JP2000115829A - 移動体通信システムにおける基地局の順次接続通信方式 - Google Patents

移動体通信システムにおける基地局の順次接続通信方式

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JP2000115829A
JP2000115829A JP28755198A JP28755198A JP2000115829A JP 2000115829 A JP2000115829 A JP 2000115829A JP 28755198 A JP28755198 A JP 28755198A JP 28755198 A JP28755198 A JP 28755198A JP 2000115829 A JP2000115829 A JP 2000115829A
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Nobuaki Ishii
伸明 石井
Kiyotaka Horikawa
清孝 堀川
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NEC Corp
NEC Communication Systems Ltd
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NEC Corp
NEC Communication Systems Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W92/00Interfaces specially adapted for wireless communication networks
    • H04W92/04Interfaces between hierarchically different network devices
    • H04W92/12Interfaces between hierarchically different network devices between access points and access point controllers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/08Access point devices

Abstract

(57)【要約】 【課題】移動体通信システムの基地局の順次接続におい
て、基地局の負荷変動や増設などに柔軟に対応でき、か
つ回線効率の高い通信方式を実現する。 【解決手段】基地局制御装置20は、共用通信回線60
に順次接続された各基地局に送信する通信信号に、各基
地局毎に設けたヘッダ加除装置250〜252におい
て、基地局特有のアドレス識別子を持つヘッダを付加し
通信信号セルとし、これをセル集配装置260でセル多
重し、伝送装置270を介して順次接続された各基地局
に送信する。各基地局では、受信した通信信号セルのヘ
ッダをチェックし、自基地局宛のアドレス識別子を持つ
通信セルを自基地局に取り込み、その他のセルを次に順
次接続された基地局へ共用通信回線を介して中継する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信システ
ムにおける基地局と基地局制御装置間の通信方式に関
し、特に、一つの共用通信回線を用いて基地局制御装置
に順次接続される複数の基地局と当該基地局制御装置と
の間の通信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体通信交換局に基地局制御装置が有
線回線で接続され、この基地局制御装置に複数の基地局
がそれぞれ有線回線で接続され、各基地局は自局のサー
ビスエリアに入る複数の移動局と無線回線で接続された
移動体通信システムは良く知られている
【0003】図8は、従来の一般的な移動体通信システ
ムの構成例を示すブロック図である。図8に例示する移
動体通信システムは、通信回線630で公衆交換網等と
接続された移動体通信交換局600と、基地局制御装置
610と、基地局(#0、#1、#2)620、62
1、622とで構成され、移動体通信交換局600は通
信回線640で基地局制御装置610と接続され、基地
局制御装置610と各基地局(#0、#1、#2)62
0、621、622とは、それぞれ独立した通信回線6
50、651、652で接続された構成となっている。
なお本発明と直接関係はないので、移動局は以降の図面
を含めて図示を省略してある。
【0004】図8に示すシステムでは、通信回線650
は基地局制御装置610と基地局(#0)620との間
の専用通信回線となり、同様に通信回線651、652
も独立した専用通信回線となっている。然しながらある
基地局、例えば基地局(#0)620のサービスエリア
では常に小さなトラフィック(負荷)しか無い場合、通
信回線650の伝送効率が悪くなる。従って基地局制御
装置と接続された1本の通信回線をトラフィックの少な
い複数の基地局で共用すべく、1本の通信回線に複数の
基地局を順次接続したシステムが開発されている。
【0005】図9は、このような従来の基地局順次接続
方式の移動体通信システムの構成例を示すブロック図で
あり、類似の技術が特開昭56−156034号公報に
開示されている。図9に例示する移動体通信システム
は、通信回線730で公衆交換網等と接続された移動体
通信交換局700と、基地局制御装置710と、基地局
(#0〜#3)720、721、722とで構成されて
おり、移動体通信交換局700は、基地局制御装置71
0と通信回線740で接続され、基地局制御装置710
と基地局(#0)720とが通信回線750で接続さ
れ、さらに基地局(#0)720には基地局(#1)7
21が通信回線751で順次接続されている。なお、基
地局制御装置710と基地局(#2)722とは図8の
従来例と同様、専用の通信回線752で接続されてい
る。
【0006】このような基地局順次接続方式において
は、通信回線750が共用通信回線として使用され、基
地局制御装置710と基地局(#0)720間の通信デ
ータと、基地局制御装置710と基地局(#1)721
間の通信データとが、例えば時分割多重通信方式により
多重伝送される。図10は、図9の共用通信回線750
の多重通信方式の一例を示すフレーム構成図であり2M
bpsの通信回線を用いた例を示す。2Mbpsの通信
回線は8000フレーム/秒のフレームレートを持ち、
1フレームがそれぞれ8ビット長の32のタイムスロッ
トで構成され、各タイムスロットは64Kbpsの伝送
量を有する。図10のフレーム構成では、32のタイム
スロット(TS0〜TS31)の内、フレーム同期を取
る同期用TS800、共用通信回線の制御用TS810
以外の30タイムスロットが、TS群820及びTS群
821としてそれぞれ基地局(#0)720との通信用
及び基地局(#1)721との通信用に割り当てられて
いる。なお、本従来例では2つの基地局(#0)720
と(#1)721が順次接続されているが、さらに多く
の基地局が順次接続される場合には、30の通信用タイ
ムスロットがそれぞれのトラフィックを勘案してそれぞ
れの基地局との通信用に割り当てられる。
【0007】上記したように、従来の移動体通信システ
ムにおいては、共用通信回線の伝送量をそれぞれのトラ
フィックを勘案してそれぞれの基地局に予め固定的に配
分することにより共用通信回線による複数の基地局の順
