JP2000071802A - 操作レバー装置 - Google Patents

操作レバー装置

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JP2000071802A
JP2000071802A JP10248848A JP24884898A JP2000071802A JP 2000071802 A JP2000071802 A JP 2000071802A JP 10248848 A JP10248848 A JP 10248848A JP 24884898 A JP24884898 A JP 24884898A JP 2000071802 A JP2000071802 A JP 2000071802A
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/0213Selector apparatus with sealing means, e.g. against entry of dust

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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シフトレバー装置を大型化することなく、室
内空間から他の空間を目視しにくくすることができ、か
つ、シフトレバーの操作性を向上する。 【解決手段】 車両の室内空間A1と他方の空間B1と
を仕切るインストルメントパネル1と、インストルメン
トパネル1を貫通し、かつ、室内空間A1および他方の
空間B1に亘って配置されたシフトレバー6とを有する
シフトレバー装置5において、インストルメントパネル
1から他方の空間B1に向けて突出した筒部13が形成
され、筒部13の開口部14にシフトレバー6が配置さ
れているとともに、筒部13の開口部14の開口幅が、
室内空間A1側から他方の空間B1側に向けて狭められ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両のトルク伝
達装置を手動操作するために用いられる操作レバー装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の変速機を手動操作するため
のシフトレバー装置の一種としてフロアーシフト形式が
用いられていた。これに対して近年では、室内空間を広
く活用すること、操作性を向上することなどを目的とし
て、シフトレバー装置をインストルメントパネルに設け
る技術が提案されている。インストルメントパネルにシ
フトレバー装置を設ける場合は、ステアリングホイール
とインストルメントパネルとの間において、シフトレバ
ー装置を設置するためのスペースが狭く、また、シフト
レバーの操作範囲が狭められてしまうため、フロアーシ
フト形式のシフトレバー装置を、インストルメントパネ
ル側にそのまま適用することは困難であった。
【0003】これに対して、インストルメントパネルに
適用することの可能なシフトレバー装置の一例が、特開
平5−246262号公報、および特開平5−2806
21号公報に記載されている。これらの公報に記載され
たシフトレバー装置においては、インストルメントパネ
ルの内部にケーシングが設けられている。また、このケ
ーシングには、第1軸部材および第2軸部材が設けられ
ており、第1軸部材および第2軸部材のそれぞれに対し
て回動自在なシフト操作レバーが取り付けられている。
ケーシングには第1ガイドスリットが形成されている。
また、ケーシングの室内側の表面には化粧パネルが取り
付けられており、この化粧パネルには第2ガイドスリッ
トが形成されている。
【0004】そして、第1ガイドスリットおよび第2ガ
イドスリットの内部に、シフトレバーが移動可能に配置
されている。このようにして、シフトレバーが、車両の
室内空間およびインストルメントパネルの内部に亘って
配置されている。一方、化粧パネルとケーシングとの間
には、可撓性部材により構成された平板状のシャッタ部
材が配置されている。このシャッタ部材の厚さ方向にシ
フトレバーが貫通して取り付けられている。なお、化粧
パネルを支持するパネル支持部材には、シャッタ部材の
移動を規制するガイド部材が設けられている。
【0005】上記構成において、シフトレバーを操作す
ると、シャッタ部材がガイド部材に沿ってその平面方向
に移動する。このため、第2ガイドスリットにおけるシ
フトレバーの周囲の空間がシャッタ部材により常時閉鎖
された状態に保持される。つまり、室内空間から第2ガ
イドスリットを通してインストルメントパネルの内部が
