JP2000124693A - 実装データ作成方法及び部品実装方法 - Google Patents
実装データ作成方法及び部品実装方法Info
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- JP2000124693A JP2000124693A JP10294931A JP29493198A JP2000124693A JP 2000124693 A JP2000124693 A JP 2000124693A JP 10294931 A JP10294931 A JP 10294931A JP 29493198 A JP29493198 A JP 29493198A JP 2000124693 A JP2000124693 A JP 2000124693A
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Abstract
OR部品に該当する条件として各項目ごとの許容値を設
け、事前にマスター部品と、その許容値から指定された
OR部品の部品形状が正しいかを判断し確認できるた
め、マスター部品名ごとに指定されたOR部品が本当に
正しいものなのかの判断を可能とする方法を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 本発明の実装データ作成方法は、マスタ
ー部品に対して相当部品が許容値内にあるかどうか判断
する工程により構成される。
Description
して部品を実装する部品実装機の実装データ作成方法と
部品の実装方法に関するものである。
工程の生産現場において、部品製造メーカーが異なるた
め異なる部品名になっているが、同一仕様の部品で、代
替えが可能な部品が多く存在する。これを従来よりOR
部品と呼んで来たが、設計当初はあるメーカーのある部
品を使用する予定であったが、その部品の入荷が間に合
わず他メーカーの同一仕様の部品であるOR部品を急き
ょ使用する事も珍しくない。OR部品以外にもその生産
現場で独自の部品品番体系で運用している場合もあり、
この場合も同一仕様の部品に対して複数の部品名が存在
する。このようなOR部品を含めた広い概念の代替え可
能な部品名を相当部品名と呼ぶことにするが、以降の説
明ではOR部品名で説明する。
において、部品実装機を動作させるための従来の実装デ
ータの作成方法と部品の実装方法について説明する。
法を示す全体構成図である。1は、実装データ作成シス
テムで、CADデータ3を取り込み、予め登録された部
品データベース4を用いて実装データ5を生成する。2
は、部品実装装置で、部品供給部10から吸着ヘッド1
2が部品13を吸着しX−Yテーブル15上に設置され
たプリント基板14上の所定の位置に実装する。7は、
制御部で、実装データ記憶9、部品供給部データ記憶8
等のデータ記憶部を備え、部品供給部駆動手段16、吸
着ヘッド駆動手段17、X−Yテーブル駆動手段19の
制御を行う。6は、実装データ入出力手段で、実装デー
タ5を取り込み制御部7の実装データ記憶9に書き込
む。11は、部品供給部R/Wヘッドで、部品供給部1
0の各メモリ20上を移動しデータを読み込み制御部7
の部品供給部データ記憶8に書き込む。18は、認識手
段で、吸着ヘッド12が吸着した部品13の認識を行
う。
図13を参照しながら、従来の実装データ作成方法を説
明する。
図のように、部品データベースは、OR部品指定データ
ベース23と形状データベース24と実装条件データベ
ース25とを備える。図12は、従来のOR部品指定デ
ータベースの詳細を示す。OR部品指定データベース
は、マスター部品名に対して存在するOR部品名を登録
するものである。例えば、部品名AのOR部品はAA,
ABが登録されている。また、部品の形状によって決ま
るコードを形状コードと呼び、マスター部品名AAの形
状コードであるマスター形状コード、OR部品の形状コ
ードであるOR部品形状コードも登録される。図4
(a)は、形状データベースの詳細を示す。形状データ
ベースは、各形状コード毎に、図4(b)に示すタテ、
ヨコ、アツミと部品の上下左右各辺のリード21の本数
等の部品の形状データが登録される。図5は、実装条件
データベースの詳細を示す。例えば、形状コードQFP
01の部品をM1という実装機で実装する時の実装スピ
ードのコードが7、使用吸着ノズルがQFP用ノズル、
部品認識用カメラが大カメラで登録されている。実装ス
ピードのコードは数字が小さい程速いものとする。
内容を図6に示す。図6(a)がCADデータで、各部
品の実装位置データを入力したものである。Seqは各
