JP2000081180A - 車両用油圧管連結装置 - Google Patents

車両用油圧管連結装置

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JP2000081180A
JP2000081180A JP10304345A JP30434598A JP2000081180A JP 2000081180 A JP2000081180 A JP 2000081180A JP 10304345 A JP10304345 A JP 10304345A JP 30434598 A JP30434598 A JP 30434598A JP 2000081180 A JP2000081180 A JP 2000081180A
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Seiji Sawai
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧式緩衝器側の連結部材と油圧装置側の連
結部材とを簡単に着脱することができるようにする。 【解決手段】 油圧式緩衝器に接続するプラグ21およ
び調圧装置に接続するソケット22に、連結により互い
に連通する内部油通路24,42を形成し、この内部油
通路を開閉する弁体25,43を設ける。この弁体を、
プラグ21とソケット22の連結により他方の弁体を押
圧して内部油通路を開き、プラグ21とソケット22を
離間させることにより内部油通路を閉じる構造とする。
プラグ21とソケット22の連結部を、円形凹部28と
この凹部に嵌合する円筒29とから構成する。凹部28
と円筒29との間にOリング31を介装する。プラグ2
1に回転自在に設けたナット26をソケット22の雄ね
じ45に螺着することによって、プラグ21とソケット
22を締結させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車や自動二輪
車などの車両の油圧式緩衝器と油圧装置との間の油通路
を分断・連通可能に接続する車両用油圧管連結装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の後輪あるいは前輪の懸架
装置としては、車体の左右両側の油圧式緩衝器にこれら
とは別体の減衰力調整用油圧装置を接続したものがあ
る。この油圧装置は、前記左右両側の油圧式緩衝器の間
に配置して車体の下部に固定している。このため、これ
ら油圧機器を接続する油圧管は車体下部を車幅方向に横
切るように延びている。
【0003】前記油圧式緩衝器および油圧装置は、車体
への組付けや、保守作業を行うときに個々に車体に対し
て着脱することができるようにしなければならないの
で、これらの油圧機器どうしを接続する油圧管に油圧管
連結装置を介装し、この油圧管連結装置によって油圧式
緩衝器側の油通路と油圧装置側の油通路とを分断・連通
可能になるように接続している。
【0004】前記油圧式緩衝器や油圧装置は、車体組立
てラインとは別のラインで製造し、車体に組付ける以前
に全てを接続して作動油を充填し、性能検査・減衰力調
整を行っている。二つの油圧式緩衝器を油圧装置に接続
したままの状態ではこれらを車体に装着することが難し
いため、前記油圧管連結装置で油圧管を分断し、油圧式
緩衝器と油圧装置を個々に車体に装着している。そし
て、装着後に油圧管連結装置によって前記油圧管を連結
している。一方、油圧式緩衝器を単体で交換するような
保守作業を行うときにも、前記同様に油圧管連結装置に
よって油圧管の分断・連結を実施している。
【0005】従来のこの種の油圧管連結装置としては、
例えば特開平9−95119号公報に開示されたものが
ある。この公報に示された油圧管連結装置は、緩衝器か
ら延びる油圧管に接続した第1の連結部材と、油圧装置
から延びる油圧管に接続し、前記の第1の連結部材に着
脱可能に構成した第2の連結部材とを備え、これら両連
結部材どうしを連結した状態で各連結部材内のねじ式の
栓部材を開操作することによって、緩衝器側の油通路と
油圧装置側の油通路とが連通する構造を採っている。
【0006】この油圧管連結装置において両連結部材ど
うしの連結は、各連結部材のハウジングに一体に形成し
たフランジどうしをボルトで締結させることによって行
い、前記栓部材の開閉は、先ず、栓部材がねじ込まれて
いるねじ孔の保護キャップを外し、このねじ孔に手工具
を挿入して栓部材を回すことによって行う。
【0007】すなわち、前記栓部材を閉操作して油通路
を閉塞することによって、油が漏洩するのを阻止しなが
ら第1の連結部材と第2の連結部材とを分断させること
ができ、性能検査・減衰力調整が終了した油圧式緩衝器
と油圧装置とを個々に車体に対して着脱することができ
る。そして、油圧式緩衝器と油圧装置を車体に装着した
後に、第1の連結部材と第2の連結部材とを互いに連結
させ、栓部材を開操作して前記キャップを取付けること
によって、油圧式緩衝器と油圧装置との間の油圧系を分
断前の状態に戻すことができる。
【0008】なお、作動油の充填、性能検査・減衰力調
整は、油圧式緩衝器と油圧装置とをそれぞれ別個に組立
てた状態で行うこともある。この場合には、油圧式緩衝
器と油圧装置のそれぞれに対して作動油を充填し、性能
検査・減衰力調整を実施した後に、油圧式緩衝器および
油圧装置を車体に組付け、しかる後に第1の連結部材と
第2の連結部材とを互いに連結している。
【0009】第1の連結部材と第2の連結部材は、上述
したように互いに連結した状態で車体に固定用ブラケッ
トによって固定している。この固定用ブラケットは、第
1の連結部材と第2の連結部材とを車体に強固に固定し
なければならないから、相対的に大型のものを使用して
いる。このような大型の固定用ブラケットは、他の部材
との干渉によって必ずしも最適な位置、すなわち油圧管
が最短になるような位置に配置することができない場合
がある。このような場合には、油圧管を必要以上に長く
形成することによって対処している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述したよ
うに構成した従来の油圧管連結装置を使用すると、油通
路の分断・連通をする作業の作業時間が長くなるという
問題があった。これは、第1の連結部材と第2の連結部
材の連結・分断作業と、栓部材の開閉作業とを別々に行
わなければならないことが原因である。
【0011】また、従来の油圧管連結装置は、栓部材の
開閉を人手に頼っているため、栓部材が全開位置に達し
ていることを作業終了後に確認しなければならなかっ
た。この確認作業は、先ず、栓部材がねじ込まれている
ねじ孔を閉塞する保護キャップを取外し、このねじ孔の
開口端と栓部材との間の寸法を専用の測定具で計測する
