JP2000044009A - 自動倉庫の物品搬送システム - Google Patents
自動倉庫の物品搬送システムInfo
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Abstract
コストを抑えながら、物品の搬送と移載を整然、円滑に
行う物品搬送システム。 【解決手段】物品収納装置2に対応する入出庫ステーシ
ョン4,6と、物品収納部1と入出庫ステーション4,
6との間で物品Aを移載する移載装置8と、外部に対す
る物品Aを載置搬送する物品搬出入用コンベヤと、物品
搬出入用コンベヤと入出庫ステーションとの間で載置搬
送する中継用搬送装置とが設けられ、入出庫コンベヤ
3,5と中継用搬送装置の間での移載搬送と、物品搬出
入用コンベヤと中継用搬送装置の間での移載搬送が可能
な物品載置部材20が設けられ、外部からの物品供給ま
たは取り出しが物品載置部材20に対して行われ、移載
装置8が、物品Aのみを物品載置部材20に対して移載
可能に構成されている。
Description
数の物品収納部を備えた物品収納装置と、その物品収納
装置に対応して設置され、前記物品を載置して搬送する
入出庫コンベヤを備えた入出庫ステーションと、前記物
品収納装置に対応して設置され、各物品収納装置の物品
収納部と入出庫ステーションとの間で前記物品を移載す
る移載装置などが設けられた自動倉庫の物品搬送システ
ムに関する。
パレットなどの物品載置部材上に載置し、載置した状態
で物品をパレットごと搬送したり、パレットごと物品収
納部に収納するシステムが多用されている。しかし、こ
のようなシステムでは、少なくとも物品収納部の数程度
はパレットが必要となり、パレットの数が多くなって、
コスト高になる欠点がある。
た特殊な受台などを設け、その受台上に物品を直接載置
して収納するように構成し、かつ、入出庫コンベヤにも
特殊な受台を設け、その入出庫コンベヤに対して外部か
ら物品を供給し、その供給した物品を入出庫コンベヤに
より直接搬送するように構成したシステムが提案された
(例えば、実公平6−8099号公報参照)。
載のものでは、入出庫コンベヤに特殊な受台などを設け
る必要があるため、多数の物品収納装置を備え、かつ、
その物品収納装置のそれぞれに対応して入出庫コンベヤ
を設ける、いわゆる、大規模な自動倉庫においては、か
えってコスト高になる虞れもある。その上、大規模な自
動倉庫では、通常、外部から供給される物品や外部へ取
り出される物品を搬送するための物品搬出入用コンベヤ
を設け、かつ、その物品搬出入用コンベヤと入出庫ステ
ーションとの間にも、物品を載置して搬送するための中
継用のコンベヤを設けるため、物品搬出入用コンベヤや
中継用コンベヤによる搬送中での物品の姿勢乱れを防止
する必要がある。そのためには、物品搬出入用コンベヤ
などにも特殊な受台などが必要となり、特に、物品がロ
ール状のように、いわゆる、座りの悪い形状であると、
受台なども特殊な形状となり、また、コンベヤ間での物
品の移載も困難で、全体としてコスト高になる可能性が
ある。
したもので、その目的は、パレットなどのような物品載
置部材の数を極力少なくし、かつ、コストを抑えなが
ら、物品搬出入用コンベヤや中継用搬送装置による物品
の搬送を整然と、また、物品の移載も円滑に行うことが
できる物品搬送システムの提供にある。
め、請求項1に記載の発明によれば、物品を載置し、か
つ、入出庫ステーションの入出庫コンベヤと中継用搬送
装置の間での移載搬送、および、物品搬出入用コンベヤ
と中継用搬送装置の間での移載搬送が可能な物品載置部
材を設け、物品搬出入用コンベヤに対する外部からの物
品供給または取り出しを、その物品載置部材に対して行
うように構成してある。したがって、入出庫コンベヤや
中継用搬送装置などによる物品の搬送は、パレットやト
レーなどの物品載置部材上に物品を載置した状態で行わ
れ、入出庫コンベヤや中継用搬送装置などを特殊な構造
にすることなく、物品の搬送を整然と行うことができる
とともに、入出庫コンベヤと中継用搬送装置との間での
物品の移載も、また、物品搬出入用コンベヤと中継用搬
