JP2000039181A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JP2000039181A
JP2000039181A JP10207829A JP20782998A JP2000039181A JP 2000039181 A JP2000039181 A JP 2000039181A JP 10207829 A JP10207829 A JP 10207829A JP 20782998 A JP20782998 A JP 20782998A JP 2000039181 A JP2000039181 A JP 2000039181A
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Japan
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heat exchanger
refrigerant
heat
pipe
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JP10207829A
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English (en)
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Kazuhide Mizutani
和秀 水谷
Osamu Tanaka
修 田中
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の熱交換器(8),(11),(13)を備えた冷媒
回路(3)において、利用しない未利用熱交換器(8)があっ
た場合に、未利用熱交換器(8)において冷媒の自然循環
が生じる場合がある。かかる自然循環を防止して装置の
効率を向上する。 【解決手段】 冷媒ポンプ(9)、室内熱交換器(11)及び
補助熱交換器(8)が順に接続されて成る主回路(20)を備
える。主回路(20)に対し、補助熱交換器(8)と並列に蓄
熱熱交換器(13)を設ける。蓄熱利用冷房運転時に未利用
熱交換器となる補助熱交換器(8)は、ガス配管(16)を介
してガスラインに接続され、第1液配管(15)を介して液
ラインに接続されている。第1液配管(15)に、蓄熱利用
冷房運転時に閉鎖される電動弁(30)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍装置に係り、
特に、冷媒回路の冷媒循環の適正化技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数の熱交換器が接続されて
成る冷媒回路を備えた冷凍装置が知られている。例え
ば、特開平6−42827号公報や特開平7−3014
38号公報には、熱源側熱交換器及び利用側熱交換器に
加えて、夜間に氷を生成し、この氷を昼間の冷房に利用
するための蓄熱熱交換器を備えた氷蓄熱式空気調和装置
が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複数の熱交
換器が接続されて成る冷媒回路では、運転モードによっ
ては利用しない熱交換器(以下、「未利用熱交換器」と
称する)が生じる。例えば、氷蓄熱式空気調和装置の冷
媒回路では、冷凍負荷に応じて、蓄熱熱交換器を用いる
蓄熱運転及び蓄熱利用運転と蓄熱熱交換器を用いない通
常運転とを適宜切り換えて実行するが、蓄熱運転または
蓄熱利用運転の際には室内熱交換器が未利用熱交換器と
なり、通常運転の際には蓄熱熱交換器が未利用熱交換器
となる。そして、この未利用熱交換器が存在する場合
は、冷房能力等が低下するという問題があった。
【0004】従来、この能力低下の要因は明らかではな
かった。そこで、本願発明者が当該要因を分析し検討し
た結果、未利用熱交換器を流れる冷媒の自然循環が発生
していることを見出した。
【0005】つまり、未利用熱交換器に冷媒を循環させ
る意図がないにも拘わらず、実際には未利用熱交換器内
で冷媒が蒸発し、冷媒回路の一部において冷媒の自然循
環が生じていたことが分かった。この不要な自然循環
は、冷媒回路における本来冷媒循環を阻害し、装置の性
能を低下させる要因となっていた。
【0006】具体例を用いて説明すると、例えば、図8
に示す氷蓄熱式空気調和装置の2次側冷媒回路(100)で
は、蓄熱利用冷房運転の際には、冷媒は本来、図中の実
線矢印のように循環する。具体的には、蓄熱利用冷房運
転では、電磁弁(123)は閉鎖され、電磁弁(125)は開口さ
れる。冷媒ポンプ(109)から吐出された冷媒は、室内熱
交換器(111),(111)で蒸発した後、ガス配管(103)を通じ
て蓄熱熱交換器(113)に流入する。蓄熱熱交換器(113)に
おいて、冷媒は蓄熱槽(101)内の氷または冷水によって
冷却され、凝縮する。凝縮した液冷媒は、液配管(104)
を流通し、冷媒ポンプ(109)に吸入される。冷媒ポンプ
(109)に吸入された冷媒は、再び吐出されて上記循環動
作を繰り返す。
【0007】この際、2次側冷媒回路(100)は1次側冷
媒回路(102)との間で熱交換を行う必要がないため、補
助熱交換器(108)は利用されない。つまり、補助熱交換
器(108)は未利用熱交換器となる。しかし、補助熱交換
器(108)はガス配管(103)及び液配管(104)を介して、冷
媒回路のガスライン及び液ラインと連通している。ま
た、補助熱交換器(108)は蓄熱熱交換器(113)よりも低い
位置に設置されている。そのため、補助熱交換器(108)
は冷媒回路のうちの上記循環が行われている部分と連通
し、補助熱交換器(108)には若干の液冷媒が流れ込む。
そして、補助熱交換器(108)において液冷媒が蒸発する
と、蒸発したガス冷媒は、ガス配管(103)を通じて補助
熱交換器(108)の外部に流出する。このガス冷媒の流出
により、補助熱交換器(108)には、液配管(104)から液冷
媒を吸引する駆動力が発生する。その結果、液配管(10
4)の冷媒が補助熱交換器(108)を通過してガス配管(103)
に流れ込む自然循環が発生する。
【0008】そのため、本来の冷媒循環が妨げられ、円
滑な循環が行われにくくなり、装置の性能が低下するこ
とになる。本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、冷媒回路内の不要な自
然循環を阻止することにより、装置の性能を向上させる
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、未利用熱交換器を流れる冷媒の自然循環