ことによって実施している。このように工数が多い確認
作業を実施しなければならないため、従来の油圧管連結
装置はコストダウンを図るにも限界があった。
【0012】このような不具合を解消するためには、二
つの連結部材をいわゆるワンタッチ式に着脱できるよう
に形成し、各連結部材の内側に連結操作によって開くよ
うな自動開閉弁を設けることが考えられる。しかし、こ
のような連結装置は、自動車の油圧式緩衝器と油圧装置
との間の油圧系には介装することはできない。これは、
車両用油圧式緩衝器と油圧装置との間の油通路は油圧が
高く、人力によって前記高い油圧に抗して前記自動開閉
弁を開くことはできないからである。また、ワンタッチ
着脱式の連結装置は連結部の隙間が相対的に広く、二つ
の連結部材を互いに連結した状態でも一方の連結部材に
対して他方の連結部材が僅かに移動することができるか
ら、これを自動車に取付けると、走行時の振動によって
前記可動部が摩耗し、摩耗粉によってシール性が低下し
てしまうからである。
【0013】また、自動車などの車両に搭載するこの種
の油圧管連結装置においては、更なるコストダウンを図
ることが要請されている。
【0014】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、油圧式緩衝器側の連結部材と油圧装
置側の連結部材とを簡単に着脱することができる車両用
油圧管連結装置を提供することを第1の目的とし、この
種の車両用油圧管連結装置を低コストで実現できるよう
にすることを第2の目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明に係る車両用油圧管連結装置は、油圧式緩衝器
に接続する第1の連結部材および油圧装置に接続する第
2の連結部材に、両連結部材の連結により互いに連通す
る内部油通路を形成するとともに、両連結部材の着脱方
向に移動して前記内部油通路を開閉する弁体を設け、こ
の弁体を、両連結部材を連結することにより他方の連結
部材の弁体を押圧して前記内部油通路を開き、両連結部
材を離間させることにより前記内部油通路を閉じる構造
とし、両連結部材の連結部は、一方の連結部材に形成し
た凹部と、この凹部に連結部材どうしが互いに当接する
まで嵌合する他方の連結部材の凸部とを備え、前記凹部
と凸部との間にシール部材を介装し、一方の連結部材に
回転自在に設けたねじ部材を他方の連結部材に形成した
ねじに螺着することによって、連結部材どうしを締結さ
せたものである。
【0016】本発明によれば、第1の連結部材と第2の
連結部材とを締結することによって両連結部材の弁体が
油圧に抗して開き、両連結部材を分断することによって
前記弁体が閉じる。したがって、専ら弁体を開閉させる
作業を実施することなく、両連結部材の連結作業・分断
作業によって弁体が自動的に開閉する。
【0017】請求項2に記載した発明に係る車両用油圧
管連結装置は、上述した発明に係る車両用油圧管連結装
置において、連結部材どうしを締結するねじ部材をナッ
トによって形成するとともにねじを雄ねじによって形成
し、前記雄ねじを形成する連結部材に工具係合部を形成
し、この工具係合部を、両連結部材どうしを締結させた
位置にあるナットに対して予め定めた寸法だけ離間する
ように位置付けたものである。
【0018】この発明によれば、工具係合部とナットと
の間の寸法を予め定めた締結時の寸法と比較することに
よって、連結部材どうしを締結させた後に弁体が開いて
いるか否かを確認することができる。
【0019】請求項3に記載した発明に係る車両用油圧
管連結装置は、請求項1記載の車両用油圧管連結装置に
おいて、油圧式緩衝器に第1の連結部材を一体的に形成
するとともに、第2の連結部材を接続するねじを形成
し、第2の連結部材に回転自在に設けたねじ部材を前記
油圧式緩衝器のねじに螺着させることによって第1およ
び第2の連結部材どうしを締結させたものである。
【0020】この発明によれば、第1の連結部材は油圧
式緩衝器に直接支持され、第2の連結部材は第1の連結
部材に接続することによって第1の連結部材を介して前
記油圧式緩衝器に支持されるから、従来の連結装置に較
べてこれら両連結部材を車体に固定する作業が不要にな
る。また、前記両連結部材を車体に固定するためのブラ
ケットが不要になるとともに、車体に固定するのは第2
の連結部材を油圧装置に接続する油圧管だけでよいか
ら、この発明に係る油圧管連結装置を使用するために用
いるブラケットは、前記油圧管を支えるための相対的に
小さな油圧管用ブラケットのみになる。さらに、従来の
連結装置に較べて第1の連結部材のハウジングが不要に
なるとともに、第1の連結部材を油圧式緩衝器に接続す
る油圧管が不要になる。
【0021】請求項4に記載した発明に係る車両用油圧
管連結装置は、請求項1記載の車両用油圧管連結装置に
おいて、油圧装置に第2の連結部材を一体的に形成する
とともに、第1の連結部材を接続するねじを形成し、第
1の連結部材に回転自在に設けたねじ部材を前記油圧装
置のねじに螺着させることによって第1および第2の連
結部材どうしを締結させたものである。
【0022】この発明によれば、第2の連結部材は油圧
装置に直接支持され、第1の連結部材は第2の連結部材
に接続することによって第2の連結部材を介して前記油
圧装置に支持されるから、従来の連結装置に較べてこれ
ら両連結部材を車体に固定する作業が不要になる。ま
た、前記両連結部材を車体に固定するためのブラケット
が不要になるとともに、車体に固定するのは第1の連結
部材を油圧式緩衝器に接続する油圧管だけでよいから、
この発明に係る油圧管連結装置を使用するために用いる
ブラケットは、前記油圧管を支えるための相対的に小さ
な油圧管用ブラケットのみになる。さらに、従来の連結
装置に較べて第2の連結部材のハウジングが不要になる
とともに、第2の連結部材を油圧装置に接続する油圧管
が不要になる。
【0023】請求項5に記載した発明に係る車両用油圧
管連結装置は、請求項3または請求項4記載の車両用油
圧管連結装置において、ねじ部材を雄ねじによって形成
したものである。
【0024】この発明によれば、油圧式緩衝器に一体的
に形成した第1の連結部材や、油圧装置に一体的に形成
した第2の連結部材には、他方の連結部材の雄ねじが螺
着する雌ねじが形成されるから、油圧機器に連結部材を
一体的に形成する構造を採りながら、この油圧機器に突
出部が形成されるのを阻止することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態 以下、本発明に係る車両用油圧管連結装置の一実施の形
態を図1ないし図6によって詳細に説明する。
【0026】図1は本発明に係る油圧管連結装置を備え
た自動車用緩衝装置の構成を示す図で、同図(a)は油
圧系全体を示す正面図、同図(b)は油圧式緩衝器の構
