JP2000039419A - 窒素酸化物センサ - Google Patents

窒素酸化物センサ

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JP2000039419A
JP2000039419A JP10205513A JP20551398A JP2000039419A JP 2000039419 A JP2000039419 A JP 2000039419A JP 10205513 A JP10205513 A JP 10205513A JP 20551398 A JP20551398 A JP 20551398A JP 2000039419 A JP2000039419 A JP 2000039419A
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oxygen
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靖志 酒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車等のようなノイズの多い環境下でもN
Ox濃度を精度良く検出する。 【解決手段】 酸素ポンプ部(4)を構成する電極(4
a、4b)のうち缶室(19)内に配される電極(4
a)が多孔質電極でかつ該電極(4a)が固体電解質体
(1)の多孔質体(13)の部位に配される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窒素酸化物濃度を
検出する窒素酸化物検出センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】固体素子型でこれまでに発表されている
代表的な窒素酸化物センサとして、例えば特開平4−1
42455号公報がある。このセンサは、硝酸塩を用い
た検知電極と基準極とをイオン伝導体に設け、両電極間
に発生する起電力を測定するもので、NOやNO2に対
して感度を示している。しかしながらNOとNO2に対
する感度が異なるため、両ガスが共存する測定雰囲気に
おいてはNOx濃度を検出できず、またNOあるいはN
2いずれかの濃度を検出することもできない。
【0003】NOとNO2に対する感度を改善するた
め、副電極にNOの酸化触媒を塗布あるいは混合した起
電力方式センサが提案されている(特開平6−1237
26号公報)。本方法によれば、NOとNO2が共存す
るガス中においてNOをNO2に酸化して単ガスにでき
るためNOx濃度の検出は可能となる。しかし、従来の
分析方法と同様にその精度は触媒の酸化能によって決定
され、実際のNOx濃度とは異なった値となってしま
う。またこれらのセンサは、副電極に硝酸塩を用いてい
るため耐湿性や耐熱性に問題があり、長期安定性の観点
から実用化はほとんど困難である。
【0004】一方、各種酸化物の半導体特性を利用して
NOx濃度の基づく電気伝導度変化を測定するセンサも
報告されている。例えば特開平6−160324号公報
では、酸化錫をガス感応体として用いたセンサが提案さ
れている。しかし、このセンサにおいてもNOとNO2
に対する感度が異なるため、両ガスが共存する測定雰囲
気においてはNOx濃度を検出できない。
【0005】近年NOxガスを電気化学的に電解し、そ
の際の電解電流値からNOx濃度を検出する方法が提案
されている(SAE TECHNICAL PAPER 960334あるいは特開
平8−271476号公報)。このセンサの検出原理自
体は、従来、他のガスに対して広くおこなわれている電
解電流式のセンサを発展させたものである。具体的には
イオン伝導体内に二室を設け、第一室で酸素ポンプによ
り測定雰囲気内の酸素濃度をほぼゼロにするとともにN
2をNOに還元し、第二室に設けた電極に電圧を印加
して測定雰囲気中のNOの還元により生じる酸素をイオ
ン化して、その電解電流を検出してNOx濃度を検知す
るセンサである。このセンサにおいて検出されるNOx
濃度は、酸素ポンプの性能により大きく左右される。ま
た、検知対象ガスの濃度が希薄な場合には測定雰囲気内
の残留酸素濃度の干渉が大きく、さらには信号電流が微
