JP2000137341A - 電子写真感光体、プロセスカ―トリッジ及び電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体、プロセスカ―トリッジ及び電子写真装置

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JP2000137341A JP23982199A JP23982199A JP2000137341A JP 2000137341 A JP2000137341 A JP 2000137341A JP 23982199 A JP23982199 A JP 23982199A JP 23982199 A JP23982199 A JP 23982199A JP 2000137341 A JP2000137341 A JP 2000137341A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高感度、高画質で耐久時の電位変動の少ない
電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ
ートリッジ及び電子写真装置を提供することである。 【解決手段】 支持体上に感光層を有する電子写真感光
体において、該感光層が特定の構造を有するジスアゾ顔
料とヒドロキシガリウムフタロシアニンを含有すること
を特徴とする電子写真感光体、該電子写真感光体を有す
るプロセスカートリッジ及び電子写真装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真感光体に
関し、詳しくは特定の化合物を含有する感光層を有する
電子写真感光体に関する。また、本発明は、該電子写真
感光体を備えたプロセスカートリッジ及び電子写真装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】有機光導電体を用いた電子写真感光体
は、電荷輸送材料を含有する電荷輸送層と電荷発生材料
を含有する電荷発生層を積層した機能分離型電子写真感
光体の開発により、感度及び耐久性において著しい改善
がなされ実用化されるようになってきた。
【0003】一方、近年、複写機にレーザー光による書
き込み機能を持たせる等の目的で、可視域から赤外波長
域までの幅広い分光感度を有する感光体の開発が盛んで
ある。こうした目的を達成する方法として、可視光域に
感度を有する電荷発生材料と赤外域に感度を有する電荷
発生材料を混合あるいは積層した電荷発生層を用いる方
法が知られている。
【0004】また、端末用プリンターとして電子写真技
術を応用したプリンターが広く普及している。これらは
主としてレーザー光を光源とするレーザビームプリンタ
ーであり、その光源としてはコスト、装置の大きさ等の
点から半導体レーザーが用いられる。現在、主として用
いられている半導体レーザーは、その発振波長が790
〜820nmと長波長であるため、これら長波長の光に
十分な感度を有する電子写真感光体の開発が進められて
おり、感度及び耐久性の改良のために電荷発生材料を混
合あるいは積層した電荷発生層を用いる方法が知られて
いる。
【0005】アゾ顔料とフタロシアニン化合物との組み
合わせとしては、特願平7−175241号公報に特定
のアゾ顔料とオキシチタニウムフタロシアニンを用いた
感光体が、特開平7−128888号公報に特定のアゾ
顔料とガリウムフタロシアニンを用いた感光体が開示さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の感光体においては、各々の電荷発生材料の特性が十分
に発揮されなかったり、特に混合して使用した場合、メ
モリー特性の悪化に伴い耐久時の電位変動が大きくなる
という欠点を有しており、ガリウムフタロシアニン化合
物を用いた場合は、帯電能が悪く、ポチやかぶりによる
画像劣化が見られた。また、可視域及び赤外域の感度自
体も十分なものとは言えなかった。
【0007】本発明の目的は、上記従来の欠点を改善
し、高感度、高画質で耐久使用時の電位変動の少ない電
子写真感光体を提供することにある。
【0008】また、本発明の目的は、該電子写真感光体
を用いたプロセスカートリッジ及び電子写真装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、支持体
上に感光層を有する電子写真感光体において、該感光層
が、下記式(1)または(2)で示されるジスアゾ顔料
及びヒドロキシガリウムフタロシアニンを含有すること
を特徴とする電子写真感光体である。
【0010】
【外8】
【0011】また本発明は、上記電子写真感光体、及び
帯電手段、現像手段及びクリーニング手段からなる群よ
