JP2000108385A - プリント装置及びその制御方法 - Google Patents

プリント装置及びその制御方法

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JP2000108385A
JP2000108385A JP28563098A JP28563098A JP2000108385A JP 2000108385 A JP2000108385 A JP 2000108385A JP 28563098 A JP28563098 A JP 28563098A JP 28563098 A JP28563098 A JP 28563098A JP 2000108385 A JP2000108385 A JP 2000108385A
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JP28563098A
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Eiji Imaeda
英二 今枝
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチヘッドプリント時の色目の違いを低減す
る。 【解決手段】プリントしようとする画像がワープロ文書
のように白色背景が多い場合、第1プリントヘッド10
6と第2プリントヘッド107のプリント領域の切換え
をインク滴が吐出されない白色部で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント装置及びそ
の制御方法に関し、例えば2つのプリントヘッドを同時
に走査して記録用紙に所望の画像をプリントするインク
ジェット方式のマルチヘッドプリンタとその制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェットプリンタのプリン
ト速度を高速化する手法として、2つのプリントヘッド
を用い、それらを同時に走査することでプリント速度を
高速化する手法が知られている。
【0003】このマルチヘッド型プリンタは、プリント
する画像データの主走査方向を予め定めた2つの領域に
分割し、各プリントヘッドが該当する領域をそれぞれ往
復走査することにより、例えば、主走査方向のプリント
領域を中央で2分割し、左半分を一方のプリントヘッ
ド、右半分を他方のプリントヘッドで夫々プリントす
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マルチヘッド型プリンタでは、各プリントヘッドの主走
査方向の切換位置が常に同じであるために、この切換位
置の画像が色変化の少ない滑らかな画像や単色画像であ
る場合にプリント画像の色目のつながりが不自然にな
り、画質が視覚的に劣化してしまうという不具合があ
る。
【0005】本発明は、上述の課題に鑑みてなされ、そ
の目的は、各プリントヘッドの切換位置での色目の違い
を目立たなくし、画質を向上させるプリント装置及びそ
の制御方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明のプリント装置は以下の構
成を備える。即ち、少なくとも第1のプリントヘッドと
第2のプリントヘッドとを記録媒体の送り方向に直交す
る主走査方向に往復動作させて画像を該記録媒体上にプ
リントするプリント装置において、前記第1のプリント
ヘッドがプリントする第1のプリント領域と前記第2の
プリントヘッドがプリントする第2のプリント領域との
境界位置を、前記主走査方向の画素列における各色成分
を表わす値が第1閾値より小さい画素に設定する設定手
段と、前記設定手段にて設定された境界位置において第
1のプリントヘッドによるプリントから第2のプリント
ヘッドによるプリントに切り換える切換手段とを具備す
る。
【0007】また、本発明のプリント装置は以下の構成
を備える。即ち、少なくとも第1のプリントヘッドと第
2のプリントヘッドとを記録媒体の送り方向に直交する
主走査方向に往復動作させて画像を該記録媒体上にプリ
ントするプリント装置において、前記第1のプリントヘ
ッドがプリントする第1のプリント領域と前記第2のプ
リントヘッドがプリントする第2のプリント領域との境
界位置を、前記主走査方向の画素列における各色成分値
の変化点に設定する設定手段と、前記設定手段にて設定
された境界位置において第1のプリントヘッドによるプ
リントから第2のプリントヘッドによるプリントに切り
換える切換手段とを具備する。
【0008】また、本発明のプリント装置の制御方法は
以下の工程を備える。即ち、少なくとも第1のプリント
ヘッドと第2のプリントヘッドとを記録媒体の送り方向
に直交する主走査方向に往復動作させて画像を該記録媒
体上にプリントするプリント装置において、前記第1の
プリントヘッドがプリントする第1のプリント領域と前
記第2のプリントヘッドがプリントする第2のプリント
領域との境界位置を、前記主走査方向の画素列における
各色成分を表わす値が第1閾値より小さい画素に設定す
る設定工程と、前記設定工程にて設定された境界位置に
おいて第1のプリントヘッドによるプリントから第2の
プリントヘッドによるプリントに切り換える切換工程と
を備える。
【0009】また、本発明のプリント装置の制御方法は
以下の工程を備える。即ち、少なくとも第1のプリント
ヘッドと第2のプリントヘッドとを記録媒体の送り方向
に直交する主走査方向に往復動作させて画像を該記録媒
体上にプリントするプリント装置の制御方法において、
前記第1のプリントヘッドがプリントする第1のプリン
ト領域と前記第2のプリントヘッドがプリントする第2
のプリント領域との境界位置を、前記主走査方向の画素
列における各色成分値の変化点に設定する設定工程と、
前記設定工程にて設定された境界位置において第1のプ
リントヘッドによるプリントから第2のプリントヘッド
によるプリントに切り換える切換工程とを備える。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて添付図面を参照して詳細に説明する。 [第1の実施形態]図1は、本実施形態のカラーマルチ
ヘッド型インクジェットプリンタの電気的構成を示す図
である。
【0011】図1に示すように、101は画像データに
対応してプリントヘッドの動作やインク吐出タイミング
等のプリンタの全体動作を制御する全体制御部、102
はホストコンピュータから送出されてくる画像データ及
び制御データを受け取る外部インターフェース(i/f)
部、103は画像データを一時的にストアしておくバッ
ファメモリ、104と105は画像データに対応したプ
リント信号を生成する第1プリント信号生成部と第2プ
リント信号生成部、106と107はプリント信号に応
じてインクを記録用紙に吐出する第1プリントヘッドと
第2プリントヘッド、108は第1プリントヘッドの位
置を検出する第1位置センサ、109は第2プリントヘ
ッドの位置を検出する第2位置センサ、110は記録用
紙上にプリントされた画像を検出するプリント画像セン
サ、111は第1プリントヘッド106を主走査方向に
走査する第1モータ、112は第2プリントヘッド10
7を主走査方向に走査する第2モータ、113は記録用
紙を副走査方向に搬送する第3モータ、114は画像デ
ータの画素数をカウントする画素数カウント部、115
は白色画素を検出する白色検出部、116は画素間の色
変化を検出する変化点検出部である。
【0012】図5は、本実施形態のカラーマルチヘッド
型インクジェットプリンタのプリントヘッド駆動機構の
概略図である。
【0013】図5に示すように、501は第1プリント
ヘッド106からインク滴を吐出するための吐出孔が形
成された第1ノズルチップ、502は第2プリントヘッ
ド502からインク滴を吐出するための吐出孔が形成さ
れた第2ノズルチップ、503は第1モータ111に取
り付けられた第1プーリ、504は第2モータ112に
取り付けられた第2プーリ、505と506は搬送ベル
トに張力を与え、かつ空転する従動プーリ、507は第
1プリントヘッド106を主走査方向に搬送する第1搬
送ベルト、508は第2プリントヘッド107を主走査
方向に搬送する第2搬送ベルト、509は第1位置セン
サ108及び第2位置センサ109によりその位置変化
が光学的に検出できるような位置検出目盛である。
【0014】図1に戻って、外部インターフェース部1
02は、ホストコンピュータと本プリンタの間で画像デ
ータや制御データの授受を制御する機能を有し、プリン
タの動作制御にかかわる制御コマンドを全体制御部10
1に転送し、プリントする画像データをバッファメモリ
103に転送する。
【0015】本実施形態では、バッファメモリ103で
受信する画像データのフォーマットは以下のようになっ
ている。即ち、各カラー画素は、夫々8ビットの階調値
をもつイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)
という3色のデータで構成され、画素内のデータ順を
Y,M,Cの順番とし、各画素毎の順番にバッファメモ
リ103に転送される。つまり8ビットのデータが、
Y,M,C,Y,M,C,Y,M,C…の順で順次繰り
返して転送される。
【0016】1ライン分の各Y/M/Cデータをバッフ
ァメモリ103に転送すると、続いて次のラインの各Y
