JP2000043590A - パワートレインの振動低減構造 - Google Patents

パワートレインの振動低減構造

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JP2000043590A
JP2000043590A JP10217799A JP21779998A JP2000043590A JP 2000043590 A JP2000043590 A JP 2000043590A JP 10217799 A JP10217799 A JP 10217799A JP 21779998 A JP21779998 A JP 21779998A JP 2000043590 A JP2000043590 A JP 2000043590A
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JP
Japan
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ball joint
power train
breath
rod
vibration
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Takuyuki Takahashi
拓行 高橋
Mamoru Tsutaya
守 葛屋
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレスロッドによるパワートレインの振動伝
達を低減することにより車両振動を低減する。 【解決手段】 車体フレームに設置された変速操作機構
のベース部31にブレスロッド10の一端部を固定側ボ
ールジョイント20を介して連結する。車体フレーム3
0に防振支持されたパワートレインの変速機ハウジング
61にブレスロッド10の他端部を移動側ボールジョイ
ント50を介して連結する。ボールジョイント20の回
動中心FPを通る水平面HSと、両ボールジョイント2
0,50の回動中心FP,MPを結ぶ連結軸線ALとの
なす垂直方向角度をほぼ0とする。パワートレインの振
動による移動側ボールジョイント50の回動中心MPの
上下方向移動量aに対するパワートレインの軸方向移動
量X2が減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばフォークリ
フト等の車両におけるパワートレインの振動低減構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】パワートレインの振動低減構造を述べ
る。図7に略体平面図で示すように、ブレスロッド11
0の前端部(図示左端部)は、固定側ボールジョイント
120を介して変速操作機構(図示省略)のベースプレ
ート131と連結されている。前記ベースプレート13
1は、図示しないフォークリフト等の車両における車体
フレームに設置されている。
【0003】前記ブレスロッド110の後端部は、移動
側ボールジョイント150を介してパワートレイン16
0の手動変速機のハウジング(変速機ハウジングともい
う。)161と連結されている。前記パワートレイン1
60は、エンジン、手動変速機およびクラッチを備えて
おり、車体フレームに防振支持されている。このため、
前記パワートレイン160は、上下方向またはその軸方
向(前後方向)に延びる軸線L(図7参照)回り方向す
なわちローリング方向に振動する。前記ブレスロッド1
10は、前記ベースプレート131と変速機ハウジング
161とを連結することによって、前記パワートレイン
160の振動によるシフト抜けを低減する。
【0004】前記ブレスロッド110の配置構造の従来
例について図8および図9を参照して詳述する。図8は
ブレスロッド周辺部の側面図、図9は同平面図である。
図8に示すように、変速操作機構のベースプレート13
1は、車体フレーム130(図9参照)にボルト132
等により締着されている。図9に示すように、ベースプ
レート131には、前後2本のシフトレバーシャフト1
33,134が植設されている。
【0005】前側(図において左側)のシフトレバーシ
ャフト133には前後進用のシフトレバー135が回動
可能に支持され、また、後側(図において右側)のシフ
トレバーシャフト134には1−2速用のシフトレバー
136が回動可能に支持されている(図8参照)。
【0006】図9に示すように、前記両シフトレバーシ
ャフト133,134の先端部にはカバープレート13
7の嵌合孔(符号省略)が嵌合されている。後側のシフ
トレバーシャフト134の先端部の小径ねじ軸部134
aには、前記カバープレート137を締着するナット1
38が螺合されている。