り選ばれる少なくとも一つの手段を一体に支持し、電子
写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセ
スカートリッジである。
【0012】また、本発明は、上記電子写真感光体、帯
電手段、露光手段、現像手段及び転写手段を有すること
を特徴とする電子写真装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】式(1)及び(2)中、A1 〜A
4 は、フェノール性水酸基を有するカプラー残基を示す
が、特に下記式(3)〜(6)で示されることが好まし
い。
【0014】
【外9】
【0015】式(3)、(4)及び(5)中、X1 〜X
3 は式中のベンゼン環と縮合して置換基を有してもよい
ナフタレン環、アントラセン環、カルバゾール環、ベン
ズカルバゾール環及びジベンゾフラン環等の芳香族炭化
水素環または複素環を形成するのに必要な残基を示す。
【0016】式(3)及び(4)中、R1 〜R4 は水素
原子、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有し
てもよいアリール基、置換基を有してもよいアラルキル
基または置換基を有してもよい複素環基を示し、R1
2 及びR3 とR4 は結合することによって式中の窒素
原子とともに環状アミノ基を形成してもよい。
【0017】式(5)中、R5 は水素原子、置換基を有
してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアリール
基、置換基を有してもよいアラルキル基または置換基を
有してもよい複素環基を示す。
【0018】式(6)中、R6 は置換基を有してもよい
アルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基
を有してもよいアラルキル基または置換基を有してもよ
い複素環基を示す。
【0019】上記アルキル基としてはメチル、エチル及
びプロピル等の基、アリール基としてはフェニル、ナフ
チル及びアンスリル等の基、アラルキル基としてはベン
ジル及びフェネチル等の基、複素環基としてはピリジ
ル、チエニル、チアゾリル、カルバゾリル、ベンゾイミ
ダゾリル及びベンゾチアゾリル等の基が挙げられ、環状
アミノ基としてはピロール、ピロリン、ピロリジン、ピ
ロリドン、インドール、インドリン、カルバゾール、イ
ミダゾール、ピラゾール、ピラゾリン、オキサジン及び
フェノキサジン等の基が挙げられる。
【0020】また、これらの基が有してもよい置換基と
しては、メチル、エチル、プロピル及びブチル等のアル
キル基、メトキシ、エトキシ及びプロポキシ等のアルコ
キシ基、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子等のハロゲ
ン原子、ジメチルアミノ及びジエチルアミノ等のジアル
キルアミノ基、フェニルカルバモイル基、ニトロ基、シ
アノ基及びトリフルオロメチル等のハロメチル基等が挙
げられる。
【0021】式(3)中、Zは酸素原子または硫黄原子
を示し、pは0または1を示す。
【0022】なお、上記カプラー残基のうち、式(3)
で示される基が感度の点で特に好ましい。
【0023】以下に、式(1)及び(2)で示されるジ
スアゾ顔料の好ましい例を列挙するが、本発明はこれら
に限定されるものではない。
【0024】
【外10】
【0025】
【外11】
【0026】
【外12】
【0027】
【外13】
【0028】
【外14】
【0029】
【外15】
【0030】
【外16】
【0031】
【外17】
【0032】
【外18】
【0033】
【外19】 これらの中では、特に例示顔料(1)−8及び(2)−
15のジスアゾ顔料が好ましい。
【0034】式(1)及び(2)で示されるジスアゾ顔
料は、相当するジアミンを常法によりテトラゾ化し、ア
ルカリの存在下、カプラーと水系でカップリングする
か、または前記ジアミンのテトラゾニウム塩をホウフッ
化塩あるいは塩化亜鉛複塩等の形で一旦単離した後、適
当な溶剤、例えばN,N−ジメチルホルムアミド及びジ
メチルスルホキシド等の溶剤中で酢酸ソーダ、トリエチ
ルアミン及びN−メチルモルホリン等の塩基の存在下、
前記カプラーとカップリングすることにより容易に合成
できる。
【0035】本発明において用いられるヒドロキシガリ
ウムフタロシアニン(以下、HOGaPcと称す)は下
記式で示される。
【0036】
【外20】 (式中、X1 、X2 、X3 及びX4 は、C1またはBr
を示し、n、m、k及びjは0〜4の整数で示す。)
【0037】HOGaPcには、様々な結晶形を有する
ものがあるが、本発明においては、いかなる結晶形のH
