JP2000037053A - 永久磁石形モータ - Google Patents
永久磁石形モータInfo
- Publication number
- JP2000037053A JP2000037053A JP10203020A JP20302098A JP2000037053A JP 2000037053 A JP2000037053 A JP 2000037053A JP 10203020 A JP10203020 A JP 10203020A JP 20302098 A JP20302098 A JP 20302098A JP 2000037053 A JP2000037053 A JP 2000037053A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- permanent magnet
- rotor core
- type motor
- rotating shaft
- rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】回転子鉄心に組み込まれた永久磁石が抜け落ち
るのを防止する。 【解決手段】 固定子巻線を有する固定子と、回転子鉄
心に設けられた貫通孔に磁極形成用の永久磁石を組み込
んで構成された回転子と、回転子鉄心に圧入される回転
軸とを備え、前記回転軸は複数の凹凸部を有する構成と
する。
るのを防止する。 【解決手段】 固定子巻線を有する固定子と、回転子鉄
心に設けられた貫通孔に磁極形成用の永久磁石を組み込
んで構成された回転子と、回転子鉄心に圧入される回転
軸とを備え、前記回転軸は複数の凹凸部を有する構成と
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転子鉄心に永久
磁石を組み込んで構成された回転子を備えた永久磁石形
モータに関する。
磁石を組み込んで構成された回転子を備えた永久磁石形
モータに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、永久磁石形モータ特に埋め込み永
久磁石形モータの例として、特開昭６３−１４０６４４
号、特開昭６３−１４０６４５号等があるが、これらに
おいては、回転子鉄心の貫通孔に挿入される永久磁石の
軸方向への抜けを防止する構造等については開示されて
いない。
久磁石形モータの例として、特開昭６３−１４０６４４
号、特開昭６３−１４０６４５号等があるが、これらに
おいては、回転子鉄心の貫通孔に挿入される永久磁石の
軸方向への抜けを防止する構造等については開示されて
いない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】これら従来においては
組立時や実運転時に永久磁石の軸方向への移動が発生
し、モータ特性の低下あるいは永久磁石の抜け落ちまで
発生した場合にはモータ機能停止という事態も考えられ
るという問題点があった。そこで、本発明の目的は、永
久磁石の抜止めを確実に防止できる永久磁石形モータを
提供するにある。
組立時や実運転時に永久磁石の軸方向への移動が発生
し、モータ特性の低下あるいは永久磁石の抜け落ちまで
発生した場合にはモータ機能停止という事態も考えられ
るという問題点があった。そこで、本発明の目的は、永
久磁石の抜止めを確実に防止できる永久磁石形モータを
提供するにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】固定子巻線を有する固定
子と、回転子鉄心に設けられた貫通孔に磁極形成用の永
久磁石を組み込んで構成された回転子と、回転子鉄心に
圧入される回転軸とを備え、回転軸は複数の凹凸部を有
することを特徴とする。（請求項１） 上記構成の永久磁石形モータによれば、永久磁石の抜止
めを確実に行うことができる。
子と、回転子鉄心に設けられた貫通孔に磁極形成用の永
久磁石を組み込んで構成された回転子と、回転子鉄心に
圧入される回転軸とを備え、回転軸は複数の凹凸部を有
することを特徴とする。（請求項１） 上記構成の永久磁石形モータによれば、永久磁石の抜止
めを確実に行うことができる。
【０００５】また、上記構成の永久磁石形モータにおい
て、貫通孔はその中央部が幅狭とすることとしてもよ
い。（請求項２）。このものによれば、回転軸を回転子
鉄心に圧入するときに発生する力が永久磁石に確実に加
わり、一層の抜止め防止ができるものである。
て、貫通孔はその中央部が幅狭とすることとしてもよ
い。（請求項２）。このものによれば、回転軸を回転子
鉄心に圧入するときに発生する力が永久磁石に確実に加
わり、一層の抜止め防止ができるものである。
【０００６】また、固定子巻線を有する固定子と、回転
子鉄心に設けられた貫通孔に磁極形成用の永久磁石を組
み込んで構成された回転子と、回転子鉄心に圧入される
回転軸と、回転軸に圧入される非磁性体の端板とを有す
ることを特徴とする。（請求項３）。