次接続を実現していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の移動体通信システムにおける基地局順次接
続方式には以下のような問題点があった。第1に、それ
ぞれの基地局への最大伝送レートが基地局設置時に予め
物理的に割り当てられる共用通信回線の伝送量により定
まるため、それぞれの最繁時のトラフィックを想定して
伝送量を割当てる必要があり、このため負荷変動の大き
い基地局では、平常時には割当て伝送量を有効活用でき
ず回線効率が下がり、また一時的に想定最大伝送レート
を越える負荷がかかった場合には伝送が制限されてしま
う問題点があった。
【0009】また、それぞれの基地局に割り当てられる
伝送量が固定されるため、ある基地局で高負荷となり最
大伝送レートを超える場合に他の基地局で負荷が少なく
伝送量に余裕があっても高負荷の基地局でこの伝送量の
余裕を活用することができず伝送が制限され、共用通信
回線全体としての回線使用効率が下がる問題点があっ
た。
【0010】さらに、共用通信回線の伝送量が基地局設
置時にそれぞれの基地局に予め物理的に割り当てられる
ため、共用通信回線に更に新しく基地局を順次接続で増
設する場合、この共用通信回線に接続されている既設基
地局への伝送量の割当てを変更しなければならず、既設
基地局の設備変更を必要とする問題点があった。
【0011】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、移動体通信システムにおける基地局
の順次接続において、各基地局の負荷変動や増設等に柔
軟に対応でき、且つ回線効率の高い通信方式を提供する
ことを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る移動体通信システムにおける基地局の
順次接続通信方式は、共用通信回線を介して順次接続さ
れる複数の基地局を制御する基地局制御装置を有する移
動体通信システムにおける基地局の順次接続通信方式に
おいて、前記基地局制御装置と前記順次接続される複数
の基地局のそれぞれとの間の通信信号が、当該基地局の
アドレス識別子を含むヘッダ情報が付加された通信信号
セルに変換されセル多重信号に集線されて前記共用回線
を介して送受信されることを特徴とする。
【0013】また、前記基地局制御装置は、前記共用通
信回線に順次接続される複数の基地局のそれぞれに対応
して設けられ、当該基地局へ送信される通信信号を当該
基地局のアドレス識別子を含むヘッダ情報を付加した通
信信号セルに変換し、また、当該基地局から送信された
通信信号セルからヘッダ情報を除去して移動体通信交換
局へ送信される通信信号に変換するヘッダ加除装置と、
前記ヘッダ加除装置のそれぞれで変換された通信信号セ
ルを前記共用通信回線を介して送出されるセル多重信号
に集線し、また、前記共用通信回線を介して受信したセ
ル多重信号に多重された通信信号セルをヘッダ情報に含
まれるアドレス識別子に従って前記ヘッダ加除装置の対
応するそれぞれに分配するセル集配装置とを備えたこと
を特徴とする。
【0014】また、前記共用通信回線に順次接続される
複数の基地局のそれぞれは、自基地局のアドレス識別子
を含むヘッダ情報が登録されたヘッダ登録部と、前記共
用通信回線を介して基地局制御装置方向より受信したセ
ル多重信号から前記ヘッダ登録部に登録されたヘッダ情
報をもつ通信信号セルを抽出すると共にさらに前記共用
通信回線の下位に接続される基地局がある場合にはその
他のセル多重信号を前記共用通信回線を介して末端方向
に中継し、また、自基地局から前記基地局制御装置に送
出される通信信号セルを前記共用通信回線を介して基地
局制御装置方向に送出されるセル多重信号に集線し、も
しくは前記共用通信回線の下位に接続される基地局があ
る場合には末端方向から受信したセル多重信号にセル多
重するすセル多重分離部と、このセル多重分離部により
抽出された通信信号セルからヘッダ情報を除去して自基
地局宛の通信信号を復元し、また、自基地局から前記基
地局制御装置へ送信する通信信号に前記ヘッダ登録部に
登録されたヘッダ情報を付加して、前記基地制御装置に
送出される前記通信信号セルに変換するヘッダ除去付加
部とを備えたことを特徴とする。
【0015】また、前記通信信号セルとして可変長パケ
ットを用いることを特徴とする。
【0016】また、前記通信信号セルとして固定長パケ
ットを用いることを特徴とする。
【0017】また、前記共用通信回線は時分割多重通信
回線であり、前記セル多重信号は、この時分割多重通信
回線の各フレームを構成する複数のタイムスロットの内
フレーム同期をとる同期用タイムスロットと回線制御に
使用される制御用タイムスロットを除く全てのタイムス
ロットをユーザデータエリアとしてタイムスロットレス
に用いて送受信されることを特徴とする。
【0018】また、前記基地局制御装置は、ATM(非
同期転送モード:Asynchronous Transfer Mode)セルを
スイッチングするATMスイッチと、移動体通信交換局
から受信した信号を前記複数の基地局に送信される通信
信号に変換し前記複数の基地局から受信した通信信号を
前記移動体通信交換局に送信される信号に変換する複数
のチャンネル装置のそれぞれに対応して設けられ、対応
するチャンネル装置から転送される通信信号を、その宛
て先基地局のアドレス識別子をVCI(バーチャルチャ
ンネル識別子)とし、その宛て先基地局が接続される通
信回線の識別情報をVPI(バーチャルパス識別子)と
するヘッダ情報を付加したATMセルに変換して前記A
TMスイッチに転送し、また、前記ATMスイッチによ
りスイッチングされたATMセルからヘッダ情報を削除
して通信信号に復元し対応するチャンネル装置に転送す
るヘッダ加除装置と、前記共用通信回線及び前記専用通
信回線のそれぞれを終端し、前記ATMスイッチにより
スイッチングされたATMセルをセル多重しセル多重信
号として対応する共用通信回線もしくは専用通信回線に
送出し、また、対応する共用通信回線もしくは専用通信
回線から受信したセル多重信号に多重されたATMセル
を前記ATMスイッチに転送する伝送装置とを備え、前
記ATMスイッチは、前記ヘッダ加除装置のそれぞれか
ら転送されたATMセルをVPIを参照して対応する前
記伝送装置にスイッチングし、前記伝送装置のそれぞれ
から転送されたATMセルをVCIを参照して前記ヘッ
ダ加除装置の対応するそれぞれにスイッチングすること
を特徴とする。
【0019】また、この場合、前記共用通信回線に順次
接続される複数の基地局のそれぞれは、自基地局のアド
レス識別子を含むヘッダ情報が登録されたヘッダ登録部
と、前記共用通信回線を介して基地局制御装置方向より
受信したセル多重信号から前記ヘッダ登録部に登録され
たヘッダ情報をもつATMセルを抽出すると共にさらに
前記共用通信回線の下位に接続される基地局がある場合
にはその他のセル多重信号を前記共用通信回線を介して
末端方向に中継し、また、自基地局から前記基地局制御
装置に送出されるATMセルを前記共用通信回線を介し
て基地局制御装置方向に送出されるセル多重信号に集線
し、もしくは前記共用通信回線の下位に接続される基地
局がある場合には末端方向から受信したセル多重信号に
セル多重するすセル多重分離部と、このセル多重分離部
により抽出されたATMセルからヘッダ情報を除去して
自基地局宛の通信信号を復元し、また、自基地局から前
記基地局制御装置へ送信する通信信号に前記ヘッダ登録
部に登録されたヘッダ情報を付加して、前記基地制御装
置に送出される前記通信信号セルに変換するヘッダ除去
付加部とを備えたことを特徴とする。