OGaPcも使用できる。中でもCuKα特性のX線回
折におけるブラック角(2θ)の7.4°±0.2°及
び28.2°±0.2°に強いピークを有する結晶のH
OGaPc(図1。特開平5−263007号公報等)
が高感度で、かつ本発明が有効に作用するため特に好ま
しい。
【0038】本発明において、HOGaPcと前記特定
のジスアゾ顔料の含有量の比(重量比)は、HOGaP
c/ジスアゾ顔料で20/1〜1/20であることが好
ましく、特には10/1〜1/5であることが好まし
い。
【0039】本発明の感光層の構成としては、電荷発生
材料を含有する電荷発生層と電荷輸送材料を含有する電
荷輸送層を有する積層型、あるいは電荷発生材料と電荷
輸送材料の両方を含有する単層型が挙げられる。これら
のうちでは積層型の方が好ましく、更に積層型の場合、
積層の順序が2通りあるが、そのうち、支持体側から電
荷発生層及び電荷輸送層の順で積層する構成が電子写真
特性の点で好ましい。
【0040】電荷発生層は電荷発生材料としてのHOG
aPc及び式(1)または(2)で示されるジスアゾ顔
料及び結着樹脂を含有する。電荷発生材料を混合する場
合は、各材料を上記範囲の比率で適当な結着樹脂と溶剤
に分散するか、あるいは個々に分散した液を所定の比率
になるように混合する。個々に分散する場合、結着樹脂
や溶剤はそれぞれ異なっても差し支えない。積層する場
合は個々に分散した液を、含まれる材料の量が所定の比
率になるように各々塗布する。
【0041】用いられる結着樹脂としては、ポリエステ
ル、アクリル樹脂、ポリビニルカルバゾール、フェノキ
シ樹脂、ポリカーボネート、ポリビニルブチラール、ポ
リビニルベンザール、ポリスチレン、ポリビニルアセテ
ート、ポリスルホン、ポリアリレート及び塩化ビニリデ
ン・アクリロニトリル共重合体等が挙げられる。
【0042】電荷輸送層は、主として電荷輸送材料と結
着樹脂とを溶剤中に溶解させた塗料を塗布し、乾燥する
ことによって形成する。用いられる電荷輸送材料として
は、各種のトリアリールアミン系化合物、ヒドラゾン系
化合物、スチルベンゼン系化合物、ピラゾリン系化合
物、オキサゾール系化合物、チアゾール系化合物、トリ
アリルメタン系化合物等が挙げられる。結着樹脂として
は電荷発生層と同様の樹脂を用いることができる。
【0043】感光層が単層型の場合、上記電荷発生材
料、電荷輸送材料及び結着樹脂を含有する溶液を塗布
し、乾燥することによって形成することができる。
【0044】支持体は導電性を有するものであればよ
く、アルミニウム及びステンレス等の金属あるいは導電
層を設けた金属、プラスチック及び紙等が挙げられ、形
状としては円筒状またはフィルム状等が挙げられる。
【0045】また、支持体と感光層との間に、バリヤー
機能と接着機能を持つ下引き層を設けることもできる。
下引き層の材料としては、ポリビニルアルコール、ポリ
エチレンオキシド、エチルセルロース、メチルセルロー
ル、カゼイン、ポリアミド、にかわ及びゼラチン等が挙
げられる。これらは、適当な溶剤に溶解して支持体上に
塗布される。
【0046】更に、支持体と下引き層との間に、支持体
のむらや欠陥の被覆及び画像入力がレーザー光の場合に
は散乱による干渉縞防止を目的とした導電層を設けるこ
とが好適である。これはカーボンブラック、金属粒子及
び金属酸化物等の導電性粉体を結着樹脂中に分散して形
成することができる。導電層の膜厚は5〜40μmであ
ることが好ましく、特には10〜30μmであることが
好ましい。
【0047】これらの層の塗布方法としては、浸漬コー
ティング法、スプレーコーティング法、スピンナーティ
ング法、ビードコーティング法、ブレードコーティング
法及びビームコーティング法等の方法を用いることがで
きる。
【0048】本発明の電子写真感光体は、電子写真複写
機に利用するのみならず、レーザービームプリンター、
CRTプリンター、LEDプリンター、液晶プリンター
及びレーザー製版等電子写真応用分野にも広く利用する
ことができる。
【0049】次に、本発明のプロセスカートリッジ並び
に電子写真装置について説明する。図5に本発明の電子
写真感光体を有するプロセスカートリッジを有する電子
写真装置の概略構成を示す。
【0050】図において、1はドラム状の本発明の電子
写真感光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速
度で回転駆動される。感光体1は回転過程において、一
次帯電手段3によりその周面に正または負の所定電位の
均一帯電を受け、次いで、スリット露光やレーザービー
ム走査露光等の露光手段(不図示)からの露光光4を受
ける。こうして感光体1の周面に静電潜像が順次形成さ
れていく。
【0051】形成された静電潜像は、次いで現像手段5
