JP2000055443A - ガスヒートポンプ式空気調和装置 - Google Patents
ガスヒートポンプ式空気調和装置Info
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Abstract
計測できるようにすること。 【解決手段】 室外機11、室内機12A、12B、1
2C、並びに室外機及び室内機を制御する制御装置13
を有し、室外機に装備された圧縮機16がガスエンジン
25により駆動されるガスヒートポンプ式空気調和装置
10において、上記制御装置が、ガスエンジンのスロッ
トルバルブ開度及びエンジン回転数から、当該ガスエン
ジンのガス消費量を計測可能に構成されたものである。
Description
式空気調和装置に係り、特にガス消費量を良好に計測す
るガスヒートポンプ式空気調和装置に関する。
て、冷暖房運転を実施するガスヒートポンプ式空気調和
装置が、近年普及しつつある。
置では、通常のガス器具に比べガス消費量が多量である
ため、通常よりも安いガス料金が設定されている。この
ため、ガスヒートポンプ式空気調和装置と通常のガス器
具とが混在して使用される場合には、それぞれにおいて
消費されたガス消費量を計測し、記録しておく必要があ
る。
は、特開平9−287735号公報の図6に示す如く、
ガスヒートポンプ式空気調和装置の室外機にガスメータ
を設置し、このガスメータの流量計を用いて、ガスヒー
トポンプ式空気調和装置が消費したガス消費量を計測
し、このガス消費量に基づき、ガスヒートポンプ式空気
調和装置についてのガス料金を算出している。
ヒートポンプ式空気調和装置では、室外機に、流量計を
装備した高価なガスメータを設置する必要があるので、
ガス消費量の計測を低コストにて実現できない。
されたものであり、ガスエンジンによるガス消費量を低
コストに計測できるガスヒートポンプ式空気調和装置を
提供することにある。
室外機、室内機、並びに上記室外機及び上記室内機を制
御する制御装置を有し、上記室外機に装備された圧縮機
がガスエンジンにより駆動されるガスヒートポンプ式空
気調和装置において、上記制御装置が、上記ガスエンジ
ンの運転状態から、当該ガスエンジンのガス消費量を計
測可能に構成されたことを特徴とするものである。
発明において、上記制御装置は、ガスエンジンのスロッ
トルバルブ開度及びエンジン回転数から、上記ガスエン
ジンのガス消費量を計測可能に構成されたことを特徴と
するものである。
発明において、上記制御装置は、ガスエンジンの吸気圧
力及びエンジン回転数から、上記ガスエンジンのガス消
費量を計測可能に構成されたことを特徴とするものであ
る。
用がある。
ロットルバルブ開度及びエンジン回転数、吸気圧力及び
エンジン回転数)から、当該ガスエンジンのガス消費量
を計測可能に構成されたことから、流量計を装備した高
価なガスメータを用いることなく、ガスエンジンによる
ガス消費量を低コストに計測できる。
に基づいて説明する。
空気調和装置の一実施の形態を示す系統図である。
式空気調和装置10は、室外機11、複数(例えば3
台)の室内機12A、12B、12C及び制御装置13
を有してなり、室外機11の室外冷媒配管14と室内機
12A、12B、12Cの室内冷媒配管15A、15
B、15Cとが連結されている。
管14に圧縮機16が配設され、この圧縮機16の吸込
側にアキュムレータ17が、吐出側に四方弁18が室外
冷媒配管14を介してそれぞれ接続され、この四方弁1
8に室外熱交換器19が室外冷媒配管14を介して接続
されて構成される。室外熱交換器19には、この室外熱
交換器19へ向かって送付する室外ファン20が隣接し
て配置されている。また、圧縮機16は、フレキシブル
カップリング24を介してガスエンジン25に連結さ
れ、このガスエンジン25により駆動される。
れぞれ室内に設置され、それぞれ、室内冷媒配管15
A、15B、15Cに室内熱交換器21A、21B、2
1Cが配設される。上記室内熱交換器21A、21B、
21Cには、これらの室内熱交換器21A、21B、2
1Cへ送風する室内ファン23A、23B、23Cが隣
接して配置されている。
び室内機12A、12B…の運転を制御し、具体的に
は、室外機11におけるガスエンジン25、四方弁18
及び室外ファン20のファン駆動モータ26、並びに室
内機12A、12B…における室内ファン23A、23
B、23Cを駆動するファン駆動モータ27A、27
B、27Cをそれぞれ制御する。更に、制御装置13
は、後述のメイン電動弁30、第1分流電動弁31、第
2分流電動弁32、第3分流電動弁33及びバイパス電
動弁34の開度も制御する。
られることにより、ガスヒートポンプ式空気調和装置1
0が冷房運転又は暖房運転に設定される。つまり、制御
装置13が四方弁19を冷房側に切り替えたときには、
冷媒が実線矢印の如く流れ、室外熱交換器19が凝縮器
に、室内熱交換器21A、21B、21Cが蒸発器にな
って冷房運転状態となり、各室内熱交換器21A、21
