JP2000033999A - 計量販売が可能な飲料用のディスペンサー - Google Patents
計量販売が可能な飲料用のディスペンサーInfo
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Abstract
ィスペンサーを提供する。 【解決手段】 代金を収受して販売信号を出力する代金
受入装置3と、飲料の注出経路の終端に設置されて当該
注出経路を開閉するタップ13と、飲料の注出経路の途
中に設置され、当該注出経路を開閉して飲料の注出の禁
止および許可を切り替える自動弁12と、飲料の注出経
路に設置されて飲料の流量を検出する流量計10と、代
金受入装置3からの販売信号に対応して自動弁12を開
位置に切り替えて飲料の注出を許可するとともに、その
許可後に流量計10にて検出された流量の合計が代金に
対応する販売許可量に達すると自動弁12を閉位置に切
り替えて飲料の注出を禁止する制御装置4とを飲料用の
ディスペンサーに設ける。
Description
その購入者自身の操作によって所定量注出可能とした飲
料用ディスペンサーに関する。
テーブルにビール注出用のドラフトタワーを設置し、そ
のドラフトタワーから注出されたビールの量を流量計で
計測して客席および店舗のレジ近傍の双方に設置された
積算計に表示するものがある(例えば実開平4−115
199号公報参照)。このディスペンサーによれば、客
が店員に対してビールを注文する手間が省けて飲みたい
ときに必要な量のビールを直ちに注出でき、客自身がビ
ールを注出する操作を楽しむこともできる。店舗にとっ
てはビールを注出して客席まで届ける必要がない。さら
に、客自身が抽出量を確認できるので代金の請求に関す
る信頼性が高まる。
ィスペンサーは、店員がビールの抽出量の積算値を確か
めて代金を徴収する前提で構成されており、その設置箇
所は飲食後に代金を徴収する販売形態の料飲店等に限定
される。しかしながら、セルフサービスを主体とした店
舗や仮設会場に設置される一時的な店舗等ではそのよう
な販売形態を採用し難い。このような場合にも、計量販
売が可能なディスペンサーの設置が望まれている。
を省いた飲料用のディスペンサーを提供することを目的
とする。
明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図
面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本
発明が図示の形態に限定されるものではない。
号を出力する代金受入装置(3)と、飲料の注出経路の
終端に設置されて当該注出経路を開閉する開閉弁(1
3)と、前記飲料の注出経路の途中に設置され、当該注
出経路を開閉して前記飲料の注出の禁止および許可を切
り替える制御弁(12)と、前記飲料の注出経路に設置
されて当該飲料の流量を検出する流量計(10)と、前
記代金受入装置からの販売信号に対応して前記制御弁を
開位置に切り替えて前記飲料の注出を許可するととも
に、その許可後に前記流量計にて検出された流量の合計
が前記代金に対応する販売許可量に達すると前記制御弁
を閉位置に切り替えて前記飲料の注出を禁止する制御装
置(4)とを備えた飲料用のディスペンサーにより、上
述した課題を解決する。
れに応じた量の飲料の注出を許可するので、注出後の代
金精算の手間がない。注出を許可するように制御弁が切
り換えられていても、実際に飲料を注出するためには注
出経路の終端の開閉弁を開く必要がある。従って、自ら
が注出操作を行っている気分を購入者に実感させること
ができる。特に請求項2の発明のように、前記開閉弁
(13)を手動操作により前記注出経路を開閉するよう
に構成した場合には、飲料を注出する面白さをより強く
購入者に実感させることができる。
ンサーにおいて、前記飲料の販売残量を表示する表示器
(3a)と、前記代金の収受に応答して前記販売許可量
を前記販売残量として表示するとともに、前記注出の許
可後は前記流量計(10)にて検出された流量に応じて
前記表示器に表示された前記販売残量を減算する表示制
御装置(4)とを備えた。この場合には、購入者が販売
残量を確認しながら注出を進めることができるので、注
出量に対する信頼性を高めることができる。
ンサーにおいて、前記代金受入装置(3)および前記開
閉弁(13)が上面に取り付けられるテーブル(1)を
具備し、当該テーブルの内部には前記飲料を充填した容
器(5A、5B)と、その容器に飲料注出用のガスを供
給するガスボンベ(6)とが収容され、前記ガスボンベ