見えることが無く、シフトレバー装置の見栄えおよび外
観を良好に維持することができるとされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
記載されたシフトレバー装置においては、化粧パネルの
第2ガイドスリットをシャッタ部材により閉鎖する構成
になっている。このため、シャッタ部材を平面方向に移
動させる空間を確保しなければならない。その結果、シ
フトレバー装置が大型化するとともに、他の部品との位
置関係が制約され、かつ、組み付け性が低下する問題が
あった。
【0007】この発明は上記の事情を背景としてなされ
たものであり、操作レバー装置を大型化することなく、
一方の空間から他方の空間を目視しにくくすることがで
き、かつ、組み付け性を向上することの可能な操作レバ
ー装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の目
的を達成するために、請求項1の発明は、一方の空間と
他方の空間とを仕切る仕切部材と、この仕切部材を貫通
し、かつ、前記一方の空間および前記他方の空間に亘っ
て配置された操作レバーとを有する操作レバー装置にお
いて、前記仕切部材から前記他方の空間に向けて突出し
た筒部が形成され、この筒部の内部に前記操作レバーが
配置されているとともに、前記筒部の開口部の開口幅
が、前記一方の空間側から前記他方の空間側に向けて狭
められていることを特徴とするものである。
【0009】請求項1の発明によれば、一方の空間側か
ら開口部が目視された場合でも、筒部の奥行きにより視
界が狭められ、他方の空間が見えにくくなる。したがっ
て、一方の空間側における操作レバー装置の見栄えおよ
び外観が向上する。また、開口部を封鎖する格別の部材
を必要とせず、部品点数が抑制されて操作レバー装置の
大型化が抑制される。また、他方の空間の内部に配置さ
れている他の部品と、操作レバー装置との位置関係を考
慮する必要性が少なくなる。したがって、仕切部材に対
する操作レバー装置の組み付け性が向上する。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の構成に加え
て、前記他方の空間と前記開口部との間を遮蔽する遮蔽
部材が設けられていることを特徴とするものである。
【0011】請求項2の発明によれば、請求項1と同様
の作用を得られる他に、遮蔽部材により視界が遮られる
ため、一方の空間から他方の空間を一層見えにくくする
ことができる。
【0012】請求項3の発明は、一方の空間と他方の空
間とを仕切る仕切部材と、この仕切部材を貫通し、か
つ、前記一方の空間および前記他方の空間に亘って配置
された操作レバーとを有する操作レバー装置において、
前記仕切部材が、固定壁と、この固定壁に対して取り付
けられた補助壁とを有し、この補助壁に、前記他方の空
間に向けて突出した筒部が形成され、この筒部の開口部
に前記操作レバーが配置されているとともに、前記補助
壁が、前記固定壁への取付時にこの固定壁に対して前記
開口部の幅方向に移動可能に構成されていることを特徴
とするものである。
【0013】請求項3の発明によれば、固定壁に対して
補助壁を取り付ける過程で、操作レバーと開口部との間
に形成される隙間を可及的に狭めることができる。この
ため、一方の空間側から他方の空間が見えにくくなり、
操作レバー装置の見栄えおよび外観が向上する。また、
開口部を封鎖する格別の部材を必要とせず、部品点数が
抑制されて操作レバー装置の大型化が抑制される。ま
た、他方の空間の内部に配置されている他の部品と、操
作レバー装置との位置関係を考慮する必要性が少なくな
る。したがって、仕切部材に対する操作レバー装置の組
み付け性が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎにこの発明を図を参照してよ
り具体的に説明する。図2は、車両のインストルメント
パネル1の一部を示す部分的な正面図、図1はインスト
ルメントパネル1の平面断面図である。このインストル
メントパネル1により、室内空間A1と他方の空間B1
とが仕切られている。インストルメントパネル1は合成
樹脂材料により構成されており、インストルメントパネ
ル1における運転席側にはコラムカバー2が設けられて
いる。
【0015】そして、インストルメントパネル1の一部
は、コラムカバー2を上下方向に2分割する分割線1A
を境界として、上側部1Bと下側部1Cとに分割されて
いる。そして、上側部1Bと下側部1Cとを相互に突き
合わせて、インストルメントパネル1の一部が組み立て
