JP2000133241A - 非水電解質電池及び非水電解質電池の製造方法 - Google Patents

非水電解質電池及び非水電解質電池の製造方法

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JP2000133241A
JP2000133241A JP10310882A JP31088298A JP2000133241A JP 2000133241 A JP2000133241 A JP 2000133241A JP 10310882 A JP10310882 A JP 10310882A JP 31088298 A JP31088298 A JP 31088298A JP 2000133241 A JP2000133241 A JP 2000133241A
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copper
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JP10310882A
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Hiroaki Yoshida
吉田  浩明
Takefumi Inoue
剛文 井上
Kazumasa Matsuo
和政 松尾
Shinya Kitano
真也 北野
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Japan Storage Battery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ溶接のパワーを低くしても、確実に負
極集電体2や正極集電体3の挟持部2a,3aに負極1
aや正極1bの端部を接続固定することができる非水電
解質電池及び非水電解質電池の製造方法を提供する。 【解決手段】 負極集電体2の挟持部2aで向かい合う
銅合金板の窓部2b付近の板厚d1を他の部分の板厚d2
よりも薄く形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電要素の電極の
端部が集電体の挟持部に挟持されてレーザ溶接により接
続固定された非水電解質電池及び非水電解質電池の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】長円筒形の非水電解質二次電池の従来の
構造例を説明する。この非水電解質二次電池の発電要素
1は、図5に示すように、帯状の負極1aと正極1bを
帯状のセパレータ1cを介して長円筒形に巻回したもの
である。これらの負極1aと正極1bは、それぞれ上下
に少しずつずらして巻回することにより、上方には負極
1aの上端部を突出させると共に、下方には正極1bの
下端部を突出させている。
【0003】上記発電要素1には、図6に示すように、
負極集電体2と正極集電体3が接続固定される。負極集
電体2は、銅合金板からなり、発電要素1の上部中央の
片側に配置される部分に、この銅合金板を上方で折り返
して向かい合わせに近接させ下方に向けて開口する間隙
を形成した挟持部2aを3箇所設けている。各挟持部2
aには、上端部の折り返し側の銅合金板を削り取ること
により間隙を露出させた窓部2bが両端部と中央部を除
いた2箇所ずつに形成されている。また、この負極集電
体2における発電要素1の上部一端側に配置される部分
には、上方に向けて突出する負極端子4の下端部をかし
めや溶接又はろう付けによって接続固定している。正極
集電体3は、アルミニウム合金板からなり、発電要素1
の下部中央の片側に配置される部分に、このアルミニウ
ム合金板を下方で折り返して向かい合わせに近接させ上
方に向けて開口する間隙を設けた接合固定部3aを3箇
所設けている。これらの各接合固定部3aにも、下端部
の折り返し側のアルミニウム合金板を削り取ることによ
り間隙を露出させた窓部3bが両端部と中央部を除いた
2箇所ずつに形成されている。また、この正極集電体3
のアルミニウム合金板は、発電要素1の側面に沿って負
極集電体2の上方まで引き出され、発電要素1の上部他
端側に配置される部分に、上方に向けて突出する正極端
子5の下端部をかしめや溶接又はろう付けによって接続
固定している。
【0004】上記負極集電体2は、図7に示すように、
各挟持部2aの間隙に、発電要素1の上方に突出させた
負極1aの上端部を複数枚ずつ挟み込んで接続固定す
