JP2000110515A - 太陽熱発電システム - Google Patents

太陽熱発電システム

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JP2000110515A
JP2000110515A JP10316770A JP31677098A JP2000110515A JP 2000110515 A JP2000110515 A JP 2000110515A JP 10316770 A JP10316770 A JP 10316770A JP 31677098 A JP31677098 A JP 31677098A JP 2000110515 A JP2000110515 A JP 2000110515A
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Japan
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turbine
power generation
generation system
steam
stator
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Takeshi Hatanaka
武史 畑中
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    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers
    • Y02E10/46Conversion of thermal power into mechanical power, e.g. Rankine, Stirling or solar thermal engines

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 環境公害の少ない、省エネ型の太陽熱発電
システムを提供することを目的とする。 【構 成】 この発明の太陽熱発電システムにおいて、
クローズドシステム(12)内に低沸点の有機溶媒系作
動流体を封入し、クローズドシステム内に蒸発器(1
4)を配置して作動流体を加熱して高圧蒸気を生成し、
高圧蒸気により蒸気タービン(50)を駆動し、タービ
ン排気を凝縮液化した後冷却手段(68)により蒸発器
に給送し、蒸発器に蓄熱材(18)を組み合わせて補助
加熱手段(30)を間欠運転し、流量当たりの熱効率の
高い蒸気タービンを利用することにより高効率の太陽熱
発電システムを得るようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は太陽エネルギー変換シ
ステムに関し、とくに、太陽熱発電システムに関する。
【0002】
【従来の技術】米国特許第5,247,796号には太
陽熱を利用したエネルギー変換装置において作動流体を
高圧ガスに変換し、これにより発電機用タービンを駆動
する太陽熱発電システムが開示されている。このシステ
ムでは曇り日および夜間に発電することができず、シス
テム効率が悪く、電力を安定的に供給することができな
かった。さらに、このシステムで利用されるタービンは
タービンハウジングとタービンブレード間の空隙が大き
く、未利用の高速作動流体がタービンブレード間の空隙
を流出し、タービンは流量当たりの出力、熱効率が低か
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の太陽熱発電シス
テムは、安定的に電力を供給することができない上にシ
ステム効率が悪いため、高効率発電システムを小型軽
量、コンパクトにすることができなかった。
【0004】本発明はシステム効率が高く、コンパクト
な太陽熱発電システムを提供することを目的とする。
【0005】
【問題を解決するための手段】本願第1の発明は、低沸
点の混合有機溶媒からなる作動流体を封入したクローズ
ドシステムと、太陽熱を吸収するソーラコレクタと、補
助加熱手段と、クローズドシステムに連結されていてソ
ーラコレクタと補助加熱手段により加熱される蓄熱材を
備えていて作動流体を高圧蒸気に変換する蒸発器と、高
圧蒸気により駆動される蒸気タービンと、蒸気タービン
により駆動される発電機と、タービン排気を凝縮液化し
て蒸発器に液相の作動流体を圧送する冷却手段と、蓄熱
材の温度を検出して温度信号を出力する温度センサー
と、温度信号に応答して補助加熱手段を間欠運転するこ
とにより蓄熱材を予め定められた温度領域内に制御する
制御装置とを備え、蒸気タービンが高圧蒸気を高速蒸気
に変換する噴射ノズル手段と、噴射ノズル手段に連通し