られている。このコラムカバー2の内部には、ステアリ
ングコラム(図示せず)が配置される。そして、ステア
リングコラムの上端にはステアリングホイール(図示せ
ず)が取り付けられる。また、コラムカバー2の側面に
は、チルトレバー3が設けられている。チルトレバー3
は、ステアリングコラムに対するステアリングホイール
の角度を調節するためのものである。
【0016】一方、インストルメントパネル1における
コラムカバー2の側方には正面形状がほぼ方形の取付孔
4が形成されている。この取付孔4は、上側部1Bおよ
び下側部1Cの両方に亘り、かつ、分割線1Aを含む位
置に形成されている。そして、室内空間A1から他方の
空間B1に亘って、シフトレバー装置5が設けられてい
る。以下、このシフトレバー装置5の構成を具体的に説
明する。図3は、シフトレバー装置5の正面図、図4
は、シフトレバー装置5の側面断面図である。シフトレ
バー装置5は、室内空間A1および取付孔4ならびに他
方の空間B1に亘って配置されたシフトレバー6を有す
る。このシフトレバー6は、ステアリングコラムの側面
側に取り付けられている。シフトレバー6は、車両に搭
載されている変速機(図示せず)のシフトポジションを
手動操作するためのものである。そして、シフトレバー
6の幅方向の断面形状はほぼ円形に構成されている。
【0017】他方の空間B1には支持部材(図示せず)
が設けられており、シフトレバー6が支持部材を中心と
して、図3および図4に矢印で示すように、所定角度の
範囲内で回転可能に構成されている。そして、シフトレ
バー6における他方の空間B1側の端部には、操作力伝
達機構(図示せず)が連結されている。この操作力伝達
機構には、公知のリンクまたはケーブルなどが含まれ
る。
【0018】そして、前記変速機が自動変速機である場
合は、シフトレバー6の操作により、例えば、P(パー
キング)ポジジョン、R(リバース)ポジション、N
(ニュートラル)ポジション、D(ドライブ)ポジショ
ン、2(セカンド)ポジション、L(ロー)ポジション
などの各ポジションを選択することが可能である。
【0019】シフトレバー6は、他方の空間B1に配置
されたほぼ直線状の第1構成部7と、この第1構成部7
に接続され、かつ、室内空間A1側に向けて円弧形状に
屈曲した湾曲部8と、この湾曲部8に接続され、かつ、
室内空間A1側に配置された第2構成部9とを有する。
このため、シフトレバー6が操作された場合は、第1構
成部7がその軸線(図示せず)を中心として回転し、第
1構成部7を中心として第2構成部9がほぼ上下方向に
往復移動することが可能である。そして、第2構成部9
にはシフトノブ10が取り付けられ、シフトノブ10の
先端にはノブボタン11が設けられている。シフトレバ
ー6のうち、第1構成部7および湾曲部8ならびに第2
構成部9は金属材料により構成されている。また、シフ
トノブ10およびノブボタン11が合成樹脂材料により
構成されている。
【0020】前記取付孔4にはベゼル12が取り付けら
れている。このベゼル12は、合成樹脂材料、または金
属材料により構成され、ベゼル12とインストルメント
パネル1とがねじ部材(図示せず)により固定されてい
る。ベゼル12は、筒部13と、筒部13の外周に形成
された鍔部13Aとを有する。この鍔部13Aが、イン
ストルメントパネル1における室内空間A1側の表面に
当接されている。
【0021】そして、筒部13が取付孔4の内部から他
方の空間B1側に向けて突出している。また、筒部13
の開口部14の開口幅が、室内空間A1側から他方の空
間B1側に向けて狭められている。この実施例において
は、開口部14の正面形状がほぼ方形に構成されてい
る。そして、開口部14に臨み、かつ、対向する左右の
内面13B同士および上下の内面13Cが平坦面に構成
され、その内面13B同士および13C同士の間隔が狭
められている。なお、図3において、開口部14の上下
方向および左右方向のいずれにおいても、その最少幅
が、シフトレバー6の動作に支障のない値に設定されて
いることは勿論である。
【0022】ここで、シフトレバー装置5の組み付け手
順について説明すれば、まず、上側部1Bの下方にステ
アリングコラムおよびシフトレバー6を配置した後、下
側部1Cを上側部1Bの下側に取り付ける。ついで、ベ
ゼル12の開口部14にシフトレバー6を挿入するとと
もに、ベゼル12を移動して開口部14の内部にシフト
レバー6を挿入した後、ベゼル12をインストルメント
パネル1に当接させ、る。なお、インストルメントパネ
ル1に対するシフトレバー6の位置決め精度が低下して