子鉄心に設けられた貫通孔に磁極形成用の永久磁石を組
み込んで構成された回転子と、回転子鉄心に圧入される
回転軸と、回転軸に圧入される非磁性体の端板とを有す
ることを特徴とする。（請求項３）。
【０００７】このものによれば、永久磁石の抜止めを防
止できるとともに回転子鉄心の圧入位置決めが行えるも
のである。また、上記構成の永久磁石形モータにおい
て、端板の回転子鉄心側に接着剤を塗布するようにして
もよい。（請求項４） このものによれば、端板を確実に回転子鉄心に固定でき
永久磁石のより確実な抜止めができる。
止できるとともに回転子鉄心の圧入位置決めが行えるも
のである。また、上記構成の永久磁石形モータにおい
て、端板の回転子鉄心側に接着剤を塗布するようにして
もよい。（請求項４） このものによれば、端板を確実に回転子鉄心に固定でき
永久磁石のより確実な抜止めができる。
【０００８】また、上記構成の永久磁石形モータにおい
て、端板にはバランス調整部が設けられていることとし
てもよい。（請求項５） このものによれば、回転動作中の回転子のアンバランス
を防止でき、永久磁石の確実な抜止めが図れるものであ
る。
て、端板にはバランス調整部が設けられていることとし
てもよい。（請求項５） このものによれば、回転動作中の回転子のアンバランス
を防止でき、永久磁石の確実な抜止めが図れるものであ
る。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第１の実施例を図
１、図２を参照して説明する。なお、本実施例の永久磁
石形モータの固定子は従来技術の固定子と同じ構成であ
るため、ここでは、回転子の構成についてのみ説明す
る。
１、図２を参照して説明する。なお、本実施例の永久磁
石形モータの固定子は従来技術の固定子と同じ構成であ
るため、ここでは、回転子の構成についてのみ説明す
る。
【００１０】図１は、回転子１の上面図を示し、回転子
鉄心２は、円板状の電磁鋼板例えばけい素鋼板を積層し
て構成されている。各けい素鋼板には中心部に円形の孔
が形成され、その回りにほぼ長方形状の孔が６個形成さ
れている。このようなけい素鋼板を積層することによ
り、回転子鉄心２は、その中心部に軸孔３が形成される
とともに、その回りに６個の貫通孔４が形成されるよう
に構成されている。この貫通孔４には永久磁石５が収納
固定される。軸孔３には図２に示す回転軸６が挿入固定
されるが、この回転軸６には複数の凹凸部７が形成さ
れ、この凹凸部７の存在により回転子鉄心２の軸孔３に
回転軸６を挿入するときに軸孔３の壁が変形し、もって
永久磁石５を押さえる摩擦力が発生して永久磁石５の軸
方向への抜止めを防止するものである。
鉄心２は、円板状の電磁鋼板例えばけい素鋼板を積層し
て構成されている。各けい素鋼板には中心部に円形の孔
が形成され、その回りにほぼ長方形状の孔が６個形成さ
れている。このようなけい素鋼板を積層することによ
り、回転子鉄心２は、その中心部に軸孔３が形成される
とともに、その回りに６個の貫通孔４が形成されるよう
に構成されている。この貫通孔４には永久磁石５が収納
固定される。軸孔３には図２に示す回転軸６が挿入固定
されるが、この回転軸６には複数の凹凸部７が形成さ
れ、この凹凸部７の存在により回転子鉄心２の軸孔３に
回転軸６を挿入するときに軸孔３の壁が変形し、もって
永久磁石５を押さえる摩擦力が発生して永久磁石５の軸
方向への抜止めを防止するものである。
【００１１】（第２実施例）第２実施例を図３を参照し
て説明する。図３において、８は貫通孔で、貫通孔４と
異なり軸孔３側がその中央部で幅狭となるように形成さ
れている。このように構成することにより、回転軸６を
圧入固定したときに発生する回転子鉄心２の変形による
永久磁石５を押さえる力が集中し、抜止め効果を向上で
きるものである。
て説明する。図３において、８は貫通孔で、貫通孔４と
異なり軸孔３側がその中央部で幅狭となるように形成さ
れている。このように構成することにより、回転軸６を
圧入固定したときに発生する回転子鉄心２の変形による
永久磁石５を押さえる力が集中し、抜止め効果を向上で
きるものである。
【００１２】（第３実施例）第３実施例を図４を参照し
て説明する。図４において、９は非磁性体の端板で、こ
れを回転軸６に最初に圧入し、次に回転子鉄心２を回転
軸６に圧入固定するとともに永久磁石５を貫通孔４に挿
入する。しかる後に非磁性体の端板１０を圧入すること
により両端板により永久磁石５が抜止め防止される。さ
らに、端板９により回転子鉄心２の所定圧入位置（図４
の間隔Ｌ）が決定される。
て説明する。図４において、９は非磁性体の端板で、こ
れを回転軸６に最初に圧入し、次に回転子鉄心２を回転
軸６に圧入固定するとともに永久磁石５を貫通孔４に挿
入する。しかる後に非磁性体の端板１０を圧入すること
により両端板により永久磁石５が抜止め防止される。さ
らに、端板９により回転子鉄心２の所定圧入位置（図４
の間隔Ｌ）が決定される。
【００１３】（第４実施例）第４実施例を図５を参照し