小であるため自動車等のノイズが多い環境ではS/Nが
悪く、精度良くNOx濃度を検出することは困難であっ
た。
【0006】本発明者らは起電力型のNOxセンサを提
案し、特開平6−194605号公報、特開平6−21
6698号公報、特開平6−216699号公報として
特許の公開をした。しかしながら、これらの構成ではN
OまたはNO2ガスに対する感度は良好であるが、NO
またはNO2ガスが相互干渉する場合や、還元性ガスに
よる干渉を受ける問題があった。
【0007】さらに本発明者らは、還元性ガスによる干
渉を受けない構成について提案した(特願平8−854
19号)。このセンサ構成は、酸素を汲み込むための酸
素ポンプとNOx検知極を固体電解質体に形成し、酸素
ポンプにより缶室内の酸素濃度を制御することで還元性
ガスを酸化させると同時に窒素酸化物ガスのガス平衡バ
ランスを制御し、NOガスあるいはNO2ガスが安定し
て存在する酸素濃度とすることにより、NOガスあるい
はNO2ガスへの変換を行い、NOガスとNO2ガスの干
渉を抑えようとするものであった。しかしながら酸素ポ
ンプにより缶室内の酸素濃度を制御するだけでは目的と
するNOxガス変換が不十分であり、相互干渉の問題は
十分に解決されたとは言えない。
【0008】また本発明者らは特願平9−329637
号において、酸素ポンプ部を構成する電極のうち、少な
くとも検知極が配置された缶室内に形成された電極が、
所定の印加電圧範囲で酸素に比べNOxに対する電解電
流が大きくなる電解性能を有するNOx変換電極であ
り、当該NOx変換電極上で主として検知対象雰囲気中
の窒素酸化物ガス、特にNOガスおよびNO2ガスのう
ちNOガスを酸化させNO2ガスに変換することにより
窒素酸化物ガスの総量を検知することを提案した。しか
しながら検出されるNOx濃度は、NOx変換電極性能や
缶室構造などの影響を受けやすく、NOxの総量を精度
良く検出するためには未だ不十分であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】窒素酸化物ガスのう
ち、特にNOガスおよびNO2ガスに対するガス応答特
性は濃度に対する感度出力が逆向きであるため両ガスが
共存する雰囲気下では相互干渉を起こしてしまう。酸素
ポンプを用いた酸素濃度制御やNOx変換電極で検知対
象雰囲気中のNOxガスをNO2単ガスに変換することは
難しく、少なからずNOxガス相互干渉を受けてしま
い、NOxの総量を精度良く検出することは困難であっ
た。検出されるNOx感度出力およびその濃度依存性が
大きく、自動車等のノイズが多い環境下でも精度良くN
Ox濃度を検出できることは勿論のこと、検知対象雰囲
気中に含まれる窒素酸化物の総量を検出できるセンサの
構成が要求される。それ故に、本発明は、このような要
求に応じることを解決すべき課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による窒素酸化物
センサは、イオン導電性の固体電解質体を介して少なく
とも一対の電極を有し、酸素ガスを電気化学的に汲み込
む酸素ポンプ部と、固体電解質体に設けたNOxガスを
検知する検知極とその対極を有するNOxガス検知部と
を備え、当該酸素ポンプ部の一方の電極と当該NOxガ
ス検知部の少なくとも検知極が検知対象雰囲気に連通す
る缶室内に配置され、さらに当該酸素ポンプ部およびN
Oxガス検知部を所定温度範囲に保持する加熱機構を具
備し、当該酸素ポンプ部において構成電極間に所定の電
圧を印加することにより検知対象雰囲気中のNOxガ
ス、特にNOガスおよびNO2ガスのうちNOガスを酸
化し、NO2ガスあるいはNO2以上の過酸化窒素ガスお
よびそれらの混在ガスに変換し、当該検知極と対極との
間の電位差によりNOxガスの総量として濃度を検知す
るセンサ構成であって、当該酸素ポンプ部を構成する電
極のうち缶室内に配置される電極が、検知対象雰囲気中
のガスを十分に透過できる多孔質電極で、当該多孔質電
極が形成される固体電解質体の部位が検知対象雰囲気中
のガスを十分に透過できる多孔質体であって、検知対象
雰囲気中のガスが当該多孔質電極内を透過して缶室内に