いた場合においても、開口部14とシフトレバー6の外
表面との対向部分には、所定の隙間a1が確保される。
また、シフトレバー装置5の組み付け状態においては、
シフトレバー6の中心軸線D1と、左右の内面13Bの
うちの一方の内面13Bとがほぼ平行になり、中心軸線
D1と他方の内面13Bとが所定の角度で傾斜した状態
になる。
【0023】ここで、この実施例の構成とこの発明との
対応関係を説明する。インストルメントパネル1がこの
発明の仕切部材に相当し、シフトレバー6がこの発明の
操作レバーに相当し、シフトレバー装置5がこの発明の
操作レバー装置に相当し、室内空間A1がこの発明の一
方の空間に相当する。
【0024】以上のように、この実施例によれば、筒部
13が他方の空間B1に向けて突出され、かつ、室内空
間A1側から他方の空間B1側に向けて開口部14の開
口幅が狭められている。このため、筒部13により奥行
き感が出される。具体的には、乗員の視線が開口部14
に向けられた場合においても、筒部13により視界が狭
められて他方の空間B1が見えにくくなっている。した
がって、室内空間A1側におけるシフトレバー装置5の
見栄えおよび外観が向上する。
【0025】また、開口部14を封鎖する格別の部材を
必要とせず、部品点数が抑制されてシフトレバー装置5
の大型化が抑制される。また、他方の空間B1に配置さ
れている他の部品(図示せず)と、シフトレバー装置5
との位置関係を考慮する必要性が少なくなる。したがっ
て、インストルメントパネル1に対するシフトレバー装
置5の組み付け性が向上する。
【0026】図5は、シフトレバー装置5の他の実施例
を示す平面断面図である。図5の実施例においては、ベ
ゼル12が取付孔4よりも室内空間A1側に配置されて
いる。また、取付孔4を形成する相互に平行な縁部に
は、各々ガイド溝15が形成されている。ここで、相互
に平行な縁部とは、シフトレバー6を操作したときにシ
フトレバー6が上下方向に移動する方向に対して、同一
方向の縁部を意味している。そして、ガイド溝15の長
手方向に移動可能なスライドプレート(遮蔽部材)16
が設けられている。このスライドプレート16は、例え
ば合成樹脂により成形されている。
【0027】さらに、スライドプレート16の左右方向
の幅は、開口部14における左右方向の最少幅よりも広
い幅に設定されている。スライドプレート16の上下方
向の幅は、シフトレバー6の操作範囲内では開口部14
を完全に封鎖することのできる値に設定されている。そ
して、スライドプレート16には厚さ方向に貫通する挿
入孔17が形成され、挿入孔17内にシフトレバー6が
挿入されている。挿入孔17の開口形状はほぼ円形に構
成され、シフトレバー6とスライドプレート16とが、
シフトレバー6の円周方向および長手方向に相対移動可
能に構成されている。
【0028】図5におけるその他の構成は、図1ないし
図4の実施例と同様である。なお、図5のシフトレバー
装置5を組み付ける場合は、ステアリングコラムと、ス
ライドプレート16が取り付けられたシフトレバー6と
を上側部1Bの下方に配置した後、前記と同様にして下
側部1Cおよびベゼル12を取り付ける。
【0029】図5の実施例においても、図1ないし図4
の実施例と同様の作用効果を得られる。また、図5の実
施例においては、シフトレバー6の操作に連動してスラ
イドプレート16がガイド溝15に沿って上下方向に移
動する。そして、スライドプレート16により開口部1
4が完全に封鎖されているため、室内空間A1から他方
の空間B1が目視されることを確実に防止できる。
【0030】図6は、シフトレバー装置5の他の実施例
を示す平面断面図である。図6の実施例においては、他
方の空間B1内にプレート(遮蔽部材)18が設けられ
ている。プレート18と筒部13の端部との間には若干
の隙間が形成されている。このプレート18は、例えば
合成樹脂により成形されている。このプレート18はほ
ぼ方形に構成され、相互に平行な2つの側縁に沿った方
向、および他の相互に平行な2つの側縁に沿った方向に
対して、円弧形状に湾曲している。具体的には、開口部
14側に向けて突出する方向に湾曲している。
【0031】さらに、プレート18の左右方向の幅は、
開口部14における左右方向の最少幅よりも広い幅に設
定されている。プレート18の上下方向の幅は、シフト
レバー6の操作範囲内では開口部14を完全に封鎖する
ことのできる値に設定されている。そして、プレート1
8には厚さ方向に貫通する挿入孔19が形成され、挿入
孔19内にシフトレバー6が挿入されている。挿入孔1
9の開口形状はほぼ円形に構成され、シフトレバー6と