成図である。図2は油圧装置の構成を示す断面図であ
る。図3は本発明に係る油圧管連結装置のプラグを示す
図で、同図(a)はプラグハウジングに弁体を装着した
状態を示す断面図、同図(b)はプラグハウジングを油
圧式緩衝器側から見た状態を示す側面図、同図(c)は
ナットの断面図、同図(d)はナットを油圧式緩衝器側
から見た状態を示す側面図である。
【0027】図4は本発明に係る油圧管連結装置のソケ
ットを示す図で、同図(a)はソケットハウジングに弁
体を装着した状態を示す断面図、同図(b)はソケット
ハウジングを油圧装置側から見た状態を示す側面図であ
る。図5は油圧管連結装置の動作を説明するための断面
図で、同図(a)はプラグとソケットが分断している状
態を示し、同図(b)は弁体どうしが接触するまでナッ
トを締め込んだ状態を示し、同図(c)は締結後の状態
を示す。図6は耐圧ホースとの接続構造が異なるプラグ
を示す断面図である。ここでは、自動車の前輪用懸架装
置に用いる緩衝装置に本発明を適用する場合に採る形態
について説明する。
【0028】図1〜図6において、符号1で示すものは
この実施の形態による油圧式緩衝装置である。この緩衝
装置1は、左右の前輪(図示せず)とともに車体に対し
て上下方向に移動する例えば前輪懸架用リンク(図示せ
ず)と車体のシャーシ(図示せず)との間にそれぞれ介
装する左右一対の油圧式緩衝器2,2と、車体に固定す
る油圧装置としての調圧装置3と、この調圧装置3に取
付けた本発明に係る油圧管連結装置4,5と、これらの
油圧管連結装置4,5と前記油圧式緩衝器2との間に介
装した可撓性を有する耐圧ホース6とから構成してい
る。
【0029】なお、図1は、油圧式緩衝器2の圧縮コイ
ルばねや前輪用懸架装置の他の部材は省略した状態で描
いてある。また、同図(a)は車体の後方から見た状態
で描いてあり、同図において左側が車体左側になってい
る。
【0030】前記左右の油圧式緩衝器2は、構造が同一
になるように形成しており、図1(b)に示すように、
作動油で満たされたシリンダ7内をピストン8によって
上部油室9と下部油室10とに画成し、このピストン8
に前記両油室9,10どうしを連通する絞り付き連通路
11を設けている。
【0031】前記調圧装置3は、図2に示すように、シ
リンダ12内にフリーピストン13を嵌挿してシリンダ
12内を高圧ガス室14と油室とに画成し、この油室
を、前記フリーピストン13と一体的に設けた副ピスト
ン15によって右側油圧系用油室16と左側油圧系油室
17とに画成する構造を採っている。前記副ピストン1
5には前記両油室16,17どうしを連通する絞り付き
連通路18を設けている。また、前記油室16と油室1
7は、フリーピストン13とともに副ピストン15が移
動したときに容積が互いに等しく増減するように構成し
ている。
【0032】前記右側油圧系用油室16に前記油圧管連
結装置4および耐圧ホース6を介して車体右側の油圧式
緩衝器2の前記下部油室10を連通し、前記左側油圧系
用油室17に前記油圧管連結装置5と耐圧ホース6とを
介して車体左側の油圧式緩衝器2の下部油室10を連通
している。
【0033】前記油圧管連結装置4,5は、耐圧ホース
6を取付ける構造が互いに異なるだけで他の部分は構造
が一致するように形成している。このため、重複を避け
るために油圧管連結装置4,5の構成・動作の詳細な説
明は、一方の油圧管連結装置4についてのみ行い、他方
の油圧管連結装置5については耐圧ホース6を取付ける
部分のみを説明する。
【0034】油圧管連結装置4は、油圧式緩衝器2に耐
圧ホース6を介して接続する第1の連結部材としてのプ
ラグ21と、調圧装置3に固定する第2の連結部材とし
てのソケット22とから構成している。前記プラグ21
は、図3および図5に示すように、円筒状のプラグハウ
ジング23と、このプラグハウジング23の中空部に形
成した内部油通路24を開閉する弁体25と、このプラ
グ21をソケット22に締結させるためのナット26な
どから構成している。
【0035】前記プラグハウジング23は、図3(a)
において右側に位置する一端部に工具係合片27を六角
ボルトの頭部を構成するように一体に形成し、他端部
に、後述するソケット22の円形凹部28{図5(a)
参照}に嵌合する相対的に径が小さい円筒29を一体に
形成している。このプラグハウジング23の前記一端部
に耐圧ホース6を接続している。
【0036】油圧管連結装置4のプラグ21において
は、図3(a)に示すように、プラグハウジング23の
中空部に耐圧ホース6の接続用ニップル6a(図2参
照)を螺着することによって、耐圧ホース6を接続して
いる。また、油圧管連結装置5のプラグ21において
は、図6に示すように、プラグハウジング23の外周部
に耐圧ホース6のかしめ式接続部材6bを固着してい
る。図6に示す例では、前記かしめ式接続部材6bとプ
ラグハウジング23との間にOリング30を介装してい
る。
【0037】前記円筒29は、先端側の外周部にこの円
筒29と前記円形凹部28との間をシールするためのO
リング31を装着している。この円筒29が本発明に係
る凸部を構成している。
【0038】また、このプラグハウジング23における
前記円筒29の基部になる部分には、ソケット22と対
向する平坦面からなるストッパー面32を形成してい
る。このストッパー面32の近傍のプラグハウジング外
周面に前記ナット26を回転自在に支持させている。な
お、このナット26は、図5中に符号33で示す2本の
サークリップによってプラグハウジング23の軸線方向
への移動が阻止されている。
【0039】前記弁体25は、図3(a)において右側
に位置する段付きの円柱からなる弁軸34と、シール部
材35を装着する円錐36と、ソケット22の後述する
弁体を押圧する円柱からなる押圧片37とをこの順に並
ぶように一体に形成し、前記弁軸34の小径部34aを
図3(a)中に符号38で示す支持部材に貫通させ、こ
の支持部材38を介してプラグハウジング23の軸心部
に軸線方向へ移動自在に支持させている。また、この弁
体25は、前記支持部材38と前記円錐36の底面との
間に弾装した圧縮コイルばね39によって閉じる方向
{図3(a)において左方向}に付勢されている。
【0040】この弁体25の前記押圧片37は、プラグ
ハウジング23の前記円筒29の内側に臨むように形成
し、先端が前記円筒29の先端面より内側に位置付けら
れている。この構造を採ることにより、プラグ21をソ
ケット22から外した状態で押圧片37の先端を誤って
押してしまうことを阻止することができる。なお、この
実施の形態では、ナット26のソケット側端面26aよ
り内側にプラグハウジング23の前記円筒29が位置付
けられているので、ナット26によって前記弁体25お
よび円筒29のOリング31などを保護することができ