を阻止する手段を冷媒回路に設けることとした。
【0010】具体的には、第1の発明が講じた手段は、
冷媒を循環させる冷媒搬送手段(9)と、第1熱交換器(8)
と、第2熱交換器(11)と、第3熱交換器(13)とが設けら
れた冷媒回路(3)を備え、上記冷媒搬送手段(9)により上
記第2熱交換器(11)と第3熱交換器(13)との間で冷媒を
循環させて熱交換動作を行っているときに、上記第1熱
交換器(8)と第2熱交換器(11)または第3熱交換器(13)
との間での冷媒の自然循環を阻止する自然循環阻止手段
を備えていることとしたものである。
【0011】上記事項により、冷媒搬送手段(9)によっ
て冷媒が搬送され、第2熱交換器(11)及び第3熱交換器
(13)で熱交換動作が行われる冷媒循環が発生する。この
際、自然循環阻止手段によって、熱交換動作を行わない
第1熱交換器(8)を介する冷媒の自然循環が阻止され
る。その結果、上記冷媒循環が円滑に行われ、装置の効
率が向上することになる。
【0012】第2の発明が講じた手段は、上記第1の発
明において、第1熱交換器(8)は、一端が第1配管(15)
を介して冷媒回路(3)の液ラインに接続され、他端が第
2配管(16)を介して冷媒回路(3)のガスラインに接続さ
れ、自然循環阻止手段は、上記第1配管(15)に設けられ
た開閉手段(30)を備えていることとしたものである。
【0013】上記事項により、開閉手段(30)によって第
1熱交換器(8)と液ラインとが遮断されるので、第1熱
交換器(8)への液冷媒の流入は阻止される。その結果、
第1熱交換器(8)を流れる冷媒の自然循環が阻止され
る。
【0014】第3の発明が講じた手段は、上記第1の発
明において、第1熱交換器(8)は、一端が第1配管(15)
を介して冷媒回路(3)の液ラインに接続され、他端が第
2配管(16)を介して冷媒回路(3)のガスラインに接続さ
れ、自然循環阻止手段は、上記第2配管(16)に設けられ
た開閉手段(31)を備えていることとしたものである。
【0015】上記事項により、開閉手段(31)によって第
1熱交換器(8)とガスラインとが遮断されるので、第1
熱交換器(8)からのガス冷媒の流出が阻止される。その
結果、第1熱交換器(8)を流れる冷媒の自然循環が阻止
される。
【0016】第4の発明が講じた手段は、上記第1の発
明において、第1熱交換器(8)は、一端が第1配管(15)
を介して冷媒回路(3)の液ラインに接続され、他端が第
2配管(16)を介して冷媒回路(3)のガスラインに接続さ
れ、自然循環阻止手段は、上記第1配管(15)に形成され
たトラップ部(32)を備えていることとしたものである。
【0017】上記事項により、第1配管(15)にトラップ
部(32)が設けられているので、第1熱交換器(8)への液
冷媒の流入が阻止される。その結果、第1熱交換器(8)
を流れる冷媒の自然循環が阻止される。
【0018】第5の発明が講じた手段は、上記第2〜第
4の発明において、冷媒搬送手段(9)と第2熱交換器(1
1)と第2配管(16)と第1熱交換器(8)と第1配管(15)と
が順に閉回路に接続されて主回路(20)を構成し、第3熱
交換器は、上記第1熱交換器(8)に並列に設けられて蓄
熱媒体と熱交換を行う蓄熱熱交換器(13)によって構成さ
れ、自然循環阻止手段は、上記冷媒搬送手段(9)から吐
出した液冷媒が上記第2熱交換器(11)で蒸発し、上記蓄
熱熱交換器(13)で凝縮して上記冷媒搬送手段(9)に戻る
循環を行う運転の際に、上記第1熱交換器(8)と上記蓄
熱熱交換器(13)との間の冷媒の自然循環を阻止するよう
に構成されていることとしたものである。
【0019】上記事項により、冷媒搬送手段(9)から液
冷媒が吐出され、当該冷媒は第2熱交換器(11)で蒸発
し、蓄熱熱交換器(13)で凝縮し、再び液冷媒となって冷
媒搬送手段(9)に戻る。この際、第1熱交換器(8)は熱交
換動作を行わないが、自然循環阻止手段によって第1熱
交換器(8)を流れる冷媒の自然循環が阻止されるので、
装置の効率は向上する。
【0020】第6の発明が講じた手段は、上記第1〜5
の発明において、冷媒搬送手段は、冷媒を貯留する第1
貯留手段(71)及び第2貯留手段(72)と、冷媒を加熱して
昇圧することによって高圧を生成する加圧手段(52)と、
冷媒を冷却して減圧することによって低圧を生成する減
圧手段(53)と、上記高圧を上記第1貯留手段(71)に供給
すると同時に上記低圧を上記第2貯留手段(72)に供給す
ることによって上記第1貯留手段(71)から上記第2貯留
手段(72)に冷媒を導く第1状態と、上記高圧を上記第2
貯留手段(72)に供給すると同時に上記低圧を上記第1貯
留手段(71)に供給することによって上記第2貯留手段(7
2)から上記第1貯留手段(71)に冷媒を導く第2状態とを
交互に切り換える高低圧供給手段(81,82,83,84)とを備
えていることとしたものである。
【0021】上記事項により、第1状態では、第1貯留
手段(71)内が高圧となる一方、第2貯留手段(72)内が低
圧となる。そして、この高低圧差が駆動力となって、第
1貯留手段(71)の冷媒が第2貯留手段(72)に導かれる冷
媒循環が発生する。その結果、冷媒回路(3)において冷
媒が搬送される。上記冷媒循環動作を継続すると、やが
て第1貯留手段(71)内の冷媒が不足する。そこで、高低
圧供給手段(81,82,83,84)が上記第1状態から、以下の
第2状態に冷媒循環状態を切り換える。第2状態では、
第2貯留手段(72)内が高圧となる一方、第1貯留手段(7
1)内が低圧となる。従って、第2貯留手段(72)の冷媒が
第1貯留手段(71)に導かれる冷媒循環が発生する。そし
て、第2貯留手段(71)内の冷媒が不足すると、高低圧供
給手段(81,82,83,84)により、冷媒循環の状態が第2状
態から再び第1状態に切り換えられる。このような切り
換え動作により、冷媒が冷媒回路(3)を継続的に循環す
ることになる。
【0022】第7の発明が講じた手段は、上記第1〜第
6の発明において、第1熱交換器は、熱源(2)と冷媒と
を熱交換させる熱源側熱交換器(8)であり、第2熱交換
器は、冷凍負荷と冷媒とを熱交換させる利用側熱交換器
(11)であり、第3熱交換器は、冷媒と蓄熱媒体とを熱交
換させる蓄熱熱交換器(13)であることとしたものであ
る。
【0023】ここで、冷凍負荷とは、冷却または加熱の
対象となるものであり、例えば、空気調和装置における
室内空気や冷蔵庫における庫内空気等である。
【0024】上記事項により、蓄熱式の冷凍装置におい
て、上記第1〜第6の発明の具体的構成が得られること
になる。
