JP2000109825A - テルビウム付活アルミン酸イットリウム蛍光体の製造方法 - Google Patents

テルビウム付活アルミン酸イットリウム蛍光体の製造方法

Info

Publication number
JP2000109825A
JP2000109825A JP10313884A JP31388498A JP2000109825A JP 2000109825 A JP2000109825 A JP 2000109825A JP 10313884 A JP10313884 A JP 10313884A JP 31388498 A JP31388498 A JP 31388498A JP 2000109825 A JP2000109825 A JP 2000109825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terbium
yttrium
aqueous solution
producing
aluminum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10313884A
Other languages
English (en)
Inventor
Insan Kyo
允贊 姜
Uletto Lengoro Ignatius
ウレット レンゴロ イグナティウス
Kikuo Okuyama
喜久夫 奥山
Shohin Boku
勝彬 朴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasei Optonix Ltd
Original Assignee
Kasei Optonix Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kasei Optonix Ltd filed Critical Kasei Optonix Ltd
Priority to JP10313884A priority Critical patent/JP2000109825A/ja
Publication of JP2000109825A publication Critical patent/JP2000109825A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Luminescent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】粒度分布が狭く、凝集粒子が少なく、球状性に
優れ、陰極線管、蛍光ランプ、PDP、FEDなどの均
質で緻密な高輝度蛍光膜を形成するのに適した、高純度
で化学組成が均一で、発光特性の優れたテルビウム付活
アルミン酸イットリウム蛍光体を安価に製造する方法を
提供しようとする。 【解決手段】イットリウム、アルミニウム及びテルビウ
ムを含有する水溶液を作成し、キャリアーガスとともに
上記水溶液を液滴状にして熱分解反応炉内に導入し、6
00〜1750℃の温度範囲で1秒〜10分の範囲内の
滞留時間だけ加熱した後、さらに1050〜1750℃
の温度範囲で0.1秒〜24時間の範囲で再加熱するこ
とを特徴とするテルビウム付活アルミン酸イットリウム
蛍光体の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管、蛍光ラン
プ、プラズマディスプレーパネル(PDP)、フィール
ドエミッションディスプレー(FED)などに用いるこ
とが可能なテルビウム付活アルミン酸イットリウム蛍光
体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】陰極線管、蛍光ランプ、PDP、FED
などに用いられる複合酸化物蛍光体は、従来、原料粉末
を混合したものを坩堝などの焼成容器に入れた後、高温
で長時間加熱することにより固相反応を起こさせ、それ
をボールミルなどで微粉砕することにより製造されてき
た。
【0003】しかし、この方法で製造された蛍光体は不
規則形状粒子が凝集した粉末からなっており、この蛍光
体を上記用途に使用した場合には、塗布して得られる蛍
光膜が不均質で充填密度の低いものとなるために発光特
性が低かった。また、固相反応後のボールミルなどによ
る微粉砕処理中に蛍光体に物理的及び化学的な衝撃が加
えられるために、粒子内や表面に欠陥が発生して発光強
度が低下するという不都合があった。さらには、坩堝な
どの焼成容器に入れて高温で長時間加熱するために、坩
堝からの不純物の混入による発光特性の低下が起こるこ
とや、原料粉末の粒度によっては固相反応が十分に進行
せずに不純物相が混在して発光特性の低下を招くことが
あった。また、高温で長時間加熱する際の消費エネルギ
ーが大きいために、蛍光体の製造コストを高くしてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたものであり、粒度分布が狭
く、凝集粒子が少なく、形状が球状であるために、陰極
線管、蛍光ランプ、PDP、FEDなどの蛍光膜に用い
る際に均質で緻密な高輝度蛍光膜を形成することが可能
であり、しかも、高純度で化学組成が均一、かつ、発光
特性の優れたテルビウム付活アルミン酸イットリウム蛍
光体を安価に製造する方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の構成を
採用することにより、上記の課題の解決に成功した。 (1)イットリウム(Y)、アルミニウム(Al)及び
テルビウム(Tb)を含有する水溶液を作成し、キャリ
アガスとともに上記水溶液を液滴状にして熱分解反応炉
内に導入し、600〜1750℃の範囲内の温度で0.
