JP2000118391A - 天井走行台車のバランス制御機構 - Google Patents

天井走行台車のバランス制御機構

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JP2000118391A
JP2000118391A JP10288105A JP28810598A JP2000118391A JP 2000118391 A JP2000118391 A JP 2000118391A JP 10288105 A JP10288105 A JP 10288105A JP 28810598 A JP28810598 A JP 28810598A JP 2000118391 A JP2000118391 A JP 2000118391A
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gravity
elevated rail
center
vehicle body
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Daisuke Fukuzaki
大介 福崎
Yoshikazu Nakano
義和 中野
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Tsubakimoto Chain Co
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Tsubakimoto Chain Co
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    • B61RAILWAYS
    • B61BRAILWAY SYSTEMS; EQUIPMENT THEREFOR NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B61B13/04Monorail systems

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  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 天井走行台車を補助高架レールや補助走行ロ
ーラを用いずに、高架レールの曲線部を横振れを生じる
ことなく高速で走行させることできる天井走行台車のバ
ランス制御機構を提供する。 【解決手段】 高架レール2に走行車輪3で車体4が懸
垂支持されて走行する天井走行台車1の高架レール上の
走行車輪の支点位置Oより下方で、重心位置G2を左右
方向に変位自在に車体に設けられた可動部4Aと、車体
に対して可動部の重心を移動させる重心移動手段と、高
架レールの曲線部を走行する際に、天井走行台車全体に
作用する走行方向を軸とする前記支点位置回りに遠心力
のモーメントと重力のモーメントが釣り合う可動部の重
心のバランス位置を算出し、前記バランス位置へ可動部
の重心を移動させるように重心移動手段を制御するバラ
ンス制御手段13とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井走行台車が高
架レールの曲線部を走行する際に車体の横振れを抑制す
るバランス制御機構に関する。
【0002】
【従来の技術】工場内等において、高架レールを走行し
て物品を搬送するために用いられている天井走行台車
は、高架レールの曲線部を通過する際に、その車体やこ
れに搭載している物品が遠心力を受けて傾き、車体に横
振れを生じる傾向がある。
【0003】そこで、従来では、例えば実公平8−89
38号公報に開示されているように、高架レールの曲線
部の両側に補助高架レールを設置し、これらの補助高架
レールで天井走行台車の左右にそれぞれ設けられている
補助走行ローラを受けて、車体の横振れを防止してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た実公平8−8938号公報に開示されている構造の天
井走行台車では、高架レールの曲線部を天井走行台車が
通過する際に車体が受ける遠心力を補助走行ローラを介
して補助高架レールで受けているため、高架レールの曲
率半径が小さいと車体に作用する遠心力が大きくなり、
天井走行台車の車体や補助高架レールの剛性を高める必
要がある。