【0025】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0026】−蓄熱式空気調和装置(1)の構成− 図1に示す本実施形態に係る冷凍装置は、1次側冷媒回
路(2)と1次側冷媒回路(2)とを備えたいわゆる2次冷媒
システムで構成された蓄熱式空気調和装置(1)である。
【0027】1次側冷媒回路(2)は、いわゆる蒸気圧縮
式の冷媒回路から成り、圧縮機(4)、四方弁(5)、室外熱
交換器(6)、膨張弁(7)、及び補助熱交換器(8)が接続さ
れた閉回路に構成されている。この1次側冷媒回路(2)
は、本発明で言うところ熱源に対応する。
【0028】本発明で言うところの冷媒回路に対応する
2次側冷媒回路(3)は、主回路(20)と蓄熱回路(21)とか
ら構成されている。主回路(20)は、本発明で言うところ
の冷媒搬送手段に対応する冷媒ポンプ(9)、四方弁(1
0)、熱源側熱交換器としての補助熱交換器(8)、互いに
並列に設けられた利用側熱交換器としての室内熱交換器
(11),(11)、及び各室内熱交換器(11)に対応して設けら
れた流量調整弁(12)が接続されて構成されている。上記
補助熱交換器(8)及び室内熱交換器(11)は、それぞれ本
発明で言うところの第1熱交換器及び第2熱交換器に対
応する。補助熱交換器(8)は蓄熱熱交換器(13)よりも低
い位置に設けられている。四方弁(10)と補助熱交換器
(8)とは第1液配管(15)を介して接続され、補助熱交換
器(8)と室内熱交換器(11)とはガス配管(16)を介して接
続され、流量調整弁(12)と四方弁(10)とは第2液配管(1
7)を介して接続されている。そして、本実施形態の特徴
として、第1液配管(15)には、補助熱交換器(8)を流れ
る冷媒の自然循環を阻止するための電動弁(30)が設けら
れている。電動弁(30)は、本発明で言うところの自然循
環阻止手段の開閉手段を構成している。蓄熱回路(21)
は、伝熱コイルから成る蓄熱熱交換器(13)を備えてい
る。蓄熱熱交換器(13)は、本発明で言うところの第3熱
交換器に対応し、蓄熱槽(14)に貯留された水に浸漬され
ている。水を貯留した蓄熱槽(14)及び蓄熱熱交換器(13)
は、蓄熱ユニット(80)に設けられている。蓄熱熱交換器
(13)の一端は、第1蓄熱配管(18)を介して、ガス配管(1
6)に接続されている。蓄熱熱交換器(13)の他端は、第2
蓄熱配管(19)を介して、第2液配管(17)に接続されてい
る。第1蓄熱配管(18)には第1電磁弁(22)が設けられて
いる。第2蓄熱配管(19)には第2電磁弁(23)が設けられ
ている。また、第2蓄熱配管(19)には、バイパス管(24)
が接続されている。バイパス管(24)の一端は、第2蓄熱
配管(19)における蓄熱熱交換器(13)と第2電磁弁(23)と
の間に接続され、その他端は第1液配管(15)に接続され
ている。バイパス管(24)には、第3電磁弁(25)が設けら
れている。
【0029】−蓄熱式空気調和装置(1)の動作− 蓄熱式空気調和装置(1)は、蓄熱槽(14)に温水を蓄える
温蓄熱運転、蓄熱槽(14)の温水を利用する蓄熱利用暖房
運転、蓄熱を利用せずに暖房を行う通常暖房運転、蓄熱
槽(14)に冷水または氷を蓄える冷蓄熱運転、蓄熱槽(14)
内の冷水または氷を利用する蓄熱利用冷房運転、及び蓄
熱を利用せずに冷房を行う通常冷房運転を実行する。こ
こでは、本実施形態の特徴である自然循環阻止動作が行
われる蓄熱利用冷房運転のみを説明し、その他の運転の
説明は省略する。
【0030】1次側冷媒回路(2)では、圧縮機(4)の運転
が停止され、冷媒の循環動作は行われない。
【0031】2次側冷媒回路(3)においては、四方弁(1
0)は図中の実線側に設定される。第1電磁弁(22)及び第
3電磁弁(25)は開口され、第2電磁弁(23)は閉鎖され
る。そして、電動弁(30)は閉鎖される。
【0032】図1に実線矢印で示すように、冷媒ポンプ
(9)から吐出された液冷媒は、四方弁(10)を経た後、室
内熱交換器(11)で室内空気と熱交換を行って蒸発する。
この際、室内空気は冷却され、室内の冷房が行われる。
蒸発したガス冷媒は、ガス配管(16)から第1蓄熱配管(1
8)に流入し、第1蓄熱配管(18)を通じて蓄熱熱交換器(1
3)に流入する。蓄熱熱交換器(13)に流入したガス冷媒
は、蓄熱槽(14)内の冷水または氷と熱交換を行い、凝縮
する。凝縮した冷媒は、第2蓄熱配管(19)及びバイパス
管(24)を通じて第1液配管(15)に流入し、四方弁(10)を
通過して冷媒ポンプ(9)に流入する。冷媒ポンプ(9)に流
入した冷媒は、再び冷媒ポンプ(9)から吐出され、上記
循環動作を繰り返す。このように、本運転では、補助熱
交換器(8)は熱交換動作を行わない。従って、補助熱交
換器(8)は未利用熱交換器となる。
【0033】上記循環動作において、第2蓄熱配管(1
9)、バイパス管(24)及び第1液配管(15)の一部(バイパ
ス管(24)との接続端と四方弁(10)との間)は、2次側冷
媒回路(3)の液ラインとなる。そして、補助熱交換器(8)
と当該液ラインとは、電動弁(30)によって遮断されてい
る。そのため、自然循環サイクルにおいて蒸発器として
作用する補助熱交換器(8)が凝縮器として作用する蓄熱
熱交換器(13)よりも低い位置に設けられているにも拘わ
らず、補助熱交換器(8)には液冷媒が供給されないの
で、補助熱交換器(8)内の液冷媒が蒸発すると、補助熱
交換器(8)にはガス冷媒のみが残留することになる。従
って、補助熱交換器(8)において冷媒が継続的に蒸発す
ることがない。その結果、補助熱交換器(8)を流れる冷
媒の自然循環が阻止される。
【0034】−本実施形態の効果− 本実施形態によれば、未利用熱交換器である補助熱交換
器(8)と液ラインとを電動弁(30)によって遮断している
ので、補助熱交換器(8)への液冷媒の流入が阻止され
る。そのため、補助熱交換器(8)を流れる冷媒の自然循
環を阻止することができる。従って、冷媒の本来の循環
動作を損なうことがないので、装置の効率を向上させる
ことができる。
【0035】−変形例− 補助熱交換器(8)と液ラインとの間を遮断する開閉手段
は、上記電動弁(30)に限定されるものではない。例え
ば、電磁弁や手動式の開閉弁等を用いることも可能であ
る。
【0036】
【発明の実施の形態2】実施形態2は、上記実施形態1
の蓄熱式空気調和装置(1)において、自然循環防止手段
を、電動弁(30)に代えて、ガス配管(16)に設けた開閉手
段によって構成したものである。
【0037】図2に示すように、本実施形態では、ガス
配管(16)における第1蓄熱配管(18)との接続端と補助熱