1秒〜10分間の上記炉内滞留時間だけ加熱した後、さ
らに1050〜1750℃の範囲内の温度で0.1秒〜
24時間の範囲で再加熱することを特徴とするテルビウ
ム付活アルミン酸イットリウム蛍光体の製造方法。 (2)上記熱分解反応炉内での上記加熱温度が650〜
950℃の範囲内であることを特徴とする上記(1)に
記載のテルビウム付活アルミン酸イットリウム蛍光体の
製造方法。
【0006】(3)上記熱分解反応炉内での上記滞留時
間が0.3〜10秒の範囲内であることを特徴とする上
記(1)または(2)に記載のテルビウム付活アルミン
酸イットリウム蛍光体の製造方法。 (4)上記再加熱の温度が1320〜1480℃の範囲
内であることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれ
か一つに記載のテルビウム付活アルミン酸イットリウム
蛍光体の製造方法。
【0007】(5)上記再加熱の時間が30分〜10時
間であることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれ
か一つに記載のテルビウム付活アルミン酸イットリウム
蛍光体の製造方法。 (6)上記イットリウム(Y)、アルミニウム(Al)
及びテルビウム(Tb)の各原料としてそれぞれ硝酸イ
ットリウム、硝酸アルミニウム及び硝酸テルビウムを用
いることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記
載のテルビウム付活アルミン酸イットリウム蛍光体の製
造方法。
【0008】(7)上記水溶液を作成する際のイットリ
ウム(Y)、アルミニウム(Al)及びテルビウム(T
b)の混合比を、下記式の範囲に調整することを特徴と
する上記(1)〜(6)のいずれか一つに記載のテルビ
ウム付活アルミン酸イットリウム蛍光体の製造方法。 0.54≦(My+Mt)/Ma≦0.66 及び 0.005≦Mt/(My+Mt)≦0.1 {式中、MyNMt及びMaは、それぞれイットリウム
(Y)、アルミニウム(Al)及びテルビウム(Tb)
のモル数を示す。} (8)上記水溶液を作成する際のイットリウム(Y)と
テルビウム(Tb)の混合比を、下記式の範囲に調整す
ることを特徴とする上記(7)に記載のテルビウム付活
アルミン酸イットリウム蛍光体の製造方法。 0.015≦Mt/(My+Mt)≦0.045
【0009】(9)上記水溶液のイットリウム(Y)、
アルミニウム(Al)及びテルビウム(Tb)の溶質濃
度Cを、下記式の範囲に調整することを特徴とする上記
(1)〜(8)のいずれか一つに記載のテルビウム付活
アルミン酸イットリウム蛍光体の製造方法。 0.01≦C≦5 {式中、Cは、水溶液1リットル中に含有されるイット
リウム(Y)、アルミニウム(Al)及びテルビウム
(Tb)の合計のモル数の1/8である。) (10)上記水溶液を超音波を利用して液滴状にして上
記炉内に導入することを特徴とする上記(1)〜(9)
のいずれか一つに記載のテルビウム付活アルミン酸イッ
トリウム蛍光体の製造方法。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に詳細に説明す
る。本発明の蛍光体の製造方法において、少なくともイ
ットリウム(Y)、アルミニウム(Al)及びテルビウ
ム(Tb)を含有する水溶液を作成するために用いられ
る原料は、これらの元素を含有する塩や有機金属化合物
など、水に可溶であり、しかも、高温に加熱した際に酸
化物に分解反応する原料ならば、いずれのものでも使用
することができる。しかし、蛍光体の合成を容易にする
ためには、硝酸イットリウム、硝酸テルビウム、硝酸ア
ルミニウムなど、加熱により容易に分解する原料が好ま
しい。また、良好な発光特性を得るためには、キラーセ
ンターとなる鉄やニッケルなどの不純物元素の少ない原
料が好ましい。
【0011】水溶液を作成する際のY、Al及びTbの
混合比を、0.54≦(My+Mt)/Ma≦0.66
及び0.005≦Mt/(My+Mt)≦0.1で表す
範囲内にすると、良い発光特性をを示す蛍光体が得られ
る。上記式の中、My、Mt及びMaは、それぞれ、
Y、Al及びTbのモル数を示す。また、YとTbの混
合比を、0.015≦Mt/(My+Mt)≦0.04
5となるようにした場合には、さらに良い発光特性を示
す蛍光体が得られる。
【0012】上記原料を水に投入し、攪拌して十分に溶
解する。溶液内の上記元素濃度は、所望の蛍光体粒子の
直径に対する超音波噴霧等により形成される液滴の直径
に従って調整される。