る。即ち、図8及び図9に示すように、まず挟持部2a
の間隙に負極1aの上端部を複数枚ずつ挟み込む。次
に、この挟持部2aにおける折り返しにより向かい合わ
せにした銅合金板を両側からかしめたり超音波溶接する
ことによって、負極1aの上端部を圧接する。そして、
窓部2bにレーザ光を照射することにより、この窓部2
bに露出する銅合金板の端面部と負極1aの上端部とを
溶着させる。上記正極集電体3も、この負極集電体2と
同様に、各接合固定部3aの間隙に、発電要素1の下方
に突出させた正極1bの下端部を複数枚ずつ挟み込んで
接続固定する。
【0005】非水電解質二次電池は、上記負極集電体2
と正極集電体3を接続固定した発電要素1を図示しない
長円筒形の電池ケース内に収納し、負極端子4と正極端
子5の上端部だけをハーメチックシール等によって絶縁
封止して上方に突出させることにより構成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記負極集
電体2や正極集電体3の挟持部2a,3aの窓部2b,
3bに露出する銅合金板やアルミニウム合金板の端面
は、レーザ光の反射率が95%程度に達するので、レー
ザ溶接の際に照射したレーザ光のほとんどを反射するこ
とになる。このため、従来は、レーザ溶接のパワーが低
い場合に、窓部2b,3bの銅合金板やアルミニウム合
金板が吸収したわずかなレーザ光では十分に溶融するこ
とができないために、負極1aや正極1bとの接続が不
確実になるという問題が発生していた。また、レーザ溶
接のパワーを高くした場合には、窓部2b,3bの銅合
金板やアルミニウム合金板が一旦溶融し始めると急激に
レーザ光の吸収率が上昇するので、大きなレーザパワー
によって溶融金属が一気にスパッタとなって周囲に飛び
散ることがあり、これによって溶接部に窪みが生じるだ
けでなく、レーザ光が挟持部2a,3aの間隙を突き抜
けて発電要素1の内部にまで達っすると内部短絡を生じ
させるおそれがあるという問題が生じる。
【0007】なお、上記問題は、長円筒形の非水電解質
二次電池に限らず、発電要素の電極の端部が集電体の挟
持部に挟持されてレーザ溶接により接続固定される構造
の非水電解質電池に共通するものである。
【0008】本発明は、かかる事情に対処するためにな
されたものであり、レーザ溶接のパワーを低くしても、
確実に集電体の接合固定部に電極の端部を接続固定する
ことができる非水電解質電池及び非水電解質電池の製造
方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、折り
返した向かい合う金属板が間隙を開けて近接すると共
に、折り返し側の金属板の一部を除去した窓部にこの間
隙が露出した挟持部が集電体に設けられ、この挟持部の
間隙に発電要素の電極の端部が挟持されると共に、この
電極の端部が窓部側でレーザ溶接により接続固定された
非水電解質電池において、挟持部における向かい合う金
属板の窓部付近の板厚を、この向かい合う金属板の他の
部分の金属板の板厚よりも薄く形成したことを特徴とす
る。
【0010】窓部付近の金属板の板厚が他の部分と同じ
であると、照射されたレーザ光を吸収しても、すぐに熱
が周囲に伝導拡散してしまい、照射部にこの熱を集中さ
せることが困難になる。しかし、請求項1の発明によれ
ば、この窓部付近の肉厚が薄いので、レーザ光の照射に
よって発生した熱を照射部に集中させることができるよ
うになる。従って、パワーの弱いレーザ溶接によって、
窓部の金属板に電極の端部を確実に溶着させることがで
きるようになり、しかも、パワーが強すぎることによっ
てスパッタが発生するようなおそれもなくなる。集電体
を銅又は銅合金やアルミニウム又はアルミニウム合金で
構成した場合には、熱伝導率が極めて高いので、特に本
発明が有効となる。
【0011】請求項2の発明は、折り返した向かい合う
金属板が間隙を開けて近接すると共に、折り返し側の金
属板の一部を除去した窓部にこの間隙が露出した挟持部
が集電体に設けられ、この挟持部の間隙に発電要素の電
極の端部が挟持されると共に、この電極の端部が窓部側
でレーザ溶接により接続固定された非水電解質電池にお
いて、少なくとも挟持部の金属板が、2種の金属の層か
らなり、かつ、間隙側の金属材料の方がより融点の低い
ものであることを特徴とする。
【0012】集電体は、電解液に腐食されないことの他
に、導電率や加工性の良さ、強度等を考慮して金属材料
が選定されるため、同様に耐食性のあるもののなかでも