【0020】さらにまたこの場合、前記基地局制御装置
に備えられる前記伝送装置および前記共用通信回線を介
して順次接続され、もしくは専用通信回線を介して個別
接続される複数の基地局に備えられる前記セル多重分離
部は、送信すべきATMセルがない場合には通信信号を
持たないことを示す空きセルヘッダを付したATMセル
を前記セル多重信号に挿入することを特徴とする。
【0021】従って、本発明の移動体通信システムにお
ける基地局の順次接続通信方式によれば、従来の移動体
通信システムの既存設備、既存通信回線を活用して、比
較的トラフィックの少ない隣接した基地局をセル多重通
信方式により容易に順次接続することができる。
【0022】特に幹線道路や鉄道沿線沿いにサービスエ
リアを設定する場合に一本の物理的通信回線を用いて容
易にサービスエリアを拡大することができ、専用通信回
線を用いて基地局をスター接続する場合に比べて通信回
線コストを大幅に削減することができる。また、各基地
局に対応するアドレス識別子を含んだヘッダ情報を付加
したセルデータによる論理多重を行うことにより、物理
回線(共用通信回線)の全体の通信容量をこの物理回線
に順次接続された全ての基地局で共用することができる
ため、統計多重効果により各基地局の負荷変動をお互い
に吸収することにより通信が制御される機会を大幅に減
少でき、回線効率の良いシステムとすることができる。
またさらに基地局を順次増設する場合でも、論理多重で
あるため新規に増設した基地局に新たなアドレス識別子
をアサインするだけで良く、既存の基地局の回線設定等
の再変更を必要としないため、容易に基地局の順次増設
が行える。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の移動体通
信システムにおける基地局の順次接続通信方式を説明す
るためのシステム構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すシステムは、通信回線40で公衆交換網等と
接続された移動体通信交換局10と、複数の基地局制御
装置20〜2nと、複数の基地局(#0〜#n)30〜
3nとで構成されており、図1には基地局制御装置20
とこの基地局制御装置20に制御される基地局(#0〜
#4)30〜34、及び基地局制御装置2nとこの基地
局制御装置2nに制御される基地局(#5〜#7)35
〜37及び基地局(#n)3nとが例示してある。
【0024】移動体通信交換局10は通信回線50で基
地局制御装置20と接続され、通信回線5nで基地局制
御装置2nと接続されている。基地局制御装置20は、
共用通信回線60で基地局(#0)30と接続され、専
用通信回線63で基地局(#3)33と接続され、専用
通信回線64で基地局(#4)34と接続されている。
また基地局(#0)30は、共用通信回線61で基地局
(#1)31と順次接続され、基地局(#1)31は、
共用通信回線62で基地局(#2)32と順次接続され
た構成となっている。
【0025】同様に基地局制御装置2nは、専用通信回
線65で基地局(#5)35と接続され、共用通信回線
66で基地局(#6)36と接続され、専用通信回線6
nで基地局(#n)3nと接続されており、また基地局
(#6)36は、共用通信回線67で基地局(#7)3
7と順次接続された構成となっている。
【0026】図2は、図1に示す基地局制御装置20
(基地局制御装置2nも同様)の構成の第1の実施形態
を示すブロック図である。第1の実施形態に係る基地局
制御装置20は、通信回線50を介して接続された移動
体通信交換局10及び専用通信回線63、64を介して
個別に接続された基地局33、34とは、図9の従来例
と同様、時分割多重伝送により通信を行うが、共用通信
回線60〜62に順次接続された基地局(#0〜#2)
30〜32との通信は、後述するように、時分割多重伝
送路である共用通信回線60〜62のユーザ用タイムス
ロット位置の全てをタイムスロットレスに用いたユーザ
データエリアとして通信信号(セル)を伝送する形態を
とる。
【0027】図2に示すように基地局制御装置20は、
全体を制御する中央処理装置200と、移動体通信交換
局10に接続された通信回線50を終端している伝送装
置210と、各呼毎の音声符号の変換やデータ通信制御
を行う複数のチャネル装置230、231、232、・
・・、23nと、これらのチャネル装置と伝送装置21
0との間で音声信号等を分配/集線する集配装置220
と、順次接続された基地局向けの共用通信回線60を終
端する伝送装置270と、個別の基地局向けの専用通信
回線63、64を終端している伝送装置271、272
と、共用通信回線に順次接続される各基地局向けの通信
信号をセル化して各基地局に対応させたヘッダ情報(後
述)を付加し、または各基地局からのセル化された通信
信号からヘッダ情報を除去して時分割信号化するヘッダ
加除装置250〜252と、このヘッダ加除装置250
〜252と伝送装置270の間に設けられ各基地局向け
の通信信号(セル)を集線/分配するセル集配装置26
0と、共用通信回線に接続される各基地局に対応するヘ
ッダ加除装置250〜252及び専用通信回線を終端し
ている伝送装置271、272とチャンネル装置230
〜23nとを相互に時分割接続する時分割スイッチ24
0とを備えている。
【0028】図3は、図1に示す基地局(#0)30
(共用通信回線に接続される他の基地局も同様)の構成
の一実施形態を示すブロック図である。図3に示すよう
に基地局(#0)30は、基地局制御装置20と接続さ
れた共用通信回線60を終端している伝送装置310
と、順次接続された次の基地局(#1)31と接続され
た共用通信回線61を終端している伝送装置311と、
内部通信回線330を介して伝送装置310に接続され
ると共に内部通信回線331を介して伝送装置331に
接続され、共用通信回線60で送られてくる通信信号
(セル)から自基地局(#0)30宛の通信信号(セ
ル)を分離し、また逆に自基地局(#30)から共用通
信回線60へ送出する通信信号(セル)を多重する多重
/分離装置320と、この多重/分離装置320に内部
通信回線332で接続され、自基地局(#0)30向け
の通信信号(セル)を処理し、また自基地局(#0)3
0から基地局制御装置20向けの通信信号(セル)を発
信する基地局主装置300とから構成されている。
【0029】図4は、図3に示す多重/分離装置320
の構成の一実施形態を示すブロック図である。図4に示
すように多重/分離装置320は、内部通信回線330
と331との間に接続され、自基地局(#0)30向け
の通信信号(セル)を多重/分離するセル多重分離部3
21と、分離された通信信号(セル)のヘッダを除去
し、また多重される通信信号にヘッダを付加するヘッダ
除去付加部322と、セル多重分離部321とヘッダ除
去付加部322に自基地局ヘッダ情報を提供するヘッダ
登録部323とから構成されている。
【0030】図6は、図1の本実施形態の共用通信回線
60を介して送受信されるセル多重信号の一例を示すフ
レーム構成図であり、例えば図10の従来例と同様2M
bpsの通信回線を介して送受信される。但し、この場
合本実施形態の共用通信回線(60、また共用通信回線
61、62、66、67も同様である)では、1フレー
ムあたり32タイムスロット(TS)からなるフレーム
データの内、フレーム同期を取る同期用TSと共用通信
回線の制御用TS(図6では共に図示せず)を除いた3
0TSがタイムスロットレスで共用のユーザデタエリア
として用いられ、図6のデータが同期用TSと制御用T