【0013】すなわち、蛍光体粒子直径に対する液滴直
径の比が大きければ、溶液内の溶質濃度を低くし、その
比が小さければ溶質濃度を高く調整する。良好な蛍光体
を合成するためには、水溶液内のY、Al及びTbの溶
質濃度Cが、0.01≦C≦5の範囲内であることが好
ましい。ここで、Cは、水溶液1リットルに含有される
Y、Al及びTbの合計のモル数の1/8である。
【0014】なお、原料水溶液中に少量のフラックスを
添加すると熱分解反応時に比較的低温度で短時間に結晶
性の高い蛍光体球状粒子が生成するので、予めフラック
スを原料水溶液中に溶解しておいても良い。
【0015】液滴の形成は、様々な噴霧方法により実施
可能である。例えば、加圧空気で液体を吸い上げながら
噴霧して1〜50μmの液滴を形成する方法、圧電結晶
からの2MHz程度の超音波を利用して4〜10μmの
液滴を形成する方法、穴径が10〜20μmのオリフィ
スが振動子により振動し、そこへ一定の速度で供給され
ている液体が振動数に応じて一定量ずつ穴から放出され
5〜50μmの液滴を形成する方法、回転している円板
上に液を一定速度で落下させて遠心力によってその液か
ら20〜100μmの液滴を形成する方法、液体表面に
高い電圧を印加して0.5〜10μmの液滴を発生する
方法などが採用できる。
【0016】陰極線管、蛍光ランプ、PDP、FEDな
どに用いることが可能なサブミクロンからミクロンオー
ダーの粒径の揃ったテルビウム付活珪酸イットリウム蛍
光体を製造するには、液滴径の比較的均一な4〜10μ
mの液滴を形成できる超音波を利用する噴霧方法が特に
好ましい。
【0017】形成した液滴は、キャリアガスにより熱分
解反応炉内に導入されて加熱されることにより蛍光体粒
子となる。溶液の種類、キャリアガスの種類、キャリア
ガス流量、熱分解反応炉内の温度など加熱速度に影響を
与える因子により、中空の球、ポーラス、中の詰まった
粒子、破砕された粒子などと生成する粒子の形態及び表
面状態が変化する。キャリアガスとしては、空気、窒
素、アルゴンや酸素などが使用できる。
【0018】熱分解反応は、600〜1750℃の範囲
内の温度で加熱することによって行われる。この時の熱
分解反応温度が低すぎると、反応が十分に進まない。一
方、熱分解反応温度が高すぎると、不要なエネルギーを
消費する。従って、熱分解反応炉内での加熱温度が65
0〜950℃の範囲内にすると、反応の十分に進んだ中
の詰まった球状粒子が得られるので好ましい。
【0019】熱分解反応は、0.1秒〜10分の範囲内
の滞留時間で行うのが好ましい。反応時間が短すぎる
と、反応が十分に進まない。一方、反応時間が長すぎる
と、不要なエネルギーを消費する。特に、熱分解反応炉
内での滞留時間が0.3秒以上10秒以内にすると、反
応の十分に進んだ球状粒子を不要なエネルギーを消費す
ることなく効率良く生産できる。
【0020】熱分解反応炉内で加熱する工程の後、更に
1050〜1750℃の範囲内の温度で0.1秒〜24
時間の範囲内の時間だけ再加熱処理する。再加熱の温度
が低すぎるかまたは時間が短すぎると、結晶性が低い上
にTbが結晶内に付活されないために、発光特性が低く
なる。一方、温度が高すぎるか時間が長すぎると凝集粒
子が多数生成するために、蛍光膜を形成する際に緻密に
ならず、所望の発光特性が得られない。そこで、再加熱
温度を1320〜1480℃にすると、高い発光特性を
示し、しかも、凝集粒子の少ない蛍光体を得ることがで
きるのでより好ましい。また、再加熱時間を30分〜1
0時間にすると、高い発光特性を示し、しかも、凝集粒
子の少ない蛍光体を得ることができるので、より好まし
い。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。 (実施例1)蛍光体の化学組成が(Y0.975Tb
0.025Al12となるように硝酸イットリ
ウム、硝酸テルビウム及び硝酸アルミニウムを水に溶解
し、少量の硝酸を添加して溶質濃度が0.4モル/リッ
トルの均質な溶液を作成した。この液を1.7MHzの
振動子を有する超音波噴霧器に入れて液滴を形成し、窒
素をキャリアガスとして使用して900℃の温度に保持
した管状炉内にこの液滴を導入して6秒間熱分解反応を
行い、前駆体粒子を合成した。この粒子をマッフル炉中
に静置して大気中にて1400℃で5時間再加熱処理し
て蛍光体を得た。
【0022】このようにして得られた蛍光体の粉末X線
回折パターンを調べたところ、良好な結晶性を示す(Y
0.975Tb0.025Al12の結晶が単
相で生成していた。また、この粒子の形状は、粒径の揃