【0007】また、前側のシフトレバーシャフト133
は、前記カバープレート137より突出する突出軸部1
33bを有している。その突出軸部133bには、筒状
のスペーサ部材143および前記固定側ボールジョイン
ト120の球面ブッシュ121が嵌挿されている。さら
に、突出軸部133bの先端部のおねじ部133aには
前記球面ブッシュ121を締着するナット141が螺合
されている。
【0008】固定側ボールジョイント120は、前記球
面ブッシュ121と、その球面ブッシュ121を球面孔
122a内に嵌合したソケット部材122とから球関節
を形成している。前記ソケット部材122の接続端部に
設けられためねじ孔122bには、ブレスロッド110
の一端部のねじ軸110aが螺合されている。なお、前
記ねじ軸110aにはロックナット111が螺合されて
いる。
【0009】前記変速機ハウジング161には、シャフ
ト取り付け部162が形成されている。シャフト取り付
け部162には、ブレスロッドシャフト165が前記シ
フトレバーシャフト133,134と突出方向を逆方向
にして平行をなすように固定されている。前記ブレスロ
ッドシャフト165には、移動側ボールジョイント15
0の球面ブッシュ151が振動吸収のために所定のクリ
アランス(図示されない)をもって嵌挿されている。さ
らに、そのシャフト165の先端部のおねじ部(符号省
略)にはナット166が前記球面ブッシュ51に対し所
定の隙間Sをもって螺合されている。これにより、前記
球面ブッシュ151は軸方向に所定の移動量(隙間と同
一符号を付す。)Sをもって移動可能とされている。
【0010】移動側ボールジョイント150は、前記固
定側ボールジョイント120と同様に、前記球面ブッシ
ュ151と、その球面ブッシュ151を球面孔152a
内に嵌合したソケット部材152とから球関節を形成し
ている。前記ソケット部材152の接続端部に設けられ
ためねじ孔152bには、前記ブレスロッド110の他
端部のねじ軸110bが螺合されている。なお、前記ね
じ軸110bにはロックナット112が螺合されてい
る。
【0011】しかして、前記ブレスロッド110は、図
10に側面説明図で示すように、側面視において、前記
固定側ボールジョイント120の回動中心FPと前記移
動側ボールジョイント150の回動中心MPとを結ぶ連
結軸線ALすなわちブレスロッド110の軸線は、前記
固定側ボールジョイント120の回動中心FPを通る水
平面HSと垂直方向角度θをもって傾斜している。な
お、ブレスロッド110は、図8に示すように、レイア
ウトの関係から前上がり後下がり状に傾斜しているが、
説明の都合上、図10では前下がり後上がりに変更して
かつ垂直方向角度θが誇張して表されている。また、図
10にはブレスロッド110の移動状態を二点鎖線で示
した。
【0012】なお、前記ブレスロッド110は、図9に
示すように、平面視において、連結軸線ALは、固定側
ボールジョイント120の回動中心FPを通りかつパワ
ートレインの軸方向に平行な垂直面VSと水平方向角度
θ1をもって傾斜している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のパワートレイン
160の振動低減構造によると、ブレスロッド110が
垂直方向角度θ(図10参照)をもって傾斜しているた
め、パワートレイン160が上下方向またはローリング
方向に振動した際、パワートレイン160の軸方向(す
なわち前後方向)の移動量が大きかった。例えば、図1
0において、パワートレイン160の前記振動による移
動側ボールジョイント150の回動中心MPの上下方向
移動量をaとしたとき、パワートレイン160の軸方向
移動量はX1となる。この軸方向移動量X1は、前記垂
直方向角度θを0として上下方向移動量aを同じとした
場合(図3の説明図参照)の軸方向移動量X2と比べる
と大きい。
【0014】このため、パワートレイン160の振動が
ブレスロッド110を通じて車体フレーム130に伝達
されやすく、車両振動が増大されるといった問題が残
る。また、前記ブレスロッドシャフト165と球面ブッ
シュとの間に振動吸収のために設けたクリアランスδも
軸方向移動量X1によって0になりやすいため、パワー
トレイン160の振動がブレスロッド110に伝わりや
すいといえる。
【0015】本発明は上記した問題点を解決するために
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、ブレスロッドによるパワートレインの振動伝達を低
減することにより車両振動を低減することのできるパワ
