JP2000129845A - 壁面板取付け構造と壁面板 - Google Patents
壁面板取付け構造と壁面板Info
- Publication number
- JP2000129845A JP2000129845A JP10370960A JP37096098A JP2000129845A JP 2000129845 A JP2000129845 A JP 2000129845A JP 10370960 A JP10370960 A JP 10370960A JP 37096098 A JP37096098 A JP 37096098A JP 2000129845 A JP2000129845 A JP 2000129845A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- wall plate
- wall
- head
- building structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
の厚みを大きくすることができる壁面板取付け構造を提
供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、壁面板1、1が建物構造体2
に取り付けられた壁面板1の取付け構造において、壁面
板1の端縁部に沿って背面と垂直方向に突出する取付け
部11が設けられ、二枚の隣接する壁面板1、1の突き
合わせられた両取付け部11、11と建物構造体2が、
それぞれを貫通して取り付けられた固定具3によって締
結されているものである。
Description
機質板状体、コンクリート板、無機質発泡体(例えば、
軽量気泡コンクリート板、ALC板、発泡ガラス板)等
が壁面板として建物構造体に取り付けられた壁面板取付
け構造と、壁面板に関する。
パネル等の無機質板状体からなる壁面板に取付け金具等
を埋設した外壁パネルが知られている。例えば、特開昭
60−23540号公報には、ナットが取り付けられた
取付け金具を軽量気泡コンクリート板の中に、ナットが
背面に開口する状態に埋め込んだ外壁パネルが記載され
ている。そして、この取付け金具を軽量コンクリート板
の中に配筋されている補強鉄筋に溶接した例も記載され
ている。この外壁パネルは背面に開口しているナットを
利用して壁に取り付けるものである。
た外壁パネルの場合には、この取付け金具の位置が少し
でも狂うと、この取付け金具の位置を修正するすること
が不可能であり、建物構造体に取り付け難くなる。従っ
て、外壁パネルを製造する際に高度の精度を要求される
という問題がある。そして、この取付け金具を埋設した
外壁パネルは、取付け金具が一定位置に埋設されている
ために、最初目的とした場所にしか使用できない。従っ
て、場所に応じて多種類の外壁パネルを製造する必要が
あり、外壁パネルを製造する設備が高価になると同時
に、極めて不便であった。
には、取付け金具を壁面板に埋設しないものとして、硬
質木片セメント板からなる壁面板の背面に金属製角筒体
からなるフレームを固定した外壁パネルが記載されてい
る。上記フレームは硬質木片セメント板を補強するとと
もに取付け金具として利用され、建物構造体の間柱に取
り付けられている。
6848号公報に記載された壁面板取付け構造において
は次に示す問題がある。壁面板の背面に金属製角筒体か
らなるフレームを固定するので、その取付けに手間と費
用がかかる。また、最近では、無機質板等を建物の外壁
として用いる場合、その厚みを30mm以上とし、表面
に彫りの深い模様を施した重量感のあるものが好まれて
いる。しかし、上記の壁面板取付け構造を例えば略箱形
に工場で製造された建物ユニットからなるユニット建物
に適用した場合には、壁面板の背面に金属製角筒状体か
らなるフレームを固定したものでは、フレームの角筒状
体の分だけ厚くなり、これを建物構造体の間柱等の壁固
定扞に工場で取り付けると、建物ユニットの幅が大きく
なる。一方、建物ユニットを工場から建築現場に運搬す
るためには、建物ユニットの幅は道路交通法によって制
限されているので、この壁面板とフレームとの合計の厚
みが大きくなると、建物ユニットの有効面積が小さくな
り不便である。
ものであり、壁面板の取付けが容易であることと、建物
ユニットを運搬可能にして、その有効面積を小さくする
ことなく、壁面板の厚みを大きくすることを可能にし、
外壁面に彫りの深い模様を施した重量感のあるものとす
ることができる壁面板取付け構造と壁面板を提供するこ
とを目的とする。
