JP2000030471A - 不揮発性半導体メモリ - Google Patents
不揮発性半導体メモリInfo
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- JP2000030471A JP2000030471A JP19833798A JP19833798A JP2000030471A JP 2000030471 A JP2000030471 A JP 2000030471A JP 19833798 A JP19833798 A JP 19833798A JP 19833798 A JP19833798 A JP 19833798A JP 2000030471 A JP2000030471 A JP 2000030471A
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- G11C16/00—Erasable programmable read-only memories
- G11C16/02—Erasable programmable read-only memories electrically programmable
- G11C16/04—Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS
- G11C16/0466—Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS comprising cells with charge storage in an insulating layer, e.g. metal-nitride-oxide-silicon [MNOS], silicon-oxide-nitride-oxide-silicon [SONOS]
- G11C16/0475—Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS comprising cells with charge storage in an insulating layer, e.g. metal-nitride-oxide-silicon [MNOS], silicon-oxide-nitride-oxide-silicon [SONOS] comprising two or more independent storage sites which store independent data
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- G11C—STATIC STORES
- G11C11/00—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
- G11C11/56—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency
- G11C11/5671—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency using charge trapping in an insulator
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゲート絶縁膜中に電荷蓄積層を有するMOS
トランジスタをメモリセルとする不揮発性半導体メモリ
において、多値のデータを書替え可能とする。 【解決手段】 メモリセルとなるMOSトランジスタの
ドレイン側の電荷蓄積層に電子を蓄積するか、MOSト
ランジスタのソース側の電荷蓄積層に電子を蓄積する
か、MOSトランジスタのドレイン側及びソース側の電
荷蓄積層の両方に電子を蓄積するか、MOSトランジス
タのドレイン側及びソース側の電荷蓄積層に電子を蓄積
しないか、の4つの状態によってMOSトランジスタに
2ビット分のデータを記憶する。
トランジスタをメモリセルとする不揮発性半導体メモリ
において、多値のデータを書替え可能とする。 【解決手段】 メモリセルとなるMOSトランジスタの
ドレイン側の電荷蓄積層に電子を蓄積するか、MOSト
ランジスタのソース側の電荷蓄積層に電子を蓄積する
か、MOSトランジスタのドレイン側及びソース側の電
