JP2000043019A - コンクリート成形用中子 - Google Patents

コンクリート成形用中子

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JP2000043019A
JP2000043019A JP10355508A JP35550898A JP2000043019A JP 2000043019 A JP2000043019 A JP 2000043019A JP 10355508 A JP10355508 A JP 10355508A JP 35550898 A JP35550898 A JP 35550898A JP 2000043019 A JP2000043019 A JP 2000043019A
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outer peripheral
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wall
concrete
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JP10355508A
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Shigeo Abe
重穂 阿部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成でありながら、コンクリートの成
形時には良好に脱型でき、しかも、表面状態が良好なコ
ンクリート製品を得ることができる、コンクリート成形
用の中子を提供すること。 【解決手段】 コンクリートが充填されない空間12を
囲むように設けられる外周壁13を弾性材料によって連
続して形成するとともに、この外周壁13の内側壁面に
は、外周壁13を支持するための剛性材料で形成される
支持部材18を外周壁13の周方向において、連続しな
いように設ける。これによって、成形後に引き抜くとき
には、支持部材13が連続しない部分において外周壁1
3が撓んで変形するとともに、引き抜きによる引っ張り
力によって、外周壁13におけるコンクリート製品との
接触部分が伸びるように弾性変形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートを成
形するための中子であって、詳しくは、暗渠、溜枡およ
びボックスなどを形成するために使用される中子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンクリート製品に、暗渠、
溜枡およびボックスなどを形成するときには、コンクリ
ートの形成時において、コンクリート用型枠とともに、
それぞれの形状に対応する中子が使用されている。
【0003】このような中子として、たとえば、図21
および図22に示すようなものが知られている。図21
において、この中子1は、長筒状をなし、主として多孔
管や暗渠管など貫通孔をもつコンクリート製品を成形す
るために使用される。中子1は、断面略C字状とされた
鋼鉄製の中子本体2と、この中子本体2が連続していな
い両端縁の間に、軸方向に沿って連続して設けられるゴ
ム製の可撓部分3とから構成されている。そして、コン
クリートの成形時には、この中子1を図示しないコンク
リート型枠にセットして、コンクリートを充填し、成形
が完了した後に、図22に示すようにこの可撓部分3を
撓ませることによって、引き抜くようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した中子
1では、可撓部分3を撓ませても、中子本体2が鋼鉄製
であるため変形しにくく、とりわけ可撓部分3から離れ
た部分はあまり変形を生じない。そのため引き抜きにく
い場合があり、また、強引に引き抜くと、成形されたコ
ンクリート製品に損傷を生じる場合がある。
【0005】また、中子本体2と可撓部分3との連結部
分において、成形されたコンクリート製品の表面に筋状
の凹凸やバリなどが発生する場合もある。
【0006】本発明は、上記した不具合を解決するため
になされたものであり、その目的とするところは、簡易
な構成でありながら、コンクリートの成形時には良好に
脱型でき、しかも、表面状態が良好なコンクリート製品
を得ることができる、コンクリート成形用の中子を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、コンクリートを成形する
ための中子であって、コンクリート成形時においてコン
クリートが充填されない空間を囲むように設けられる外
周壁と、この外周壁の内側壁面に設けられ、前記外周壁
を支持するための支持部材とを備え、前記外周壁は、弾
性材料によって連続して形成されるとともに、前記支持
部材は、剛性材料で形成され、前記外周壁の周方向にお
いて、連続しないように設けられていることを特徴とし
ている。
【0008】このような構成によると、コンクリートを
成形するときには、弾性材料によって形成されている外
周壁は、剛性材料で形成される支持部材によって支持さ
れているので、変形することなくその状態を保つ。一