った球状であった。254nm紫外線照射下における、
この蛍光体の発光スペクトルを測定したところ、波長5
44nmに観察される主発光ピークの発光強度が162
0(この数値は、発光スペクトル測定の際、分光器から
直接記録計に描かせたスペクトルのピークの高さで、以
下の各実施例並びに各比較例間と共に相対比較が可能な
発光強度の相対値である。)となり良好な緑色発光を示
すことが分かった。
【0023】(実施例2〜6)再加熱処理の温度を14
00℃に変えて、それぞれ表1に示す各再加熱温度に変
更した以外は実施例1と同一の条件で蛍光体を製造し
た。得られた蛍光体は、全て良好な結晶性を示した。ま
た、この蛍光体粒子の形状は、粒径の揃った球状であっ
た。波長254nmの紫外線照射下における、これらの
各蛍光体の発光スペクトルを実施例1と同一の条件で測
定した際の、波長544nmに観察される主発光ピーク
の発光強度(相対発光強度)を蛍光体の化学組成並びに
再加熱温度と共に表1に示す。
【0024】(実施例7〜11)各蛍光体の化学組成が
それぞれ表1に示す組成式となるように、水溶液を作成
する際のY、Tb及びAlの混合比を変更し、また、再
加熱処理の温度をそれぞれ同じく表1に示す温度に変更
した以外は実施例1と同一の条件で表1に示す化学組成
の蛍光体を製造した。得られた蛍光体は、全て良好な結
晶性を示した。また、この粒子の形状は、粒径の揃った
球状だった。波長254nmの紫外線照射下における、
これらの各蛍光体の発光スペクトルを実施例1と同一の
条件で測定した際の、波長544nmに観察される主発
光ピークの発光強度(相対発光強度)を蛍光体の化学組
成並びに再加熱温度と共に表1に示す。
【0025】(比較例1〜4)再加熱処理の温度を14
00℃に変えてそれぞれ表1に示す温度に変更した以外
は実施例1と同一の条件で蛍光体を製造した。得られた
各蛍光体の粒子の形状は、粒径の揃った球状だったもの
の、発光強度は低かった。波長254nmの紫外線照射
下における、これらの各蛍光体の発光スペクトルを実施
例1と同一の条件で測定した際の、波長544nmに観
察される主発光ピークの発光強度(相対発光強度)を各
蛍光体の化学組成及び再加熱温度と共に表1に示す。
【0026】(比較例5)蛍光体の化学式が表1に示す
式となるように水溶液を作成する際のY、Tb及びAl
の混合比を変更した以外は実施例1と同一の条件で表1
に示す化学組成の蛍光体を製造した。この粒子の形状
は、粒径の揃った球状だったものの、発光強度は低かっ
た。波長254nmの紫外線照射下におけるこの蛍光体
の発光スペクトルを実施例1と同一の条件で測定した際
の、波長544nmに観察される主発光ピークの発光強
度(相対発光強度)をこの蛍光体の化学組成及び再加熱
温度と共に表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
粒度分布が狭く、凝集粒子が少なく、球状であるため
に、陰極線管、蛍光ランプ、PDP、FEDなどに用い
る際に均質で緻密な高輝度蛍光膜を形成することが可能
であり、しかも、高純度で化学組成が均一であるために
発光特性の優れたテルビウム付活アルミン酸イットリウ
ム蛍光体を安価に製造する方法を提供するすることがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 朴 勝彬 大韓民国大田市儒城区新星洞ハンウルアパ ト107−701 Fターム(参考) 4H001 CA06 CA07 CF01 XA08 XA13 XA39 YA65

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イットリウム(Y)、アルミニウム(A
    l)及びテルビウム(Tb)を含有する水溶液を作成
    し、キャリアガスとともに上記水溶液を液滴状にして熱
    分解反応炉内に導入し、600〜1750℃の範囲内の
    温度で0.1秒〜10分間の上記炉内滞留時間だけ加熱
    した後、さらに1050〜1750℃の範囲内の温度で
    0.1秒〜24時間の範囲で再加熱することを特徴とす
    るテルビウム付活アルミン酸イットリウム蛍光体の製造
    方法。
  2. 【請求項2】上記熱分解反応炉内での上記加熱温度が6
    50〜950℃の範囲内であることを特徴とする請求項
    1に記載のテルビウム付活アルミン酸イットリウム蛍光
    体の製造方法。
  3. 【請求項3】上記熱分解反応炉内での上記滞留時間が
    0.3〜10秒の範囲内であることを特徴とする請求項