る。
【0041】前記支持部材38は、図3(b)に示すよ
うに、前記弁軸34の小径部34aが移動自在に嵌合す
る板部38aと、この板部38aをプラグハウジング2
3の内壁に支持させる3本の脚部38bと、これらの脚
部38bどうしの間から突出する3本のばね受け38c
とを一体に形成し、プラグハウジング23の内部油通路
24を仕切ることなく弁体25を支持できる構造を採っ
ている。また、この支持部材38には、弁体25を移動
自在に支持する機能の他に、弁体25の移動量を規制す
る機能をも持たせている。
【0042】すなわち、弁体25が図3(a)に示す全
閉位置から同図において右側に移動して開くときに、前
記弁軸34の小径部34aと大径部34bとの境界にな
る端面34cが板部38aに当接することによって弁体
25の移動が規制されるように構成している。
【0043】前記ソケット22は、図4および図5に示
すように、円筒状のソケットハウジング41と、このソ
ケットハウジング41の中空部に形成した内部油通路4
2を開閉する弁体43などから構成している。
【0044】前記ソケットハウジング41は、図4
(a)において左側に位置する一端部に前記調圧装置3
に螺着する雄ねじ44を形成するとともに、他端部に前
記ナット26が螺着する雄ねじ45と、前記プラグハウ
ジング23の円筒29が嵌入する円形凹部28を形成し
ている。また、ソケットハウジング41の外周部には、
工具係合片46を六角ボルトの頭部を構成するように一
体に形成している。この工具係合片46を形成する位置
は、このソケット22とプラグ21とを締結させたとき
に前記ナット26に対してこの工具係合片46が予め定
めた寸法だけ離間するように設定している。この予め定
めた寸法とは、図5(c)中に符号Dで示す寸法のこと
である。
【0045】ソケットハウジング41内に設ける弁体4
3は、前記プラグ21の弁体25と構造が同一になるよ
うに形成し、プラグ21に用いるものと同一構造の支持
部材38によってソケットハウジング41の軸心部に軸
線方向へ移動自在に支持させるとともに、圧縮コイルば
ね39によって閉じる方向に付勢されている。この弁体
43の弁軸を符号47で示し、弁軸47の小径部を47
aで示し、大径部を47bで示し、小径部47aと大径
部47bとの境界の端面を47cで示し、円錐を48で
示し、押圧片を49で示し、シール部材を50で示す。
また、支持部材38もプラグの支持部材と同様に、弁体
43を支持する機能の他に弁体43の移動量を規制する
機能をも持たせている。
【0046】このように構成した油圧管連結装置4,5
を備えた緩衝装置1を自動車の車体に組付けるために
は、先ず、車体の組立てラインとは別のラインで油圧式
緩衝器2、調圧装置3、油圧管連結装置4,5のプラグ
21およびソケット22をそれぞれ組立て、油圧式緩衝
器2に接続した耐圧ホース6に前記プラグ21を接続す
るとともに、調圧装置3に前記ソケット22を取付け
る。
【0047】次に、前記ソケット22の雄ねじ45にプ
ラグ21のナット26を螺合させてソケット22にプラ
グ21を取付ける。ナット26の締込みは、ソケットハ
ウジング41の工具係合片46にスパナ(図示せず)を
係合させてソケットハウジング41が調圧装置3に対し
て回転しないように保持しながら行う。
【0048】ナット26を締込むことによって、プラグ
ハウジング23がソケットハウジング41側に移動し、
ソケットハウジング41の前記円形凹部28にプラグハ
ウジング23の円筒29が嵌入する。そして、さらにナ
ット26を締込むことにより、図5(b)に示すよう
に、プラグ21側弁体25の押圧片37がソケット22
側弁体43の押圧片49に当接し、両弁体25,43が
それぞれ圧縮コイルスプリング39によって弾持された
状態でプラグハウジング23がソケットハウジング41
側に移動する。
【0049】このため、両弁体25,43の円錐36,
48どうしの間隔は変わらないのに対して両ハウジング
23,41の間隔が短くなるから、両弁体25,43が
開くようになる。プラグハウジング23は、図5(c)
に示すように、前記ストッパー面32がソケットハウジ
ング41の端面に当接するまでソケットハウジング41
側に移動する。このように両ハウジングど23,41ど
うしが当接するまでナット26を締込むことによって、
図5(c)に示すように両弁体25,43が全開状態に
なる。
【0050】ナット26を締付けるときには図示してい
ないトルクレンチを使用する。このトルクレンチの締付
けトルク値は、予め定めた締結終了時(弁体全開時)の
値に設定しておく。トルクレンチによる締付けが終了し
た後、ナット26の先端面26aとソケットハウジング
41の工具係合片46との間の寸法を計測する。ハウジ
ング23,41どうしが接触し合うとともに弁体25,
43が全開状態になっている場合には、この寸法が予め
定めた寸法Dに達するようになる。
【0051】すなわち、ナット26の締付けトルクとナ
ット26の締込量とを上述したように管理することによ
って、ハウジング23,41内の弁体25,43が必ず
正常に開くようにプラグ21とソケット22とを連結す
ることができる。
【0052】調圧装置3側の二つのソケット22にそれ
ぞれ油圧式緩衝器2側のプラグ21を連結することによ
って、これらの油圧機器の油圧系が一端から他端まで連
通する。この状態で油圧系に作動油を注入する。作動油
を充填した後、従来通りの手法により油圧式緩衝器の性
能検査・減衰力調整を行う。なお、作動油の充填、性能
検査・減衰力調整は、油圧式緩衝器2と調圧装置3とが
分断されている状態で行うこともできる。この場合に
は、油圧式緩衝器2にプラグ21を接続するとともに、
調圧装置3にソケット22を接続した後に、油圧式緩衝
器2と調圧装置3のそれぞれに対して作動油を充填し、
油圧式緩衝器2と調圧装置3とにそれぞれ性能検査・減
衰力調整を実施する。しかる後、油圧式緩衝器2および
調圧装置3を車体に組付け、プラグ21とソケット22
とを連結する。
【0053】前記検査・減衰力調整が終了した後、二つ
の油圧管連結装置4,5のソケット22からプラグ21
をそれぞれ取外す。すなわち、調圧装置3に固定したソ
ケット22からナット26を緩めてプラグ21を取外
す。ナット26を緩めることによってプラグハウジング
23がソケットハウジング41から離間する方向に移動
し、弁体25,43どうしが離間するようになってこの
弁体25,43が両ハウジング23,41内の内部油通
路24,42を閉じる。弁体25,43が閉じて油圧系
が分断された状態でナット26が雄ねじ45から外れ
る。
【0054】ソケット22からプラグ21を取外すこと
によって、油圧系が油圧式緩衝器2側と調圧装置3側と
に作動油を充填した状態で分離される。そして、油圧式
緩衝器2と耐圧ホース6およびプラグ21からなる組立