壁面板が建物構造体に取り付けられた壁面板取付け構造
において、壁面板の端縁部に沿って背面と垂直方向に突
出する取付け部が設けられ、二枚の隣接する壁面板の突
き合わせられた両取付け部と建物構造体が、それぞれを
貫通して取り付けられた固定具によって締結されている
ものである。
レートによって建物構造体に取り付けられた壁面板取付
け構造であって、ネイルプレートが、板片と、板片の一
側面に設けられた複数の係止爪と、板片の他側面に設け
られた頭部付き軸部でなる固定具とからなり、建物構造
体の壁面板取付け面に、固定具の頭部を挿入可能な頭部
挿入孔と、頭部挿入孔より小径で軸部を挿入可能な軸部
挿入孔とを連ねて穿設された挿入孔が形成され、壁面板
の背面に係止爪を刺し込んでネイルプレートが取り付け
られ、固定具の頭部を頭部挿入孔に挿入してから軸部を
軸部挿入孔に移動せしめ、固定具の頭部が軸部挿入孔に
係止されているものである。
背面に刺し込んで取り付けられたネイルプレートを、建
物構造体の壁面板取付け面に当接して重ね合わせ、頭部
付き固着具(ネジまたはリベット)の頭部を建物構造体
に係止し、軸部をネイルプレートに固着して壁面板が取
り付けられた壁面板取付け構造において、ネイルプレー
トと建物構造体の少なくともいずれか一方の前記固着具
軸部通孔が長孔になされているものである。
において、係止爪を壁面板の背面に刺し込んで取り付け
られたネイルプレートを、建物構造体の壁面板取付け面
に当接して重ね合わせ、頭部付きドリルネジの頭部を建
物構造体に係止し、軸部をネイルプレートに螺入して壁
面板が取り付けられているものである。
備えたネイルプレートが、無機質成形組成物の注入成形
時に、その係止爪を埋没させて一体化されているもので
ある。
壁面板において、前記ネイルプレートの略中央部の壁面
板内には、スペーサーが埋設されているものである。
硬質木片セメント板等の無機質板状体だけに限られるも
のでない。コンクリート板や無機質発泡体の板(例え
ば、軽量気泡コンクリート板、ALC板、発泡ガラス
板、セラミックスを成形した板)等の無機質板状体が好
適に用いられる。
ば、特公昭58−37462号公報に記載されているよ
うな柱と梁とを接合して柱と梁から略箱形に形成された
建物ユニットが挙げられる。このような建物ユニットは
工場で生産され、必要に応じて壁面板、床面板、天井板
等が取り付けられ、さらに設備等が備えられて建物ユニ
ットとされる。こうして工場で生産される建物ユニット
は、道路交通法によって制限されずに建築現場に輸送可
能であることが必要である。
においては、二枚の隣接する壁面板の突き合わせられた
両取付け部と建物構造体が、それぞれを貫通して取り付
けられた固定具によって締結されているので、従来技術
のように金属製筒体からなるフレームを取り付ける必要
がなく、壁面板の取付けが容易となる。
は、厚みの薄いネイルプレートを使用するので、壁面板
の厚みを増すことができる。また、壁面板の背面に係止
爪を刺し込んでネイルプレートが取り付けられ、固定具
の頭部を頭部挿入孔に挿入してから軸部を軸部挿入孔に
移動せしめ、固定具の頭部が軸部挿入孔に係止されてい
るものであるから、壁面板の取付けが容易となる。
は、厚みの薄いネイルプレートを使用するので、壁面板
の厚みを増すことができる。また、ネイルプレートと建
物構造体の少なくともいずれか一方の前記固着具軸部通
孔が長孔になされているので、壁面板と建物構造体との
位置調整でき、壁面板の取付けが容易となる。
は、厚みの薄いネイルプレートを使用するので、壁面板
の厚みを増すことができる。また、頭部付きドリルネジ
の頭部を建物構造体に係止し、軸部をネイルプレートに
螺入して壁面板が取り付けられているので、ネイルプレ
ートの適宜の位置にドリルネジを螺入でき、壁面板と建
物構造体とを上下、左右に位置調整でき、壁面板の取付
けが容易となる。
備えたネイルプレートが、無機質成形組成物の注入成形
時に、その係止爪を埋没させて一体化されているので、
ネイルプレートを後付けで圧入するときの亀裂等の発生
を防止できるとともに、無機質板状体との密着性が向上
して脱落を防止できる。
プレートの略中央部の壁面板内に、スペーサーが埋設さ
れているので、リベット等の固着具の先端部を前記スペ
ーサー内に貫入せしめてネイルプレートの裏面側に係止
するのが容易となる。
して説明する。図1は、本発明の一実施例であって、壁
面板の取付け構造を示す断面図である。図1において、
1は壁面板、2は建物構造体である。本実施例の壁面板
1の取付け構造は、無機質板状体でなる壁面板1、1