    1または2に記載のテルビウム付活アルミン酸イットリ
    ウム蛍光体の製造方法。
  4. 【請求項4】上記再加熱の温度が1320〜1480℃
    の範囲内であることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か一項に記載のテルビウム付活アルミン酸イットリウム
    蛍光体の製造方法。
  5. 【請求項5】上記再加熱の時間が30分〜10時間であ
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載
    のテルビウム付活アルミン酸イットリウム蛍光体の製造
    方法。
  6. 【請求項6】上記イットリウム(Y)、アルミニウム
    (Al)及びテルビウム(Tb)の各原料として、それ
    ぞれ硝酸イットリウム、硝酸アルミニウム及び硝酸テル
    ビウムを用いることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か一項に記載のテルビウム付活アルミン酸イットリウム
    蛍光体の製造方法。
  7. 【請求項7】上記水溶液を作成する際のイットリウム
    (Y)、アルミニウム(Al)及びテルビウム(Tb)
    の混合比を、下記式の範囲に調整することを特徴とする
    請求項1〜6のいずれか一項に記載のテルビウム付活ア
    ルミン酸イットリウム蛍光体の製造方法。 0.54≦(My+Mt)/Ma≦0.66 及び 0.005≦Mt/(My+Mt)≦0.1 {式中、My、Mt及びMaは、それぞれイットリウム
    (Y)、アルミニウム(Al)及びテルビウム(Tb)
    のモル数を示す。}
  8. 【請求項8】上記水溶液を作成する際のイットリウム
    (Y)とテルビウム(Tb)の混合比を、下記式の範囲
    に調整することを特徴とする請求項7に記載のテルビウ
    ム付活アルミン酸イットリウム蛍光体の製造方法。 0.015≦Mt/(My+Mt)≦0.045
  9. 【請求項9】上記水溶液のイットリウム(Y)、アルミ
    ニウム(Al)及びテルビウム(Tb)の溶質濃度C
    を、下記式の範囲に調整することを特徴とする請求項1
    〜8のいずれか一項に記載のテルビウム付活アルミン酸
    イットリウム蛍光体の製造方法。 0.01≦C≦5 {式中、Cは、水溶液1リットル中に含有されるイット
    リウム(Y)、アルミニウム(Al)及びテルビウム
    (Tb)の合計のモル数の1/8である。)
  10. 【請求項10】上記水溶液を超音波を利用して液滴状に
    して上記炉内に導入することを特徴とする請求項1〜9
    のいずれか一項に記載のテルビウム付活アルミン酸イッ
    トリウム蛍光体の製造方法。
JP10313884A 1998-09-30 1998-09-30 テルビウム付活アルミン酸イットリウム蛍光体の製造方法 Pending JP2000109825A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10313884A JP2000109825A (ja) 1998-09-30 1998-09-30 テルビウム付活アルミン酸イットリウム蛍光体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10313884A JP2000109825A (ja) 1998-09-30 1998-09-30 テルビウム付活アルミン酸イットリウム蛍光体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000109825A true JP2000109825A (ja) 2000-04-18

Family

ID=18046681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10313884A Pending JP2000109825A (ja) 1998-09-30 1998-09-30 テルビウム付活アルミン酸イットリウム蛍光体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000109825A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001040402A1 (fr) * 1999-12-01 2001-06-07 Kasei Optonix, Ltd. Procede de production de phosphore