体と、調圧装置3とソケット22からなる組立体とを車
体の組立てラインで個別に車体に取付ける。なお、この
ように油圧管連結装置4,5をプラグ21側とソケット
22側とに分断している状態で油圧式緩衝器2側または
調圧装置3側の作動油の体積が温度低下などによって減
少し、油通路が負圧になったたとしても、弁体25,4
3は圧縮コイルスプリング39によって閉じる方向に付
勢されているから、弁体25,43が開いて空気が吸込
まれることはない。
【0055】油圧式緩衝器2および調圧装置3を車体に
取付けた後、油圧式緩衝器2側の耐圧ホース6に接続し
たプラグ21を調圧装置3側のソケット22に連結す
る。すなわち、プラグ21のナット26をソケット22
の雄ねじ45に螺着させ、注油前の接続手順と同じ手順
によってナット26を締付ける。このときには弁体2
5,43に油圧が作用しており、油圧に抗して弁体2
5,43を開かなければならない。
【0056】油圧が作用する弁体25,43を簡単に開
けることができるように、この油圧管連結装置4,5
は、二つの弁体25,43どうしが互いに接触する以前
にナット26のねじ部の先端部分を雄ねじ45に螺合さ
せることができるように形成している。すなわち、ナッ
ト26を雄ねじ45に螺合させる作業を前記油圧とは無
関係に実施することができ、雄ねじ45に螺合させたナ
ット26を更に締込むことによって、上述したように油
圧が加えられている状態の弁体25,43を強制的に開
くことができる。この結果、ワンタッチ式の連結構造を
採る場合、言い換えれば弁体25,43を人力で直接押
圧して開く場合に較べて、連結作業に必要な力は小さく
てよい。
【0057】また、この油圧管連結装置4,5は、両弁
体25,43どうしが互いに接触する以前に、ソケット
22のOリング38によってプラグ21とソケット22
の接続部分がシールされた状態になるように形成してい
る。このため、上述したようにナット26を締込んで弁
体25,43が開いたときに作動油が漏洩することはな
い。
【0058】また、油圧式緩衝器2側の油圧と調圧装置
3側の油圧とが大きく異なり、二つの弁体25,43に
加えられる油圧が大きく異なる場合でも、この油圧管連
結装置4,5はナット26を締込むことによって二つの
弁体25,43が必ず全開になる。これは、弁体25,
43が開くときの移動量が支持部材38によって規制さ
れ、弁軸34,47の小径部34a,47aと大径部3
4b,47bとの境界になる端面34c,47cが板部
38aに当接した後はナット26を締込むことによって
他方の弁体が開くからである。
【0059】したがって、上述したように構成した油圧
管連結装置4,5は、プラグ21とソケット22とを締
結することによってこれら両者の弁体25,43が油圧
に抗して開き、プラグ21とソケット22を分断するこ
とによって前記弁体25,43が閉じるから、専ら弁体
を開閉させる作業を実施することなく、プラグ21とソ
ケット22の連結作業・分断作業によって弁体25,4
3が自動的に開閉する。このため、油圧式緩衝器2およ
び調圧装置3を車体に組付けるときや、油圧式緩衝器2
を交換するときの作業が簡単になる。
【0060】また、ソケット22の工具係合片46を締
結時のナット26に対して予め定めた寸法だけ離間させ
ているので、工具係合片46とナット26との間の寸法
を予め定めた締結時の寸法Dと比較することによって、
プラグ21とソケット22とを締結させた後に弁体2
5,43が開いているか否かを確認することができる。
このため、従来の油圧管連結装置に較べてキャップの着
脱作業や、ねじ孔の奥の弁体を探りながらの面倒な計測
作業を実施しなくても弁体25,43が開いていること
を簡単に確認することができる。
【0061】第2の実施の形態 プラグの円筒とソケットの円形凹部との間に介装するO
リングは、図7に示すようにソケット側に保持させるこ
とができる。図7はOリングをソケットに保持させた他
の実施の形態を示す断面図で、同図(a)はソケットと
プラグを離間させた状態を示し、同図(b)はソケット
とプラグを締結させた状態を示す。図7において前記図
1〜図6で示したものと同一もしくは同等の部材につい
ては、同一符号を付し詳細な説明は省略する。
【0062】図7に示すソケット22は、円形凹部28
の内周面に凹溝51を環状に形成し、この凹溝51内に
プラグ21の円筒29との間をシールするためのOリン
グ52を装着している。この実施の形態では、Oリング
52の耐圧性を高めるためのバックアップリング53を
Oリング52とともに凹溝52に装着している。
【0063】また、プラグ21は、プラグハウジング2
3にナット26の締付側が係合し、締結するときの力が
ナット26からプラグハウジング23に直接伝達される
ように形成している。さらに、弁体25を支持する支持
部材38は、弁軸34の小径部34aが貫通する円筒5
4と、この円筒54から径方向の外側に突出する脚部5
5とから一体に形成している。なお、脚部55は、円筒
54の周方向に間隔をおいて複数並設し、隣接する脚部
55の間の空間を作動油が流れることができるように形
成している。
【0064】加えて、この実施の形態を採る場合でも弁
体25,43はナット26や円形凹部28の内側に位置
付けられ、プラグ21とソケット22を外した状態で弁
体先端が誤って押圧されることがない構造を採ってい
る。図7に示したようにプラグ21とソケット22を形
成しても前記第1の実施の形態を採るときと同等の作用
効果を奏する。
【0065】なお、第1および第2の実施の形態では、
プラグ21とソケット22を締結させるときにソケット
ハウジング41の先端面がプラグハウジング23の円筒
基部側のストッパー面32に当接する例を示したが、プ
ラグハウジング23の先端面(円筒29の先端面)をス
トッパー面とし、締結時にこのストッパー面をソケット
ハウジング41の円形凹部28の内側底面に当接させて
もよい。
【0066】また、上述した各実施の形態ではプラグ2
1にナット26を回転自在に設けた例を示したが、ソケ
ット22にナット26を回転自在に保持させ、このナッ
ト26が螺着する雄ねじ45をプラグ21に形成するこ
ともできる。
【0067】第3の実施の形態 請求項4に記載した発明に係る車両用油圧管連結装置の
一実施の形態を図8ないし図14によって詳細に説明す
る。図8はこの実施の形態による油圧管連結装置を備え
た緩衝装置の構成を示す図で、同図(a)は油圧系全体
を示す背面図、同図(b)は油圧式緩衝器の構成図であ
る。図9は調圧装置の平面図、図10は調圧装置の側面
図で、同図はシリンダ部分を破断して描いてある。破断
位置は図9中にX−X線によって示している。
【0068】図11および図12は調圧装置上部の縦断
面図で、図11は図9におけるXI−XI線断面図、図12