ートレインの振動低減構造を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1記載の発明は、フォークリフト
等の車両における車体フレームに設置された変速操作機
構のベース部にはブレスロッドの一端部を固定側ボール
ジョイントを介して連結し、前記車体フレームに防振支
持されたパワートレインの変速機ハウジングには前記ブ
レスロッドの他端部を移動側ボールジョイントを介して
連結したパワートレインの振動低減構造であって、前記
固定側ボールジョイントの回動中心を通る水平面と、前
記固定側ボールジョイントの回動中心と前記移動側ボー
ルジョイントの回動中心とを結ぶ連結軸線とのなす垂直
方向角度をほぼ0としたパワートレインの振動低減構造
である。このように構成すると、パワートレインの上下
方向およびローリング方向の振動による移動側ボールジ
ョイントの回動中心の上下方向移動量に対するパワート
レインの軸方向移動量が従来と比べて減少する。このた
め、ブレスロッドによるパワートレインの振動伝達を低
減し、車両振動を低減することができる。
【0017】請求項2記載の発明は、固定側ボールジョ
イントの回動中心を通りかつパワートレインの軸方向に
平行な垂直面と連結軸線とのなす水平方向角度をほぼ0
とした請求項1記載のパワートレインの振動低減構造で
ある。このように構成すると、パワートレインの振動に
よる移動側ボールジョイントの回動中心の左右方向移動
量に対するパワートレインの軸方向移動量が減少するた
め、これまたブレスロッドによるパワートレインの振動
伝達を低減し、車両振動の低減に有利である。
【0018】請求項3記載の発明は、変速操作機構のシ
フトレバーのレバー支持部と別個に固定側ボールジョイ
ントのジョイント支持部を設けた請求項1または2記載
のパワートレインの振動低減構造である。このように構
成すると、シフトレバーのレバー支持部と固定側ボール
ジョイントのジョイント支持部とを共用する場合と比べ
て、固定側ボールジョイントのジョイント支持部の配置
に係る自由度を増大することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕実施の形態1に
ついて図1〜図4を参照して説明する。なお本実施の形
態1は、従来例で述べたフォークリフト等の車両におけ
るパワートレインの振動低減構造に変更を加えたもので
あるから、同一もしくは実質的に同一構成と考えられる
部分には百の桁を省いた同一符号を付すことにする。
【0020】図1はブレスロッド周辺部の側面図、図2
は同平面図である。図2において、変速操作機構(図示
省略)のベースプレート31は、前記車両の車体フレー
ム30にボルト32(図1参照)等により締着されてい
る。ベースプレート31には、前後2本のシフトレバー
シャフト33,34が立設されている。なお、ベースプ
レート31は本発明でいう変速操作機構のベース部に相
当する。
【0021】前側(図において左側)のシフトレバーシ
ャフト33には、前後進用のシフトレバー35が回動可
能に支持され、また、後側(図において右側)のシフト
レバーシャフト34には、1−2速用のシフトレバー3
6が回動可能に支持されている(図2参照)。図2に示
すように、前記両シフトレバーシャフト33,34の先
端部の小径ねじ軸部33a,34aには、カバープレー
ト37の各嵌合孔(符号省略)が嵌合されている。さら
に、前記小径ねじ軸部33a,34aには、カバープレ
ート37を締着するナット38,41がそれぞれ螺合さ
れている。なお、シフトレバーシャフト33,34は本
発明でいうレバー支持部に相当する。
【0022】図1および図2に示すように、前記ベース
プレート31には、後側のシフトレバーシャフト34の
後下方(図1において右下方)に位置する前側のブレス
ロッドシャフト40が植設されている。図2に示すよう
に、前側のブレスロッドシャフト40には固定側ボール
ジョイント20の球面ブッシュ21が嵌挿されている。
さらに、そのブレスロッドシャフト40の先端部のおね
じ部(符号省略)には、前記球面ブッシュ21を締着す
るナット42が螺合されている。なお、前側のブレスロ
ッドシャフト40は本発明でいうジョイント支持部に相
当する。
【0023】固定側ボールジョイント20は、前記球面
ブッシュ21と、その球面ブッシュ21を球面孔22a
内に嵌合したソケット部材22とから球関節を形成して
いる。前記ソケット部材22の接続端部に設けられため
ねじ孔22bには、ブレスロッド10の一端部のねじ軸
10aが螺合されている。なお、前記ねじ軸10aには
ロックナット11が螺合されている。
【0024】前記車両のパワートレインの変速機ハウジ
ング61には、シャフト取り付け部62が形成されてい
る。シャフト取り付け部62には、後側のブレスロッド