送装置との間での物品の移載も、物品載置部材を介在さ
せることにより円滑に行うことができる。そして、入出
庫ステーションと物品収納装置の物品収納部との間で物
品を移載する移載装置が、物品のみを保持可能に構成さ
れ、かつ、入出庫ステーションにおいて、物品載置部材
に対して物品を移載可能に構成されるとともに、物品収
納部が、物品のみを収納するように構成されているの
で、物品を物品載置部材上に載置した状態で物品収納部
に収納するシステムに比べて、物品載置部材の数も少な
く、かつ、物品収納部の数が多くなれば多くなるほど少
なくて済み、その結果、全体としてコストを抑えなが
ら、物品の搬送と移載を整然と円滑に行うことができ、
特に大規模な自動倉庫に適した物品搬送システムを提供
するに至った。
部材上に物品を載置した状態で、その物品載置部材に対
する物品の位置を確定するための位置決め手段が、前記
物品載置部材に設けられているので、搬送中における物
品の姿勢乱れをより確実に防止し、それによって、入出
庫ステーションでの移載装置による物品の保持を一層確
実に行うことができる。
部材上に物品を載置した状態で、その物品載置部材に対
する物品の向きを確定するための向き決め手段が、前記
物品載置部材に設けられているので、例えば、物品収納
部へ収納する際などに方向性が要求される物品であって
も、確実に所定の向きで搬送し、かつ、収納することが
できる。
送装置が、床面上を走行する自走式の物品搬送車と、そ
の物品搬送車を案内するために床側に設けられた案内レ
ールとで構成されているので、物品収納装置の増設や配
置変更に伴うレイアウトを容易に行うことができる。す
なわち、中継用搬送装置としては、チェンコンベヤやロ
ーラコンベヤなどの使用も可能であるが、この種のコン
ベヤ類ではレイアウトの変更が煩雑であり、それに比べ
て案内レールの変更だけで済むため、物品収納装置の増
設などに伴うレイアウトの変更を比較的簡単、容易に行
うことができる。
システムにつき、図面に基づいて説明する。この自動倉
庫は、図1および図2に示すように、物品Aを収納する
物品収納部1を上下方向と左右方向とに並設する状態で
多数備えた物品収納装置2の2基が、その間口を相対向
させた状態で設置され、かつ、このような対をなす物品
収納装置2が、その長手方向を同方向に向けて、互いに
平行になるように複数対設置されている。各対をなす2
基の物品収納装置2に対応して、チェンコンベヤ式の入
庫コンベヤ3を備えた入庫ステーション4と、チェンコ
ンベヤ式の出庫コンベヤ5を備えた出庫ステーション6
とが、互いに並列する状態でそれぞれ一対ずつ設置され
ている。
両物品収納装置2の間口に沿うレール7がそれぞれ敷設
され、かつ、各レール7に沿って移動する移載装置とし
てのスタッカークレーン8が、各対の物品収納装置2に
対応して設けられている。各スタッカークレーン8に
は、上下方向に昇降可能な昇降台9が設けられ、かつ、
その昇降台9には、伸縮可能なフォーク10が設けられ
ていて、スタッカークレーン8のレール7に沿っての自
走と、昇降台9の上下昇降、ならびに、フォーク10の
伸縮とによって、対向する両物品収納装置2の各物品収
納部1に対して物品Aを載置収納したり、載置収納され
ている物品Aを取り出して昇降台9上に移載したり、さ
らに、前記入庫コンベヤ3および出庫コンベヤ5と昇降
台9との間において、物品Aを移載可能に構成されてい
る。
ョン6前方の床面F上には、ループ状に構成された案内
レール11が設置され、かつ、その案内レール11によ
る案内作用の基で、床面F上を走行する自走式の物品搬
送車12が複数台配設され、この物品搬送車12と案内
レール11とが、中継用搬送装置として機能するように
構成されている。その案内レール11を中間に挟んだ状
態で、物品収納装置2の反対側には、チェンコンベヤ式
の物品搬入用第一コンベヤ13と物品搬入用第二コンベ
ヤ14とを備えた積み込みステーション15と、同じく
チェンコンベヤ式の物品搬出用第一コンベヤ16と物品
搬出用第二コンベヤ17とを備えた荷卸しステーション
18とが設けられ、積み込みステーション15の物品搬
