JP2000101371A - 可変利得増幅器 - Google Patents

可変利得増幅器

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JP2000101371A JP10273374A JP27337498A JP2000101371A JP 2000101371 A JP2000101371 A JP 2000101371A JP 10273374 A JP10273374 A JP 10273374A JP 27337498 A JP27337498 A JP 27337498A JP 2000101371 A JP2000101371 A JP 2000101371A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル無線通信装置用受信フロントエンド
部に使用される可変利得増幅器において、利得切替え時
でも、入力整合を保ち、かつ高次歪特性が劣化しない可
変利得増幅器を提供することを目的とする。 【解決手段】 エミッタを接地した第一、第二のトラン
ジスタ1、2のコレクタとベースを高周波的に接地した
第三のトランジスタ5のエミッタをカスコード接続し、
第一または第二のトランジスタの一方を選択してベース
バイアスを供給するバイアス切替回路107と、第二の
トランジスタ2の入力インピーダンスを制御する第一の
インピーダンス補償回路20と、第一及び第二のトラン
ジスタのベース間に接続した第二のインピーダンス補償
回路102とを備え、バイアス切替回路107と連動し
て第一のインピーダンス補償回路20を動作させること
で、利得切替時でも入力整合を保ちかつ高次歪特性が劣
化しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル無線通信装
置用受信フロントエンド部に使用する可変利得増幅器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】移動体通信では、基地局−移動局間の距
離に応じて受信電界が大きく変化するため受信系に広い
ダイナミックレンジが必要となり、受信フロントエンド
部の低雑音増幅器には利得制御機能が要求される。
【0003】以下、従来の可変利得増幅器について説明
する。図5は従来の可変利得増幅器の回路図である。
【0004】図5において、501,502はトランジ
スタ、503、504は抵抗、505はインダクタ、5
06は接地容量、507は入力整合回路、508は出力
整合回路、509は利得制御端子、510,511は電
源端子、512は高周波入力端子、513は高周波出力
端子である。
【0005】以上のように構成された可変利得増幅器に
ついて、以下その動作について説明する。
【0006】弱電界入力時には、利得制御端子509に
は高利得が得られる電圧Vagc1を印加する。この時、可
変利得増幅器の入出力インピーダンスは、伝送線路の特
性インピーダンスに一致するように、入力整合回路50
7と出力整合回路508の回路構成およびインダクタ5
05の値を設定する。一方 、強電界入力時には利得制
御端子509には低利得となる電圧Vagc2(Vagc2<V
agc1)を設定し、増幅器の利得を低減する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の構
成では、利得切替時に増幅器の入力インピーダンスが変
動し、伝送線路の特性インピーダンスと不整合を生じる
とともに、トランジスタの電流を下げて利得を低減する
ために、非線形効果による高次歪が増大するという欠点
を有していた。
【0008】本発明は、前記従来技術の課題を解決する
もので、インピーダンス補償回路を適用することで、利
得切替え時でも、入力整合を保ち、かつ高次歪特性が劣
化しない可変利得増幅器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、エミッタ端子を接地した第一、第二のトラン
ジスタのコレクタとベース端子を高周波的に接地した第
三のトランジスタのエミッタをカスコード接続した増幅
器において、第二のトランジスタのエミッタ端子を接地
する帰還抵抗と、第一または第二のトランジスタのいず
れか一方を選択してベースバイアスを供給するバイアス
切替回路と、第二のトランジスタの入力インピーダンス
を制御する第一のインピーダンス補償回路と、第一及び
第二のトランジスタのベース端子間に接続した第二のイ