は図9におけるXII−XII線断面図である。図13は弁体
が閉じるまでプラグのねじ部材を緩めた状態を示す断面
図、図14はプラグをソケットから取外した状態を示す
断面図である。これらの図において、前記図1ないし図
7で説明したものと同一もしくは同等の部材について
は、同一符号を付し詳細な説明は省略する。
【0069】この実施の形態による油圧管連結装置4,
5は、第2の連結部材としてのソケット22を調圧装置
3に一体的に形成している。この実施の形態においても
車体右側の油圧管連結装置4と車体左側の油圧管連結装
置5は同じ構造を採っているので、ここでは車体右側の
油圧管連結装置4について説明する。車体右側の油圧管
連結装置4に用いる部材に付した符号は、そのまま車体
左側の油圧管連結装置5を構成する部材に当てはまる。
【0070】車体右側の油圧管連結装置4の前記ソケッ
ト22は、調圧装置3のシリンダ12の軸線方向の一端
部(図10、図12においては上端部)で前記軸線方向
とは直交する方向に延在する壁61に弁孔62を前記軸
線方向とは直交する方向に穿設するとともに、この弁孔
62に支持部材38を介して弁体43を移動自在に装着
することによって、シリンダ12がソケットハウジング
を構成するように形成している。車体右側の油圧管連結
装置4の弁孔62と、車体左側の油圧管連結装置5の弁
孔62は、図9に示すように、前記壁61の内部に軸線
方向が互いに平行になるように並設している。
【0071】この実施の形態を採るときに用いる調圧装
置3は、図10に示すように、シリンダ12を上部シリ
ンダ12aと下部シリンダ12bとによって形成し、こ
のシリンダ12内にフリーピストン13を嵌合させるこ
とによって、内部に高圧ガス室14と、右側油圧系油室
16と、左側油圧系油室17とを形成している。なお、
このシリンダ12は、前記第1の実施の形態を採るとき
と同様に、上部シリンダ12aと下部シリンダ12bと
を一体に形成することもできる。図10は、車体の後方
から見た状態で描いてあり、同図において右側が車体右
側になっている。
【0072】車体右側の油圧管連結装置4の前記弁孔6
2は、図12において右側に位置する一端部に雌ねじ6
3を形成するとともに、他端部に栓部材64を螺着さ
せ、中途部分に前記支持部材38を保持させている。ま
た、この弁孔62は、前記支持部材38と、図において
符号65で示す弁座との間に油通路66によってシリン
ダ12内の右側油圧系油室16を接続している。弁座6
5と雌ねじ63との間に、プラグ21の円筒29が嵌合
する円形凹部28を形成している。
【0073】車体左側の油圧管連結装置5の弁孔62
は、車体右側の油圧管連結装置4の弁孔62とは左右方
向に対称になるように形成し、図11に示すように、同
図において左側に位置する一端部に雌ねじ63を形成す
るとともに、他端部に栓部材64を螺着させ、中途部分
に前記支持部材38を保持させている。車体左側の油圧
管連結装置5の弁孔62においては、弁孔62における
支持部材38と弁座65との間に、シリンダ12の軸線
方向に延びる第1の油通路67と、前記軸線方向とは直
交する方向に延びる第2の油通路68と、上部シリンダ
12aの周壁12cにここを貫通するように形成した第
3の油通路69とを介して左側油圧系油室17を接続し
ている。
【0074】一方、第1の連結部材としてのプラグ21
は、この実施の形態ではプラグハウジング23における
円筒29とは反対側の端部にかしめ式接続部材6bを介
して耐圧ホース6を接続している。この耐圧ホース6
は、この実施の形態では図8に示すように、途中を固定
用ブラケット70によって図示していないシャーシに固
定している。
【0075】前記プラグハウジング23は、外周部にね
じ部材71を回転自在に取付けている。このねじ部材7
1は、前記ソケット22の雌ねじ63に螺着する雄ねじ
72を先端部に形成するとともに、図9および図10に
示すように外周部に工具係合部71aを形成し、プラグ
ハウジング23の外周部に突設したストッパー23aに
よって締込み方向への移動が阻止されている。
【0076】プラグ21のソケット22への締結は、ね
じ部材71の端面71b(図11および図12参照)と
シリンダ12との間の寸法Dと、ねじ部材71を締込む
ときに用いるトルクレンチ(図示せず)の締付けトルク
値とを第1、第2の実施の形態を採るときと同様に管理
して行う。この締結時には、第1、第2の実施の形態を
採るときと同様に、プラグハウジング23のストッパー
面32または円筒29の先端面をシリンダ12に当接さ
せる。
【0077】また、プラグ21をソケット22に締結さ
せた状態でねじ部材71を緩めることによって、図13
に示すように弁体25,43が閉状態になり、さらにね
じ部材71を緩めることによって図14に示すようにソ
ケット22からプラグ21を分離させることができる。
【0078】上述したように調圧装置3にソケット22
を一体的に形成しても第1の実施の形態を採るときと同
等の効果を奏する。この実施の形態によれば、ソケット
22は調圧装置3に直接支持され、プラグ21はソケッ
ト22に接続することによってソケット22を介して前
記調圧装置に支持されるから、従来の連結装置に較べて
前記両連結部材(プラグ21とソケット22)を車体に
固定する作業が不要になる。しかも、ソケット22のハ
ウジングが不要になるとともに、ソケット22を調圧装
置3に接続する油圧管が不要になる。
【0079】また、前記両連結部材を車体に固定するた
めのブラケットが不要になるとともに、車体に固定する
のはプラグ21を油圧式緩衝器2に接続する耐圧ホース
6だけでよいから、この実施の形態による油圧管連結装
置4,5を使用するために用いるブラケットは、前記耐
圧ホース6を支えるための相対的に小さな固定用ブラケ
ット70のみになる。
【0080】さらに、ねじ部材71に形成した雄ねじ7
2をソケット22の雌ねじ63に螺着させる構造を採っ
ているから、調圧装置3にソケット22を一体的に形成
する構造を採りながら、この調圧装置3に突出部が形成
されるのを阻止することができる。このため、前記突出
部が形成される場合に較べて、調圧装置3を組立ライン
で搬送するときや車体に組付けるときに突出部用の特別
な保護部材や緩衝部材が不要で、調圧装置3の取扱いが
容易になる。
【0081】さらにまた、この実施の形態で示したよう
に、左右の油圧管連結装置4,5のソケット22を調圧
装置3に一体的に形成する構造を採ることにより、プラ
グ21をソケット22に対して着脱させる作業を調圧装
置3の位置、すなわち一箇所で行うことができるから、
作業性を高くすることができる。特に、この実施の形態
では、車体右側の油圧管連結装置4のプラグ21を調圧
装置3の車体右側に接続し、車体左側の油圧管連結装置
5のプラグ21を調圧装置3の車体左側に接続する構造