/M/Cデータをバッファメモリ103に転送する。
【0017】本実施形態では、後述する第1プリントヘ
ッド106と第2プリントヘッド107のプリントする
バンド幅が受信した画像データの32ラインに相当して
いるため、バッファメモリ103は少なくとも64ライ
ン分の画像データを蓄積するだけの容量を有する。
【0018】このように2バンド分である64ラインの
画像データを蓄積できるように構成することで、ある1
バンドのプリント中に、次の32ラインを蓄積するよう
にし、外部インターフェース部102からの画像データ
転送と第1プリント信号生成部104及び第2プリント
信号生成部105への読み出しを途切れることなく処理
可能にするためである。
【0019】第1プリント信号生成部104は、バッフ
ァメモリ103から読み出した画像データに対応して第
1プリントヘッド106からインク滴を吐出するプリン
ト制御信号を生成する。インク滴によるプリントは、各
ドット毎に有/無の2値の階調しか表現できないので、
第1プリント信号生成部104は、1画素当たり8ビッ
トの階調値データを2×2ドットのドットマトリクス・
パターンに変換してインク滴の吐出信号を生成する。ま
たこの変換処理はY/M/Cの各色毎に独立して備えて
いる。
【0020】第1プリント信号生成部104に入力した
画像の解像度は、2×2のドットマトリクスに展開する
ので、主走査方向/副走査方向ともに2倍の解像度にな
る。従って第1プリントヘッド106には、1バンド当
たり副走査方向の64ドットのプリント信号が出力され
る。
【0021】第2プリント信号生成部105も同様に、
バッファメモリ103から読み出した画像データに対応
して第2プリントヘッド107からインク滴を吐出する
プリント制御信号を生成する。インク滴によるプリント
は、各ドット毎に有/無の2値の階調しか表現できない
ので、第2プリント信号生成部105は、1画素当たり
8ビットの階調値データを2×2ドットのドットマトリ
クス・パターンに変換してインク滴の吐出信号を生成す
る。またこの変換処理はY/M/Cの色毎に独立して備
えている。
【0022】第2プリント信号生成部105に入力した
画像の解像度は、2×2のドットマトリクスに展開する
ので、主走査方向/副走査方向ともに2倍の解像度にな
る。従って第2プリントヘッド107には、1バンド当
たり64ラインのプリント信号が出力される。
【0023】ここで、バッファメモリヘの画像データの
書き込み順と画像データの読み出し順について、図2を
参照してさらに詳細に説明する。
【0024】図2はプリントする画像データをプリント
領域に対応付けして視覚的に示す図である。
【0025】図2に示すように、Xを主走査方向、Yを
副走査方向とすると、201はプリント領域全体、20
2はN番目の走査でプリントするプリントバンド領域R
(N)を表わし、203は次のN+1番目の走査でプリ
ントするプリントバンド領域R(N+1)を表わしてい
る。
【0026】202のプリントバンド領域R(N)と2
03のプリントバンド領域R(N+1)に該当する画像
データはそれぞれ32ライン分の画像データで構成され
ており、バッファメモリ103は2つのプリントバンド
領域のデータを蓄積できる容量で構成してある。
【0027】プリントバンド領域R(N)を蓄積するバ
ッファメモリ領域をバンド0、プリントバンド領域R
(N+1)を蓄積するバッファメモリ領域をバンド1と
する。尚、バッファメモリ103のメモリ空間は、X方
向とY方向の2次元アドレスに対応付けしてアドレッシ
ングしてある。
【0028】バッファメモリ103への画像データの書
き込みは、図示のように203のプリントバンド領域R
(N+1)のX方向に画像データが順次書き込まれ、1
ライン分書き込み終わると、次のラインの画像データを
X方向に順次書き込んでいく。このライン毎の画像デー
タの書き込みを32回繰り返して、1つのプリントバン
ド領域のデータ書き込みを完了する。
【0029】バッファメモリ103からの画像データの
読み出しは、図示のように202のプリントバンド領域
R(N)のX方向を固定してY方向に画像データを32
画素読み出し、次にX方向に1画素隣の画素データから
Y方向に32画素を読み出し、以降X方向を順次ずらし
ながら、Y方向に32画素読み出し、X方向の端部まで
繰り返す。バッファメモリ103から読み出す画像デー
タは、書き込み時の画像データと並び順が違うので、こ
れ以降、読み出すデータをプリントデータと記述して区
別する。
【0030】画像データは、R(N+1)の領域に書き
込まれている時に、R(N)の領域の読み出しを順次繰
り返して、書き込みと読み出しを並行して処理してい
く。
【0031】尚、1画素は各8ビットの色データを3色
の組で構成しているので、前述の1画素書き込み及び読
み出しは、24ビットのデータの書き込み及び読み出し
の処理である。
【0032】図3は第1プリント信号生成部104の詳
細構成図である。
【0033】図3に示すように、301は32進カウン
タ、313は3進カウンタ、302はマスク設定レジス
タ、303はセレクタ、304は色分離部、305〜3
08は論理ゲート、309〜312は2値化部である。
【0034】32進カウンタ301は図2のX方向のプ
リントデータ読み出しアドレスを生成するためのカウン
タであり、この32進カウンタ301のキャリー信号
が、X方向の走査同期タイミング、すなわちカラム同期
信号となっている。
【0035】3進カウンタ313は各画素の色のプリン
トデータの読み出しアドレスを生成するためのカウンタ
である。この3進カウンタ313が3カウントする毎
に、前記32進カウンタ301が1カウントだけカウン
トアップする。
【0036】32進カウンタは、不図示のプリントデー
タ読み出しのRD同期クロックに同期して動作してい
る。RD同期クロックは第1プリントヘッド106の動
作に対応して第1位置センサ108により生成される信
号である。
【0037】マスク設定レジスタ302は、全体制御部
101のCPUによりマスクデータを書き込むレジスタ
で、32ビットのレジスタで構成されている。マスク設
定レジスタ302の各ビットはX方向の各ラインに対応
しており、各ラインのプリントの有効/無効を設定す
る。第1プリントヘッド106のプリント領域に応じて
全体制御部101がカラム同期信号に同期して設定す
る。
【0038】セレクタ303は、32進カウンタ301
のカウントに同期してマスク設定レジスタの32ビット
の中の1つの状態を順次選択して論理ゲート305〜3
08のON/OFFを制御する。つまり、マスク設定レ
ジスタ302の設定値に応じて、読み出した画像データ
の有効/無効を制御する。
【0039】色分離部304は、バッファメモリ103
から順次シリアルにY,M,Cと読み出した画像データ
を並列に配列し、かつY,M,Cに共通する輝度成分か
らBkデータを生成し、かつ共通する輝度成分に応じて
各色の階調値を変換して、Yデータ、Mデータ、Cデー
タ、Bkデータを生成する。Yデータ、Mデータ、Cデ
ータ、Bkデータは夫々8ビットデータであり、階調の
情報を有する。
【0040】生成されたYデータ、Mデータ、Cデー
タ、Bkデータは、セレタタ303からの制御信号に応
じて論理ゲート305〜308でON/OFF制御さ
れ、2値化部309〜312に送られる。
【0041】309の2値化部Yは論理ゲート305を
介したYデータに対応して、第1プリントヘッド106
から吐出するプリントドットのYプリントデータ信号を
生成する。Yプリントデータは2値の信号である。
【0042】2値化部309に入力するYデータは8ビ
ットの階調を備えたデータであるので、2値化部309
では、図4に示すように、Yデータの値に応じて4つの
プリントドットの組み合わせを選択してYプリントデー
タとして第1プリントヘッド106に転送する。
【0043】図4に示すように、401はYデータの表
わす画素データを視覚的に表わし、402〜406は実
際にインク滴を吐出するプリントパターンを視覚的に表
わし、407の黒いドットはインク滴の吐出があること
を視覚的に表わしている。
【0044】本プリンタでは、図示のように、多値の画
素データを、4つの2値ドットパターンの組み合わせで
表現する。この場合、プリントヘッドのプリントドット
の解像度は、元の画素データの解像度に対してX方向と
Y方向の両方で倍となる。
【0045】画素データの階調値がFFh〜CDhの時
には402のように4つのドットをプリントし、画素デ
ータの階調値がCCh〜9Ahの時には403のように
3つのドットをプリントし、画素データの階調値が99
h〜66hの時には404のように2つのドットをプリ
ントし、画素データの階調値が65h〜33hの時には
405のように1つのドットをプリントし、画素データ
の階調値が32h〜00hの時には406のようにドッ
トはプリントしない。
【0046】310の2値化部(M)と311の2値化
部(C)と312の2値化部(Bk)は、309の2値
化部(Y)と同じ機能である。
【0047】また、第2プリント信号生成部105は、
前述の第1プリント信号生成部104と同じ構成で、そ
の出力は第2プリントヘッド107に転送される。
【0048】第1プリントヘッド106の第1ノズルチ
ップ501は、64の吐出孔を4つ備えている。その6
4の吐出孔は記録用紙上のY方向に一列に配列されてい
