JP2000087936A - スナップリング - Google Patents
スナップリングInfo
- Publication number
- JP2000087936A JP2000087936A JP10296003A JP29600398A JP2000087936A JP 2000087936 A JP2000087936 A JP 2000087936A JP 10296003 A JP10296003 A JP 10296003A JP 29600398 A JP29600398 A JP 29600398A JP 2000087936 A JP2000087936 A JP 2000087936A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- snap ring
- hole
- attaching
- shape
- detaching
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スナップリングの着脱時、スナップリングプ
ライヤー爪から飛び外れを防止するスナップリングを提
供する。 【解決手段】 スナップリング本体１の両端部の着脱用
穴２を逆テーパー状乃至曲率を有するノズル形状に形成
したことを特徴とする。
ライヤー爪から飛び外れを防止するスナップリングを提
供する。 【解決手段】 スナップリング本体１の両端部の着脱用
穴２を逆テーパー状乃至曲率を有するノズル形状に形成
したことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種機械部品等
に広く用いられている板バネの作用を利用して軸また
は、穴に規定の溝加工をしてはめ込み軸やベアリング等
を固定するＪＩＳＢ２８０４に定められる軸用あるいは
穴用のスナップリング（ＪＩＳ名称：Ｃ型止め輪）に関
するものである。
に広く用いられている板バネの作用を利用して軸また
は、穴に規定の溝加工をしてはめ込み軸やベアリング等
を固定するＪＩＳＢ２８０４に定められる軸用あるいは
穴用のスナップリング（ＪＩＳ名称：Ｃ型止め輪）に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のスナップリングは、図６および図
７に示すように、スナップリング本体１の両端部にスト
レートの穴２を設けて、この穴２にスナップリングプラ
イヤーの爪３を挿入して、着脱操作を行うように構成さ
れている。
７に示すように、スナップリング本体１の両端部にスト
レートの穴２を設けて、この穴２にスナップリングプラ
イヤーの爪３を挿入して、着脱操作を行うように構成さ
れている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】これには、次のような
欠点があった。ＪＩＳ Ｂ ２８０４には、このスナッ
プリングのばり、さら状形状、切り口の食い違いおよび
断面変形の許容範囲が定められてはいるが、穴２の形状
は許容公差はあるもののストレート形状となっている。
また、着脱工具のスナップリングプライヤーは、プライ
ヤー先端爪（刃先）が小径スナップリング用の小型プラ
イヤーおいては先端部が内曲がりや外曲がりとなったも
のがあるが、このような小型のものを除き一般的なプラ
イヤーは先端爪が直爪が標準となっている。このような
背景をはじめ、スナップリング自体の穴２がストレート
に形成されているため、スナップリングプライヤーの爪
３が摩耗していたり、少し傾いただけで、穴２から爪３
が外れたりして、着脱操作が困難であった。また、特に
大径サイズのスナップリングの場合には、バネ張力も大
きく、取り外し中に爪から外れ飛んで紛失したり、目や
顔面等にあたって怪我をしたりすることもあり危険であ
った。本発明は以上の欠点を解決するためになされたも
のである。
欠点があった。ＪＩＳ Ｂ ２８０４には、このスナッ
プリングのばり、さら状形状、切り口の食い違いおよび
断面変形の許容範囲が定められてはいるが、穴２の形状
は許容公差はあるもののストレート形状となっている。
また、着脱工具のスナップリングプライヤーは、プライ
ヤー先端爪（刃先）が小径スナップリング用の小型プラ
イヤーおいては先端部が内曲がりや外曲がりとなったも
のがあるが、このような小型のものを除き一般的なプラ
イヤーは先端爪が直爪が標準となっている。このような
背景をはじめ、スナップリング自体の穴２がストレート
に形成されているため、スナップリングプライヤーの爪
３が摩耗していたり、少し傾いただけで、穴２から爪３
が外れたりして、着脱操作が困難であった。また、特に
大径サイズのスナップリングの場合には、バネ張力も大