【0005】しかしながら、補助高架レールや天井走行
台車の車体の剛性を高めようとすると、これらの部分の
サイズや重量が増加し、また、製造コストも高くなるた
め、天井走行台車の走行速度を曲線部で低下させなけれ
ばならず、物品搬送のサイクルタイムが長くなる問題が
あった。
【0006】そこで、本発明は、前述したような従来技
術の問題点を解消し、天井走行台車を補助高架レールや
補助走行ローラを用いずに、高架レールの曲線部を横振
れを生じることなく高速で走行させることできる天井走
行台車のバランス制御機構を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的のため、本発明
の天井走行台車のバランス制御機構は、高架レールに走
行車輪で車体が懸垂支持されて走行する天井走行台車の
高架レール上の走行車輪の支点位置より下方で、重心位
置を左右方向に変位自在に車体に設けられた可動部と、
車体に対して可動部の重心を移動させる重心移動手段
と、高架レールの曲線部を走行する際に、走行方向を軸
とする前記支点位置回りに天井走行台車全体に作用する
遠心力のモーメントと重力のモーメントが釣り合う可動
部の重心のバランス位置を算出し、前記バランス位置へ
可動部の重心を移動させるように重心移動手段を制御す
るバランス制御手段とを備えている。
【0008】前記バランス制御手段は、天井走行台車に
設けられた読取手段が高架レールに付設する被検出部か
ら読み取った高架レールの曲率半径データを利用して可
動部重心のバランス位置の算出を行うことが望ましい。
【0009】
【作用】請求項1に記載された発明において、天井走行
台車が停止している場合や、高架レールの直線部分を走
行している場合には、天井走行台車全体の重心は支点位
置の垂直下方に位置し、この時、天井走行台車は高架レ
ールの略真下に吊り下げられた状態にある。
【0010】一方、天井走行台車が高架レールの曲線部
分を走行するときは、その車体全体に遠心力が作用す
る。前記遠心力は天井走行台車の走行方向を軸とする前
記支点位置回りのモーメントを生じさせる。
【0011】本発明においては、天井走行台車が高架レ
ールの曲線部分に侵入する直前に、バランス制御手段が
天井走行台車全体に作用する前記支点位置回りの遠心力
によるモーメントと重力によるモーメントが釣り合う可
動部の重心のバランス位置を算出し、重心移動手段を制
御して可動部の重心を前記バランス位置へ移動させる。
【0012】その結果、可動部の重量によって前記支点
位置回りに生じた重力のモーメントによって、同支点位
置回りの遠心力によるモーメントが打ち消され、天井走
行台車は高架レールの曲線部を傾くことなく走行し、走
行中の横振れの発生が防止される。
【0013】また、請求項2記載の発明においては、バ
ランス制御手段がバランス位置を算出するために必要な
高架レールの曲率半径データを、高架レールに設けられ
ている被検出部から天井走行台車側の読取手段で読み取
る。
【0014】バランス制御手段は、読取手段で得た高架
レールの曲率半径データと、天井走行台車の走行速度
と、天井走行台車の車体とこれに設けられている可動部
のそれぞれの重量と重心位置から天井走行台車全体に作
用する走行方向を軸とする前記支点位置回りの遠心力に
よるモーメントを算出し、このモーメントと釣り合う重
力のモーメントが生じる可動部重心のバランス位置を算
出する。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て説明する。図1は、本発明の一実施例を示すバランス
制御機構が搭載された天井走行台車の概略構造図であっ
て、天井走行台車1は、工場内等に架設されている高架
レール2の水平な車輪走行面2Aに走行車輪3で走行自
在に懸垂支持されている車体4を有している。
【0016】前記走行車輪3は車体4上部の高架レール
2に沿って前後方向に複数箇所設けられており、その一
つが走行用モータ5で回転駆動されて、天井走行台車1
の走行を行うようになっている。
【0017】前記走行用モータ5は、車体4内部に搭載
されている走行制御手段6に内蔵されているプログラム
と走行制御手段6へ天井走行台車1外部から送られる指
令データによって制御されるように構成されている。
【0018】車体4の下部には可動部4Aが設けられて
いる。前記可動部4Aと車体4の下面との間には、長手
方向を左右方向(天井走行台車1の幅方向)に向けた一