が、間柱である建物構造体3に取り付けられたものであ
って、上記壁面板1には、その端縁部に沿って背面と垂
直方向に突出する取付け部11が設けられている。
示)を構成する建物ユニットに設けられている間柱であ
って、この建物ユニットは柱、梁でなる箱型の骨組構造
を有する軸組方式のものである。この建物構造体2は、
底片21と、底片21の両側が折り曲げられた側片2
2、22とからなる断面コ字形状の長尺型鋼で形成さ
れ、底片21の型鋼開口と反対側面に、取付け片23が
立設されている。
配置し、壁面板1、1の両取付け部11、11を突き合
わせ、両取付け部11、11の間に上記建物構造体1の
取付け片23を挟み、両取付け部11、11と取付け片
23のそれぞれを貫通して取り付けられた固定具である
ボルト3、ナット4によって締結されている。なお、5
は水密材であって、隣接する壁面板1、1間からの雨水
の浸入を防止するために設けられているものであって、
上記固定具であるボルト3、ナット4を締めつけること
により、水密材5が押しつぶされるので、水密効果が向
上する。
と、二枚の隣接する壁面板1、1の突き合わせられた両
取付け部11、11と建物構造体2の取付け片23が、
それぞれを貫通して取り付けられたボルト3、ナット4
でなる固定具によって締結されているので、従来技術の
ように金属製筒体からなるフレームを取り付ける必要が
なく、壁面板の取付けが容易となる。
面板の取付け構造を示す断面図である。以下の実施例に
おいて、前記実施例と本質的に同じものは同符合を付
け、異なるものには別符合を付けて説明する。
って、異なる所は、建物構造体2の形状と配置にある。
本実施例の建物構造体2は、前記実施例と同様、断面コ
字形状の型鋼で形成されているが、その開口部を建物構
造体1側に向けて配置し、型鋼の両側片22、22の間
に壁面板1、1の両取付け部11、11を挿入し、両側
片22、22、および両取付け部11、11を貫通する
ボルト3とナット4とにより締結して取り付ける壁面板
1の取付け構造となされている。
と、前記第一実施例と同様、二枚の隣接する壁面板1、
1の突き合わせられた両取付け部11、11と建物構造
体2の両側片22、22が、それぞれを貫通して取り付
けられたボルト3、ナット4でなる固定具によって締結
されているので、従来技術のように金属製筒体からなる
フレームを取り付ける必要がなく、壁面板の取付けが容
易となる。
面板の取付け構造を示す説明図である。図3(イ)図は
壁面板の取付け構造の断面図、(ロ)図はネイルプレー
トの断面図、(ハ)図は建物構造体の断面図である。本
実施例の壁面板1の取付け構造は、図3(イ)図に示す
ように、壁面板1がネイルプレート6によって建物構造
体2に取り付けられたものである。
示すように、板片61と、板片61の一側面に設けられ
た複数の係止爪62、62、・・と、板片61の他側面
に設けられた頭部632付き軸部631でなる固定具6
3とからなっている。また、断面コ字形状の型鋼でなる
建物構造体2の底片21(壁面板1の取付け面)に、上
記固定具63の頭部632を挿入可能な頭部挿入孔24
1と、頭部挿入孔241より小径で軸部631を挿入可
能な軸部挿入孔242とを連ねて穿設された挿入孔24
が形成されている。
し込んでネイルプレート6が取り付けられ、固定具63
の頭部632を頭部挿入孔241に挿入してから軸部6
31を軸部挿入孔242に移動せしめ、固定具63の頭
部632が軸部挿入孔242に係止された壁面板1の取
付け構造となっている。
取付け構造においては、厚みの薄いネイルプレート6を
使用するので、建物ユニットの輸送制限範囲内で壁面板
1の厚みを増すことができる。また、壁面板1の背面に
係止爪62を刺し込んでネイルプレート6が取り付けら
れ、固定具63の頭部632を頭部挿入孔241に挿入
してから軸部631を軸部挿入孔242に移動せしめ、
固定具63の頭部632が軸部挿入孔242に係止され
ているものであるから、壁面板1の取付けが容易とな
る。
て、図4は壁面板の説明図であって、(イ)図は平面
図、(ロ)図は(イ)図のA−A線における拡大断面図
である。図5は壁面板の製造方法を示す説明図であっ
て、(イ)図は型開き状態、(ロ)図は型締め状態、
(ハ)図は成形された壁面板の断面図である。図6は図
4の壁面板の取付け方法を示す説明図であって、(イ)
図は取付け前、(ロ)図は取付け後を示す。
2、72、・・を備えたネイルプレート7が、無機質成
形組成物Pの注入成形時に、その係止爪72を埋没させ
て一体化されているものである。上記壁面板1は、図4