入用第一コンベヤ13上の物品Aを物品搬送車12上
に、また、物品搬送車12上の物品Aを荷卸しステーシ
ョン18の物品搬出用第一コンベヤ16上に、それぞれ
移載可能に構成されている。
物品Aは、長尺状の板材や線材などで、例えば、図3か
ら図5に示すように、太さの異なる2種類の線材A1,
A2と、その2種類の線材A1,A2を保持するための
2種類の保持枠19A,19Bとからなり、この2種類
の保持枠19A,19Bは、上下高さが異なるととも
に、底部の形状が大きさの異なる相似形に構成されてい
る。このように、保持枠19A,19Bとそれに保持さ
れた線材A1,A2からなる2種類の物品Aは、そのま
まチェンコンベヤ上や物品搬送車12上に載置して搬送
すると、その搬送途中で載置姿勢が乱れる虞れがあり、
そのため、物品Aを載置するための専用の物品載置部材
としてのトレー20が設けられている。
方形で、その上面には、両保持枠19A,19Bの底部
に係合して、トレー20に対する物品Aの位置を確定す
る位置決め手段として機能し、かつ、トレー20に対す
る物品Aの向きを確定する向き決め手段としても機能す
る複数本のピン21A,21B,21Cが立設されてい
る。各ピン21A,21B,21Cは、2本で対をなし
て4個所に立設され、ピン21Aは、図3および図4の
(イ)に示すように、保持枠19Aに対応し、その底部
の四隅の内側に位置して、保持枠19Aの位置と向きを
確定するように、同様に、ピン21Bは、図4の(ロ)
に示すように、保持枠19Bに対応して保持枠19Bの
位置と向きを確定するように構成されている。なお、残
りのピン21Cは、図示しない別の保持枠に対応するも
のである。
二辺においては、その上方が開放されて、スタッカーク
レーン8のフォーク10を挿入するフォーク挿入部22
が形成され、フォーク挿入部22にスタッカークレーン
8のフォーク10を挿入し、そのまま上昇させることに
より、トレー20上の物品Aのみ、つまり、線材A1,
A2と保持枠19A,19Bのみを掬い上げ可能に構成
されている。なお、トレー20の相対向する他の二辺に
おいては、フォークリフト用のフォーク差し込み口23
が設けられ、空のトレー20をフォークリフトを用いて
運搬できるように構成されている。
示すように、その上面にチェンコンベヤ24を備え、そ
の下部に複数の遊転輪25と、電動モータ26により回
転駆動される駆動輪27とが設けられ、かつ、案内レー
ル11に接触しながら回転して、物品搬送車12を案内
レール11に沿って誘導する遊転式の複数の案内ローラ
28が設けられている。そして、電動モータ26を駆動
することにより、遊転輪25と駆動輪27とが床面Fに
接触し、駆動輪27の回転駆動によって、各物品搬送車
12が、案内レール11に沿って一定の方向に自走する
ように構成されている。
品搬入用コンベヤ13,14、ならびに、物品搬出用コ
ンベヤ16,17は、全て同じような構造で、図7に示
すように、搬送方向に沿って位置する左右一対のチェン
29と、その一対のチェン29を駆動する電動モータ3
0などを備え、入庫コンベヤ3と出庫コンベヤ5とは、
正逆方向へ回転駆動可能に、物品搬入用コンベヤ13,
14と物品搬出用コンベヤ16,17とは、一方向へ回
転駆動可能に構成されている。
よび物品Aの管理は、全てコンピュータ利用の制御装置
Hにより制御、管理され、物品Aを物品収納装置2に収
納する場合には、まず、収納する物品Aを外部から供給
する。具体的には、フォークリフト31を使用し、フォ
ークリフト31のフォークを保持枠19A,19Bの上
方に差し込んで釣り下げ、その状態で積み込みステーシ
ョン15の物品搬入用第一コンベヤ13上にある空のト
レー20上に載置して供給する。その際、保持枠19
A,19Bの底部をピン21A,21Bに係合させるこ
とにより、トレー20に対する物品A の位置と向きと
が、定められた位置と向きとに確定される。
品Aに関する情報を入力すると、制御装置Hが、物品A
を収納する物品収納装置2と物品収納部1とを検索し、
物品Aを収納する物品収納装置2に対応するスタッカー
