JP2000128270A - ロール製品輸送用コンテナ - Google Patents

ロール製品輸送用コンテナ

Info

Publication number
JP2000128270A
JP2000128270A JP10307712A JP30771298A JP2000128270A JP 2000128270 A JP2000128270 A JP 2000128270A JP 10307712 A JP10307712 A JP 10307712A JP 30771298 A JP30771298 A JP 30771298A JP 2000128270 A JP2000128270 A JP 2000128270A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll product
container
cylindrical
cap
roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10307712A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4108202B2 (ja
Inventor
Kenji Iwamoto
謙二 岩本
Kazuo Fujimoto
和夫 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeon Kasei Co Ltd
Original Assignee
Zeon Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zeon Kasei Co Ltd filed Critical Zeon Kasei Co Ltd
Priority to JP30771298A priority Critical patent/JP4108202B2/ja
Publication of JP2000128270A publication Critical patent/JP2000128270A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4108202B2 publication Critical patent/JP4108202B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一人の作業者でも支軸に対するロール製品の
軸方向固定作業をきわめて容易に行うことができ、作業
性に優れたロール製品輸送用コンテナを提供すること。 【解決手段】 ロール製品6の支軸4が、筒状の支軸本
体50と、支軸本体50の内部を軸方向に伸びる連結ロ
ッド52と、支軸本体50の両端部に装着され、第1端
54aがロール製品6の押さえ板70に当接する筒状ア
ダプタ54と、筒状アダプタ54の第2端54bに軸芯
が略一致するように装着され、連結ロッド52の端部が
固定される固定部60を持つキャップ56とを有する。
キャップ56が、筒状アダプタ54の第2端54bの外
周に覆い被さる筒状フランジ56aを有する。筒状フラ
ンジ56aの内周面には、筒状アダプタ54の第2端5
4bに形成してある切り欠き58に着脱自在に係合する
係合凸部62が固定してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール製品輸送用
コンテナに係り、さらに詳しくは、たとえば磁気テープ
やオーディオテープなどのパンケーキ状のロール製品を
輸送するために適したコンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気テープやオーディオテープなどのロ
ール製品を輸送するためのコンテナとしては、たとえば
実公平6−25452号公報に示すコンテナが開発され
ている。この種のコンテナでは、4面が側壁で囲まれた
コンテナの内部に分割可能な保持壁を上下方向にスライ
ド移動自在に装着し、保持壁の分割線上に形成してある
保持孔でロール製品の支軸の両端部を保持している。
【0003】なお、ロール製品が支軸の軸方向に沿って
移動すると、ロール製品が痛んだり、弛みが生じるおそ
れがあることから、これを防止するために、支軸の端部
には、ロール製品を軸方向に固定するための固定具が装
着してある。この固定具は、支軸を構成する支軸本体の
両端外周を覆い一端がロール製品の押さえ板に当接する
筒状アダプタと、この筒状アダプタの他端に取り付けら
れる蓋と、筒状支軸本体の内部を伸びる連結ロッドの両
端に形成してあるネジに螺合し、前記蓋を筒状アダプタ
の他端に押し付けて固定するナットとを有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のコン
テナでは、ロール製品を軸方向に移動しないように支軸
に固定するための固定具の構造として、上述したような
構造を採用しているため、ナット締め付けの作業を、連