S以外の全てのタイムスロット位置に順次のせられ伝送
される。
【0031】図6の例では複数フレーム連続したこの共
用のユーザデタエリアに、基地局(#0)30用の通信
信号セル500、540と、基地局(#1)31用の通
信信号セル510と、基地局(#2)32用の通信信号
セル520、550と、通信信号セルが無いときに挿入
される空きセル530が多重化されて伝送されている状
況を示している。なお通信信号セル500、540は、
それぞれヘッダ501、541と基地局(#0)用通信
信号502、542とから構成され、通信信号セル51
0は、ヘッダ511と基地局(#1)用通信信号512
とから構成され、通信信号セル520、550は、ヘッ
ダ521、551と基地局(#2)用通信信号522、
552とから構成されており、また空きセル530は、
空きセルヘッダ531と空きセルデータ532とから構
成されている。
【0032】次に、本発明の移動体通信システムにおけ
る基地局の順次接続通信方式の動作について説明する。
以下、下り方向の通信について最初に説明する。
【0033】従来の基地局制御装置と同様に、基地局制
御装置20は、移動体通信交換局10から各基地局への
通信信号(呼処理制御信号、保守運用信号、音声信号、
データ信号など)を通信回線50を介して図2に示す伝
送装置210で受信し、受信された通信信号は集配装置
220により各チャネル毎の音声変換やデータ通信制御
を扱うチャネル装置230〜23nに分配される。例え
ば、通信回線50に2Mbps伝送路を用いた場合、多
重されている30チャネルは集配装置220により各チ
ャネルに分離され、その信号が各チャネル装置に分配さ
れる。チャンネル装置230〜23nは共通リソースと
して使用され、図示しない移動局からの発呼要求を受け
て割り当てられるチャネルに対応しており、基地局制御
装置ではどの基地局にどのチャネルを割り当てているか
を管理している。専用通信回線で個別に接続される基地
局(#3、#4)33、34への通信信号は、対応する
チャネル装置が時分割スイッチ240によりそれぞれの
基地局と対応する伝送装置271、272に接続され従
来と同様専用通信回線63、64を介して送出される。
【0034】一方、本実施形態では、共用通信回線に順
次接続される基地局(#0〜#2)のそれぞれへ向かう
各チャネルの通信信号は、対応するチャネル装置が時分
割スイッチ240により、それぞれ対応するヘッダ加除
装置250〜252に接続され、チャネル毎に分離され
た時分割信号がそれぞれ対応するヘッダ加除装置250
〜252に入力される。ヘッダ加除装置250〜252
は、入力されたそれぞれの基地局に送信する通信信号を
パケット化して、対応する基地局毎の固有のアドレス識
別子を含んだヘッダ情報を付加する。なお本実施形態の
説明では、ATM(Asynchronous Transfer Mode)通信
のように固定長のセルにパケット化することとしている
が、パケット通信やHDLC(High−level Data Link
Control )通信のように可変長のパケットを用いても良
い。
【0035】ヘッダ加除装置250〜252でセル化さ
れた各通信信号セルは、セル集配装置260でセル多重
され、伝送装置270を介して前述したごとく通信回線
60のユーザデータエリアに順次送出される。図6は、
セル集配装置260で順次接続された各基地局への通信
信号がセル多重されたセル多重信号の一例を示すもので
ある。基地局(#0〜#3)30〜32へ送出する通信
信号セル500、510、520、540、550は、
基地局(#0〜#3)への通信信号502、512、5
22、542、552と、ヘッダ加除装置250〜25
2で付加された、各基地局(#0〜#3)の通信用アド
レス識別子を含んだヘッダ情報501、511、52
1、541、551とにより構成されている。また通常
各通信信号セルは、セル集配装置260により到着順に
順次並べられるが、送信する通信信号セルが無い場合に
は、空きセル530が挿入される。空きセル530は、
空きセルを示す空きセルヘッダ531と空きセルデータ
532により構成されている。この様にセル多重された
セル多重信号が、伝送装置270により、例えば2Mb
psの通信回線を利用した共用通信回線60の同期用T
Sと制御用TSを除く1フレームあたり30TS相当の
ユーザデータエリアに載せられ、送出される。
【0036】共用通信回線60で送出された通信信号
は、先ず直接に基地局制御装置20と接続された基地局
(#0)30で受信され、図6に示す各通信信号セル5
00、510、520、540、550と空きセル53
0とからなるセル多重信号がセル多重分離部321に送
られる(図4)。セル多重分離部321では、受信した
各通信信号セル500、510、520、540、55
0と空きセル530の各ヘッダ部をチェックし、ヘッダ
登録部323に登録されている自基地局の通信用アドレ
ス識別子と同一の識別子が付されている通信信号セルが
存在する場合には、当該通信信号セル(本実施形態では
通信信号セル500、540)を分離する。
【0037】そして分離された通信信号セル500、5
40は、ヘッダ除去付加部322に転送され、ヘッダ情
報501、541が削除され、基地局(#0)通信信号
502、542のみが内部通信回線332を介して基地
局主装置300に送られ、従来と同様に処理される。ま
たセル多重分離部321により分離されなかった他基地
局への通信信号セル及び空きセル510、520、53
0、550は、そのまま順次接続された次の基地局(#
1)31に転送される。なお本実施形態のようにATM
方式の場合、当該基地局への通信信号セルを分離した後
の空きエリアには、セル多重分離部321で空きセル
(図示せず)が挿入され、挿入された空きセルは、他の
順次接続される基地局への通信信号セルや空きセル51
0、520、530、550と多重され次に接続された
基地局(#1)31に転送される。
【0038】一方、順次接続された次の基地局(#1)
31では、基地局(#0)30と同様にセル多重分離部
で自基地局(#1)31宛の通信信号セル510の分離
を行い、他の通信信号セル520、550を共用通信回
線62を介して次に接続された基地局(#2)32に転
送する。基地局(#2)32でも同様な処理が行われる
が、基地局(#2)32は順次接続された基地局の最終
端となるため中継処理は行われない。
【0039】次に、上り方向の通信について説明する。
なお、図2〜図4のブロック図においては、理解を容易
とするため、対応する上下方向の機能について同一ブロ
ックで表現してあるが、実際の機器構成は上下別ブロッ
クに設けることとしてもよい。
【0040】基地局(#2)32から基地制御装置20
への上り方向への通信信号は、基地局(#2)32の内
部通信回線332によりヘッダ除去付加部322に転送
され、ヘッダ除去付加部322は、図2の基地局制御装
置20のヘッダ加除装置250〜252と同様に、自基
地局の基地局主装置300からの通信信号をセル化し
て、ヘッダ登録部323に登録されている自基地局の固
有のアドレス識別子を含んだヘッダ情報を付加する。セ
ル化された通信信号はセル多重分離部321により、必
要に応じて空きセルとセル多重化され、基地局制御装置
側に順次接続された次の基地局(#1)31に送出され
る。
【0041】順次接続された中間に位置する基地局(#
1)31では、自基地局(#1)31から送信する基地
局制御装置20への通信信号を、ヘッダ除去付加部32
2でヘッダ登録部323に登録されている自基地局の固