交換器(8)との間に、開閉手段としての電動弁(31)が設
けられている。
【0038】本実施形態においても、実施形態1と同様
に運転が行われる。蓄熱利用冷房運転時には、ガス配管
(16)が2次側冷媒回路(3)のガスラインとなる。ところ
が、未利用熱交換器である補助熱交換器(8)とガスライ
ンとは、電動弁(31)によって遮断されているので、補助
熱交換器(8)からガスラインへの冷媒の流出は防止され
る。そのため、補助熱交換器(8)を流れる冷媒の自然循
環を阻止することができる。従って、本実施形態におい
ても、冷媒の本来の循環動作を損なうことがないので、
装置の効率を向上させることができる。
【0039】−変形例− なお、本実施形態においても、補助熱交換器(8)とガス
ラインとの間を遮断する開閉手段は上記電動弁(31)に限
られず、電磁弁や手動式の開閉弁等の他の開閉手段であ
ってもよいことは勿論である。
【0040】
【発明の実施の形態3】実施形態3は、上記実施形態1
の蓄熱式空気調和装置(1)において、自然循環防止手段
を、電動弁(30)に代えて、第1液配管(15)に設けたトラ
ップ配管(32)によって構成したものである。
【0041】具体的には、図3に示すように、第1液配
管(15)には、補助熱交換器(8)よりも高い位置に逆U字
状の頂部を有するトラップ配管(32)が設けられている。
【0042】本実施形態においても、実施形態1と同様
に運転が行われる。本実施形態では、補助熱交換器(8)
内の液冷媒が蒸発したとしても、液ラインの液冷媒はト
ラップ配管(32)を通過して補助熱交換器(8)に流入する
ことがないので、補助熱交換器(8)において液冷媒が継
続的に蒸発することがない。従って、補助熱交換器(8)
を流れる冷媒の自然循環が阻止されることになる。その
ため、本実施形態においても、冷媒の本来の循環動作を
損なうことがないので、装置の効率を向上させることが
できる。
【0043】
【発明の実施の形態4】実施形態4に係る冷凍装置は、
実施形態1の蓄熱式空気調和装置(1)を冷房専用の蓄熱
式空気調和装置(1a)に改変したものである。
【0044】図4に示すように、蓄熱式空気調和装置(1
a)は、実施形態1において、2次側冷媒回路(3)の四方
弁(10)を削除するとともに、冷媒ポンプ(9)から吐出さ
れた液冷媒が常に室内熱交換器(11)側に供給されるよう
に構成されている。
【0045】本蓄熱式空気調和装置(1a)の蓄熱利用冷房
運転時においても、冷媒は実施形態1の蓄熱利用冷房運
転と同様の循環動作を行う。そして、未利用熱交換器と
なる補助熱交換器(8)は、電動弁(30)によって液ライン
から遮断されているので、補助熱交換器(8)を流れる冷
媒の自然循環は阻止される。従って、本実施形態におい
ても、冷媒の本来の循環動作を損なうことがないので、
装置の効率を向上させることができる。
【0046】−変形例− 補助熱交換器(8)と液ラインとの間を遮断する開閉手段
は、上記電動弁(30)に限られず、電磁弁や手動式の開閉
弁等であってもよい。また、本実施形態は冷房専用機で
あるので、2次側冷媒回路(3)の循環方向は不変であ
る。そのため、第1液配管(15)に、補助熱交換器(8)か
ら冷媒ポンプ(9)へ向かう冷媒流れのみを許容する逆止
弁(図示せず)を設けてもよい。つまり、補助熱交換器
(8)と液ラインとの間を遮断する開閉手段を、逆止弁に
よって構成してもよい。この場合であっても、液ライン
から補助熱交換器(8)への冷媒流れは防止されるので、
補助熱交換器(8)を流れる冷媒の自然循環を阻止するこ
とができる。
【0047】
【発明の実施の形態5】実施形態5に係る冷凍装置は、
実施形態2を冷房専用の蓄熱式空気調和装置に改変した
ものである。
【0048】図5に示すように、本実施形態は、実施形
態2において、2次側冷媒回路(3)の四方弁(10)を削除
するとともに、冷媒ポンプ(9)から吐出された液冷媒が
常に室内熱交換器(11)側に供給されるように構成されて
いる。
【0049】本実施形態の蓄熱利用冷房運転において
も、冷媒は実施形態2と同様の循環動作を行う。そし
て、未利用熱交換器となる補助熱交換器(8)は、電動弁
(31)によってガスラインから遮断されているので、補助
熱交換器(8)を流れる冷媒の自然循環は阻止される。従
って、本実施形態においても、冷媒の本来の循環動作を
損なうことがないので、装置の効率を向上させることが
できる。
【0050】−変形例− 補助熱交換器(8)とガスラインとの間を遮断する開閉手
段は、上記電動弁(31)に限られず、電磁弁や手動式の開
閉弁等であってもよい。また、本実施形態は、冷房専用
機であるので、ガス配管(16)にガスラインから補助熱交
換器(8)へ向かう冷媒流れのみを許容する逆止弁(図示
せず)を設けてもよい。つまり、補助熱交換器(8)とガ
スラインとの間を遮断する開閉手段を、逆止弁によって
構成してもよい。この場合であっても、補助熱交換器
(8)からガスラインへの冷媒流れは阻止されるので、補
助熱交換器(8)を流れる冷媒の自然循環を阻止すること
ができる。
【0051】
【発明の実施の形態6】実施形態6に係る冷凍装置は、
実施形態3を冷房専用の空気調和装置に改変したもので
ある。
【0052】図6に示すように、本実施形態は、実施形
態3において、2次側冷媒回路(3)の四方弁(10)を削除
するとともに、冷媒ポンプ(9)から吐出された液冷媒が
室内熱交換器(11)側に供給されるように構成されてい
る。
【0053】本実施形態の蓄熱利用冷房運転時において
も、冷媒は実施形態3と同様の循環動作を行う。そし
て、未利用熱交換器となる補助熱交換器(8)は、トラッ
プ配管(32)を介して液ラインに接続されているので、液
ラインから補助熱交換器(8)への冷媒の流入は阻止され
る。従って、補助熱交換器(8)を流れる冷媒の自然循環
が阻止されるので、装置の効率を向上させることができ
る。
【0054】
【発明の実施の形態7】図7に示す実施形態7は、実施
形態1において、機械式の熱搬送装置である冷媒ポンプ
(9)を熱駆動式の熱搬送装置(40)に置き換えたものであ
る。実施形態1と同様の部分には同様の符号を付し、本
実施形態を説明する。
【0055】図7に示すように、本実施形態に係る蓄熱
式空気調和装置(1b)は、温熱又は冷熱を生成する1次側
冷媒回路(2)及び2次側冷媒回路(3)に加えて、2次側冷
媒回路(3)の冷媒に循環駆動力を付与する駆動回路(50)
を備えている。駆動回路(50)は、圧縮機(51)を有する冷
媒回路であって、蒸気圧縮式の冷媒回路を構成してい
る。
【0056】2次側冷媒回路(3)は、補助熱交換器(8)と
複数の室内ユニット(79),(79)とを備えて成る主回路(2