て説明する。図５において、１１は両端板９、１０のそ
れぞれ回転子鉄心２側に塗布された接着剤で、この接着
剤１１により端板９、１０と回転子鉄心２との間の固着
がより強固となり、高速回転時の端板の抜けひいては永
久磁石５の抜止めがより確実に行えるものである。
て説明する。図５において、１１は両端板９、１０のそ
れぞれ回転子鉄心２側に塗布された接着剤で、この接着
剤１１により端板９、１０と回転子鉄心２との間の固着
がより強固となり、高速回転時の端板の抜けひいては永
久磁石５の抜止めがより確実に行えるものである。
【００１４】（第５実施例）第５実施例を図６を参照し
て説明する。図６において、１２は端板で、複数のバラ
ンス調整部である突起１３を有するものである。この突
起１３を適宜切断するかあるいはこの突起１３に所定重
りをかしめ固定することにより回転時のバランシングを
可能としたものである。このバランシング調整により回
転時のアンバランスをなくすることができ振動や端板の
ずれひいては永久磁石の抜止めが図れるものである。な
お、この突起１３に変えて凹部または溝部を設けるよう
にしてもよい。
て説明する。図６において、１２は端板で、複数のバラ
ンス調整部である突起１３を有するものである。この突
起１３を適宜切断するかあるいはこの突起１３に所定重
りをかしめ固定することにより回転時のバランシングを
可能としたものである。このバランシング調整により回
転時のアンバランスをなくすることができ振動や端板の
ずれひいては永久磁石の抜止めが図れるものである。な
お、この突起１３に変えて凹部または溝部を設けるよう
にしてもよい。
【００１５】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、請
求項１記載の永久磁石形モータによれば永久磁石の抜止
めを確実に行うことができる。請求項２記載の永久磁石
形モータによれば、回転軸を回転子鉄心に圧入するとき
に発生する力が永久磁石に確実に加わり、一層の抜止め
防止ができる。
求項１記載の永久磁石形モータによれば永久磁石の抜止
めを確実に行うことができる。請求項２記載の永久磁石
形モータによれば、回転軸を回転子鉄心に圧入するとき
に発生する力が永久磁石に確実に加わり、一層の抜止め
防止ができる。
【００１６】請求項３記載の永久磁石形モータによれ
ば、永久磁石の抜止めを防止できるとともに回転子鉄心
の圧入位置決めが行える。請求項４記載の永久磁石形モ
ータによれば、端板を確実に回転子鉄心に固定でき永久
磁石のより確実な抜止めができる。請求項５記載の永久
磁石形モータによれば、回転動作中の回転子のアンバラ
ンスを防止でき、永久磁石の確実な抜止めが図れる。
ば、永久磁石の抜止めを防止できるとともに回転子鉄心
の圧入位置決めが行える。請求項４記載の永久磁石形モ
ータによれば、端板を確実に回転子鉄心に固定でき永久
磁石のより確実な抜止めができる。請求項５記載の永久
磁石形モータによれば、回転動作中の回転子のアンバラ
ンスを防止でき、永久磁石の確実な抜止めが図れる。
【図１】 本発明の第１の実施例を示し、回転子の上面
図
図
【図２】 回転軸の正面図、
【図３】 本発明の第２の実施例を示す図１相当図、
【図４】 本発明の第３の実施例を示す正面図、
【図５】 本発明の第４の実施例を示す図４相当図、
【図６】 本発明の第５の実施例を示す図４相当図、
１…回転子、 ２…回転子鉄心、 ３…軸孔、 ４…貫
通孔、５…永久磁石、 ６…回転軸、 ７…凹凸部、
８…貫通孔、９、１０、１２…端板、 １１…接着剤、
１３…突起（バランス調整部）。
通孔、５…永久磁石、 ６…回転軸、 ７…凹凸部、
８…貫通孔、９、１０、１２…端板、 １１…接着剤、
１３…突起（バランス調整部）。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 霜村 英二 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内 (72)発明者 小林 定章 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内 (72)発明者 篠永 秀之 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内 Ｆターム(参考） 5H622 CA02 CA07 CA10 CB05 PP11 PP16 PP19
Claims (5)
- 【請求項１】 固定子巻線を有する固定子と、回転子鉄
心に設けられた貫通孔に磁極形成用の永久磁石を組み込
んで構成された回転子と、回転子鉄心に圧入される回転
軸とを備え、前記回転軸は複数の凹凸部を有することを
特徴とする永久磁石形モータ。 - 【請求項２】 貫通孔はその中央部が幅狭となっている
ことを特徴とする請求項１記載の永久磁石形モータ。 - 【請求項３】 固定子巻線を有する固定子と、回転子鉄
心に設けられた貫通孔に磁極形成用の永久磁石を組み込