によりトナー現像され、現像されたトナー現像像は、不
図示の給紙部から感光体1と転写手段6との間に感光体
1の回転と同期取りされて給送された転写材7に、転写
主段6により順次転写されていく。像転写を受けた転写
材7は感光体面から分離されて像定着主段8へ導入され
て像定着を受けることにより複写物(コピー)として装
置外へプリントアウトされる。
【0052】像転写後の感光体1の表面は、クリーニン
グ手段9によって転写残りトナーの除去を受けて清浄面
化され、更に前露光手段(不図示)からの前露光光10
により除電処理された後、繰り返し画像形成に使用され
る。なお、図のように一次帯電手段3が帯電ローラー等
を用いた接触帯電手段である場合は、前露光は必ずしも
必要ではない。
【0053】本発明においては、上述の感光体1、一次
帯電手段3、現像手段5及びクリーニング手段9等の構
成要素のうち、複数のものをプロセスカートリッジとし
て一体に支持して構成し、このプロセスカートリッジを
複写機やレーザービームプリンター等の電子写真装置本
体に対して着脱可能にしてもよい。例えば一次帯電手段
3、現像手段5及びクリーニング手段9の少なくとも1
つを感光体1と共に一体に支持してカートリッジ化し、
装置本体のレール12等の案内手段を用いて装置本体に
着脱可能なプロセスカートリッジ11とすることができ
る。
【0054】次に、本発明において用いるHOGaPc
の製造例を挙げる。
【0055】製造例1 o−フタロジニトリル73g、三塩化ガリウム25g及
びα−クロルナフタレン400mlを窒素雰囲気下、2
00℃で4時間反応させた後、130℃で生成物をろ過
した。得られた生成物をN,N−ジメチルホルムアミド
を用いて130℃で1時間分散洗浄した後、ろ過し、メ
タノールで洗浄後乾燥し、クロロガリウムフタロシアニ
ンを45gを得た。この化合物の元素分析値を示す。 元素分析値(C32168 ClGa) C H N Cl 実験値(%) 61.78 2.66 18.28 6.25 計算値(%) 62.22 2.61 18.14 5.74
【0056】ここで得られたクロロガリウムフタロシア
ニン15gを10℃の濃硫酸450gに溶解し、氷水2
300g中に撹拌下に滴下して再析出させてろ過した。
2%アンモニア水で分散洗浄後、イオン交換水で十分に
水洗し、ろ別、乾燥して低結晶性のHOGaPcを13
g得た。
【0057】製造例2 製造例1で得られたHOGaPc10g及びN,N−ジ
メチルホルムアミド300gを1mmφのガラスビーズ
450gと共に室温(22℃)下、6時間ミリング処理
した。この分散液から固形分を取り出し、メタノール、
次いで水で十分に洗浄、乾燥してHOGaPcを9.2
g得た。このHOGaPcは、CuKα特性X線回折に
おける回折角(2θ±0.2°)の7.4°及び28.
2°に強いピークを有していた(図1)。この化合物の
元素分析値を示す。 元素分析値(C32178 OGa) C H N Cl 実験値(%) 62.77 2.61 18.33 0.53 計算値(%) 64.14 2.86 18.70 −
【0058】製造例3 製造例1で得られたHOGaPc10g及びテトラヒド
ロフラン300gを1mmφのガラスビーズ450gと
共に室温(22℃)下、20時間ミリング処理した。こ
の分散液により固形分を取り出し、メタノール、次いで
水で十分に洗浄、乾燥してHOGaPcを9.2gを得
た。このHOGaPcは、CuKα特性X線回折におけ
る回折角(2θ±0.2°)の7.4°及び28.2°
に強いピークを有していた(図2)。この化合物の元素
分析値を示す。 元素分析値(C32178 OGa) C H N Cl 実験値(%) 62.74 2.53 18.32 0.54 計算値(%) 64.14 2.86 18.70 −
【0059】製造例4 製造例1で得られたHOGaPc10g及びN,N−ジ
メチルアニリン300gを1mmφのガラスビーズ45
0gと共に室温(22℃)下、6時間ミリング処理し
た。この分散液から固形分を取り出し、メタノール、次
いで水で十分に洗浄、乾燥してHOGaPcを9.2g
得た。このHOGaPcは、CuKα特性X線回折にお
ける回折角(2θ±0.2°)の7.6°、16.4
°、25.0°及び26.5°に強いピークを有してい
た(図3)。
【0060】製造例5 製造例1で得られたHOGaPc10g及びクロロホル
ム300gを1mmφのガラスビーズ450gと共に室
温(22℃)下、24時間ミリング処理した。この分散
液から固形分を取り出し、メタノール、次いで水で十分
に洗浄、乾燥してHOGaPcを9.2g得た。このH
OGaPcは、CuKα特性X線回折における回折角
(2θ±0.2°)の6.9°、16.5°及び26.