方、成形後に引き抜くときには、支持部材は、外周壁周
方向において、その内側壁面に連続しないように設けら
れているので、この連続しない部分において、外周壁が
撓み、外周壁を変形させるとともに、引き抜きによる引
っ張り力、すなわち、外周壁とコンクリート製品との間
に生じる剪断応力によって、外周壁におけるコンクリー
ト製品との接触部分が伸びるように弾性変形する。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記支持部材は、前記外周壁の
内側壁面に、互いに所定の間隔を隔てて複数設けられて
いることを特徴としている。
【0010】このような構成によると、支持部材は、外
周壁の内側壁面に互いに所定の間隔を隔てて複数設けら
れるので、この所定の間隔を隔てる部分を、たとえば、
外周壁の折れ曲がり部分などとし、一方、支持部材を設
ける部分を、平坦部分などとすることによって、外周壁
の具体的な形状に合わせて、より変形し易く、かつ支持
部材をより設け易い構成とすることができる。
【0011】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明において、前記外周壁は長筒状に
形成されるとともに、前記支持部材は、前記外周壁の長
さ方向に連続して設けられていることを特徴としてい
る。
【0012】このような構成によると、長筒状に形成さ
れた外周壁を、その長さ方向に沿って引き抜けば、外周
壁は、内側方向に変形される。
【0013】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
ないし3のいずれかに記載の発明において、前記外周壁
の開口を覆う蓋壁をさらに備え、前記蓋壁は前記外周壁
と同じ材料で連続して形成されていることを特徴として
いる。
【0014】このような構成によると、外周壁に蓋壁が
連続して形成されているので、コンクリート製品にボッ
クス状の形状を形成することができる。
【0015】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
ないし4のいずれかに記載の発明において、前記弾性材
料の硬度が、JIS K6301に記載されるショア硬
度で60A〜70Dの範囲にあることを特徴としてい
る。
【0016】外周壁をこのような硬度の弾性材料で形成
すれば、コンクリートの成形時には、支持部材に支持さ
れながら、変形することなくその状態を保ち、また、成
形後に引き抜くときには、支持部材が連続しない部分に
おいて撓み、変形するとともに、引っ張り力によって外
周壁におけるコンクリート製品との接触部分が伸びるよ
うに弾性変形する。
【0017】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
ないし5のいずれかに記載の発明において、前記外周壁
の内側に設けられ、前記外周壁を内側に向かって変形さ
せるための伸縮手段をさらに備えていることを特徴とし
ている。
【0018】このような構成によると、成形後の引き抜
きにおいて、伸縮手段によって外周壁を内側に向かって
変形させることができるので、成形されたコンクリート
製品と外周壁との接触を少なくすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のコンクリート成
形用中子の一実施形態としての貫通孔成形用中子の斜視
図、図2は、図1の正面図である。
【0020】図1および図2において、この貫通孔成形
用の中子11は、貫通孔を有するコンクリート製品、た
とえば、暗渠管、多孔管などを形成する暗渠型枠中子、
多孔管型枠中子などとして使用される。
【0021】図1に示されるように、この中子11は、
コンクリートを成形するときに、コンクリートが充填さ
れない空間、すなわち、貫通孔が形成される空間12を
囲むように外周壁13が設けられ、その外周壁13の内
側壁面に、この外周壁13を支持するための支持部材1
8が設けられている。
【0022】この外周壁13は、その空間12を囲む断
面略矩形状の長筒状に形成されており、緩やかな湾曲状
に形成された下壁14と、その下壁14の両端部から上
方に向かって対向状に延び、ほぼ平坦状に成形される両
側壁15および16と、両側壁15および16の各上端
部の間に設けられる、ほぼ平坦状に成形される上壁17
とから構成されている。これら下壁14、両側壁15お
よび16および上壁17は、弾性材料によって連続して
形成されている。このような外周壁13を構成する弾性
材料としては、その硬度が、JIS K6301に記載
されるショア硬度で60A〜70Dの範囲、さらには、
80A〜95Aの範囲にある合成樹脂材料であることが
好ましい。外周壁13をこのような硬度の弾性材料で形
成すれば、コンクリートの成形時には、支持部材18に
支持されながら、変形することなくその状態を保ち、ま
た、成形後に引き抜くときには、支持部材18が連続し
ない部分(後述する。)において撓み、変形するととも
に、引っ張り力によって外周壁13におけるコンクリー
ト製品との接触部分が伸びるように弾性変形するように
なる。したがって、このような硬度を有する弾性材料を