と前記開閉弁(13)とが前記注出経路を介して接続さ
れている。
料をその容器から取り出して販売するための要素が一つ
のテーブルに集約される。従って、複数のテーブル同士
を結ぶような複雑なシステムを構築する必要がなく、デ
ィスペンサーの設置に関する自由度が高まる。特に請求
項5の発明のようにテーブル(1)を移動可能とした場
合にはその自由度をさらに高めることができ、仮設会場
や屋外等にも簡単に自動販売型のディスペンサーを設置
できる。
記テーブル内に配置された飲料の容器(5A,5B)
と、前記容器から前記飲料を注出して前記テーブル上に
設けられた飲料の取出口(13)へ供給する注出装置
(6,7,11)と、前記テーブルに取り付けられ、代
金を収受して販売信号を出力する代金受入装置(3)
と、前記注出装置による前記飲料の注出経路に設置さ
れ、当該注出経路を開閉して前記飲料の注出の禁止およ
び許可を切り替える制御弁(12)と、前記飲料の注出
経路に設置されて当該飲料の流量を検出する流量計(1
0)と、前記代金受入装置からの販売信号に対応して前
記制御弁を開位置に切り替えて前記飲料の注出を許可す
るとともに、その許可後に前記流量計にて検出された流
量の合計が前記代金に対応する販売許可量に達すると前
記制御弁を閉位置に切り替えて前記飲料の注出を禁止す
る制御装置(4)とを備えた飲料用のディスペンサーに
より、上述した課題を解決する。
に、予め代金を収受してそれに応じた量の飲料の注出が
許可しているので、注出後の代金精算の手間がない。飲
料をその容器からテーブル上の取出口まで供給するため
に必要な設備が一つのテーブルに集約されるので、請求
項4の発明と同様にディスペンサーの設置に関する自由
度が高まる。
ペンサーとして構成した実施形態の概要を示し、図2は
そのディスペンサーの具体的な構成を示している。これ
らの図に示すように、テーブル1の上面にはドラフトタ
ワー2および代金受入装置3が設置されている。テーブ
ル1は販売カウンタとして構成してもよいし、客席テー
ブルとして構成してもよい。また、テーブル1は一定の
箇所に設置してもよいし、キャスターを取り付けてワゴ
ンのように移動可能に構成してもよい。
0円硬貨および500円硬貨)を受け入れてその真偽を
判定する。そして、ビールの販売価格に相当する硬貨が
投入されると代金受入装置3は所定の販売信号を制御装
置4に出力する。代金受入装置3には数字や文字の表示
が可能な表示器3aが設けられる。制御装置4は代金受
入装置3に内蔵してもよいし、それ以外の適当な箇所に
設置してもよい。
器としての2本のビール樽5A,5Bが直列に接続され
ている。後側のビール樽5Bには、ビールを注出するた
めに加圧された炭酸ガスを供給するガスボンベ6が減圧
弁7を介して接続されている。樽5A,5Bの間には後
側の樽5Bの液切れを検出するセンサー8が接続され
る。センサー8が液切れを検出すると所定の液切れ検出
信号が制御装置4に導かれる。制御装置4はその液切れ
検出信号に応答してランプや音による警告を発生する。
よび自動弁12を介してドラフトタワー2のタップ13
と接続される。タップ13は注出経路の終端の開閉弁と
して機能するものであり、レバー13aの手動操作によ
って開閉される。タップ13は、内蔵されたばねの力に
よりレバー13aから手を離すと注出経路を閉じる位置
に復帰する。
を計測し、その計測値に対応する信号を制御装置4に出
力する。制御装置4は流量計10からの信号に基づいて
カウンタ14の積算値を変化させる。カウンタ14はマ
イクロプロセッサとソフトウェアとの組み合わせで実現
したものでもよいし、論理回路によって構成したもので
もよい。冷却器11は例えば氷を利用してビールを冷却
する。自動弁12は注出経路の途中に設置された制御弁
として機能するものであり、ビール樽5Aからドラフト
タワー2へと通じるビールの注出経路を開閉してタップ
13からのビールの注出の禁止および許可を切り替え
る。自動弁12は、ガスボンベ6から導かれる圧力を利
用して制御装置4から指示された位置に切り替えられ
る。
処理を示すフローチャートである。この処理において、
制御装置4はまず代金受入装置3からの販売信号を検出
したか否かによりビールの販売代金を収受したか否かを
判別し(ステップS1)、代金を収受すると自動弁12
を開く(ステップS2)。続いて、表示器3aに表示す
る販売残量として、収受した代金に対応するビールの販
売許可量(例えば350cc)をカウンタ14にセット
する(ステップS3)。その後、カウンタ14の積算値