クレーン8や物品搬入用第一コンベヤ13などに必要な
駆動信号を送信するとともに、適当な物品搬送車12を
選択して信号を送信する。すると、物品搬入用第一コン
ベヤ13が駆動して、物品Aを載置したトレー20を搬
送するとともに、選択された物品搬送車12が、物品搬
入用第一コンベヤ13に対応する位置で停止し、物品搬
送車12のチェンコンベヤ24の駆動に伴って、物品搬
入用第一コンベヤ13上の物品Aが、トレー20と一緒
に物品搬送車12上に移載される。
電動モータ26の駆動に伴って駆動輪27が回転駆動
し、物品搬送車12が案内レール11に沿って自走し
て、指定された入庫ステーション4に対応する位置で停
止するとともに、入庫コンベヤ3の駆動によって、物品
Aは、トレー20と一緒に入庫コンベヤ3上に移載され
て搬送される。その後、入庫コンベヤ3の端部におい
て、物品Aはスタッカークレーン8に移載されるのであ
るが、スタッカークレーン8のフォーク10が、トレー
20のフォーク挿入部22に挿入されて上昇するため、
トレー20を入庫コンベヤ3上に残したままで物品Aの
み、つまり、線材A1,A2と保持枠19A,19Bの
みを掬い取って、スタッカークレーン8の昇降台9上に
移載し、空になったトレー20は、入庫コンベヤ3の逆
転駆動で物品搬送車12上に移載されて、出庫ステーシ
ョン6か、積み込みステーション15に搬送される。
れた物品Aは、スタッカークレーン8の自走と昇降台9
の昇降とによって、指定された物品収納装置2の物品収
納部1に対応する位置に停止し、フォーク10の伸縮に
よって、物品収納部1に載置収納される。そのため、各
物品収納部1には、図8および図9に示すように、間口
側から見て左右一対の腕木33が設けられ、その一対の
腕木33上に物品A、つまり、線材A1,A2と保持枠
19A,19Bとが載置され、腕木33には、保持枠1
9A,19Bの底部に係合する4本の腕木ピン34が突
設されている。なお、この実施形態においては、高さと
底部の大きさが異なる2種類の保持枠19A,19Bを
備えているため、図8の(イ)に示すように、高さが高
くて底部の大きい保持枠19Aに合致する腕木33と腕
木ピン34とを備えた物品収納部1と、図8の(ロ)に
示すように、低くて底部の小さい保持枠19Bに合致す
る腕木33と腕木ピン34とを備えた物品収納部1とが
設けられ、保持枠19A用の物品収納部1を有する物品
収納装置2と、保持枠19B用の物品収納部1を有する
物品収納装置2とが設けられている。
には、操作盤32を操作して取り出したい物品Aに関す
る情報を入力する。すると、制御装置Hが、取り出すべ
き物品Aを収納している物品収納装置2と物品収納部1
とを検索し、対応するスタッカークレーン8や出庫コン
ベヤ5などに必要な駆動信号を送信するとともに、適当
な物品搬送車12を選択して信号を送信する。そして、
上述した収納作業とは逆に、スタッカークレーン8の自
走と昇降台9の昇降とによって、昇降台9が取り出すべ
き物品Aの収納されている物品収納部1に対応する位置
に停止し、フォーク10の伸縮によって、昇降台9上に
移載される。その後、スタッカークレーン8の自走と昇
降台9の昇降、ならびに、フォーク10の伸縮により、
昇降台9上の物品Aを出庫コンベヤ5上にある空のトレ
ー20上に載置するのであり、この場合にも、保持枠1
9A,19Bの底部をピン21A,21Bに係合させる
ことで、トレー20に対する物品A の位置と向きとが確
定される。
Aを載置したトレー20を搬送し、物品搬送車12のチ
ェンコンベヤ24の駆動に伴って、出庫コンベヤ5上の
物品Aが、トレー20と一緒に物品搬送車12上に移載
される。物品搬送車12上への移載が完了すると、物品
搬送車12が案内レール11に沿って自走して、荷卸し
ステーション18に対応する位置で停止するとともに、
物品搬出用第一コンベヤ16の駆動によって、物品A
は、トレー20と一緒に物品搬出用第一コンベヤ16上
に移載されて搬送される。そして、物品搬出用第一コン
ベヤ16の端部において、フォークリフト31によっ
て、トレー20を物品搬出用第一コンベヤ16上に残し