導入されたことを特徴とする窒素酸化物センサである。
【0011】なお、NO2以上の過酸化窒素ガス(例え
ばN25など)は、本発明の方式においてセンサ出力の
方向はNO2ガスと同じ、すなわち濃度の増加とともに
センサ出力が増大する方向であるため、障害とはならな
い。
【0012】
【発明の実施の形態】図1および図4に本発明による窒
素酸化物センサの一例を示す。以下、この構成を例に本
発明の一例を詳述する。固体電解質体1あるいは2は安
定化ジルコニア、部分安定化ジルコニアをはじめとする
各種固体電解質体であって、安定化剤およびその添加量
に関わらず酸素イオン導電性の材料であれば使用でき
る。酸素ポンプ部4を構成する固体電解質体1は板状に
成形され、その両面に多孔質電極4aと4bを有し、両
極4a、4bに所定の電圧を印加して酸素ポンプとして
動作させる。多孔質電極4aを正極、ポンプ電極4bを
負極として電圧を印加すると、検知対象雰囲気から缶室
19内に酸素を汲み込むように駆動される。
【0013】当該電極4a、4bは、電極材料のペース
トをスクリーン印刷などの成膜方法で形成した後所定の
温度で焼成することにより得られる。より好ましくはス
パッタ成膜などにより微細で且つポンプ作用に関与する
活性点を多くした電極であることが好ましい。電極4a
および4bのうち、少なくとも缶室19内に配置される
電極4aは、NOxに対して高い触媒活性を持つ材料で
あることがより好ましい。特にその電極材料を限定すれ
ば、白金、ロジウム、イリジウム、パラジウム、ルテニ
ウム、金、銀、クロム、ニッケル、マンガン、鉄、銅、
タングステン、亜鉛、錫のうち少なくとも一種の元素を
含む材料で構成することが有効である。
【0014】また電極4a、4bは多孔質電極であるこ
とが要求され、アルミナあるいはジルコニアなどの酸化
物を1〜20重量%の範囲で添加することが有用であ
る。酸化物添加量が1%以下では、多孔質電極が形成で
きず、逆に20%以上では電極膜内の電気的導通が不完
全となってしまう。
【0015】固体電解質体1は電極が形成される部位で
多孔質体であることが要求される。多孔部13は、緻密
な固体電解質体1において電極4a、4bの面積に相当
する部位に孔部13aを形成し、その孔部13aに多孔
質の固体電解質体を充填することにより得られる。また
多孔部13は、電極4a、4bの面積に相当する領域に
レーザー加工や打ち抜きなどにより微細な孔を緻密な固
体電解質体1に形成しても良い。いずれにしても検知対
象雰囲気中のガスが缶室19内に十分に導入される多孔
度であれば良い。ただし、電極4aと4bが多孔部内で
短絡しないことが要求される。レーザー加工や打ち抜き
などにより孔を形成する場合には、その孔に多孔質の固
体電解質体を充填する方法を採用しても良い。
【0016】電極4bは図2に示すように多孔部13か
ら外れた部位に形成しても良い。この場合には電極4b
の多孔度、電極4aとの短絡は問題とならない。
【0017】電極4aおよび4bが形成された固体電解
質体1の長期安定性を考慮すると、印加電圧は1.5V
以下であることが望ましく、多孔部13および電極4a
および4bの多孔度は印加電圧1.5V以下でNOxガ
スの変換が可能となるようなガス拡散抵抗を有すること
が必要である。
【0018】NOxガス検知部は、固体電解質体2、検
知極7および対極6から構成されている。少なくとも検
知極7は、酸素ポンプ部の電極4aが形成された缶室1
9内に形成される。缶室19は対の固体電解質体1、2
間に配される隔壁17により画定される。対極6は、検
知極7と同様に缶室19内に配置されていても差し支え
ない。ただし、対極6がNOxガスに対して活性を少な
からず持つ場合には、検知極で検出されるNOx濃度に
基づく信号に影響を与える。したがって、対極6は基準
雰囲気となる大気に連通した大気ダクト部23に設ける
ことがより好ましい。また検知極7あるいは/および対
極6は酸素ポンプ部を構成した固体電解質1に形成して
も差し支えない。当該検知極7は、NOxガスに対して
活性を持つ電極材料あるいは形態であれば特に制限はな
く、電極材料のペーストをスクリーン印刷などの成膜方
法で形成した後所定の温度で焼成することにより得られ