に従って表示器3aに表示された販売残量を更新する
(ステップS4)。例えば350ccのビールの注出を
許可する場合において、まだタップ13が開かれていな
いときはカウンタ14の積算値が350ccであり、表
示器3aに350ccが表示される。この処理により制
御装置4が表示制御装置として機能する。
ルの注出量を検出し(ステップS5)、その検出した注
出量だけカウンタ14の積算値を減算する(ステップS
6)。例えばカウンタ14の積算値が350ccの状態
で流量計10が10ccの注出を検出した場合、カウン
タ14の積算値を340ccに更新する。この後、カウ
ンタ14の積算値が0か否かを判別し(ステップS
7)、0でなければステップS4に戻って表示器3aに
表示された販売残量を更新する。ステップS7でカウン
タ14の積算値が0と判断したときは表示器3aの販売
残量を0に更新して自動弁12を閉じ(ステップS8、
S9)、その後にステップS1へ戻って新たな代金の収
受を待つ。
置3に対して所定額の硬貨を投入すると自動弁12が開
いてビールの注出が許可される。この状態でタップ13
を開いてビールを注出すると、その注出量が流量計10
で逐次検出され、その検出量に応じて表示器3aに表示
された販売残量が漸次減少する。販売許可量のビールが
注出されると表示器3aの表示が0となり、自動弁12
が閉じてそれ以上のビールの注出が不可能となる。
々変更して実施してよい。例えば、代金を硬貨によって
受け取る例に限らず、紙幣、代用硬貨、クレジットカー
ド、電子マネー等による代金の支払いを受け入れるよう
に代金受入装置3を変更してもよい。自動弁12は炭酸
ガスの圧力で駆動されるものに限らず、電磁弁等で置換
してもよい。本発明はビール以外の飲料を対象としたデ
ィスペンサにも適用できる。表示器3aは代金受入装置
3以外に設けてもよい。
ば、予め代金を収受してそれに応じた量の飲料の注出を
許可するので、注出後の代金精算の手間が不要であり、
注出後の代金精算を前提とする従来のディスペンサーを
設置できなかったセルフサービス形式の店舗等にも、そ
の販売形態を変更することなく設置することができる。
しかも、実際に飲料を注出するためには注出経路の終端
の開閉弁を開く必要があるので、自らが注出操作を行っ
ている気分を購入者に実感させることができる。また、
本発明において、特に飲料をその容器から取出口まで供
給するために必要な設備を一つのテーブルに集約した場
合には、ディスペンサーの設置に関する自由度が顕著に
高まる。
た実施形態のシステムの概要を示す図。
示すフローチャート。
Claims (6)
- 【請求項1】 代金を収受して販売信号を出力する代金
受入装置と、 飲料の注出経路の終端に設置されて当該注出経路を開閉
する開閉弁と、 前記飲料の注出経路の途中に設置され、当該注出経路を
開閉して前記飲料の注出の禁止および許可を切り替える
制御弁と、 前記飲料の注出経路に設置されて当該飲料の流量を検出
する流量計と、 前記代金受入装置からの販売信号に対応して前記制御弁
を開位置に切り替えて前記飲料の注出を許可するととも
に、その許可後に前記流量計にて検出された流量の合計
が前記代金に対応する販売許可量に達すると前記制御弁
を閉位置に切り替えて前記飲料の注出を禁止する制御装
置と、を備えたことを特徴とする飲料用のディスペンサ
ー。 - 【請求項2】 前記開閉弁が手動操作により前記注出経
路を開閉するように構成されていることを特徴とする請
求項1記載の飲料用のディスペンサー。 - 【請求項3】 前記飲料の販売残量を表示する表示器
と、前記代金の収受に応答して前記販売許可量を前記販
売残量として表示するとともに、前記注出の許可後は前
記流量計にて検出された流量に応じて前記表示器に表示
された前記販売残量を減算する表示制御装置とを備えた
ことを特徴とする請求項1記載の飲料用のディスペンサ
ー。 - 【請求項4】 前記代金受入装置および前記開閉弁が取
り付けられるテーブルを具備し、当該テーブルの内部に
は前記飲料を充填した容器と、その容器に飲料注出用の
ガスを供給するガスボンベとが収容され、前記ガスボン
ベと前記開閉弁とが前記注出経路を介して接続されてい
ることを特徴とする請求項1記載の飲料用のディスペン
サー。 - 【請求項5】 前記テーブルを移動可能としたことを特
徴とする請求項4記載の飲料用のディスペンサー。 - 【請求項6】 テーブルと、 前記テーブル内に配置された飲料の容器と、 前記容器から前記飲料を注出して前記テーブル上に設け
