JP2000033649A - 樹脂パイプライナー - Google Patents
樹脂パイプライナーInfo
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L55/00—Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
- F16L55/18—Appliances for use in repairing pipes
Abstract
に、2種類以上の樹脂特性を有するライニング層を形成
することができる樹脂パイプライナーを提供する。 【解決手段】2層以上の管壁構造を有する、既設管路の
内面をライニングする樹脂パイプライナー1であって、
その少なくとも1層が形状記憶温度にて円筒体に形状回
復する性能が付与された状態にて、全体が断面外形面積
が減少するように変形されたものからなる。
Description
する樹脂パイプライナーに関するものである。
管)や鋼管等からなる老朽化した管路の更生工法とし
て、既設管路内に、所定長の口径の小さい新たな樹脂管
を順次接続しながら挿入していって更生管路を敷設し、
既設管路との間隙にモルタルや発泡性樹脂材等の裏込め
材を注入してシールする工法が知られている。
生管路の内径が既設管路の内径よりもかなり小さくなる
ために、有効流量が低下してしまうという問題点があ
り、又、既設管路との間隙に裏込め材を注入してシール
する必要があるため、作業性が悪く、更生工事が遅いと
いう問題点がある。
31号公報には、下水管路等のパイプ内面に、熱可塑性
樹脂製の形状記憶温度において円筒形に形状拡幅性を有
し断面U字形に変形したパイプライナーを引き込んで加
熱加圧膨張により円形に復元してパイプ内面をライニン
グする方法が提案されている。
剤性能や耐ガス透過性能に優れたポリエチレン製のもの
が使用されている。ポリエチレン製のものは、自立強度
が高いものとするには、肉厚を厚くする必要があるが、
肉厚を厚くすると、既設管路内への挿入抵抗が大きくな
る他、ドラムへの巻き径が大きくなるという問題点があ
る。ポリ塩化ビニル系樹脂製のものは、肉厚は薄くてす
むが、耐有機溶剤性能や耐ガス透過性能に劣るという問
題点がある。
な従来の問題点を解消し、有効流量を低下させることな
く、既設管路内面に、2種類以上の樹脂特性を有するラ
イニング層を形成することができる樹脂パイプライナー
を提供することを目的としてなされたものである。
発明(本発明1)は、2層以上の管壁構造を有する、既
設管路の内面をライニングする樹脂パイプライナーであ
って、その少なくとも1層が形状記憶温度にて円筒体に
形状回復する性能が付与された状態にて、全体が断面外
形面積が減少するように変形されたものからなる樹脂パ
イプライナーである。
は、2層以上の管壁構造を有する、既設管路の内面をラ
イニングする樹脂パイプライナーであって、その最内層
が形状記憶温度にて円筒体に形状回復する性能が付与さ
れた状態にて、全体が断面外形面積が減少するように変
形されたものからなる樹脂パイプライナーである。
は、最外層が剛性の高い樹脂から形成され、最内層が耐
有機溶剤性能及び耐ガス透過性能に優れた樹脂から形成
されている本発明1又は本発明2に記載の樹脂パイプラ
イナーである。
は、最外層が塩化ビニル系樹脂から成形され、最内層が
ポリエチレン系樹脂から形成されている本発明1又は本
発明2に記載の樹脂パイプライナーである。
質としては、最外層がポリ塩化ビニル系樹脂又はポリア
ミド、特に塩化ビニル系樹脂であり、最内層がポリオレ
フィン系樹脂、特にポリエチレン系樹脂であるのが好ま
しい。
とも1層が形状記憶温度にて円筒体に形状回復する性能
が付与された状態にて、全体が断面外形面積が減少する
ように変形されたものからなることにより、形状記憶温
度にて円筒体に形状回復する性能が付与された状態にて
全体が断面外形面積が減少するように変形された層の形
状記憶温度に加熱することによりその層をもとの円筒状
に形状回復させることができるとともに、全層を上記層
の円筒状にすることができ、その円筒体を余熱状態にて
内部より空気加圧して膨張させることにより既設管路内
面に密着させるようにして、有効流量を低下させること
なく、2種類以上の樹脂特性を有するライニング層を形
成することができる。
内層が形状記憶温度にて円筒体に形状回復する性能が付
与された状態にて、全体が断面外形面積が減少するよう