ンピーダンス補償回路とを備え、バイアス切替回路と連
動して第一のインピーダンス補償回路を動作させるもの
である。
【0010】これにより、利得切替時でも、入力整合を
保ち、かつ高次歪特性が劣化しない可変利得増幅器が得
られる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、エミッタ端子を接地した第一、第二のトランジスタ
のコレクタとベース端子を高周波的に接地した第三のト
ランジスタのエミッタをカスコード接続した増幅器にお
いて、前記第二のトランジスタのエミッタ端子を接地す
る帰還抵抗と、前記第一または第二のトランジスタのい
ずれか一方を選択してベースバイアスを供給するバイア
ス切替回路と、前記第二のトランジスタの入力インピー
ダンスを制御する第一のインピーダンス補償回路と、前
記第一及び第二のトランジスタのベース端子間に接続し
た第二のインピーダンス補償回路とを備え、前記バイア
ス切替回路と連動して前記第一のインピーダンス補償回
路を動作させることを特徴とする可変利得増幅器であ
り、低利得に切替えた時には第一のインピーダンス補償
回路が第二のトランジスタのベース端子に容量を付加
し、第二のトランジスタの入力インピーダンスを制御す
ることで、利得切替時でも入力整合を保ち、高次歪の発
生を抑圧することができるという作用を有する。
【0012】そして、請求項2に記載の発明のように、
第一のインピーダンス補償回路は、第一の容量と、第一
の抵抗と、前記第一の容量の接地・非接地を切替える第
四のトランジスタとを有し、第二のインピーダンス補償
回路は、第一のインダクタと、第二の容量とを有するこ
とを特徴とする請求項1記載の可変利得増幅器として
も、同様の作用を呈する。
【0013】請求項3に記載の発明は、第一のトランジ
スタに対して第二のトランジスタのサイズを小さくした
ことを特徴とする請求項1または2記載の可変利得増幅
器であり、第一のトランジスタが動作する高利得時に雑
音指数が劣化することを抑制できるという作用を有す
る。
【0014】請求項4に記載の発明は、更に、第一、第
五のトランジスタ、前記第五のトランジスタのエミッタ
端子を接地する第一のエミッタ抵抗、前記第一のトラン
ジスタにベース電流を供給する第七のトランジスタを有
する第一のカレントミラー回路と、第二、第六のトラン
ジスタ、前記第六のトランジスタのエミッタ端子を接地
する第二のエミッタ抵抗、前記第二のトランジスタにベ
ース電流を供給する第八のトランジスタを有する第二の
カレントミラー回路と、前記第一及び第二のカレントミ
ラー回路にそれぞれバイアスを供給する第九及び第十の
トランジスタ、前記第九または第十のトランジスタのど
ちらか一方を動作させる第十一のトランジスタを有する
切替スイッチとを備え、第一のトランジスタのベース端
子と第七のトランジスタのエミッタ端子間に第二の抵抗
を、第二のトランジスタのベース端子と第八のトランジ
スタのエミッタ端子間に第三の抵抗を接続し、高周波信
号がバイアス切替回路へ流入することを阻止したことを
特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の可変利得
増幅器であり、バイアス切替回路による雑音指数特性の
劣化が低減できるとともに、カレントミラー対となるト
ランジスタのベース端子間に電圧降下を生じる抵抗が存
在しないため、トランジスタの順方向電流増幅率バラツ
キに対する電流変動を抑えることができるという作用を
有する。
【0015】請求項5に記載の発明は、第一の高周波阻
止回路として、第二の抵抗を第二のインダクタに置き換
えたことを特徴とする請求項4記載の可変利得増幅器で
あり、電圧降下のため高い抵抗値をとりにくい第二の抵
抗よりも効果的に、高周波信号のバイアス切替回路への
流入を阻止することができるという作用を有する。
【0016】請求項6に記載の発明は、第一の高周波阻
止回路として、第二のインダクタを第一のインダクタと
共用したことを特徴とする請求項5記載の可変利得増幅
器であり、一つの部品に二つの機能をもたせることで、
部品点数を削減できるという作用を有する。
【0017】請求項7に記載の発明は、請求項1から6
のいずれかに記載の可変利得増幅器を有する無線通信装
置であり、利得切替時でも、入力整合を保ち、かつ高次
歪特性が劣化しない可変利得増幅器を有する無線通信装
置が得られるという作用を有する。