る。64の吐出孔列がさらに、X方向に4つ配列されて
おり、夫々Y,M,C,Bkのインクを吐出するように
構成されている。
【0049】第1プリントヘッド106のプリントデー
タ入力部には、プリントデータを一時的に蓄積しておく
バッファがあり、インク吐出孔の機械的な配置によるプ
リント走査時の吐出タイミングの遅延時間を調整してい
る。
【0050】第1プリント信号生成部104で2値化さ
れたプリントデータは、図4のように各画素が変換され
るので、第1プリントヘッド106には、X方向に2、
Y方向に64の2値データが送られる。
【0051】第1プリントヘッド106には前述のよう
にプリントデータを蓄積しておくバッファが備えられ、
プリントヘッドのX方向の走査に同期して、前記レジス
タのプリントデータに対応してインク滴を記録用紙に吐
出して画像をプリントしていく。
【0052】第2プリントヘッド107は、第1プリン
トヘッド106と同様の構成である。
【0053】ここで、図5を参照して、第1プリントヘ
ッド106と第2プリントヘッド107の各動作につい
て説明する。
【0054】本プリンタでは、第1プリントヘッド10
6は搬送ベルト507に取り付けられており、全体制御
部101によって駆動制御される第1モータ111によ
って、主走査方向(X方向)に往復移動する。
【0055】同様に、第2プリントヘッド107は搬送
ベルト508に取り付けられており、全体制御部101
によって駆動制御されている第2モータ112によっ
て、主走査方向(X方向)に往復移動する。
【0056】第1プリントヘッド106には、第1位置
センサ108が取り付けられており、第1位置センサ1
08が位置検出目盛り509の目盛りを検出すること
で、第1ノズルチップ501の位置を全体制御部101
が判定する。
【0057】同様に、第2プリントヘッド107には、
第2位置センサ109が取り付けられており、第2位置
センサ109が位置検出目盛り509の目盛りを検出す
ることで、第2ノズルチップ502の位置を全体制御部
101が判定する。
【0058】第1位置センサ108で検出した位置検出
目盛りの情報から、全体制御部101は画像データの転
送同期信号を生成して、第1プリント信号生成部104
のRD同期クロックとして入力する。
【0059】同様に、第2位置センサ109で検出した
位置検出目盛りの情報から、全体制御部101は画像デ
ータの転送同期信号を生成して、第2プリント信号生成
部105のRD同期クロックとして入力する。
【0060】また、第1プリントヘッド106には記録
用紙のプリント画像を光学的に読み取るプリント画像セ
ンサ110が備えられ、第1プリントヘッド106の主
走査方向(X方向)の走査を第1モータ111で制御
し、記録用紙の副走査方向(Y方向)の搬送を第3モー
タ113で制御することで、全体制御部101が画像を
2次元的に読み取るように構成してある。
【0061】ここで、図1に戻りさらに説明を続ける。
【0062】画素数カウント部114は、外部i/f部
102からバッファメモリ103に転送する画像データ
の画素数をカウントすることで、全体制御部101によ
って、後述の白色検出部115若しくは変化点検出部1
16で検出した画素データが、プリントバンド内のどの
画素位置のデータであるかを判定する。
【0063】本画素数カウント部114の画像データの
カウントは、各色8ビットのデータをY,M,Cの3回
転送する毎に1画素とカウントする。カウントした値は
全体制御部101によって読み出される。また、画素数
カウント部114は全体制御部101によってカウント
値の初期化がなされる。
【0064】1ラインの折り返しは、ホストコンピュー
タと全体制御部101との間で、外部i/f部102を
介して制御コマンド情報としてやり取りされる。1ライ
ン分の画像データ転送が完了する毎に、全体制御部10
1は画素数カウント部114のカウント値を初期化し、
次のラインの画像データ転送に備える。
【0065】白色検出部115は、外部i/f部102
からバッファメモリ103に転送する画像データの各画
素におけるY,M,Cの各データが、全て予め定めた値
よりも小さい時に検出信号を生成する。
【0066】図6は白色検出部115の内部の詳細構成
を示す図である。
【0067】図6に示すように、601は3進カウン
タ、602はデコーダ、603〜608は8ビットのデ
ータ幅を備えたレジスタ、609〜611は2つの入力
値の大小比較を行うコンパレータ、612はANDゲー
ト、である。また、613は全体制御部101と接続し
たデータバス、614は全体制御部101からの書き込
み信号、615は全体制御部101からの第1選択信
号、616は全体制御部101からの第2選択信号、6
17は全体制御部101からの第3選択信号、618は
画像データバス、619は画像データ転送の同期クロッ
クである。
【0068】3進カウンタ601は、画像データの転送
クロック619に同期してカウント動作し、その出力は
0,1,2,0,1,2と3進カウント動作を繰り返
す。本3進カウンタ601は、全体制御部101からの
制御により、ラインの転送に先立って0に初期化する。
【0069】デコーダ602は3進カウンタ601のカ
ウント出力をデコードして、選択信号S0,S1,S2
を生成する。カウント出力が0の時は選択信号S0が有
効になり、カウント出力が1の時は選択信号S1が有効
になり、カウント出力が2の時は選択信号S2が有効に
なる。従って、nを整数とし、3n番目の画像データ転
送クロック619で転送されるY色画像データの転送時
にS0が有効になり、3n+1番目の画像データ転送ク
ロック619で転送されるM色画像データの転送時にS
1が有効になり、3n+2番目の画像データ転送クロッ
ク619で転送されるC色画像データの転送時にS2が
有効になる。
【0070】レジスタ603は、Y色の色成分が無いこ
とを判定する閾値を設定するY色判定閾値レジスタで、
転送している画像データのY色成分がY色判定閾値レジ
スタ603の値より小さい時には、Y色成分は無いと判
定する為に使用する。本Y色判定閾値レジスタ603の
値は全体制御部101からの書き込み信号614及び第
1選択信号615によって設定される。
【0071】レジスタ604は、M色の色成分が無いこ
とを判定する閾値を設定するM色判定閾値レジスタで、
転送している画像データのM色成分が本M色判定閾値レ
ジスタ604の倍より小さい時には、M色成分は無いと
判定する為に使用する。M色判定閾値レジスタ604の
値は全体制御部101からの書き込み信号614及び第
2選択信号616によって設定される。
【0072】レジスタ605は、C色の色成分が無いこ
とを判定する閾値を設定するC色判定閾値レジスタで、
転送している画像データのC色成分がC色判定閾値レジ
スタ605の値より小さい時には、C色成分は無いと判
定する為に使用する。C色判定閾値レジスタ605の値
は全体制御部101からの書き込み信号614及び第3
選択信号617によって設定される。
【0073】外部i/f部102からバッファメモリ1
03に転送される画像データは、図6の画像データ61
8にも接続されており、同期クロック619に同期して
レジスタ606〜608に書き込まれる。
【0074】レジスタ606はY色画像データレジスタ
で、選択信号S0が有効な時に転送クロック619に同
期して画像データバス上のY色データを取り込む。
【0075】レジスタ607はM色画像データレジスタ
で、選択信号S1が有効な時に転送クロック619に同
期して画像データバス上のM色データを取り込む。
【0076】レジスタ608はC色画像データレジスタ
で、選択信号S2が有効な時に転送クロック619に同
期して画像データバス上のC色データを取り込む。
【0077】コンパレータ609は、Y色画像データ・
レジスタ606の値がY色閾値レジスタ603の設定値
より小さいか否かを判定し、小さい時には検出信号を出
力する。
【0078】コンパレータ610は、M色画像データレ
ジスタ607の値がM色閾値レジスタ604の設定値よ
り小さいか否かを判定し、小さい時には検出信号を出力
する。
【0079】コンパレータ611は、C色画像データレ
ジスタ608の値がC色閾値レジスタ605の設定植よ
り小さいか否かを判定し、小さい時には検出信号を出力
する。
【0080】各コンパレータ609〜611の検出信号
はANDゲート612に入力されている。従って、Y色
とM色とC色が全て無い、即ち該当画素はプリントしな
いと判定された時に、白色検出信号620が全体制御部
101に対して出力される。
【0081】全体制御部101は、前記白色検出信号6
20が発生した時に、前記画素数カウント部114を参
照することで、どの画素位置で白色画素を検出したかを
判定する。
【0082】図7は変化点検出部116の詳細構成を示
す図である。
【0083】図7に示すように、701は色分離部、7
02〜704は微分部、705〜707は乗算部、70
8は加算部、709は変化点閾値設定部、710は比較
部、である。
【0084】外部i/f部102からバッファメモリ1
03に転送される画像データは、図7の色分離部701
にも接続されている。色分離部701の構成は、前述の
白色検出部のレジスタ606〜608と3進カウンタ6
01とデコーダ602で構成される回路と同じであるの
で、ここでは説明を省略する。
【0085】色分離部701で分離された各色データ