有のアドレス識別子を含んだヘッダ情報が付加されたセ
ル化信号に変換してセル多重分離部321に転送する。
セル多重分離部321は、自基地局(#1)31から送
信するセルを下位の基地局(#2)32から転送されて
きたセル多重信号に乗せて基地局制御装置側に順次接続
された次の基地局(#0)30に転送する。基地局(#
0)では同様に、セル多重信号に自基地局から基地制御
装置20への通信信号をさらにセル多重し共用通信回線
60を介して基地局制御装置20に送出する。
【0042】基地局制御装置20のセル集配装置260
は、例えば図6のようなセル多重信号を受け、それぞれ
のセル500、510、・・・のヘッダ501、51
1、・・・を参照して、通信信号セル500、510、
520、540、550、・・・については各順次接続
基地局のアドレス識別子に従って対応するヘッダ加除装
置250〜252に分配する。ヘッダ加除装置250〜
252のそれぞれは、分配されたセルデータからヘッダ
情報501、511等を除去しデセル化して各基地局か
らの通信信号を時分割信号に復元する。復元された順次
接続された各基地局からの通信信号は、専用通信回線を
終端する伝送装置271〜272で受信した個別に接続
された各基地局からの通信信号と同様に時分割スイッチ
240(時分割スイッチ)によりそれぞれ対応するチャ
ンネル装置230〜23nに接続され、各チャネル毎の
音声変換やデータ通信制御が行われ集配装置220によ
り集線(時分割多重)され、伝送装置210により通信
回線50を介して移動体通信交換局10に送出される。
【0043】以上説明したように、本実施形態では、共
用通信回線に順次接続される各基地局にセル多重分離部
321とヘッダ除去付加部322とヘッダ登録部323
を設け、基地局制御装置のスイッチと共用通信回線を終
端する伝送装置の間に、セル集配装置260と順次接続
される各基地局にそれぞれ対応するヘッダ加除装置25
0〜252を設けることにより、従来の移動体通信シス
テムの既存設備、既存通信回線を活用して、比較的トラ
フィックの少ない隣接した基地局をセル多重通信方式に
より容易に順次接続することができる。
【0044】このため、特に幹線道路や鉄道沿線沿いに
新たに基地局を設けてサービスエリアを設定する場合
に、基地局制御装置20に対応するヘッダ加除装置を増
設することにより、一本の物理的通信回線を用いて容易
にサービスエリアを拡大することができ、専用通信回線
を用いて基地局をスター接続する場合に比べて通信回線
コストを大幅に削減することができる。また、各基地局
に対応するアドレス識別子を含んだヘッダ情報を付加し
たセルデータによる論理多重を行うことにより、物理回
線(共用通信回線)の全体の通信容量をこの物理回線に
順次接続された全ての基地局で共用することができるた
め、統計多重効果により各基地局の負荷変動をお互いに
吸収することにより通信が制御される機会を大幅に減少
でき、回線効率の良いシステムとすることができる。
【0045】以上、2Mbpsの時分割多重通信回線を
物理回線として共用通信回線に用いた場合を例に取って
本発明の第1の実施形態について説明したが、本実施形
態の共用通信回線はこれに限られるものではなく、基地
局制御装置及び各基地局においてそれぞれの共用通信回
線を終端する各伝送装置に対応する適宜の通信回線を共
用通信回線として用いることができる。また、第1の実
施形態では、共用通信回線に順次接続される基地局と基
地局制御装置との間の通信信号のみセル多重通信方式に
より通信されるとしたが、これは既存の時分割多重技術
による移動通信網に新たにATMセル伝送による共用通
信回線を用いた順次接続される複数の基地局を設置する
場合に好適な実施形態である。しかしながらこの実施の
形態においては、さらに基地局を増設するような場合、
基地局制御装置においてその新たに増設する基地局に対
応するヘッダ加除装置を設けてセル集配装置に接続しな
ければならず、基地局制御装置20での若干のハードウ
エア追加等の工事が伴なう。そこで、新たに基地制御装
置を増設する場合等、以下に述べる第2の実施形態のよ
うに基地局制御装置20と全ての基地局間の通信をセル
データによることとしてもよい。第2の実施形態では、
基地局を順次増設する場合でも、新規に増設した基地局
に新たなアドレス識別子をアサインするだけで良く、基
地局制御装置の構成変更を必要としないため、容易に基
地局の順次増設が行える。図5は、図1の基地局制御装
置20の第2の実施形態を示すブロック図である。第2
の実施形態の基地局制御装置20は、全体を制御する中
央処理装置100と、移動体通信交換局10に接続され
た通信回線50を終端している伝送装置110と、各呼
毎の音声符号の変換やデータ通信制御を行う複数のチャ
ネル装置130、131、132、・・・、13nと、
これらのチャネル装置にそれぞれ設けられ、各基地局及
び各通信回線に対応させたヘッダ情報を付加または除去
し、移動体通信交換局10から各基地局への通信信号を
ATMセルデータに変換し、また各基地局から送出され
たATMセルデータを移動体通信交換局10への通信信
号に変換するヘッダ加除装置150、151、152、
・・・、15nと、順次接続された基地局向けの共用通
信回線60、また個別の基地局向けの専用通信回線6
3、64をそれぞれ終端している伝送装置170〜17
2と、ヘッダ加除装置150〜15nによりATMセル
化された通信信号を通信回線に対応するヘッダ情報に従
ってそれぞれ対応する伝送装置170〜172にスイッ
チングし、また各伝送装置170〜172で受信する各
基地局から送出されたATMセルデータを各基地局に対
応するヘッダ情報に従ってそれぞれ対応するヘッダ加除
装置150〜15nにスイッチングするATMスイッチ
140とを備えている。
【0046】第2の実施形態では、専用通信回線に個別
に接続される基地局(#3、#4)33、34も、共用
通信回線に順次接続される基地局(#0〜#2)30〜
32と同様、図2及び図3に説明した構成を持つ。(但
し、順次接続の終端に接続される基地局(#2)32及
び個別接続される基地局(#3、#4)33、34につ
いては中継に関する構成を除く。)
【0047】本実施形態では、基地局制御装置20と各
基地局(#0〜#n)30〜3n間通信の通信信号セル
(例えば図6の通信信号セル500、510、520、
540等)としてATMセルを用いる。図7はATMセ
ルの構成を示すフォーマット図であり、ATMセル90
は53バイトからなり、先頭の5バイトがセルヘッダ9
1として使用され、セルヘッダには1バイトのVPI
(バーチャルパス識別子)と2バイトのVCI(バーチ
ャルチャンネル識別子)の2つの識別子が含まれる。
【0048】本実施形態では、通信回線50を介して送
信される移動体通信交換局10から各基地局への下りの
通信信号は伝送装置110で受信され集配装置120に
よりチャンネル装置130〜13nに分配され、各チャ
ネル毎の音声変換やデータ通信制御を行った後、それぞ
れのヘッダ加除装置150〜15nで48バイト毎に分
割され5バイトのセルヘッダが付加されATMセル化さ
れる。
【0049】この時セルヘッダのVPIフィールドには
送出先の各基地局に対応する伝送装置170〜172を
識別する通信回線識別情報が記入され、またVCIフィ
ールドには送出先の各基地局のアドレス識別子が記入さ
れる。ATMスイッチ140はセルヘッダのVPIフィ
ールドに記入された通信回線識別情報に従って下りAT
Mセルのスイッチングを行い、各ATMセルを対応する