0)に、四方弁(10)を介して上記熱搬送装置(40)を接続し
て形成されている。室内ユニット(79)は、室内熱交換器
(11)と流量調整弁(12)とを冷媒配管で直列に接続して構
成されている。そして、各室内ユニット(79)の室内熱交
換器(11)側の一端は、それぞれガス配管(16)を介して補
助熱交換器(8)の上端部に接続されると共に、各室内ユ
ニット(79)の流量調整弁(12)側の一端は、それぞれ第2
液配管(17)を介して四方弁(10)に接続されている。ま
た、補助熱交換器(8)の下端部は、第1液配管(15)を介
して四方弁(10)に接続されている。この第1液配管(15)
には、電動弁(30)が設けられている。以上のようにし
て、主回路(20)が形成されている。
【0057】また、主回路(20)には、蓄熱ユニット(80)
が接続されている。蓄熱ユニット(80)は、蓄熱槽(14)に
蓄熱熱交換器(13)を収納して成り、蓄熱槽(14)には蓄熱
媒体としての水が満たされている。蓄熱熱交換器(13)
は、所定の長さを有する所定本数の伝熱コイルによって
構成されて蓄熱槽(14)の内部に収納される一方、一端が
第2液配管(17)に、他端がガス配管(16)に、それぞれ第
2蓄熱配管(19)及び第1蓄熱配管(18)を介して接続され
ている。また、蓄熱熱交換器(13)と第2液配管(17)とを
接続する第2蓄熱配管(19)には、第2電磁弁(23)が設け
られている。更に、第2蓄熱配管(19)には、バイパス管
(24)が接続されている。バイパス管(24)は、第3電磁弁
(25)を備える一方、一端が第2蓄熱配管(19)における蓄
熱熱交換器(13)と第2電磁弁(23)の間に、他端が第1液
配管(15)における四方弁(10)と電動弁(30)の間にそれぞ
れ接続されている。
【0058】熱搬送装置(40)は、冷媒が充填されると共
に、加熱熱交換器(52)と、冷却熱交換器(53)と、放熱熱
交換器(54)と、液冷媒を貯留する第1メインタンク(71)
及び第2メインタンク(72)と、サブタンク(73)とを備え
ている。第1メインタンク(71)及び第2メインタンク(7
2)は、それぞれ本発明で言うところの第1貯留手段及び
第2貯留手段に対応する。
【0059】加熱熱交換器(52)は、本発明で言うところ
の加圧手段に対応する。加熱熱交換器(52)は、駆動回路
(50)の冷媒が供給され、駆動回路(50)の冷媒と2次側冷
媒回路(3)の液冷媒とを熱交換させ、この液冷媒を加熱
し蒸発させるように構成されている。この2次側冷媒回
路(3)の液冷媒の蒸発によって、加熱熱交換器(52)の内
部は高圧状態となる。
【0060】一方、冷却熱交換器(53)は、本発明で言う
ところの減圧手段に対応する。冷却熱交換器(53)は、駆
動回路(50)の冷媒が供給され、この駆動回路(50)の冷媒
と2次側冷媒回路(3)のガス冷媒とを熱交換させ、当該
ガス冷媒を冷却し凝縮させるように構成されている。こ
の2次側冷媒回路(3)のガス冷媒の凝縮によって、冷却
熱交換器(53)の内部は低圧状態となる。
【0061】そして、一方のメインタンク(71),(72)を
加熱熱交換器(52)と連通して加圧し、当該メインタンク
(71),(72)内の液冷媒を押し出すと同時に、他方のメイ
ンタンク(71),(72)を冷却熱交換器(53)と連通して減圧
し、当該メインタンク(71),(72)内へ液冷媒を回収す
る。以上のようにして、熱搬送装置(40)は、2次側冷媒
回路(3)の冷媒に循環駆動力を付与するように構成され
ている。
【0062】具体的に、冷却熱交換器(53)の上端部には
ガス回収管(62)が接続されている。ガス回収管(62)は3
本の分岐管(62a),(62b),(62c)に分岐されて、各分岐管
(62a)〜(62c)が各メインタンク(71),(72)及びサブタン
ク(73)の上端部に個別に接続されている。これら各分岐
管(62a)〜(62c)には、第1〜第3のタンク減圧電磁弁(8
1),(82),(83)が設けられている。また、冷却熱交換器(5
3)の下端部には液配管である液供給管(63)が接続されて
いる。液供給管(63)は2本の分岐管(63a),(63b)に分岐
され、各分岐管(63a),(63b)が各メインタンク(71),(72)
の下端部にそれぞれ接続している。これら分岐管(63a),
(63b)には、各メインタンク(71),(72)への冷媒の回収の
みを許容する逆止弁(91)が設けられている。
【0063】一方、加熱熱交換器(52)の上端部にはガス
供給管(61)が接続されている。このガス供給管(61)は、
3本の分岐管(61a),(61b),(61c)に分岐され、各分岐管
(61a〜61c)がガス回収管(62)の分岐管(62a)〜(62c)に接
続されている。これにより、ガス供給管(61)の各分岐管
(61a)〜(61c)が各メインタンク(71),(72)及びサブタン
ク(73)の上端部に個別に接続している。これら各分岐管
(61a)〜(61c)には、第1〜第3のタンク加圧電磁弁(8
4),(85),(86)が設けられている。また、加熱熱交換器(5
2)の下端部には液回収管(64)が接続されている。液回収
管(64)はサブタンク(73)の下端部に接続されている。液
回収管(64)には、サブタンク(73)からの冷媒の流出のみ
を許容する逆止弁(92)が設けられている。上記電磁弁(8
1),(82),(83),(84)は、本発明で言うところの高低圧供
給手段に対応する。
【0064】尚、各メインタンク(71),(72)は、冷却熱
交換器(53)よりも低い位置に設置されている。また、サ
ブタンク(73)は、重力を利用して加熱熱交換器(52)に液
冷媒を供給しやすいように、加熱熱交換器(52)よりも高
い位置に設置されている。
【0065】また、各メインタンク(71),(72)には回収
用液配管(68)と押出し用液配管(67)とが接続されてい
る。回収用液配管(68)は2本の分岐管(68a),(68b)に分
岐され、各分岐管(68a),(68b)が各メインタンク(71),(7
2)の下端部にそれぞれ接続している。これら各分岐管(6
8a),(68b)には、各メインタンク(71),(72)への冷媒の流
入のみを許容する逆止弁(93)が設けられている。一方、
押出し用液配管(67)は3本の分岐管(67a),(67b),(67c)
に分岐され、各分岐管(67a)〜(67c)が回収用液配管(68)
の分岐管(68a),(68b)及び液回収管(64)に接続すること
により、各メインタンク(71),(72)及びサブタンク(73)
の下端部に接続している。これら分岐管(67a)〜(67c)の