は、702〜704の微分部にそれぞれ入力される。
【0086】Y色の微分部702は、時系列に転送され
てくるY色のデータ列の隣り合うデータ間の差分値を検
算処理する回路である。内部構成は、データに−1を乗
算して2の補数値に変換する回路と、その変換回路の出
力を一時的に記憶しておくレジスタと、そのレジスタの
出力と現在のデータを加算する加算器で構成してある。
【0087】このような構成により、現在のデータ値か
ら1つ前のデータ値を減算して、その差分値を出力する
機能、即ち微分回路を提供している。
【0088】M色の微分部703とC色の微分部704
も上記構成と同じ構成であるので、説明は省略する。
【0089】Y色の乗算部705は、微分部702から
出力された値に任意の係数を乗算処理する回路である。
内部構成は、全体制御部101が設定する係数を保持し
ておく係数レジスタと、その係数レジスタの設定値に従
って微分部から出力された値を演算する回路で構成して
ある。さらに具体的に説明すると、本実施形態では、設
定可能な係数を−2n(n=整数)とし、演算部では−
nビットのビットシフトを行う回路で構成する。
【0090】M色の乗算部706とC色の乗算部707
も上記構成と同じであるので、説明は省略する。
【0091】全体制御部101は、各色毎のデータ値の
階調変化が視覚的な階調変化として認識される度合いに
応じて、各色毎に前記係数を設定する。
【0092】加算部708は前記乗算部705〜707
からの各色の出力を加算処理する回路である。回路構成
については公知であるので、ここでは省略する。
【0093】また、変化点閾値設定部709は、全体制
御部101が設定する閾値を保持しておくレジスタであ
る。こちらも回路構成は公知であるので、ここでは省略
する。
【0094】比較部710は、前記加算部708からの
出力値が前記変化点閾値設定部709の設定値より大き
い時に、変化点検出信号を出力する。
【0095】全体制御部101は、前記変化点検出信号
が発生した時に、前記画素数カウント部114を参照す
ることで、どの画素位置で変化点を検出したかを判定す
る。
【0096】続いて、本プリンタの動作について、図8
乃至図11のフローチャートを参照して詳細に説明す
る。
【0097】図8は本プリンタのプリント動作フローを
示す図である。
【0098】図8に示すように、先ず電源が投入される
と、本プリンタはプリンタの初期化処理(S1)を実行
する。プリンタの初期化とは、プリントヘッドの回復処
理、紙詰まりの検知、そして外部i/f部102を介し
て接続したホストコンピュータとの各種初期パラメータ
の通信等である。
【0099】プリントヘッドの回復処理は、図示してい
ない回復ポンプを第1プリントヘッド106及び第2プ
リントヘッド107に接続して、第1ノズルチップ50
1及び第2ノズルチップ502のインク詰まりを吸引す
るとともに、第1、第2ノズルチップ501、502内
のインク溜りに新鮮なインクを充填する処理である。
【0100】紙詰まりの検知は、第1モータ111及び
第2モータ112を駆動して第1プリントヘッド106
と第2プリントヘッド107が正常に走査できるかを確
認するとともに、第3モータ113を駆動してプリント
用紙が搬送されるかを確認する。
【0101】ホストコンピュータと通信する各種初期パ
ラメータとは、本プリンタの形式、プリント可能な用紙
サイズ、プリント可能なインク色、プリンタの状態等で
ある。
【0102】プリンタの初期化(S1)が完了すると、
本プリンタはホストコンピュータからのプリント要求待
ち状態(S2)になる。
【0103】ホストコンピュータからのプリント要求が
あると、本プリンタはホストコンピュータから送られて
くるパラメータに従って、プリントモードの設定(S
3)を実行する。プリントモードには、プリント用紙の
サイズ、プリントヘッドモード、プリントページ数、プ
リント画像モード、また前述の白色検出部115のY色
閾値レジスタ603/M色閾値レジスタ604/C色閾
値レジスタ605、前述の変化点検出部116の変化点
閾値設定部709のレジスタ等がある。
【0104】プリントヘッドモードには、1つのプリン
トヘッドのみでプリントするシングルヘッド・モード
と、2つのプリントヘッドを同時に使用してプリントす
るデュアルヘッド・モードがある。シングルヘッド・モ
ードでは、第1プリントヘッド106をプリント幅全域
にわたって主走査方向に走査してプリントを行う。デュ
アルヘッド・モードでは、プリント幅を適応的に領域分
割し、第1プリントヘッド106と第2プリントヘッド
107の両方を同時に別々の領域内で主走査方向に走査
して高速にプリントを行う。
【0105】プリント画像モードには、ワープロ文書な
どの白色背景が多い文字画像モードと、写真や絵など白
色背景の少ない写真画像モードがある。
【0106】白色検出部115のY色閾値レジスタ60
3/M色閾値レジスタ604/C色閾値レジスタ605
の設定値は、前記プリントヘッドモード及びプリント画
像モードに応じて適応的に設定する。
【0107】また、変化点検出部116の変化点閾値設
定部709のレジスタも、前記プリントヘッドモード及
びプリント画像モードに応じて適応的に設定する。
【0108】プリントモードの設定(S3)が完了する
と、本プリンタはホストコンピュータから外部i/f部
102を介して受信した1バンド分の画像データである
受信データをバッファメモリ103の一方の領域である
バンド0領域に書込む処理(S4)を実行する。
【0109】バンド0領域への受信データの書き込み
時、同時に画素数カウント部114、白色検出部11
5、変化点検出部116が転送データをモニタしいる。
つまり、画素数カウンタ114は転送中の受信データの
ライン内の画素数をカウントし、白色検出部115は転
送中の受信データ内の画素に白色画素がないかを監視
し、変化点検出部116は転送中の受信データ内の画素
に変化点がないかを監視している。
【0110】このバンド0へのデータ書き込み処理の詳
細については、後述する。
【0111】バンド0への受信データの書込み処理(S
4)が完了したら、続いてバッファメモリ103内のも
う一方の領域であるバンド1のデータがプリント中、即
ちバンド1からの画像データの読み出しが実行中である
か否かを判定(S5)し、プリント中であればプリント
が終わるまで待機し、プリント中でなければバンド0の
プリントスタート(S6)を実行する。最初にこの判定
処理を実行する時は、バンド1のプリントはしていない
ので、バンド0のプリントスタート(S6)を実行す
る。
【0112】本プリンタの処理プログラムは、マルチタ
スク動作可能なオペレーティングシステムで構成されて
いる。従って、ステップS6でバンド0のプリントスタ
ートを実行した後のバンド0のプリント処理は、本フロ
ーと並列して別の処理フローで実行する。このバンド0
のプリント処理フローについては後述する。
【0113】続いて、本プリンタはホストコンピュータ
から受信するデータがページエンドまで転送されたか否
かを判定(S7)する。
【0114】受信データがページエンドまで転送された
時には、プリント終了待ち(S12)の処理に移る。
【0115】受信データがページエンドになっていない
時には、ホストコンピュータからの受信データをバッフ
ァメモリ103領域内のもう一方の領域であるバンド1
の領域に書き込む処理(S8)を実行する。
【0116】バンド1の領域内への受信データの書き込
み処理(S10)は、前記バンド0の領域内への受信デ
ータの書き込み処理(S6)と同じ動作である。
【0117】そしてバンド1への受信データの書き込み
処理(S8)が完了したら、続いてバッファメモリ10
3)内のもう一方の領域であるバンド0の、前記ステッ
プS6でスタートしたプリント処理が完了したか否かを
判定(S9)し、プリント中であればプリントが終わる
まで待機し、プリント中でなければバンド1のプリント
スタート(S10)を実行する。
【0118】バンド1のプリント処理もバンド0のプリ
ント処理と同様に、本フローチャートと並列して別の処
理フローで実行する。
【0119】そして再び、本プリンタはホストコンピュ
ータから受信するデータがプリント領域の終了であるペ
ージエンドまで転送されたか否かを判定(S11)す
る。
【0120】受信データがページエンドまで転送された
時には、プリント終了待ち(S12)の処理に移る。
【0121】受信データがページエンドになっていない
時には、前述のバンド0の領域への受信データの書き込
み処理(S4)に戻り、以降の処理を実行する。
【0122】受信データがページエンドになるまで、以
上のステップS4からステップS11を繰り返す。
【0123】受信データがページエンドになると、上記
S4からS11の処理ループを抜けて、バンドプリント
終了判定(S12)を実行してバンドプリントの終了を
待つ。
【0124】バンドプリント終了とは、本プログラムフ
ローとは別の処理フローで実行している、バンド0若し
くはバンド1のプリント処理が終了することである。
【0125】バンドプリントが終了したら、本プリンタ
は外部i/f部102を介してホストコンピュータに次
ページの有無を問い合わせ、ホストコンピュータから次
ページ有りの返答を受けたか否かを判定(S13)す
る。
【0126】次ページのプリントするデータがある時