荷蓄積層の両方に電子を蓄積するか、MOSトランジス
タのドレイン側及びソース側の電荷蓄積層に電子を蓄積
しないか、の4つの状態によってMOSトランジスタに
2ビット分のデータを記憶する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は不揮発性半導体メ
モリに係り、特に一つのメモリセルに複数ビット分のデ
ータを記憶した不揮発性半導体メモリに関するもので、
特にデータの書き込み方法に関するものである。
モリに係り、特に一つのメモリセルに複数ビット分のデ
ータを記憶した不揮発性半導体メモリに関するもので、
特にデータの書き込み方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本願発明者は、特願平6―11029に
一つのメモリセルに2ビット分のデータを記憶するよう
にしたマスクROMを提案した。これを図6乃至図9に
示す。このメモリセルは、一つのMOSトランジスタか
らなり、図6に示すようなチャネル領域が均一に所定の
閾値電圧に設定される状態と、図6に対してメモリセル
のドレイン側に不純物13を導入しドレイン側のチャネ
ル領域の一部の閾値電圧を図6の状態よりも高くした状
態(図7)と、メモリセルのソース側に不純物14を導
入しソース側のチャネル領域の一部の閾値電圧を図6の
状態よりも高くした状態(図8)と、チャネル領域の全
部に不純物1 5を導入し閾値電圧を図6の状態よりも高
くした状態(図9)との4つの状態に区別するようにし
て、1つのメモリセルに2ビット分のデータを記憶して
いる。このようにすることによって1つのメモリセルに
1ビット分を記憶するメモリセルに対して、同一記憶容
量の場合のメモリセルサイズを小さくしてコストを下げ
るようにしている。しかしながら、マスクROMは、製
造工程の途中でマスクによってデータを書き込むためユ
ーザーが注文してから入荷するまで時間がかかるという
欠点があり、また書き込むデータを間違った場合は書き
換えができないという欠点がある。
一つのメモリセルに2ビット分のデータを記憶するよう
にしたマスクROMを提案した。これを図6乃至図9に
示す。このメモリセルは、一つのMOSトランジスタか
らなり、図6に示すようなチャネル領域が均一に所定の
閾値電圧に設定される状態と、図6に対してメモリセル
のドレイン側に不純物13を導入しドレイン側のチャネ
ル領域の一部の閾値電圧を図6の状態よりも高くした状
態(図7)と、メモリセルのソース側に不純物14を導
入しソース側のチャネル領域の一部の閾値電圧を図6の
状態よりも高くした状態(図8)と、チャネル領域の全
部に不純物1 5を導入し閾値電圧を図6の状態よりも高
くした状態(図9)との4つの状態に区別するようにし
て、1つのメモリセルに2ビット分のデータを記憶して
いる。このようにすることによって1つのメモリセルに
1ビット分を記憶するメモリセルに対して、同一記憶容
量の場合のメモリセルサイズを小さくしてコストを下げ
るようにしている。しかしながら、マスクROMは、製
造工程の途中でマスクによってデータを書き込むためユ
ーザーが注文してから入荷するまで時間がかかるという
欠点があり、また書き込むデータを間違った場合は書き
換えができないという欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な事情に基づいてなされたもので、上記の特願平6―1
1029に示されたメモリセルと同様の原理でデータが
書き込まれるが、ユーザーが自由に書き換え可能な不揮
発性半導体メモリを提供するものである。
な事情に基づいてなされたもので、上記の特願平6―1
1029に示されたメモリセルと同様の原理でデータが
書き込まれるが、ユーザーが自由に書き換え可能な不揮
発性半導体メモリを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明の不揮発性半導体メモリは、ゲート絶縁膜
中に電荷蓄積層を有するMOSトランジスタをメモリセ
ルとする不揮発性半導体メモリにおいて、前記MOSト
ランジスタのドレイン側の前記電荷蓄積層に電子を蓄積
するか、前記MOSトランジスタのソース側の前記電荷
蓄積層に電子を蓄積するか、前記MOSトランジスタの
ドレイン側及びソース側の前記電荷蓄積層に電子を蓄積
するか、前記MOSトランジスタのドレイン側及びソー