うち、各メインタンク(71),(72)に接続する分岐管(67
a),(67b)には、メインタンク(71),(72)下端からの冷媒
の流出のみを許容する逆止弁(94)が設けられる一方、サ
ブタンク(73)に接続する分岐管(67c)には、サブタンク
(73)への冷媒の流入のみを許容する逆止弁(95)が設けら
れている。
【0066】放熱熱交換器(54)は、押出し用液配管(67)
に設けられ、各メインタンク(71),(72)から押し出され
た液冷媒と、駆動回路(50)の冷媒とを熱交換させるよう
に構成されている。そして、放熱熱交換器(54)における
両冷媒の熱交換によって、冷却熱交換器(53)における熱
交換量と加熱熱交換器(52)における熱交換量とをバラン
スさせるようにしている。
【0067】以上のように熱搬送装置(40)が構成される
と共に、熱搬送装置(40)の回収用液配管(68)及び押出し
用液配管(67)が、四方弁(10)を介して主回路(20)の第1
液配管(15)及び第2液配管(17)に接続されている。そし
て、2次側冷媒回路(3)は、一方のメインタンク(71),(7
2)から押し出された液冷媒が押出し用液配管(67)を通っ
て主回路(20)へ流れ、主回路(20)を循環した後に回収用
液配管(68)を通って他方のメインタンク(71),(72)に回
収されるように構成されている。また、四方弁(10)を切
り換えることによって、主回路(20)において冷媒の循環
方向を反転可能に構成している。
【0068】駆動回路(50)は、圧縮機(51)、加熱熱交換
器(52)、放熱熱交換器(54)、膨張弁(55)及び冷却熱交換
器(53)を順に冷媒配管で接続して成っている。そして、
駆動回路(50)は、加熱熱交換器(52)において2次側冷媒
回路(3)の冷媒を蒸発させて加熱熱交換器(52)内を高圧
状態にすると同時に、冷却熱交換器(53)において2次側
冷媒回路(3)の冷媒を凝縮させて冷却熱交換器(53)内を
低圧状態にするように構成されている。
【0069】また、放熱熱交換器(54)は、2次側冷媒回
路(3)の液冷媒と駆動回路(50)の冷媒とを熱交換させる
ことによって、冷却熱交換器(53)における熱交換量と加
熱熱交換器(52)における熱交換量とが均衡するようにし
ている。つまり、2次側冷媒回路(3)の冷媒に確実に循
環駆動力を付与するには、加熱熱交換器(52)における2
次側冷媒回路(3)の液冷媒の蒸発量と、冷却熱交換器(5
3)における2次側冷媒回路(3)のガス冷媒の凝縮量とを
等しくする必要がある。従って、加熱熱交換器(52)にお
ける駆動回路(50)の冷媒の放熱量と、冷却熱交換器(53)
における駆動回路(50)の冷媒の吸熱量とを均衡させなけ
ればならない。これに対し、本実施形態では放熱熱交換
器(54)を設け、圧縮機(51)における入熱分を放熱熱交換
器(54)において放熱させることよって、上述の加熱熱交
換器(52)における放熱量と冷却熱交換器(53)における吸
熱量とをバランスさせている。
【0070】1次側冷媒回路(2)は、圧縮機(4)、四方弁
(5)、室外熱交換器(6)、膨張弁(7)及び補助熱交換器(8)
を順に冷媒配管により接続して成る閉回路であって、内
部を冷媒が循環して温熱又は冷熱を生成する。そして、
1次側冷媒回路(2)は、補助熱交換器(8)を介して2次側
冷媒回路(3)へ温熱又は冷熱を供給するように構成され
ている。
【0071】−運転動作− 本実施形態の運転動作の説明においても、蓄熱槽(14)に
蓄えた冷水または氷を利用する蓄熱利用冷房運転のみに
ついて説明する。
【0072】1次側冷媒回路(2)では、圧縮機(4)の運転
が停止され、冷媒の循環動作は行われない。
【0073】駆動回路(50)では、膨張弁(55)が所定開度
に調整され、図7に二点鎖線で示すように冷媒が循環す
る。すなわち、圧縮機(51)から吐出された高圧のガス冷
媒は、加熱熱交換器(52)へ流れ、加熱熱交換器(52)で2
次側冷媒回路(3)の液冷媒と熱交換を行い、凝縮して高
圧の液冷媒となる。その際、2次側冷媒回路(3)の液冷
媒は加熱されて蒸発する。加熱熱交換器(52)で凝縮した
冷媒は、放熱熱交換器(54)へ流れ、2次側冷媒回路(3)
の液冷媒との熱交換によって冷却される。これによっ
て、駆動回路(50)からの放熱が行われる。この冷却され
た液冷媒は、膨張弁(55)で減圧されて低圧の冷媒とな
り、その後、冷却熱交換器(53)において2次側冷媒回路
(3)の冷媒と熱交換して蒸発する。蒸発した冷媒は、圧
縮機(51)に吸入される。
【0074】次に、2次側冷媒回路(3)の動作について
説明する。2次側冷媒回路(3)では、電動弁(22a)及び第
3電磁弁(25)が開口され、第2電磁弁(23)及び電動弁(3
0)が閉鎖される。まず、熱搬送装置(40)の各電磁弁(81)
〜(86)が以下の第1状態にあるところから説明する。す
なわち、第1メインタンク(71)の加圧電磁弁(84)、サブ
タンク(73)の加圧電磁弁(86)、第2メインタンク(72)の
減圧電磁弁(82)は開口されている。一方、第2メインタ
ンク(72)の加圧電磁弁(85)、第1メインタンク(71)の減
圧電磁弁(81)、サブタンク(73)の減圧電磁弁(83)は閉鎖
されている。また、四方弁(10)は図7に実線で示すよう
に切り換えられ、各室内ユニット(79)の流量調整弁(12)
は所定開度に調整される。
【0075】この状態において、加熱熱交換器(52)で
は、駆動回路(50)の冷媒と2次側冷媒回路(3)の液冷媒
とが熱交換し、この液冷媒が加熱されて蒸発する。この
2次側冷媒回路(3)の液冷媒の蒸発によって加熱熱交換
器(52)内が高圧状態となる。そして、加圧電磁弁(84)の
開口によって加熱熱交換器(52)と第1メインタンク(71)
とが連通し、第1メインタンク(71)が加圧される。この
ため、第1メインタンク(71)に貯留された液冷媒が、図
7の実線の矢印に示すように、第1メインタンク(71)か
ら押し出される。第1メインタンク(71)から押し出され
た液冷媒は、押出し用液配管(67)の分岐管(67a)から押
出し用液配管(67)へ流れ、四方弁(10)を通って主回路(2
0)の第2液配管(17)へ流れる。
【0076】一方、冷却熱交換器(53)では、駆動回路(5
0)の冷媒と2次側冷媒回路(3)のガス冷媒とが熱交換
し、当該ガス冷媒が冷却されて凝縮する。この2次側冷
媒回路(3)のガス冷媒の凝縮によって冷却熱交換器(53)
内が低圧状態となる。そして、減圧電磁弁(82)の開口に
よって冷却熱交換器(53)と第2メインタンク(72)とが連
通し、第2メインタンク(72)が減圧される。このため、