7°に強いピークを有していた(図4)。
【0061】比較製造例1 特開昭61−239248号公報(USP4,728,
592)に開示されている製造例に従って、いわゆるα
型といわれる結晶型のオキシチタニウムフタロシアニン
(TiOPc)を得た。
【0062】実施例1−1 10%酸化アンチモンを含有する酸化スズで被覆した酸
化チタン粉末50部(重量部)、レゾール型フェノール
樹脂25部、メチルセロソルブ20部、メタノール5部
及びシリコーンオイル(ポリジメチルシロキサンポリオ
キシアルキレン共重合体、平均分子量3000)0.0
02部を1mmφのガラスビーズを用いたサンドミルで
2時間分散して導電性塗料を調製した。
【0063】アルミニウムシリンダー上に、上記塗料を
浸漬塗布し、140℃で30分間乾燥することによっ
て、膜厚20μmの導電層を形成した。
【0064】この上に、6−66−610−12四元系
ポリアミド共重合体5部をメタノール70部とブタノー
ル25部の混合溶媒に溶解した溶液を浸漬塗布し、乾燥
することによって、膜厚1μmの下引き層を形成した。
【0065】次に、製造例2で得られたHOGaPc7
部と例示顔料(1)−8のジスアゾ顔料1部をポリビニ
ルブチラール(商品名エスレックBX−1、積水化学
(株)製)4部をテトラヒドロフラン100部に溶解し
た液を添加し、1mmφのガラスビーズを用いたサンド
ミルで6時間分散した。これに100部の酢酸ブチルを
加えて、希釈した後液を回収して、下引き層上に浸漬塗
布し、100℃で10分間乾燥することによって、膜厚
0.25μmの電荷発生層を形成した。
【0066】次に、下記構造式で示される電荷輸送材料
10部
【0067】
【外21】 とビスフェノールZ型ポリカーボネート10部をモノク
ロルベンゼン60部に溶解した溶液を調製し、電荷発生
層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することによ
って、膜厚23μmの電荷輸送層を形成した。
【0068】作成した電子写真感光体を像露光光源とし
てハロゲンランプを用い、更に半導体レーザー(波長7
85nm)によるイレース露光手段を有する複写機(商
品名NP−4835、キヤノン(株)製改造機)に装着
し、電子写真特性を評価した。暗部電位を−650Vと
した時に明部電位を−130Vとするのに必要なハロゲ
ン光量、イレース後の感光体の表面電位を−80Vとす
るのに必要なレーザー光量、更に1000枚連続コピー
を行った時の表面電位(暗部電位、明部電位及びイレー
ス後電位)の変化量を測定した。結果を表1に示す。表
中、電位の変化量の正記号は電位の絶対値の増加を示
し、頁記号は電位の絶対値の減少を示す。
【0069】比較例1−1 例示顔料(1)−8のジスアゾ顔料に代えて下記構造式
で示されるジスアゾ顔料を用いた他は、実施例1−1と
同様にして電子写真感光体を作成し、評価した。結果を
表1に示す。
【0070】
【外22】
【0071】比較例1−2 HOGaPcに代えて比較製造例1で得られたTiOP
cを用いた他は、実施例1−1と同様にして電子写真感
光体を作成し、評価した。結果を表1に示す。
【0072】
【表1】
【0073】以上のように、本発明の電子写真感光体
は、可視光光源、赤外レーザー光源共に高い感度を有し
ていると同時に連続コピー時の電位の安定性も十分であ
り、優れた特性を示す。一方、比較例の電子写真感光体
においては、両光源での感度を満足しないと共に、メモ
リー特性の劣化に起因する連続電位変化が大きい。
【0074】実施例1−2 ジスアゾ顔料とHOGaPcの含有比率を1対1とした
他は、実施例1−1と同様にして電子写真感光体を作成
し、評価した。結果を表2に示す。
【0075】実施例1−3 ジスアゾ顔料として例示顔料(1)−2を用い、HOG
aPcとして製造例2で得られたHOGaPcを用い、
ジスアゾ顔料対HOGaPcの比率を5対1とし、電荷
輸送材料として下記構造式で示されるヒドラゾン化合物
を用いた他は、実施例1−1と同様にして電子写真感光
体を作成し、評価した。結果を表2に示す。
【0076】
【外23】
【0077】実施例1−4 HOGaPcとして製造例3で得られたHOGaPcを
用いた他は、実施例1−1と同様にして電子写真感光体
を作成し、評価した。結果を表2に示す。
【0078】実施例1−5 HOGaPcとして製造例4で得られたHOGaPcを
用いた他は、実施例1−1と同様にして電子写真感光体
を作成し、評価した。結果を表2に示す。
【0079】実施例1−6 HOGaPcとして製造例5で得られたHOGaPcを
用いた他は、実施例1−1と同様にして電子写真感光体
を作成し、評価した。結果を表2に示す。
【0080】実施例1−7 電荷輸送材料として下記構造式で示されるフルオレノン
化合物を用いた他は、実施例1−1と同様にして電子写
真感光体を作成し、評価した。結果を表2に示す。
