JP2000112580A - コンピュータシステムおよびそのウェイクアップ制御方法 - Google Patents

コンピュータシステムおよびそのウェイクアップ制御方法

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JP2000112580A
JP2000112580A JP10278948A JP27894898A JP2000112580A JP 2000112580 A JP2000112580 A JP 2000112580A JP 10278948 A JP10278948 A JP 10278948A JP 27894898 A JP27894898 A JP 27894898A JP 2000112580 A JP2000112580 A JP 2000112580A
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JP
Japan
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wake
computer system
docking
event
state
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JP10278948A
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English (en)
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Akihiro Kojo
明宏 古城
Toru Hanada
徹 花田
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Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】AC投入やドッキング操作を行うだけで、PC
を自動的に動作状態に復帰させる。 【解決手段】利用者がPC本体100にACアダプタを
接続すると、電源コントローラ(PSC)14はAC投
入を検出し、PSC14からEC16に対してAC投入
イベントの発生が通知される。また、利用者がPC本体
100をLANドッカー200にドッキングした場合に
も、I/Oコントロールゲートアレイ15からEC16
に対してステータスチェンジが通知され、これによりド
ッキングイベントの発生が通知される。これらAC投入
イベントまたはドッキングイベントが発生すると、EC
16からPSC14に対してパワーオン信号が発生さ
れ、システムがパワーオンされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパーソナルコンピュ
ータなどのコンピュータシステムに関し、特にウェイク
アップ信号に応答して停止またはスリープ状態から動作
状態に復帰するウェイクアップ機能を有するコンピュー
タシステムおよびそのウェイクアップ制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、バッテリ駆動可能なノートブック
タイプのパーソナルコンピュータ(PC)が種々開発さ
れている。PCの電源を制御するためには、電源スイッ
チを手動でON/OFFする事が一般的であった。
【0003】しかし、(1)「ACアダプタをPCに接
続する」=「PCを使用する」、(2)「ドッキングス
テーションやドッキングベースなどと称される拡張ユニ
ットにPCをドッキングする」=「PCを使用する」、
という構図が成り立ち、ACアダプタ接続後はほとんど
の場合、利用者はPCを使用したいと考えられる。ま
た、ドッキング後に関しても、利用者はPCを使用した
いと考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、AC投
入、ドッキングという行為後に利用者が意図する行動は
ある程度予測できたにも関わらず、従来では、電源オフ
状態からPCを使用する場合、必ず電源スイッチをオン
するという手順を利用者に行わせる必要があり、利用者
に煩わしさを与えるという問題があった。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、AC投入、ドッキング後に関してはシステム
側でPCの電源を自動的にオンする仕組みを実現し、A
C投入、ドッキングといった行為を行うだけでPCを動
