JP2000107065A - 動物形泡立垢取ソープネット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 石けんの保管乾燥がよく、石けんの出し
入れが片手で行え、石けんの屑もなくなるまで使えて、
保管石けんによる泡立ては勿論、垢取りや、それ以外の
洗顔料等の泡立てを可能にして、爪先等の細かい部分の
洗浄と、ひいては石けんの消費効率がよいという機能面
と、使用場所の雰囲気を楽しく、明るくするデザイン面
の両方が改良されたソープネットを提供する。 【解決手段】 ソープネット本体（１）を可愛い動物形
で表し、これの腹部（２）や、、頭部（５）に中にいれ
た石けんが簡単に抜け落ちない為の内仕切り部（３）を
もつポケット（４）をつけ、頭部（５）には、吊り下げ
紐（６）によって吊架し、滴を下行させ、尻部（７）に
は尻尾の刷毛（８）を準備して下行した滴を含んだ尻尾
の刷毛で、または、別刷毛で爪垢掃除がなせることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、石けんの乾燥、泡
立て、洗顔、手、体洗い、体、爪垢取り等を効率よく行
えるソープネットに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、種々のソープネットが開発さ
れている。（公報文献実告昭０３−３２５７参照）と、
泡立てネット付きソープネットも開発され、（公報文献
実開昭５７−１７５６９３参照）、爪垢掃除ブラシにお
いても同様、（公報文献実開平０１−１６０９１２、実
登録第３０３６６６４号参照）で、体洗い、垢取りを目
的としたものでも同じく研究、開発（公報文献実開昭５
９−５９１８７、実開平０１−３００９２参照）されて
いる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の技術に記載した
ように種々研究、開発、改良されているが当初記載のソ
ープネットは硬質材を使用した石けん篭の代用としてネ
ットを使用することによって中に保管されている石けん
の使用後の乾燥をよくし、ネットに入れたままの使用を
前提として、少し泡立ちよく、滴も使用できるが、石け
んの取り出しや、泡立てに難点があり、蛇口専用のため
垢取り、爪垢取りはできないと思われる。

【０００４】次に記載の泡立てネット付きソープネット
は、上記ソープネットに更に泡立ちを良くするためと、
屑石けんを使いきるために、数枚のネットを積層したも
のだが、その分通風乾燥が悪くなってしまう。同一材の
積層は、それ以上に乾燥効果が落ちてしまう。石けんの
都度の取り出し使用は困難なようである。

【０００５】次に記載の爪垢掃除ブラシは硬質材の柄、
又は台に刷毛を埋設したものでブラシ専用で、常に爪洗
いが必要な場合は良いが、通常では機能過大と思われ
る。これを使用するときは、あらためて水なり、石けん
なりをブラシに付ける必要があった。

【０００６】次の石けんの泡を沸き立たせる袋と、石け
んを内蔵したボディタオルについては実験して明確にな
ったが、石けんとネットの間に空間をもち、ここに空気
層が介在してはじめて泡立ちがよくなるのであって、石
けんとネットが全面的に接触していたのではネットは石
けんに沈んでしまいネットは無いに等しくなってしまう
様である。

【０００７】つまり、要約すれば、石けんの保管乾燥
と、使用（泡立て、垢取り、ときには取り出し使用）の
一部相反する機能が合体する中で泡立て、石けんの出し
入れ、と爪垢とり、に改良の余地が残されている。従っ
て、化粧石けんを保管していて、薬用石けんで泡立てた
いとか、洗い粉を泡立て洗顔して後化粧石けんで仕上げ
るとか、同時に爪掃除もしたい、と言うときにいつも不
便であった。石けんの屑使用、滴の利用も工夫されてい
るが、結果的に夫々が個別にしか考えられていない様で
ある。また、泡立てネットの閉じ目（通常は目が閉じて
いるもの）のものも市販されているが、うまく使われて
いる例は見当たらないし、全体的に機能の追求ばかりが
先行して楽しさとか、夢とか、所謂デザインにひと工夫
欲しいところである。本発明はこれらの事を考慮し、こ
れを解決するために行われたものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】そこで本願は次なる動物
形泡立垢取ソープネットを開発したのである。その要旨
は、ある動物の形状にした最小枚数からなるこのソープ
ネットの本体（１）の腹部（２）に、中に入れた石けん
が簡単に抜け落ちない為の内仕切り部（３）を持つ石け
ん入れポケット（４）を構成し、頭部（５）には乾燥の
為の吊り下げ紐（６）によって吊架し、滴を下行させ、
尻部（７）には尻尾の刷毛（８）を準備して下行した滴
を含んだ尻尾で爪垢掃除が成せる構成とした、前回本出
願人より出願したソープネットより効率よい動物形泡立
垢取ソープネットを提供するものである。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下本発明について、図面を参照
しながら詳しく説明する。図１は本発明の一実施例、カ
ンガルーソープネットである。ソープネットの本体
（１）は、内部に石けんを擁して泡立ち、垢取り、乾燥
の為に、空気の保有がよく、やや芯があり、水切り、通
風のよい材料である。従って、ナイロン（生なり抗菌加
工、開き目織）を選定し、これを動物形状に数枚を裁
断、縫合し、同様内仕切り部（３）、石けん入れポケッ
ト（４）はバイアステープ（９）を介して縫製する。吊
り下げ紐（６）、目（１０）の素材は、市販品であり、
尻尾の刷毛（８）、鼻（１１）は市販品を改造する。口
（１２）は色付け、顔全体と耳（１３）、手（１４）、
足（１５）は、クッションをいれて縫合し固定する。ク
ッションと、後述する背部（２’）の補強材はこれを使
用しても、発水乾燥効果がよいスポンジを用いる。