(イ)図に示すように、その外形が矩形であって、長辺
側の端縁に沿って、複数のネイルプレート7、7、・・
が間隔を設けて取り付けられている。
示すように、略正方形の板片71と、板片71の一側面
に設けられた複数の係止爪72、72、・・と、板片7
1の一側面の略中央に設けられたスペーサー73とから
構成されている。スペーサー73は、ウレタンフォーム
や発泡スチロール等の材料で形成されている。また、板
片71の中央部には、後述するリベット8の挿入孔74
が穿設されている。上記ネイルプレート7は、壁面板1
の内部に係止爪72とスペーサー73を埋没させ、板片
71を壁面板1の背面側に露出させるように取り付けら
れている。上記係止爪72、72間の距離、および係止
爪72と壁面板1の端面との距離は、1mm以上になさ
れている。また、係止爪72は、螺旋状に捩じられた捩
じり釘形状等、投錨効果の大きい形状とするのがよい。
製造方法を説明する。製造に使用する成形型は、板状の
上型D1と、箱状の下型D2と、下型D2の底部に設置
された凹凸模様が付けられた加飾型D3とからなってい
る。上記上型D1には、上型本体D11に磁石D12が
埋め込まれ、ネイルプレート7を固着できるようになっ
ている。
Pには、以下の組成物を使用した。(1)SiO2 −A
l2 03 系反応性無機質粉体と、(2)アルカリ金属珪
酸塩と、(3)水とを主成分とするものであって、具体
的配合組成は以下の通りであった。 粉砕メタカオリン 100重量部 珪酸カリウム 165重量部 ワラストナイト 100重量部 珪砂 100重量部 ビニロン 2重量部 水 10重量部 ステアリン酸亜鉛 3重量部
にかけて混合し、図5(イ)図に示すように、下型D2
の中に投入した。そして、(ロ)図に示すように、上型
D1を載せて密閉し、無機質成形組成物Pを硬化せしめ
た後、型を開いて脱型し、(ハ)図に示すように、ネイ
ルプレート7が一体化された壁面板1を得た。
ィジーリベット8を使用して建物構造体2に取り付け
た。この際、建物構造体2に設けられた挿入孔25と、
ネイルプレート7の挿入孔74とを合わせ、上記リベッ
ト8をこの挿入孔25、74に挿入し、リベット8の先
端部をスペーサ73内に貫入せしめてネイルプレート7
の裏面側に係止した。
られた壁面板1の衝撃試験を実施した。衝撃試験は、J
ISA14146.15の衝撃試験に準じた試験方法で
あって、100cmの高さから3回砂袋を落下させた
が、損傷は全く見られなかった。また、同じくJISA
1302の防火試験に準じて防火試験を行ったところ、
準耐火45分に相当する性能をクリアすることができ
た。また、リベット8の引き抜き脱落荷重は、係留め部
1か所あたり180kgfであった。
複数の係止爪72を備えたネイルプレート7が、無機質
成形組成物Pの注入成形時に、その係止爪72を埋没さ
せて一体化されているので、ネイルプレート7を後付け
で圧入するときの亀裂等の発生を防止できるとともに、
無機質成形組成物Pとの密着性が向上して脱落を防止で
きる。
ート7の略中央部の壁面板1内に、スペーサー73が埋
設されているので、リベット8の先端部を前記スペーサ
ー73内に貫入せしめてネイルプレート7の裏面側に係
止するのが容易となる。
って、図7は壁面板の取付け構造を示す断面図、図8は
壁面板の取付け方法を示す斜視図、図9はネイルプレー
トの斜視図、図10はネイルプレートの取付け方法を示
す説明図である。本実施例の壁面板1の取付け構造で
は、図7に示すように、係止爪82を壁面板1の背面に
刺し込んで取り付けられたネイルプレート8が、建物構
造体2(スタッド)の壁面板取付け面に当接して重ね合
わせられている。そして、図8に示すように、頭部92
付きネジ9の軸部91を、建物構造体2の長孔になされ
た通孔25に挿入し、頭部92を建物構造体2に係止
し、通孔25から突出する軸部91をネイルプレート8
に螺着することで、建物構造体2の適宜位置に壁面板1
が取り付けられるようにしたものである。
すように、板辺81の一側面に多数の係止爪82、8
2、・・が突設されたものである。そして、このネイル
プレート8の壁面板1への取付けは、図10に示すよう
にしてなされる。すなわち、壁面板1の表面が凹凸模様
面になされている場合、この凹凸模様面と符合する凹凸
形状になされたプレス受け盤P1に壁面板1を載せ、上
方から降下するプレス可動盤P2によりネイルプレート
8の係止爪82を刺し込んで取り付ける。このようにす
ると、凹凸形状のプレス受け盤P1により壁面板1の凹
凸模様面を受けるので、プレス圧の集中による割れを防
止できる。