ていて高速蒸気の旋回流をラジアル面に発生させる旋回
流発生手段を有するステータと、ステータに対向して配
置されたタービンロータとを備え、タービンロータのラ
ジアル面が旋回流発生手段に対面する複数のタービン動
翼を備える太陽熱発電システムである。
【0006】
【作用】本発明の太陽熱発電システムにおいて、ソーラ
ーコレクタの吸収熱を蓄熱材に蓄熱し、蓄熱材を補助加
熱手段により補助的に加熱するようにしたため、太陽熱
を主エネルギーとして安定的に高効率で電力を供給でき
るようにしたものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明について図面を用いて詳細に説
明する。図1は本発明の太陽熱発電システム10の系統
図を示す。図1において、発電システム10は75〜9
5重量%のメチルアルコールと5〜25重量%のアンモ
ニアとの低沸点混合有機溶媒からなる作動流体を封入し
たクローズドシステム12を備える。混合有機溶媒は、
好ましくは、12重量%のアンモニアを混合したメチル
アルコールが良く、この場合、沸点は約50℃、融点は
−85℃、175℃で40atm、215℃で100a
tm、260℃で260atmの高圧蒸気となる。クロ
ーズドシステム12には高圧蒸気を発生させるための蒸
発器14が配置される。蒸発器14は密閉容器16と、
その中に収納された蓄熱材18を備える。蓄熱材18は
固体のマグネシア20と溶融硝酸ナトリウム22からな
り、同一容積で水の60倍の蓄熱容量を有する。
【0008】蒸発器14の蓄熱材18を加熱するため
に、ソーラコレクタ24が家屋のベランダまたは屋根に
配置されて太陽熱が集熱される。ソーラコレクタ24は
透光性の真空容器24a内に集熱板およびヒートパイプ
の吸熱部を収納したもので、ダイムラーベンツ・エアロ
スペース社によりSEIDOシリーズで市販されている
太陽熱集熱器を1例として利用しても良い。ソーラコレ
クタ24は熱媒を封入したヒートパイプ26に接続さ
れ、ヒートパイプ26はタンク16内に収納された加熱
部26aを備える。ヒートパイプ26には熱媒をソーラ
コレクタ24に循環させるための循環ポンプ28が配置
される。補助加熱装置30は液化天然ガスまたはプロパ
ンガスを燃料としたバーナからなり、上述した熱媒を封
入したヒートパイプ32を備え、ヒートパイプ32はタ
ンク16内に収納されて蓄熱材18を補助的に加熱する
ための加熱部32aを有する。変形例において、補助加
熱装置30は電熱ヒータに代えても良く、この場合、電
力単価の安い深夜電力を利用して蓄熱材18を加熱して
も良い。密閉容器16には蓄熱材の温度を検出して温度
信号を出力するための温度センサ34が設置され、温度
信号は制御装置35に供給される。
【0009】蒸発器14はクローズドシステム12と連
通している蒸発管14aを備え、蒸発管14aは密閉容
器16に収納されて蓄熱材18と接触する。蒸発器14
で発生した高圧蒸気は調圧弁40を介して蒸気タービン
50に供給され、発電機60を駆動する。調圧弁40の
上流側においてクローズドシステム12には圧力センサ
36が設置され、高圧蒸気の圧力を検出した圧力信号が
制御装置35に供給される。蒸気タービン50の排気は
排気ポート52bから凝縮器64および昇圧ポンプ63
からなる冷却手段68により冷却液化される。凝縮器6
4には冷却水ポンプ65を介して冷却水64aが供給さ
れ、冷却水64aは冷却塔67で20〜35℃迄冷却さ
れる。液相の作動流体は昇圧ポンプ63を経て蒸発器1
4に給送される。制御装置35には入力装置70から、
設定温度および設定圧力等に関する各種入力データがイ
ンプットされる。制御装置35は設定データと検知デー
タ、すなわち、温度信号と圧力信号との偏差値に基づい
て、補助加熱装置30をオンオフ制御する。
【0010】図2において、蒸気タービン50は作動流
体の圧力エネルギーを速度エネルギーに変換する噴射ノ
ズル52a、52a’と排気ポート52bを有するター
ビンハウジング52を備える。タービンハウジング52
は円筒部材52cと、フロントプレート52dおよびフ
レーム52eを備える。円筒部材52cには軸方向に間
隔をおいて配置された固定円板からなるステータ53、
54が固定支持される。円筒部材52cの内側において
ステータ53、54に対向して回転円板からなるタービ
ンロータ55が回転可能に支持される。タービンロータ
55は出力軸56に圧入されたハブ55aと軸流ファン
55bを備える。ハブ55aの両側にはスリーブ57、
58が配置され、スリーブ57はステータ54により固
定支持され、スリーブ58はベアリングサポート59に
より固定支持される。出力軸56はフロントプレート5