第2メインタンク(72)には主回路(20)の液冷媒が吸引さ
れ、回収される。つまり、図7の実線の矢印に示すよう
に、第1液配管(15)の液冷媒が吸引され、四方弁(10)、
回収用液配管(68)、回収用液配管(68)の分岐管(68b)を
順に流れて第2メインタンク(72)に回収される。
【0077】2次側冷媒回路(3)の主回路(20)では、上
述のような第1メインタンク(71)からの液冷媒の押し出
しと、第2メインタンク(72)への液冷媒の回収とによっ
て冷媒が循環し、蓄熱槽(14)の冷熱を室内熱交換器(11)
へ搬送して室内の冷房が行われる。具体的に、第1メイ
ンタンク(71)から押し出されて第2液配管(17)へ流れた
液冷媒は、室内熱交換器(11)において室内空気と熱交換
を行って蒸発する。蒸発した冷媒は、ガス配管(16)から
第1蓄熱配管(18)に流入する。第1蓄熱配管(18)内の冷
媒は、蓄熱熱交換器(13)に流入し、蓄熱槽(14)内の冷水
または氷と熱交換を行って凝縮する。凝縮した冷媒は、
第2蓄熱配管(19)及びバイパス管(24)を通じて第1液配
管(15)に流入し、四方弁(10)を経た後、回収用液配管(6
8)及び分岐管(68b)を通じて第2メインタンク(72)に回
収される。
【0078】また、サブタンク(73)は、加熱熱交換器(5
2)と均圧されている。このため、図7に実線の矢印で示
すように、サブタンク(73)内の液冷媒が液回収管(64)を
経て加熱熱交換器(52)に供給される。供給された液冷媒
は加熱熱交換器(52)内で蒸発して第1メインタンク(71)
の加圧に寄与する。その後、このサブタンク(73)内の液
冷媒の殆どが加熱熱交換器(52)に供給されると、サブタ
ンク(73)の加圧電磁弁(86)が閉鎖されると共に、サブタ
ンク(73)の減圧電磁弁(83)が開口される。これにより、
サブタンク(73)内は低圧になり、押出し用液配管(67)を
流れている冷媒の一部が回収される。
【0079】このような動作を所定時間行った後、熱搬
送装置(40)の電磁弁(81)〜(86)を切換え、第1状態から
以下の第2状態に切り換える。つまり、第1メインタン
ク(71)の加圧電磁弁(84)、第2メインタンク(72)の減圧
電磁弁(82)、サブタンク(73)の減圧電磁弁(83)を閉鎖す
る。更に、第2メインタンク(72)の加圧電磁弁(85)、第
1メインタンク(71)の減圧電磁弁(81)、サブタンク(73)
の加圧電磁弁(86)を開口する。
【0080】これによって、第1メインタンク(71)が減
圧され、逆に、第2メインタンク(72)及びサブタンク(7
3)が加圧される。このため、第2メインタンク(72)から
押し出された液冷媒が上述と同様に循環して第1メイン
タンク(71)に回収される冷媒循環状態となり、また、サ
ブタンク(73)内の液冷媒が加熱熱交換器(52)に供給され
る。この場合にも、サブタンク(73)内の液冷媒の殆どが
加熱熱交換器(52)に供給されると、サブタンク(73)の加
圧電磁弁(86)が閉鎖されると共に、サブタンク(73)の減
圧電磁弁(83)が開口されて、サブタンク(73)への冷媒の
回収が行われる。
【0081】以上のように各電磁弁(81)〜(86)が切換え
動作を行い、冷媒が第1メインタンク(71)から押し出さ
れて第2メインタンク(72)に回収される動作と、冷媒が
第2メインタンク(72)から押し出されて第1メインタン
ク(71)に回収される動作とが交互に行われる。そして、
2次側冷媒回路(3)の主回路(20)において冷媒が循環
し、室内の暖房が行われる。
【0082】−本実施形態の効果− 従って、本実施形態においても、実施形態1と同様、未
利用熱交換器となる補助熱交換器(8)と液ラインとを遮
断することができるので、補助熱交換器(8)を流れる冷
媒の自然循環を阻止することができる。その結果、冷媒
の本来の循環動作を損なうことがなく、装置の効率を向
上させることができる。特に、熱搬送装置(40)では、不
要な冷媒の自然循環が生じると効率が著しく低下する
が、本実施形態では自然循環を確実に防止することがで
きるので、効率低下を効果的に抑制することが可能とな
る。
【0083】−変形例1− なお、上記の実施形態において、補助熱交換器(8)と液
ラインとの間を遮断する開閉手段を、上記電動弁(30)か
ら他の開閉手段、例えば、電磁弁、手動式の開閉弁等に
置き換えてもよいことは勿論である。
【0084】−変形例2− 上記の熱搬送装置(40)を備えた蓄熱式空気調和装置(1b)
に、実施形態2または3のいずれかを適用してもよい。
言い換えると、実施形態2または3において、機械式の
冷媒搬送手段である冷媒ポンプ(9)を、上記の熱駆動式
の熱搬送装置(40)に置き換えてもよい。この場合であっ
ても、各実施形態2または3の効果が得られることは勿
論である。また、熱搬送装置(40)では、不要な自然循環
を防止する必要性が一層高いので、本発明の効果がより
顕著に発揮されることになる。
【0085】なお、上記各実施形態では、蓄熱手段とし
て、水を貯留した蓄熱槽(14)を用いていたが、蓄熱手段
は上記蓄熱槽(14)に限定されるものではなく、他の蓄熱
手段を用いてもよいことは勿論である。
【0086】本発明で言うところの冷凍装置は、狭義の
冷凍装置は勿論、空気調和装置、冷蔵装置等を含む広い
意味での冷凍装置を意味するものである。
【0087】
【発明の効果】以上のように、第1の発明によれば、未
利用熱交換器となる第1熱交換器を流れる冷媒の自然循
環を阻止する自然循環阻止手段を設けることとしたの
で、冷媒回路内における不要な自然循環を防止すること
ができ、本来の冷媒循環を円滑に行わせることができ
る。従って、装置の効率を向上させることができる。
【0088】第2の発明によれば、開閉手段によって第
1熱交換器と液ラインとを遮断することができるので、
液ラインから第1熱交換器への液冷媒の流入を阻止する
ことができる。従って、第1熱交換器を流れる冷媒の自
然循環を阻止することができ、装置の効率を向上させる
ことが可能となる。
【0089】第3の発明によれば、開閉手段によって第
1熱交換器とガスラインとを遮断することができるの
で、第1熱交換器からガスラインへのガス冷媒の流出を
阻止することができる。従って、第1熱交換器を流れる
冷媒の自然循環を防止することができ、装置の効率を向
上させることが可能となる。
【0090】第4の発明によれば、トラップ部によっ
て、液ラインから第1熱交換器への液冷媒の流入を阻止
することができるので、第1熱交換器を流れる冷媒の自
然循環を防止することができる。従って、本来の冷媒循
環を損なうことがないので、装置の効率を向上させるこ
とができる。