を採っているから、プラグ21の接続作業が簡単であ
る。
【0082】第4の実施の形態 請求項3に記載した発明に係る車両用油圧管連結装置の
一実施の形態を図15および図16によって詳細に説明
する。図15は第1の連結部材を一体的に形成した油圧
式緩衝器を示す側面図で、同図(a)は正立型油圧式緩
衝器のピストンロッド上端部に第1の連結部材を設けた
例を示し、同図(b)は同じくシリンダの下端部に第1
の連結部材を設けた例を示し、同図(c)は倒立型油圧
式緩衝器のシリンダ上端部に第1の連結部材を設けた例
を示す。図16は図15(a)における第1の連結部材
を装着する部分を拡大して示す断面図である。これらの
図において、前記図1ないし図14によって説明したも
のと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付
し詳細な説明は省略する。
【0083】この実施の形態では、油圧式緩衝器2に一
体的に形成する第1の連結部材を前記第1〜第3の実施
の形態を採るときに用いたソケット22によって構成
し、調圧装置3の油通路に接続する第2の連結部材をプ
ラグ21によって構成している。
【0084】図15(a),(b)に示す正立型油圧式
緩衝器2は、シリンダ7の下端部を車輪側に連結し、ピ
ストンロッド81の上端部を図示していないシャーシに
連結する構造を採っている。同図(a)に示す油圧式緩
衝器2は、図16に示すように、ピストンロッド81の
上端部にソケット22を一体的に形成し、このソケット
22およびプラグ21と、ピストンロッド81に形成し
た油通路82とによって、シリンダ7内の下部油室10
と耐圧ホース6とを連通させている。この耐圧ホース6
は、図示していない調圧装置3の右側油圧系油室16ま
たは左側油圧系油室17に接続している。
【0085】同図(b)に示す油圧式緩衝器2は、シリ
ンダ7の下端部にソケット22を一体的に形成し、この
ソケット22およびプラグ21と、シリンダ下部に形成
した油通路83とによって前記下部油室10と耐圧ホー
ス6とを連通させている。
【0086】図15(c)に示す倒立型油圧式緩衝器2
は、ピストンロッド81の下端部を車輪側に連結し、シ
リンダ7の上端部をシャーシに連結する構造を採ってお
り、シリンダ7の上端部にソケット22を一体に形成し
ている。このソケット22およびプラグ21と、シリン
ダ7の上端部に形成した油通路84とによって、シリン
ダ7の上部油室9と耐圧ホース6とを連通させている。
このように油圧式緩衝器2にソケット22を一体的に形
成する構造を採っても第3の実施の形態を採るときと同
等の効果を奏する。
【0087】図15(a)に示す構造を採る場合には、
ピストンロッド81を覆う筒状のカバー85によってソ
ケット22とプラグ21との連結部を保護することがで
きる。同図(b)に示す構造を採る場合には、下側のば
ね受け部材86によってプラグ21を保護することがで
き、同図(c)に示す構造を採る場合には、シリンダ上
部を覆う筒状カバー87によってソケット22とプラグ
21との連結部分を保護することができる。
【0088】なお、上述した各実施の形態では自動車の
左右輪の油圧式緩衝器と調圧装置との間の油通路に本発
明に係る油圧管連結装置を介装する例を示したが、本発
明は、車体前側の油圧式緩衝器と車体後側の油圧式緩衝
器との間に調圧装置を介装する場合にも適用することが
できる。さらに、上述した各実施の形態では本発明を自
動車用緩衝装置に適用する例を示したが、本発明は自動
二輪車、自動三輪車、雪上車など他の車両の緩衝装置に
適用することができる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1の連結部材と第2の連結部材とを締結することによっ
て両連結部材の弁体が油圧に抗して開き、両連結部材を
分断することによって前記弁体が閉じるから、専ら弁体
を開閉させる作業を実施することなく、両連結部材の連
結作業・分断作業によって弁体が自動的に開閉する。し
たがって、本発明に係る車両用油圧管連結装置は、油圧
式緩衝器側の第1の連結部材と油圧装置側の第2の連結
部材とを簡単に着脱することができる。しかも、ワンタ
ッチ式の連結構造を採る場合に較べ、油圧に抗して簡単
に両連結部材を締結させることができるばかりか、連結
部にがたつきがないためシール性も優れている。
【0090】請求項2記載の発明によれば、工具係合部
とナットとの間の寸法を予め定めた締結時の寸法と比較
することによって、連結部材どうしを締結させた後に弁
体が開いているか否かを確認することができる。
【0091】したがって、従来の連結装置に較べてキャ
ップの着脱作業や、ねじ孔の奥の弁体を探りながらの面
倒な計測作業を実施しなくても弁体が開いていることを
簡単に確認することができるから、この確認作業に必要
な時間を短縮することができ、コストダウンを図ること
ができる。
【0092】請求項3記載の発明によれば、第1の連結
部材は油圧式緩衝器に直接支持され、第2の連結部材は
第1の連結部材に接続することによって第1の連結部材
を介して前記油圧式緩衝器に支持されるから、従来の連
結装置に較べてこれら両連結部材を車体に固定する作業
が不要になる。このため、組付工数が削減されてコスト
ダウンを図ることができる。
【0093】また、前記両連結部材を車体に固定するた
めのブラケットが不要になるとともに、車体に固定する
のは第2の連結部材を油圧装置に接続する油圧管だけで
よいから、この発明に係る油圧管連結装置を使用するた
めに用いるブラケットは、前記油圧管を支えるための相
対的に小さな油圧管用ブラケットのみになる。このた
め、ブラケットの小型化を図ることができ、ブラケット
自体の材料費を低減できるばかりか、このブラケットを
他の部材との干渉を避けながら最適な位置に配置し、前
記油圧管の管長を最短にすることができるから、コスト
を低減することができる。
【0094】さらに、従来の連結装置に較べて第1の連
結部材のハウジングが不要になるとともに、第1の連結
部材を油圧式緩衝器に接続する油圧管が不要になるか
ら、部品数を低減することができ、コストダウンを図る
ことができる。
【0095】請求項4記載の発明によれば、第2の連結
部材は油圧装置に直接支持され、第1の連結部材は第2
の連結部材に接続することによって第2の連結部材を介
して前記油圧装置に支持されるから、従来の連結装置に
較べてこれら両連結部材を車体に固定する作業が不要に
なる。このため、組付工数が削減されてコストダウンを
図ることができる。
【0096】また、前記両連結部材を車体に固定するた
めのブラケットが不要になるとともに、車体に固定する
のは第1の連結部材を油圧式緩衝器に接続する油圧管だ
けでよいから、この発明に係る油圧管連結装置を使用す
るために用いるブラケットは、前記油圧管を支えるため