使用することによってコンクリートの成形および引き抜
きを行なうために最も適した強度および弾性を有する材
料によって外周壁13を形成することができる。
【0023】より具体的には、本実施形態の外側壁13
は、このような硬度の範囲にある注型ポリウレタンエラ
ストマーによって一体成形されている。ポリウレタンエ
ラストマーは、弾性変形による復元力に優れるとともに
耐久性がよく、このような中子11の外側壁13を形成
するための材料として最も好ましい。
【0024】また、支持部材18は、鋼鉄製の剛性材料
によって、外側壁13の長さ方向に連続する矩形板状に
形成されており、外周壁13の周方向において、連続し
ないように、互いに所定の間隔を隔てながら複数設けら
れている。すなわち、この支持部材18は、外周壁13
の下壁14、2つの側壁15および16および上壁17
のそれぞれの内側壁面に焼き付けなどの接合手段によっ
て接合されており、外周壁13における下壁14と2つ
の側壁15および16との連続部分19、および、上壁
17と2つの側壁15および16との連続部分20に
は、各支持部材18を接合しないようにして、この外周
壁13の連続部分19および20において、支持部材1
8が連続しない部分が形成されるようにしている。な
お、上壁17の内側壁面に接合される支持部材18は、
次に述べる伸縮機構21によって外周壁13の内側に変
形し得るように、その長さ方向において2つ割りにされ
ている。
【0025】このように、支持部材18を、平坦状であ
る側壁15および16、ならびに上壁17のみに設け
て、一方、折れ曲がっている連続部分20に設けないよ
うにすれば、この外周壁13の具体的な形状に合わせて
より変形し易いように構成することができるとともに、
かつ支持部材18をより簡易に設けることができる。ま
た、支持部材18は、外周壁13の長さ方向に連続する
矩形板状として形成されているので、後述するコンクリ
ート製品からの引き抜きにおいて、中子11をその長さ
方向に沿って引き抜くことにより、外周壁13を、内側
方向に変形させることができ、より容易に引き抜くこと
ができる。
【0026】なお、このような外周壁13は、断面略矩
形状に限らず、たとえば、断面三角形、断面多角形、断
面円形状など、その目的および用途に適合した形状に適
宜成形されるため、その外周壁13の内側壁面に設けら
れる支持部材18も、その数、形状および配置などをそ
の形状および用途などに適合させて、適宜選択して採用
することができる。
【0027】このように構成された中子11には、さら
にその外周壁13の内側に、外周壁13を内側に向かっ
て変形させるための伸縮手段としての伸縮機構21を備
えている。
【0028】この伸縮機構21は、一方の側壁15に接
合される支持部材18に連結される第1アーム22と、
他方の側壁16に接合される支持部材18に連結される
第2アーム23と、上壁17に接合される支持部材18
に連結される第3アーム24とを備えている。第1およ
び第2アーム22および23は、矩形枠体として形成さ
れ、側壁15および16において互いに対向する上下方
向ほぼ中央位置から、それぞれが対向する反対側の側壁
15および16に向かって延びるように設けられてい
る。また、第3アーム24も同じく矩形枠体として形成
され、上壁15の幅方向(左右方向)ほぼ中央位置から
下壁14に向かって延びるように設けられている。な
お、この第3アーム24は、2つ割りにされた各支持部
材18のそれぞれに揺動可能に取り付けられているブラ
ケット25を介して連結されている。
【0029】そして、これら第1ないし第3アーム22
ないし24が延びる空間12のほぼ中央には、これら第
1ないし第3アーム22ないし24によって支持される
シャフト26が、外周壁13の長さ方向に沿って設けら
れている。このシャフト26は、第1アームないし第3
アーム22ないし24の枠内に挿入されており、このシ
ャフト26の外周面には、これらの枠の内面と対向する
ようなギヤが形成されている。一方、第1アームないし
第3アーム22ないし24の枠の内面には、このギヤに
噛み合うラックがそれぞれ形成されている。このラック
は、ギヤを時計方向に回転させることによって、第1な
いし第3アーム22ないし24のそれぞれが反対側の側
壁15および16、および下壁14に向かって進み、ギ
ヤを反時計方向に回転させることによって、第1ないし
第3アーム22ないし24のそれぞれが、それぞれが連
結されている側壁15および16、および下壁14に向
かって進むように形成されている。
【0030】なお、このような第1アームないし第3ア
ーム22ないし24は、外周壁13の長さ方向におい
て、少なくとも1組あればよいが、両端部あるいはその
長さ方向途中に複数設けてもよい。また、本実施形態の
伸縮機構21は、第1アームないし第3アーム22ない
し24と、その第1アームないし第3アーム22ないし
24に形成されるラックと、シャフト26に形成される
ギヤとによって構成したが、アームの数および形状は、
支持部材18が設けられる配置などによって、適宜選択
すればよく、さらに、伸縮させるための機構は、ラック
とギヤに限らず、たとえば、クランプ、カムなどの公知