伝送装置170〜172に分配する。伝送装置170〜
172のそれぞれは分配されたATMセルに必要により
空きセルを挿入して図6に例示するセル多重信号とし
て、例えば2Mbpsの通信回線に載せて送出する。
【0050】共用通信回線に順次接続された各基地局で
は、第1の実施形態と同様に、セルヘッダのVCIフィ
ールドに記されたアドレス識別子を参照して、自基地局
宛の通信信号セルを抽出し、また自基地局から基地局制
御装置への通信信号にVCIフィールドに自基地局のア
ドレス識別子を記入したセルヘッダを付加してATMセ
ル化し基地局制御装置に向けてセル多重して送出する。
【0051】また、専用通信回線で個別に接続される基
地局(#3、#4)33、34でも、共用通信回線に順
次接続された終端の基地局(#2)におけると同様、受
信したセル信号から通信信号セルが抽出されヘッダ除去
付加部322でセルヘッダが除去されて通信信号に復元
され基地局主装置300で処理される。また基地局主装
置から基地局制御装置への通信信号はヘッダ除去付加部
322によりヘッダ登録部323に登録されたアドレス
識別子がVCIフィールドに記入されたヘッダ情報が付
加されATMセル化され、セル多重分離部321、伝送
装置310を介してそれぞれの専用通信回線63、64
に送出される。
【0052】共用通信回線60、また専用通信回線6
3、64により基地局制御装置20に送出された通信信
号はそれぞれ対応する伝送装置170〜172により受
信され、通信信号セルが抽出されATMスイッチ140
に転送される。ATMスイッチ140はセルヘッダのV
CIフィールドに記入された各基地局のアドレス識別子
に従って上りATMセルのスイッチングを行い、各AT
Mセルを対応するヘッダ加除装置150〜15nに分配
する。それぞれのヘッダ加除装置150〜15nはAT
Mセルからセルヘッダを除去し、各基地局からの上り通
信信号を復元し、復元された通信信号はそれぞれ対応す
るチャンネル装置130〜13nを経由して集配装置1
20により集線され、伝送装置110を介して移動通信
交換局10に送出される。
【0053】以上説明したように、この第2の実施形態
においては、基地局制御装置のチャネル装置以下の下位
装置はすべて同一の伝送方式(ATMセル)で制御され
るため、たとえ新たな基地局増設や回線増設があったと
しても、増設装置にアドレスを割り当て、基地局制御装
置内の局データを変更するだけで容易に対処することが
できる。たとえば、チャネル装置は前述したごとく共通
リソースとして管理されるので、どの基地局にどのチャ
ネルが割り当てられているかは基地局制御装置の中央処
理装置で管理されている。また、どの基地局がどの伝送
路に対応して接続されているかは予め局データとして中
央処理装置で管理されている。そのため、チャネル装置
と対応して設けられたヘッダ加除装置が付加すべきヘッ
ダ情報は、呼設定の段階で割り当てられた基地局に対応
する情報とするように中央制御装置から指示される。そ
して、ATMスイッチではヘッダ情報にもとづいて入力
したセルを該当する伝送路に対応する伝送装置に順次出
力する。このように、基地局制御装置におけるルーチン
グは内部管理情報にもとづいて容易に制御変更が可能で
ある。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明の移動体通信
システムにおける基地局の順次接続通信方式によれば、
比較的トラフィックが少ない隣接した複数の基地局を1
本の物理回線(共用通信回線)で接続することにより、
物理的通信回線を減らすことができ、通信回線コストを
削減できる。特に、幹線道路や鉄道沿いに線でサービス
エリアを設定する場合には、従来の様にスター接続で各
基地局を接続する場合に比べて大幅に通信回線コストを
削減することができる。また、本発明に係る順次接続通
信方式によれば、順次接続される複数の基地局の通信信
号がアドレス識別子をヘッダ情報に持つセルを用いた論
理多重により送受信されるため、物理回線(共用通信回
線)全体の容量を順次接続される複数の基地局で共用す
ることによる統計多重効果があり、各基地局の負荷変動
をお互いに吸収することができ、回線効率の良いシステ
ムを提供できる。またさらに、論理多重で有るため、新
たに基地局を順次増設する場合でも、新規に増設した基
地局にアドレスをアサインするだけで、既存の基地局の
回線設定や既存基地局制御装置の構成を再変更せず、容
易に基地局の増設が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動体通信システムにおける基地局の
順次接続通信方式の適用されるシステム構成の一例を示
すブロック図である。
【図2】図1に示す基地局制御装置20の構成の一実施
形態を示すブロック図である。
【図3】図1に示す基地局(#0)30の構成の一実施
形態を示すブロック図である。
【図4】図3に示す多重/分離装置320の構成の一実
施形態を示すブロック図である。
【図5】図1の基地局制御装置20の第2の実施形態を
示すブロック図である。
【図6】図1の共用通信回線60を介して送受信される
セル多重信号の一例を示すフレーム構成図である。
【図7】ATMセルの構成を示すフォーマット図であ
る。
【図8】従来の一般的な移動体通信システムの構成例を
示すブロック図である。
【図9】従来の基地局順次接続方式の移動体通信システ
ムの構成例を示すブロック図である。
【図10】図9の共用通信回線750の多重通信方式の
一例を示すフレーム構成図である。
【符号の説明】
10、600、700 移動体通信交換局 20、2n、610、710 基地局制御装置 30〜3n、620〜622、720〜722 基地局 50〜5n、630〜652、730〜752 通信回
線 60〜62、66〜67 共用通信回線 63、64、65、6n 専用通信回線 90 ATMセル 91 セルヘッダ 100、200 中央処理装置 110、170〜172、210、270〜272、3
10、311 伝送装置 120、220 集配装置 130〜13n、230〜23n チャネル装置 140 ATMスイッチ 150〜15n、250〜252 ヘッダ付加(除去)
装置 260 セル集配装置 240 スイッチ 300 基地局主装置 320 多重/分離装置 321 セル多重分離部 322 ヘッダ除去付加部 323 ヘッダ登録部 330〜332 内部通信回線 500、510、520、540、550 通信信号セ
ル 501、511、521、541、551 ヘッダ 502、512、522、542、552 基地局通信
信号 530 空きセル 531 空きセルヘッダ 532 空きセルデータ 800 同期用TS 810 制御用TS 820、821 通信TS群
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 3/00 Fターム(参考) 5K030 GA19 HA10 HB14 HB28 JA01 JA06 JL01 JT09 LB15 5K067 AA12 AA42 CC04 CC08 DD19 DD25 EE06 EE10 EE16 EE53 EE71 GG01 GG11 HH12 HH17 JJ71 JJ76 9A001 DD10 EE02 JJ18 KK56

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共用通信回線を介して順次接続される複
    数の基地局を制御する基地局制御装置を有する移動体通
    信システムにおける基地局の順次接続通信方式におい