プレート18とが、シフトレバー6の円周方向および長
手方向に相対移動可能に構成されている。その他の構成
は、図1ないし図4の実施例と同様である。なお、図6
のシフトレバー装置5を組み付ける場合は、ステアリン
グコラムと、予めプレート18が取り付けられたシフト
レバー6とを上側部1Bの下方に取り付けた後、前記と
同様にして下側部1Cおよびベゼル12を取り付ける。
【0032】図6の実施例においても、図1ないし図4
の実施例と同様の作用効果を得られる。また、図6の実
施例においては、シフトレバー6の操作に連動してプレ
ート18が上下方向に移動する。そして、開口部14が
プレート18により封鎖されているため、室内空間A1
から他方の空間B1が目視されることを確実に防止する
ことができる。
【0033】図7は、シフトレバー装置5の他の実施例
を示す平面断面図である。図7の実施例においては、シ
フトレバー6の湾曲部8の外周側に蛇腹形状のブーツ
(遮蔽部材)20が配置されている。言い換えれば、シ
フトレバー6がブーツ20の内部に挿入されている。こ
のブーツ20は可撓性の材料、例えばエラストマーによ
り構成されている。そして、ブーツ20の長手方向の両
端には環状のホルダー21,22が別個に設けられてい
る。このホルダー21,22は、例えば金属材料、合成
樹脂材料、エラストマーなどにより構成されている。
【0034】一方のホルダー21はほぼ円形に構成さ
れ、このホルダー21がシフトレバー6の外周に接続さ
れている。このホルダー21とシフトレバー6とが、シ
フトレバー6の長手方向および円周方向に相対移動可能
に構成されている。また、ホルダー22は筒部12の開
口部14に固定されている。さらに、ブーツ20の内径
は、ホルダー22側からホルダー21側に向けて狭めら
れている。上記構成により、筒部12とシフトレバー6
の外周面との間がブーツ20により封鎖されている。そ
の他の構成は、図1ないし図4の実施例と同様である。
なお、図7のシフトレバー装置5を組み付ける場合は、
ステアリングコラムと、予めブーツ20が取り付けられ
たシフトレバー6と上側部1Bの下方に配置した後、ベ
ゼル12をシフトレバー6に取り付け、ベゼル12とホ
ルダー22とを接続する。
【0035】図7の実施例においても、図1ないし図4
の実施例と同様の作用効果を得られる。また、図7の実
施例においては、シフトレバー6の操作に連動してブー
ツ20が伸縮し、筒部12とシフトレバー6との相対移
動を吸収する。そして、ブーツ20により開口部14が
封鎖されているため、室内空間A1から他方の空間B1
が目視されることを確実に防止することができる。ま
た、図7の実施例においては、ブーツ20が他方の空間
B1に設けられているため、インストルメントパネル1
から室内空間A1側へブーツ20が突出することが回避
され、インストルメントパネル1の一体感のある見栄え
(つまり意匠感)を維持することができる。
【0036】図8は、シフトレバー装置5の他の実施例
を示す平面断面図である。図8の実施例においては、筒
部12における他方の空間B1側の端部に、環状のホル
ダー23が固定されている。このホルダー23の正面形
状はほぼ方形に構成されている。このホルダー23にお
いて、相互に対向する2つの縁部の内側には、開口部1
4の幅方向、具体的にはシフトレバー6側に向けてブラ
シ(遮蔽部材)24が設けられている。このブラシ24
は複数の針状部材により構成され、ブラシ24の長さ
は、対向する縁部に設けられたブラシの先端同士が接触
する値に設定されている。このブラシ24は合成樹脂材
料、例えばナイロンにより構成されている。そして、ブ
ラシ24の間にシフトレバー6が挿入されている。
【0037】その他の構成は、図1ないし図4の実施例
と同様である。図8の実施例においても、図1ないし図
4の実施例と同様の作用効果を得られる。また、図8の
実施例においては、シフトレバー6が操作されるとブラ
シ24が弾性変形し、このブラシ24により、室内空間
A1と他方の空間B1との間が遮断されている。したが
って、室内空間A1側から他方の空間B1側が目視され
ることを防止することができる。
【0038】図9は、シフトレバー装置5の他の実施例
を示す平面断面図である。図9の実施例においては、イ
ンストルメントパネル1の一部が、他方の空間B1側に
突出されている。すなわち、インストルメントパネル1
から他方の空間B1側に突出された第1突出部25と、
この第1突出部25に対して屈曲部分を介して接続され
た第2突出部(遮蔽部材)26とを備えている。具体的
には、第1突出部25は、筒部12に対してシフトレバ