【0018】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図4を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本実施の形態における可変利得
増幅器の回路図である。図1において、1はエミッタ端
子を直接接地した第一のトランジスタ、2は第一のトラ
ンジスタ1とコレクタ端子同士を接続した第二のトラン
ジスタ、3は第二のトランジスタ2のエミッタ端子を接
地する帰還抵抗、4は第一のトランジスタ1及び第二の
トランジスタ2のコレクタ端子間を接続する抵抗、5は
第一のトランジスタ1および第二のトランジスタ2とカ
スコード接続する第三のトランジスタ、6は第三のトラ
ンジスタ5にベースバイアスを供給する抵抗、7は第三
のトランジスタ5のベース端子に接続する接地容量、8
は第一のトランジスタ1及び第二のトランジスタ2のベ
ース端子間を疎結合する第二の容量、101は第二のト
ランジスタ2の入力インピーダンスを制御する第一のイ
ンダクタ、102は第二の容量8及び第一のインダクタ
101より構成される第二のインピーダンス補償回路、
9は入力整合回路、10は出力整合回路、11は第三の
トランジスタ5にコレクタバイアスを供給し、かつ出力
整合回路10とともに出力整合をとるインダクタ、12
及び13は電源端子、14は高周波入力端子、15は高
周波出力端子、103及び104はそれぞれ第一のトラ
ンジスタ1及び第二のトランジスタ2にベースバイアス
を供給する電源、105は第一のトランジスタ1か第二
のトランジスタ2のいずれを動作させるか選択するスイ
ッチ、106はインバータ、16は利得制御端子、10
7は利得制御端子16、電源103,104、スイッチ
105、及びインバータ106より構成されるバイアス
切替回路、17及び18は第二のトランジスタ2の入力
インピーダンスを制御する第一の容量及び第一の抵抗、
19はバイアス切替回路107と連動し、Vagc1が第一
のトランジスタ1のベース端子に印可されるときには動
作せず、Vagc2が第二のトランジスタ2のベース端子に
印可されるときに動作して、第一の容量17の接地・非
接地を切替える第四のトランジスタ、20は第一の容量
17、第一の抵抗18及び第四のトランジスタ19より
構成される第一のインピーダンス補償回路、108は第
一のトランジスタ1、第二のトランジスタ2、帰還抵抗
3、抵抗4、第三のトランジスタ5、第二の容量8、第
一のインピーダンス補償回路20、及びバイアス切替回
路107より構成される集積回路である。
【0019】高周波入力端子14より入力された高周波
信号は、入力整合回路9を通って第一のトランジスタ1
のベース端子に、また入力整合回路9と第二のインピー
ダンス補償回路102とを通って第二のトランジスタ2
のベース端子に入力される。
【0020】弱電界入力時は、第一のトランジスタ1の
ベース端子にVagc1を印可することで、所望の利得を得
る。一方、強電界入力時にはバイアス切替回路107を
用いて、第二のトランジスタ2のベース端子にVagc1よ
り小さなVagc2を印可すること、及び帰還抵抗3の作用
により第1のトランジスタが動作する場合と比較して利
得が低減する。
【0021】入力インピーダンスは、第一のトランジス
タ1または第二のトランジスタ2のうち動作しているト
ランジスタにより決定される。第一のトランジスタ1と
第二のトランジスタ2との入力容量の差、及び第二のト
ランジスタ2のエミッタ端子−接地間に接続した帰還抵
抗3により、第二のトランジスタ2の動作時と第一のト
ランジスタ1の動作時との入力インピーダンスは異な
る。そこで、バイアス切替回路107と連動して動作す
る第四のトランジスタ19により、第二のトランジスタ
2の動作時には、第二のトランジスタ2のベース端子−
接地間に第一の容量17及び第一の抵抗18を接続し、
第一のトランジスタ1の入力インピーダンスと同等とす
る。さらに、第一のトランジスタ1の動作時における第
二のトランジスタ2の影響を軽減するために、第一のト
ランジスタ1と第二のトランジスタ2のベース端子間を
第二の容量8により疎結合とするため、第一のインダク
タ101によるインピーダンス補償回路も接続する。
【0022】本実施の形態によれば、低利得に切替えた
時には第一のインピーダンス補償回路が第二のトランジ
スタのベース端子に第一の容量を付加し、第二のトラン
ジスタの入力インピーダンスを制御することで、利得切
替時でも入力整合を保ち、高次歪の発生を抑圧すること
ができる。
【0023】なお、第二の容量8と第一のインダクタ1