    て、 前記基地局制御装置と前記順次接続される複数の基地局
    のそれぞれとの間の通信信号が、当該基地局のアドレス
    識別子を含むヘッダ情報が付加された通信信号セルに変
    換されセル多重信号に集線されて前記共用回線を介して
    送受信されることを特徴とする移動体通信システムにお
    ける基地局の順次接続通信方式。
  2. 【請求項2】 共用通信回線を介して順次接続される複
    数の基地局を制御する基地局制御装置を有する移動体通
    信システムにおける基地局の順次接続通信方式におい
    て、前記基地局制御装置は、 前記共用通信回線に順次接続される複数の基地局のそれ
    ぞれに対応して設けられ、当該基地局へ送信される通信
    信号を当該基地局のアドレス識別子を含むヘッダ情報を
    付加した通信信号セルに変換し、また、当該基地局から
    送信された通信信号セルからヘッダ情報を除去して移動
    体通信交換局へ送信される通信信号に変換するヘッダ加
    除装置と、 前記ヘッダ加除装置のそれぞれで変換された通信信号セ
    ルを前記共用通信回線を介して送出されるセル多重信号
    に集線し、また、前記共用通信回線を介して受信したセ
    ル多重信号に多重された通信信号セルをヘッダ情報に含
    まれるアドレス識別子に従って前記ヘッダ加除装置の対
    応するそれぞれに分配するセル集配装置とを備えたこと
    を特徴とする移動体通信システムにおける基地局の順次
    接続通信方式。
  3. 【請求項3】 共用通信回線を介して順次接続される複
    数の基地局を制御する基地局制御装置を有する移動体通
    信システムにおける基地局の順次接続通信方式におい
    て、前記共用通信回線に順次接続される複数の基地局の
    それぞれは、 自基地局のアドレス識別子を含むヘッダ情報が登録され
    たヘッダ登録部と、 前記共用通信回線を介して基地局制御装置方向より受信
    したセル多重信号から前記ヘッダ登録部に登録されたヘ
    ッダ情報をもつ通信信号セルを抽出すると共にさらに前
    記共用通信回線の下位に接続される基地局がある場合に
    はその他のセル多重信号を前記共用通信回線を介して末
    端方向に中継し、また、自基地局から前記基地局制御装
    置に送出される通信信号セルを前記共用通信回線を介し
    て基地局制御装置方向に送出されるセル多重信号に集線
    し、もしくは前記共用通信回線の下位に接続される基地
    局がある場合には末端方向から受信したセル多重信号に
    セル多重するすセル多重分離部と、 このセル多重分離部により抽出された通信信号セルから
    ヘッダ情報を除去して自基地局宛の通信信号を復元し、
    また、自基地局から前記基地局制御装置へ送信する通信
    信号に前記ヘッダ登録部に登録されたヘッダ情報を付加
    して、前記基地制御装置に送出される前記通信信号セル
    に変換するヘッダ除去付加部とを備えたことを特徴とす
    る移動体通信システムにおける基地局の順次接続通信方
    式。
  4. 【請求項4】 共用通信回線を介して順次接続される複
    数の基地局を制御する基地局制御装置を有する移動体通
    信システムにおける基地局の順次接続通信方式におい
    て、 前記基地局制御装置は、 前記共用通信回線に順次接続される複数の基地局のそれ
    ぞれに対応して設けられ、当該基地局へ送信される通信
    信号を当該基地局のアドレス識別子を含むヘッダ情報を
    付加した通信信号セルに変換し、また、当該基地局から
    送信された通信信号セルからヘッダ情報を除去して移動
    体通信交換局へ送信される通信信号に変換するヘッダ加
    除装置と、 前記ヘッダ加除装置のそれぞれで変換された通信信号セ
    ルを前記共用通信回線を介して送出されるセル多重信号
    に集線し、また、前記共用通信回線を介して受信したセ
    ル多重信号に多重された通信信号セルをヘッダ情報に含
    まれるアドレス識別子に従って前記ヘッダ加除装置の対
    応するそれぞれに分配するセル集配装置とを備え、 前記共用通信回線に順次接続される複数の基地局のそれ
    ぞれは、 自基地局のアドレス識別子を含むヘッダ情報が登録され
    たヘッダ登録部と、 前記共用通信回線を介して基地局制御装置方向より受信
    したセル多重信号から前記ヘッダ登録部に登録されたヘ
    ッダ情報をもつ通信信号セルを抽出すると共にさらに前
    記共用通信回線の下位に接続される基地局がある場合に
    はその他のセル多重信号を前記共用通信回線を介して末
    端方向に中継し、また、自基地局から前記基地局制御装
    置に送出される通信信号セルを前記共用通信回線を介し
    て基地局制御装置方向に送出されるセル多重信号に集線
    し、もしくは前記共用通信回線の下位に接続される基地
    局がある場合には末端方向から受信したセル多重信号に
    セル多重するすセル多重分離部と、 このセル多重分離部により抽出された通信信号セルから
    ヘッダ情報を除去して自基地局宛の通信信号を復元し、
    また、自基地局から前記基地局制御装置へ送信する通信
    信号に前記ヘッダ登録部に登録されたヘッダ情報を付加
    して、前記基地制御装置に送出される前記通信信号セル
    に変換するヘッダ除去付加部とを備えたことを特徴とす
    る移動体通信システムにおける基地局の順次接続通信方
    式。
  5. 【請求項5】 前記通信信号セルとして可変長パケット
    を用いることを特徴とする請求項1から4の何れかに記
    載の移動体通信システムにおける基地局の順次接続通信
    方式。
  6. 【請求項6】 前記通信信号セルとして固定長パケット
    を用いることを特徴とする請求項1から4の何れかに記
    載の移動体通信システムにおける基地局の順次接続通信
    方式。
  7. 【請求項7】 前記共用通信回線は時分割多重通信回線
    であり、前記セル多重信号は、この時分割多重通信回線
    の各フレームを構成する複数のタイムスロットの内フレ
    ーム同期をとる同期用タイムスロットと回線制御に使用
    される制御用タイムスロットを除く全てのタイムスロッ
    トをユーザデータエリアとしてタイムスロットレスに用
    いて送受信されることを特徴とする請求項1から6の何
    れかに記載の移動体通信システムにおける基地局の順次
    接続通信方式。
  8. 【請求項8】 共用通信回線を介して順次接続され、も
    しくは専用通信回線を介して個別接続される複数の基地
    局を制御する基地局制御装置を有する移動体通信システ
    ムにおける基地局の順次接続通信方式において、前記基
    地局制御装置は、 ATM(非同期転送モード:Asynchronous Transfer Mo
    de)セルをスイッチングするATMスイッチと、 移動体通信交換局から受信した信号を前記複数の基地局
    に送信される通信信号に変換し前記複数の基地局から受
    信した通信信号を前記移動体通信交換局に送信される信
    号に変換する複数のチャンネル装置のそれぞれに対応し
    て設けられ、対応するチャンネル装置から転送される通
    信信号を、その宛て先基地局のアドレス識別子をVCI
    (バーチャルチャンネル識別子)とし、その宛て先基地
    局が接続される通信回線の識別情報をVPI(バーチャ