【0081】
【外24】 実施例1−8 電荷輸送材料として下記構造式で示されるベンジジン化
合物を用いた他は、実施例1−1と同様にして電子写真
感光体を作成し、評価した。結果を表2に示す。
【0082】
【外25】
【0083】実施例1−9 電荷輸送材料として下記構造式で示されるヒドラゾン化
合物を用いた他は、実施例1−1と同様にして電子写真
感光体を作成し、評価した。結果を表2に示す。
【0084】
【外26】
【0085】実施例1−10 実施例1と同様にして下引き層まで形成した。
【0086】次いで、例示顔料(1)−27のジスアゾ
顔料8部をテトラヒドロフラン100部に溶解したポリ
ビニル−4−フルオロベンザール4部に加え、1mmφ
のガラスビーズを用いたサンドミルで30時間分散し
た。これに100部の2−ブタノンを加えて希釈した後
液を回収して、下引き層上に浸漬塗布し、乾燥すること
によって、電荷発生層を形成した。膜厚は、層中のジス
アゾ顔料の含有量が100mg/m2 となるように調整
した。
【0087】次に、製造例2で得られたHOGaPc5
部を4−メトキシ−4−メチル−2−ペンタノン200
部に溶解した実施例1−1で用いたポリビニルブチラー
ル3部に加え、1mmφのガラスビーズを用いたサンド
ミルで3時間分散した。これに200部の酢酸エチルを
加えて希釈した後液を回収して、上記ジスアゾ顔料含有
電荷発生層上に浸漬塗布し、乾燥することによって、H
OGaPc含有電荷発生層を形成した。膜厚は、層中の
HOGaPcの含有量が150mg/m2 となるように
調整した。
【0088】更に、実施例1−1と同様にして電荷輸送
層を形成し、電子写真感光体を作成し、実施例1−1と
同様にして評価した。結果を表2に示す。
【0089】
【表2】
【0090】また、目視検査による画像評価で、本発明
の電子写真感光体はポチ及びかぶり等の画像欠陥のない
良好な画像が得られたが、比較例の電子写真感光体によ
る画像には画像欠陥が見られた。
【0091】実施例1−2 10%酸化アンチモンを含有する酸化スズで被覆した酸
化チタン粉末50部(重量部)、レゾール型フェノール
樹脂25部、メチルセロソルブ20部、メタノール5部
及びシリコーンオイル(ポリジメチルシロキサンポリオ
キシアルキレン共重合体、平均分子量3000)0.0
02部を1mmφのガラスビーズを用いたサンドミルで
2時間分散して導電性塗料を調整した。
【0092】アルミニウムシリンダー上に、上記塗料を
浸漬塗布し、140℃で30分間乾燥することによっ
て、膜厚20μmの導電層を形成した。
【0093】この上に、6−66−610−12四元系
ポリアミド共重合体5部をメタノール70部とブタノー
ル25部の混合溶媒に溶解した溶液を浸漬塗布し、乾燥
することによって、膜厚1μmの下引き層を形成した。
【0094】次に、例示顔料(2)−15のジスアゾ顔
料0.9部とテトラヒドロフラン50部を1mφのガラ
スビーズを用いたサンドミルで6時間分散した。この分
散液に製造例2で得られたHOGaPc9.1部とポリ
ビニルブチラール(商品名エスレックBX−1、積水化
学(株)製)7部をテトラヒドロフラン70部に溶解し
た液を添加し、更に1時間分散した。これに100部の
酢酸ブチルを加えて、希釈した後液を回収して、これを
下引き層上に浸漬塗布し、100℃で10分間乾燥する
ことによって、膜厚0.25μmの電荷発生層を形成し
た。
【0095】次に、下記構造式で示される電荷輸送材料
10部
【0096】
【外27】 とビスフェノールZ型ポリカーボネート10部をモノク
ロルベンゼン60部に溶解した溶液を調製し、電荷発生
層上に浸漬塗布し、130℃で1時間乾燥することによ
って、膜厚22μmの電荷輸送層を形成した。
【0097】作成した電子写真感光体をデジタル複写機
(商品名GP−55、キヤノン(株)製)の改造機に設
置し、暗部電位が−700Vになるように設定し、78
0nmのレーザー光を照射して−700Vの電位を−1
50Vまで下げるのに必要な光量を測定し感度とした。
更に、20μJ/cm2 の光量を照射したときの電位を
残留電位Vrとして測定した。結果を示す。 感度:0.23(μJ/cm2 ) 残留電位Vr:−15V
【0098】次に、湿度10%温度15℃、湿度50%
温度18℃、湿度80%温度35℃の3環境において、
初期の暗部電位を−700V、明部電位を−150Vに
設定し、連続3000枚の通紙耐久試験を行って、耐久
後の暗部電位及び明部電位を測定し、目視による画質評
価を行ったところ、いずれの環境でも耐久後において初
期と同等の良好な電位特性及び画像が得られた。
【0099】実施例2−2 ジスアゾ顔料とHOGaPcの使用量をそれぞれ1.7
部と8.3部にした他は、実施例2−1と同様にして電
子写真感光体を作成した。
【0100】実施例2−3 ジスアゾ顔料とHOGaPcの使用量をそれぞれ5部と