シャフト65が前記前側のブレスロッドシャフト40と
突出方向を逆方向にして平行をなすように固定されてい
る。前記ブレスロッドシャフト65には、図4に平面説
明図で示すように、移動側ボールジョイント50の球面
ブッシュ51が振動吸収のために所定のクリアランスδ
をもって嵌挿されている。さらに、そのブレスロッドシ
ャフト65の先端部のおねじ部(符号省略)にはナット
66が前記球面ブッシュ51に対し所定の隙間Sをもっ
て螺合されている。これにより、前記球面ブッシュ51
は軸方向に所定の移動量(隙間と同一符号を付す。)S
をもって移動可能とされている。
【0025】移動側ボールジョイント50は、前記固定
側ボールジョイント20と同様に、前記球面ブッシュ5
1と、その球面ブッシュ51を球面孔52a内に嵌合し
たソケット部材52とから球関節を形成している。前記
ソケット部材52の接続端部に設けられためねじ孔52
bには、前記ブレスロッド10の他端部のねじ軸10b
が螺合されている。なお、前記ねじ軸10bにはロック
ナット12が螺合されている。
【0026】しかして、図3に側面説明図で示すよう
に、側面視において、前記固定側ボールジョイント20
の回動中心FPを通る水平面HSと、前記固定側ボール
ジョイント20の回動中心FPと前記移動側ボールジョ
イント50の回動中心MPとを結ぶ連結軸線(本形態の
場合、ブレスロッド10の軸線と同一)ALとのなす垂
直方向角度(図10にθで示す角度)をほぼ0としてい
る。また、図3にはブレスロッド10の移動状態を二点
鎖線で示した。
【0027】また、図4に示すように、平面視におい
て、前記連結軸線ALは、固定側ボールジョイント20
の回動中心FPを通りかつパワートレインの軸方向に平
行な垂直面VSと水平方向角度θ1をもって傾斜してい
る。なお、図4では水平方向角度θ1、クリアランスδ
および隙間Sがそれぞれ誇張して表されている。
【0028】上記したパワートレインの振動低減構造に
よると、固定側ボールジョイント20の回動中心FPを
通る水平面HSと連結軸線ALとのなす垂直方向角度を
ほぼ0としている。このため、パワートレイン(図7の
符号、160参照)の上下方向およびローリング方向の
振動による図3に示す移動側ボールジョイント50の回
動中心MPの上下方向移動量aに対するパワートレイン
の軸方向(図3において左右方向)移動量X2が従来の
軸方向移動量X1(図10参照)と比べて減少する。こ
のため、ブレスロッド10によるパワートレインの振動
伝達を低減し、車両振動を低減することができる。
【0029】また、前記軸方向移動量X2の減少によっ
て、後側のブレスロッドシャフト65と球面ブッシュ5
1との間に振動吸収のために設けたクリアランスδも0
となりにくいため、前記クリアランスδによりパワート
レインの前記振動を適正に吸収することができる。
【0030】また、シフトレバーシャフト33,34と
別個に固定側ボールジョイント20の前側のブレスロッ
ドシャフト40を設けたことにより、シフトレバーシャ
フト33,34と前側のブレスロッドシャフト40とを
共用する場合と比べて、前側のブレスロッドシャフト4
0を配置する自由度を増大することができる。
【0031】〔実施の形態2〕実施の形態2について図
5のブレスロッド周辺部の平面図を参照して説明する。
実施の形態2は、実施の形態1の一部を変更したもので
あるからその変更部分について詳述し、実施の形態1と
重複する説明は省略する。実施の形態2は、図5に示す
ように、固定側ボールジョイント20の回動中心FPを
通りかつパワートレインの軸方向に平行な垂直面VSと
連結軸線ALとのなす水平方向角度(図4にθ1で示す
角度)をほぼ0としている。
【0032】したがって、支持の形態2によると、実施
の形態1における垂直方向角度を0とした場合と同じ考
えで、パワートレインの左右方向およびローリング方向
の振動による移動側ボールジョイント50の回動中心M
Pの左右方向(ブレスロッド10の軸線に交差する方向
であって、図5において上下方向が相当する。)移動量
に対するパワートレインの軸方向(図5において前後方
向)移動量が実施の形態1の軸方向移動量に比べて減少
するため、これまたブレスロッド10によるパワートレ
インの振動伝達を低減し、車両振動の低減に有利であ
る。なお、移動側ボールジョイント50の回動中心MP
の上下方向移動量と比べて左右方向移動量が小さいこと
から、水平方向角度を0とするよりも優先的に垂直方向
角度を0としたほうが車両振動の低減に有利である。
【0033】〔実施の形態3〕実施の形態3について図
6のブレスロッド周辺部の平面図を参照して説明する。
実施の形態3は、実施の形態1の一部を変更したもので