融点の高い材料が用いられることがある。しかし、請求
項2の発明によれば、挟持部の間隙側に融点の低い金属
材料の層が配置されるので、レーザ光を窓部に照射する
と、まずこの融点の低い金属材料が溶融してレーザ光の
吸収率を高め、周囲の金属板や電極を溶融することがで
きるようになる。従って、パワーの弱いレーザ溶接によ
って、窓部の金属板に電極の端部を確実に溶着させるこ
とができるようになり、しかも、パワーが強すぎること
によってスパッタが発生するようなおそれもなくなる。
【0013】請求項3の発明は、折り返した向かい合う
銅又は銅合金板が間隙を開けて近接すると共に、折り返
し側の銅又は銅合金板の一部を除去した窓部にこの間隙
が露出した挟持部が集電体に設けられ、この挟持部の間
隙に発電要素の電極の端部が挟持されると共に、この電
極の端部が窓部側でレーザ溶接により接続固定された非
水電解質電池において、少なくとも挟持部の銅板に無酸
素銅を用いたことを特徴とする。
【0014】通常の銅や銅合金は、酸素を多く含有する
ため、レーザ溶接によりこの銅や銅合金が溶融すると、
内部の酸素が気体となって噴出しスパッタが発生するお
それがある。しかし、請求項3の発明によれば、集電体
に無酸素銅が用いられるので、パワーの弱いレーザ溶接
によってスパッタが発生するのを防止することができ
る。
【0015】請求項4の発明は、折り返した向かい合う
金属板を間隙を開けて近接させると共に、折り返し側の
金属板の一部を除去した窓部にこの間隙を露出させた挟
持部を集電体に設け、この挟持部の間隙に発電要素の電
極の端部を挟持させて、この電極の端部を窓部側でレー
ザ溶接により接続固定する非水電解質電池の製造方法に
おいて、挟持部における向かい合う金属板の窓部の間隙
側の角をそれぞれ切り欠いて切欠部を設け、この切欠部
を含む位置にレーザ光を照射することにより溶接を行う
ことを特徴とする。
【0016】請求項4の発明によれば、窓部の金属板に
形成された切欠部にレーザ光を照射するので、このレー
ザ光が何度も反射を繰り返すために吸収率が高くなり、
この金属板を確実に溶融させることができるようにな
る。従って、パワーの弱いレーザ溶接によって、窓部の
金属板に電極の端部を確実に溶着させることができるよ
うになり、しかも、パワーが強すぎることによってスパ
ッタが発生するようなおそれもなくなる。
【0017】請求項5の発明は、折り返した向かい合う
金属板を間隙を開けて近接させると共に、折り返し側の
金属板の一部を除去した窓部にこの間隙を露出させた挟
持部を集電体に設け、この挟持部の間隙に発電要素の電
極の端部を挟持させて、この電極の端部を窓部側でレー
ザ溶接により接続固定する非水電解質電池の製造方法に
おいて、挟持部の窓部に露出する金属板の端面に表面粗
さを粗くする表面処理を施して、この窓部にレーザ光を
照射することにより溶接を行うことを特徴とする。
【0018】請求項5の発明によれば、窓部に露出する
金属板の端面に表面処理が施されるので、ここにレーザ
光を照射した際の吸収率が高くなり、金属板を確実に溶
融させることができるようになる。従って、パワーの弱
いレーザ溶接によって、窓部の金属板に電極の端部を確
実に溶着させることができるようになり、しかも、パワ
ーが強すぎることによってスパッタが発生するようなお
それもなくなる。
【0019】請求項6の発明は、折り返した向かい合う
金属板を間隙を開けて近接させると共に、折り返し側の
金属板の一部を除去した窓部にこの間隙を露出させた挟
持部を集電体に設け、この挟持部の間隙に発電要素の電
極の端部を挟持させて、この電極の端部を窓部側でレー
ザ溶接により接続固定する非水電解質電池の製造方法に
おいて、挟持部の窓部に露出する金属板の端面にレーザ
光の吸収率が高い塗材を塗布して、この窓部にレーザ光
を照射することにより溶接を行うことを特徴とする。
【0020】請求項6の発明によれば、窓部に露出する
金属板の端面に塗材が塗布されるので、ここにレーザ光
を照射した際の吸収率が高くなり、金属板を確実に溶融
させることができるようになる。従って、パワーの弱い
レーザ溶接によって、窓部の金属板に電極の端部を確実
に溶着させることができるようになり、しかも、パワー
が強すぎることによってスパッタが発生するようなおそ
れもなくなる。
【0021】請求項7の発明は、折り返した向かい合う
銅又は銅合金板を間隙を開けて近接させると共に、折り
返し側の銅又は銅合金板の一部を除去した窓部にこの間
隙を露出させた挟持部を集電体に設け、この挟持部の間