る。より好ましくはスパッタ成膜などにより微細で且つ
NOxガス応答に関与する活性点を多くした電極である
ことが好ましい。
【0019】本発明の構成においては、酸素ポンプ部4
により窒素酸化物ガス中のNOガスをNO2ガス、NO2
以上の過酸化窒素ガスおよびそれらの混在ガスに変換す
る作用、NOxガス検知部では固体電解質を介して生ず
る電位差を測定するため、これらの作用を確実に行わせ
るためにはその動作温度が重要であり、当該酸素ポンプ
部および当該NOxガス検知部を加熱機構により400
〜750℃の温度範囲に制御する必要がある。すなわ
ち、400℃以下の低温では固体電解質体自体のイオン
導電性が悪く、安定した出力を検出することが困難とな
る。一方、750℃以上の高温ではNOガスを酸化する
ことが困難であり、本願の意図する計測ができなくな
る。このため少なくともNOxガス検知部は上記の温度
範囲に維持される必要があり、より好ましくは500〜
700℃の温度範囲である。加熱機構としては、安定性
の良い白金ヒーターをヒーター形成体18に埋め込んだ
板状ヒーター12をNOxガス検知部が構成された固体
電解質体2あるいは大気ダクト23を持つ隔壁体17に
貼り合わせて使用する等の手段が採用される。勿論、ヒ
ーター12は、酸素ポンプ部、NOxガス検知部を個別
に温度制御できるよう両面に配置してもよく、また温度
制御はヒーター自体の電気抵抗値によるフィードバック
制御、あるいは別途熱電対等の温度センサによりフィー
ドバック制御する等の方法を適宜採用する。
【0020】缶室19内に酸化触媒体11を形成あるい
は充填することによりNO2ガス、NO2以上の過酸化窒
素ガスおよびそれらの混在ガスに変換されたガスが再度
還元してNOガスとなることを防止するために効果的で
ある。
【0021】酸素ポンプ部の電極4aとNOxガス検知
部を構成する少なくとも検知極7を対向させる場合にお
いて、電極4aと少なくとも検知極7の間に多孔質体を
充填しこれら両電極間隔を狭くすることにより、酸素ポ
ンプ部4でガス変換されたNOxガスを直ちにNOxガス
検知極にて検知することができる。この多孔質体は前記
の酸化触媒体11を共用するすることで、より効果的と
なる。また、この多孔質体を電気的に高い絶縁性を有す
る材料とすることで、NOxガス検知部では酸素ポンプ
部4を駆動させる電圧の影響を受けることなく信号出力
を取り出すことができる。ただし、多孔質体が電子導電
性を有する場合でも、酸素ポンプ部を構成する回路とN
Oxガス検知部を構成する回路が全く別回路であれば問
題なく使用できる。
【0022】図3および図5に本発明による窒素酸化物
センサの別の一例を示す。酸素ポンプ部およびNOx検
知部については前述した図1あるいは図2に準ずる。N
Oxガス検知部あるいは缶室19内の酸素濃度は0.0
1〜10%であれば精度良くNOxガス濃度を検出でき
るが、酸素濃度が0.1%以下では応答速度が遅くな
り、逆に酸素濃度が5%以上では幾分NOx感度の低下と
ともに応答速度が遅く、速い応答速度を要求される部位
に装着されるセンサとしては0.1〜5%の酸素濃度範
囲であることがより好ましい。自動車の場合、燃焼状態
すなわちA/F比により排ガス雰囲気中に存在する酸素
濃度は広範であり、NOxガス検知部あるいは缶室19
内の酸素濃度を0.01〜10%とするための補助酸素
ポンプ部8を動作することがより好ましい。当該補助酸
素ポンプ部8は、固体電解質体1と固体電解質体2の間
の缶室19内にあたる部位に配置された電極8aと缶室
外に配置された電極8bを有し、両極8a、8bに電圧
を印加して酸素ポンプとして動作させる。すなわち缶室
19内の酸素濃度が所定の濃度範囲よりも低い場合に
は、大気に連通するように構成された缶室外電極8bか
ら酸素を汲み込むように酸素ポンプさせる。それとは逆
に缶室19内の酸素濃度が所定の濃度範囲よりも高い場
合には、缶室19内の電極8aから酸素を吐き出すよう
に酸素ポンプを動作させる。
【0023】なお隔壁体16が固体電解質体で形成され
る場合には、電極8bは固体電解質体3に形成しても差
し支えない。当該電極8a、8bは、電極材料のペース