は、前記ステップS3に戻り、再びステップS4からス
テップS11を繰り返してバンド0及びバンド1のデー
タをプリント処理する。
【0127】次ページのプリントするデータが無い場合
には、プリント終了処理(S14)を実行して、再び始
めのプリント要求待ち(S2)に戻る。
【0128】プリント終了処理(S14)は、第1プリ
ントヘッド106及び第2プリントヘッド107をそれ
ぞれのホームポジションに待避し、第1、第2ノズルチ
ップ501、502に乾燥防止のため不図示のキャップ
をかぶせる処理である。
【0129】図8に示す処理フローは、本プリンタの電
源がOFFになるまで繰り返す。
【0130】バンド0領域への受信データの書き込み処
理(S4)は、図2に示すように、ライン毎のデータ転
送を32回繰り返して行う。
【0131】ところで、外部i/f部102からバッフ
ァメモリ103への受信データ転送はハードウエア回路
によって実行されるので、データ転送そのものを処理フ
ローで実行する処理はない。
【0132】データ転送中は、全体制御部101はデー
タ転送のスタートと終了判定、及び、転送中のデータを
監視している画素数カウント部114、白色検出部11
5、変化点検出部116の状態を監視する。
【0133】このような、バッファメモリ103のバン
ド0領域への受信データ書き込み処理(S4)につい
て、図9のフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0134】まず始めにラインデータの転送をスタート
(S21)して、受信データを外部i/f部102から
バッファメモリ103へ転送する回路を動作させる。
【0135】受信データの転送をスタートすると、画素
数カウント部114は3つのデータすなわち1画素毎に
全体制御部101に対して割り込み信号を発生する。
【0136】この割込み信号によって、画素数カウント
部114のカウントアップを検出(S22)したら、白
色検出部115が白色画素を検出したか否かを判定(S
23)する。白色画素を検出した時には画素数カウント
部114の画素カウント値から検出した画素のライン内
の画素位置を判定(S24)する。判定した画素位置
は、全体制御部101内の図示していない記憶部に記憶
しておく。
【0137】続いて、変化点検出部116が変化点を検
出したか否かを判定(S25)し、変化点を検出した時
には画素数カウント部114の画素カウント値から検出
した画素のライン内の画素位置を判定(S26)する。
判定した画素位置は、全体制御部101内の図示してい
ない記憶部に記憶しておく。
【0138】そして1ラインの受信データの転送が完了
したか否かを判定(S27)し、1ライン分の受信デー
タ転送が完了していない時は、再びステップS22に戻
り、次の画素のデータ転送を待つ。
【0139】上述のように、ステップS22からステッ
プS27を1ラインの受信データを転送するまで繰り返
し、1ライン分の受信データの転送が完了したら、画素
カウント部114のカウントを0にクリア(S28)す
る。
【0140】そして32ライン分、すなわち1バンド分
の受信データの転送が完了したか否かを判定(S29)
し、まだ1バンドに満たない時は、上記ステップS21
に戻って、次のラインの1ライン分のデータ転送処理を
繰り返す。
【0141】1バンド分の受信データの転送が完了した
ら、上記ステップS24で検出した白色画素位置と、上
記ステップS26で検出した変化点画素位置と、プリン
トモードとに従って、第2プリントヘッド107のプリ
ント開始位置を判定(S30)する。第2プリントヘッ
ド107のプリント開始位置判定については後述する。
【0142】判定したプリント開始位置は、全体制御部
101内の不図示の記憶部に記憶しておく。
【0143】以上がバンド0への受信データ書き込み処
理(S4)の説明である。バンド1への受信データ書き
込み処理(S8)は、バンド0と同様であるので省略す
る。
【0144】次に、バンド0のプリント処理について図
10及び図11のフローチャートを参照して説明する。
【0145】まずバンド0のプリント処理がスタートす
ると、初めに設定したプリントモードから、1つのヘッ
ドによるプリントのシングルヘッド・モードか、2つの
ヘッドによるプリントのデュアルヘッド・モードかを判
別(S31)する。
【0146】シングルヘッド・モードの時には、まず第
1モータ111を駆動して第1プリントヘッド106を
プリント開始位置に移動(S32)し、続いて第1プリ
ントヘッド106によるプリントを開始(S33)す
る。
【0147】プリントを開始(S33)すると、第1モ
ータ111は第1プリントヘッド106をX方向に搬送
する。すると第1プリントヘッド106に取り付けられ
た第1位置センサ108より、第1プリントヘッド10
6の動作に同期して、画像データの画素解像度に相当す
る位置検出の割込み信号が出力される。
【0148】この第1位置センサ108からの割込み信
号が発生するのを待ち(S32)、割り込みが発生した
ら、全体制御部101は割込み信号の発生回数を累積加
算することで、第1プリントヘッド106の位置を算出
(S35)する。
【0149】次に、第1プリントヘッド106の位置
が、プリント画像のX方向の終端位置であるか否かを判
断(S36)し、終端位置でないならば、ステップS3
4に戻り、次の第1位置センサ108からの割込みを待
つ。
【0150】第1プリントヘッド106は終端位置であ
った時は、第1プリントヘッド106を待機位置に移動
(S37)し、続いて記録用紙をプリントしたバンド幅
だけX方向に搬送(S38)して、次のバンドプリント
に備え、本処理を終了する。
【0151】尚、バッファメモリ103のバンド0領域
から第1プリント信号生成部104への画像データ読み
出しと、第1プリント信号生成部104から第1プリン
トヘッド106へのプリントデータの転送は、第1位置
センサ108からの割込み信号に同期したタイミング信
号をハードウエアによって生成して、自動的に処理する
ので本処理フローでは関与しない。
【0152】第1位置センサ108からの割込み信号が
発生すると、そのタイミングに同期したRD同期クロッ
クが発生し、第1プリント信号生成部104内の32進
カウンタ301及び3進カウンタ313のカウント動作
がスタートし、バッファメモリ103からY方向に32
画素分の画像データが読み出される。
【0153】更に、第1プリント信号生成部104から
第1プリントヘッド106にプリントデータが転送さ
れ、第1プリントヘッド106内のデータバッファに取
り込まれる。
【0154】第1プリントヘッド106は、第1位置セ
ンサ108からの次の割込み信号に同期して、取り込ん
だプリントデータに従ってインク滴を記録用紙に吐出す
る。
【0155】以上がシングルヘッド・モードの時のバン
ド0のプリント動作である。
【0156】つぎに、ステップS31においてデュアル
ヘッド・モードと判定した時の動作を、図11に示す処
理フローで説明する。
【0157】バンド0のプリントを開始すると、まず第
1モータ111を駆動して第1プリントヘッド106を
第1開始位置に移動(S41)し、続けて第2モータ1
12を駆動して第2プリントヘッド107を第2開始位
置に移動(S42)する。
【0158】ここで、第1開始位置はX方向のプリント
開始位置である。また、第2開始位置はステップS30
で決定した第2プリントヘッド107のプリント開始位
置である。
【0159】つぎに、第2プリントヘッド107の第2
開始位置に対応したマスク設定レジスタ302のマスク
を設定(S43)する。この第2開始位置に対応したマ
スク設定についての詳細は後述する。
【0160】そして、第1モータ111及び第2モータ
112を駆動して、第1プリントヘッド106と第2プ
リントヘッド107のプリントを開始させる(S44、
S45)。
【0161】第2プリントヘッド107も第1プリント
ヘッド106と同様に、第2プリントヘッド107に取
り付けられた第2位置センサ109より、第2プリント
ヘッド107の動作に同期して、画像データの画素解像
度に相当する位置検出の割込み信号が出力される。
【0162】そこでまず、第1位置センサ108からの
割込みが発生したか否かを判定(S46)し、割り込み
が発生していないなら、次に第2位置センサ109から
の割込みが発生していないか否かを判定(S52)す
る。
【0163】この第1位置センサ108からの割込み信
号が発生していたら、全体制御部101はこの割込み信
号の発生回数を累積加算することで、第1プリントヘッ
ド106の位置を算出(S47)する。
【0164】そして次に、第1プリントヘッド106の
位置が、プリント画像のX方向の切換範囲であるか否か
を判断(S48)し、切換範囲内であったらなら、第1
プリントヘッド106の位置に対応して第1マスク設定
レジスタを設定(S51)し、ステップS52に進む。
【0165】切換範囲でないならば、さらに第1プリン
トヘッド106の第1プリント終了位置であるかを判定
(S49)し、第1プリント終了位置であったら、第1
プリントヘッド106を第1待機位置に移動(S50)
し、ステップS52に進む。
【0166】第1プリント終了位置でない時はそのまま
ステップS52に進む。
【0167】次に、第2位置センサ109からの割込み
信号が発生していたら、全体制御部101はこの割込み