対のリニアガイド機構7が車体4の走行方向前後に間隔
をあけて並行に設けられていて、これらのリニアガイド
機構7により、可動部4Aが車体4の左右両側にスライ
ド自在に支持されている。
【0019】車体4内の下部幅方向左右位置には、駆動
側歯付プーリ8と被駆動側歯付プーリ9が回転自在に支
持されていて、これらのプーリ8,9間に歯付ベルト1
0が掛け渡されている。
【0020】前記歯付ベルト10は、連結部材11を介
して可動部4Aの上面と連結されており、車体4内部に
搭載されている重心移動手段としてのバランス制御用パ
ルスモータ12を正方向または逆方向に回転させること
によって、可動部4Aが車体4に対して左右方向に移動
されるように構成されている。
【0021】前記バランス制御用パルスモータ12の回
転制御は、車体4に搭載されているバランス制御手段1
3から出力されるパルス信号によって行われる。
【0022】なお、本発明における重心移動手段は、こ
の実施例では駆動側歯付プーリ8、被駆動側歯付プーリ
9、歯付ベルト10、バランス制御用パルスモータ12
で構成されている。
【0023】また、この実施例では、可動部4Aは搬器
Cと前記搬器に保持される定型の被搬送物品Wからなる
ものであり、搬器Cには、被搬送物品Wの有無を検出す
る物品検出センサ(図示せず。)が設けられている。
【0024】一方、高架レール2の下面には、その曲率
半径データが記録されたバーコードで構成される被検出
部14が付設されている。前記被検出部14は、高架レ
ール2が直線部分から曲線部分へ移行する位置や曲線部
分から直線部分へ移行する位置、あるいは、曲線部分の
途中で高架レールの曲率半径が変化する位置の手前側に
設けられていて、高架レール2を天井搬送台車1が走行
する際に、被検出部14に記録されている曲率半径デー
タを対向する天井搬送台車1の車体4上面に設けられた
バーコードリーダからなるデータ読取手段15で読み取
り、その情報をバランス制御手段13に送出するように
なっている。
【0025】なお、被検出部とデータ読取手段は、前述
したものに限らず、例えば、被検出部として磁気的にデ
ータを記録したものを用い、データ読取手段に磁気的に
前記データを読み取るもの構造のものを用いてもよい。
【0026】次に、図2は、本発明の天井走行台車のバ
ランス制御機構の動作原理を説明する図であって、同図
の(a)は、図1に示す天井走行台車1が高架レール2
の直線部分を走行中または、高架レール2上に停止して
いる状態における車体4の重心G1 と可動部4Aの重心
2 のそれぞれの位置を模式的に示している。
【0027】なお、車体4と可動部4Aの質量はそれぞ
れm1 ,m2 で表しており、車体4の重心G1 は、高架
レール2上の走行車輪3の支点位置0を通過する垂線N
上で支点位置Oから距離L1 だけ下方にあり、可動部4
Aの重心G2 は重心G1 の位置から前記垂線N上をさら
に距離L2 だけ下がった位置にある。
【0028】これらの状態では、天井走行台車1に作用
する外力は支点位置0を通る垂線N上で下方に作用する
重力のみであり、支点位置O回りのモーメントは存在せ
ず、天井走行台車1に傾きは生じていない。
【0029】次に図2の(b)は、天井走行台車1が、
本発明のバランス制御機構を動作させずに車体4と可動
部4Aとが同図(a)の位置関係を保ったまま、高架レ
ール2の曲線部分を走行する状態を示したものである。
【0030】この時、車体4と可動部4Aの重心G1
2 にはそれぞれ遠心力f1 ,f2が水平方向に作用
し、これらの遠心力f1 ,f2 によって天井走行台車1
には、支点位置O回りにモーメントMcが作用し、その
車体4とこれに連結されている可動部4Aに支点位置O
を通る垂線Nに対して角度θの傾斜を生じさせる。
【0031】前記角度θは、天井走行台車1の走行速度
が大きくなるほど増大し、また、高架レール2の曲線部
分を前記角度θ傾いて走行してきた天井走行台車1が高
架レール2の直線部分へ侵入すると、これらの遠心力f
1 ,f2 が消失するため、支点位置0を中心に車体4と
可動部4Aが振り子のように横揺れを生じる。これに対
し、図2の(c)は、天井走行台車1が本発明のバラン
ス制御機構を動作させて高架レール2の曲線部分を走行
する状態を示したものである。
【0032】同図(c)において、車体4の重心G
1 は、支点位置Oを通る垂線N上にあり、一方、可動部