トをスクリーン印刷などの成膜方法で形成した後所定の
温度で焼成することにより得られる。缶室19内に配置
される電極8aは、NOxガスの変換に全く関与しない
ことが好ましい。電極8aあるいは8bが形成された固
体電解質体の長期安定性を考慮すると、補助酸素ポンプ
部に印加する電圧は1.5V以下であることが望まし
く、多孔部13および電極4a、4bは当該補助酸素ポ
ンプ部8に印加する電圧が1.5V以下で酸素濃度制御
可能となるようなガス拡散抵抗を有することが必要であ
る。
【0024】NOxガス検知部あるいは缶室19内の酸
素濃度は、酸素センサ部により検出される。すなわち、
缶室19内であってNOxガス検知部に近接する部位に
おいて、固体電解質体1あるいは2に酸素濃度検出用の
電極5を形成し、NOxガス検知部の対極6を共用して
当該電極5との間に生ずる電位差により酸素濃度を測定
する。ここで対極6は基準雰囲気となる大気に連通した
大気ダクト部23に設けることがより好ましい。当該酸
素濃度検出用電極5は、電極材料のペーストをスクリー
ン印刷などの成膜方法で形成した後所定の温度で焼成す
ることにより得られる。
【0025】炭化水素系ガスおよびCOガスなどの還元
性妨害ガスを十分に酸化させ無害化するために、少なく
とも検知極の前段に予備酸素ポンプ部9を設けることが
有効である。当該予備酸素ポンプ部9は少なくとも固体
電解質体3あるいは酸素ポンプ部4が形成された固体電
解質1のいずれかに構成されておればよく、板状に成形
された少なくとも固体電解質体3あるいは固体電解質1
の一方のうち缶室24内に配置される電極9aと大気ダ
クト内に配置された電極9bを有し、両極9a、9bに
電圧を印加して酸素ポンプとして動作させる。すなわち
缶室24内で上記のような還元性ガスを酸化させるため
に必要な酸素量が存在しない場合に、缶室24内に酸素
を汲み込むように酸素ポンプさせる。当該電極9a、9
bは、電気化学的なポンピングが行われる電極材料であ
れば特に制限はなく、電極材料のペーストをスクリーン
印刷などの成膜方法で形成した後所定の温度で焼成する
ことにより得られる。より好ましくはスパッタ成膜など
により微細で且つポンプ作用に関与する活性点を多くし
た電極であることが好ましい。
【0026】缶室19内に配置された酸素センサ部にお
ける出力信号を用いて、NOxガス検知部における出力
信号を補正しNOxガスの起電力値として検出すること
により共存する酸素濃度の影響を抑えることができ、窒
素酸化物ガスの検出精度は高くなる。また 検知極7が
酸素とNOxとの電気化学的な反応を併発してなる混成
電位を生ずる場合には、当該検知極7とその対極6を同
一の缶室内に形成することにより、共存する酸素濃度の
影響を受け難く窒素酸化物ガスの検出精度は高くなり、
且つ対極用大気ダクト部を別途形成する必要がなくな
る。
【0027】電気化学的に酸素を汲み込む酸素ポンプを
用い、検知対象雰囲気中の窒素酸化物ガスが酸素ポンプ
を構成する電極のうち少なくとも缶室内に配置された電
極内を透過して缶室内に導入されてNOガスおよびNO
2ガスのうちNOガスをNO2ガス、NO2以上の過酸化
窒素ガスおよびそれらの混在ガスに変換することにより
窒素酸化物ガスの相互干渉を抑制し、高感度で安定性に
優れた窒素酸化物センサを構成する。以下、実施例をあ
げて具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。
【0028】
【実施例】(実施例1)図1で構成された窒素酸化物セ
ンサを以下の材料と手順で作製した。酸素ポンプ部を構
成する固体電解質体1は、0.2mm(厚み)×6mm
(幅)×80mm(長さ)に成形・加工した6mol%イッ
トリア安定化ジルコニアからなるグリーンシートを用い
た。多孔部13は電極4aおよび4bを形成する2.5
mm(幅)×3.0mm(長さ)内の領域でレーザー加工に
よりφ0.1mm孔を30カ所にあけて形成した。電極4
a、4bは、缶室内および大気ダクト内にあたる部位に
スクリーン印刷により電極用ペーストを塗布して電極形
成した。電極4aにはPt−3wt%Rh−10wt%Zr
2、電極4bにはPt−10wt%ZrO2を用いた。