ス側の前記電荷蓄積層に電子を蓄積しないか、によって
前記MOSトランジスタに2ビット分のデータを記憶す
るようにしたことを特徴とする。
に、本願発明の不揮発性半導体メモリは、ゲート絶縁膜
中に電荷蓄積層を有するMOSトランジスタをメモリセ
ルとする不揮発性半導体メモリにおいて、前記MOSト
ランジスタのドレイン側の前記電荷蓄積層に電子を蓄積
するか、前記MOSトランジスタのソース側の前記電荷
蓄積層に電子を蓄積するか、前記MOSトランジスタの
ドレイン側及びソース側の前記電荷蓄積層に電子を蓄積
するか、前記MOSトランジスタのドレイン側及びソー
ス側の前記電荷蓄積層に電子を蓄積しないか、によって
前記MOSトランジスタに2ビット分のデータを記憶す
るようにしたことを特徴とする。
【0005】さらに、本願発明の不揮発性半導体メモリ
は、前記MOSトランジスタのドレイン及びソースの電
位をゲートの電位よりも高くして、前記電荷蓄積層のド
レイン側及びソース側の電子を前記電荷蓄積層からドレ
イン及びソースに放出することにより前記MOSトラン
ジスタのドレイン側及びソース側の前記電荷蓄積層が電
子を蓄積しない状態に設定し、その後ゲート及びドレイ
ンに高電圧を与えドレインからソースに電流を流すこと
によってドレイン側の前記電荷蓄積層に電子を注入して
前記MOSトランジスタのドレイン側の前記電荷蓄積層
に電子を蓄積し、あるいはゲート及びソースに高電圧を
与えソースからドレインに電流を流すことによってソー
ス側の前記電荷蓄積層に電子を注入して前記MOSトラ
ンジスタのソース側の前記電荷蓄積層に電子を蓄積し、
その後電子が蓄積されている側のドレインあるいはソー
スの反対側のソースあるいはドレイン、及びゲートに高
電圧を供給して前記MOSトランジスタに電流を流して
前記電荷蓄積層に電子を注入することによって前記MO
Sトランジスタのドレイン側及びソース側の両方の前記
電荷蓄積層に電子を蓄積するようにしたことを特徴とす
る。
は、前記MOSトランジスタのドレイン及びソースの電
位をゲートの電位よりも高くして、前記電荷蓄積層のド
レイン側及びソース側の電子を前記電荷蓄積層からドレ
イン及びソースに放出することにより前記MOSトラン
ジスタのドレイン側及びソース側の前記電荷蓄積層が電
子を蓄積しない状態に設定し、その後ゲート及びドレイ
ンに高電圧を与えドレインからソースに電流を流すこと
によってドレイン側の前記電荷蓄積層に電子を注入して
前記MOSトランジスタのドレイン側の前記電荷蓄積層
に電子を蓄積し、あるいはゲート及びソースに高電圧を
与えソースからドレインに電流を流すことによってソー
ス側の前記電荷蓄積層に電子を注入して前記MOSトラ
ンジスタのソース側の前記電荷蓄積層に電子を蓄積し、
その後電子が蓄積されている側のドレインあるいはソー
スの反対側のソースあるいはドレイン、及びゲートに高
電圧を供給して前記MOSトランジスタに電流を流して
前記電荷蓄積層に電子を注入することによって前記MO
Sトランジスタのドレイン側及びソース側の両方の前記
電荷蓄積層に電子を蓄積するようにしたことを特徴とす
る。
【0006】さらに、本願発明の不揮発性半導メモリ
は、前記MOSトランジスタの前記電荷蓄積層に電子を
蓄積するときは、前記電荷蓄積層への電子の注入と前記
MOSトランジスタからのデータの読み出しを交互に行
い、前記MOSトランジスタが所定の閾値に電圧に達し
たときに電子の注入を止めるようにしたことを特徴とす
る。
は、前記MOSトランジスタの前記電荷蓄積層に電子を
蓄積するときは、前記電荷蓄積層への電子の注入と前記
MOSトランジスタからのデータの読み出しを交互に行
い、前記MOSトランジスタが所定の閾値に電圧に達し
たときに電子の注入を止めるようにしたことを特徴とす
る。
【0007】さらに、本願発明の不揮発性半導体メモリ
は、前記MOSトランジスタのドレインからソースに流
れる電流と、ソースからドレインに流れる電流の違いに
より、前記MOSトランジスタのドレイン側の前記電荷
蓄積層に電子が蓄積されているか、前記MOSトランジ
スタのソース側の前記電荷蓄積層に電子が蓄積されてい
るか、を検出することによ手前記MOSトランジスタに
記憶されているデータを読み出すことを特徴とする。
は、前記MOSトランジスタのドレインからソースに流
れる電流と、ソースからドレインに流れる電流の違いに