信号の発生回数を累積加算することで、第2プリントヘ
ッド107の位置を算出(S53)する。
【0168】そして次に、第2プリントヘッド107の
位置が、プリント画像のX方向の切換範囲であるか否か
を判断(S54)し、切換範囲内であったらなら、第2
プリントヘッド107の位置に対応してマスク設定レジ
スタ2を設定(S57)し、ステップS58に進む。
【0169】切換範囲でないならば、さらに第2プリン
トヘッド107の第2プリント終了位置であるかを判定
(S55)し、第2プリント終了位置であったら、第2
プリントヘッド107を第2待機位置に移動(S56)
し、ステップS58に進む。
【0170】第2プリント終了位置でない時はそのまま
ステップS58に進む。
【0171】尚、第2プリント終了位置とは、プリント
画像のX方向の終端位置である。
【0172】第2位置センサ109の割込みがないと判
断した時、及び上記処理が終了したら、続いて第1プリ
ントヘッド106及び第2プリントヘッド107が両方
とも待機位置に待機中であるかを判定(S58)し、ど
ちらも待機中であればバンド0のプリントが終了したと
判定してステップS38に進む。
【0173】第1プリントヘッド106若しくは第2プ
リントヘッド107のいずれか一方でも待機中でない時
には、まだプリント中であると判断して、ステップS4
6に戻り、上記処理を繰り返す。
【0174】以上がデュアルヘッド・モードの時のバン
ド0のプリント動作である。
【0175】次に、第1プリントヘッド106と第2プ
リントヘッド107のプリント領域の切換位置及び切換
範囲について、詳細に説明する。
【0176】本発明によるインクジェットプリンタで
は、プリントしようとする画像がワープロ文書のように
白色背景が多い場合、第1プリントヘッド106と第2
プリントヘッド107のプリント領域の切り換えを、イ
ンク滴の吐出がない白色部(非プリント部分)でおこな
うことで、プリントヘッドの切換位置での色目の違いを
視覚的に判別できないようにする。
【0177】一方、自然画のように背景に白色が少ない
場合、画像の変化の滑らかな部分より、画像変化のある
部分で第1プリントヘッド106と第2プリントヘッド
107のプリント領域の切り換えを行うことで、ヘッド
の切換位置の色目の違いを視覚的に判別しにくくする。
【0178】そこで、プリントモードが文字画像モード
の時には、変化点閾値設定部709の閾値を最大値若し
くは高く設定して、変化点を検出しない、若しくは大き
な変化点しか検出しないようにする。
【0179】また、Y色閾値レジスタ603/M色閾値
レジスタ604/C色閾値レジスタ605の閾値は、画
像データに含まれる背景のノイズ成分に応じて適応的に
設定するのが望ましいので、ホストコンピュータより任
意に選択可能にしておく。
【0180】またさらに、本発明によるインクジェット
プリンタでは、プリントヘッドの切り換えを同時にプリ
ントするバンド幅内のライン毎に独立して設定すること
で、色目の変化が視覚的に急激に発生しないようにす
る。
【0181】図12及び図13は、文字画像モードで受
信したあるバンドのデータを、白色検出部115で検出
した結果の一部を示す図である。
【0182】図12と図13において、濃い色の部分が
文字の色があると判定した画素で、それ以外の無地の部
分が白色と判定した画素部分である。
【0183】図12のようなバンドデータの場合につい
て、まず説明する。
【0184】本発明によるインクジェットプリンタで
は、まずプリントバンドのX方向の中間位置を基準に、
プリントヘッドの切換位置を決定していく。
【0185】図12の場合、1ライン目から32ライン
目まで、全てX方向の中間位置が白色画素と判定してい
る。
【0186】従って、全てのラインについて、前述の第
1プリントヘッド106の第1プリント終了位置と第2
プリントヘッド107の第2プリント開始位置を、この
中間位置に設定する。
【0187】尚、第1プリントヘッド106の第1プリ
ント開始位置はX方向のプリント領域開始端部であり、
第2プリントヘッド107の第2プリント終了位置はX
方向のプリント領域終了端部である。
【0188】次に、図13のようなバンドデータの場合
について説明する。
【0189】1ライン目から13ライン目までは、X方
向の中間位置の左側の画素が白色と判定しているので、
ヘッド切換位置は中間点に設定する。
【0190】14ライン目ではX方向の中間位置が白色
画素ではないので、1ライン前の切換位置にもっと近い
白色画素を検索し、その白色画素に切り替わる位置をヘ
ッド切換位置と設定する。従って、中間位置からX方向
に1画素右側の位置を14ライン目のヘッド切換位置と
設定する。
【0191】15ライン目以降も、14ライン目と同じ
様に、1ライン前の切換位置にもっと近い白色画素を検
索し、その白色画素に切り替わる位置をヘッド切換位置
と設定していく。
【0192】29ライン目から32ライン目までは、X
方向の中間位置が白色画素と判定しているので、中間位
置をヘッド切換位置と設定する。
【0193】以上のように本実施形態のインクジェット
プリンタでは、まず該当ラインの中間位置に白色画素が
あれば、その位置をヘッド切換位置に設定し、中間位置
が白色でない時には、1ライン前の切換位置にもっと近
い白色画素を検索し、その白色画素に切り替わる位置を
ヘッド切換位置とする。
【0194】このようにしてヘッド切換位置を設定した
結果を図13に太破線で示す。
【0195】そして図13において、バンド内のヘッド
切換位置の最も右側の位置を第1プリントヘッド106
の第1プリント終了位置に設定し、ヘッド切換位置の最
も左側を第2プリントヘッド107の第2プリント開始
位置に設定する。
【0196】そして第2プリント開始位置と第1プリン
ト開始位置の間を切換範囲の位置と設定する。この切換
範囲内のデータをプリントする時には、第1プリント信
号生成部104及び第2プリント信号生成部105の内
のマスク設定レジスタを設定することで、各ラインのプ
リントを第1プリントヘッド106と第2プリントヘッ
ド107のどちらでプリントするかを制御する。
【0197】尚、第1プリントヘッド106の第1プリ
ント開始位置はX方向のプリント領域開始端部であり、
第2プリントヘッド107の第2プリント終了位置はX
方向のプリント領域終了端部である。
【0198】一方、プリントモードが写真画像モードで
ホストコンピュータから受信したデータを変化点検出部
116で検出した結果の一部を図14に示す。
【0199】図14に示すように、濃い色の部分が変化
点であると判定した画素である。
【0200】本実施形態のインクジェットプリンタで
は、該当バンド内のデータのX方向の中間位置に近い変
化点の画素位置を選び、その変化点の画素の中間位置で
プリントヘッドの切換位置を決定する。
【0201】まず1ライン目で、X方向の中間位置に最
も近い連続した変化点画素群を選ぶ。図14では、中間
位置から左に5番目と6番目の画素が変化点画素と判定
しているので、の5番目と6番目の画素の中間をプリン
トヘッドの切換位置と判定する。
【0202】つぎに2ライン目では、1ライン目で決定
したプリントヘッドの切換位置から最も近い連続した変
化点画素群を選び、その変化点画素群の中間をプリント
ヘッドの切換位置と判定する。
【0203】以降のラインも上記と同様にして、つぎに
2ライン目では、1ライン前で決定したプリントヘッド
の切換位置を基準に、最も近い連続した変化点画素群を
選び、その変化点画素の中間をプリントヘッドの切換位
置と判定する。尚、変化点画素群が奇数個のときは、1
画素左側をプリントヘッド切換位置と判定する。
【0204】このようにして判定したプリントヘッドの
切換位置を、図14に太破線で示す。
【0205】そして図14において、バンド内のヘッド
切換位置の最も右側の位置を第1プリントヘッド106
の第1プリント終了位置に設定し、ヘッド切換位置の最
も左側を第2プリントヘッド107の第2プリント開始
位置に設定する。
【0206】そして第2プリント開始位置と第1プリン
ト開始位置の問を切換範囲の位置と設定する。この切換
範囲内のデータをプリントする時には、第1プリント信
号生成部104及び第2プリント信号生成部105の内
のマスク設定レジスタを設定することで、各ラインのプ
リントを第1プリントヘッド106と第2プリントヘッ
ド107のどちらでプリントするかを制御する。
【0207】尚、写真画像モードであっても、ホストコ
ンピュータから受信したデータの中間付近に白色画素を
検出した場合は、白色画素によるプリントヘッド切換位
置の判定を優先して行う。 [第2の実施形態]第1の実施形態では、カウント手段
であるところの画素数カウント部をハードウエアによる
カウンタで構成したが、ソフトウエアによって画素デー
タをバッファメモリに転送するように構成し、ソフトウ
エア処理によって画素数をカウントするようにしてもよ
い。
【0208】また、白色検出部及び変化点検出部を第1
の実施形態ではハードウエアによる回路構成で実施した
がソフトウエアによる処理で実現してもよい。また、検
出するデータは、カラーのY,M,Cデータのほかに、
単色のデータであってもよい。また、白色検出部に入力
するデータは2値データであってもよい。
【0209】また、バッファメモリは独立したメモリだ
けでなく、マイコンシステムのワークメモリ内の領域を
割り当てることで実現してもよい。さらにバッファメモ