【0029】NOxガス検知部を構成する固体電解質体
1は、0.2mm(厚み)×6mm(幅)×80mm(長さ)
に成形・加工した6mol%イットリア安定化ジルコニア
からなるグリーンシートを用いた。検知極はスクリーン
印刷によりNiCr24の複合酸化物ペーストを塗布
し、対極はスクリーン印刷によりPtペーストを塗布し
て形成した。対極は大気ダクト内にあたる部位に形成し
た。なお、NiCr24複合酸化物ペーストは、固相法
により作製されたNiCr24粉末をボールミルにより
粉砕し乾燥させた後、エチルセルロースと希釈剤を配合
して得た。
【0030】ヒーターは、電極用とは異なる高純度のP
tペーストをスクリーン印刷により形成した。NOxガ
ス検知部と同じ材質、寸法のグリーンシート上に高純度
のアルミナ印刷層を形成し、その上にヒーターパターン
を印刷し、さらに高純度のアルミナ印刷層を積層した。
以上のように各電極、ヒーターが形成されたグリーンシ
ートをラミネートし、1400℃において5時間焼成す
ることにより、酸素ポンプ部、NOxガス検知部、ヒー
ター一体型の窒素酸化物センサを作製した。
【0031】作製されたセンサは、埋め込んだヒーター
で600℃に保持し、組成が既知の模擬ガス中に置き、
その出力を調べた。その結果を表1に示す。NO2+N
Oガス濃度の対数に比例した出力が得られ、従来から提
案してきた酸素濃度を制御してNOx変換した比較例1
やNOx変換電極を用いた比較例2の場合に比べて高感
度であった。
【0032】
【表1】
【0033】(実施例2)図3で構成された窒素酸化物
センサを以下の材料と手順で作製した。酸素ポンプ部お
よびNOxガス検知部を構成する材料、材質、寸法およ
び焼成条件は実施例1と同様である。予備酸素ポンプ部
9は、0.2mm(厚み)×6mm(幅)×80mm(長さ)
に成形・加工した6mol%イットリア安定化ジルコニア
固体電解質体3のグリーンシート上に構成した。缶室2
4内電極9aおよび大気ダクト21内電極9bともスク
リーン印刷によりPtペーストを塗布して形成した。
【0034】補助酸素ポンプ部は酸素ポンプ部を構成し
たグリーンシート上で、酸素ポンプ部よりも後段に構成
した。缶室内電極8aおよび大気ダクト21に連通した
缶室25内電極8bともスクリーン印刷によりPtペー
ストを塗布して形成した。酸素センサ部は、NOxガス
検知部を構成したグリーンシート上に構成した。缶室内
の酸素濃度検出用電極5はスクリーン印刷によりPtペ
ーストを塗布して形成した。その対極はNOxガス検知
部の対極と共用した。作製されたセンサは、埋め込んだ
ヒーターで600℃に保持し、組成が既知の模擬ガス中
に置き、その出力を調べた。予備酸素ポンプ部は酸素を
缶室内に汲み込むように印加電圧0.5Vで駆動させ、
缶室中の酸素濃度は4%になるように補助酸素ポンプを
制御した。その結果を表2に示す。C36、COおよび
酸素濃度に影響されず、NO2+NOガス濃度の対数に
比例した出力が得られた。
【0035】
【表2】
【0036】(実施例3)図1で構成されたセンサであ
って缶室19内に多孔質体11を充填した窒素酸化物セ
ンサを作製した。缶室19を構成する缶室隔壁17用の
グリーンシートを40μmの厚さとし、缶室内の酸素ポ
ンプ電極4aとNOx検知極7が缶室19内に充填した
アルミナ多孔質体11を介して接するようにした。ま
た、アルミナにパラジウムを担持した多孔質体を充填し
たセンサも作製した。酸素ポンプ部、NOxガス検知部
を構成する材料、材質、寸法および焼成条件は実施例1
と同様である。対極は大気ダクト内に形成した。
【0037】作製されたセンサは、埋め込んだヒーター
で600℃に保持し、50〜400ppmNO+50ppmN
2のNOxガス中に置き、その出力を調べた。その結果
を図6に示す。比較のため実施例1で示したセンサを用
いて測定した結果も示した。実施例1の多孔質体なしの
センサに比べて、酸素ポンプ電極とNOx検知極がアル
ミナ多孔質膜を介して接するよう配置した場合には、セ
ンサ出力のNOx濃度依存性は大きくなった。さらにそ
の多孔質膜がアルミナにパラジウムを担持した多孔質膜
の場合には、センサ出力のNOx濃度依存性がさらに大