より、前記MOSトランジスタのドレイン側の前記電荷
蓄積層に電子が蓄積されているか、前記MOSトランジ
スタのソース側の前記電荷蓄積層に電子が蓄積されてい
るか、を検出することによ手前記MOSトランジスタに
記憶されているデータを読み出すことを特徴とする。
【0008】さらに、本願発明の不揮発性半導体メモリ
は、前記MOSトランジスタは、第1導電型半導体基板
上に所定の距離を離して設けられた第2導電型半導体領
域からなるドレイン及びソース領域と、このドレイン及
びソース領域間のチャネル領域と、このチャネル領域上
に設けられたシリコン酸化膜と、このシリコン酸化膜上
に設けられた前記電荷蓄積層となるシリコン窒化膜と、
このシリコン窒化膜上に設けられたシリコン酸化膜と、
このシリコン酸化膜上に設けられたゲート電極からなる
ことを特徴とする。
は、前記MOSトランジスタは、第1導電型半導体基板
上に所定の距離を離して設けられた第2導電型半導体領
域からなるドレイン及びソース領域と、このドレイン及
びソース領域間のチャネル領域と、このチャネル領域上
に設けられたシリコン酸化膜と、このシリコン酸化膜上
に設けられた前記電荷蓄積層となるシリコン窒化膜と、
このシリコン窒化膜上に設けられたシリコン酸化膜と、
このシリコン酸化膜上に設けられたゲート電極からなる
ことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の実施例を図1乃至図5
を利用して説明する。図1乃至図5は、この発明に用い
るメモリセルとして使用するMOSトランジスタの断面
図を示す。このMOSトランジスタは、P型半導体基板
上に所定の距離を離して設けられたN型半導体領域から
なるドレイン及びソース領域と、このドレイン及びソー
ス領域間のチャネル領域と、このチャネル領域上に設け
られたシリコン酸化膜1と、このシリコン酸化膜1上に
設けられた電荷蓄積層となるシリコン窒化膜2と、この
シリコン窒化膜2上に設けられたシリコン酸化膜3と、
このシリコン酸化膜3上に設けられたゲート電極4から
なる。このようなトランジスタは一般的に知られてお
り、シリコン窒化膜2に電子を蓄積してデータを記憶す
るもので、例えば、米国特許第5,168,334号公
報に記載されている。
を利用して説明する。図1乃至図5は、この発明に用い
るメモリセルとして使用するMOSトランジスタの断面
図を示す。このMOSトランジスタは、P型半導体基板
上に所定の距離を離して設けられたN型半導体領域から
なるドレイン及びソース領域と、このドレイン及びソー
ス領域間のチャネル領域と、このチャネル領域上に設け
られたシリコン酸化膜1と、このシリコン酸化膜1上に
設けられた電荷蓄積層となるシリコン窒化膜2と、この
シリコン窒化膜2上に設けられたシリコン酸化膜3と、
このシリコン酸化膜3上に設けられたゲート電極4から
なる。このようなトランジスタは一般的に知られてお
り、シリコン窒化膜2に電子を蓄積してデータを記憶す
るもので、例えば、米国特許第5,168,334号公
報に記載されている。
【0010】図2はこの発明の第1の書き込み状態を示
すもので、従来のマスクROMの図6の状態に対応す
る。この発明においては、ゲートを0Vにするとともに
ドレイン及びソースに高電圧を印加して、ドレイン及び
ソース近傍のシリコン窒化膜2からドレイン及びソース
に電子を放出して(図2の5及び6の領域)ドレイン側
及びソース側のチャネル領域の一部の閾値電圧を低い状
態に設定する。
すもので、従来のマスクROMの図6の状態に対応す
る。この発明においては、ゲートを0Vにするとともに
ドレイン及びソースに高電圧を印加して、ドレイン及び
ソース近傍のシリコン窒化膜2からドレイン及びソース
に電子を放出して(図2の5及び6の領域)ドレイン側
及びソース側のチャネル領域の一部の閾値電圧を低い状
態に設定する。
【0011】図3はこの発明の第2の書き込み状態を示
すもので、従来のマスクROMの図7の状態に対応す
る。図2の状態に設定した後、ソースを0Vに、ドレイ
ン及びゲートを高電圧に設定し、ドレインからソースに
電流を流し、ドレイン近傍のチャネル領域からシリコン
窒化膜に電子を注入して、ドレイン側のチャネル領域の
一部の閾値電圧を高い状態に設定する(図3の7の領
域)。この時ソース側は閾値電圧が低い状態のままであ