の相対的に小さな油圧管用ブラケットのみになる。この
ため、ブラケットの小型化を図ることができ、ブラケッ
ト自体の材料費を低減できるばかりか、このブラケット
を他の部材との干渉を避けながら最適な位置に配置し、
前記油圧管の管長を最短にすることができるから、コス
トを低減することができる。
【0097】さらに、従来の連結装置に較べて第2の連
結部材のハウジングが不要になるとともに、第2の連結
部材を油圧装置に接続する油圧管が不要になるから、部
品数を低減することができ、コストダウンを図ることが
できる。
【0098】請求項5記載の発明によれば、油圧式緩衝
器に一体的に形成した第1の連結部材や、油圧装置に一
体的に形成した第2の連結部材には、他方の連結部材の
雄ねじが螺着する雌ねじが形成されるから、油圧機器に
連結部材を一体的に形成する構造を採りながら、この油
圧機器に突出部が形成されるのを阻止することができ
る。
【0099】このため、前記突出部が形成される場合に
較べ、連結部材を一体に形成した油圧機器を組立ライン
で搬送するときや車体に組付けるときに突出部用の特別
な保護部材や緩衝部材が不要で、取扱いが容易になるか
ら、この油圧機器を車体に組付ける作業の作業性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る油圧管連結装置を備えた自動車
用緩衝装置の構成を示す図である。
【図2】 油圧装置の構成を示す断面図である。
【図3】 本発明に係る油圧管連結装置のプラグを示す
図である。
【図4】 本発明に係る油圧管連結装置のソケットを示
す図である。
【図5】 油圧管連結装置の動作を説明するための断面
図である。
【図6】 耐圧ホースとの接続構造が異なるプラグを示
す断面図である。
【図7】 Oリングをソケットに保持させた他の実施の
形態を示す断面図である。
【図8】 油圧管連結装置を備えた緩衝装置の構成を示
す図である。
【図9】 調圧装置の平面図である。
【図10】 調圧装置の側面図である。
【図11】 図9におけるXI−XI線断面図である。
【図12】 図9におけるXII−XII線断面図である。
【図13】 弁体が閉じるまでプラグのねじ部材を緩め
た状態を示す断面図である。
【図14】 プラグをソケットから取外した状態を示す
断面図である。
【図15】 第1の連結部材を一体的に形成した油圧式
緩衝器を示す側面図である。
【図16】 図15(a)における第1の連結部材を装
着する部分を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
2…油圧式緩衝器、3…調圧装置、4,5…油圧管連結
装置、6…耐圧ホース、21…プラグ、22…ソケッ
ト、弁体25,43、28…円形凹部、29…円筒、3
1…Oリング、39…圧縮コイルスプリング、46…工
具係合片、62…弁孔、63…雌ねじ、71…ねじ部
材、72…雄ねじ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 正志 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動機 株式会社内 (72)発明者 沢井 誠二 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動機 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧式緩衝器の油通路に接続する第1の
    連結部材と、前記油圧式緩衝器とは別体の油圧装置の油
    通路に接続する第2の連結部材とを着脱可能に連結し、
    前記両油圧機器どうしを接続する油通路を分断・連通可
    能に接続する車両用油圧管連結装置において、前記第1
    の連結部材および第2の連結部材に、前記油通路に連通
    する内部油通路をこれら両連結部材の連結により他方の
    連結部材の内部油通路に連通するように形成するととも
    に、両連結部材の着脱方向に移動することによって前記
    内部油通路を開閉する弁体を設け、この弁体を、両連結
    部材が連結することにより他方の連結部材の弁体を押圧
    して前記内部油通路を開き、両連結部材を離間させるこ
    とにより前記内部油通路を閉じる構造とし、両連結部材
    の連結部は、これら両連結部材のうち何れか一方に形成
    した凹部と、この凹部に連結部材どうしが互いに当接す
    るまで嵌合する他方の連結部材の凸部とを備え、前記凹
    部と凸部との間にシール部材を介装し、両連結部材のう
    ち一方にねじ部材を回転自在に設け、他方に前記ねじ部
    材が螺着するねじを形成し、これらねじ部材とねじとの
    ねじ結合により連結部材どうしを締結させたことを特徴
    とする車両用油圧管連結装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用油圧管連結装置に
    おいて、両連結部材どうしを締結するねじ部材をナット
    によって形成するとともに、ねじを雄ねじによって形成
    し、前記雄ねじを形成する連結部材に工具係合部を形成
    し、この工具係合部を、両連結部材どうしを締結させた
    位置にあるナットに対して予め定めた寸法だけ離間する
    ように位置付けたことを特徴とする車両用油圧管連結装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の車両用油圧管連結装置に
    おいて、油圧式緩衝器に第1の連結部材を一体的に形成
    するとともに第2の連結部材を接続するねじを形成し、
    第2の連結部材に回転自在に設けたねじ部材を前記油圧
    式緩衝器のねじに螺着させることによって第1および第
    2の連結部材どうしを締結させたことを特徴とする車両
    用油圧管連結装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の車両用油圧管連結装置に
    おいて、油圧装置に第2の連結部材を一体的に形成する
    とともに、第1の連結部材を接続するねじを形成し、第
    1の連結部材に回転自在に設けたねじ部材を前記油圧装
    置のねじに螺着させることによって第1および第2の連
    結部材どうしを締結させたことを特徴とする車両用油圧
    管連結装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4記載の車両用油
    圧管連結装置において、ねじ部材を雄ねじによって形成
    したことを特徴とする車両用油圧管連結装置。
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