の機構を採用してもよい。
【0031】次に、このように構成された本実施形態の
中子11を用いて、コンクリートを成形する方法、とり
わけ、中子11を引き抜く方法について、主に図5また
は図6を参照して説明する。
【0032】まず、一側が開放された箱状の外枠27内
に中子11を公知の方法によってセットした後、この外
枠27内にコンクリートを充填し硬化させることによっ
て、この中子11が配置される部分が貫通孔となるコン
クリート製品を成形する。この成形時において、外周壁
13は支持部材18によって支持されているので、変形
することなくその状態を保ち、良好に成形することがで
きる。なお、図2、図4、図5および図6において、コ
ンクリート製品は仮想線29で示されている。次いで、
外枠27の型ばらしを行なう。この状態は図5で示され
ている。そして、この型ばらしの後に、中子11を引き
抜く。この中子11の引き抜きは、次のようにして行な
われる。
【0033】すなわち、まず、伸縮機構21によって、
外周壁13を内側に変形させる。この操作は、上述した
ように、シャフト26を時計方向に回転させる。そうす
ると、第1ないし第3アーム22ないし24のそれぞれ
が反対側の側壁15および16、および下壁14に向か
って進み、側壁15および16、および上壁17が内側
に引き寄せられ、これによって外周壁13は内側に向か
って変形して、成形されたコンクリート製品と外周壁1
3との接触面積が少なくなる。この状態は、図3および
図4に示されている。すなわち、図3に示すように、支
持部材18が接合されていない外周壁13の連続部分2
0が伸縮機構21の引っ張り力によって撓み、両側壁1
5および16は、互いに近づく方向に変形するととも
に、上壁17は、第3アーム24の引っ張り力によって
2つ割りにされた支持部材18が略V字状となるよう揺
動するので、その中央部が長さ方向に沿って内側に凹む
ように変形する。これによって、図4においては、外周
壁13は、上壁17側において2箇所、下壁14側にお
いて1箇所のみがコンクリート製品と接触するのみで、
引き抜くときには、コンクリート製品と外周壁13との
接触抵抗が少なくなり、より円滑かつ確実に引き抜くこ
とができるようになる。なお、外周壁13は内側に変形
しても、シャフト26を反時計方向に回転させて、第1
ないし第3アーム22ないし24をそれぞれ逆方向に進
めて元の位置に戻せば、その弾性によって元の形状に復
元され、繰り返して使用できる。
【0034】そして、このようにして外周壁13を内側
に変形させた後に、図6に示すように、コンクリート製
品から中子11を引き抜く。この引き抜きは、たとえ
ば、シャフト26のネジ孔にボルト28を螺着させ、こ
のボルト28を把持することによって行なう。このと
き、引き抜きによる引っ張り力、すなわち、外周壁13
とコンクリート製品との間に生じる剪断応力によって、
外周壁13とコンクリート製品との接触部分が伸びるよ
うに弾性変形するので、円滑に引き抜くことができる。
したがって、成形されたコンクリート製品に損傷を生じ
ことがない。さらに、外周壁13は連続して形成されて
いるため、成形されたコンクリート製品の表面状態が良
好であり、凹凸やバリなどを生じることもない。
【0035】また、図7、図8および図9は、上記した
実施形態とは異なる態様を示す中子11の要部平面図で
ある。これら図7ないし図9に示す中子11は、以下に
説明する点を除けば、基本的には上記した構成と同様で
あり、上記した構成に対応する部材は、上記と同じ符号
を用いて表わす。
【0036】図7に示す中子11では、外周壁13は、
その断面が略正方形であって、支持部材18は、下壁1
4、2つの側壁15および16ならびに上壁17のそれ
ぞれに設けられている。下壁14と2つの側壁15およ
び16との連続部分19、ならびに上壁17と2つの側
壁15および16との連続部分20は、ともにほぼ垂直
に屈曲しており、この部分には支持部材18を接合しな
いようにしている。
【0037】そして、各支持部材18の両端部には、連
続部分19および20に向かって傾斜する面取り30が
形成されており、この面取り30によって、良好に変形
できるようにされている。
【0038】また、図8に示す中子11は、図7に示す
中子11において、各支持部材18を、その幅方向ほぼ
中央で分割した態様を示すものである。このように、各
支持部材18を2つ割りに形成することで、支持部材1
8が連続しない部分をより多く設けて、外周壁13がよ
り撓むようにしている。
【0039】また、図9に示す中子11は、図7に示す
中子11において、下壁14、2つの側壁15および1
5ならびに上壁17をやや薄肉の凹状に形成して、これ
らに、各支持部材18をそれぞれに埋め込むようにして
設けるとともに、また、連続部分19および20を厚肉
に形成して、外周壁13がより変形できるように、変形
時の圧力を逃がすための凹状溝31を形成している。こ
れによって、外周壁13がより変形して、より良好な引
き抜きが行なえる。
【0040】また、図10には、コンクリート製品にボ
ックス状の形状を形成するために使用されるボックス形
成用中子の要部断面斜視図が示されている。この中子3