ー6の第1構成部7とは反対側に位置している。第1突
出部25および第2突出部26により、ほぼくの字形状
が構成されている。
【0039】第2突出部26はほぼ板形状に構成され、
この第2突出部26は、開口部14と対向する位置に配
置されている。そして、第2突出部26と筒部12の端
部との間に隙間C1が形成され、この隙間C1にシフト
レバー6が動作可能に配置されている。したがって、上
記隙間C1は、シフトレバー6が動作した場合において
も、シフトレバー6が第2突出部26に接触することの
ない広さに設定されている。その他の構成は、図1ない
し図4の実施例と同様である。
【0040】図9の実施例においても、図1ないし図4
の実施例と同様の作用効果を得られる。また、図9の実
施例においては、室内空間A1から開口部14に視線が
向けられた場合においても、視線が第2突出部に遮断さ
れるため、他方の空間B1が見えてしまうことを防止で
きる。
【0041】上記図1ないし図9の実施例が、この発明
の請求項1に対応する実施例である。つぎに、この発明
の請求項2に対応する実施例を、図10に基づいて説明
する。図10の実施例も、図1のインストルメントパネ
ル1に適用することができる。図10は、シフトレバー
装置5の平面断面図である。図10の実施例において
は、インストルメントパネル1における取付孔4の両側
(左右)に相当する位置に、左右方向に所定の幅を有す
る平坦面27,28が形成されている。この平坦面2
7,28はその平面方向の延長線上において相互に平行
になるように設定されている。
【0042】一方、インストルメントパネル1にはベゼ
ル29が取り付けられており、このベゼル29は金属材
料により構成されている。ベゼル29には筒部30が形
成され、筒部30の内部にシフトレバー6が配置されて
いる。また、筒部30の外周には鍔部31が形成され、
鍔部31が平坦面27,28に当接した状態で、インス
トルメントパネル1とベゼル29とが固定されている。
そして、鍔部31の左右方向の端部の長さL1よりも、
平坦面27,28の左右方向の端部の長さL2の方が長
く設定されている。さらに、シフトレバー装置5の組み
付け状態において、筒部30の左右の内面と、中心軸線
D1とがほぼ平行になるように、筒部30の開口部14
の幅が設定されている。その他の構成は図1ないし図4
の実施例と同様である。
【0043】ここで、図10の実施例の構成とこの発明
との対応関係を説明する。すなわち、インストルメント
パネル1およびベゼル29がこの発明の仕切部材に相当
し、インストルメントパネル1がこの発明の固定壁に相
当し、ベゼル29がこの発明の補助壁に相当する。
【0044】図10の実施例においては、インストルメ
ントパネル1に対してベゼル29を取り付ける際に、鍔
部31を平坦面27,28の平面方向に沿って移動する
ことが可能である。このため、インストルメントパネル
1とシフトレバー6との位置決め精度にバラツキが生じ
た場合においても、ベゼル29を移動することにより、
筒部30の内面とシフトレバー6との隙間が、筒部30
の開口部14の左右方向において、ほぼ均等になるよう
に設定することができる。したがって、室内空間A1側
から他方の空間B1側を目視しにくくなり、外観および
見栄えが向上する。
【0045】なお、上記各実施例において、ベゼルの開
口部の正面形状および筒部の正面形状は、方形以外の多
角形でもよいし円形でもよい。また、この発明は四輪駆
動車の前後輪に駆動力を分配するための駆動力分配装置
にも適用可能である。
【0046】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、一方の空間側
から開口部が目視された場合でも、筒部の奥行きにより
視界が遮られて、他方の空間が見えにくくなる。したが
って、一方の空間側における操作レバー装置の見栄えお
よび外観が向上する。また、開口部を封鎖する格別の部
材を必要とせず、部品点数が抑制されて操作レバー装置
の大型化が抑制される。また、他方の空間の内部に配置
されている他の部品と、操作レバー装置との位置関係を
考慮する必要性が少なくなる。したがって、仕切部材に
対する操作レバー装置の組み付け性が向上する。
【0047】請求項2の発明によれば、請求項1と同様
の効果を得られる他に、遮蔽部材により視界が遮られる
ため、一方の空間から他方の空間を一層見えにくくする
ことができる。
【0048】請求項3の発明によれば、固定壁に対して
補助壁を取り付ける過程で、操作レバーと開口部との間
に形成される隙間を可及的に狭めることができる。この
ため、一方の空間側から他方の空間が見えにくくなり、