01の配置は変更可能であるが、第二の容量8を集積回
路108に内蔵して部品点数を削減することができる点
で、図1に示した構成がより好ましい。
【0024】また、第一のトランジスタ1のエミッタサ
イズに比べ、第二のトランジスタ2のエミッタサイズを
小さくすることにより、第二のトランジスタ2を付加す
ることによる高利得時の雑音指数の劣化を抑制すること
ができる。
【0025】(実施の形態2)図2は本実施の形態にお
ける可変利得増幅器の回路図である。図2において、2
01及び202は第一のトランジスタ1及び第二のトラ
ンジスタ2とそれぞれカレントミラーを形成する対とな
る第五及び第六のトランジスタ、203及び204は第
五のトランジスタ201及び第六のトランジスタ202
のエミッタ端子をそれぞれ接地する第一及び第二のエミ
ッタ抵抗、205及び206は第一のトランジスタ1及
び第二のトランジスタ2にそれぞれベース電流を供給す
る第七及び第八のトランジスタ、207は第一のトラン
ジスタ1、第五のトランジスタ201、第七のトランジ
スタ205及び第一のエミッタ抵抗203より構成され
る第一のカレントミラー回路、208は第二のトランジ
スタ2、第六のトランジスタ202、第八のトランジス
タ206及び第二のエミッタ抵抗204より構成される
第二のカレントミラー回路、209及び210は第七の
トランジスタ205及び第八のトランジスタ206のエ
ミッタ端子とそれぞれ第一のトランジスタ1及び第二の
トランジスタ2のベース端子間を接続する第二及び第三
の抵抗、211及び212は第二の抵抗209、第三の
抵抗210よりそれぞれ構成される第一及び第二の高周
波阻止回路、213及び214は第一のカレントミラー
回路207及び第二のカレントミラー回路208にそれ
ぞれバイアスを供給する第九及び第十のトランジスタ、
215は第九のトランジスタ213または第十のトラン
ジスタ214のどちらか一方を動作させる第十一のトラ
ンジスタ、216は利得制御端子16、第九のトランジ
スタ213、第十のトランジスタ214及び第十一のト
ランジスタ215より構成される切替スイッチ、217
−219はバイアスを供給する抵抗、220および22
1は定電流源、222は電源端子、223は第五のトラ
ンジスタ201、第六のトランジスタ202、第一のエ
ミッタ抵抗203、第二のエミッタ抵抗204、第七の
トランジスタ205、第八のトランジスタ206、切替
スイッチ216、抵抗217−219、定電流源22
0,221、及び電源端子222より構成され、利得制
御端子16の電位により、第一のトランジスタ1または
第二のトランジスタ2のどちらか一方にベースバイアス
を供給するバイアス切替回路、224は第一のトランジ
スタ1、第二のトランジスタ2、帰還抵抗3、抵抗4、
第三のトランジスタ5、第二の容量8、第一のインピー
ダンス補償回路20、第一の高周波阻止回路211、第
二の高周波阻止回路212及びバイアス切替回路223
より構成される集積回路である。なお、上記以外の構成
要素、符号については実施の形態1と同一である。
【0026】本実施の形態によれば、第二の抵抗209
及び第三の抵抗210に、それぞれ第一のトランジスタ
1及び第二のトランジスタ2の入力インピーダンスより
充分に高い値を選択することにより、入力信号の第一の
カレントミラー回路207及び第二のカレントミラー回
路208への漏洩を阻止することができ、バイアス切替
回路223による雑音指数特性の劣化を防止することが
できる。なお、第五のトランジスタ201及び第六のト
ランジスタ202のベース端子の入力インピーダンスは
充分高いため、問題とならない。さらに、カレントミラ
ー対となるトランジスタのベース端子間に電圧降下を生
じる抵抗が存在しないため、トランジスタの順方向電流
増幅率バラツキに対する電流変動を抑えることができ
る。その他の動作、作用は実施の形態1と同様である。
【0027】なお、図2には第一のエミッタ抵抗203
を第五のトランジスタ201のエミッタ端子に接続して
ミラー比を大きくとっているが、それほど大きなミラー
比が要求されない場合にはこの第一のエミッタ抵抗20
3は削除可能であり、このときには抵抗バラツキに対す
る電流変動も抑えることができる。
【0028】(実施の形態3)図3は本実施の形態にお
ける可変利得増幅器の回路図である。図3において、3
01は第一のトランジスタ1のベース端子及び第七のト
ランジスタ205のエミッタ端子間を接続する第二のイ