4Aの重心G2 は、垂線Nから高架レール2の曲率中心
O’側と反対側に水平方向に距離Xだけ変位している。
【0033】ここで、高架レール2の曲率半径をR、天
井走行台車1の走行速度をVとすると、質量m1 である
車体4の重心G1 に作用する遠心力はf1 は、f1 =m
1 2 /Rである、また、質量m2 である可動部4Aの
重心G2 に作用する遠心力f2 は、f2 =m2 2 /R
である。(ただし、高架レールの曲率半径Rは、前記距
離Xに比較して十分大きいものとする。) この時、天井走行台車1全体に支点位置O回りに作用す
る遠心力f1 とf2 によって生じるモーメントMcは、
Mc=f1 1 +f2 (L1 +L2 )となる。
【0034】一方、可動体4Aの重心G2 の位置を支点
位置Oを通る垂線Nから水平方向に距離Xだけ変位させ
ることによって、天井走行台車1には可動体4Aの重量
2gによる支点位置O回りの前記モーメントMcと反
対向きのモーメントMrが生じる。ただし、ここでgは
重力加速度であって、Mr=Xm2 gとなる。
【0035】したがって、Mc=Mrとなるように、X
の値が選択されていれば、天井走行台車1に作用する支
点位置O回りのモーメントを除去することができ、高架
レール2の曲線部分を走行する天井走行台車1の横振れ
を防止することができる。前記距離Xは、X=(L2
1 (m1 +m2 )/m2 )V2 /(Rg)の関係から
算出することができる。
【0036】ここで、m1 ,L1 は、天井走行台車1の
車体4の構造上からあらかじめ決まっており、また、可
動部4Aの重心G2 の位置と質量m2 は、被搬送物品W
が特定されていればこれらもあらかじめ既知の値であ
る。
【0037】また、天井走行台車1の走行速度Vはあら
かじめ決められているか、あるいは走行車輪3の回転等
から容易に検出できる量である。
【0038】本実施例においては、天井走行台車1が高
架レール2の曲線部分に侵入する手前で、データ読取手
段15が高架レール2の被検出部14から高架レール2
の曲率半径Rに対応するデータを読み取る。
【0039】バランス制御手段13は、データ読取手段
15が読み取った曲率半径Rの値に基づいて前記距離X
を算出し、バランス制御用パルスモータ12を制御して
可動部4Aを図2(c)の位置関係になるように移動さ
せる。
【0040】バランス制御手段13にはあらかじめ可動
部4Aの質量m2 と垂直方向の重心位置L2のデータが
複数通り記憶されていて、前記距離Xは、天井走行台車
1の搬器Cに被搬送物品Wが保持されている場合と保持
されていない場合で異なり、さらに、被搬送物品Wの種
類によっても異なった値が算出される。
【0041】なお、被搬送物品Wの種類の識別は、物品
検出センサにその機能を持たせて行うことができ、例え
ば、被搬送物品Wに付加された識別コードを光学的に読
み取るようにしてもよい。また、重心位置が一定した被
搬送物品Wでは、搬器に被搬送物品Wの重量を計測する
荷重センサを設けて被搬送物品Wの種類を判別するよう
にしてもよい。
【0042】図示は省略するが、高架レール2の曲線部
分が終了する手前の位置にも被検出部14と同様に車体
4に対して可動部4Aの位置を変更するための被検出部
が付設されていて、天井走行台車1がこの位置を通過す
ると、高架レール2の直線部分に対応して走行できるよ
うに、バランス制御手段13はバランス制御用パルスモ
ータ12を制御して可動部4Aを、図2の(A)の位置
へ戻す。
【0043】前述した実施例においては、可動部4Aを
搬器Cと前記搬器Cに保持される定型の被搬送物品Wか
ら構成しているが、可動部は単に天井走行台車の重心位
置を左右方向に変化させるバランスウエイトとして構成
し、搬器Cは車体の左右方向に移動しない構造としても
よい。
【0044】また、可動部の重心を車体に対して左右に
移動させるための重心移動手段は、前述した実施例で用
いられている歯付ベルト9を用いたものに限定するもの
ではなく、歯付ベルトの代わりにチェーンを用いてもよ
いし、ラックピ二オン機構やシリンダ機構等を用いても
よい。
【0045】さらに、本実施例においては、可動部4A
が車体4に対してリニアガイド機構7によって直線的に
移動するように構成されているが、両者の間を左右に対
になった平行リンクで連結して、可動部の重心を車体に
対して左右方向に変位させるように構成してもよい。