5は、コンクリート製品に溜枡やボックスなどを形成す
るために使用される。
【0041】図10において、中子35は、コンクリー
トを成形するときに、コンクリートが充填されないボッ
クス状の空間39を囲むように外周壁36が設けられて
いる。この外周壁36は、矩形状の断面を持つ筒状の形
状をなし、弾性材料からなる平板状の4つの側壁37
が、この空間39を囲むようにして連続して形成されて
いる。また、外周壁36には、この外周壁36の一側開
口を覆う蓋壁38が、外周壁36と同じ材料によって連
続して形成されている。これによって、外周壁36と蓋
壁38とで一側開口の箱形状が形成される。また、具体
的には、上記した実施形態と同様に、外側壁36および
蓋壁38が注型ポリウレタンエラストマーによって一体
成形されている。
【0042】支持部材41は、鋼鉄製からなる剛性材料
によって形成され、縦寸法が側壁37の縦寸法と実質的
に同じ寸法とされ、幅寸法が側壁37の幅寸法よりもや
や小さい幅寸法となるような略板状をなし、それぞれの
側壁37の内側壁面に、焼き付けなどの接合手段によっ
て接合されている。したがって、各側壁37が連続する
連続部分40、つまり、外周壁36の各角部には支持部
材41が連続しない部分が形成される。支持部材41に
は、蓋壁38が接触する端部において、傾斜面42が設
けられるとともに、この傾斜面42よりも蓋壁38から
より遠い位置には、断面略コ字状の溝45が、支持部材
41の幅方向に沿って形成されている。
【0043】また、この外周壁13の内側には、蓋壁3
8の内側壁面に接合される伸縮手段としての治具43が
挿入される。この治具43は、4つに分割された略十字
状のプレート部材44と、一端がこのプレート部材44
に接続される軸部材48とを備えている。十字状に延び
るプレート部材44の端部は、各支持部材41に形成さ
れる傾斜面42に嵌め込むことができるように、面取り
部分49が設けられている。
【0044】そして、この治具43を中子35内にセッ
トするには、分割された各プレート部材44を、その面
取り部分49が支持部材41の傾斜面42に対向するよ
うな状態となるように蓋壁38の内側壁面上にセットし
た上で、次いで軸部材48を挿入してセットされたプレ
ート部材44に接合する。このとき、同時に軸部材48
の端面50を蓋壁38の内側壁面に接合する。これによ
って、軸部材48は、プレート部材44と一体となると
ともに、蓋壁38に固定される。この状態は、次に述べ
る図13に示されている。
【0045】次に、このように構成された中子35を用
いて、コンクリートを成形する方法について、図11な
いし図13を参照して説明する。
【0046】まず、一側が開放された箱状の外枠46の
底壁47上に中子35を配置して、この外枠46内にコ
ンクリートを充填し硬化させることによって、この中子
35が配置される部分がボックス状の凹部となるような
コンクリート製品を成形する。図10および図11に
は、このような成形を行なった後に、型ばらしを行なっ
た状態が示されている。外枠46の底壁47上に中子3
5を配置するときには、図12に示すように、軸部材4
8の遊端部51を底壁47に固定させておく。なお、仮
想線52は成形されたコンクリートを示している。
【0047】そして、この型ばらしの後に、コンクリー
ト製品を、中子35から引き抜くようにして取り外す。
この状態は、図13に示されている。図13において、
コンクリート製品を上方に引っ張ると、側壁37におけ
るコンクリート製品との接触部分が伸びるように弾性変
形する。また、これとともに、コンクリート製品と接触
している側壁37は一緒に持ち上がろうとするが、蓋壁
38には軸部材48の端面50が接合されているため、
蓋壁38が内側へ撓むとともに、プレート部材44の面
取り部分49が支持部材41の溝45に嵌まり込み、側
壁37が内側に傾くようになる。そのため、コンクリー
ト製品より抜け易くなり、円滑に取り外すことができ
る。
【0048】このように、中子35は、外周壁36に蓋
壁37が連続して形成されているので、コンクリート製
品にボックス状の形状を形成することができる。したが
って、たとえば、溜枡やボックスなどを形成する場合
に、好適に使用することができる。
【0049】さらに、図14ないし図20には、図10
ないし図13に示されるボックス形成用中子とは異なる
実施形態のボックス形成用中子が示されている。図14
は中子の斜視図、図15は中子を外枠に組み付ける状態
を示す斜視図、図16は中子を外枠に組み付けた状態を
示す斜視図、図17ないし図20は中子の使用状態を示
す断面図および平面図である。以下、これら図14ない
し図20を参照して、ボックス形成用中子の他の実施形
態について説明する。
【0050】図14において、この中子61は、コンク
リートを成形するときに、コンクリートが充填されない
ボックス状の空間62を囲むように外周壁63が設けら
れている。この外周壁63は、矩形状の断面を持つ筒状
の形状をなし、弾性材料からなる平板状の4つの側壁6
4が、この空間62を囲むようにして連続して形成され
ている。また、外周壁63には、この外周壁63の一側
開口を覆う蓋壁65と他側開口端から各側壁64の外方