ンダクタ、302は第二のインダクタ301より構成さ
れる第一の高周波阻止回路、303は第一のトランジス
タ1、第二のトランジスタ2、帰還抵抗3、抵抗4、第
三のトランジスタ5、第二の容量8、第一のインピーダ
ンス補償回路20、第二の高周波阻止回路212及びバ
イアス切替回路223より構成される集積回路である。
なお、上記以外の構成要素と符号については実施の形態
2と同様である。
【0029】本実施の形態によれば、第二のインダクタ
301に、第一のトランジスタ1の入力インピーダンス
より充分に高いインピーダンスとなるインダクタンス値
を選択することにより、第二のインダクタ301を介し
て、第一のトランジスタ1にベースバイアスを供給し、
かつ入力信号の第一のカレントミラー回路207への漏
洩を阻止することができ、バイアス切替回路223によ
る雑音指数特性の劣化を防止することができる。その他
の動作、作用は実施の形態2と同様である。
【0030】なお、第二のインダクタ301を、第一の
トランジスタ1及び第五のトランジスタ201のベース
端子間に接続しても同様の効果が得られることは言うま
でもない。
【0031】(実施の形態4)図4は本実施の形態にお
ける可変利得増幅器の回路図である。図4において、4
01は第一のトランジスタ1及び第二のトランジスタ2
のベース端子間を接続する第一のインダクタ、402は
第二の容量8及び第一のインダクタ401より構成され
る第二のインピーダンス補償回路、403は第一のイン
ダクタ 401より構成される第一の高周波阻止回路、
404は第一のトランジスタ1、第二のトランジスタ
2、帰還抵抗3、抵抗4、第三のトランジスタ5、第二
の容量8、第一のインピーダンス補償回路20、第二の
高周波阻止回路212及びバイアス切替回路223より
構成される集積回路である。なお、上記以外の構成要
素、符号については実施の形態3と同様である。
【0032】本実施の形態によれば、第二のインピーダ
ンス補償回路402に用いられている第一のインダクタ
401を、入力信号の第一のカレントミラー回路207
への漏洩阻止用として兼用することにより、部品点数を
削減できる。その他の動作、作用は実施の形態3と同様
である。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、インピー
ダンス補償回路を適用することで、利得切替え時でも、
入力整合を保ち、かつ高次歪の発生を防止できるという
有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による可変利得増幅器の
回路図
【図2】本発明の一実施の形態による可変利得増幅器の
回路図
【図3】本発明の一実施の形態による可変利得増幅器の
回路図
【図4】本発明の一実施の形態による可変利得増幅器の
回路図
【図5】従来の可変利得増幅器の回路図
【符号の説明】
1 第一のトランジスタ 2 第二のトランジスタ 3 帰還抵抗 4、6、217、218、219、503、504 抵
抗 5 第三のトランジスタ 7、506 接地容量 8 第二の容量 9、507 入力整合回路 10、508 出力整合回路 11、505 インダクタ 12、13、222、510、511 電源端子 14、512 高周波入力端子 15、513 高周波出力端子 16、509 利得制御端子 17 第一の容量 18 第一の抵抗 19 第四のトランジスタ 20 第一のインピーダンス補償回路 101、401 第一のインダクタ 102、402 第二のインピーダンス補償回路 103、104 電源 105 スイッチ 106 インバータ 107、223 バイアス切替回路 108、224、303、404 集積回路 201 第五のトランジスタ 202 第六のトランジスタ 203 第一のエミッタ抵抗 204 第二のエミッタ抵抗 205 第七のトランジスタ 206 第八のトランジスタ 207 第一のカレントミラー回路 208 第二のカレントミラー回路 209 第二の抵抗 210 第三の抵抗 211、302、403 第一の高周波阻止回路 212 第二の高周波阻止回路 213 第九のトランジスタ 214 第十のトランジスタ 215 第十一のトランジスタ 216 切替スイッチ 220、221 定電流源 301 第二のインダクタ 501、502 トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 1/18 H04B 1/18 C (72)発明者 矢吹 博幸 