2dに支持されたベアリングB1とベアリングサボート
59に支持されたベアリングB2により回転可能に支持
される。ベアリングサポート59はフレーム52eとス
テータ53の間に固定支持され、排気ボート52bに連
通する連通口59a、59bを有する。
【0011】図3において、ステータ53はそのラジア
ル面において外周から中心部へ延びていて軸方向に開口
する第1段および第2段旋回流発生手段53a、53b
および連絡通路53cを備える。第1段および第2段旋
回流発生手段53a、53bは同心的な環状通路からな
り、第1段環状通路53aの入口側は噴射ノズル52a
に連通し、出口側は連絡通路53cを介して第2段環状
通路53bに連通する。ステータ53は中央開口部53
dを備え、第2段環状通路53bは連絡通路53eを介
して中央開口部53dと連通する。第1段および第2段
環状通路53a、53bはそれぞれ旋回流の流れ方向に
等間隔で配列された複数の案内翼53f、53gを備え
る。図2において、案内翼53f、53gの頂部はステ
ータ53のラジアル面から凹んでいるが、ラジアル面と
同一平面に位置するように形成しても良い。ステータ5
3の背面にはラジアル通路53hが形成されていて、中
央開口部53dと連通口59a、59bと連通される。
【0012】図2において、ステータ54のラジアル面
はステータ53と同様に同心的に形成された第1段およ
び第2段環状通路54a、54bと、これら環状通路5
4a、54b内にそれぞれ等間隔で配列されて円弧状作
用面を有する複数の案内翼54f、54gを有する。第
1段環状通路54aは第2段環状通路54bと連通し、
第2段環状通路54bはステータ54の中央開口部54
dと連通する。ステータ54の旋回流方向はステータ5
3の旋回流方向と同一となるように第1段および第2段
環状通路54a、54bは形成される。
【0013】図2、図4において、タービンロータ55
の両側のラジアル面は同心的に形成された第1段および
第2段環状案内溝55c、55dを備える。環状案内溝
55c、55dはそれぞれ周方向に等間隔に配列されて
いて円弧状作用面を有する複数のタービン動翼55e、
55fを有する。タービンロータ55の環状案内溝55
c、55dはそれぞれ隣接したステータ53、54の第
1段、第2段の旋回流発生通路と同一径の軌道上に形成
される。動翼55e、55fの頂部は放射方向に配列さ
れており、このため、タービンロータ55への回転エネ
ルギーは周方向に与えられる。
【0014】図2〜図5において、噴射ノズル52aに
流入した作動流体の高速流A1はステータ53の第1段
環状通路53aを旋回流となって流れ、連絡通路53c
を経て第2段環状通路53bで旋回流が生ずる。第2段
環状通路53bの出口側で旋回流は排気となって連絡通
路53e、中央開口部53d、ラジアル通路53hおよ
び連通口59a、59bを経て排気ポート52bから排
出される。上記工程において、図5に示されるように、
高速流A1はステータ53の案内翼53fによって偏向
流A2となってタービン動翼55cに衝突してタービン
ロータ55を矢印B方向に移動させる。タービン動翼5
5cに衝突した旋回流はタービン動翼の曲面壁によって
方向が変えられ、偏向流A3となり、この偏向流A3は
ステータ53の案内翼53fにより再びタービン動翼5
5cの方向に案内される。このように噴射ノズル52a
から第1段環状通路53aおよび第2段環状通路53b
を通過する旋回流は案内翼53f、53gおよびタービ
ン動翼55e、55fで流れ方向が偏向されながらター
ビン動翼55e、55fに直接衝突して回転エネルギー
を与える。図5(a)および図5(b)はステータ53
に対するタービンロータ55のそれぞれ異なる相対位置
関係を示す。図2において、タービンロータ55の両側
のラジアル面の複数のタービン動翼55e、55fには
複数の旋回流が同時に衝突するため、タービンロータ5
5には大きな回転力が与えられる。このとき、タービン
動翼55e、55fに衝突した旋回流は案内溝55c、
55dの壁でかこまれた通路を流れてステータ53の案
内翼55e、55fの方向に偏向させるため、タービン
動翼の側壁からの漏れ蒸気を防ぐことができ、タービン
の流量当たりの出力・効率を飛躍的に向上させることが
できる。しかも、タービンロータ55は低速高トルクで
回転される。
【0015】図6、図7はそれぞれ図5、図6のステー
タおよびタービンロータの変形例を示し、類似部品につ
いては図5、図6の符号にシングルまたはダブルアポス
トロフィが付してある。図6の変形例において、ステー
タ53’の旋回流発生手段は円筒ケーシング52c’の
渦巻形噴射ノズル52a’と中央開口部53d’に連通
する第1、第2スパイラル旋回通路53a’、53a”
からなる。図7の変形例において、タービンロータ5
5’はステータ53’のスパイラル旋回通路53a’、
53a”と同一の軌道上にそれぞれ形成された第1、第
2スパイラル案内溝55c’、55c”とこれらの中に
配置されたタービン動翼55e’、55e”を備える。
スパイラル旋回通路53a’、53a”および第1、第
2スパイラル案内溝55c’、55c”はそれぞれ図4
と同様な半円状断面もしくはU字状断面を有する。ター
ビン動翼55e’、55e”は放射状に形成されたリブ
状の形状を有するが、図2に示されるように、円弧状の
作用面55eに類似した形状を備えても良い。
【0016】図6、図7において、噴射ノズル52a’
の蒸気噴流Cは第1、第2スパイラル旋回通路53
a’、53a”に流入してスパイラル旋回流C1、C2
を発生させる。このとき、スパイラル旋回通路53
a’、53a”の壁面は案内翼として機能し、スパイラ
ル旋回流C1、C2の1部は遠心力によりスパイラル旋
回通路53a’、53a”の壁面により案内されてター
ビンロータ55’のタービン動翼55e’、55e”に
周方向に衝突する。タービン動翼55e’、55e”に
衝突した旋回流は隣接した案内溝55c’、55c”を
経てスパイラル旋回通路53a’、53a”の旋回流と
混合もしくは合流する。このことが繰り返されて複数の
タービン動翼55e’、55e”に同時に旋回流が衝突
するため、タービンロータ55’は大きなトルクで回転
される。なお、タービン動翼55e’、55e”に衝突
するときに旋回流はタービン動翼55e’、55e”に
隣接する案内溝55c’、55c”の側壁により拘束さ
れて、蒸気漏れがないため、速度エネルギーの損失が少
なくなり、タービンの流量当たりの出力・効率が飛躍的
に向上する。
【0017】図8において、制御装置35は入力装置7
0に接続された入力インターフェース35aと、RAM
35b、CPU35c、ROM35d、出力インターフ
ェース35e、および制御器35fを備える。入力装置
70は温度T1、T2に相当する入力データと、圧力設
定値に相当する入力データを入力インターフェース35
aを通じてRAM35bに入力する。温度センサ34の
温度信号と圧力センサ36の圧力信号は入力インターフ
ェース35aを介してCPU35cに供給される。出力
インターフェース35eにはリレーRLを駆動するため
のトランジスタTRが接続され、リレーRLは制御回路
85の電源83に補助加熱装置30を間欠的に接続す
る。さらに、出力インターフェース35eには比例積分
形の制御器35fが接続されており、これは調圧弁40
を制御する。
【0018】図1、図8、図9において、たとえば早朝
の時間tにおいて、ドライブ信号D1によりリレーR
Lがクローズされると、制御回路85により補助加熱装
置30がオンにされ、補助加熱装置30が蓄熱材18を
T0からT2まで加熱する。このとき、蒸発器14内の
作動流体は50℃以上にて気化されて高圧蒸気が発生
し、この高圧蒸気は調圧弁40を経てタービン50に供
給され、タービン50を駆動する。タービン100には
昇圧ポンプ144が内蔵されているため、昇圧ポンプ1
44は液相の作動流体を蒸発器14に給送する。液相の
作動流体は蒸発器14の蓄熱材18によって高圧蒸気に
変換される。その後、ソーラコレクタ24の加熱部26
aまたは補助加熱装置30の加熱により、時間tにお
いて、蓄熱材18の温度がT2に達すると、RAM35
bに入力された設定温度値と温度センサ34からの温度
信号の偏差値はゼロとなるため、CPU35cはオフ指
令信号を出力し、出力インターフェース35eを介して
トランジスタTRをオフにする。このとき、補助加熱装
置30はオフにされるため、オフ期間中に補助加熱装置
30によりエネルギーは消費されない。時間tからt
の期間中に蒸発器14は蓄熱材18の蓄熱エネルギー
により作動液体を加熱気化させる。曇天によりソーラコ
レクタ24の加熱部24aの熱エネルギーが低下した状
態で、蓄熱材18の熱エネルギーが消費される。そのと
き、時間tにおいて、蒸発器14の蓄熱材18の温度
がT1に達すると、出力インターフェース35eからド
ライブ信号D2が出力され、蓄熱材18は再び加熱され
る。図9において、時間t、tの期間において、ド
ライブ信号D3が出力される。このように、蒸発器14
の補助加熱装置30は蓄熱材18の温度を予め定められ
たT1およびT2の範囲内になるように間欠運転され
る。圧力センサ36からの圧力検出値は入力インターフ
ェース35aを介してCPU35cに供給され、圧力偏
差値がプラスのときは制御器80fを介して調圧弁40
の開度を絞るように制御し、偏差値がマイナスのときは
調圧弁40の開度を大きくする方向に操作する。このよ
うに、調圧弁40は温度T1およびT2の期間内におい
て、タービン100へ供給される高圧ガスの値を常に一
定になるように調整する。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の太陽熱発
電システムでは蒸発器に蓄熱材を収納し、ソーラコレク
タにより蓄熱材を加熱するとともに、補助加熱装置によ
り蓄熱材を補助的に加熱できるように構成し、曇天や夜
間等の時間帯においても省エネルギーで安定的に電力を
供給できる効果があり、地球温暖化防止にも多大の貢献
が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による太陽熱発電システムの系統図であ
る。
【図2】図1の蒸気タービンの断面図である。
【図3】図2のIII−III線から見たステータの平
面図である。
【図4】図2のIV−IV線から見たタービンロータの
平面図である。
【図5】図2のステータと、タービンロータとの相対位
置関係を示す図である。
【図6】図 のステータの変形例を示す平面図である。
【図7】図 のタービンロータの変形例を示す平面図で
ある。
【図8】図1の制御装置のブロック図である。
【図9】図8の蓄熱温度とドライブ信号との関係を示す
図である。
【符号の説明】
10 太陽熱発電システム 12 クローズ
ドシステム 14 蒸発器 52 タービン
ハウジング 16 密閉容器 53 ステータ 18 蓄熱材 54 ステータ 24 ソーラーコレクタ 55 タービン
ロータ 26 ヒートパイプ 56 出力軸 28 循環ポンプ 60 発電機 30 補助加熱装置 63 昇圧ポン
プ 34 温度センサ 64 凝縮器 35 制御装置 65 冷却水ポ
ンプ 36 圧力センサ 67 冷却塔 40 調圧弁 68 冷却手段 50 蒸気タービン 70 入力装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】低沸点の混合有機溶媒からなる作動流体を
    封入したクローズドシステムと、太陽熱を吸収するソー
    ラコレクタと、補助加熱手段と、クローズドシステムに
    連結されていてソーラコレクタと補助加熱手段により加
    熱される蓄熱材を備えていて作動流体を高圧蒸気に変換
    する蒸発器と、高圧蒸気により駆動される蒸気タービン
    と、蒸気タービンにより駆動される発電機と、タービン
    排気を凝縮液化して蒸発器に液相の作動流体を圧送する
    冷却手段と、蓄熱材の温度を検出して温度信号を出力す
    る温度センサーと、温度信号に応答して補助加熱手段を
    間欠運転することにより蓄熱材を予め定められた温度領
    域内に制御する制御装置とを備え、蒸気タービンが高圧
    蒸気を高速蒸気に変換する噴射ノズル手段と、噴射ノズ
    ル手段に連通していて高速蒸気の旋回流をラジアル面に
    発生させる旋回流発生手段を有するステータと、ステー
    タに対向して配置されたタービンロータとを備え、ター
    ビンロータのラジアル面が旋回流発生手段に対面する複
    数のタービン動翼を備える太陽熱発電システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、混合有機溶媒が75〜
    95重量%のメチルアルコールと、5〜25重量%のア
    ンモニアからなる太陽熱発電システム。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、旋回流発生手
    段がステータのラジアル面に形成された環状旋回通路
    と、環状旋回通路内に形成された複数の案内翼とを備え
    る太陽熱発電システム。
  4. 【請求項4】請求項1または2において、旋回流発生手
    段がステータのラジアル面に形成されたスパイラル旋回
    通路を備え、タービンロータがスパイラル旋回通路と同
    一軌道上に形成されたスパイラル案内溝と、スパイラル
    案内溝に形成された複数のタービン動翼を備える太陽熱
    発電システム。
  5. 【請求項5】請求項1または2において、冷却手段がク
    ローズドシステム内に配置された凝縮器および昇圧ポン
    プと、凝縮器に接続されて冷却水を冷却する冷却塔と、
    冷却水を凝縮器と冷却塔との間で循環させる冷却水ポン
    プを備える太陽熱発電システム。
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