【００１０】本発明は以上のような構造になっており、
これを使用する時は、学校、集会場、事務所、ホテル、
理美容院や、家庭の手洗い、洗面所、トイレ、浴場、台
所等において、吸盤等にて吊架し乾燥、保管していたも
のを、 石けん量が少量でよいときは、吊架したまま
で、 泡立てた石けんの泡は吊架をはずして、泡を使用
し、 泡立て垢取りのときは、ネットごと、又はネット
ごとタオル等に包んで、石けんのみ使用したい時は中か
ら石けんを取り出して、また、 爪掃除の時は上記の組
合せ応用、あるいは、刷毛が取外し式、又は延長が出来
る時はこれを外して又は延長して使用する。 使用する
石けんの種類を、化粧石けんの後に薬用石けんを使いた
いような時は、例えば中身を入れ替えるか、または薬用
石けんは直接手にとる。上部ソープネットの滴は、泡立
て、爪掃除刷毛に有効に利用される。

【００１１】

【実施例】以上説明した通りであるが、以下本発明の実
施例について説明すれば、使い辛いように小さくなった
石けんの屑が、ソープネットに入れられたままの使用と
なるため、なくなるまで使用できる。また、複数個以上
のこれらの屑は、ソープネット内での軟化、乾燥のため
相互に結合もみられる。乾燥までの所要時間を比較すれ
ば、従来の硬質プラスティック箱での所要時間の３０％
位まで短縮できた。

【００１２】図２は、図１の断面図であり、図１と共に
請求項１の内容で、中に入れた石けんが簡単に抜け落ち
ない為の工夫であり、取り出し易い為の工夫を示してい
る。ネットと石けんの隙間は含気の為のものである。尻
尾の刷毛の形状は横に平形となる。

【００１３】図３は、第２実施例であり、請求項２の内
容で、図１での尻尾の刷毛での爪掃除をしやすくする為
の改良であり、その子供の動物形ソープネット本体
（１’）に尻尾をもたせてこれで爪掃除を行おうとする
ものであり、尻尾の刷毛の形状は丸形となる。図１、図
３の両者は使い分けが必要である。

【００１４】図４は、第３実施例であり、請求項３の内
容であって、スッポンソープネットで体の背部（２’）
所謂、甲羅部を補強して、垢取りの効率アップを具現化
した。「０００９」で記載した機能補強材は発水乾燥効
果大なるスポンジを用いた。内仕切り部やポケットは図
の裏側になる。

【００１５】図５は、第４実施例であり、請求項４の内
容で、ドッグソープネットで、体の頭部（５）にポケッ
ト（４）を配しバラエティーに富ませ、全体形状の簡略
化を計ったものであり、図２の断面図の如く、平らで、
奥行きはない。尻尾の刷毛の形状は丸形である。

【００１６】尚、図１〜図３のカンガルーソープネット
は腹部（２）へ石けんを保管し、図４のスッポンソープ
ネットも、腹部へ石けんを保管し背部（２’）を機能増
強し、図５のドッグソープネットは頭部（５）に保管し
た。これらは、カンガルーソープネットの背部を機能増
強するとか、例題外も含めて相互に組み合わされる。

【００１７】

【発明の効果】上記の如き本発明によれば、種々問題点
考慮の上構成されているため、石けんの保管乾燥ネット
として、石けんの泡立てネットとして、垢取りネットと
して、または、爪垢取りとして最も使い易く、乾燥が早
く、上部の滴は下部へ流れ落ち爪掃除に役立ち、安全で
経済的で、かつこれらの使用場所の雰囲気を楽しく、明
るく装うことが可能となる。特記すれば、場所を問わ
ず、屑石けんの利用を可能とし、片手での石けんの出し
入れを可能とし、ソープネットに保管中の石けん以外の
洗顔料などの泡立てをも可能として、かつ、不徹底であ
った爪先の手入れも徹底出来ることとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の正面図 カンガルーソー
プネット

【図２】本発明の断面図 カンガルーソー
プネット

【図３】本発明の第２実施例の正面図 カンガルーソー
プネット 尻尾の刷毛子供持ち

【図４】本発明の第３実施例の背面図 スッポンソープ
ネット

【図５】本発明の第４実施例の正面図 ドッグソープネ
ット

【符号の説明】

１ ソープネット本体 １’子供の動物形ソープネット本体 ２ 腹部 ２’背部 ３ 内仕切り部 ４ ポケット ４’石けん ５ 頭部 ６ 吊り下げ紐 ７ 尻部 ８ 尻尾の刷毛 ９ バイアステープ 10 目 11 鼻 12 口 13 耳 14 手 15 足

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 動物形状のソープネット本体（１）の腹
   部（２）に、内仕切り部（３）を持つポケット（４）を
   持って、頭部（５）には吊り下げ紐（６）をもち、尻部
   （７）に尻尾の刷毛（８）を有することを特徴とする動
   物形泡立垢取ソープネット。
2. 【請求項２】 動物形状のソープネット本体尻部（７）
   の尻尾の刷毛（８）を、子供の動物形ソープネット本体
   （１’）に持たせて腹部（２）のポケット（４）に抱え
   たことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の動物形
   泡立垢取ソープネット。
3. 【請求項３】 動物形状のソープネット本体背部
   （２’）を補強し機能増強したことを特徴とする特許請
   求の範囲第１項、第２項記載の動物形泡立垢取ソープネ
   ット。
4. 【請求項４】 動物形状のソープネット本体頭部（５）
   にポケット（４）をもち、吊り下げ紐（６）を構成した
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項、第２項、第３
   項記載の動物形泡立垢取ソープネット。