隙に発電要素の電極の端部を挟持させて、この電極の端
部を窓部側でレーザ溶接により接続固定する非水電解質
電池の製造方法において、挟持部の窓部に露出する銅又
は銅合金板の端面に酸化処理を施して、この窓部にレー
ザ光を照射することにより溶接を行うことを特徴とす
る。
【0022】請求項7の発明によれば、窓部に露出する
銅又は銅合金板の端面に暗い色の酸化膜が形成されるの
で、ここにレーザ光を照射した際の吸収率が高くなり、
銅又は銅合金板を確実に溶融させることができるように
なる。従って、パワーの弱いレーザ溶接によって、窓部
の銅又は銅合金板に電極の端部を確実に溶着させること
ができるようになり、しかも、パワーが強すぎることに
よってスパッタが発生するようなおそれもなくなる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0024】図1は本発明の第1実施形態(請求項1に
対応)を示すものであって、負極集電体の接合固定部の
部分拡大縦断面図である。なお、図5〜図9に示した従
来例と同様の機能を有する構成部材には同じ番号を付記
する。
【0025】本実施形態は、図5〜図9に示したものと
同様の構成の長円筒形の非水電解質二次電池について説
明する。この非水電解質二次電池の負極集電体2は、図
1に示すように、挟持部2aで向かい合う銅板の窓部2
b付近が外側から削られて、この窓部2b付近の板厚d
1が他の部分の板厚Dよりも薄い薄肉部2cが形成され
ている。また、ここでは図示しないが、正極集電体3
も、同様に接合固定部3aで向かい合うアルミニウム板
の窓部3b付近の板厚が他の部分の板厚よりも薄い薄肉
部が形成されている。
【0026】上記負極集電体2と正極集電体3の挟持部
2a,3aの間隙にそれぞれ発電要素1の負極1aの上
端部と正極1bの下端部を挿入し、かしめ又は超音波溶
接を行った後に、窓部2b,3bにレーザ光を照射する
と、薄肉部2cの銅板やアルミニウム板で発生した熱が
周囲に伝導拡散し難くなるので、ここに熱を集中させて
温度を十分に上昇させることができる。従って、レーザ
溶接のパワーを弱くしても、この弱いレーザ光によって
発生した熱を有効に利用して容易に薄肉部2cの薄い銅
板やアルミニウム板を溶融させることができるようにな
り、溶融後にはこの部分のレーザ光の吸収率が上昇し
て、周囲の板厚の厚い銅板やアルミニウム板と共に、負
極1aの上端部や正極1bの下端部を確実に溶融させる
ことができる。
【0027】ここで、負極集電体2や正極集電体3の板
厚Dは、通常は0.2〜5.0mm程度であり、実際に
は0.5〜2.5mm程度の厚さのものが使われること
が多い。そして、窓部2b,3b付近の板厚d1 は、こ
の板厚Dに対して、(1/4)D≦d1 ≦(3/4)D
の範囲内とすることが好ましい。なぜなら、板厚d1
(1/4)Dよりも薄いと、加工が困難になってコスト
アップを招来するからであり、この板厚d1 が(3/
4)Dよりも厚いと、薄肉部2cで発生した熱が伝導拡
散し易くなって薄肉化の効果が期待できなくなるからで
ある。また、この薄肉部2cの高さd2 も、板厚Dに対
して、(1/3)D≦d2 ≦10Dの範囲内とすること
が好ましい。なぜなら、高さd2 が(1/3)Dよりも
低いと、薄肉部2cで発生した熱が伝導拡散し易くなっ
て薄肉化の効果が期待できなくなるからであり、この高
さd2 が10Dよりも高いと、負極1aの上端部や正極
1bの下端部をほとんど薄肉部2cだけで支えることに
なるので、溶接部の強度が弱くなりこの部分の電気抵抗
も大きくなり過ぎるからである。
【0028】この結果、本実施形態によれば、パワーの
弱いレーザ溶接によって、窓部2b,3bの銅板やアル
ミニウム板に負極1aや正極1bの端部を確実に溶着さ
せることができるようになる。しかも、このレーザ溶接
のパワーが強すぎることによってスパッタが発生するよ
うなこともなくなるので、窓部2b,3bの溶接箇所が
陥没して溶接が不確実になったり、内部短絡が発生する
ようなおそれもなくなる。
【0029】なお、本実施形態では、負極集電体2に純
銅板を用い、正極集電体3に純アルミニウム板を用いた
が、それぞれ銅合金(真鍮(Cu−Zn合金)、リン銅
(P−Cu合金)、青銅(Cu−Sn−Zn合金)、シ
ルジン青銅(Cu−Si−Zn合金)、リン青銅(Cu
−Sn−P合金))とアルミニウム合金(A3003、
A3004、A5052等)を用いることも可能であ
る。
【0030】図2は本発明の第2実施形態(請求項2に