B、21Cが室内を冷房する。また、制御装置13が四
方弁18を暖房側に切り替えたときには、冷媒が破線矢
印の如く流れ、室内熱交換器21A、21B、21Cが
凝縮器に、室外熱交換器19が蒸発器になって暖房運転
状態となり、各室内熱交換器21A、21B、21Cが
室内を暖房する。
プ式空気調和装置10の冷房運転又は暖房運転時に、室
内機12A、12B及び12Cにおける総合の空調負荷
に応じてその開度が設定操作されて、冷媒の流れを制御
する。また、上記第1分流電動弁31、第2分流電動弁
21、第3分流電動弁33は、ガスヒートポンプ式空気
調和装置10の冷房運転時又は暖房運転時に、それぞれ
室内機12A、12B、12Cの空調負荷に応じてそれ
らの開度が設定操作されて、冷媒の流れを制御する。
ンプ式空気調和装置10の冷房運転時又は暖房運転時
に、圧縮機16の吐出側の冷媒圧力が上昇してガスエン
ジン25の負荷が増大したときに、その開度が大に設定
操作されて、圧縮機16から吐出された冷媒を圧縮機1
6の吸込側に逃がす。これらのメイン電動弁30、第1
分流電動弁31、第2分流電動弁32、第3分流電動弁
33及びバイパス電動弁34の開度が、前述の如く制御
装置13により制御される。
25の運転時に、ガスエンジン25の負荷に応じてガス
エンジン25へのガス供給量を調整し、ガスエンジン2
5の停止時にガス供給を遮断する。
のエンジン運転状態から、このガスエンジン25による
ガス消費量を計測しその積算値を算出する。
ンジン25によるガス消費量は、ガスエンジン25運転
中に、空調負荷(冷暖房負荷)によって変化する。制御
装置13には、図1に示すように、ガスエンジン25か
ら、このガスエンジン25の運転状態を示すエンジン回
転数信号i及びスロットルバルブ開度信号(すなわちガ
バナステップ信号j)が取り込まれる。制御装置13
は、図3に示すグラフに基づき、取り込まれたエンジン
回転数及びガバナステップと、上記グラフ上の等ガス消
費量線A、B、C、D、E、F…とから、ガス消費量を
例えば1秒単位で推定して計測、即ち推測する。
m)を、縦軸がガバナステップ(0ステップがスロット
ルバルブ全閉を、320ステップがスロットルバルブ全
開をそれぞれ示す。)をそれぞれ示し、等ガス消費量線
Aは0.5m3/h、等ガス消費量線Bは1.0m3/
h、等ガス消費量線Cは1.5m3/h、等ガス消費量
線Dは2.0m3/h、等ガス消費量線Eは2.5m3/
h、等ガス消費量線Fは3.0m3/hをそれぞれ示
す。例えば、エンジン回転数1500rpmで、ガバナ
ステップが150ステップの時には、これらの両者が等
ガス消費量線C上にあるので、ガスエンジン25による
ガス消費量は1.5m3/hとなり、この値から単位秒
当たりのガス消費量を算出する。
積算して、積算値が例えば1m3となる毎に、図2
(B)に示すように、パルス接点をON動作して積算パ
ルスPを1つ出力させる。
らの積算パルスPを取り込んでカウントし、任意の時点
から積算されたガス消費積算量を表示する。この表示器
35に表示されたガス消費積算量に料金料率が乗じられ
て、ガスヒートポンプ式空気調和装置10のガスエンジ
ン25にて消費されたガス料金が算出可能とされる。
測及び積算動作を図4を参照して説明する。
調和装置10のガスエンジン25によるガス消費量の積
算開始と同時に、ガスエンジン25からエンジン回転数
信号i及びガバナステップ信号jを例えば1秒単位で取
り込み、図3に示すエンジン回転数、ガバナステップ及
び等ガス消費量線A、B、C、D、E、F、…に基づ
き、現時点におけるガス消費量を推測する(S1)。
で推測されたガス消費量を積算する(S2)。そして、
制御装置13は、ガス消費量の積算値が例えば1000
リットル(1m3)になったか否かを判定する(S
3)。
った段階で、制御装置13は積算パルスPを1つ出力し
(S4)、例えば1000リットルに至らない場合にス
テップS2に戻る。ガス消費量の積算動作中には、上述
のステップS1からS4を繰り返す。
プ式空気調和装置10によれば、制御装置13が、ガス
エンジン25の運転状態(エンジン回転数信号iによる
エンジン回転数及びガバナステップ信号jによるガバナ
ステップ)からこのガスエンジン25のガス消費量を推
測可能に構成されたことから、流量計を装備した高価な
ガスメータを用いることなく、ガスエンジン25による
ガス消費量を低コストに計測できる。
明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
量の計測は、ガスエンジン25からエンジン回転数信号
i及びガスエンジン25の吸気圧力信号kを取り込み、
図5のグラフに基づき推定してもよい。この図5では、
横軸及び縦軸は図3と同一であり、等ガス消費量線A〜
Fも図3と同一である。更にこの図5では、ガス消費量
が約1.15m3/hを示す等ガス消費量線Gが追加さ
れており、更に、ガスエンジン25の吸気圧力を示す吸