られた飲料の取出口へ供給する注出装置と、 前記テーブルに取り付けられ、代金を収受して販売信号
を出力する代金受入装置と、 前記注出装置による前記飲料の注出経路に設置され、当
該注出経路を開閉して前記飲料の注出の禁止および許可
を切り替える制御弁と、 前記飲料の注出経路に設置されて当該飲料の流量を検出
する流量計と、 前記代金受入装置からの販売信号に対応して前記制御弁
を開位置に切り替えて前記飲料の注出を許可するととも
に、その許可後に前記流量計にて検出された流量の合計
が前記代金に対応する販売許可量に達すると前記制御弁
を閉位置に切り替えて前記飲料の注出を禁止する制御装
置と、を備えたことを特徴とする飲料用のディスペンサ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10204793A JP2000033999A (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | 計量販売が可能な飲料用のディスペンサー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10204793A JP2000033999A (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | 計量販売が可能な飲料用のディスペンサー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000033999A true JP2000033999A (ja) | 2000-02-02 |
Family
ID=16496459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10204793A Pending JP2000033999A (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | 計量販売が可能な飲料用のディスペンサー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000033999A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003221096A (ja) * | 2002-01-30 | 2003-08-05 | Fuji Electric Co Ltd | 飲料ディスペンサ |
JP2003226399A (ja) * | 2002-01-30 | 2003-08-12 | Fuji Electric Co Ltd | 飲料ディスペンサ |
GB2458929A (en) * | 2008-04-03 | 2009-10-07 | Gareth Thompson | Self-service beer dispensing apparatus |
AT16198U1 (de) * | 2017-02-28 | 2019-03-15 | Ing Martin Holzleitner Stelzer | Zapfampel |
-
1998
- 1998-07-21 JP JP10204793A patent/JP2000033999A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003221096A (ja) * | 2002-01-30 | 2003-08-05 | Fuji Electric Co Ltd | 飲料ディスペンサ |
JP2003226399A (ja) * | 2002-01-30 | 2003-08-12 | Fuji Electric Co Ltd | 飲料ディスペンサ |
GB2458929A (en) * | 2008-04-03 | 2009-10-07 | Gareth Thompson | Self-service beer dispensing apparatus |
GB2458929B (en) * | 2008-04-03 | 2012-05-30 | Gareth Thompson | Self-service beer dispensing apparatus |
AT16198U1 (de) * | 2017-02-28 | 2019-03-15 | Ing Martin Holzleitner Stelzer | Zapfampel |
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