結ロッドを筒状支軸本体の軸芯に位置合わせしながら行
う必要があり、その作業が煩雑であった。また、ナット
をねじ回しする際に、蓋も共回りし、そのねじ回し作業
が煩雑であり、一人の作業者で、それらの作業を行うこ
とが困難であった。
【0005】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、一人の作業者でも支軸に対するロール製品の軸方向
固定作業をきわめて容易に行うことができ、作業性に優
れたロール製品輸送用コンテナを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るロール製品輸送用コンテナは、相互に
略平行に向き合い且つロール製品の支軸と略平行となる
ように、パレット上に装着される一対の第1側壁と、相
互に略平行に向き合い且つ前記支軸と略直角となるよう
に、前記パレット上に着脱自在に装着され、前記第1側
壁の両側端部を着脱自在に連結して、内部にロール製品
を収容するための収容空間を区画する一対の第2側壁
と、前記第1側壁の内壁面に対して上下方向にスライド
移動自在に装着され、上下方向に分割可能な下段パネル
および上段パネルを少なくとも有し、これら下段パネル
と上段パネルとの分割線上に、分割可能な支持孔が形成
してあり、各支持孔に前記ロール製品の支軸の端部が挿
入され、前記ロール製品を前記コンテナ内に保持する保
持壁とを有するロール製品輸送用コンテナであって、前
記ロール製品の支軸が、筒状の支軸本体と、前記支軸本
体の内部を軸方向に伸びる連結ロッドと、前記支軸本体
の両端部に装着され、第1端が前記ロール製品の押さえ
板に当接する筒状アダプタと、前記筒状アダプタの第2
端に軸芯が略一致するように装着され、前記連結ロッド
の端部が固定される固定部を持つキャップとを有するこ
とを特徴とする。
【0007】前記キャップが、前記筒状アダプタの第2
端の外周に覆い被さる筒状フランジを有することが好ま
しい。
【0008】前記筒状フランジの内周面には、前記筒状
アダプタの第2端に形成してある切り欠きに着脱自在に
係合する係合凸部が固定してあることが好ましい。
【0009】前記連結ロッドの両端には、それぞれ雄ネ
ジが形成してあり、各雄ネジに対してナットを螺合する
ことで、前記キャップが連結ロッドの端部に着脱自在に
固定されることが好ましい。
【0010】なお、本発明において、ロール製品として
は、特に限定されず、磁気テープやオーディオテープな
どのパンケーキ状のロール製品を例示することができ
る。また、支軸に着脱自在に固定されるロール製品の数
は、単一のみ成らず、支軸の軸方向に沿って複数であっ
ても良い。
【0011】
【作用】本発明に係るロール製品輸送用コンテナでは、
キャップが筒状アダプタの第2端に対して軸芯が略一致
するように装着されるので、連結ロッドの端部をキャッ
プに形成してある貫通孔に通すことなどのみで、連結ロ
ッドの軸芯と支軸本体の軸芯との位置合わせが自動的に
行われる。その結果、作業者は、一人でも、連結ロッド
の端部にキャップを固定する作業を行うことができる。
【0012】本発明において、前記キャップに形成して
ある筒状フランジの内周面に、前記筒状アダプタの第2
端に形成してある切り欠きに着脱自在に係合する係合凸
部を形成することで、キャップが筒状アダプタに対して
回転することがなくなる。その結果、連結ロッドの端部
をキャップの貫通孔に通し、連結ロッドの雄ネジにナッ
トを取り付けて締め付ける際に、ナットと共にキャップ
が共回りする事態を防止することができ、そのナット締
め付け作業がきわめて容易になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づき説明する。
【0014】図1は本発明の一実施形態に係るロール製
品輸送用コンテナの分解斜視図、図2(A)はロール製
品の支軸と略直角な面に沿ったコンテナの断面図、同図
(B)はロール製品の支軸と略平行な面に沿ったコンテ
ナの断面図、図3は側壁とパレットとの取付構造を示す
分解斜視図、図4は支軸の分解斜視図、図5は支軸の端
部の要部断面図である。
【0015】図1に示す本実施形態に係るロール製品輸
送用コンテナ2は、図2(A)および(B)に示すよう
に、支軸4により保持してある複数のロール製品6を収
容して輸送するためのコンテナであって、底部にパレッ
ト8を有する。各支軸4により保持されたロール製品6
は、図2(A)および(B)では、単一のものとして描
いてあるが、実際には、各支軸4方向に沿って懸架され
た複数の円盤状磁気テープなどの集合である。
【0016】図1および図2に示すように、本実施形態
のパレット8には、フォークリフトの爪部が差し込まれ
るリフト用孔10が形成してある。パレット8は、たと
えばステンレスなどの金属で構成してあることが好まし
いが、プラスチックなどの金属以外の材質で構成するこ
とも可能である。