    ルパス識別子)とするヘッダ情報を付加したATMセル
    に変換して前記ATMスイッチに転送し、また、前記A
    TMスイッチによりスイッチングされたATMセルから
    ヘッダ情報を削除して通信信号に復元し対応するチャン
    ネル装置に転送するヘッダ加除装置と、 前記共用通信回線及び前記専用通信回線のそれぞれを終
    端し、前記ATMスイッチによりスイッチングされたA
    TMセルをセル多重しセル多重信号として対応する共用
    通信回線もしくは専用通信回線に送出し、また、対応す
    る共用通信回線もしくは専用通信回線から受信したセル
    多重信号に多重されたATMセルを前記ATMスイッチ
    に転送する伝送装置とを備え、 前記ATMスイッチは、前記ヘッダ加除装置のそれぞれ
    から転送されたATMセルをVPIを参照して対応する
    前記伝送装置にスイッチングし、前記伝送装置のそれぞ
    れから転送されたATMセルをVCIを参照して前記ヘ
    ッダ加除装置の対応するそれぞれにスイッチングするこ
    とを特徴とする移動体通信システムにおける基地局の順
    次接続通信方式。
  9. 【請求項9】 共用通信回線を介して順次接続され、も
    しくは専用通信回線を介して個別接続される複数の基地
    局を制御する基地局制御装置を有する移動体通信システ
    ムにおける基地局の順次接続通信方式において、前記共
    用通信回線に順次接続される複数の基地局のそれぞれ
    は、 自基地局のアドレス識別子を含むヘッダ情報が登録され
    たヘッダ登録部と、 前記共用通信回線を介して基地局制御装置方向より受信
    したセル多重信号から前記ヘッダ登録部に登録されたヘ
    ッダ情報をもつATMセルを抽出すると共にさらに前記
    共用通信回線の下位に接続される基地局がある場合には
    その他のセル多重信号を前記共用通信回線を介して末端
    方向に中継し、また、自基地局から前記基地局制御装置
    に送出されるATMセルを前記共用通信回線を介して基
    地局制御装置方向に送出されるセル多重信号に集線し、
    もしくは前記共用通信回線の下位に接続される基地局が
    ある場合には末端方向から受信したセル多重信号にセル
    多重するすセル多重分離部と、 このセル多重分離部により抽出されたATMセルからヘ
    ッダ情報を除去して自基地局宛の通信信号を復元し、ま
    た、自基地局から前記基地局制御装置へ送信する通信信
    号に前記ヘッダ登録部に登録されたヘッダ情報を付加し
    て、前記基地制御装置に送出される前記通信信号セルに
    変換するヘッダ除去付加部とを備えたことを特徴とする
    移動体通信システムにおける基地局の順次接続通信方
    式。
  10. 【請求項10】 共用通信回線を介して順次接続され、
    もしくは専用通信回線を介して個別接続される複数の基
    地局を制御する基地局制御装置を有する移動体通信シス
    テムにおける基地局の順次接続通信方式において、 前記基地局制御装置は、 ATM(非同期転送モード:Asynchronous Transfer Mo
    de)セルをスイッチングするATMスイッチと、 移動体通信交換局から受信した信号を前記複数の基地局
    に送信される通信信号に変換し前記複数の基地局から受
    信した通信信号を前記移動体通信交換局に送信される信
    号に変換する複数のチャンネル装置のそれぞれに対応し
    て設けられ、対応するチャンネル装置から転送される通
    信信号を、その宛て先基地局のアドレス識別子をVCI
    (バーチャルチャンネル識別子)とし、その宛て先基地
    局が接続される通信回線の識別情報をVPI(バーチャ
    ルパス識別子)とするヘッダ情報を付加したATMセル
    に変換して前記ATMスイッチに転送し、また、前記A
    TMスイッチによりスイッチングされたATMセルから
    ヘッダ情報を削除して通信信号に復元し対応するチャン
    ネル装置に転送するヘッダ加除装置と、 前記共用通信回線及び前記専用通信回線のそれぞれを終
    端し、前記ATMスイッチによりスイッチングされたA
    TMセルをセル多重しセル多重信号として対応する共用
    通信回線もしくは専用通信回線に送出し、また、対応す
    る共用通信回線もしくは専用通信回線から受信したセル
    多重信号に多重されたATMセルを前記ATMスイッチ
    に転送する伝送装置とを備え、 前記ATMスイッチは、前記ヘッダ加除装置のそれぞれ
    から転送されたATMセルをVPIを参照して対応する
    前記伝送装置にスイッチングし、前記伝送装置のそれぞ
    れから転送されたATMセルをVCIを参照して前記ヘ
    ッダ加除装置の対応するそれぞれにスイッチングし、 前記共用通信回線に順次接続される複数の基地局のそれ
    ぞれは、 自基地局のアドレス識別子を含むヘッダ情報が登録され
    たヘッダ登録部と、 前記共用通信回線を介して基地局制御装置方向より受信
    したセル多重信号から前記ヘッダ登録部に登録されたヘ
    ッダ情報をもつATMセルを抽出すると共にさらに前記
    共用通信回線の下位に接続される基地局がある場合には
    その他のセル多重信号を前記共用通信回線を介して末端
    方向に中継し、また、自基地局から前記基地局制御装置
    に送出されるATMセルを前記共用通信回線を介して基
    地局制御装置方向に送出されるセル多重信号に集線し、
    もしくは前記共用通信回線の下位に接続される基地局が
    ある場合には末端方向から受信したセル多重信号にセル
    多重するすセル多重分離部と、 このセル多重分離部により抽出されたATMセルからヘ
    ッダ情報を除去して自基地局宛の通信信号を復元し、ま
    た、自基地局から前記基地局制御装置へ送信する通信信
    号に前記ヘッダ登録部に登録されたヘッダ情報を付加し
    て、前記基地制御装置に送出される前記通信信号セルに
    変換するヘッダ除去付加部とを備えたことを特徴とする
    移動体通信システムにおける基地局の順次接続通信方
    式。
  11. 【請求項11】 前記共用通信回線及び専用通信回線は
    時分割多重通信回線であり、前記セル多重信号は、この
    時分割多重通信回線の各フレームを構成する複数のタイ
    ムスロットの内フレーム同期をとる同期用タイムスロッ
    トと回線制御に使用される制御用タイムスロットを除く
    全てのタイムスロットをユーザデータエリアとしてタイ
    ムスロットレスに用いて送受信されることを特徴とする
    請求項8から10の何れかに記載の移動体通信システム
    における基地局の順次接続通信方式。
  12. 【請求項12】 前記基地局制御装置に備えられる前記
    伝送装置および前記共用通信回線を介して順次接続さ
    れ、もしくは専用通信回線を介して個別接続される複数
    の基地局に備えられる前記セル多重分離部は、送信すべ
    きATMセルがない場合には通信信号を持たないことを
    示す空きセルヘッダを付したATMセルを前記セル多重
    信号に挿入することを特徴とする請求項11に記載の移
    動体通信システムにおける基地局の順次接続通信方式。
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