5部にした他は、実施例2−1と同様にして電子写真感
光体を作成した。
【0101】実施例2−4 ジスアゾ顔料とHOGaPcの使用量をそれぞれ8.3
部と1.7部にした他は、実施例2−1と同様にして電
子写真感光体を作成した。
【0102】実施例2−5 製造例2で得られたHOGaPcの代わりに製造例3で
得られたHOGaPc結晶を用いた他は、実施例2−3
と同様にして電子写真感光体を作成した。
【0103】実施例2−6 製造例2で得られたHOGaPcの代わりに製造例4で
得られたHOGaPcを用いた他は、実施例2−3と同
様にして電子写真感光体を作成した。
【0104】実施例2−7 製造例2で得られたHOGaPc結晶の代わりに製造例
5で得られたHOGaPcを用いた他は、実施例2−3
と同様にして電子写真感光体を作成した。
【0105】実施例2−8 例示顔料(2)−15のジスアゾ顔料に代えて例示顔料
(2)−23のジスアゾ顔料を用い、また、電荷輸送材
料として下記構造式で示されるスチリル化合物
【0106】
【外28】 を用いた他は、実施例2−3と同様にして電子写真感光
体を作成した。
【0107】実施例2−9 例示顔料(2)−15のジスアゾ顔料に代えて例示顔料
(2)−2のジスアゾ顔料を用い、また、電荷輸送材料
として下記構造式で示されるベンジジン化合物
【0108】
【外29】 を用いた他は、実施例2−1と同様にして電子写真感光
体を作成した。
【0109】実施例2−10 電荷輸送材料として下記構造式で示されるヒドラゾン化
合物を用いた他は、実施例2−1と同様にして電子写真
感光体を作成した。
【0110】
【外30】
【0111】実施例2−11 実施例2−11と同様にして下引き層まで形成した。
【0112】次いで、例示顔料(2)−28のジスアゾ
顔料8部をテトラヒドロフラン100部に溶解したポリ
ビニル−4−フルオロベンザール4部に加え、1mmφ
のガラスビーズを用いたサンドミルで30時間分散し
た。これに100部の2−ブタノンを加えて希釈した後
液を回収して、下引き層上に浸漬塗布し、乾燥すること
によって、電荷発生層を形成した。膜厚は、層中のジス
アゾ顔料の含有量が100mg/m2 となるように調整
した。
【0113】次に、製造例2で得られたHOGaPc5
部を4−メトキシ−4−メチル−2−ペンタノン200
部に溶解した実施例2−1で用いたポリビニルブチラー
ル3部に加え、1mmφのガラスビーズを用いたサンド
ミルで3時間分散した。これに200部の酢酸エチルを
加えて希釈した後液を回収して、上記ジスアゾ顔料含有
電荷発生層上に浸漬塗布し、乾燥することによって、H
OGaPc含有電荷発生層を形成した。膜厚は層中のH
OGaPcの含有量が150mg/m2 となるように調
整した。
【0114】更に実施例2−1と同様にして電荷輸送層
を形成し、電子写真感光体を作成した。
【0115】比較例2−1 製造例2で得られたHOGaPcの代わりに比較製造例
1で得られたTiOPcを用いた他は、実施例2−3と
同様にして電子写真感光体を作成した。
【0116】比較例2−2 ジスアゾ顔料として下記構造式で示されるジスアゾ顔料
【0117】
【外31】 を用いた他は、実施例2−3と同様にして電子写真感光
体を作成した。
【0118】これらの電子写真感光体について、実施例
1と同様にして感度及び残留電位Vrを測定した。結果
を表3に示す。
【0119】
【表3】
【0120】また、初期の暗部電位を−700V、明部
電位を−150Vに設定し、連続3000枚の通紙耐久
を行って、初期と3000枚後の暗部電位と明部電位の
変動量ΔVd及びΔV1を測定した。変動量の正記号は
電位の絶対値の増加を示し、負記号は電位の絶対値の減
少を示す。更に、目視による黒ポチ及びかぶりの評価を
耐久後に行った。結果を表4に示す。
【0121】
【表4】
【0122】以上の結果から明らかなように、本発明の
電子写真感光体は残留電位が小さく黒ポチやかぶりとい
った画像欠陥が無く、高感度特性と繰り返し使用時の安
定した電位特性を有していることが解る。
【0123】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数種
の電荷発生材料の弊害もなく、高感度、高画質で、耐久
使用時の電位変動の少ない電子写真感光体、該電子写真
感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造例2で合成したヒドロキシガリウムフタロ
シアニンCuKα特性X線回折図である。
【図2】製造例3で合成したヒドロキシガリウムフタロ
シアニンCuKα特性X線回折図である。
【図3】製造例4で合成したヒドロキシガリウムフタロ
シアニンCuKα特性X線回折図である。
【図4】製造例5で合成したヒドロキシガリウムフタロ
シアニンCuKα特性X線回折図である。
【図5】本発明の電子写真感光体を有するプロセスカー