リの容量は、本実施形態のように2バンド備える構成の
他に1バンド分であってもよく、この場合はバンドメモ
リヘの書き込みと読み出しは、並列処理ではなく交互の
サイクルで実施すればよい。もちろん、2バンド分より
大きな容量であってもよい。
【0210】また、第1及び第2プリントヘッドは3つ
以上設けてもよく、インクジェット方式だけでなくサー
マル方式やインパクト方式であってもよい。
【0211】以上の実施の形態は、特にインクジェット
記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用さ
れるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例
えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネル
ギーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いる
ことにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0212】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0213】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0214】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0215】加えて、上記の実施の形態で説明した記録
ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカート
リッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着
されることで、装置本体との電気的な接続や装置本体か
らのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプ
の記録ヘッドを用いてもよい。
【0216】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0217】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0218】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0219】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【他の実施形態】尚、本発明は、複数の機器(例えばホ
ストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリ
ンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つ
の機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装
置など)に適用してもよい。
【0220】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0221】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0222】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0223】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0224】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0225】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになるが、簡単に説
明すると、図15のメモリマップ例に示す各モジュール
を記憶媒体に格納することになる。すなわち、少なくと
も「設定工程」と「切換工程」の各モジュールのプログ
ラムコードを記憶媒体に格納すればよい。
【0226】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1のプリントヘッドのプリント領域と第2のプリント
ヘッドのプリント領域の境界位置を、プリント画像デー
タに従って、画像の色変化の少ない滑らかな画像や単色
の画像の画素位置ではなく、白色画素位置や色変化の多
い画素位置で切り換えるので、境界位置でのプリント画
像の色目の違いが目立たなくなり、画質劣化も減少でき
る。
【0227】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のカラーマルチヘッド型プリンタの
電気的構成を示す図である。
【図2】プリントする画像データをプリント領域に対応
付けして視覚的に示す図である。
【図3】第1プリント信号生成部104の詳細構成図で
ある。
【図4】画素データを視覚的に示す図である。
【図5】本実施形態のカラーマルチヘッド型プリンタの
プリントヘッド駆動機構の概略図である。
【図6】白色検出部115の内部の詳細構成を示す図で
ある。
【図7】変化点検出部116の詳細構成を示す図であ
る。
【図8】本プリンタのプリント動作フローを示す図であ
る。
【図9】バッファメモリ103のバンド0領域への受信
データ書き込み処理フローを示す図である。
【図10】バンド0領域でのプリント処理フローを示す
図である。
【図11】バンド0領域でのプリント処理フローを示す
図である。
【図12】文字画像モードで受信したあるバンドのデー
タを白色検出部115で検出した結果の一部を示す図で
ある。
【図13】文字画像モードで受信したあるバンドのデー
タを白色検出部115で検出した結果の一部を示す図で
ある。
【図14】プリントモードが写真画像モードでホストコ
ンピュータから受信したデータを変化点検出部116で
検出した結果の一部を示す図である。
【図15】本発明のプリント装置の制御方法のプログラ
ムコードを格納する記憶媒体のメモリマップ例を示す図
である。
【符号の説明】
101 全体制御部 102 外部i/f部 103 バッファメモリ 104 第1プリント信号生成部 105 第1プリント信号生成部 106 第1プリントヘッド 107 第2プリントヘッド 114 画素数カウント部 115 白色検出部 116 変化点検出部 111 第1モータ 112 第2モータ 603 Y色閾値判定レジスタ 604 M色閾値判定レジスタ 605 C色閾値判定レジスタ 709 変化点閾値設定部
フロントページの続き Fターム(参考) 2C055 KK00 KK03 KK07 KK13 2C056 EA01 EA04 EA11 EB03 EB13 EB36 EB41 EB58 EC03 EC07 EC11 EC28 EC35 EE01 FA03 FA12 2C062 AA08 AB02 AB15 2C480 CA09 CA31 CA55 CA57 CB02 CB30 DA01 EA07 EB01 EC14 9A001 JJ35 KK42 KZ62

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第1のプリントヘッドと第2
    のプリントヘッドとを記録媒体の送り方向に直交する主
    走査方向に往復動作させて画像を該記録媒体上にプリン
    トするプリント装置において、 前記第1のプリントヘッドがプリントする第1のプリン
    ト領域と前記第2のプリントヘッドがプリントする第2
    のプリント領域との境界位置を、前記主走査方向の画素
    列における各色成分を表わす値が第1閾値より小さい画
    素に設定する設定手段と、 前記設定手段にて設定された境界位置において第1のプ
    リントヘッドによるプリントから第2のプリントヘッド
    によるプリントに切り換える切換手段とを具備すること
    を特徴とするプリント装置。
  2. 【請求項2】 前記設定手段は、前記主走査方向の画素
    列においてイエロー、マゼンダ、シアン及びブラックの
    各色成分を表わす値が第1閾値より小さい画素を白色画
    素位置と判定することを特徴とする請求項1に記載のプ
    リント装置。
  3. 【請求項3】 前記白色画素位置は非プリント画素であ
    ることを特徴とする請求項2に記載のプリント装置。
  4. 【請求項4】 前記設定手段は、前記主走査方向の中間
    位置に白色画素位置があるならば該中間位置を境界位置
    に設定し、前記中間位置に白色画素位置がないならば前
    記主走査方向の画素列における一走査前の白色画素位置
    に最も近い白色画素位置を境界位置に設定することを特
    徴とする請求項2又は3に記載のプリント装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも第1のプリントヘッドと第2
    のプリントヘッドとを記録媒体の送り方向に直交する主
    走査方向に往復動作させて画像を該記録媒体上にプリン
    トするプリント装置において、 前記第1のプリントヘッドがプリントする第1のプリン
    ト領域と前記第2のプリントヘッドがプリントする第2
    のプリント領域との境界位置を、前記主走査方向の画素