る(図3の8の領域)。
すもので、従来のマスクROMの図7の状態に対応す
る。図2の状態に設定した後、ソースを0Vに、ドレイ
ン及びゲートを高電圧に設定し、ドレインからソースに
電流を流し、ドレイン近傍のチャネル領域からシリコン
窒化膜に電子を注入して、ドレイン側のチャネル領域の
一部の閾値電圧を高い状態に設定する(図3の7の領
域)。この時ソース側は閾値電圧が低い状態のままであ
る(図3の8の領域)。
【0012】図4はこの発明の第3の書き込み状態を示
すもので、従来のマスクROMの図8の状態に対応す
る。図2の状態に設定した後、ドレインを0V に、ソー
ス及びゲートを高電圧に設定し、ソースからドレインに
電流を流し、ソース近傍のチャネル領域からシリコン窒
化膜に電子を注入して、ソース側のチャネル領域の一部
の閾値電圧を高い状態に設定する(図4の10の領
域)。この時ドレイン側は閾値電圧が低い状態のままで
ある(図3の9の領域)。
すもので、従来のマスクROMの図8の状態に対応す
る。図2の状態に設定した後、ドレインを0V に、ソー
ス及びゲートを高電圧に設定し、ソースからドレインに
電流を流し、ソース近傍のチャネル領域からシリコン窒
化膜に電子を注入して、ソース側のチャネル領域の一部
の閾値電圧を高い状態に設定する(図4の10の領
域)。この時ドレイン側は閾値電圧が低い状態のままで
ある(図3の9の領域)。
【0013】図5はこの発明の第4の書き込み状態を示
すもので、従来のマスクROMの図9の状態に対応す
る。図3あるいは図4の状態に設定した後、電子が注入
されている側を0V に(図3の場合ドレイン、図4の場
合ソース)、電子が注入されていない側及びゲートを高
電圧に設定し、チャネルに電流を流し、シリコン窒化膜
に電子を注入して、ドレイン側及びソース側のチャネル
領域の一部の閾値電圧を高い状態に設定する(図5の1
1及び12の領域)。
すもので、従来のマスクROMの図9の状態に対応す
る。図3あるいは図4の状態に設定した後、電子が注入
されている側を0V に(図3の場合ドレイン、図4の場
合ソース)、電子が注入されていない側及びゲートを高
電圧に設定し、チャネルに電流を流し、シリコン窒化膜
に電子を注入して、ドレイン側及びソース側のチャネル
領域の一部の閾値電圧を高い状態に設定する(図5の1
1及び12の領域)。
【0014】以上のようにチャネル領域を4つの状態に
設定して1つのメモリセルに2ビット分のデータを記憶
する。データの書き換えは、図2の状態に戻してから行
う。図3あるいは図4から図5の状態に書き込むときに
は、メモリセルの閾値電圧が高くなっているので、上記
の電子が注入されていない側及びゲートに印加する電圧
を、図2から図3、あるいは図2から図4の状態にする
ときに印加する電圧よりも高くする。
設定して1つのメモリセルに2ビット分のデータを記憶
する。データの書き換えは、図2の状態に戻してから行
う。図3あるいは図4から図5の状態に書き込むときに
は、メモリセルの閾値電圧が高くなっているので、上記
の電子が注入されていない側及びゲートに印加する電圧
を、図2から図3、あるいは図2から図4の状態にする
ときに印加する電圧よりも高くする。
【0015】図3、図4あるいは図5の状態に設定する
場合は、一般のフラッシュメモリで行っているように、
電荷蓄積層への電子の注入とMOSトランジスタからの
データの読み出しを交互に行い、MOSトランジスタが
所定の閾値に電圧に達したときに電気電子の注入を止め
るようにするのが望ましい。
場合は、一般のフラッシュメモリで行っているように、
電荷蓄積層への電子の注入とMOSトランジスタからの
データの読み出しを交互に行い、MOSトランジスタが
所定の閾値に電圧に達したときに電気電子の注入を止め
るようにするのが望ましい。
【0016】データの読み出しは、ソースを0V に、ゲ
ート及びドレインに所定の電圧を印加してメモリセルに
流れる電流の大きさでデータを検出するようにする。こ
の時のメモリセルに流れる電流は、図2>図3>図4>
図5の大小関係になる。例えば図3の場合、ソースを0
Vに、ゲート及びドレインに所定の電圧を印加してメモ
リセルに流れる電流よりも、ドレインを0Vに、ゲート
及びソースに所定の電圧を印加してメモリセルに流れる
電流の方が小さい。すなわち電子が注入されている側を
0Vの方に接続した方が閾値電圧が高くなり電流が減少
するので、メモリセルのチャネルに流れる電流の向きを
変えて2度検出し、電流が増加するか、減少するかを検
出するようにすれば、図3及び図4の場合においてより
精度良くデータを読み出すことが出来る。
ート及びドレインに所定の電圧を印加してメモリセルに
流れる電流の大きさでデータを検出するようにする。こ
の時のメモリセルに流れる電流は、図2>図3>図4>
図5の大小関係になる。例えば図3の場合、ソースを0
Vに、ゲート及びドレインに所定の電圧を印加してメモ
リセルに流れる電流よりも、ドレインを0Vに、ゲート
及びソースに所定の電圧を印加してメモリセルに流れる
電流の方が小さい。すなわち電子が注入されている側を
0Vの方に接続した方が閾値電圧が高くなり電流が減少
するので、メモリセルのチャネルに流れる電流の向きを
変えて2度検出し、電流が増加するか、減少するかを検
出するようにすれば、図3及び図4の場合においてより
精度良くデータを読み出すことが出来る。
【0017】
【発明の効果】本願発明の不揮発性半導体メモリは、ゲ
ート絶縁膜中に電荷蓄積層を有するMOSトランジスタ
をメモリセルとする不揮発性半導体メモリにおいて、M
OSトランジスタのドレイン側の電荷蓄積層に電子を蓄
積するか、MOSトランジスタのソース側の電荷蓄積層
に電子を蓄積するか、MOSトランジスタのドレイン側
及びソース側の電荷蓄積層の両方に電子を蓄積するか、
MOSトランジスタのドレイン側及びソース側の電荷蓄
積層に電子を蓄積しないか、の4つの状態によって、M
OSトランジスタに2 ビット分のデータを記憶ことが可
能であり、さらにデータの書替えを自由に行うことがで
きる。
ート絶縁膜中に電荷蓄積層を有するMOSトランジスタ
をメモリセルとする不揮発性半導体メモリにおいて、M
OSトランジスタのドレイン側の電荷蓄積層に電子を蓄
積するか、MOSトランジスタのソース側の電荷蓄積層
に電子を蓄積するか、MOSトランジスタのドレイン側
及びソース側の電荷蓄積層の両方に電子を蓄積するか、
MOSトランジスタのドレイン側及びソース側の電荷蓄
積層に電子を蓄積しないか、の4つの状態によって、M
OSトランジスタに2 ビット分のデータを記憶ことが可
能であり、さらにデータの書替えを自由に行うことがで
きる。
【図1】本願発明のメモリセルとして用いるMOSトラ
ンジスタの断面図である。
ンジスタの断面図である。
【図2】本願発明のメモリセルの第1 の書込み状態示す
図である。
図である。
【図3】本願発明のメモリセルの第2の書込み状態示す
図である。
図である。
【図4】本願発明のメモリセルの第3の書込み状態示す
図である。
図である。
【図5】本願発明のメモリセルの第4の書込み状態示す
図である。
図である。
【図6】従来の多値マスクROMの断面図である。
【図7】図6に示す多値マスクROMにおいて、ドレイ
ン側の閾値電圧を高く設定した場合の断面図である。
ン側の閾値電圧を高く設定した場合の断面図である。
【図8】図6に示す多値マスクROMにおいて、ソース
側の閾値電圧を高く設定した場合の断面図である。
側の閾値電圧を高く設定した場合の断面図である。
【図9】図6に示す多値マスクROMにおいて、チャネ
ル領域全体の閾値電圧を高く設定した場合の断面図であ
る。
ル領域全体の閾値電圧を高く設定した場合の断面図であ
る。
1 シリコン酸化膜 2 シリコン窒化膜 3 シリコン酸化膜 4 ゲート電極 5、6、8、9 電子が放出された領域 7、10、11、12 電子が注入された領域 13、14、15 不純物導入領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/8247 H01L 29/78 371 29/788 29/792 Fターム(参考) 5B015 HH01 HH03 JJ32 KA10 KB92 QQ16 5B025 AA01 AB01 AC01 AD04 AD05 5F001 AA11 AA13 AB02 AC02 AC06 AD12 AE02 AE03 AE08 AF20 5F083 EP18 EP22 ER02 ER05 ER06 ER09 ER14 ER15 ER16 ER21 JA04 ZA21
Claims (5)
- 【請求項1】 ゲート絶縁膜中に電荷蓄積層を有するM
OSトランジスタをメモリセルとする不揮発性半導体メ
モリにおいて、 前記MOSトランジスタのドレイン側の前記電荷蓄積層
に電子を蓄積するか、前記MOSトランジスタのソース
側の前記電荷蓄積層に電子を蓄積するか、前記MOSト
ランジスタのドレイン側及びソース側の前記電荷蓄積層
に電子を蓄積するか、前記MOSトランジスタのドレイ
ン側及びソース側の前記電荷蓄積層に電子を蓄積しない
か、によって前記MOSトランジスタに2ット分のデー
タを記憶するようにしたことを特徴とする不揮発性半導
体メモリ。 - 【請求項2】 前記MOSトランジスタのドレイン及び
ソースの電位をゲートの電位よりも高くして、前記電荷
蓄積層のドレイン側及びソース側の電子を前記電荷蓄積
層からドレイン及びソースに放出することにより前記M
OSトランジスタのドレイン側及びソース側の前記電荷
蓄積層が電子を蓄積しない状態に設定し、その後ゲート
及びドレインに高電圧を与えドレインからソースに電流
を流すことによってドレイン側の前記電荷蓄積層に電子
を注入して前記MOSトランジスタのドレイン側の前記
電荷蓄積層に電子を蓄積し、あるいはゲート及びソース
に高電圧を与えソースからドレインに電流を流すことに
よってソース側の前記電荷蓄積層に電子を注入して前記
MOSトランジスタのソース側の前記電荷蓄積層に電子
を蓄積し、その後電子が蓄積されている側のドレインあ
るいはソースの反対側のソースあるいはドレイン、及び
ゲートに高電圧を供給して前記MOSトランジスタに電
流を流して前記電荷蓄積層に電子を注入することによっ
て前記MOSトランジスタのドレイン側及びソース側の
両方の前記電荷蓄積層に電子を蓄積するようにしたこと
を特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体メモリ。 - 【請求項3】 前記MOSトランジスタの前記電荷蓄積
層に電子を蓄積するときは、前記電荷蓄積層への電子の
注入と前記MOSトランジスタからのデータの読み出し
を交互に行い、前記MOSトランジスタが所定の閾値に
電圧に達したときに電気電子の注入を止めるようにした
ことを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体メモ
リ。 - 【請求項4】 前記MOSトランジスタのドレインから
ソースに流れる電流と、ソースからドレインに流れる電
流の違いにより、前記MOSトランジスタのドレイン側
の前記電荷蓄積層に電子が蓄積されているか、前記MO
Sトランジスタのソース側の前記電荷蓄積層に電子が蓄
積されているか、を検出することによ手前記MOSトラ
ンジスタに記憶されているデータを読み出すことを特徴
とする請求項1 に記載の不揮発性半導体メモリ。 - 【請求項5】 前記MOSトランジスタは、第1導電型
半導体基板上に所定の距離を離して設けられた第2導電
型半導体領域からなるドレイン及びソース領域と、この
ドレイン及びソース領域間のチャネル領域と、このチャ
ネル領域上に設けられたシリコン酸化膜と、このシリコ
ン酸化膜上に設けられた前記電荷蓄積層となるシリコン
窒化膜と、このシリコン窒化膜上に設けられたシリコン
酸化膜と、このシリコン酸化膜上に設けられたゲート電
極からなることを特徴とする請求項1 に記載の不揮発性
半導体メモリ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP19833798A JP2000030471A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | 不揮発性半導体メモリ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP19833798A JP2000030471A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | 不揮発性半導体メモリ |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP19833798A Withdrawn JP2000030471A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | 不揮発性半導体メモリ |
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