きくなった。
【0038】(実施例4)図1で構成されたセンサであっ
て缶室19内にアルミナ多孔質体11を充填した窒素酸
化物センサを作製した。缶室19を構成する缶室隔壁1
7用のグリーンシートを40μmの厚さとした。NOxガ
ス検知部を構成する材料、材質、寸法および焼成条件は
実施例1と同様である。対極は大気ダクト内に形成し
た。缶室19内に配置される電極4aは表3に示す材料
系で、電極4bはいずれの缶室内電極4aの場合にもP
tで構成し、窒素酸化物センサとした。
【0039】
【表3】
【0040】作製されたセンサは、埋め込んだヒーター
で600℃に保持し、100ppmNO+50ppmNO2
NOxガス中に置き、その出力を調べた。その結果を表
3にまとめて示す。電極4aがいずれの材料においても
良好なNOx感度出力が得られた。
【0041】本発明の窒素酸化物センサにより、検知対
象雰囲気中の窒素酸化物ガス、特にNOガスおよびNO
2ガスのうちNOガスをNO2ガス、NO2以上の過酸化
窒素ガスおよびそれらの混在ガスに効率よく変換し、検
知極と対極との間で窒素酸化物ガスの総量に基づく電位
差を高感度で検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による一つの窒素酸化物センサ
の断面概略図である。
【図2】図2は、本発明による別の窒素酸化物センサの
断面概略図である。
【図3】図3は、本発明によるさらに別の窒素酸化物セ
ンサの断面概略図である。
【図4】図4は、本発明による窒素酸化物センサの分解
斜視図である。
【図5】図5は、本発明による別の窒素酸化物センサの
分解斜視図である。
【図6】図6は、本発明による一つの窒素酸化物センサ
のNOx濃度とセンサ出力の関係において多孔質体の効
果を示す図である。
【符号の説明】
2、3 固体電解質体 4a 酸素ポンプ部を構成する缶室内の電極 4b 酸素ポンプ部を構成する大気ダクト内の電極 5 酸素濃度検出用電極 6 対極 7 NOxガス検知極 8a、8b 補助酸素ポンプ部を構成する電極 9a、9b 予備酸素ポンプ部を構成する電極 11 酸化触媒体あるいは/および多孔質体 12 ヒーター 13 多孔部 14 大気ダクト形成体 15 大気ダクト隔壁体 16 ガス導入孔および予備缶室隔壁体 17 検知缶室隔壁体 18 ヒーター形成体 19 第一の缶室 21 酸素ポンプ大気ダクト 22 開放口 23 対極大気ダクト 24 第二の缶室 25 補助缶室 26 ガス導入孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 敬 埼玉県熊谷市末広4丁目14番1号 株式会 社リケン熊谷事業所内 (72)発明者 国元 晃 埼玉県熊谷市末広4丁目14番1号 株式会 社リケン熊谷事業所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体電解質体に設けた少なくとも一対の
    電極を有する酸素ガスを電気化学的に汲み込む酸素ポン
    プ部と、固体電解質体に設けた窒素酸化物ガス(以後、
    NOxガスと称す)を検知する検知極とその対極を有す
    るNOxガス検知部とを備え、当該酸素ポンプ部の一方
    の電極と当該NOxガス検知部の少なくとも検知極が検
    知対象雰囲気に連通する第一の缶室内に配置され、さら
    に当該酸素ポンプ部およびNOxガス検知部を所定温度
    範囲に保持する加熱機構を具備し、当該酸素ポンプ部に
    おいて構成電極間に所定の電圧を印加することにより検
    知対象雰囲気中のNOxガス、特にNOガスおよびNO2
    ガスのうちNOガスを酸化しNO2ガスあるいはNO2
    上の過酸化窒素ガスおよびそれらの混在ガスに変換し、
    当該検知極と対極との間の電位差によりNOxガスの総
    量として濃度を検知するセンサ構成であって、当該酸素
    ポンプ部を構成する電極のうち少なくとも第一の缶室内
    に配置される電極が、検知対象雰囲気中のガスを拡散律
    速せずに透過できる多孔質電極で、且つ当該多孔質電極
    が形成される固体電解質体の部位が検知対象雰囲気中の