たままで物品Aのみを釣り下げて外部に取り出すのであ
り、空になったトレー20は、物品搬出用第二コンベヤ
17、物品搬送車12、物品搬入用第二コンベヤ14な
どを介して積み込みステーション15に搬送されるか、
あるいは、出庫ステーション6に搬送される。
2種類の保持枠19A,19Bを載置収納するために、
2種類の物品収納部1を設けた例を示したが、1種類の
物品収納部1に対して2種類の保持枠19A,19Bを
載置収納できるように構成することもできる。その例を
示したのが図10で、左右一対の腕木33の上面に、4
本の腕木ピン34と4個の腕木枠35とが設けられ、底
部の大きい保持枠19Aについては、腕木枠35に対し
て係合可能に構成され、底部の小さい保持枠19Bにつ
いては、腕木ピン34に対して係合可能に構成されてい
る。このような構成を採用することにより、1種類の物
品収納部1による兼用化によって、底部の大きさが異な
る2種類の保持枠19A,19Bを安定良く載置収納す
ることができる。
して、太さの異なる2種類の線材A1,A2と2種類の
保持枠19A,19Bとの組み合わせを示したが、線材
以外の物品、例えば、ロール状のものや巻取り紙などの
ような筒状の物品、あるいは、エンジンなどのような特
殊な形状の物品など、種々の物品の搬送に適用し得るこ
とは言うまでもなく、また、その物品を保持する保持枠
や物品載置部材についても、物品の形状などに応じて種
々の改変が可能である。例えば、図11に示すように、
金属製の線材などで形成した籠状のコンテナ36を先の
実施形態における保持枠19A,19Bに対応するもの
として使用し、コンテナ36内に収納した収納物品A3
とにより物品Aを構成することもでき、この場合には、
雑多な形状の収納物品A3をコンテナ36内に収納し
て、物品収納装置2の物品収納部1に整然と載置収納す
ることができる。
材としてのトレー37の構造が、先のトレー20と若干
異なり、平面視で長方形に構成されたトレー37の上面
には、位置決め手段として機能するピン38を備えた一
対の枠体39が設けられ、この枠体39が、向き決め手
段として機能するように構成されている。そして、コン
テナ36の下面の四隅には、枠体39に外嵌し、かつ、
ピン38に係合する脚部40が設けられ、トレー37の
枠体39にコンテナ36を載置することにより、トレー
37に対してコンテナ36の位置と向きを確定できるよ
うに構成されている。なお、この図11に示すトレー3
7にも、先の実施形態と同様に、フォーク挿入部22と
フォーク差し込み口23とが設けられ、また、大きさの
異なる別のコンテナ用として、枠体39がもう一対設け
られている。同様に、物品収納部1にも、図12に示す
ように、左右一対の腕木状の枠体41が設けられ、その
腕木状の枠体41に脚部40を外嵌して載置することに
より、複数の収納物品A3とコンテナ36とからなる物
品Aを物品収納部1に対して安定良く収納できるように
構成されている。
構成するトレー20に複数本のピン21A,21B,2
1Cを設けて、物品Aの位置を確定する位置決め手段
と、物品Aの向きを確定する向き決め手段とを兼用した
例を示したが、例えば、物品A1,A2の形状が、円筒
形や円錐形のように、方向性が要求されないような形状
の場合には、位置決め手段のみを設けて実施することが
できる。
として、昇降可能な昇降台9と伸縮可能なフォーク10
とを備えたスタッカークレーン8を示したが、例えば、
物品Aのみを挟持して昇降する昇降具を備えた簡単な構
造の移載装置を用いて実施するなど、移載装置の具体的
な構造については、種々の変更が可能である。
の一例として、床面F上を走行する自走式の物品搬送車
12を示したが、チェンコンベヤやローラコンベヤによ
り中継用搬送装置を構成することもでき、この中継用搬
送装置の具体的な構造についても、種々の変更が可能で
あり、また、自走式の物品搬送車12を用いて中継用搬
送装置を構成する場合、その物品搬送車12を案内する
案内レール11を床面F上に設置せずに、床に埋入して
実施することもできる。
納装置2に対応して、チェンコンベヤからなる入庫コン
ベヤ3と出庫コンベヤ4とを一対設けた例を示したが、