操作レバー装置の見栄えおよび外観が向上する。また、
開口部を封鎖する格別の部材を必要とせず、部品点数が
抑制されて操作レバー装置の大型化が抑制される。ま
た、他方の空間の内部に配置されている他の部品と、操
作レバー装置との位置関係を考慮する必要性が少なくな
る。したがって、仕切部材に対する操作レバー装置の組
み付け性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明をシフトレバー装置に適用した一実
施例を示す平面断面図である。
【図2】 この発明を適用したインストルメントパネル
付近の正面図である。
【図3】 この発明をシフトレバー装置に適用した他の
実施例を示す平面断面図である。
【図4】 この発明をシフトレバー装置に適用した他の
実施例を示す平面断面図である。
【図5】 この発明をシフトレバー装置に適用した他の
実施例を示す平面断面図である。
【図6】 この発明をシフトレバー装置に適用した他の
実施例を示す平面断面図である。
【図7】 この発明をシフトレバー装置に適用した他の
実施例を示す平面断面図である。
【図8】 この発明をシフトレバー装置に適用した他の
実施例を示す平面断面図である。
【図9】 この発明をシフトレバー装置に適用した他の
実施例を示す平面断面図である。
【図10】 この発明をシフトレバー装置に適用した他
の実施例を示す平面断面図である。
【符号の説明】 1…インストルメントパネル、 5…シフトレバー装
置、 6…シフトレバー、 12,29…ベゼル、 1
3,30…筒部、 14…開口部、 16…スライドプ
レート、 18…プレート、 20…ブーツ、 24…
ブラシ、 26…第2突出部、 A1…室内空間、 B
1…他方の空間。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の空間と他方の空間とを仕切る仕切
    部材と、この仕切部材を貫通し、かつ、前記一方の空間
    および前記他方の空間に亘って配置された操作レバーと
    を有する操作レバー装置において、 前記仕切部材から前記他方の空間に向けて突出した筒部
    が形成され、この筒部の内部に前記操作レバーが配置さ
    れているとともに、前記筒部の開口部の開口幅が、前記
    一方の空間側から前記他方の空間側に向けて狭められて
    いることを特徴とする操作レバー装置。
  2. 【請求項2】 前記他方の空間と前記開口部との間を遮
    蔽する遮蔽部材が設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載の操作レバー装置。
  3. 【請求項3】 一方の空間と他方の空間とを仕切る仕切
    部材と、この仕切部材を貫通し、かつ、前記一方の空間
    および前記他方の空間に亘って配置された操作レバーと
    を有する操作レバー装置において、 前記仕切部材が、固定壁と、この固定壁に対して取り付
    けられた補助壁とを有し、この補助壁に、前記他方の空
    間に向けて突出した筒部が形成され、この筒部の開口部
    に前記操作レバーが配置されているとともに、前記補助
    壁が、前記固定壁への取付時にこの固定壁に対して前記
    開口部の幅方向に移動可能に構成されていることを特徴
    とする操作レバー装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6378394B2 (en) * 1996-03-12 2002-04-30 Fujikiko Kabushiki Kaisha Operating apparatus for automatic transmission
JP2007038888A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Suzuki Motor Corp 車両の室内構造
JP2008265579A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 作業車両の運転操作部
FR2974040A1 (fr) * 2011-04-14 2012-10-19 Peugeot Citroen Automobiles Sa Dispositif de commande de changement de vitesses au volant de direction d'un vehicule automobile

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