    ガスを拡散律速せずに透過できる多孔質体であって、検
    知対象雰囲気中のガスが当該多孔質固体電解質体と多孔
    質電極内のみを透過して第一の缶室内に導入されたこと
    を特徴とする窒素酸化物センサ。
  2. 【請求項2】 酸素ポンプ部を構成する電極のうち、少
    なくとも検知極が配置された第一の缶室内に形成された
    多孔質電極が、所定の印加電圧範囲で酸素に比べNOx
    ガス、特にNOガスに対する電解電流が大きくなる電解
    性能を有する電極としたことを特徴とする請求項1に記
    載の窒素酸化物センサ。
  3. 【請求項3】 NOxガス検知部の酸素濃度を0.01
    〜10%の範囲内で所定の酸素濃度に制御するための補
    助酸素ポンプ部とNOxガス検知部の酸素濃度を検出す
    るための酸素センサ部とが配置され、当該酸素センサに
    より測定された酸素濃度により補助酸素ポンプ部の駆動
    電圧を制御したことを特徴とする請求項1または2に記
    載の窒素酸化物センサ。
  4. 【請求項4】 検知対象雰囲気中のガスがNOxガス検
    知部の少なくとも検知極に達する前段に第二の缶室を設
    け、炭化水素系ガスおよびCOガスなどの還元性妨害ガ
    スを酸化し無害化処理するための予備酸素ポンプ部を当
    該第二の缶室内に配置したことを特徴とする請求項1〜
    3の何れかに記載の窒素酸化物センサ。
  5. 【請求項5】 酸素ポンプ部を構成する電極のうち、少
    なくとも検知極が配置された第一の缶室内に形成された
    多孔質電極とNOxガス検知部の少なくとも検知極が、
    当該缶室内において各電極面が対向して配置されたこと
    を特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の窒素酸化物
    センサ。
  6. 【請求項6】 酸素ポンプ部を構成する電極のうち、少
    なくとも検知極が配置された第一の缶室内に形成された
    多孔質電極とNOxガス検知部の少なくとも検知極との
    間に多孔質体が充填されたことを特徴とする請求項5に
    記載の窒素酸化物センサ。
  7. 【請求項7】 酸素ポンプ部を構成する電極のうち、少
    なくとも検知極が配置された第一の缶室内に形成された
    多孔質電極とNOxガス検知部の少なくとも検知極との
    間に充填された多孔質体が、電気的に高い絶縁性を有す
    ることを特徴とする請求項6に記載の窒素酸化物セン
    サ。
  8. 【請求項8】 酸素ポンプ部を構成する電極のうち、少
    なくとも検知極が配置された第一の缶室内に構成された
    多孔質電極が、NOxに対する触媒活性を有する材料で
    形成されたことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記
    載の窒素酸化物センサ。
  9. 【請求項9】 酸素ポンプ部を構成する電極のうち少な
    くとも第一の缶室内に配置された多孔質電極が、白金、
    ロジウム、イリジウム、パラジウム、ルテニウム、金、
    銀、クロム、ニッケル、マンガン、鉄、銅、タングステ
    ン、亜鉛、錫のうち少なくとも一種の元素を含む材料で
    構成されたことを特徴とする請求項8に記載の窒素酸化
    物センサ。
  10. 【請求項10】 酸素ポンプ部を構成する電極のうち少
    なくとも第一の缶室内に配置された多孔質電極が、アル
    ミナあるいはジルコニアのうち少なくとも何れかを1〜
    20重量%含む材料で構成されたことを特徴とする請求
    項9に記載の窒素酸化物センサ。
  11. 【請求項11】 NOx検知極が酸素とNOxとの電気化
    学的な反応を併発してなる混成電位を生じ、当該NOx
    検知極とその対極間のNOxガス濃度に基づく電位差を
    測定したことを特徴とする請求項1〜10の何れかに記
    載の窒素酸化物センサ。
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