対応)を示すものであって、負極集電体の接合固定部の
部分拡大縦断面図である。なお、図5〜図9に示した従
来例と同様の機能を有する構成部材には同じ番号を付記
する。
【0031】本実施形態も、図5〜図9に示したものと
同様の構成の長円筒形の非水電解質二次電池について説
明する。この非水電解質二次電池の負極集電体2は、図
2に示すように、2種類の銅又は銅合金板を張り合わせ
たクラッド材からなる。これらの銅又は銅合金板は、挟
持部2aの間隙側の方が薄く、かつ、融点の低いものが
用いられる。また、ここでは図示しないが、正極集電体
3も、同様に2種類の融点の異なるアルミニウム又はア
ルミニウム合金板を張り合わせたクラッド材からなる。
なお、融点が高い方の銅又は銅合金板やアルミニウム又
はアルミニウム合金板を厚くするのは、本来の加工性や
強度が損なわれないようにするためである。
【0032】上記負極集電体2と正極集電体3の挟持部
2a,3aの間隙にそれぞれ発電要素1の負極1aの上
端部と正極1bの下端部を挿入し、かしめ又は超音波溶
接を行った後に、窓部2b,3bにレーザ光を照射する
と、まず融点の低い内側の銅又は銅合金板やアルミニウ
ム又はアルミニウム合金板が溶融する。従って、レーザ
溶接のパワーを弱くしても、この弱いレーザ光によって
発生した熱を有効に利用して容易に融点の低い銅又は銅
合金板やアルミニウム又はアルミニウム合金板を溶融さ
せることができるようになり、溶融後にはこの部分のレ
ーザ光の吸収率が上昇して、周囲の板厚の厚い銅又は銅
合金板やアルミニウム又はアルミニウム合金板と共に、
負極1aの上端部や正極1bの下端部を確実に溶融させ
ることができる。
【0033】ここで、融点の低い金属板の板厚d3 は、
負極集電体2や正極集電体3の全体の板厚Dに対して、
(1/20)D≦d3 ≦(1/2)Dの範囲内とするこ
とが好ましい。なぜなら、板厚d3 が(1/20)Dよ
りも薄いと、レーザ光の照射によって先に溶融しても、
これによるレーザ光の吸収率の上昇による吸熱効果がほ
とんど期待できないからであり、この板厚d3 が(1/
2)Dよりも厚いと、負極集電体2や正極集電体3への
融点の低い金属板の特性の影響が大きくなりすぎて電気
抵抗が大きくなったり強度が弱くなりすぎるおそれがあ
るからである。負極集電体2の場合には、通常の銅又は
銅合金板の挟持部2aの間隙側に、より融点の低い銅ロ
ウ材、黄銅ロウ材(Cu−Zn合金でありZnの含有率
が30〜50%のもの)、リン銅ロウ材(Cu−P合金
でありPの3〜7%のもの)又は青銅(Cu−Sn−Z
n合金)等を張り合わせたクラッド材を用いるのが好ま
しい。また、正極集電体3の場合には、通常のアルミニ
ウム又はアルミニウム合金(JIS A3003のAl
−Mn合金)板の挟持部2aの間隙側に、より融点の低
いアルミニウム合金(Al−Si−Fe−Cu−Mn−
Mg合金等のアルミニウムロウ材)を張り合わせたクラ
ッド材を用いるのが好ましい。
【0034】この結果、本実施形態によれば、パワーの
弱いレーザ溶接によって、窓部2b,3bの銅又は銅合
金板やアルミニウム又はアルミニウム合金板に負極1a
や正極1bの端部を確実に溶着させることができるよう
になる。しかも、このレーザ溶接のパワーが強すぎるこ
とによってスパッタが発生するようなこともなくなるの
で、窓部2b,3bの溶接箇所が陥没して溶接が不確実
になったり、内部短絡が発生するようなおそれもなくな
る。
【0035】なお、上記実施形態では、負極集電体2や
正極集電体3にクラッド材を用いる場合について示した
が、銅又は銅合金板やアルミニウム又はアルミニウム合
金板の一面の少なくとも挟持部2a,3aに、より融点
の低い銅又は銅合金やアルミニウム又はアルミニウム合
金の層が形成されていればよいので、必ずしもクラッド
材ではなくてもよい。
【0036】本発明の第3実施形態(請求項3に対応)
を示す。なお、図5〜図9に示した従来例と同様の機能
を有する構成部材には同じ番号を付記する。
【0037】本実施形態も、図5〜図9に示したものと
同様の構成の長円筒形の非水電解質二次電池について説
明する。この非水電解質二次電池の負極集電体2の銅板
は、無酸素銅を用いる。無酸素銅とは、銅の含有率が9
9.9%以上のものをいい、酸素をほとんど含まないも
のである。
【0038】上記負極集電体2と正極集電体3の挟持部
2a,3aの間隙にそれぞれ発電要素1の負極1aの上
端部と正極1bの下端部を挿入し、かしめ又は超音波溶