に延びるフランジ部66が、外周壁63と同じ材料によ
って連続して形成されている。また、この中子61は、
具体的には、上記した実施形態と同様に、外周壁63、
蓋壁65およびフランジ部66が注型ポリウレタンエラ
ストマーによって一体成形されている。そして、この中
子61は、鉄鋼製からなる取付部材67に取り付けられ
る。この取付部材67は、矩形枠体として形成され、下
方に向けて複数のボルト68を突出させている。中子6
1は、そのフランジ部66を、この取付部材67の上面
に焼き付けなどの接合手段によって接合させることによ
り、この取付部材67に取り付けられている。なお、こ
の状態が図15に示されている。
【0051】そして、中子61が接合された取付部材6
7は、図15に示すように、支持部材69および伸縮手
段としての伸縮機構76が設けられている外枠70に取
り付けられる。この外枠70は、底壁71を有する矩形
状の本体72と、その本体72の4つの各辺に、ヒンジ
73(図17および図19に示される。)を介して揺動
自在にそれぞれ取り付けられる4つの矩形板状の側板7
4とを備えている。このような外枠70は、各側板74
を起立状に組み立てることにより、一側が開放された箱
体として、コンクリートを充填することができ、また、
各側板74を展開することにより、型ばらしを行なうこ
とができる。また、各側板74には、その内側面に、中
子61と同じ弾性材料からなる弾性板75が焼き付けな
どの接合手段によって接合されている。
【0052】また、支持部材69は、この外枠70の底
壁71上に設けられ、伸縮機構76は、その支持部材6
9の内側に設けられている。支持部材69は、鉄鋼製の
剛性材料からなり、外枠70の底壁71上に略矩形状を
なすように4つ配置されている。各支持部材69は、ほ
ぼ直角方向において互いに連続する2つの矩形板状の側
板部材と、この2つの側板部材の上端に連続する矩形板
状の上板部材からなり、これらが互いに連続しないよう
に、所定の間隔を隔てながら配置されている。この状態
では、側面視においては、2つの支持部材69の間に筋
状の隙間が形成され、また、平面視においては、4つの
支持部材69の間に十字状の隙間が形成される。また、
各支持部材69は、図17および図19に示すように、
本体72にヒンジ80を介して揺動自在に取り付けられ
ており、後述するように、コンクリート成形後における
内側への倒れ込みを可能としている。
【0053】そして、この4つの支持部材69に囲まれ
た内側には、伸縮機構76が設けられている。伸縮機構
76は、図17および図19にも示されるように、各支
持部材69を保持する治具78と、この治具78を上下
動させるための駆動機構79、および治具78と各支持
部材69とを連結する連結部材81から構成されてい
る。
【0054】治具78は、十字形状のプレート部材82
と、このプレート部材82の中心部から下方に延びる軸
部材83とを備えており、プレート部材82が、4つの
支持部材69の上部の間に形成される十字状の隙間に介
装されるとともに、軸部材83の下端部が、駆動機構7
9に支持されている。
【0055】また、連結部材81は、軸部材83からそ
れぞれの支持部材69を連結するために複数本(4本)
設けられており、各連結部材81は、その一端が、軸部
材83に設けられるヒンジ86を介して揺動自在に連結
されるとともに、その他端が、各支持部材69の内周面
に設けられるヒンジ87を介して揺動自在に連結されて
いる。
【0056】駆動機構79は、図示しないクランク軸を
有するクランク機構を備えており、そのクランク軸が軸
部材83の下端部に連結されている。そして、クランク
軸に設けられる把持部84を把持してクランク軸を回転
させることによって、治具78を、そのクランク軸の回
転に連動させて上下動できるように構成している。この
場合において、治具78が最上位に位置しているときに
は、図17に示すように、プレート部材82が、4つの
支持部材69の上部の間に形成される十字状の隙間に介
装された状態で、かつ、各連結部材81が各支持部材6
9を起立状に支持するような状態となり、一方、治具7
8が最下位に位置しているときには、図19に示すよう
に、プレート部材82が、十字状の隙間から下方に抜け
出た状態で、かつ、各連結部材81がたたまれた状態と
なり、その結果、各支持部材69が内側に倒れ込むよう
な状態となる。
【0057】なお、この状態の変化は、たとえば、図1
8および図20に示されている。すなわち、平面視にお
いて、図18に示す状態では、プレート部材82が、4
つの支持部材69の間に形成される十字状の隙間に介装
されているが、図20に示す状態では、十字状の隙間か
らプレート部材82が下方に抜け出るとともに、連結部
材81がたたまれるため、その十字状の隙間が狭くなっ
ている。
【0058】そして、図15にも示すように、外枠70
の底壁71上に配置される各支持部材69を中子61に
よって覆い被せるような状態で、取付部材67に形成さ
れる複数のボルト68を、底壁71に形成される挿通孔
に挿通し、その裏面からナット89を締め込むことによ
って、中子61が外枠70に固定される。この固定され