【0091】第5の発明によれば、蓄熱熱交換器を備え
た装置において、未利用熱交換器を流れる冷媒の自然循
環を阻止することができる。
【0092】第6の発明によれば、冷媒循環の適正化が
より必要とされるいわゆる熱駆動式の熱搬送手段を用い
ることとしたので、不要な自然循環を防止する効果をよ
り顕著に発揮させることができる。
【0093】第7の発明によれば、蓄熱式の冷凍装置に
おいて、具体的構成により上記第1〜第6の発明の効果
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る蓄熱式空気調和装置の冷媒回
路図である。
【図2】実施形態2に係る蓄熱式空気調和装置の冷媒回
路図である。
【図3】実施形態3に係る蓄熱式空気調和装置の冷媒回
路図である。
【図4】実施形態4に係る蓄熱式空気調和装置の冷媒回
路図である。
【図5】実施形態5に係る蓄熱式空気調和装置の冷媒回
路図である。
【図6】実施形態6に係る蓄熱式空気調和装置の冷媒回
路図である。
【図7】実施形態7に係る蓄熱式空気調和装置の冷媒回
路図である。
【図8】従来の蓄熱式空気調和装置の冷媒回路図であ
る。
【符号の説明】
(3) 2次側冷媒回路 (8) 補助熱交換器 (9) 冷媒ポンプ (10) 四方弁 (11) 室内熱交換器 (13) 蓄熱熱交換器 (15) 第1液配管 (16) ガス配管 (20) 主回路 (21) 蓄熱回路 (30) 電動弁

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を循環させる冷媒搬送手段(9)と、
    第1熱交換器(8)と、第2熱交換器(11)と、第3熱交換
    器(13)とが設けられた冷媒回路(3)を備え、 上記冷媒搬送手段(9)により上記第2熱交換器(11)と第
    3熱交換器(13)との間で冷媒を循環させて熱交換動作を
    行っているときに、上記第1熱交換器(8)と第2熱交換
    器(11)または第3熱交換器(13)との間での冷媒の自然循
    環を阻止する自然循環阻止手段を備えていることを特徴
    とする冷凍装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の冷凍装置において、 第1熱交換器(8)は、一端が第1配管(15)を介して冷媒
    回路(3)の液ラインに接続され、他端が第2配管(16)を
    介して冷媒回路(3)のガスラインに接続され、 自然循環阻止手段は、上記第1配管(15)に設けられた開
    閉手段(30)を備えていることを特徴とする冷凍装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の冷凍装置において、 第1熱交換器(8)は、一端が第1配管(15)を介して冷媒
    回路(3)の液ラインに接続され、他端が第2配管(16)を
    介して冷媒回路(3)のガスラインに接続され、 自然循環阻止手段は、上記第2配管(16)に設けられた開
    閉手段(31)を備えていることを特徴とする冷凍装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の冷凍装置において、 第1熱交換器(8)は、一端が第1配管(15)を介して冷媒
    回路(3)の液ラインに接続され、他端が第2配管(16)を
    介して冷媒回路(3)のガスラインに接続され、 自然循環阻止手段は、上記第1配管(15)に形成されたト
    ラップ部(32)を備えていることを特徴とする冷凍装置。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれか一つに記載の冷
    凍装置において、冷媒搬送手段(9)と第2熱交換器(11)
    と第2配管(16)と第1熱交換器(8)と第1配管(15)とが
    順に閉回路に接続されて主回路(20)を構成し、 第3熱交換器は、上記第1熱交換器(8)に並列に設けら
    れて蓄熱媒体と熱交換を行う蓄熱熱交換器(13)によって
    構成され、 自然循環阻止手段は、上記冷媒搬送手段(9)から吐出し
    た液冷媒が上記第2熱交換器(11)で蒸発し、上記蓄熱熱
    交換器(13)で凝縮して上記冷媒搬送手段(9)に戻る循環
    を行う運転の際に、上記第1熱交換器(8)と上記蓄熱熱
    交換器(13)との間の冷媒の自然循環を阻止するように構
    成されていることを特徴とする冷凍装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一つに記載の冷
    凍装置において、 冷媒搬送手段は、 冷媒を貯留する第1貯留手段(71)及び第2貯留手段(72)
    と、 冷媒を加熱して昇圧することによって高圧を生成する加
    圧手段(52)と、 冷媒を冷却して減圧することによって低圧を生成する減
    圧手段(53)と、 上記高圧を上記第1貯留手段(71)に供給すると同時に上
    記低圧を上記第2貯留手段(72)に供給することによって
    上記第1貯留手段(71)から上記第2貯留手段(72)に冷媒
    を導く第1状態と、上記高圧を上記第2貯留手段(72)に
    供給すると同時に上記低圧を上記第1貯留手段(71)に供
    給することによって上記第2貯留手段(72)から上記第1
    貯留手段(71)に冷媒を導く第2状態とを交互に切り換え
    る高低圧供給手段(81,82,83,84)とを備えていることを
    特徴とする冷凍装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一つに記載の冷
    凍装置において、 第1熱交換器は、熱源(2)と冷媒とを熱交換させる熱源
    側熱交換器(8)であり、 第2熱交換器は、冷凍負荷と冷媒とを熱交換させる利用
    側熱交換器(11)であり、 第3熱交換器は、冷媒と蓄熱媒体とを熱交換させる蓄熱
    熱交換器(13)であることを特徴とする冷凍装置。
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WO2012099062A1 (ja) * 2011-01-18 2012-07-26 ダイキン工業株式会社 空気調和機

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CN103314259A (zh) * 2011-01-18 2013-09-18 大金工业株式会社 空调机

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