作状態に復帰することができるコンピュータシステムお
よびそのウェイクアップ制御方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明は、内蔵バッテリまたは外部電源によって駆
動可能なコンピュータシステムにおいて、コンピュータ
本体への外部電源の接続を、外部電源投入イベントとし
て検出する外部電源検出手段と、この外部電源検出手段
によって前記外部電源投入イベントの発生が検出された
とき、前記コンピュータシステムを停止又はスリープ状
態から動作状態に復帰させる手段とを具備することを特
徴とする。
【0007】このコンピュータシステムにおいては、A
C投入がウェイクアップイベントの一つとして規定され
ており、例えばACアダプタを介してコンピュータ本体
が外部電源に接続されるといった外部電源投入イベント
の発生が検出されると、それに応答してコンピュータシ
ステムはパワーオンされ、そのときの停止又はスリープ
状態から動作状態に自動的に復帰させる。したがって、
利用者は電源スイッチをオンするといった操作を行うこ
となく、AC投入という行為をするだけで、コンピュー
タシステム上ですぐに作業を開始することが可能とな
る。
【0008】また、前記外部電源投入イベントを、前記
コンピュータシステムを動作状態に復帰させるためのウ
ェイクアップ要因として使用するか否かを設定するウェ
イクアップ要因設定手段と、前記外部電源検出手段によ
って前記外部電源投入イベントの発生が検出されたと
き、前記ウェイクアップ要因設定手段によって前記外部
電源の投入イベントがウェイクアップ要因として設定さ
れているか否かを判別し、その判別結果に従って、前記
コンピュータシステムを動作状態に復帰させる処理の実
行を許可または禁止する手段とをさらに具備することが
好ましい。これにより、利用者の用途に応じて、外部電
源投入イベントによるウェイクアップ処理の有効/無効
の設定を切り替えることが可能となり、無駄なウェイク
アップを防止することが可能となる。
【0009】また、本発明は、コンピュータ本体を拡張
ユニットに取り外し自在に装着可能なコンピュータシス
テムにおいて、前記拡張ユニットへのコンピュータ本体
の装着をドッキングイベントとして検出するドッキング
検出手段と、このドッキング検出手段によって前記ドッ
キングイベントの発生が検出されたとき、前記コンピュ
ータシステムを停止又はスリープ状態から動作状態に復
帰させる手段とを具備することを特徴とする。
【0010】このコンピュータシステムにおいては、拡
張ユニットへのコンピュータ本体のドッキングがウェイ
クアップイベントの一つとして規定されており、コンピ
ュータ本体が拡張ユニットに装着されたというドッキン
グイベントの発生が検出されると、それに応答してコン
ピュータシステムはパワーオンされ、そのときの停止又
はスリープ状態から動作状態に自動的に復帰させる。し
たがって、利用者は電源スイッチをオンするといった操
作を行うことなく、コンピュータ本体を拡張ユニットに
装着するだけで、拡張ユニットによって機能拡張された
状態のコンピュータシステムをすぐに使用することが可
能となる。
【0011】また、前記拡張ユニットに、前記コンピュ
ータシステムをネットワークを介してリモート制御する
ために必要な通信機能を有するネットワーク制御装置が
搭載されている場合には、前記ドッキングイベントの発
生によって前記コンピュータシステムが動作状態に復帰
したとき、前記ネットワーク制御装置を用いたリモート
制御機能を有効にするために必要な情報を前記拡張ユニ
ットに設定し、前記設定処理終了後、前記コンピュータ
システムを前記ドッキングイベント発生前の停止又はス
リープ状態に戻すことが好ましい。このように、ドッキ
ングに応答して、リモート制御機能を有効にするために
必要な情報(コンピュータ本体のマシン名や、IPアド
レスなど)を自動的に拡張ユニットに設定することによ
り、ドッキング後に利用者が行わなければならない設定
作業を省略することが可能となる。また、設定終了後
は、コンピュータ本体は電源オフされ、元の停止または
スリープ状態に戻されるので、リモート制御機能を有効
にしつつ、電力消費量の低減を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0013】図1には、本発明の一実施形態に係るコン
ピュータシステムの構成が示されている。このコンピュ
ータシステムは、バッテリ駆動可能なノートブックタイ