と、厚みの薄いネイルプレート8を使用するので、深彫
り凹凸模様を付けて壁面板1の厚みを増すことができ
る。また、建物構造体2に設けられている固着具軸部9
1の通孔25が長孔になされているので、壁面板1と建
物構造体2との位置調整でき、壁面板1の取付けが容易
となる。
あって、図11は壁面板の取付け構造を示す断面図、図
12は壁面板の取付け方法を示す斜視図である。本実施
例の壁面板1の取付け構造では、前記実施例のネジ9に
代えて、拡張式リベット9A(ディジーリベット)を使
用するものである。この拡張式リベット9Aは、中空リ
ベットに拡張部材を引き抜きながら、または押し込みな
がら挿入することにより、中空リベットをかしめるもの
である。
の背面に刺し込んで取り付けられたネイルプレート8
が、図11に示すように、建物構造体2(スタッド)の
壁面板取付け面に当接して重ね合わせられている。そし
て、図12に示すように、拡張式リベット9Aの軸部
を、建物構造体2の通孔26に挿入し、リベット9Aの
頭部を建物構造体2に係止し、通孔26から突出するリ
ベット9Aの軸部をさらに長孔になされたネイルプレー
ト8の通孔83の中に突出させる。そして、壁面板1を
建物構造体2の適宜の位置に位置決めし、リベット9A
の軸部先端側を拡張してネイルプレート8の裏面に固着
することで、建物構造体2の適宜位置に壁面板1が取り
付けられるようにしたものである。
と、ネイルプレート8に設けられているリベット9Aの
通孔83が長孔になされているので、壁面板1と建物構
造体2との位置調整ができ、壁面板1の取付けが容易と
なる。
壁面板の取付け方法を示す斜視図である。本実施例の壁
面板1の取付け構造では、図13に示すように、拡張式
リベット9Aの軸部を挿入する建物構造体2の通孔25
が縦方向に長い長孔になされ、ネイルプレート8の通孔
84が横方向に長い長孔になされている。これによっ
て、壁面板1と建物構造体2とを上下、左右に位置調整
でき、壁面板1の取付けが一層容易となる。
壁面板の取付け方法を示す斜視図である。本実施例の壁
面板1の取付け構造は、前記実施例に示したと同様、係
止爪82を壁面板1の背面に刺し込んで取り付けられた
ネイルプレート8を、建物構造体2の壁面板取付け面に
当接して重ね合わせ、図14に示すように、頭部付きド
リルネジ9Bの頭部を建物構造体2に係止し、軸部を建
物構造体2の通孔26から突出させ、ネイルプレート8
に螺入することで、壁面板2が取り付けられているもの
である。
Bの頭部を建物構造体2に係止し、軸部をネイルプレー
ト8に螺入して壁面板1が取り付けられているので、ネ
イルプレート8の適宜の位置にドリルネジ9Bを螺入で
き、壁面板1と建物構造体2とを上下、左右に位置調整
でき、壁面板の取付けが容易となる。
ては、二枚の隣接する壁面板の突き合わせられた両取付
け部と建物構造体が、それぞれを貫通して取り付けられ
た固定具によって締結されているので、従来技術のよう
に金属製筒体からなるフレームを取り付ける必要がな
く、壁面板の取付けが容易となる。
は、厚みの薄いネイルプレートを使用するので、その分
だけ壁面板の厚みを増すことができる。従って、建物ユ
ニットを運搬可能にして、その有効面積を小さくするこ
となく、壁面板の厚みを大きくすることを可能にし、外
壁面に彫りの深い模様を施した重量感のあるものとする
ことができる。また、壁面板の背面に係止爪を刺し込ん
でネイルプレートが取り付けられ、固定具の頭部を頭部
挿入孔に挿入してから軸部を軸部挿入孔に移動せしめ、
固定具の頭部が軸部挿入孔に係止されているものである
から、壁面板の取付けが容易となる。
は、厚みの薄いネイルプレートを使用するので、壁面板
の厚みを増すことができる。また、ネイルプレートと建
物構造体の少なくともいずれか一方の前記固着具軸部通
孔が長孔になされているので、壁面板と建物構造体との
位置調整でき、壁面板の取付けが容易となる。
は、厚みの薄いネイルプレートを使用するので、壁面板
の厚みを増すことができる。また、頭部付きドリルネジ
の頭部を建物構造体に係止し、軸部をネイルプレートに
螺入して壁面板が取り付けられているので、ネイルプレ
ートの適宜の位置にドリルネジを螺入でき、壁面板と建
物構造体とを上下、左右に位置調整でき、壁面板の取付
けが容易となる。
備えたネイルプレートが、無機質板状体の注入成形時
に、その係止爪を埋没させて一体化されているので、ネ
イルプレートを後付けで圧入するときの亀裂等の発生を
防止できるとともに、無機質板状体との密着性が向上し
て脱落を防止できる。