    列における各色成分値の変化点に設定する設定手段と、 前記設定手段にて設定された境界位置において第1のプ
    リントヘッドによるプリントから第2のプリントヘッド
    によるプリントに切り換える切換手段とを具備すること
    を特徴とするプリント装置。
  6. 【請求項6】 前記設定手段は、前記主走査方向の画素
    列において隣接する画素同士のイエロー、マゼンダ、シ
    アン及びブラックの各色成分の差分値が第2閾値より大
    きい画素を変化点と判定することを特徴とする請求項5
    に記載のプリント装置。
  7. 【請求項7】 前記設定手段は前記主走査方向の中間位
    置に最も近い連続した変化点群を検出し、該変化点群が
    偶数の場合には該変化点群の中間位置を境界位置に設定
    し、該変化点群が奇数の場合には一画素前の画素を境界
    位置に設定することを特徴とする請求項5又は6に記載
    のプリント装置。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2のプリントヘッドは、
    インクを吐出して記録を行うインクジェット記録方式の
    プリントヘッドであることを特徴とする請求項1乃至7
    のいずれか1項に記載のプリント装置。
  9. 【請求項9】 前記第1及び第2のプリントヘッドは、
    熱エネルギを利用してインクを吐出するヘッドであっ
    て、インクに与える熱エネルギを発生するための熱エネ
    ルギ変換体を備えていることを特徴とする請求項1乃至
    8のいずれか1項に記載のプリント装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも第1のプリントヘッドと第
    2のプリントヘッドとを記録媒体の送り方向に直交する
    主走査方向に往復動作させて画像を該記録媒体上にプリ
    ントするプリント装置において、 前記第1のプリントヘッドがプリントする第1のプリン
    ト領域と前記第2のプリントヘッドがプリントする第2
    のプリント領域との境界位置を、前記主走査方向の画素
    列における各色成分を表わす値が第1閾値より小さい画
    素に設定する設定工程と、 前記設定工程にて設定された境界位置において第1のプ
    リントヘッドによるプリントから第2のプリントヘッド
    によるプリントに切り換える切換工程とを備えることを
    特徴とするプリント装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記設定工程では、前記主走査方向の
    画素列においてイエロー、マゼンダ、シアン及びブラッ
    クの各色成分を表わす値が第1閾値より小さい画素を白
    色画素位置と判定することを特徴とする請求項10に記
    載のプリント装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記白色画素位置は非プリント画素で
    あることを特徴とする請求項11に記載のプリント装置
    の制御方法。
  13. 【請求項13】 前記設定工程では、前記主走査方向の
    中間位置に白色画素位置があるならば該中間位置を境界
    位置に設定し、前記中間位置に白色画素位置がないなら
    ば前記主走査方向の画素列における一走査前の白色画素
    位置に最も近い白色画素位置を境界位置に設定すること
    を特徴とする請求項11又は12に記載のプリント装置
    の制御方法。
  14. 【請求項14】 少なくとも第1のプリントヘッドと第
    2のプリントヘッドとを記録媒体の送り方向に直交する
    主走査方向に往復動作させて画像を該記録媒体上にプリ
    ントするプリント装置の制御方法において、 前記第1のプリントヘッドがプリントする第1のプリン
    ト領域と前記第2のプリントヘッドがプリントする第2
    のプリント領域との境界位置を、前記主走査方向の画素
    列における各色成分値の変化点に設定する設定工程と、 前記設定工程にて設定された境界位置において第1のプ
    リントヘッドによるプリントから第2のプリントヘッド
    によるプリントに切り換える切換工程とを備えることを
    特徴とするプリント装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 前記設定工程では、前記主走査方向の
    画素列において隣接する画素同士のイエロー、マゼン
    ダ、シアン及びブラックの各色成分の差分値が第2閾値
    より大きい画素を変化点と判定することを特徴とする請
    求項14に記載のプリント装置の制御方法。
  16. 【請求項16】 前記設定工程では前記主走査方向の中
    間位置に最も近い連続した変化点群を検出し、該変化点
    群が偶数の場合には該変化点群の中間位置を境界位置に
    設定し、該変化点群が奇数の場合には一画素前の画素を
    境界位置に設定することを特徴とする請求項14又は1
    5に記載のプリント装置の制御方法。
  17. 【請求項17】 前記第1及び第2のプリントヘッド
    は、インクを吐出して記録を行うインクジェット記録方
    式のプリントヘッドであることを特徴とする請求項10
    乃至16のいずれか1項に記載のプリント装置の制御方
    法。
  18. 【請求項18】 前記第1及び第2のプリントヘッド
    は、熱エネルギを利用してインクを吐出するヘッドであ
    って、インクに与える熱エネルギを発生するための熱エ
    ネルギ変換体を備えていることを特徴とする請求項10
    乃至17のいずれか1項に記載のプリント装置の制御方
    法。
  19. 【請求項19】 少なくとも第1のプリントヘッドと第
    2のプリントヘッドとを記録媒体の送り方向に直交する
    主走査方向に往復動作させて画像を該記録媒体上にプリ
    ントするプリント装置の制御方法のプログラムコードが
    格納されたコンピュータ可読記憶媒体であって、 前記第1のプリントヘッドがプリントする第1のプリン
    ト領域と前記第2のプリントヘッドがプリントする第2
    のプリント領域との境界位置を、前記主走査方向の画素
    列における各色成分を表わす値が第1閾値より小さい画
    素に設定する設定工程のコードと、 前記設定工程にて設定された境界位置において第1のプ
    リントヘッドによるプリントから第2のプリントヘッド
    によるプリントに切り換える切換工程のコードとを有す
    ることを特徴とする記憶媒体。
  20. 【請求項20】 前記設定工程では、前記主走査方向の
    画素列においてイエロー、マゼンダ、シアン及びブラッ
    クの各色成分を表わす値が第1閾値より小さい画素を白
    色画素位置と判定することを特徴とする請求項19に記
    載の記憶媒体。
  21. 【請求項21】 前記白色画素位置は非プリント画素で
    あることを特徴とする請求項19に記載の記憶媒体。
  22. 【請求項22】 前記設定工程では、前記主走査方向の
    中間位置に白色画素位置があるならば該中間位置を境界
    位置に設定し、前記中間位置に白色画素位置がないなら
    ば前記主走査方向の画素列における一走査前の白色画素
    位置に最も近い白色画素位置を境界位置に設定すること
    を特徴とする請求項20又は21に記載の記憶媒体。
  23. 【請求項23】 少なくとも第1のプリントヘッドと第
    2のプリントヘッドとを記録媒体の送り方向に直交する
    主走査方向に往復動作させて画像を該記録媒体上にプリ
    ントするプリント装置の制御方法のプログラムコードが
    格納されたコンピュータ可読記憶媒体であって、 前記第1のプリントヘッドがプリントする第1のプリン
    ト領域と前記第2のプリントヘッドがプリントする第2
    のプリント領域との境界位置を、前記主走査方向の画素
    列における各色成分値の変化点に設定する設定工程のコ
    ードと、 前記設定工程にて設定された境界位置において第1のプ
    リントヘッドによるプリントから第2のプリントヘッド
    によるプリントに切り換える切換工程のコードとを有す
    ることを特徴とする記憶媒体。
  24. 【請求項24】 前記設定工程では、前記主走査方向の
    画素列において隣接する画素同士のイエロー、マゼン
    ダ、シアン及びブラックの各色成分の差分値が第2閾値
    より大きい画素を変化点と判定することを特徴とする請
    求項23に記載の記憶媒体。
  25. 【請求項25】 前記設定工程では前記主走査方向の中
    間位置に最も近い連続した変化点群を検出し、該変化点
    群が偶数の場合には該変化点群の中間位置を境界位置に
    設定し、該変化点群が奇数の場合には一画素前の画素を
    境界位置に設定することを特徴とする請求項23又は2
    4に記載の記憶媒体。
JP28563098A 1998-10-07 1998-10-07 プリント装置及びその制御方法 Withdrawn JP2000108385A (ja)

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