トリッジを有する電子写真装置の概略構成を示す図であ
る。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に感光層を有する電子写真感光
    体において、該感光層が、下記式(1)または(2)で
    示されるジスアゾ顔料及びヒドロキシガリウムフタロシ
    アニンを含有することを特徴とする電子写真感光体。 【外1】
  2. 【請求項2】 感光層が式(1)で示されるジスアゾ顔
    料及びヒドロキシガリウムフタロシアニンを含有する請
    求項1記載の電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 感光層が式(2)で示されるジスアゾ顔
    料及びヒドロキシガリウムフタロシアニンを含有する請
    求項1記載の電子写真感光体。
  4. 【請求項4】 A1 乃至A4 が下記式(3)乃至(6)
    からなる群より選ばれる少なくともひとつの式で示され
    る請求項1乃至3のいずれかに記載の電子写真感光体。 【外2】 (式中、X1 は式中のベンゼン環と縮合して置換基を有
    してもよい芳香族炭化水素環または置換基を有してもよ
    い複素環を示し、R1 及びR2 は同一でも異なってもよ
    く、水素原子、置換基を有してもよいアルキル基、置換
    基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよいア
    ラルキル基または置換基を有してもよい複素環基を示
    し、R1 及びR2 は結合して式中の窒素原子とともに現
    状アミノ基を形成してもよく、Zは酸素原子または硫黄
    原子を示し、pは0または1を示す。) 【外3】 (式中、X2 は式中のベンゼン環と縮合して置換基を有
    してもよい芳香族炭化水素環または置換基を有してもよ
    い複素環を示し、R3 及びR4 は同一でも異なってもよ
    く、水素原子、置換基を有してもよいアルキル基、置換
    基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよいア
    ラルキル基または置換基を有してもよい複素環基を示
    し、R3 及びR4 は結合して式中の窒素原子とともに環
    状アミノ基を形成してもよい。) 【外4】 (式中、X3 は式中のベンゼン環と縮合して置換基を有
    してもよい芳香族炭化水素環または置換基を有してもよ
    い複素環を示し、R5 は水素原子、置換基を有してもよ
    いアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換
    基を有してもよいアラルキル基または置換基を有しても
    よい複素環基を示す。) 【外5】 (式中、R6 は置換基を有してもよいアルキル基、置換
    基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよいア
    ラルキル基または置換基を有してもよい複素環基を示
    す。)
  5. 【請求項5】 A1 乃至A4 が式(3)で示される請求
    項4記載の電子写真感光体。
  6. 【請求項6】 式(1)で示されるジスアゾ顔料が下記
    式で示される請求項5記載の電子写真感光体。 【外6】
  7. 【請求項7】 式(2)で示されるジスアゾ顔料が下記
    式で示される請求項5記載の電子写真感光体。 【外7】
  8. 【請求項8】 ヒドロキシガリウムフタロシアニンがC
    uKα特性X線回折におけるブラック角(2θ)の7.
    4°±0.2°及び28.2°±0.2°に強いピーク
    を有する請求項1乃至7のいずれかに記載の電子写真感
    光体。
  9. 【請求項9】 感光層が電荷発生層及び電荷輸送層を有
    し、該電荷発生層が式(1)または(2)で示されるジ
    スアゾ顔料及びヒドロキシガリウムフタロシアニンを含
    有する請求項1乃至8のいずれかに記載の電子写真感光
    体。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれかに記載の電
    子写真感光体、及び帯電手段、現像手段及びクリーニン
    グ手段からなる群より選択される少なくともひとつの手
    段を一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在である
    ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至9のいずれかに記載の電
    子写真感光体、帯電手段、露光手段、現像手段及び転写
    手段を有することを特徴とする電子写真装置。
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