WO2002088275A1 (fr) * 2001-04-27 2002-11-07 Kasei Optonix, Ltd. Phosphore et son procede de production
US7001537B2 (en) 2001-04-27 2006-02-21 Kasei Optonix, Ltd. Phosphor and its production process
CN1312252C (zh) * 2005-11-28 2007-04-25 广州有色金属研究院 一种pdp用荧光材料的制备方法及其设备

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001040402A1 (fr) * 1999-12-01 2001-06-07 Kasei Optonix, Ltd. Procede de production de phosphore
WO2002088275A1 (fr) * 2001-04-27 2002-11-07 Kasei Optonix, Ltd. Phosphore et son procede de production
US6712993B2 (en) 2001-04-27 2004-03-30 Kasei Optonix, Ltd. Phosphor and its production process
US7001537B2 (en) 2001-04-27 2006-02-21 Kasei Optonix, Ltd. Phosphor and its production process
CN1312252C (zh) * 2005-11-28 2007-04-25 广州有色金属研究院 一种pdp用荧光材料的制备方法及其设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Kang et al. Zn2SiO4: Mn phosphor particles prepared by spray pyrolysis using a filter expansion aerosol generator
Kang et al. Preparation of nonaggregated Y2O3: Eu phosphor particles by spray pyrolysis method
KR20040002393A (ko) 형광체 및 그 제조방법
US6677262B2 (en) Rare earth oxide, basic rare earth carbonate, making method, phosphor, and ceramic
JP2000087033A (ja) 蛍光体の製造方法
JP2000336353A (ja) アルミン酸塩蛍光体の製造方法
JP2000109825A (ja) テルビウム付活アルミン酸イットリウム蛍光体の製造方法
KR100381380B1 (ko) 화염 분무열분해법에 의한 산화물 형광체 제조방법
KR100424804B1 (ko) 결정성이 확보된 구형 형광체의 제조방법
KR100481618B1 (ko) 나노 입자크기를 갖는 적색 형광체의 제조방법
JP2002194347A (ja) 蛍光体,その製造方法および発光デバイス
JP2000096048A (ja) テルビウム付活珪酸イットリウム蛍光体の製造方法
KR100390775B1 (ko) 분무열분해법에 의한 pdp용 적색 형광체의 제조방법
JP2002155276A (ja) 希土類燐酸塩蛍光体の製造方法
JP4266488B2 (ja) 中空粒子からなる蛍光体、その製造方法及び蛍光体スラリー
JP2004256763A (ja) 蛍光体の製造方法
JPH03207787A (ja) 希土類ケイ酸塩蛍光体およびその製法
KR100419859B1 (ko) 구형 적색 형광체의 제조방법
KR100411176B1 (ko) 비유기성 고분자 용액을 이용한 분무열분해법에 의한바륨마그네슘알루미네이트계 청색 및 녹색 형광체 분말의제조방법
JP2004277543A (ja) 蛍光体粒子の製造方法
JP2002322472A (ja) 蛍光体及びその製造方法
JP2002322470A (ja) 蛍光体及びその製造方法
JP2003183645A (ja) 無機蛍光体及びその製造方法
JP2003034787A (ja) 蛍光体及びその製造方法
KR100309706B1 (ko) 분무열분해법에 의한 알루미네이트 계열 형광체의 제조방법