た状態が図16に示されている。この状態においては、
中子61は、その内周面が、側面視において2つの支持
部材69の間に形成される筋状の隙間のみが連続しない
ような状態で、支持部材69に接触している。
【0059】次に、このように構成された中子61を用
いて、コンクリートを成形する方法について、図17な
いし図20を参照して説明する。
【0060】まず、上述したように、中子61を外枠7
0に固定した状態で、外枠70内にコンクリートを充填
し硬化させる(この状態が図17に示されている)。こ
れによって、この中子61が配置される部分がボックス
状の凹部となるようなコンクリート製品が成形される。
そして、コンクリート製品が成形された後に、外枠70
の型ばらしを行なう。この状態は図19に示されてい
る。そして、この型ばらしの後に、コンクリート製品を
中子61から脱型する。この脱型は、次のようにして行
なわれる。すなわち、まず、上述したように、クランク
軸に設けられる把持部84を把持してクランク軸を回転
させる。そうすると、治具78は、そのクランク軸の回
転に連動して下方向に移動され、その結果、プレート部
材82が、各支持部材69の十字状の隙間から下方に抜
け出され、それと同時に、各連結部材81がたたまれて
各支持部材69が内側に倒れ込むような状態となる。こ
の状態の変化は、平面視においては、図18から図20
のようになる。これによって、中子61と支持部材69
との間に隙間が形成される。その結果、中子61は、内
側に撓むことができるようになる。そして、成形された
コンクリート製品を、上方からクレーンなどで引っ張る
と、中子61は、内側に向かって変形して、コンクリー
ト製品と中子61との接触抵抗が少なくなった状態で、
円滑かつ確実に引き抜くことができるようになる。した
がって、成形されたコンクリート製品に損傷を生じるこ
とがなく、また、中子61が連続して形成されているた
め、成形されたコンクリート製品の表面状態が良好であ
り、凹凸やバリなどを生じることもない。
【0061】さらに、この実施形態においては、中子6
1にフランジ部66が設けられているとともに、外枠7
0の側板74には、中子61と同じ弾性材料からなる弾
性板75が接合されているため、コンクリートが充填さ
れる部分がすべて弾性材料から構成されるようになる。
そのため、各部材の合わせ部分に、シールのためのパッ
キンなどを使用せずとも、充填されるコンクリートの水
漏れやとろ漏れなどの発生を有効に防止することができ
る。したがって、パッキンなどを使用する従来の型枠に
比べて、耐久性を向上させることができるとともに、成
形されるコンクリート製品の品質を向上させることがで
き、さらには、脱型の容易化による作業性の向上を図る
ことができる。
【0062】なお、本実施形態では、取付部材67を介
して中子61を外枠70に固定することにより、中子6
1の取り替えを容易にしているが、取付部材67を使用
せずに、中子61を外枠70に直に焼き付けにより接合
したり、あるいはボルトにより固定してもよい。
【0063】また、本実施形態では、矩形状のボックス
を成形する中子について述べたが、ボックス形成用中子
は、矩形状のボックスに限らず、たとえば、多角形、台
形、円筒形のボックスなど、その形状は限定されない。
【0064】なお、以上に述べた実施形態では、伸縮手
段として伸縮機構21および76や治具43を使用した
が、具体的な用途によっては、伸縮手段を用いなくても
よく、また、外周壁の内側空間を別途コンプレッサーな
どを使用して減圧し、これによって、外周壁を内側に変
形させてもよい。
【0065】また、支持部材が連続していない部分は、
変形を許容するものであれば隣り合う各支持部材が接触
していてもよい。
【0066】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、コンクリートを成形するときには、外周壁
は支持部材で支持されているため、変形することなく良
好な状態において成形することができる。一方、成形後
に引き抜くときには、支持部材が連続しない部分におい
て外周壁が撓み、外周壁が変形するとともに、引っ張り
力によって外周壁におけるコンクリート製品との接触部
分が伸びるように弾性変形する。そのため、円滑に引き
抜くことができ、成形されたコンクリート製品に損傷を
生じことがない。さらに、外周壁は連続して形成されて
いるため、成形されたコンクリート製品の表面状態が良
好であり、凹凸やバリなどを生じることもない。
【0067】請求項2に記載の発明によれば、外周壁の
具体的な形状に合わせて、より構成を簡易化できなが
ら、かつその外周壁をより良好に変形させて円滑な引き
抜きを行なうことができる。
【0068】請求項3に記載の発明によれば、長筒状に
形成された外周壁を、その長さ方向に沿って引き抜け
ば、外周壁は、内側方向に変形されるため、容易に引き
抜くことができる。したがって、このような引き抜きを
行なう、たとえば、貫通孔などを形成する場合に、好適
に使用することができる。
【0069】請求項4に記載の発明によれば、外周壁に
蓋壁が連続して形成されているので、コンクリート製品
にボックス状の形状を形成することができる。したがっ