接を行った後に、窓部2b,3bにレーザ光を照射する
と、照射部の銅板が溶融する。この際、溶融した銅板に
は酸素がほとんど含まれないので、この酸素が気体とな
って噴出しスパッタが発生するようなおそれがなくな
る。
【0039】この結果、本実施形態によれば、窓部2
b,3bの銅板に負極1aの端部を溶着させる際に、ス
パッタが発生するようなことがなくなるので、窓部2
b,3bの溶接箇所が陥没して溶接が不確実になった
り、内部短絡が発生するようなおそれもなくなる。
【0040】図3は本発明の第4実施形態(請求項4に
対応)を示すものであって、負極集電体の接合固定部の
部分拡大縦断面図である。なお、図5〜図9に示した従
来例と同様の機能を有する構成部材には同じ番号を付記
する。
【0041】本実施形態も、図5〜図9に示したものと
同様の構成の長円筒形の非水電解質二次電池について説
明する。この非水電解質二次電池の負極集電体2は、図
3に示すように、まず挟持部2aで向かい合う銅合金板
における窓部2bの間隙側の角を斜めに切り欠かいて切
欠部2dを形成する。また、ここでは図示しないが、正
極集電体3も、同様に接合固定部3aで向かい合うアル
ミニウム板の窓部3bの間隙側の角に切欠部を形成す
る。
【0042】次に、上記負極集電体2と正極集電体3の
挟持部2a,3aの間隙にそれぞれ発電要素1の負極1
aの上端部と正極1bの下端部を挿入し、必要に応じて
かしめ又は超音波溶接を行った後に、窓部2b,3bに
レーザ光を照射する。すると、切欠部2dの窪みで光が
繰り返し反射しこのレーザ光の全体の吸収率を高めるこ
とができるので、レーザ溶接のパワーを弱くしても、こ
の弱いレーザ光を効率よく吸収して容易に切欠部2dの
銅合金板やアルミニウム板を溶融させることができるよ
うになる。また、溶融後にはこの部分のレーザ光の吸収
率が上昇して、周囲の銅板やアルミニウム板と共に、負
極1aの上端部や正極1bの下端部を確実に溶融させる
ことができる。
【0043】ここで、切欠部2dの幅d4 は、負極集電
体2や正極集電体3の板厚Dに対して、(1/10)D
≦d4 ≦Dの範囲内とすることが好ましい。その理由
は、幅d4 が(1/10)Dよりも狭いと、レーザ光の
吸収率を高める効果がほとんどなくなるからであり、こ
の幅d4 はDよりも広げることができないからである。
また、この幅d4 は、切欠部2dの深さd5 に対して、
(1/5)d5 ≦d4 ≦3d5 の範囲内とすることが好
ましい。その理由は、幅d4 が(1/5)d5 よりも狭
いと加工が困難になってコストアップを招来するからで
あり、この幅d4が3d5 よりも広いと、レーザ光の吸
収率を高める効果がほとんどなくなるからである。
【0044】この結果、本実施形態によれば、パワーの
弱いレーザ溶接によって、窓部2b,3bの銅板やアル
ミニウム板に負極1aや正極1bの端部を確実に溶着さ
せることができるようになる。しかも、このレーザ溶接
のパワーが強すぎることによってスパッタが発生するよ
うなこともなくなるので、窓部2b,3bの溶接箇所が
陥没して溶接が不確実になったり、内部短絡が発生する
ようなおそれもなくなる。
【0045】なお、本実施形態では、負極集電体2に純
銅を用い、正極集電体3に純アルミニウムを用いたが、
それぞれ銅合金とアルミニウム合金を用いることも可能
である。
【0046】図4は本発明の第5実施形態(請求項5に
対応)を示すものであって、負極集電体の接合固定部の
部分拡大縦断面図である。なお、図5〜図9に示した従
来例と同様の機能を有する構成部材には同じ番号を付記
する。
【0047】本実施形態も、図5〜図9に示したものと
同様の構成の長円筒形の非水電解質二次電池について説
明する。この非水電解質二次電池の負極集電体2は、図
4に示すように、まず挟持部2aで向かい合う銅板にお
ける窓部2bに露出する端面に表面処理を施して表面粗
さを粗くする。この表面処理は、サンドブラスト、ワイ
ヤブラシ又は研磨材付きタワシ等によってこする等の処
理であり、表面粗さが1μm以上から100μm以下に
の範囲内にすることが好ましい。また、ここでは図示し
ないが、正極集電体3も、同様に接合固定部3aで向か
い合うアルミニウム合金板の窓部3bに露出する端面に
表面処理を施して表面粗さを粗くする。
【0048】次に、上記負極集電体2と正極集電体3の
挟持部2a,3aの間隙にそれぞれ発電要素1の負極1
aの上端部と正極1bの下端部を挿入し、必要に応じて
かしめ又は超音波溶接を行った後に、窓部2b,3bに