あるからその変更部分について詳述し、実施の形態1と
重複する説明は省略する。
【0034】実施の形態3は、実施の形態1,2におけ
る前側のブレスロッドシャフト40を排除し、従来例と
同様に、前側のシフトレバーシャフト33の突出軸部3
3bには筒状のスペーサ部材43および固定側ボールジ
ョイント20の球面ブッシュ21が嵌挿されている。さ
らに、そのシャフト33の先端部のおねじ部(符号省
略)に前記球面ブッシュ21を締着するナット41が螺
合されている。これにより、前側のシフトレバーシャフ
ト33とブレスロッドシャフト40とを共用することが
できる。
【0035】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば、変速操作機構のベース部には、
ベースプレート31の周辺部における車体フレーム30
の部分も含まれる。このため、実施の形態1,2におけ
る前側のブレスロッドシャフト40は、ベースプレート
31と別々に車体フレーム30に取り付けることも考え
られる。また、ブレスロッド10は、両ボールジョイン
ト20,50の回動中心FP,MPを結ぶ連結軸線AL
と一致しない軸線をもつ形状であっても良い。また、車
体に対するパワートレインの搭載方向も上記実施の形態
のような縦置きに限らず、横置きのものについても本発
明は適用することが可能である。
【0036】
【発明の効果】本発明のパワートレインの振動低減構造
によれば、ブレスロッドによるパワートレインの振動伝
達を低減することにより車両振動を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1を示すブレスロッド周辺部の側面
図である。
【図2】同、平面図である。
【図3】ブレスロッドの側面説明図である。
【図4】ブレスロッドの平面説明図である。
【図5】実施の形態2を示すブレスロッド周辺部の平面
図である。
【図6】実施の形態3を示すブレスロッド周辺部の平面
図である。
【図7】ブレスロッドの配置構造を示す略体平面図であ
る。
【図8】従来例を示すブレスロッド周辺部の側面図であ
る。
【図9】同、平面図である。
【図10】ブレスロッドの側面説明図である。
【符号の説明】
10 ブレスロッド 20 固定側ボールジョイント 30 車体フレーム 31 ベースプレート(ベース部) 33,34 シフトレバーシャフト(レバー支持部) 40,65 ブレスロッドシャフト(ジョイント支持
部) 50 移動側ボールジョイント 61 変速機ハウジング AL 連結軸線 FP,FV 回動中心 HS 水平面 VS 垂直面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォークリフト等の車両における車体フ
    レームに設置された変速操作機構のベース部にはブレス
    ロッドの一端部を固定側ボールジョイントを介して連結
    し、前記車体フレームに防振支持されたパワートレイン
    の変速機ハウジングには前記ブレスロッドの他端部を移
    動側ボールジョイントを介して連結したパワートレイン
    の振動低減構造であって、前記固定側ボールジョイント
    の回動中心を通る水平面と、前記固定側ボールジョイン
    トの回動中心と前記移動側ボールジョイントの回動中心
    とを結ぶ連結軸線とのなす垂直方向角度をほぼ0とした
    パワートレインの振動低減構造。
  2. 【請求項2】 固定側ボールジョイントの回動中心を通
    りかつパワートレインの軸方向に平行な垂直面と連結軸
    線とのなす水平方向角度をほぼ0とした請求項1記載の
    パワートレインの振動低減構造。
  3. 【請求項3】 変速操作機構のシフトレバーのレバー支
    持部と別個に固定側ボールジョイントのジョイント支持
    部を設けた請求項1または2記載のパワートレインの振
    動低減構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009257402A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Takenaka Komuten Co Ltd ダンパーの取付構造

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JP2009257402A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Takenaka Komuten Co Ltd ダンパーの取付構造

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