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内 (72)発明者 高橋 和晃 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内 Fターム(参考) 5J090 AA01 AA51 CA27 CA75 FA18 GN01 GN06 HA02 HA07 HA25 HA29 HA33 HA39 HA40 KA04 KA05 KA09 KA12 KA29 MA11 MA17 SA13 5J092 AA01 AA51 CA27 CA75 FA18 HA02 HA07 HA25 HA29 HA33 HA39 HA40 KA04 KA05 KA09 KA12 KA29 MA11 MA17 SA13 VL02 5J100 AA01 AA14 BA01 BB00 BB01 BB07 BB11 BB13 BC02 CA11 CA19 DA06 EA02 FA02 5K061 AA10 CC08 CC45 CC52 JJ01 JJ09 JJ11 JJ14 5K062 AB06 AD09 BB01 BB03 BB09 BB15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エミッタ端子を接地した第一、第二のト
    ランジスタのコレクタとベース端子を高周波的に接地し
    た第三のトランジスタのエミッタをカスコード接続した
    増幅器において、前記第二のトランジスタのエミッタ端
    子を接地する帰還抵抗と、前記第一または第二のトラン
    ジスタのいずれか一方を選択してベースバイアスを供給
    するバイアス切替回路と、前記第二のトランジスタの入
    力インピーダンスを制御する第一のインピーダンス補償
    回路と、前記第一及び第二のトランジスタのベース端子
    間に接続した第二のインピーダンス補償回路とを備え、
    前記バイアス切替回路と連動して前記第一のインピーダ
    ンス補償回路を動作させることを特徴とする可変利得増
    幅器。
  2. 【請求項2】 第一のインピーダンス補償回路は、第一
    の容量と、第一の抵抗と、前記第一の容量の接地・非接
    地を切替える第四のトランジスタとを有し、第二のイン
    ピーダンス補償回路は、第一のインダクタと、第二の容
    量とを有することを特徴とする請求項1記載の可変利得
    増幅器。
  3. 【請求項3】 第一のトランジスタに対して第二のトラ
    ンジスタのサイズを小さくしたことを特徴とする請求項
    1または2記載の可変利得増幅器。
  4. 【請求項4】 更に、第一、第五のトランジスタ、前記
    第五のトランジスタのエミッタ端子を接地する第一のエ
    ミッタ抵抗、前記第一のトランジスタにベース電流を供
    給する第七のトランジスタを有する第一のカレントミラ
    ー回路と、第二、第六のトランジスタ、前記第六のトラ
    ンジスタのエミッタ端子を接地する第二のエミッタ抵
    抗、前記第二のトランジスタにベース電流を供給する第
    八のトランジスタを有する第二のカレントミラー回路
    と、前記第一及び第二のカレントミラー回路にそれぞれ
    バイアスを供給する第九及び第十のトランジスタ、前記
    第九または第十のトランジスタのどちらか一方を動作さ
    せる第十一のトランジスタを有する切替スイッチとを備
    え、第一のトランジスタのベース端子と第七のトランジ
    スタのエミッタ端子間に第二の抵抗を、第二のトランジ
    スタのベース端子と第八のトランジスタのエミッタ端子
    間に第三の抵抗を接続し、高周波信号がバイアス切替回
    路へ流入することを阻止したことを特徴とする請求項1
    から3のいずれかに記載の可変利得増幅器。
  5. 【請求項5】 第一の高周波阻止回路として、第二の抵
    抗を第二のインダクタに置き換えたことを特徴とする請
    求項4記載の可変利得増幅器。
  6. 【請求項6】 第一の高周波阻止回路として、第二のイ
    ンダクタを第一のインダクタと共用したことを特徴とす
    る請求項5記載の可変利得増幅器
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載の可変
    利得増幅器を有する無線通信装置。
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