【0017】パレット8の上には、合板などで構成して
ある底板12が載置される。また、このパレット8の四
辺位置には、相互に略平行に向き合う一対の第1側壁1
4,14と、これら第1側壁14,14の両側端部を連
結するように、しかも相互に略平行に向き合う一対の第
2側壁16,16とが着脱自在に装着される。本実施形
態では、第1側壁14,14は、パレット8の上で、ロ
ール製品6の支軸4に対して略平行となるように立設さ
れる。また、第2側壁16,16は、パレット8の上
で、ロール製品6の支軸4に対して略直角となるように
立設される。
【0018】パレット8の上で、第1側壁14,14お
よび第2側壁16,16で囲まれた空間が、ロール製品
6を収容するための収容空間18となる。これら側壁で
囲まれた空間18を閉じるために、側壁14,14,1
6,16の上端には、矩形の蓋20が上止め金具22に
より着脱自在に装着される。
【0019】本実施形態では、各第1側壁14は、それ
ぞれ一枚の補強合板から成るパネルで構成してあり、下
述するような構造を採用することにより、パレット8に
対して折り畳み自在となっている。また、各第2側壁1
6は、それぞれ一枚の補強合板から成るパネルで構成し
てあり、下述するような構造を採用することにより、パ
レット8および第1側壁14に対して着脱自在な構成と
なっている。
【0020】コンテナ2の内部には、各ロール製品4の
支軸4の両端を保持するための保持壁33が、第1側壁
14の内壁面に対して上下方向にスライド移動自在に装
着してある。各保持壁33は、それぞれ分割線35,3
7の位置で分割可能な下段パネル36、第1上段パネル
38および第2上段パネル40で構成してある。これら
パネル36、38および40の分割線上に、分割可能な
支持孔46が形成してあり、各支持孔46にロール製品
6の支軸4の端部が挿入され、ロール製品6をコンテナ
2内に保持することが可能になっている。本実施形態で
は、各分割線35,37毎に三つの支持孔46が形成し
てあり、各保持壁33には、合計6つ支持孔46が形成
してある。これら支持孔46の数や配置間隔は、コンテ
ナ2の内部に収容されるロール製品6相互が干渉しない
ように決定される。
【0021】これらパネル36、38および40は、本
実施形態では、補強木製合板で構成してある。なお、各
保持壁33を構成するパネル36、38および40の両
側端部がスライド自在に装着される第1側壁14の内壁
面には、図示省略してある案内レールが具備してある。
また、各保持壁33を構成するパネル36、38および
40の縁部(分割線35,37の部分や支持孔46の部
分を含む)には、保護枠が装着してあることが好まし
い。保護枠は、ポリエステル樹脂、ABS樹脂などの合
成樹脂を塗布乾燥して形成することができる。
【0022】保護枠を装着することが好ましいのは、保
持壁33を構成する各パネル36、38および40の上
下端は、図1に示す分割線35および37に沿って相互
に当接すると共に、側端は案内レールのスライド溝に沿
ってスライド移動することが要求され、多数回の使用に
も耐えられる滑り易さと耐久性が要求されるからであ
る。また、支持孔46の縁部にも保護枠を設けること
で、支軸4を支持孔46により弾力保持するためでもあ
る。
【0023】本実施形態では、図3に示すように、パレ
ット8の上の四隅位置には、下金具24が立設してあ
る。各下金具24の内側には、断面略L字形状の係止片
26が固定してあり、上下方向に延びる垂直溝28と、
その溝28の下端部に連続するように水平方向に延びる
水平溝30とを形成するようになっている。
【0024】一方、第1側壁14を構成するパネルの両
側端部には、高さ方向に沿って金属製の側端金枠32が
装着してある。各側端金枠32は、第1側壁14を補強
する作用を有する。また、各側端金枠32には、図1に
示す第2側壁16の両端部がそれぞれスライド式に差し
込まれるためのスライド溝34が形成してある。また、
この側端金枠32の下端部に、回動用突起42が具備し
てある。
【0025】各回動用突起42は、図3に示すように、
下金具24の垂直溝28に沿って挿入され、その溝28
の下端部で、水平方向に移動させることで(図3中矢印
A)、回動用突起42は係止片26により上方への抜け
止めがなされる。したがって、各第1側壁14は、パレ
ット8に対して上方への抜け止めがなされ、その状態
で、第1側壁14は、コンテナ2の内側方向Bへの回動
が許容される。第1側壁14のコンテナ外側への回動
は、第1側壁14が、パレット8の上に固定された下金
具24、係止片26および帯状金具44に当接すること
により制限される。また、第1側壁14の両側端部が、
図1に示す止め金具15により第2側壁16の側端部と
連結されることによっても、第1側壁14のコンテナ外
側への回動が制限される。
【0026】本実施形態では、上述した構造を採用する
ことにより、第1側壁14および第2側壁16を構成す