に変形されたものからなることにより、形状記憶温度に
て円筒体に形状回復する性能が付与された状態にて全体
が断面外形面積が減少するように変形された最内層の形
状記憶温度に加熱することによりその層をもとの円筒状
に形状回復させることができるとともに、その外側の全
層を最内層の円筒状にすることができ、その円筒体を余
熱状態にて内部より空気加圧して膨張させることにより
既設管路内面に密着させるようにして、有効流量を低下
させることなく、2種類以上の樹脂特性を有するライニ
ング層を形成することができる。
内層が耐有機溶剤性能及び耐ガス透過性能に優れた樹脂
から形成されていると、剛性及び耐有機溶剤性能や耐ガ
ス透過性能に優れたライニング層を形成することができ
る。
最内層がポリエチレン系樹脂から形成されていると、特
に、剛性及び耐有機溶剤性能や耐ガス透過性能に優れた
ライニング層を形成することができる。
を参照して説明する。図1は、本発明の樹脂パイプライ
ナーの一例の一部を示す斜視図、図2は図1に示すパイ
プライナーの製造工程を説明する正面図である。
は、内層11が高密度ポリエチレンから形成され、外層
12がポリ塩化ビニルから形成された2層押出成形され
て層間が融着された状態のものであって、内層11の高
密度ポリエチレンの形状記憶温度にて円筒形に形状回復
する性能が付与された状態にて、外周に軸方向に沿って
凹部1Aを有し、断面外形内面積が減少するように変形
されたものである。
設した後、パイプライナー1内に蒸気を連続的に供給し
て、円筒体に形状回復させ、その円筒体内に余熱状態に
て内圧をかけて膨張させるようにして既設管路内面に密
着して固定するようなライニング材として用いられる。
は、例えば、図2に示すように、2台の押出機21,2
1′が連結されたクロスヘッドダイ27にて2層の管壁
構造の円筒管を2層押出成形し、その円筒管10を冷却
水槽22中を通過させて冷却し、変形装置23にて、内
層11の高密度ポリエチレンの形状記憶温度(120℃
程度)にて外周に軸方向に沿う凹部1Aを有するよう
に、引張装置24にて引っ張り、トラバース部25を経
由して、ドラム26上に巻き取る方法等が採用される。
の例の一部を示す斜視図である。この樹脂パイプライナ
ー1′の場合には、外周に軸方向に沿って凹部1A′を
有し、断面外形内面積が減少するように変形されたポリ
塩化ビニルからなる外層12′内に、別途、外周に軸方
向に沿って凹部を有し、断面外形内面積が減少するよう
に変形されるようにして製造された高密度ポリエチレン
層11′が挿入されて2層の管壁構造を有するように形
成されたものである。両層11′,12′間は融着又は
接着されておらず、単に重ね合わせた状態となっている
だけである。内層11′は、形状記憶温度にて円筒形に
形状回復する性能が付与された状態にて、外周に軸方向
に沿って凹部を有し、断面外形内面積が減少するように
変形されたものである。
いた既設管路の更生方法の一例を図4及び図5を参照し
て説明する。まず、最初の工程において、図4に示すよ
うに、発進側マンホールQ1の地上に配設され、回転装
置31とブレーキ32とが設けられたドラム3を回転さ
せることにより樹脂パイプライナー1を引き出し、その
先端に固定した先端具12にワイヤーを連結して、ガイ
ド5,5′をターンさせ、進行方向側マンホールQ2の
地上に配設したウヘンチ4にて牽引するようにして、既
設管路6内に樹脂パイプライナー1を敷設する。
蒸気発生・加圧器7よりエルボ13を介して、樹脂パイ
プライナー1の内層を高密度ポリエチレンの形状記憶温
度に加熱する。8は水・蒸気分離器である。これによ
り、図5に示すように、円筒体10に加熱復元する。
10内に圧縮空気を送って内部より加圧膨張させて、既
設管路6の内面に密着させ、この加圧状態にて、冷却固
定して、既設管路6の内面のライニングを終了する。
た場合にも、形状記憶温度にて円筒体に形状回復する性
能が付与された状態にて、全体が断面外形面積が減少す
るように変形されたものからなる内層11′を、その形
状記憶温度に加熱させた後、加圧膨張させることより、
その外側に配設された外層12′を膨張させることがで
きるので、上記と全く同様にして、既設管路の内面のラ
イニングを行うことができる。
ようにされているので、有効流量を低下させることな
く、容易にライニング層を形成することができる。
す斜視図である。
例を示す正面図である。
示す斜視図である。
路の内面のライニングを行うときの前半の工程を説明す