これら入出庫コンベヤ3,4については、チェンコンベ
ヤに換えてローラコンベヤで構成することもでき、さら
に、ひとつのコンベヤにより入庫コンベヤ3と出庫コン
ベヤ4とを兼用するように構成することもできる。
を構成する物品搬送車12に対して、物品Aを搬入する
チェンコンベヤ式の物品搬入用第一コンベヤ13と、物
品Aを搬出するチェンコンベヤ式の物品搬出用第一コン
ベヤ16とを別々に設けた例を示したが、これら物品搬
出入用コンベヤ13,16についても、チェンコンベヤ
に換えてローラコンベヤで構成することもでき、さら
に、ひとつのコンベヤにより物品搬入用第一コンベヤ1
3と物品搬出用第一コンベヤ16とを兼用するように構
成することもできる。
Claims (4)
- 【請求項1】 物品を収納する多数の物品収納部を備え
た複数の物品収納装置と、 前記複数の物品収納装置のそれぞれに対応して設置さ
れ、前記物品を載置して搬送する入出庫コンベヤを備え
た複数の入出庫ステーションと、 前記複数の物品収納装置のそれぞれに対応して設置さ
れ、各物品収納装置の物品収納部と各入出庫ステーショ
ンとの間で前記物品を移載する複数の移載装置と、 外部から供給される前記物品、または、外部へ取り出さ
れる前記物品を載置して搬送する物品搬出入用コンベヤ
と、 前記物品搬出入用コンベヤと前記複数の入出庫ステーシ
ョンとの間で、前記物品を載置して搬送する中継用搬送
装置とが設けられ、 前記物品を載置し、かつ、前記入出庫ステーションの入
出庫コンベヤと中継用搬送装置の間での移載搬送、およ
び、前記物品搬出入用コンベヤと中継用搬送装置の間で
の移載搬送が可能な物品載置部材が設けられ、 前記物品搬出入用コンベヤに対する外部からの物品供給
または取り出しが、前記物品載置部材に対して行われる
ように構成され、 前記移載装置が、前記物品のみを保持可能で、かつ、前
記入出庫ステーションにおいて、前記物品載置部材に対
して物品を移載可能に構成され、 前記物品収納部が、前記物品のみを収納するように構成
されている自動倉庫の物品搬送システム。 - 【請求項2】 前記物品載置部材上に物品を載置した状
態で、その物品載置部材に対する前記物品の位置を確定
するための位置決め手段が、前記物品載置部材に設けら
れている請求項1に記載の自動倉庫の物品搬送システ
ム。 - 【請求項3】 前記物品載置部材上に物品を載置した状
態で、その物品載置部材に対する前記物品の向きを確定
するための向き決め手段が、前記物品載置部材に設けら
れている請求項2に記載の自動倉庫の物品搬送システ
ム。 - 【請求項4】 前記中継用搬送装置が、床面上を走行す
る自走式の物品搬送車と、その物品搬送車を案内するた
めに前記床側に設けられた案内レールとで構成されてい
る請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動倉庫の物品
搬送システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21508198A JP3603986B2 (ja) | 1998-07-30 | 1998-07-30 | 自動倉庫の物品搬送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21508198A JP3603986B2 (ja) | 1998-07-30 | 1998-07-30 | 自動倉庫の物品搬送システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1998
- 1998-07-30 JP JP21508198A patent/JP3603986B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2005206259A (ja) * | 2004-01-19 | 2005-08-04 | Bridgestone Corp | パレットレス自動倉庫 |
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