プのパーソナルコンピュータ(以下、PCと称する)で
あり、このPC本体100は、その機能拡張のための拡
張ユニットであるLANドッカー(LAN_Docke
r)200に着脱自在に装着できるよう構成されてい
る。PC本体100およびLANドッカー200の両者
は、それぞれに設けられたドッキングコネクタ300に
よって接続される。
【0014】LANドッカー200には、LANを介し
て他のPCやサーバと通信するためのLANコントロー
ラ31が搭載されている。LANコントローラ31は、
PC本体100をLANを介してリモート制御するため
の機能として、Wake_on_LAN機能(WO
L)、およびAlert_on_LAN(AOL)機能
を有している。WOL機能は、LANを介してサーバか
ら特定のパケットを受信したときにPC本体100を自
動的に電源オンするための機能である。AOL機能は、
PC本体100の異常やPC本体100とLANドッカ
ー200との間のドッキング/アンドッキングなどの状
態変化を、LANを介してサーバに自動通知する機能で
ある。
【0015】LANコントローラ31を搭載したLAN
ドッカー200は、例えばオフィス内では、各従業員の
机上に置かれ、オフィス内に配設されているLANケー
ブルに固定的に接続された状態で使用される。LANコ
ントローラ31は電力消費量が比較的大きいため、その
動作電源としてはACアダプタ電源が用いられる。
【0016】PC本体100は、オフィス内では通常は
LANドッカー200に接続された状態で使用され、ま
た外出時等にはPC本体100はLANドッカー200
から取り外して使用される。LANドッカー200から
取り外された状態では、PC本体100は、PC本体1
00内蔵のバッテリ、またはACアダプタを介して供給
される外部電源によって動作する。一方、LANドッカ
ー200に接続された状態においては、PC本体100
は、内蔵のバッテリ、あるいはLANドッカー200か
ら供給されるACアダプタ電源によって動作する。
【0017】PC本体100内には、図示のように、C
PUモジュール11、PCIインターフェイスブリッジ
(PCI I/F)12、フラッシュBIOS−ROM
13、電源コントローラ(PSC)14、I/Oコント
ロールゲートアレイ(I/OGA)15、組み込みコン
トローラ(EC;Embedded Controll
er)16などが設けられている。
【0018】CPUモジュール11は、このシステム全
体の動作制御およびデータ処理を実行するものであり、
ここにはCPU、キャッシュ、さらには主メモリを制御
するためのメモリコントローラなどが搭載されている。
【0019】PCIインターフェイスブリッジ(PCI
I/F)12は1チップLSIによって実現されたゲ
ートアレイであり、ここには、PCIバスとISAバス
との間を双方向で接続するブリッジ機能が内蔵されてい
る。フラッシュBIOS−ROM13は、システムBI
OSを記憶するためのものであり、プログラム書き替え
が可能なようにフラッシュメモリによって構成されてい
る。システムBIOSは、このシステム内の各種ハード
ウェアをアクセスするファンクション実行ルーチンを体
系化したものであり、ここには、システムステータスを
動作状態(電源オン状態)、停止状態(電源オフ状
態)、その中間のスリープ状態(サスペンド/ハイバネ
ーション状態)に設定するためのパワーマネージメント
機能や、システムのハードウェア環境の変化を自動認識
するための機能、さらにはAC投入、ドッキングイベン
トの発生に応答して、PCを自動的にウェイクアップさ
せて動作状態に復帰させる機能などを有している。
【0020】I/Oコントロールゲートアレイ15は、
CPUモジュール11によってリード/ライト可能な複
数のレジスタ群を内蔵している。これらレジスタ群を使
用することにより、CPUモジュール11と、ICバ
ス上の電源コントローラ(PSC)14および組み込み
コントローラ(EC)16との間の通信が可能となる。
また、I/Oコントロールゲートアレイ15には、LA
Nドッカー200を制御するための機能として、PC本
体100とLANドッカー200とのドッキング/アン
ドッキングの検出機能が設けられている。PC本体10
0とLANドッカー200とのドッキング/アンドッキ
ングの検出は、ドックディテクト信号DOCDETを利
用して行われる。ドックディテクト信号DOCDET
は、ドッキングコネクタ300の所定ピンの電圧値であ