きく、取り外し中に爪から外れ飛んで紛失したり、目や
顔面等にあたって怪我をしたりすることもあり危険であ
った。本発明は以上の欠点を解決するためになされたも
のである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるスナッ
プリングは、そのような課題を解決したものであって、
次のようなものである。スナップリング本体１の両端部
に設けた着脱用穴２を板厚方向に逆テーパーもしくは、
ラッパ状に曲率を有するノズル形状に形成することを特
徴としている。本発明は、以上の構成よりなるスナップ
リングである。
プリングは、そのような課題を解決したものであって、
次のようなものである。スナップリング本体１の両端部
に設けた着脱用穴２を板厚方向に逆テーパーもしくは、
ラッパ状に曲率を有するノズル形状に形成することを特
徴としている。本発明は、以上の構成よりなるスナップ
リングである。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 （イ）図１は、軸用スナップリング本体１の穴２を逆テ
ーパー形状に設けた平面図である。図２は、図１のＡ−
Ａ断面を拡大したもので、穴２は逆テーパー状に形成さ
れている。当該スナップリングを軸に着脱しようとする
時は、軸用のスナップリングプライヤーの爪を穴に挿入
し、矢印の方向に広げることにより着脱が出来る。穴が
逆テーパー状になっているため、仮にスナップリングプ
ライヤーの爪先端がストレート形状のものであっても、
テーパーの小径側の方はエッジ状になるため、爪３部と
の接触圧が大きく作用する（エッジ部が丁度抓に食い込
むように働く）ため外れたりすることが大幅に軽減でき
る。尚、図示の如くスナップリングプライヤーの先端爪
３を外曲がりに形成した爪を用いることにより、接触圧
の効果のほか、さらにすべり防止となり引っ掛かり性が
よくなるため確実に外れ防止が可能となる。特に、大径
サイズになればなるほど、強固な押し広げる力を要する
ため、顕著な外れ防止効果が期待できる。
を参照して説明する。 （イ）図１は、軸用スナップリング本体１の穴２を逆テ
ーパー形状に設けた平面図である。図２は、図１のＡ−
Ａ断面を拡大したもので、穴２は逆テーパー状に形成さ
れている。当該スナップリングを軸に着脱しようとする
時は、軸用のスナップリングプライヤーの爪を穴に挿入
し、矢印の方向に広げることにより着脱が出来る。穴が
逆テーパー状になっているため、仮にスナップリングプ
ライヤーの爪先端がストレート形状のものであっても、
テーパーの小径側の方はエッジ状になるため、爪３部と
の接触圧が大きく作用する（エッジ部が丁度抓に食い込
むように働く）ため外れたりすることが大幅に軽減でき
る。尚、図示の如くスナップリングプライヤーの先端爪
３を外曲がりに形成した爪を用いることにより、接触圧
の効果のほか、さらにすべり防止となり引っ掛かり性が
よくなるため確実に外れ防止が可能となる。特に、大径
サイズになればなるほど、強固な押し広げる力を要する
ため、顕著な外れ防止効果が期待できる。
【０００６】（ロ）図３は、穴用スナップリング本体１
の穴２を逆テーパー形状に設けた平面図である。図４
は、図３のＢ−Ｂ断面を拡大したもので、穴２は逆テー
パー状に形成されている。穴用スナップリングの場合
は、図３の矢印のように、スナップリングプライヤーを
狭めるようにして着脱する。穴用スナップリングも穴２
が逆テーパー状になっており、工具使用時の力作用の向
きが異なるだけで、軸用と同様な作用となり外れ防止の
効果を有する。
の穴２を逆テーパー形状に設けた平面図である。図４
は、図３のＢ−Ｂ断面を拡大したもので、穴２は逆テー
パー状に形成されている。穴用スナップリングの場合
は、図３の矢印のように、スナップリングプライヤーを
狭めるようにして着脱する。穴用スナップリングも穴２
が逆テーパー状になっており、工具使用時の力作用の向
きが異なるだけで、軸用と同様な作用となり外れ防止の
効果を有する。
【０００７】（ハ）図５は、スナップリングの穴２をラ
ッパ状の曲率を有するノズル状に形成した他の実施例を
示す断面図である。この場合に、使用するスナップリン
グプライヤーの先端は、図２図４に示す如く、軸用ある
いは穴用とそれぞれの目的に応じた外曲がりや内曲がり
のプライヤーの爪３を持つ工具と組み合わせ使用すれ
ば、広い接触面積を得ることができる。このため、当該
スナップリングのそれぞれ軸用・穴用に適した爪の曲が
り方向を持つ工具を組み合わせることにより、スナップ
リングの外れを防止することが可能となる。
ッパ状の曲率を有するノズル状に形成した他の実施例を
示す断面図である。この場合に、使用するスナップリン
グプライヤーの先端は、図２図４に示す如く、軸用ある