るパネルが、パレット8に対して折り畳み自在または着
脱自在に装着される。
【0027】本実施形態では、図4および図5に示すよ
うに、ロール製品6の支軸4は、たとえば塩化ビニル樹
脂などの合成樹脂あるいは金属で構成してある円筒状の
支軸本体50と、支軸本体50の内部を軸方向に伸びる
連結ロッド52とを有する。連結ロッド52は、たとえ
ば金属製丸棒で構成してあり、その両端部には、雄ネジ
53が形成してある。
【0028】支軸本体52の両端部には、たとえば塩化
ビニル樹脂などの合成樹脂あるいは金属で構成してある
円筒状アダプタ54がそれぞれ装着される。この円筒状
アダプタ54の第1端54aは、図5に示すように、ロ
ール製品6の押さえ板70に当接する。押さえ板70
は、円盤状の合成樹脂板、ゴム板または金属板などで構
成してある。
【0029】円筒状アダプタ54の第2端54bには、
たとえば塩化ビニル樹脂などの合成樹脂あるいは金属で
構成してあるキャップ56が装着される。キャップ56
は、円筒状フランジ56aが一体に成形してあり、その
内周面の約180度位置に、一対の係合凸部62が形成
してある。キャップ56の円筒状フランジ56aは、円
筒状アダプタ54の第2端54bの外周を囲むように装
着される。その結果、キャップ56は、アダプタ54に
対して、略同芯状態で装着される。アダプタ54は、支
軸本体50の端部外周に略同芯状態で装着されるので、
キャップ56は、支軸本体50に対して略同芯となる。
【0030】キャップ56の内面に形成してある係合凸
部62は、それぞれ、第2端54bの円周方向約180
度位置に形成してある一対の切り欠き58に係合する。
その結果、キャップ56はアダプタ54に対して回り止
めが成される。
【0031】図4に示すように、キャップ56の中心に
は、貫通孔60が形成してあり、その貫通孔60には、
連結ロッド52の両端に形成してある雄ネジ53、53
の内のいずれか一方が挿通する。各雄ネジ53には、キ
ャップ56を挟んでダブルナット64および66が雄ネ
ジ53に螺合し、連結ロッド52の両端に形成してある
ナット64および64を締め付けることで、両キャップ
56および56が連結ロッド52の両端に固定される。
また、各キャップ56は、アダプタ54の第2端54b
を押圧し、アダプタ54の第1端54aは、押さえ板7
0を押圧し、ロール製品6の両軸端は、押さえ板70お
よび70により軸方向に固定される。
【0032】本実施形態に係るロール製品輸送用コンテ
ナ2の支軸4では、図4および図5に示すように、キャ
ップ56がアダプタ54の第2端54bに対して軸芯が
略一致するように装着される。このため、連結ロッド5
2の端部をキャップ56に形成してある貫通孔60に通
すのみで、連結ロッド52の軸芯と支軸本体50の軸芯
との位置合わせが自動的に行われる。その結果、作業者
は、一人でも、連結ロッド52の端部にキャップ56を
固定する作業を行うことができる。
【0033】また、キャップ56に形成してある円筒状
フランジ56aの内周面に、アダプタ54の第2端54
bに形成してある切り欠き58に着脱自在に係合する係
合凸部62を形成してあるので、キャップ56がアダプ
タ54に対して相対回転することがなくなる。その結
果、連結ロッド52の端部をキャップ56の貫通孔60
に通し、連結ロッド52の雄ネジ53にナット64を取
り付けて締め付ける際に、ナット64と共にキャップ5
6が共回りする事態を防止することができ、そのナット
締め付け作業がきわめて容易になる。
【0034】このようにして支軸4と一体化されたロー
ル製品6を、本実施形態に係るロール製品輸送用コンテ
ナ2に収容するには、まず、図1に示すように、コンテ
ナ2のパレット8上に底板12を設置すると共に、パレ
ット8上の相互に向かい合う位置に、一対のパネルを立
てて第1側壁14を形成する。
【0035】次に、これら第1側壁14の各端部を連結
するように、第2側壁16を構成する一対のパネルを立
てて第2側壁16を形成する。その後、第1側壁14の
内壁面に形成してあるガイドレールに沿って、一対の下
段パネル36をコンテナ2の内部に差し込む。
【0036】下段パネル36の上端には、分割可能な支
持孔46の下半分が形成してある。この支持孔46の下
半分の上に、ロール製品6の両端部から突出する支軸4
の両端部をそれぞれ載せる。その後、第1上段パネル3
8を下段パネル36の上端に分割線35に沿って組み合
わせる。本実施形態では、第1上段パネル38の上端に
も、分割可能な支持孔46の下半分が形成してある。こ
の支持孔46の下半分の上にも、ロール製品6の両端部
から突出する支軸4の両端部をそれぞれ載せる。その
後、第2上段パネル40を第1上段パネル38の上端に
分割線37に沿って組み合わせれば、保持壁33が形成
される。したがって、一方の保持壁33当たり6つの支
持孔46に各ロール製品6の支軸4をそれぞれ保持させ
ることで、本実施形態では、6つのロール製品6を、第