る断面図である。
路の内面のライニングを行うときの後半の工程を説明す
る断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 2層以上の管壁構造を有する、既設管路
の内面をライニングする樹脂パイプライナーであって、
その少なくとも1層が形状記憶温度にて円筒体に形状回
復する性能が付与された状態にて、全体が断面外形面積
が減少するように変形されたものからなることを特徴と
する樹脂パイプライナー。 - 【請求項2】 2層以上の管壁構造を有する、既設管路
の内面をライニングする樹脂パイプライナーであって、
その最内層が形状記憶温度にて円筒体に形状回復する性
能が付与された状態にて、全体が断面外形面積が減少す
るように変形されたものからなることを特徴とする樹脂
パイプライナー。 - 【請求項3】 最外層が剛性の高い樹脂から形成され、
最内層が耐有機溶剤性能及び耐ガス透過性能に優れた樹
脂から形成されていることを特徴とする請求項1又は請
求項2に記載の樹脂パイプライナー。 - 【請求項4】 最外層が塩化ビニル系樹脂から成形さ
れ、最内層がポリエチレン系樹脂から形成されているこ
とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の樹脂パイ
プライナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20063098A JP4125824B2 (ja) | 1998-07-15 | 1998-07-15 | 老朽化した既設管路の更生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20063098A JP4125824B2 (ja) | 1998-07-15 | 1998-07-15 | 老朽化した既設管路の更生方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000033649A true JP2000033649A (ja) | 2000-02-02 |
JP4125824B2 JP4125824B2 (ja) | 2008-07-30 |
Family
ID=16427584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20063098A Expired - Fee Related JP4125824B2 (ja) | 1998-07-15 | 1998-07-15 | 老朽化した既設管路の更生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4125824B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1270197A3 (en) * | 2001-06-21 | 2003-10-29 | Uponor Innovation Ab | Multilayer pipelike product and method for heating the same |
JP2007023228A (ja) * | 2005-07-21 | 2007-02-01 | Nichias Corp | シール構造体及びその製造方法 |
CN112406150A (zh) * | 2020-11-06 | 2021-02-26 | 贵州黔峰实业有限公司 | 一种纳米改性高密度聚乙烯合金管制备及其生产工艺 |
-
1998
- 1998-07-15 JP JP20063098A patent/JP4125824B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN112406150A (zh) * | 2020-11-06 | 2021-02-26 | 贵州黔峰实业有限公司 | 一种纳米改性高密度聚乙烯合金管制备及其生产工艺 |
CN112406150B (zh) * | 2020-11-06 | 2023-07-18 | 贵州黔峰实业有限公司 | 一种纳米改性高密度聚乙烯合金管制备及其生产工艺 |
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JP4125824B2 (ja) | 2008-07-30 |
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