レーザ光を照射する。すると、この窓部2b,3bの端
面の表面積が大きくなるので、レーザ光の吸収率が高く
なり、レーザ溶接のパワーを弱くしても、この弱いレー
ザ光を効率よく吸収して容易に窓部2b,3bの銅板や
アルミニウム板を溶融させることができるようになる。
【0049】この結果、本実施形態によれば、パワーの
弱いレーザ溶接によって、窓部2b,3bの銅板やアル
ミニウム板に負極1aや正極1bの端部を確実に溶着さ
せることができるようになる。しかも、このレーザ溶接
のパワーが強すぎることによってスパッタが発生するよ
うなこともなくなるので、窓部2b,3bの溶接箇所が
陥没して溶接が不確実になったり、内部短絡が発生する
ようなおそれもなくなる。
【0050】なお、上記表面処理に代えて、銅板やアル
ミニウム板の端面にレーザ光の吸収率が高い塗材を塗布
することもできる(請求項6に対応)。例えば、黒色の
ツヤのない塗料を塗布すれば、レーザ光の吸収率が飛躍
的に上昇するので、弱いレーザ光でこの部分の銅板やア
ルミニウム板を容易に溶融させることができるようにな
る。ただし、塗材には、溶接性を害さないような材料を
用いることが必要であり、カ−ボンブラックを含むもの
が好ましい。また、負極集電体2の場合には、このよう
な塗材の塗布に代えて、銅板の端面に酸化処理を施すこ
ともできる(請求項7に対応)。銅板が酸化されると、
暗赤色となって黒色の塗材を塗布した場合と同様にレー
ザ光の吸収率が飛躍的に上昇するので、弱いレーザ光で
この部分の銅合金板を容易に溶融させることができるよ
うになる。
【0051】さらに、本実施形態では、負極集電体2に
純銅を用い、正極集電体3に純アルミニウムを用いた
が、それぞれ銅合金とアルミニウム合金を用いることも
可能である。
【0052】さらに、上記第1〜第5の実施形態では、
長円筒形の非水電解質二次電池について説明したが、電
池の形状については限定しない。また、一次電池の非水
電解質電池にも同様に実施可能である。或いはまた、請
求項1と7の方法を複数組み合わせてもよい(例えば、
請求項1と請求項3と請求項5と請求項6の組み合わせ
等)。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の非水電解質電池及び非水電解質電池の製造方法によれ
ば、パワーの弱いレーザ溶接によって、窓部の金属板に
電極の端部を確実に溶着させることができるようにな
り、しかも、パワーが強すぎることによってスパッタが
発生するようなおそれもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すものであって、負
極集電体の接合固定部の部分拡大縦断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態を示すものであって、負
極集電体の接合固定部の部分拡大縦断面図である。
【図3】本発明の第4実施形態を示すものであって、負
極集電体の接合固定部の部分拡大縦断面図である。
【図4】本発明の第5実施形態を示すものであって、負
極集電体の接合固定部の部分拡大縦断面図である。
【図5】非水電解質二次電池の発電要素の構成を示す斜
視図である。
【図6】非水電解質二次電池の負極集電体と正極集電体
の構成を示す斜視図である。
【図7】非水電解質二次電池の発電要素に負極集電体を
接続固定した状態を示す斜視図である。
【図8】従来例を示すものであって、負極集電体の接合
固定部の部分拡大斜視図である。
【図9】従来例を示すものであって、負極集電体の接合
固定部の部分拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 発電要素 1a 負極 1b 正極 2 負極集電体 2a 挟持部 2b 窓部 2c 薄肉部 2d 切欠部 3 正極集電体 3a 挟持部 3b 窓部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 和政 京都市南区吉祥院西ノ庄猪之馬場町1番地 日本電池株式会社内 (72)発明者 北野 真也 京都市南区吉祥院西ノ庄猪之馬場町1番地 日本電池株式会社内 Fターム(参考) 5H022 AA09 AA18 BB02 BB03 BB17 BB21 BB22 CC12 CC16 CC21 EE01 EE08 5H029 AJ06 AM01 BJ14 CJ04 CJ05 CJ14 CJ22 CJ25 DJ05 DJ07 EJ01 HJ04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り返した向かい合う金属板が間隙を開