1側壁14と第2側壁16とで4方が囲まれる収容空間
18内部に、相互に接触することなく、しかも壁に接触
することなく、独立保持状態で収容することができる。
【0037】したがって、各ロール製品6が接触して擦
れ合うことが無くなり、ロール製品6毎に個別の一次包
装を省略することができ、一次包装のための資材と労力
とを省略することができる。また、本実施形態では、各
パネル36,38,40を分割することにより、支持孔
46が分割されるので、ロール製品6の支軸両端部を支
持孔46に保持させる作業および支持孔46から取り出
す作業を容易且つ迅速に行うことができる。
【0038】また、本実施形態に係るコンテナ2は、各
側壁を構成するパネルとパレット8とが着脱自在であ
り、折り畳むことができるので、ロール製品6を運送し
た後の空コンテナ2を、折り畳んで小さくして返送し再
利用することができる。したがって、返送のための輸送
効率が向上すると共に、廃棄処分となるゴミが発生せ
ず、資源の再利用に寄与する。また、コンテナ2を使用
しないときにも、小さく折り畳んで保管することもでき
るので、保管スペースの省スペース化も図れる。
【0039】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
【0040】たとえば、各保持側壁33を構成するパネ
ル36、38および40の数は、上述した実施形態で
は、3つであるが、2または4以上であっても良い。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、一人の作業者でも支軸に対するロール製品の軸方向
固定作業をきわめて容易に行うことができ、作業性に優
れたロール製品輸送用コンテナを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施形態に係るロール製品
輸送用コンテナの分解斜視図である。
【図2】 図2(A)はロール製品の支軸と略直角な面
に沿ったコンテナの断面図、同図(B)はロール製品の
支軸と略平行な面に沿ったコンテナの断面図である。
【図3】 図3は側壁とパレットとの取付構造を示す分
解斜視図である。
【図4】 図4は支軸の分解斜視図である。
【図5】 図5は支軸の端部の要部断面図である。
【符号の説明】
2… コンテナ 4… 支軸 6… ロール製品 8… パレット 12… 底板 14… 第1側壁 16… 第2側壁 18… 収容空間 20… 蓋 33… 保持壁 35,37… 分割線 36… 下段パネル 38… 第1上段パネル 40… 第2上段パネル 46… 支持孔 50… 支軸本体 52… 連結ロッド 54… 筒状アダプタ 56… キャップ 56a… 筒状フランジ 58… 切り欠き 60… 貫通孔 62… 係合凸部 64,66… ナット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に略平行に向き合い且つロール製品
    の支軸と略平行となるように、パレット上に装着される
    一対の第1側壁と、 相互に略平行に向き合い且つ前記支軸と略直角となるよ
    うに、前記パレット上に着脱自在に装着され、前記第1
    側壁の両側端部を着脱自在に連結して、内部にロール製
    品を収容するための収容空間を区画する一対の第2側壁
    と、 前記第1側壁の内壁面に対して上下方向にスライド移動
    自在に装着され、上下方向に分割可能な下段パネルおよ
    び上段パネルを少なくとも有し、これら下段パネルと上
    段パネルとの分割線上に、分割可能な支持孔が形成して
    あり、各支持孔に前記ロール製品の支軸の端部が挿入さ
    れ、前記ロール製品を前記コンテナ内に保持する保持壁
    とを有するロール製品輸送用コンテナであって、 前記ロール製品の支軸が、 筒状の支軸本体と、 前記支軸本体の内部を軸方向に伸びる連結ロッドと、 前記支軸本体の両端部に装着され、第1端が前記ロール
    製品の押さえ板に当接する筒状アダプタと、 前記筒状アダプタの第2端に軸芯が略一致するように装
    着され、前記連結ロッドの端部が固定される固定部を持
    つキャップとを有するロール製品輸送用コンテナ。
  2. 【請求項2】 前記キャップが、前記筒状アダプタの第
    2端の外周に覆い被さる筒状フランジを有する請求項1
    に記載のロール製品輸送用コンテナ。
  3. 【請求項3】 前記筒状フランジの内周面には、前記筒
    状アダプタの第2端に形成してある切り欠きに着脱自在
    に係合する係合凸部が固定してある請求項2に記載のロ
    ール製品輸送用コンテナ。