実装位置を示す各レコードのシーケンシャル番号で、X
座標およびY座標で示される実装位置に実装角度θで部
品名の部品を実装する。X−Y座標系については、例え
ば図6(b)のようになっており、この例ではプリント
基板14の左下隅をX−Y座標の原点22としている。
タ3を取り込み、部品名を部品データベース4に対して
検索し必要なデータを取得し、実装データ5を生成す
る。図13は、実装データの具体例を示す。図13
(a)は、NCデータで、ブロック番号は、先頭レコー
ドからシーケンシャルにつけた番号で、各レコードをブ
ロックと呼ぶ。各ブロックが実装位置を表す。X,Y,
θはCADデータと同じである。Zは、部品供給部の識
別番号で、図1の10に示すように各部品供給部に付け
られたものである。図13(b)は、部品供給部の部品
配列を表すデータで、ZはNCデータのZとリンクして
いる。図13(c)は、OR部品指定データで、例えば
Z1の部品供給部にセットする部品はAの代わりにA
A,ABでも構わないことを示す。図13(d)は、部
品ライブラリで、部品配列データと形状コードでリンク
され、各部品の形状や実装条件を示す。この実装データ
により、吸着ヘッド12はNCデータの先頭のブロック
から実装を行うが、NCデータのZ番号の部品供給部よ
り部品を吸着し、それにリンクする形状コードの形状デ
ータ、実装条件を部品ライブラリより取得し、プリント
基板14に部品13を実装する。
実装方法を説明する。ステップ1にて、実装データ入出
力手段6は実装データ5を取り込み、制御部7の実装デ
ータ記憶9に書き込む。ステップ2にて、部品供給部R
/Wヘッド11は、部品供給部のメモリ20上をスキャ
ンし、部品供給部に実際にセットされている部品名(以
降、実部品名と呼ぶ)を読み込み、制御部7の部品供給
部データ記憶8に書き込む。ステップ3からステップ8
までが、部品供給部の部品セットまちがいチェック工程
である。ステップ3にて、最初の部品供給部をチェック
対象とする。ステップ4にて、チェック対象の部品供給
部の実部品名が部品配列データ(図13(b))の部品
名(以降、指定部品名と呼ぶ)と同一かチェックする。
同一であればチェック合格とし、次の部品供給部のチェ
ックに移る。同一でなければ、ステップ5に移る。ステ
ップ5にて、OR部品指定データの登録内容を検索し、
実部品名が指定部品名のOR部品名に該当するかチェッ
クする。該当しなければ、部品供給部の部品セットミス
をしているため、ステップ6の通り、部品供給部をステ
ップ4,5で合格する部品に取り替える。該当していれ
ば、現対象の部品供給部はチェック合格とし、次の部品
供給部をチェック対象としステップ4に移る。現対象部
品供給部が最後であれば、部品供給部セットまちがい工
程を終了し、部品実装工程へ移る。ステップ8からステ
ップ17までが、部品実装工程である。制御部7の実装
データ記憶9に記憶されているNCデータ(図13
(a))の先頭ブロックを対象ブロックとする(ステッ
プ8)。ステップ9にて、NCデータの対象ブロックで
実装するZ番号の部品供給部から吸着ヘッド12が部品
を吸着する。そのために、制御部7は部品供給部駆動手
段を制御し、部品供給部を吸着ヘッドが該当部品を吸着
可能な位置まで位置決めさせる。また、吸着ヘッド駆動
手段を制御し、吸着ヘッドを部品吸着動作させる。ステ
ップ10にて、吸着ヘッドが認識ポジションに行くよう
吸着ヘッド駆動手段を制御させ、認識手段18は、部品
13の撮像を行い画像処理を行う。ステップ11にて、
実部品名、即ちステップ9で認識した部品名の形状コー
ドを認識形状と比較する対象形状とする。ステップ12
にて、認識結果により得られた形状が対象形状の形状コ
ードに該当する部品ライブラリ(図13(d))の形状
データと同一かチェックする。具体的に、認識結果によ
り得られた部品のタテ、ヨコ、アツミ、リード本数等
が、対象形状となる形状コードに登録されているタテ、
ヨコ、アツミ、リード本数等と全て一致するかチェック
される。形状が同一でなければ、ステップ14にて、認
識エラーとなり、ステップ15にて、吸着部品を廃棄
し、NCデータの次ブロックの実装に移る。形状が同一
であれば、ステップ13にて、吸着部品13がプリント
基板14上の指定した位置になるよう、吸着ヘッド駆動
手段とX−Yテーブル駆動手段を制御した後、部品13
をプリント基板に実装する。ステップ16にて、NCデ
ータの最終ブロックでなければ次ブロックとしてステッ
プ9に戻り、最終ブロックであれば部品実装工程を終了
し、従来の実装方法のフローも終了する。
データ作成方法及び部品実装方法では、OR部品指定テ