気圧力線a、b、c、d…が追加されている。これらの
等ガス消費量線A、B、C、D…上にプロットして記載
された数値は、ガスエンジン25の吸気圧力(mmHg
単位)を示す。この図5において、例えば、ガスエンジ
ン25のエンジン回転数が1200rpmで、ガスエン
ジン25の吸気圧力が1.2mmHgの時には、これら
の両者が等ガス消費量線G上にあるので、ガスエンジン
25のガス消費量が1.15m3/hであると推測でき
る。
制御装置13とは別に設置されるものを述べたが、制御
装置13に一体化されていてもよく、更に、この表示器
35にガス消費積算量に対応したガス料金を表示しても
よい。
ポンプ式空気調和装置によれば、制御装置が、圧縮機を
駆動させるガスエンジンの運転状態から、ガスエンジン
のガス消費量を計測可能に構成されたことから、流量計
を装備した高価なガスメータを用いることなく、ガスエ
ンジンによるガス消費量を低コストに計測できる。
の一実施の形態を示す系統図である。
である。
バルブ開度)及びガス消費量の関係を示すグラフであ
る。
消費積算量を算出するためのフローチャートである。
費量の関係を示すグラフである。
Claims (3)
- 【請求項1】 室外機、室内機、並びに上記室外機及び
上記室内機を制御する制御装置を有し、上記室外機に装
備された圧縮機がガスエンジンにより駆動されるガスヒ
ートポンプ式空気調和装置において、 上記制御装置が、上記ガスエンジンの運転状態から、当
該ガスエンジンのガス消費量を計測可能に構成されたこ
とを特徴とするガスヒートポンプ式空気調和装置。 - 【請求項2】 上記制御装置は、ガスエンジンのスロッ
トルバルブ開度及びエンジン回転数から、上記ガスエン
ジンのガス消費量を計測可能に構成されたことを特徴と
する請求項1に記載のガスヒートポンプ式空気調和装
置。 - 【請求項3】 上記制御装置は、ガスエンジンの吸気圧
力及びエンジン回転数から、上記ガスエンジンのガス消
費量を計測可能に構成されたことを特徴とする請求項1
に記載のガスヒートポンプ式空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22683698A JP3850994B2 (ja) | 1998-08-11 | 1998-08-11 | ガスヒートポンプ式空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22683698A JP3850994B2 (ja) | 1998-08-11 | 1998-08-11 | ガスヒートポンプ式空気調和装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000055443A true JP2000055443A (ja) | 2000-02-25 |
JP3850994B2 JP3850994B2 (ja) | 2006-11-29 |
Family
ID=16851340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22683698A Expired - Fee Related JP3850994B2 (ja) | 1998-08-11 | 1998-08-11 | ガスヒートポンプ式空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3850994B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008232618A (ja) * | 2008-06-30 | 2008-10-02 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気調和装置 |
JP2012007835A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Aisin Seiki Co Ltd | 空気調和機群制御装置及び空気調和システム |
JP2015140951A (ja) * | 2014-01-28 | 2015-08-03 | 東京瓦斯株式会社 | 推定値導出方法、推定値導出装置、および、プログラム |
-
1998
- 1998-08-11 JP JP22683698A patent/JP3850994B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012007835A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Aisin Seiki Co Ltd | 空気調和機群制御装置及び空気調和システム |
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---|---|
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