【0046】また、本実施例では、バランス制御手段1
3が、天井走行台車1に設けられた読取手段15が高架
レール2に付設した被検出部14から読み取った高架レ
ール2の曲率半径データを利用して可動部4Aの重心G
2 のバランス位置の算出を行うようにしているが、高架
レール2の曲率半径データをあらかじめ天井走行台車1
の走行位置に対応させてバランス制御手段13に記憶さ
せておき、天井走行台車1の走行位置を検出して前記バ
ランス位置を算出するようにしてもよい。
【0047】さらに、この実施例では、天井走行台車1
の走行制御を行う走行制御手段6と可動部4Aの移動制
御を行うバランス制御手段13をそれぞれ独立した制御
ユニットとして設けているが、これらを単一の制御ユニ
ットとして構成してもよい。
【0048】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1に記載
された発明によれば、天井走行台車が高架レールの曲線
部分を走行する際に、車体に横振れを生じさせる遠心力
のモーメントを可動部の重心の移動によって生じる重力
のモーメントで打ち消しているため高速走行が可能とな
り、特に、半導体ウエハ等を搬送する場合のように搬送
中の振動や揺れが問題となる場合に好適に用いることが
できる。
【0049】また、従来の天井走行台車のように、高架
レールの曲線部分で車体が受ける遠心力を補助走行ロー
ラを介して補助高架レールで受ける必要が無いため、設
備コストを大幅に低減することができる。
【0050】また、請求項2に記載された発明によれ
ば、高架レールに付設するバーコード等の被検出部から
高架レールの曲率半径データをリアルタイムで読み取っ
てバランス制御手段にバランス位置の算出を行わせてい
るため、バランス制御手段が走行位置に対応した高架レ
ールの曲率半径データをあらかじめ記憶していたり、走
行位置を監視している必要がなく、バランス制御機構全
体を簡略化でき且つ動作の信頼性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すバランス制御機構が
搭載された天井走行台車の概略構造図である。
【図2】 本発明の天井走行台車のバランス制御機構の
動作原理を説明する図であり、(a)は、天井走行台車
が高架レールの直線部分を走行中または停止状態を示
す。(b)は、天井走行台車がバランス制御機構を動作
させないで高架レールの曲線部分を走行中の状態を示
す。(c)は、天井走行台車がバランス制御機構を動作
させて高架レールの曲線部分を走行中の状態を示す。
【符号の説明】
1 天井走行台車 2 高架レール 2A 車輪走行面 3 走行車輪 4 車体 4A 可動部 5 走行用モータ 6 走行制御手段 7 リニアガイド機構 8 駆動側歯付プーリ 9 被駆動側歯付プーリ 10 歯付ベルト 11 連結部材 12 バランス制御用パルスモータ 13 バランス制御手段 14 被検出部 15 データ読取手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高架レールに走行車輪で車体が懸垂支持
    されて走行する天井走行台車の高架レール上の走行車輪
    の支点位置より下方で、重心位置を左右方向に変位自在
    に車体に設けられた可動部と、 車体に対して可動部の重心を移動させる重心移動手段
    と、 高架レールの曲線部を走行する際に、走行方向を軸とす
    る前記支点位置回りに天井走行台車全体に作用する遠心
    力のモーメントと重力のモーメントが釣り合う可動部の
    重心のバランス位置を算出し、前記バランス位置へ可動
    部の重心を移動させるように重心移動手段を制御するバ
    ランス制御手段とを備えたことを特徴とする天井走行台
    車のバランス制御機構。
  2. 【請求項2】 前記バランス制御手段は、天井走行台車
    に設けられた読取手段が高架レールに付設する被検出部
    から読み取った高架レールの曲率半径データを利用して
    可動部重心のバランス位置の算出を行うことを特徴とす
    る天井走行台車のバランス制御機構。
JP10288105A 1998-10-09 1998-10-09 天井走行台車のバランス制御機構 Pending JP2000118391A (ja)

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