いは穴用とそれぞれの目的に応じた外曲がりや内曲がり
のプライヤーの爪３を持つ工具と組み合わせ使用すれ
ば、広い接触面積を得ることができる。このため、当該
スナップリングのそれぞれ軸用・穴用に適した爪の曲が
り方向を持つ工具を組み合わせることにより、スナップ
リングの外れを防止することが可能となる。
【０００８】
【発明の効果】スナップリングの着脱用穴２を逆テーパ
ーにすることにより接触面圧（爪３に対しエッジ部が食
い込むように働くため）が増大しすべりを防止するほ
か、ラッパ状の曲率を有するノズル状の形状のものつい
ては、接触面が増大するなどの効果をなしすべりを防止
できる。このように本発明のスナップリングを使用する
ことにより着脱作業が容易となることから作業効率のほ
か安全性が飛躍的に向上する。
ーにすることにより接触面圧（爪３に対しエッジ部が食
い込むように働くため）が増大しすべりを防止するほ
か、ラッパ状の曲率を有するノズル状の形状のものつい
ては、接触面が増大するなどの効果をなしすべりを防止
できる。このように本発明のスナップリングを使用する
ことにより着脱作業が容易となることから作業効率のほ
か安全性が飛躍的に向上する。
【図１】本発明の軸用スナップリングの平面図である。
【図２】本発明の構造及び使用状態を示す図１のＡ−Ａ
縦断面図である。
縦断面図である。
【図３】本発明の穴用スナップリングの平面図である。
【図４】本発明の構造及び使用状態を示す図３のＢ−Ｂ
縦断面図である。
縦断面図である。
【図５】本発明の別の実施例を示す部分縦断面図であ
る。
る。
【図６】従来の軸用スナップリングの構造及び使用状態
を示す部分縦断面図である。
を示す部分縦断面図である。
【図７】従来の穴用スナップリングの構造及び使用状態
を示す部分縦断面図である。
を示す部分縦断面図である。
１ スナップリング本体 ２ 穴 ３ 爪
Claims (2)
- 【請求項１】ＪＩＳ規格対応のスナップリングにおい
て、スナップリング本体（１）の両端部に設けた着脱用
の穴（２）の形状を逆テーパーに形成して成ることを特
徴とするスナップリング。 - 【請求項２】着脱用の穴（２）の形状を曲率を有するノ
ズル形状で形成したことを特徴とする請求項１に記載の
スナップリング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10296003A JP2000087936A (ja) | 1998-09-09 | 1998-09-09 | スナップリング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10296003A JP2000087936A (ja) | 1998-09-09 | 1998-09-09 | スナップリング |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000087936A true JP2000087936A (ja) | 2000-03-28 |
Family
ID=17827881
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10296003A Pending JP2000087936A (ja) | 1998-09-09 | 1998-09-09 | スナップリング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000087936A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009168206A (ja) * | 2008-01-18 | 2009-07-30 | Kayaba Ind Co Ltd | アジャスタ構造 |
| JP2009243680A (ja) * | 2008-01-30 | 2009-10-22 | Delphi Technologies Inc | クリップ |
-
1998
- 1998-09-09 JP JP10296003A patent/JP2000087936A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009168206A (ja) * | 2008-01-18 | 2009-07-30 | Kayaba Ind Co Ltd | アジャスタ構造 |
| JP2009243680A (ja) * | 2008-01-30 | 2009-10-22 | Delphi Technologies Inc | クリップ |
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