ーブルにまちがいがあった場合でもOR部品指定テーブ
ルが正しいか否かが判断できないという問題があった。
OR部品指定テーブルは、部品データベースを登録する
際に、人手で作成される。そして、マスター部品名1件
に対するOR部品名の数は20件を越えるものもあり、
一般的に実装生産現場で扱う全OR部品名は約2万件以
上となり、その登録には大変な労力を要し、当然登録ミ
スは起こり得る。従来の方法では、このようなOR部品
指定テーブルでもまちがいを見つけ修正することが出来
ず、OR部品テーブルに登録されている内容をもとにO
R部品に該当するか否か判断するため、本当はOR部品
に該当しない部品をOR部品とみなしプリント基板に実
装してしまう可能性もあった。
一仕様の部品でも別々のOR部品名で実装データを作成
するため、各部品供給部に実装データで指定した別々の
OR部品名を準備するか、その都度該当するOR部品名
の部品を作業者が判断して準備するという部品管理上で
混乱するという問題があった。更に、部品データベース
の登録については、全OR部品の形状、実装条件等のデ
ータの入力が必要で、大変な作業者の労力となるという
問題もあった。
で、信頼性の高いOR部品指定テーブルを充実させ、部
品データベースの登録件数を縮小した実装データ作成方
法及び部品実装方法を提供することを目的とし、スムー
ズな生産現場の部品管理を実現させるものである。
に、本発明の実装データ作成方法及び部品実装方法は、
マスター部品名に対する相当部品名が前記相当部品名に
該当する条件を満足するか判断する相当部品チェック工
程を有することを特徴とする。これにより、正確にマス
ター部品名に対する相当部品名を確定出来る。
品実装方法は、相当部品チェック工程にて判断し、マス
ター部品名の相当部品名として確定し、前記マスター部
品名と前記相当部品名の関係を登録する相当部品指定デ
ータベースに登録することを特徴とする。これにより、
信頼性の高い相当部品指定データベースを早期に充実さ
せることが出来る。
品実装方法は、相当部品指定データベースに登録したマ
スター部品名をグローバル品番として登録することが出
来、前記グローバル品番と登録したマスター部品名の相
当部品名を前記グローバル品番に置き換えることを特徴
とする。これにより、生産現場の作業者にグローバル品
番と相当部品いずれか準備するように指示出来、柔軟な
部品管理が出来る。
品実装方法は、相当部品指定データベースに当初はマス
ター部品名として登録しておき、所定量の相当部品名の
確定がされた時点で前記マスター部品名をグローバル品
番として登録することを特徴とする。これにより、早期
に部品データベースの登録件数を増やし構築することが
可能となる。
及び部品実装方法の第1の実施の形態について図面を参
照しながら説明する。
説明したものと同じである。実装データ作成方法も従来
技術と同じだが、部品データベース4はOR部品指定テ
ーブルを除けば従来技術と同じで、その構成は図2、そ
の詳細は図3、図4、図5に示す通りである。本実施の
形態のOR部品指定データベースについて、図3(a)
を参照しながら説明する。
するOR部品名が登録されるが、マスター部品に対して
OR部品の関係になるために満足すべき条件データも登
録される。具体的に、タテ、ヨコ、アツミの寸法につい
てOR部品と見なせる許容値が登録出来、リード本数や
カットリードが全て一致することが必要などの条件も登
録される。図では、寸法許容値を「タテ±5%」とパー
センテージを登録するものとなっているが、「タテ±
0.1mm」のように許容差で登録するなど、別の登録方
法でも構わないものとする。なお、OR部品名を広い概
念で相当部品名と呼ぶのと同様にOR部品指定データベ
ースも広い概念では相当部品指定データベースとなる
が、以降OR部品指定データベースとして説明する。
データ5は、その詳細を図7に示すが、OR部品指定デ
ータ(図7(c))以外は、図13と同じである。
の部品実装方法の動作を説明する。ステップ1にて、実
装データ入出力手段6は実装データ5を取り込み、制御
部7の実装データ記憶9に書き込む。ステップ2にて、
部品供給部R/Wヘッド11は、部品供給部のメモリ2
0上をスキャンし、部品供給部に実際にセットされてい
る部品名(以降、実部品名と呼ぶ)を読み込み、制御部
7の部品供給部データ記憶8に書き込む。ステップ3か
らステップ11までが、部品供給部の部品セットまちが
いチェック工程である。ステップ3にて、最初の部品供
給部をチェック対象とし、例えばZ1の部品供給部をチ
ェック対象とする。ステップ4にて、対象の部品供給部