プレートの略中央部の壁面板内に、スペーサーが埋設さ
れているので、リベット等の固着具の先端部を前記スペ
ーサー内に貫入せしめてネイルプレートの裏面側に係止
するのが容易となる。
造を示す断面図である。
構造の断面図である。
構造の説明図である。
である。
る。
構造を示す断面図である。
ある。
け構造を示す断面図である。
け方法を示す斜視図である。
け方法を示す斜視図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 壁面板が建物構造体に取り付けられた壁
面板取付け構造において、壁面板の端縁部に沿って背面
と垂直方向に突出する取付け部が設けられ、二枚の隣接
する壁面板の突き合わせられた両取付け部と建物構造体
が、それぞれを貫通して取り付けられた固定具によって
締結されていることを特徴とする壁面板取付け構造。 - 【請求項2】 壁面板がネイルプレートによって建物構
造体に取り付けられた壁面板取付け構造であって、 ネイルプレートが、板片と、板片の一側面に設けられた
複数の係止爪と、板片の他側面に設けられた頭部付き軸
部でなる固定具とからなり、 建物構造体の壁面板取付け面に、固定具の頭部を挿入可
能な頭部挿入孔と、頭部挿入孔より小径で軸部を挿入可
能な軸部挿入孔とを連ねて穿設された挿入孔が形成さ
れ、 壁面板の背面に係止爪を刺し込んでネイルプレートが取
り付けられ、固定具の頭部を頭部挿入孔に挿入してから
軸部を軸部挿入孔に移動せしめ、固定具の頭部が軸部挿
入孔に係止されていることを特徴とする壁面板取付け構
造。 - 【請求項3】 係止爪を壁面板の背面に刺し込んで取り
付けられたネイルプレートを、建物構造体の壁面板取付
け面に当接して重ね合わせ、頭部付き固着具の頭部を建
物構造体に係止し、軸部をネイルプレートに固着して壁
面板が取り付けられた壁面板取付け構造において、 ネイルプレートと建物構造体の少なくともいずれか一方
の前記固着具軸部通孔が長孔になされていることを特徴
とする壁面板取付け構造。 - 【請求項4】 係止爪を壁面板の背面に刺し込んで取り
付けられたネイルプレートを、建物構造体の壁面板取付
け面に当接して重ね合わせ、頭部付きドリルネジの頭部
を建物構造体に係止し、軸部をネイルプレートに螺入し
て壁面板が取り付けられていることを特徴とする壁面板
取付け構造。 - 【請求項5】 複数の係止爪を備えたネイルプレート
が、無機質成形組成物の注入成形時に、その係止爪を埋
没させて一体化されていることを特徴とする壁面板。 - 【請求項6】 前記ネイルプレートの略中央部の壁面板
内には、スペーサーが埋設されていることを特徴とする
請求項5記載の壁面板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10370960A JP2000129845A (ja) | 1998-08-21 | 1998-12-25 | 壁面板取付け構造と壁面板 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10-235890 | 1998-08-21 | ||
JP23589098 | 1998-08-21 | ||
JP10370960A JP2000129845A (ja) | 1998-08-21 | 1998-12-25 | 壁面板取付け構造と壁面板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000129845A true JP2000129845A (ja) | 2000-05-09 |
Family
ID=26532383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10370960A Pending JP2000129845A (ja) | 1998-08-21 | 1998-12-25 | 壁面板取付け構造と壁面板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000129845A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200138093A (ko) * | 2019-05-31 | 2020-12-09 | 주식회사 정원엘피 | 버스 쉘터, 이의 제조방법 및 이를 위한 설치방법 |
CN113530115A (zh) * | 2021-07-19 | 2021-10-22 | 江苏天茂建设有限公司 | 一种室内装饰集成墙板 |
-
1998