り、LANドッカー200にPC本体100が接続され
たときにLowとなる。このドッキング検出機能は、ド
ッキングに応答してPC本体100を自動的にパワーオ
ンして動作状態に設定するという本実施形態のドッキン
グウェイクアップ機能の実現のために用いられる。
【0021】組み込みコントローラ(EC)16は、電
源コントローラ(PSC)14と共同してPC本体10
0の電源状態の管理を行うものであり、この組み込みコ
ントローラ(EC)16と、I/Oコントロールゲート
アレイ15および電源コントローラ(PSC)14とに
は、PC本体100が電源オフされてスリープ状態また
は停止状態に移行してもバッテリにより動作電源が供給
され続ける。組み込みコントローラ(EC)16は、そ
のファームウェア制御により、電源オン/オフの要因発
生の検出に応答して電源コントローラ(PSC)14を
制御したり、CPUモジュール11への割り込み(SM
I)を用いて、発生した電源オン/オフ要因を電力管理
イベントとしてシステムBIOSに通知する機能などを
有する。
【0022】電源コントローラ(PSC)14はPC本
体100全体の電源オン/オフ制御を行うためのもので
あり、AC投入による自動ウェイクアップ(ACウェイ
クアップ機能)を実現するために、ACアダプタの接続
検出機能を有している。このACアダプタ接続検出機能
は、PC本体100がACアダプタを介して外部AC電
源に接続されたり、あるいはドッキング状態のLANド
ッカー200がACアダプタを介して外部AC電源に接
続されることなどによって、外部電源の供給が開始され
たときに、それをAC投入イベントとして検出する機能
である。
【0023】LANドッカー200には、前述のLAN
コントローラ31に加え、LANドッカー200の属性
情報やLANドッカー200に搭載されているLANコ
ントローラ31の属性情報などを保持するEEPROM
32と、ACアダプタ電源からLANドッカー200の
内部電源を生成する電源回路33などが設けられてい
る。
【0024】図2には、I/Oコントロールゲートアレ
イ15、EC16、PSC14間における信号の流れが
示されている。
【0025】以下、図2を参照して、本実施形態で用い
られるACウェイクアップ機能およびドッキングウェイ
クアップ機能について説明する。
【0026】(ACウェイクアップ機能)利用者がBI
OSセットアップやユーティリティを用いてACウェイ
クアップ機能を有効に設定した場合、PC100の電源
オフ時(停止またはスリープ状態に移行するとき)にE
C16、PSC14に対してウェイクアップに必要最低
限の電源を供給しておく。利用者がACを投入した場
合、すなわち電源オフされているPC本体100にAC
アダプタが接続されて外部電源の供給が開始された際、
PSC14はAC投入を検出し、PSC14からEC1
6に対してAC投入イベントの発生を通知する。EC1
6はAC投入によるウェイクアップ要求であることを内
部のウェイクアップ要因レジスタに記憶した後、PSC
14に対してパワーオン信号を発生して電源オン要求を
行い、システムをパワーオンさせる。そして、EC16
からCPU11へのSMIによってシステムBIOSが
起動される。システムBIOSは、ウェイクアップ要因
レジスタを参照してウェイクアップ要因を調べ、そのウ
ェイクアップ要因に従った処理を行う。本ウェイクアッ
プの場合は、電源スイッチがオンされた場合と同様の通
常の電源オン処理となる。
【0027】(ドッキングウェイクアップ機能)利用者
がBIOSセットアップやユーティリティを用いてドッ
キングウェイクアップ機能を設定した場合、PC100
の電源オフ時(停止またはスリープ状態に移行すると
き)に、I/Oコントロールゲートアレイ15、EC1
6、PSC14に対してウェイクアップに必要最低限の
電源を供給しておく。利用者がPC本体100をLAN
ドッカー200にドッキングした場合、I/Oコントロ
ールゲートアレイ15は、ステータス変化を検出し、E
C16に対して、ステータスチェンジを通知する。EC
16は、ステータス変化がドッキングによるものである
かアンドッキングによるものであるかを、DOCDET
信号によってセット/リセットされるI/Oコントロー
ルゲートアレイ15内のレジスタ値から判断し、ドッキ
ングであれば、ドッキングによるウェイクアップ要求で
あることウェイクアップ要因レジスタに記憶した後に、
PSC14に対してパワーオン信号を発生して電源オン
要求を行い、システムをパワーオンさせる。そして、E
C16からCPU11へのSMIによってシステムBI
OSが起動される。システムBIOSは、ウェイクアッ
プ要因レジスタを参照してウェイクアップ要因を調べ、
ウェイクアップ要因に従った処理を行う。本ウェイクア
ップの場合も、電源スイッチがオンされた場合と同様の
通常の電源オン処理が実行される。
【0028】図3には、ACウェイクアップ機能を実現
するための処理の流れが示されている。
【0029】利用者が、ユーティリティ等によりACウ
ェイクアップの設定を行うと、システム(システムBI
OS、またはOS)は、AC投入イベントがウェイクア
ップ要因として有効になるようにEC16を設定する。
そして、この状態で、利用者が、PCを電源オフすると
(ステップS201)、システムBIOS(またはO
S)によりACウェイクアップ設定処理が実行される。
このACウェイクアップ設定処理では、まず、停止状
態、あるいはサスペンドモード/ハイバネーションモー
ドへの移行のための準備処理(ステップS202)が行
われる。そして、ACウェイクアップが有効状態に設定
さているか否かが調べられ(ステップS203)、AC
ウェイクアップが有効状態に設定さているならば(ステ
ップS203のYes)、EC16およびPSC14を
電源オン状態にしたまま、PCを電源オフする(ステッ
プS204)。ACウェイクアップが設定されていない
場合は(ステップS203のNo)、通常の電源オフ処
理となる。
【0030】利用者がPC本体100にACアダプタを
接続し(ステップS205)、外部電源の供給が検出さ
れると、PSC14がEC16に対してAC投入イベン
トの発生を通知する。EC16は、AC投入イベントの
通知を受けると、AC投入イベントがウェイクアップ要
因として有効であるか否かを調べ(ステップS20
6)、有効な場合、つまりACウェイクアップが許可さ
れている場合には(ステップS206のYes)、AC
投入によるウェイクアップであることをウェイクアップ
要因レジスタに記憶した後、PSC14に電源オンを要
求する(ステップS207,S208)。
【0031】PSC14はEC16からの電源オン要求
に応答してシステム全体の電源をオンする。そして、E
C16はCPUIIにSMIを発行する。このSMIに
より、システムBIOSが実行される。システムBIO
Sは、ウェイクアップ要因をEC16より得、そのウェ
イクアップ要因に従った処理を行う。本ウェイクアップ
の場合は、通常の電源オン処理(OSのブート、または
サスペンド/ハイバネーション状態からの復元処理)が
実行され、これによりPCは停止またはスリープ状態か
ら動作状態に復帰され、利用者は作業を開始することが
できる。
【0032】一方、ACウェイクアップが禁止されてい
る場合は(S206のNo)、EC16は処理を終了
し、PCは電源オフ状態のまま維持される。
【0033】図4には、ドッキングウェイクアップ機能
を実現するための処理の流れが示されている。
【0034】利用者が、ユーティリティ等によりドッキ
ングウェイクアップの設定を行うと、システム(システ
ムBIOS、またはOS)は、ドッキングがウェイクア
ップ要因として有効になるようにEC16を設定する。
そして、この状態で、利用者が、PCを電源オフすると
(ステップS301)、システムBIOS(またはO
S)によりドッキングウェイクアップ設定処理が実行さ
れる。このドッキングウェイクアップ設定処理では、ま
ず、停止状態、あるいはサスペンドモード/ハイバネー
ションモードへの移行のための準備処理(ステップS3
02)が行われる。そして、ドッキングウェイクアップ
が有効状態に設定さているか否かが調べられ(ステップ
S303)、ドッキングウェイクアップが有効状態に設
定さているならば(ステップS303のYes)、EC
16は、ドッキングウェイクアップ可能な電源オフ状態
にする(ステップS304)。具体的には、EC16、
I/Oコントロールゲートアレイ15、及びPSC14
に電源が供給された状態である。ドッキングウェイクア
ップが設定されていない場合(ステップS303のN
o)は、通常の電源オフ処理となる。
【0035】利用者がPCをLANドッカー200にド
ッキングすると(ステップS305)、I/Oコントロ
ールゲートアレイ15は、EC16に対してステータス
チェンジを発行する。EC16は、I/Oコントロール
ゲートアレイ15のもつレジスタを調査し、ステータス
チェンジがドッキングによるものであれば、ドッキング
イベントがウェイクアップ要因として有効であるか否か
を調べ(ステップS306)、有効な場合、つまりドッ
キングウェイクアップが許可されている場合には(ステ
ップS306のYes)、ドッキングによるウェイクア
ップであることをウェイクアップ要因レジスタに記憶し
た後、PSC14に電源オンを要求する(ステップS3
07,S308)。
【0036】PSC14はEC16からの電源オン要求
に応答してシステム全体の電源をオンする。そして、E
C16はCPUIIにSMIを発行する。このSMIに
より、システムBIOSが実行される。システムBIO
Sは、ウェイクアップ要因をEC16より得、そのウェ
イクアップ要因に従った処理を行う。本ウェイクアップ
の場合は、ドッキングによる通常の電源オン処理(OS
のブート、またはサスペンド/ハイバネーション状態か
らの復元処理)が実行され、これによりPCは停止また
はスリープ状態から動作状態に復帰される。
【0037】一方、ドッキングウェイクアップが禁止さ
れている場合は(S306のNo)、EC16は処理を
終了し、PCは電源オフ状態のままとなる。
【0038】なお、以上のドッキングウェイクアップ機
能は、LANドッカーに限らず、機能拡張のためのすべ
ての拡張ユニットとのドッキング時にも同様にして行う
ことができる。
【0039】次に、ドッキングウェイクアップ機能の拡
張例として、ドッカーウェイクアップ機能について説明
する。このドッカーウェイクアップ機能は、LANドッ
カー200とのドッキングによるドッキングウェイクア
ップ後に、システムBIOSがLANドッカー200の
リモート制御機能(WOL,AOL)を機能させるため
の情報(マシン名、IPアドレス)をPC本体100か
らLANドッカー200に送信し、再びPC本体100
を電源オフ状態にするというものである。
【0040】図5には、ドッカーウェイクアップ機能を
実現するための処理の流れが示されている。
【0041】利用者が、ユーティリティ等によりドッカ
ーウェイクアップの設定を行うと、システム(システム
BIOS、またはOS)は、ドッカーウェイクアップが
ウェイクアップ要因として有効になるようにEC16を
設定する。そして、この状態で、利用者が、PCを電源
オフすると(ステップS401)、システムBIOS
(またはOS)によりドッカーウェイクアップ設定処理
が実行される。このドッカーウェイクアップ設定処理で
は、まず、停止状態、あるいはサスペンドモード/ハイ
バネーションモードへの移行のための準備処理(ステッ
プS402)が行われる。そして、ドッカーウェイクア
ップが有効状態に設定さているか否かが調べられ(ステ
ップS403)、ドッカーウェイクアップが有効状態に
設定さているならば(ステップS403のYes)、E
C16は、ドッキングウェイクアップ可能な電源オフ状
態にする(ステップS404)。具体的には、EC1
6、I/Oコントロールゲートアレイ15、及びPSC
14に電源が供給された状態である。
【0042】ドッカーウェイクアップが設定されていな
い場合(ステップS403のNo)は、通常の電源オフ
処理となる。
【0043】利用者がPCをLANドッカー200にド
ッキングすると(ステップS405)、I/Oコントロ
ールゲートアレイ15は、EC16に対してステータス
チェンジを発行する。EC16は、I/Oコントロール
ゲートアレイ15のもつレジスタを調査し、ステータス
チェンジがドッキングによるものであれば、ドッカーウ
ェイクアップがウェイクアップ要因として有効であるか
否かを調べ(ステップS406)、有効な場合、つまり
ドッカーウェイクアップが許可されている場合には(ス
テップS406のYes)、ドッキングによるウェイク
アップ(ドッカーにドッキング)であることをウェイク
アップ要因レジスタに記憶した後、PSC14に電源オ
ンを要求する(ステップS407,S408)。そし
て、EC16からのSMIによって起動されたシステム
BIOSは、ウェイクアップ要因を調査し、ウェイクア
ップ要因がドッカーウェイクアップであれば、本体PC
の情報(マシン名、IPアドレス等)をLANドッカー
200のLANコントローラ31またはEEPROM3
2に設定する(ステップS409)。その後、BIOS
はEC16を介してPSC14を制御し電源をオフする
(ステップS411)。尚、その他の要因でウェイクア
ップした場合(S410のNo)、ウェイクアップ要因
に従った処理を行う。
【0044】以上のように、PC100をLANドッカ
ー200にドッキングさせた際に、利用者の関与しない
ところでシステムがLANドッカー200に必要な設定
を行うため、再度、PC100を立ち上げ利用者がLA
Nドッカー200への設定を行うことなくLANドッカ
ー200の機能を使うことができる。また、LANドッ
カー200の設定終了後は、PC本体100は自動的に
電源オフされ、元の停止またはスリープ状態に戻される
ので、LANドッカー200のリモート制御機能を有効
にしつつ、電力消費量の低減を図ることができる。
【0045】以上のように、本実施形態によれば、電源
スイッチのON操作による通常のウェイクアップに加
え、AC投入による自動ウェイクアップ、およびドッキ
ングによる自動ウェイクアップを行うことができ、さら
にはドッキングウェイクアップを拡張することにより、
ドッキングによるLANドッカー200の自動設定処理
の実行が可能となる。
【0046】なお、本実施形態では、システムステート
として動作状態および停止状態に加え、その中間のスリ
ープ状態を有するPCを例示したが、電源オンの動作状
態と、電源オフの停止状態のみをシステムステートとし
て有するPCにおいても、同様にしてACウェイクアッ
プ機能、ドッキングウェイクアップ機能、およびドッカ
ーウェイクアップ機能を適用することができる。また、
ACウェイクアップ機能は、PC本体100がドッキン
グされているLANドッカー200にACアダプタが接
続されたときにおいても同様にして実行される。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
AC投入、ドッキングといった行為を行うだけでPCを
自動的に動作状態に復帰させることが可能となる。よっ
て、利用者による操作を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコンピュータシステ
ムの構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態のシステムに適用されるウェイクア
ップ機能の原理を説明するための図。
【図3】同実施形態におけるACウェイクアップ処理の
手順を説明するフローチャート。
【図4】同実施形態におけるドッキングウェイクアップ
処理の手順を説明するフローチャート。
【図5】同実施形態におけるドッカーウェイクアップ処
理の手順を説明するフローチャート。
【符号の説明】
100…PC本体 200…LANドッカー 11…CPUモジュール 13…BIOS−ROM 14…電源コントローラ(PSC) 15…I/Oコントロールゲートアレイ(I/O G
A) 16…組み込みコントローラ(EC) 31…LANコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花田 徹 東京都青梅市新町3丁目3番地の1 東芝 コンピュ―タエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5B011 DB11 DB19 DB22 EA02 FF04 MB11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内蔵バッテリまたは外部電源によって駆
    動可能なコンピュータシステムにおいて、 コンピュータ本体への外部電源の接続を、外部電源投入
    イベントとして検出する外部電源検出手段と、 この外部電源検出手段によって前記外部電源投入イベン
    トの発生が検出されたとき、前記コンピュータシステム
    を停止又はスリープ状態から動作状態に復帰させる手段
    とを具備することを特徴とするコンピュータシステム。
  2. 【請求項2】 前記外部電源投入イベントを、前記コン
    ピュータシステムを動作状態に復帰させるためのウェイ
    クアップ要因として使用するか否かを設定するウェイク
    アップ要因設定手段と、 前記外部電源検出手段によって前記外部電源投入イベン
    トの発生が検出されたとき、前記ウェイクアップ要因設
    定手段によって前記外部電源の投入イベントがウェイク
    アップ要因として設定されているか否かを判別し、その
    判別結果に従って、前記コンピュータシステムを動作状
    態に復帰させる処理の実行を許可または禁止する手段と
    をさらに具備することを特徴とする請求項1記載のコン
    ピュータシステム。
  3. 【請求項3】 コンピュータ本体を拡張ユニットに取り
    外し自在に装着可能なコンピュータシステムにおいて、 前記拡張ユニットへのコンピュータ本体の装着をドッキ
    ングイベントとして検出するドッキング検出手段と、 このドッキング検出手段によって前記ドッキングイベン
    トの発生が検出されたとき、前記コンピュータシステム
    を停止又はスリープ状態から動作状態に復帰させる手段
    とを具備することを特徴とするコンピュータシステム。
  4. 【請求項4】 前記ドッキングイベントを、前記コンピ
    ュータシステムを動作状態に復帰させるためのウェイク
    アップ要因として使用するか否かを設定するウェイクア
    ップ要因設定手段と、 前記ドッキング検出手段によって前記ドッキングイベン
    トの発生が検出されたとき、前記ウェイクアップ要因設
    定手段によって前記ドッキングイベントがウェイクアッ
    プ要因として設定されているか否かを判別し、その判別
    結果に従って、前記コンピュータシステムを動作状態に
    復帰させる処理の実行を許可または禁止する手段とをさ
    らに具備することを特徴とする請求項3記載のコンピュ
    ータシステム。
  5. 【請求項5】 前記拡張ユニットには、前記コンピュー
    タシステムをネットワークを介してリモート制御するた
    めに必要な通信機能を有するネットワーク制御装置が搭
    載されており、 前記ドッキングイベントの発生によって前記コンピュー
    タシステムが動作状態に復帰したとき、前記ネットワー
    ク制御装置を用いたリモート制御機能を有効にするため
    に必要な情報を前記拡張ユニットに設定する手段と、 前記設定処理終了後、前記コンピュータシステムを前記
    ドッキングイベント発生前の停止又はスリープ状態に戻
    す手段とをさらに具備することを特徴とする請求項3記
    載のコンピュータシステム。
  6. 【請求項6】 内蔵バッテリまたは外部電源によって駆
    動可能なコンピュータシステムに適用されるウェイクア
    ップ制御方法であって、 コンピュータ本体への外部電源の接続を、外部電源投入
    イベントとして検出し、 前記外部電源投入イベントの発生が検出されたとき、前
    記コンピュータシステムを停止又はスリープ状態から動
    作状態に復帰させることを特徴とするウェイクアップ制
    御方法。
  7. 【請求項7】 コンピュータ本体を拡張ユニットに取り
    外し自在に装着可能なコンピュータシステムに適用され
    るウェイクアップ制御方法であって、 前記拡張ユニットへのコンピュータ本体の装着をドッキ
    ングイベントとして検出し、 前記ドッキングイベントの発生が検出されたとき、前記
    コンピュータシステムを停止又はスリープ状態から動作
    状態に復帰させる手段とを具備することを特徴とするウ
    ェイクアップ制御方法。
  8. 【請求項8】 前記拡張ユニットには、前記コンピュー
    タシステムをネットワークを介してリモート制御するた
    めに必要な通信機能を有するネットワーク制御装置が搭
    載されており、 前記ドッキングイベントの発生によって前記コンピュー
    タシステムが動作状態に復帰したとき、前記ネットワー
    ク制御装置を用いたリモート制御機能を有効にするため
    に必要な情報を前記拡張ユニットに設定し、 前記設定処理終了後、前記コンピュータシステムを前記
    ドッキングイベント発生前の停止又はスリープ状態に戻
    すことを特徴とする請求項7記載のウェイクアップ制御
    方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001093267A (ja) * 1999-08-12 2001-04-06 Hewlett Packard Co <Hp> オートチェンジャ・モジュールを積み重ね可能にする装置
WO2004107143A1 (ja) * 2003-05-29 2004-12-09 Fujitsu Limited ワイヤレスディスプレイを有したコンピュータシステムの制御方法およびコンピュータシステム
JP2017167756A (ja) * 2016-03-15 2017-09-21 株式会社リコー 受電機器、給電機器及び給電機器の電源管理システム

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