に実際にセットされている実部品名が、部品配列データ
(図7(b))の対象Z番号の部品名(以降、指定部品
名と呼ぶ)と同一かチェックする。同一であればチェッ
ク合格とし、次の部品供給部のチェックに移る。同一で
なければ、ステップ5に移る。図7(b)よりZ1の指
定部品名はAだから、実部品名がAならばチェック合格
となる。A以外ならば、ステップ5に移る。ステップ5
にて、実部品名が指定部品名をマスター部品名とするO
R部品指定データに存在するかチェックする。存在しな
ければ、部品供給部の部品セットミスをしているため、
ステップ6の通り、部品供給部をステップ4,5で合格
する部品に取り替える。存在していれば、ステップ7に
移る。例えば、Z1の実部品名がAAであれば、図7
(c)のOR部品指定データにて、指定部品名AのOR
部品名としてAAが存在するためステップ7に移るが、
Z1の実部品名がBであれば指定部品名Aをマスター部
品名とするOR部品指定データに存在しないため、ステ
ップ6にて部品供給部の取り替えとなる。ステップ7に
て、実部品名の形状コードの部品ライブラリが登録され
ているかチェックする。登録していなければ次の部品供
給部に移るが、登録していればステップ8へ移る。例え
ば、実部品名がAAならば図7(d)にある通りAAの
形状コードQFP02は部品ライブラリに登録されてい
る。ステップ8にて、実部品名の形状コードの部品ライ
ブラリを検索し形状データを取得し、指定部品名をマス
ター部品名とするOR部品指定データのOR部品の条件
を満足するかチェックする(ステップ8は、相当部品名
に該当するかチェックする相当部品チェック工程であ
る)。満足しなければ、ステップ9にて、実部品名は指
定部品名のOR部品に該当しないと見なし、指定部品名
をマスター部品名とするOR部品指定データより実部品
名を削除する。部品供給部の部品は、指定部品名もしく
はそのOR部品の条件を満足する部品名に取り替える。
ステップ8にて、満足すれば、実部品名は指定部品名の
OR部品であると認められ、チェック合格とし、ステッ
プ10へ移る。Z1の実部品名がAAならばその形状コ
ードQFP02の部品ライブラリの形状データは、指定
部品名Aの形状コードQFP01の部品ライブラリの形
状データと比較して、AのOR部品となる条件を全て満
足しているため、AAはAのOR部品名と確定し、Z1
はチェック合格となる。しかし、Z1の実部品名がAB
ならば、その形状コードQFP03の形状のうちアツミ
が2.7mmと寸法許容値±3%を満足しないため、AB
はAのOR部品名と認められない。この場合、ステップ
9にて、AのOR部品指定データからABが削除され
る。ステップ10にて、最後の部品供給部でなければ次
の部品供給部をチェック対象としステップ4へ戻るが、
最後の部品供給部ならば、部品供給部セットまちがい工
程を終了し、部品実装工程へ移る。
品実装工程である。制御部7の実装データ記憶9に記憶
されているNCデータ(図7(a))の先頭ブロックを
対象ブロックとする(ステップ12)。ステップ13に
て、NCデータの対象ブロックで実装するZ番号の部品
供給部から吸着ヘッド12が部品を吸着する。そのため
に、制御部7は部品供給部駆動手段を制御し、部品供給
部を吸着ヘッドが該当部品を吸着可能な位置まで位置決
めさせる。また、吸着ヘッド駆動手段を制御し、吸着ヘ
ッドを部品吸着動作させる。ステップ14にて、吸着ヘ
ッドが認識ポジションに行くよう吸着ヘッド駆動手段を
制御させ、認識手段18は、部品13の撮像を行い画像
処理を行う。ステップ15にて、対象部品供給部の実部
品名が対象部品供給部の指定部品名と同一かチェックす
る。例えば、NCデータの先頭ブロックでは部品供給部
Z1の部品を実装するが、Z1の実部品名がAであれ
ば、Z1の指定部品名と一致するため、ステップ17へ
移る。ステップ17にて、認識結果により得られた形状
が指定部品名の形状コードに該当する部品ライブラリ
(図7(d))の形状データと同一かチェックする。具
体的に、認識結果により得られた部品のタテ、ヨコ、ア
ツミ、リード本数等が、指定部品名の形状コードに登録
されているタテ、ヨコ、アツミ、リード本数等と全て一
致するかチェックされる。形状が同一でなければ、ステ
ップ19にて、認識エラーとなり、ステップ20にて、
吸着部品を廃棄し、NCデータの次ブロックの実装に移
る。形状が同一であれば、ステップ21にて、吸着部品
13がプリント基板14上の指定した位置になるよう、
吸着ヘッド駆動手段とX−Yテーブル駆動手段を制御し
た後、部品13をプリント基板に実装する。一方、ステ
ップ16にて、認識結果により得られた形状が指定部品