- 1998-12-25 JP JP10370960A patent/JP2000129845A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200138093A (ko) * | 2019-05-31 | 2020-12-09 | 주식회사 정원엘피 | 버스 쉘터, 이의 제조방법 및 이를 위한 설치방법 |
KR102251646B1 (ko) * | 2019-05-31 | 2021-05-14 | 주식회사 정원엘피 | 버스 쉘터, 이의 제조방법 및 이를 위한 설치방법 |
CN113530115A (zh) * | 2021-07-19 | 2021-10-22 | 江苏天茂建设有限公司 | 一种室内装饰集成墙板 |
CN113530115B (zh) * | 2021-07-19 | 2022-08-12 | 江苏蜂筑工程科技有限公司 | 一种室内装饰集成墙板 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000129845A (ja) | 壁面板取付け構造と壁面板 | |
JP2004137766A (ja) | 外断熱工法 | |
JP3621054B2 (ja) | 鉄筋コンクリート造壁式構造の外断熱建築物に於ける帳壁取付方法及び取付金具 | |
JPH0586671A (ja) | 軽量気泡コンクリートパネル | |
KR102011301B1 (ko) | 날개빔 트러스를 이용한 친환경 벽체와 앵글 | |
JPH02225745A (ja) | 外壁パネル及びその取付構造 | |
KR102011302B1 (ko) | 에이 빔을 이용한 친환경 벽체구조와 그 시공방법 | |
JP3321670B2 (ja) | 生コンクリート打設用型枠設置器具 | |
JP3061925B2 (ja) | 硬質壁材の開口部取付構造 | |
JPH0228652B2 (ja) | Umekomikanaguomaisetsushitakeiryokihokonkuriitopaneru | |
JPH05280178A (ja) | 硬質壁材の取付構造 | |
JPH04360948A (ja) | 硬質壁材の取付構造 | |
JP2001073490A (ja) | 壁面板取付け構造と壁面板及び壁面板の製造方法 | |
JP3559536B2 (ja) | 家屋の改築工法 | |
JPH06136903A (ja) | 硬質壁材の取付構造 | |
JP2000297490A (ja) | 壁構築方法およびその壁構造 | |
JPH11336220A (ja) | 壁面板取付構造 | |
JPH0546572Y2 (ja) | ||
JPH0229826B2 (ja) | Keiryokihokonkuriitoban | |
JPH044079Y2 (ja) | ||
JPH0696916B2 (ja) | 増築用間仕切耐力壁パネルの施工方法 | |
JPH0728260Y2 (ja) | Alc壁パネルの取付構造 | |
JP3027210B2 (ja) | 外壁パネル | |
JP3004046B2 (ja) | プレハブ建造物 | |
JPS5922807Y2 (ja) | 壁板の取付け部の構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040929 |
|
A25B | Written notification of impossibility to examine because of no request for precedent application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A2522 Effective date: 20050413 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060510 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060628 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060802 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060830 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061025 |