て、たとえば、溜枡やボックスなどを形成する場合に、
好適に使用することができる。
【0070】請求項5に記載の発明によれば、コンクリ
ートの成形および引き抜きを行なうために最も適した強
度および弾性を有する材料によって外周壁を形成するこ
とができる。
【0071】請求項6に記載の発明によれば、伸縮手段
によって外周壁を内側に向かって変形させることによ
り、成形されたコンクリート製品と外周壁との接触を少
なくすることができる。そのため、成形されたコンクリ
ート製品と外周壁との接触抵抗が少なくなり、より円滑
かつ確実に引き抜くことができる。また、外周壁は内側
に変形しても、その弾性によって元の形状に復元され得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンクリート成形用中子の一実施形態
としての貫通孔成形用中子の斜視図である。
【図2】図1に示す貫通孔成形用中子の正面図である。
【図3】図1に示す貫通孔成形用中子が変形した状態を
示す斜視図である。
【図4】図2に示す貫通孔成形用中子が変形した状態を
示す正面図である。
【図5】図1に示す中子の使用状態を示す斜視図であ
る。
【図6】図1に示す中子の使用状態を示す斜視図であ
る。
【図7】図2に示す実施形態とは異なる実施形態の中子
を示す要部平面図である。
【図8】図2に示す実施形態とは異なる実施形態の中子
を示す要部平面図である。
【図9】図2に示す実施形態とは異なる実施形態の中子
を示す要部平面図である。
【図10】ボックス形成用中子の実施形態を示す要部断
面斜視図である。
【図11】図10に示す中子の使用状態を示す斜視図で
ある。
【図12】図10に示す中子の使用状態を示す斜視図で
ある。
【図13】図10に示す中子の使用状態を示す斜視図で
ある。
【図14】図10に示す実施形態とは異なる実施形態の
ボックス形成用中子を示す斜視図である。
【図15】図14に示す中子を外枠に組み付ける状態を
示す斜視図である。
【図16】図14に示す中子を外枠に組み付けた状態を
示す斜視図である。
【図17】図14に示す中子の使用状態を示す断面図で
ある。
【図18】図17の状態における支持部材の平面図であ
る。
【図19】図14に示す中子の使用状態を示す断面図で
ある。
【図20】図19の状態における支持部材の平面図であ
る。
【図21】従来の中子を示す斜視図である。
【図22】従来の中子の使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 中子 12 空間 13 外周壁 18 支持部材 21 伸縮機構 35 中子 36 外周壁 38 蓋壁 39 空間 41 支持部材 43 治具 61 中子 62 空間 63 外周壁 65 蓋壁 69 支持部材 76 伸縮機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートを成形するための中子であ
    って、 コンクリート成形時においてコンクリートが充填されな
    い空間を囲むように設けられる外周壁と、この外周壁の
    内側壁面に設けられ、前記外周壁を支持するための支持
    部材とを備え、 前記外周壁は、弾性材料によって連続して形成されると
    ともに、 前記支持部材は、剛性材料で形成され、前記外周壁の周
    方向において、連続しないように設けられていることを
    特徴とする、コンクリート成形用中子。
  2. 【請求項2】 前記支持部材は、前記外周壁の内側壁面
    に、互いに所定の間隔を隔てて複数設けられていること
    を特徴とする、請求項1に記載のコンクリート成形用中
    子。
  3. 【請求項3】 前記外周壁は長筒状に形成されるととも
    に、前記支持部材は、前記外周壁の長さ方向に連続して
    設けられていることを特徴とする、請求項1または2に
    記載のコンクリート成形用中子。
  4. 【請求項4】 前記外周壁の開口を覆う蓋壁をさらに備
    え、前記蓋壁は前記外周壁と同じ材料で連続して形成さ
    れていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれ
    かに記載のコンクリート成形用中子。
  5. 【請求項5】 前記弾性材料の硬度が、JIS K63
    01に記載されるショア硬度で60A〜70Dの範囲に
    あることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに
    記載のコンクリート成形用中子。
  6. 【請求項6】 前記外周壁の内側に設けられ、前記外周
    壁を内側に向かって変形させるための伸縮手段をさらに
    備えていることを特徴とする、請求項1ないし5のいず
    れかに記載のコンクリート成形用中子。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105881699A (zh) * 2016-03-31 2016-08-24 福建首聪世豪实业有限公司 立式制管装置
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