名のOR部品になるための条件を満足するかチェックさ
れる。満足すれば、実部品名は指定部品名のOR部品で
あると確定し、ステップ21にて、部品をプリント基板
の指定した位置に実装する。満足しなければ、ステップ
18にて、指定部品名のOR部品指定データより実部品
名が削除され、ステップ19にて、認識エラーとなり、
ステップ20にて、吸着部品を廃棄し、NCデータの次
ブロックの実装に移る(ステップ16は、相当部品名に
該当するかチェックする相当部品チェック工程であ
る。)。例えば、NCデータの先頭ブロックの場合、実
部品名がAAであれば、部品供給部セットまちがいチェ
ック工程と同じく指定部品名AのOR部品と確定される
が、実部品名がABであれば、部品供給部セットまちが
いチェック工程と同じく指定部品名AのOR部品とは認
められない。また、実部品名が形状コードが部品ライブ
ラリに未登録であるAC(ACの形状コードQFP04
は部品ライブラリに未登録とする)であっても、認識結
果により得られた形状データが、指定部品名Aの形状と
比較してOR部品の条件を満足するかでチェック可能で
ある。ステップ22にて、NCデータの最終ブロックで
なければ次ブロックとしてステップ13に戻り、最終ブ
ロックであればステップ24へ移る。ステップ24で
は、実装データ入出力手段がOR部品指定データの修正
内容を実装データ作成システム1内の部品データベース
4のOR部品指定データベースへ反映させる。例えば、
ステップ16のチェック結果より実部品名ABは指定部
品名AのOR部品とは認められなかったが、この場合は
部品AのOR部品指定データからABが削除される。そ
して、この結果がOR部品指定データベースに反映さ
れ、図3(b)に示すようにマスター部品名のOR部品
名からABが削除されている。これにより、実装データ
を作成し部品実装しながら確実にOR部品指定データベ
ースの精度を向上させることが出来る。ステップ24
で、部品実装工程を終了し、本実施の形態の部品実装方
法の処理も終了する。
トまちがいチェック工程を行ったが、これを行わず図8
のステップ2の直後にステップ12からのステップを行
っても構わないものとする。また、部品供給部セットま
ちがいチェック工程の中で、形状データの内容とOR部
品の条件を照らし合わせて、OR部品登録の正当性のチ
ェックを行ったが、部品供給部セットまちがいチェック
工程から独立させ単純にOR部品指定データの全マスタ
ー部品名に登録されているOR部品名が条件を満足する
か片っ端からチェックするものでも構わない。また、O
R部品名に該当するかチェックする工程は、実装データ
を作成する中で行い、実装データ作成システムの構成に
含めても良い。更に、実装データの生成を実装機の外部
のシステムにて行ったが、実装機が部品データベースを
備えてCADデータを直接取り込むものでも構わないも
のとする。また更に、実部品名の取得を部品供給部R/
Wヘッドにより読み込むことにより行ったが、他の方法
で取得しても良く、例えば部品供給部にセットされてい
る部品をバーコードにより判別して取得しても、また部
品供給部の部品を確認し手入力にて得られるものでも構
わないものとする。
品実装方法の第2の実施の形態について図面を参照しな
がら説明する。
説明したものと同じである。部品データベース4はOR
部品指定テーブルを除けば従来技術と同じで、その構成
は図2、その詳細は図9、図4、図5に示す通りであ
る。本実施の形態のOR部品指定データベースについ
て、図9(a)を参照しながら説明する。
するOR部品名が登録されるが、マスター部品に対して
OR部品の関係になるために満足すべき条件データも登
録される。具体的に、タテ、ヨコ、アツミの寸法につい
てOR部品と見なせる許容値が登録出来、リード本数や
カットリードが全て一致することが必要などの条件も登
録される。図では、寸法許容値を「タテ±5%」とパー
センテージを登録するものとなっているが、「タテ±
0.1mm」のように許容差で登録するなど、別の登録方
法でも構わないものとする。また、グローバル品番フラ
グは、マスター部品名をグローバル品番とするか否かの
指定フラグで、これがONであればマスター部品名はグ
ローバル品番として扱われ、OFFであればマスター部
品名はグローバル品番としては扱われない。
た実装データ作成方法の処理フローを示す。ステップ1
にて、CADデータ3(詳細は図6(a)参照)を取り
込む。ステップ2にて、CADデータの各レコードの部
品名がOR部品指定データベース23にOR部品名とし
て登録されているか検索し、登録されており且つそのマ
スター部品名がグローバル品番であれば、その部品名を
グローバル品番に置き換える。グローバル品番のOR部
品でなければ部品名の置き換えは行わない。ステップ3
にて、CADデータの各部品名を、プリント基板を生産
する実装ラインの各実装機に振り分ける。この時各実装
機の実装時間が出来るだけ均一になるように振り分け
る。ステップ4にて、各実装機毎に実装時間が最小にな
るよう考慮して実装順序及び部品供給部配列の最適化を
行う。この時、品種切り替え時の部品供給部の取り替え
が少なくなるよう部品供給部配列の共通化を考慮するこ
ともある。ステップ5にて、各実装機の部品供給部配列
や実装順序等を表した帳票26を印刷出力する。部品供
給部配列を出力した帳票の具体例を図10(b)に示
す。各部品供給部の部品名は、グローバル品番のOR部
品であるものはグローバル品番に置き換えられている。
但し、グローバル品番に対して代替え可能なOR部品名
も表示される。例えば、グローバル品番Aに対してOR
部品名がAA,AB,ACと表示される。これにより、
生産現場の作業者は、これらの部品名の中で準備可能な
部品を部品供給部にセット出来、柔軟な運用が可能にな
る。ステップ6にて、各実装機毎にCADデータが実装
データ5に変換される。実装データの内NCデータの各
ブロック順はステップ4で最適化された実装順となる。
以上、ステップ3からステップ6の各ステップの処理に
は、必要に応じて形状データベース24や実装条件デー
タベース25の情報を取り込み解析しながら行われる。
生成された実装データ5の詳細を図11に示す。部品配
列データは図11(b)に示す通りで、図10(b)の
帳票と同じ結果になり、グローバル品番のOR部品であ
るものはグローバル品番に置き換えられている。形状コ
ードもグローバル品番の形状コードに置き換えられてい
る。
の部品実装方法の動作を説明する。ステップ1にて、実
装データ入出力手段6は実装データ5を取り込み、制御
部7の実装データ記憶9に書き込む。ステップ2にて、
部品供給部R/Wヘッド11は、部品供給部のメモリ2
0上をスキャンし、部品供給部に実際にセットされてい
る部品名(以降、実部品名と呼ぶ)を読み込み、制御部
7の部品供給部データ記憶8に書き込む。ステップ3か
らステップ11までが、部品供給部の部品をセットまち
がいチェック工程である。ステップ3にて、最初の部品
供給部をチェック対象とし、例えばZ1の部品供給部を
チェック対象とする。ステップ4にて、対象の部品供給
部に実際にセットされている実部品名が、部品配列デー
タ(図11(b))の対象Z番号の部品名(以降、指定
部品名と呼ぶ)と同一かチェックする。同一であればチ
ェック合格とし、次の部品供給部のチェックに移る。同
一でなければ、ステップ5に移る。図11(b)よりZ
1の指定部品名はA(Aはグローバル品番)だから、実
部品名がAならばチェック合格となる。A以外ならば、
ステップ5に移る。ステップ5にて、実部品名が指定部
品名をマスター部品名とするOR部品指定データに存在
するかチェックする。存在しなければ、部品供給部の部
品セットミスをしているため、ステップ6の通り、部品
供給部をステップ4,5で合格する部品に取り替える。
存在していれば、ステップ7に移る。例えば、Z1の実
部品名がAAであれば、図11(c)のOR部品指定デ
ータにて、指定部品名AのOR部品名としてAAが存在
するためステップ7に移るが、Z1の実部品名がBであ
れば指定部品名Aをマスター部品名とするOR部品指定
データに存在しないため、ステップ6にて部品供給部の
取り替えとなる。ステップ7にて、実部品名の形状コー
ドの部品ライブラリが登録されているかチェックする。
登録していなければ次の部品供給部に移るが、登録して
いればステップ8へ移る。例えば、実部品名がAAなら
ば図11(d)にある通りAAの形状コードQFP02
は部品ライブラリに登録されている。ステップ8にて、
実部品名の形状コードの部品ライブラリを検索し形状デ
ータを取得し、指定部品名をマスター部品名とするOR
部品指定データのOR部品の条件を満足するかチェック
する。満足しなければ、ステップ9にて、実部品名は指
定部品名のOR部品に該当しないと見なし、指定部品名
をマスター部品名とするOR部品指定データより実部品
名を削除する。部品供給部の部品は、指定部品名もしく
はそのOR部品の条件を満足する部品名に取り替える。
ステップ8にて、満足すれば、実部品名は指定部品名の
OR部品であると認められ、チェック合格とし、ステッ
プ10へ移る。Z1の実部品名がAAならばその形状コ
ードQFP02の部品ライブラリの形状データは、指定
部品名Aの形状コードQFP01の部品ライブラリの形
状データと比較して、AのOR部品となる条件を全て満
足しているため、AAはAのOR部品名と確定し、Z1
はチェック合格となる。しかし、Z1の実部品名がAB
ならば、その形状コードQFP03の形状のうちアツミ
が2.7mmと寸法許容値±3%を満足しないため、AB
はAのOR部品名と認められない。この場合、ステップ
9にて、AのOR部品指定データからABが削除され
る。ステップ10にて、最後の部品供給部でなければ次
の部品供給部をチェック対象としステップ4へ戻るが、
最後の部品供給部ならば、部品供給部セットまちがい工
程を終了し、部品実装工程へ移る。
品実装工程である。制御部7の実装データ記憶9に記憶
されているNCデータ(図7(a))の先頭ブロックを
対象ブロックとする(ステップ12)。ステップ13に
て、NCデータの対象ブロックで実装するZ番号の部品
供給部から吸着ヘッド12が部品を吸着する。そのため
に、制御部7は部品供給部駆動手段を制御し、部品供給
部を吸着ヘッドが該当部品を吸着可能な位置まで位置決
めさせる。また、吸着ヘッド駆動手段を制御し、吸着ヘ
ッドを部品吸着動作させる。ステップ14にて、吸着ヘ
ッドが認識ポジションに行くよう吸着ヘッド駆動手段を
制御させ、認識手段18は、部品13の撮像を行い画像
処理を行う。ステップ15にて、対象部品供給部の実部
品名が対象部品供給部の指定部品名と同一かチェックす
る。例えば、NCデータの先頭ブロックでは部品供給部
Z1の部品を実装するが、Z1の実部品名がAであれ
ば、Z1の指定部品名と一致するため、ステップ17へ
移る。ステップ17にて、認識結果により得られた形状
が指定部品名の形状コードに該当する部品ライブラリ
(図11(d))の形状データと同一かチェックする。
具体的に、認識結果により得られた部品のタテ、ヨコ、
アツミ、リード本数等が、指定部品名の形状コードに登
録されているタテ、ヨコ、アツミ、リード本数等と全て
一致するかチェックされる。形状が同一でなければ、ス
テップ19にて、認識エラーとなり、ステップ20に
て、吸着部品を廃棄し、NCデータの次ブロックの実装
に移る。形状が同一であれば、ステップ21にて、吸着
部品13がプリント基板14上の指定した位置になるよ
う、吸着ヘッド駆動手段とX−Yテーブル駆動手段を制
御した後、部品13をプリント基板に実装する。一方、
ステップ16にて、認識結果により得られた形状が指定
部品名のOR部品になるための条件を満足するかチェッ
クされる。満足すれば、実部品名は指定部品名のOR部
品であると確定し、ステップ21にて、部品をプリント
基板の指定した位置に実装する。満足しなければ、ステ
ップ18にて、指定部品名のOR部品指定データより実
部品名が削除され、ステップ19にて、認識エラーとな
り、ステップ20にて、吸着部品を廃棄し、NCデータ
の次ブロックの実装に移る。例えば、NCデータの先頭
ブロックの場合、実部品名がAAであれば、部品供給部
セットまちがいチェック工程と同じく指定部品名AのO
R部品と確定されるが、実部品名がABであれば、部品
供給部セットまちがいチェック工程と同じく指定部品名
AのOR部品とは認められない。また、実部品名が形状
コードが部品ライブラリに未登録であるAC(ACの形
状コードQFP04は部品ライブラリに未登録とする)
であっても、認識結果により得られた形状データが、指
定部品名Aの形状と比較してOR部品の条件を満足する
かでチェック可能である。ステップ22にて、NCデー
タの最終ブロックでなければ次ブロックとしてステップ
13に戻り、最終ブロックであればステップ24へ移
る。ステップ24では、実装データ入出力手段がOR部
品指定データの修正内容を実装データ作成システム1内
の部品データベース4のOR部品指定データベースへ反
映させる。例えば、ステップ16のチェック結果より実
部品名ABは指定部品名AのOR部品とは認められなか
ったが、この場合は部品AのOR部品指定データからA
Bが削除される。そして、この結果がOR部品指定デー
タベースに反映され、図3(b)に示すようにマスター
部品名のOR部品名からABが削除されている。これに
より、実装データを作成し部品実装しながら確実にOR
部品指定データベースの精度を向上させることが出来
る。ステップ24で、部品実装工程を終了し、本実施の
形態の部品実装方法の処理も終了する。
トまちがいチェック工程を行ったが、これを行わず図8
のステップ2の直後にステップ12からのステップを行
っても構わないものとする。また、部品供給部セットま
ちがいチェック工程の中で、形状データの内容とOR部
品の条件を照らし合わせて、OR部品登録の正当性のチ
ェックを行ったが、部品供給部セットまちがいチェック
工程から独立させ単純にOR部品指定データの全マスタ
ー部品名に登録されているOR部品名が条件を満足する
か片っ端からチェックするものでも構わない。更に、実
装データの生成を実装機の外部のシステムにて行った
が、実装機が部品データベースを備えてCADデータを
直接取り込むものでも構わないものとする。更に、グロ
ーバル品番への置き換えは部品実装機で部品実装する前
に実装データに対して行うものであっても構わない。
タでグローバル品番フラグをONすれば、マスター部品
名をグローバル品番に出来ることを説明したが、当然の
ことながら、部品データベースに登録してあるマスター
部品名の一部をグローバル部品とした状態で運用しても
構わない。望ましい運用としては、マスター部品名を登
録当初はそのマスター部品名はグローバル品番としない
ものとし、本実施の形態を実施した後OR部品指定デー
タのOR部品名登録内容の信頼度が高くなったマスター
部品名のみをグローバル品番にすると良い。また、グロ
ーバル品番に対してOR部品名に登録する部品名がOR
部品の条件を満足することがまちがいないならば、その
部品名の形状コードを形状データベースや実装条件デー
タベースに登録する必要はない。そうすれば、形状コー
ドを登録する手間が省け、部品データベースの早期構築
が図れる。
指定データベースにまちがいがあった場合でもOR部品
指定データベースを正しく自動修正出来る。従って、と
にかく多くOR部品を登録しておき本発明を実施すれ
ば、信頼度の高いOR部品指定データベースを簡単に早
期構築可能である。また、同一仕様の部品の中のマスタ
ー部品名をグローバル品番と登録すれば、そのOR部品
名は全てグローバル品番で実装データが生成され、その
OR部品名も帳票で作業者に知らせるため、生産現場の
部品準備作業が柔軟かつ容易になり、スムーズな部品管
理が実現出来る。更に、部品データベースの登録につい
ては、全OR部品の形状、実装条件等のデータの入力は
不要になり、部品データベース構築のための作業者の労
力を大幅に削減できる。
構成図
定データベースの詳細図
の詳細図
ースの詳細図
細図
の詳細図
法の処理フロー図
定データベースの詳細図
タ作成方法の処理フロー図
タの詳細図
スの詳細図
ー図
Claims (6)
- 【請求項1】 部品をプリント基板上に実装する部品実
装機を動作させるための実装データ作成方法及び部品実
装機を用いた部品実装方法であって、マスター部品名に
対する相当部品名が前記相当部品名に該当する条件を満
足するか判断する相当部品チェック工程を有することを
特徴とする実装データ作成方法及び部品実装方法。 - 【請求項2】 相当部品チェック工程は、部品供給部に
実際にセットされた実部品名と実装データで部品供給部
にセットするよう指定した指定部品名を取得し、前記実
部品名が前記指定部品名の相当部品名に該当する条件を
満足するか判断する請求項1記載の実装データ作成方法
及び部品実装方法。 - 【請求項3】 相当部品チェック工程は、実装する部品
を事前に認識手段にて認識し、認識結果により得られた
形状が、実装データで実装する部品と指定した指定部品
名の相当部品名に該当する条件を満足する形状か判断す
る請求項1記載の実装データ作成方法及び部品実装方
法。 - 【請求項4】 相当部品チェック工程にて判断し、マス
ター部品名の相当部品名として確定し、前記マスター部
品名と前記相当部品名の関係を登録する相当部品指定デ
ータベースに登録する請求項1ないし3のいずれか1項
記載の実装データ作成方法及び部品実装方法。 - 【請求項5】 相当部品指定データベースに登録したマ
スター部品名をグローバル品番として登録することが出
来、前記グローバル品番と登録したマスター部品名の相
当部品名を前記グローバル品番に置き換える請求項4記
載の実装データ作成方法及び部品実装方法。 - 【請求項6】 相当部品指定データベースに当初はマス
ター部品名として登録しておき、所定量の相当部品名の
確定がされた時点で前記マスター部品名をグローバル品
番として登録する請求項5記載の実装データ作成方法及
び部品実装方法。
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CN114503796B (zh) * | 2019-09-30 | 2023-09-01 | 株式会社富士 | 数据管理系统 |
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