
【0030】次に、フィードベース28を巻き上げフレ
ーム16に固定するとともに、フィードベース28と昇
降用シリンダの接続を解除する。次に、ウインチ22を
駆動して、巻き上げフレーム16をリーダ14に沿って
巻き上げる。これにより、掘削カッター32が地中から
一気に引き上げられる。なお、掘削された地中連続溝6
2には掘削時にスクリューオーガ46A、46B、56
A、56Bによって攪拌、混練された掘削土砂と固化剤
が泥水状となって満たされており、これが一定時間を経
た後、固化して地中に連続壁が形成される。
【0031】このように本実施の形態の横掘り掘削機1
0では、縦穴の掘削時に面倒な継ぎ足し作業を行わずに
一気に地中連続壁の造成に必要な深さの縦穴を掘削する
ことができる。また、掘削カッター32の回収時におい
ても、掘削した地中連続溝62から一気に掘削カッター
32を引き揚げ回収することができる。このため、従来
の横掘り掘削機に比べ容易かつ迅速に地中連続壁を造成
することができる。特に、掘削中の地中連続溝62の方
向転換をする場合は、一度掘削カッター32を地中連続
溝62から引き揚げる必要があるが、本実施の形態の横
掘り掘削機10によれば、この引き揚げ作業を迅速に行
うことができるので、この地中連続溝62の方向転換作
業も容易かつ迅速に行うことができる。
【0032】また、掘削作業を中断したような場合に掘
削カッター32を地中連続溝62に建込んだままにして
おくと、固化材によって掘削カッター32が喰い締めら
れることがあるが、本実施の形態の横堀り掘削機10で
は、掘削カッター32を地上に引き揚げて待機させてお
くことができるので、このような問題が生じることもな
い。また、掘削カッター32を地上に引き揚げた場合で
あっても、直ぐに掘削作業を再開することができる。
【0033】なお、上述した横掘り掘削機10に使用さ
れているカッターロッド52A、52Bは、軸線方向に
スクリューオーガ56A、56Bのみが備えられて構成
されているが、カッターロッド52A、52Bの構成
は、これに限定されるものではない。たとえば、図5に
示すように軸線方向にスクリューオーガ68A、68B
とカッターブレード70A、70Bとを交互に配置して
構成するようにしてもよい。先端カッターブロック34
に装備されているカッターロッド40A及びフレキシブ
ルカッターロッド40Bも同様である。
【0034】また、本実施の形態では掘削手段として掘
削カッター32を用いているが、図6に示すように、掘
削手段にはチェーンカッター80を使用してもよい。こ
のチェーンカッター80は、長尺状に形成されたカッタ
ーポスト82の上端部と下端部にそれぞれスプロケット
84が設けられており(下側のスプロケット84のみ図
示)、このスプロケット84に掘削ビット付きのエンド
レスチェーン86が巻きかけられて構成されている。上
側のスプロケットは、フィードベース28に設置された
パワースイベル88の出力軸に連結されており、このパ
ワースイベル88に駆動されてエンドレスチェーン86
が回転する。そして、このエンドレスチェーン86を回
転させながらチェーンカッター80を下降させることに
より、地盤が下方向に掘削される。また、このエンドレ
スチェーン86を回転させながら横移動手段により横方
向に移動させることにより、地盤が横方向に連続して掘
削される。
【0035】また、本実施の形態では、フィードフレー
ム26をスライドフレーム24に沿って移動させること
により、横方向に掘進するようにしているが、自走台車
12を走行させて横方向に掘進するようにしてもよい。
なお、この場合、フィードフレーム26とスライドフレ
ーム24は不要になる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る横掘
り掘削機によれば、掘削手段で地中を所望の深さまで一
気に掘削することができ、掘削を終えた掘削手段を地中
から一気に引き抜き回収することができる。これによ
り、地中連続溝の施工を容易かつ迅速に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る横掘り掘削機の実施の形態の構成
を示す斜視図(施工時)
【図2】掘削カッターの構成を示す側面図
【図3】本発明に係る横堀り掘削機の実施の形態の構成
を示す斜視図(非施工時)
【図4】本発明に係る横堀り掘削機の実施の形態の構成
を示す斜視図(施工時)
【図5】掘削カッターの他の実施の形態の構成を示す側
面図
【図6】本発明に係る横堀り掘削機の他の実施の形態の
構成を示す斜視図
【符号の説明】
10…横堀り掘削機 11…無限軌道(横移動手段) 12…自走台車 14…リーダ 16…巻き上げフレーム(昇降部材) 22…ウインチ(昇降手段) 24…スライドフレーム 26…フィードフレーム(横移動手段) 28…フィードベース 30…パワースイベル 32…掘削カッター(掘削手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横移動手段と、 前記横移動手段が連結されたリーダと、 前記リーダに摺動自在に設けられた昇降部材と、 前記昇降部材を前記リーダに沿って昇降移動させる昇降
    手段と、 前記昇降部材に設けられるとともに、所望の掘削深さに
    対応する長さに構成され、地中を下方向及び横方向に掘
    削可能な掘削手段と、からなり、前記昇降手段によって
    前記昇降部材を下降させることにより前記掘削手段で地
    中を前記所望の深さまで掘削し、その後、前記横移動手
    段を横方向に移動させることにより前記掘削手段で地中
    を横方向に連続して掘削することを特徴とする横掘り掘
    削機。
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