JP30771298A 1998-10-29 1998-10-29 ロール製品輸送用コンテナ Expired - Fee Related JP4108202B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30771298A JP4108202B2 (ja) 1998-10-29 1998-10-29 ロール製品輸送用コンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30771298A JP4108202B2 (ja) 1998-10-29 1998-10-29 ロール製品輸送用コンテナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000128270A true JP2000128270A (ja) 2000-05-09
JP4108202B2 JP4108202B2 (ja) 2008-06-25

Family

ID=17972339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30771298A Expired - Fee Related JP4108202B2 (ja) 1998-10-29 1998-10-29 ロール製品輸送用コンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4108202B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115108150A (zh) * 2022-08-29 2022-09-27 阳信诺瑞织品有限公司 一种地毯运输用存放箱

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5785921B2 (ja) 2012-09-28 2015-09-30 富士フイルム株式会社 コンテナ及びパレット付きコンテナ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115108150A (zh) * 2022-08-29 2022-09-27 阳信诺瑞织品有限公司 一种地毯运输用存放箱
CN115108150B (zh) * 2022-08-29 2022-11-18 阳信诺瑞织品有限公司 一种地毯运输用存放箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP4108202B2 (ja) 2008-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3679212B2 (ja) コンテナ
US7802526B2 (en) Modular and customizable returnable rack system
US7360663B2 (en) Lightweight stackable horizontal dispensing container with braces
US5381915A (en) Collapsible, reusable container
WO2002083509A1 (en) Tote box with interengaging top rail
US4311239A (en) Television panel package
JPH08510980A (ja) 運搬・収納システム
JP2000128270A (ja) ロール製品輸送用コンテナ
JP7069790B2 (ja) 固定装置
JPH0728115Y2 (ja) 金属製パレット
US6994291B2 (en) End-board for a core-wound roll product packaging system
JP2558416B2 (ja) コンパクト収納型鋼製クレート
JP4492411B2 (ja) ロール製品用コンテナ
JPH0248352Y2 (ja)
JP2003221035A (ja) 組立式コンテナ
KR0117246Y1 (ko) 포장 및 운반용 상자
JP4181726B2 (ja) ロール製品輸送用コンテナ
JP2002255174A (ja) 組立式コンテナ
JPH0312608Y2 (ja)
JP2535087Y2 (ja) 角型容器
JP2001171786A (ja) 金属製中型容器
EP0442167A2 (en) Manufacturing method and bath tub made of composite material with improved supporting frame produced by such method
JP2872625B2 (ja) 組立式ラック用棚板
JPH0536823Y2 (ja)
JPS629271Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20041222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080402

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees