JP2000110279A - れんが壁 - Google Patents

れんが壁

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JP2000110279A
JP2000110279A JP10300374A JP30037498A JP2000110279A JP 2000110279 A JP2000110279 A JP 2000110279A JP 10300374 A JP10300374 A JP 10300374A JP 30037498 A JP30037498 A JP 30037498A JP 2000110279 A JP2000110279 A JP 2000110279A
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bricks
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Yoshimasa Matsumoto
好眞 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震時などの外力により崩壊しにくいれんが
の組立構造を提供すること。 【解決手段】 格子状の取付部材10を止具17で柱1
に取り付ける。取付部材10の延出部14上に格子状の
帯状部材20を重ねる。れんが2を帯状部材20を上下
からはさんで積層する。れんが2の間に充てんされペー
スト材3によりれんが2と帯状部材20を一体化するこ
とによりれんが壁を強固に構築する。地震時の外力は可
とう性を有する延出部14で吸収される。また壁面とれ
んが2の間の空間Tにより通気性が確保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、れんがを積層して
構築される家屋のれんが壁などのれんがの組立構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】れんがは耐熱性、防音性、審美性などに
すぐれているが、家屋の壁材として高く積層した場合、
地震時などの外力により崩壊しやすいことから、わが国
では家屋の壁材としては事実上用いられておらず、れん
がタイルが用いられている。れんがタイルは外観をれん
がに似せたシート状建築材であり、家屋の外壁に貼付さ
れる。れんがタイルは、ある程度の高級感を確保できる
が、本物のれんがに比較すれば、耐熱性、防音性などに
おいて大巾に見劣りするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、地震
時などの外力により崩壊しにくいれんがの組立構造を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のれんがの組立構
造は、家屋の支柱に取り付けられる取付部材と、この取
付部材から前方へ延出する延出部に水平に配設される多
孔状の帯状部材とがあり、この帯状部材をはさんでれん
がを積層し、れんがとれんがの間に充てんされるペース
ト材により帯状部材を上下にはさむれんがを結合し、ま
た家屋の壁面と積層されたれんがの間に通気用の空間を
確保したものである。
【0005】また好ましくは、前記延出部と前記帯状部
材が縦杆と横杆を格子状に組み合わせて成り、可とう性
を有するものである。
【0006】更に好ましくは、前記れんがが上下方向に
千鳥状に積層されており、かつれんがの縦孔に垂直鉄筋
を挿入して縦孔にペースト材を充てんしたものである。
【0007】
【作用】上記構成において、れんがは壁材などとして積
層されるが、水平な帯状部材をはさみ、ペースト材を充
てんすることにより、れんがと帯状部材を一体化して強
固に積層することができる。
【0008】また取付部材の延出部が可とう性を有する
ことにより、地震時などの外力を吸収しやすくし、また
れんがの縦孔に垂直鉄筋を挿入することにより、より一
層強固に構築できる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1はれんが壁を構築する要素の
分解斜視図、図2は取付部材の斜視図、図3はれんが壁
の断面図、図4はれんが壁の正面図である。
【0010】図1において、1は木材などから成る家屋
の柱である。2は壁材として積層されるれんがである。
れんが2は図示するように上下方向に千鳥状に積層さ
れ、またその間にはモルタルなどのペースト材3が目地
材として塗布・充てんされる。れんが2には複数個(本
例では2個)の縦孔4が形成されており、縦孔4にもペ
ースト材3が充てんされ、かつ上下方向に千鳥状に積層
された複数個のれんが2を貫通する垂直鉄筋5が必要に
応じて挿入される。
【0011】次にれんが2の固定手段について説明す
る。図1および図2において、10は取付部材である。
取付部材10は鋼杆などの金属杆から成る縦杆11と横
杆12を格子状に組み合わせて多孔状に形成されてい
る。取付部材10はL字状に屈曲されており、直立した
取付部13と前方へ延出する延出部14を有している。
【0012】取付部13には取付板15が上下に2枚固
着されている。取付板15には孔部16が開孔されてお
り、孔部16にビス、ネジなどの止具17を挿入して柱
1の外面に取り付けられる。取付部材10は可とう性を
有しており、外力が加わると弾性的に変形可能である。
【0013】図1において、20は帯状部材であって、
取付部材10と同様に縦杆21と横杆2を格子状に組み
合わせて多孔状に形成されており、可とう性を有してい
る。帯状部材20の横幅は取付部材10の延出部14の
延出長と実質的に同じであり、延出部14に水平に重ね
られる。この場合、帯状部材20は延出部14上に載置
して重ねることが望ましい。
【0014】次に上記諸要素を用いたれんが壁の構築構
造を説明する。図3および図4に示すように、止具17
により取付部材10を柱1の外面に固着し、その延出部
14に帯状部材20を重ねる。れんが2は上下方向に千
鳥状に積層されるが、この場合、帯状部材20をれんが
2により上下からはさみ、その間にペースト材3を塗布
・充てんする。ペースト材3が固化することにより、れ
んが2と取付部材10と帯状部材20は一体化し、れん
が2の積層構造は強固なものになる。またこの場合、壁
面とれんが2の間には空気流通(破線矢印参照)用の空
間Tが確保される。
【0015】またれんが2の適所には、垂直鉄筋5を挿
入する。この場合、図4に示すように垂直鉄筋5は上下
方向の複数個(例えば4〜5個)のれんが2を貫通する
程度の比較的短い垂直鉄筋5を千鳥状に挿入する。
【0016】れんが壁は以上のようにして構築される
が、れんが2は帯状部材20と一体化しているので、地
震時などに外力が作用しても崩壊することはなく、また
延出部14が弾性変形することにより外力を吸収でき
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、れ
んがを水平な帯状部材と一体化することにより、れんが
壁を強固に構築でき、地震などの外力が作用しても崩壊
しにくい。また取付部材や帯状部材を多孔状とすること
により、ペースト材を十分に塗布してれんがと帯状部材
を強固に一体化できる。また取付部材や帯状部材が可と
う性を有することにより外力を容易に吸収でき、また通
気用の空間を確保することにより断熱性や防音性を向上
でき、また垂直鉄筋を挿入することにより、より一層強
固に構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】れんが壁を構造する要素の分解斜視図
【図2】取付部材の斜視図
【図3】れんが壁の断面図
【図4】れんが壁の正面図
【符号の説明】
1 柱 2 れんが 3 ペースト材 4 孔部 5 垂直鉄筋 10 取付部材 11,21 縦杆 12,22 横杆 13 取付部 14 延出部 17 止具 20 帯状部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月21日(1999.9.2
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 れんが
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、れんがを積層して
構築される家屋のれんが壁に関するものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、地震
時などの外力により崩壊しにくいれんがを提供するこ
とを目的とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のれんがは、家
屋の支柱に取り付けられる取付部材と、この取付部材か
ら前方へ延出する延出部に水平に配設される多孔状の帯
状部材とがあり、この帯状部材をはさんでれんがを積層
し、れんがとれんがの間に充てんされるペースト材によ
り帯状部材を上下にはさむれんがを結合し、また家屋の
壁面と積層されたれんがの間に通気用の空間を確保する
ものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】また好ましくは、延出部と帯状部材が縦杆
と横杆を格子状に組み合わせて成り、可とう性を有する
ものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】更に好ましくは、れんがが上下方向に千鳥
状に積層されており、かつれんがの縦孔に垂直鉄筋を挿
入して縦孔にペースト材を充てんしたものである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【作用】上記構成において、れんが壁はれんがを積層し
て構築されるが、水平な帯状部材をはさみ、ペースト材
を充てんすることにより、れんがと帯状部材を一体化し
て強固に積層することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家屋の支柱に取り付けられる取付部材
    と、この取付部材から前方へ延出する延出部に水平に配
    設される多孔状の帯状部材とがあり、この帯状部材をは
    さんでれんがを積層し、れんがとれんがの間に充てんさ
    れるペースト材により帯状部材とれんがを結合し、また
    家屋の壁面と積層されたれんがの間に通気用の空間を確
    保したことを特徴とするれんがの組立構造。
  2. 【請求項2】 前記延出部と前記帯状部材が縦杆と横杆
    を格子状に組み合わせて成り、可とう性を有することを
    特徴とする請求項1記載のれんがの組立構造。
  3. 【請求項3】 前記れんがが上下方向に千鳥状に積層さ
    れており、かつれんがの縦孔に垂直鉄筋を挿入して縦孔
    にペースト材を充てんしたことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のれんがの組立構造。
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