    けて近接すると共に、折り返し側の金属板の一部を除去
    した窓部にこの間隙が露出した挟持部が集電体に設けら
    れ、この挟持部の間隙に発電要素の電極の端部が挟持さ
    れると共に、この電極の端部が窓部側でレーザ溶接によ
    り接続固定された非水電解質電池において、 挟持部における向かい合う金属板の窓部付近の板厚を、
    この向かい合う金属板の他の部分の金属板の板厚よりも
    薄く形成したことを特徴とする非水電解質電池。
  2. 【請求項2】 折り返した向かい合う金属板が間隙を開
    けて近接すると共に、折り返し側の金属板の一部を除去
    した窓部にこの間隙が露出した挟持部が集電体に設けら
    れ、この挟持部の間隙に発電要素の電極の端部が挟持さ
    れると共に、この電極の端部が窓部側でレーザ溶接によ
    り接続固定された非水電解質電池において、 少なくとも挟持部の金属板が、2種の金属の層からな
    り、かつ、間隙側の金属材料の方がより融点の低いもの
    であることを特徴とする非水電解質電池。
  3. 【請求項3】 折り返した向かい合う銅又は銅合金板が
    間隙を開けて近接すると共に、折り返し側の銅又は銅合
    金板の一部を除去した窓部にこの間隙が露出した挟持部
    が集電体に設けられ、この挟持部の間隙に発電要素の電
    極の端部が挟持されると共に、この電極の端部が窓部側
    でレーザ溶接により接続固定された非水電解質電池にお
    いて、 少なくとも挟持部の銅又は銅合金板に無酸素銅をを用い
    たことを特徴とする非水電解質電池。
  4. 【請求項4】 折り返した向かい合う金属板を間隙を開
    けて近接させると共に、折り返し側の金属板の一部を除
    去した窓部にこの間隙を露出させた挟持部を集電体に設
    け、この挟持部の間隙に発電要素の電極の端部を挟持さ
    せて、この電極の端部を窓部側でレーザ溶接により接続
    固定する非水電解質電池の製造方法において、 挟持部における向かい合う金属板の窓部の間隙側の角を
    それぞれ切り欠いて切欠部を設け、この切欠部を含む位
    置にレーザ光を照射することにより溶接を行うことを特
    徴とする非水電解質電池の製造方法。
  5. 【請求項5】 折り返した向かい合う金属板を間隙を開
    けて近接させると共に、折り返し側の金属板の一部を除
    去した窓部にこの間隙を露出させた挟持部を集電体に設
    け、この挟持部の間隙に発電要素の電極の端部を挟持さ
    せて、この電極の端部を窓部側でレーザ溶接により接続
    固定する非水電解質電池の製造方法において、 挟持部の窓部に露出する金属板の端面に表面粗さを粗く
    する表面処理を施して、この窓部にレーザ光を照射する
    ことにより溶接を行うことを特徴とする非水電解質電池
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 折り返した向かい合う金属板を間隙を開
    けて近接させると共に、折り返し側の金属板の一部を除
    去した窓部にこの間隙を露出させた挟持部を集電体に設
    け、この挟持部の間隙に発電要素の電極の端部を挟持さ
    せて、この電極の端部を窓部側でレーザ溶接により接続
    固定する非水電解質電池の製造方法において、 挟持部の窓部に露出する金属板の端面にレーザ光の吸収
    率が高い塗材を塗布して、この窓部にレーザ光を照射す
    ることにより溶接を行うことを特徴とする非水電解質電
    池の製造方法。
  7. 【請求項7】 折り返した向かい合う銅又は銅合金板を
    間隙を開けて近接させると共に、折り返し側の銅又は銅
    合金板の一部を除去した窓部にこの間隙を露出させた挟
    持部を集電体に設け、この挟持部の間隙に発電要素の電
    極の端部を挟持させて、この電極の端部を窓部側でレー
    ザ溶接により接続固定する非水電解質電池の製造方法に
    おいて、 挟持部の窓部に露出する銅又は銅合金板の端面に酸化処
    理を施して、この窓部にレーザ光を照射することにより
    溶接を行うことを特徴とする非水電解質電池の製造方
    法。
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