んで構成された回転子と、回転子鉄心に圧入される回転
軸と、回転軸に圧入される非磁性体の端板とを有するこ
とを特徴とする永久磁石形モータ。 - 【請求項４】 端板の回転子鉄心側に接着剤を塗布して
なることを特徴とする請求項３記載の永久磁石形モー
タ。 - 【請求項５】 端板にはバランス調整部が設けられてい
ることを特徴とする請求項３記載の永久磁石形モータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10203020A JP2000037053A (ja) | 1998-07-17 | 1998-07-17 | 永久磁石形モータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10203020A JP2000037053A (ja) | 1998-07-17 | 1998-07-17 | 永久磁石形モータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000037053A true JP2000037053A (ja) | 2000-02-02 |
Family
ID=16467027
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10203020A Pending JP2000037053A (ja) | 1998-07-17 | 1998-07-17 | 永久磁石形モータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000037053A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7619341B2 (en) | 2005-09-28 | 2009-11-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Rotor of rotating electric machine |
| US20100066190A1 (en) * | 2006-12-01 | 2010-03-18 | Marcus Podack | Permanent Magnet Rotor with Accommodating Pockets, Sealed by Means of an Adhesive Film, for the Permanent Magnets |
| KR20130017176A (ko) * | 2011-08-10 | 2013-02-20 | 엘지이노텍 주식회사 | 모터의 적층 로터 코어 |
| JP2017158408A (ja) * | 2016-03-04 | 2017-09-07 | 本田技研工業株式会社 | ロータおよびロータの製造方法 |
-
1998
- 1998-07-17 JP JP10203020A patent/JP2000037053A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7619341B2 (en) | 2005-09-28 | 2009-11-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Rotor of rotating electric machine |
| US20100066190A1 (en) * | 2006-12-01 | 2010-03-18 | Marcus Podack | Permanent Magnet Rotor with Accommodating Pockets, Sealed by Means of an Adhesive Film, for the Permanent Magnets |
| US8324778B2 (en) * | 2006-12-01 | 2012-12-04 | Brose Fahrzeugteile GmbH & Co. Kommanditgesellschaft, Würzburg | Permanent magnet rotor with accommodating pockets, sealed by means of an adhesive film, for the permanent magnets |
| KR20130017176A (ko) * | 2011-08-10 | 2013-02-20 | 엘지이노텍 주식회사 | 모터의 적층 로터 코어 |
| KR101867611B1 (ko) * | 2011-08-10 | 2018-06-15 | 엘지이노텍 주식회사 | 로터 및 이를 갖는 모터 |
| JP2017158408A (ja) * | 2016-03-04 | 2017-09-07 | 本田技研工業株式会社 | ロータおよびロータの製造方法 |
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