JP2000027820A

JP2000027820A - 足場壁継なぎ化粧キャップ

Info

Publication number: JP2000027820A
Application number: JP10228479A
Authority: JP
Inventors: Ichiro Shimizu; 一郎清水
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1998-07-09
Filing date: 1998-07-09
Publication date: 2000-01-25

Abstract

(57)【要約】【目的】足場の解体時に発生する壁継なぎのアンカ
ー穴の処理を、美粧性を確保しながら簡単、且つ、確実
に施工することにより、作業の安全性及び経済性の向上
を図ることを目的とする。【構成】壁継なぎアンカー内ネジに差し込み固定す
るストッパーと、キャップ周囲から雨水の浸入を防ぐ防
水ストッパー。そして、壁継なぎアンカー取り付け跡を
隠蔽する色及び形状を偽装した天端などの機能の形成
を、同質材にて一体成型で構成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この考案は、建物外壁工事の際の
足場解体時に発生する、壁継なぎ跡の処理を容易にする
化粧キャップに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の壁継なぎ跡の処理は、外壁工事の
最終工程という作業の性質から足場解体と同時作業とな
り、足場の壁継なぎを取り外した不安定な足場の上で、
鳶作業員がアンカー穴にシーリング材を充填し、塗料を
塗布しているが下記の問題点があった。（１）シーリング材の硬化を待たずに塗装するため、処
理部分が平滑になり周囲の凹凸状の塗装塗膜のパターン
と肌が合わず、また、タイルや石材仕上げの外壁に於い
てはシーリング材の上に塗装した塗料が、外壁の美粧性
を損ねて問題を残している。（２）足場の壁継なぎを取はずしながらの危険作業とな
るため、シーリングや塗装の専門工ではない鳶作業員に
依存せざるを得ない作業となり、専門工ではない故に不
適合な材料を使用し処理ヶ所を変色させるなどや、施工
精度に問題を発生させている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本考案は、上記問題点
は足場解体作業の多忙な最中、シーリングと塗装が同時
施工であること。しかも専門工ではない鳶作業員が処理
するため発生すると考えた。然し、鳶作業員に依存せざ
るを得ない現場の作業環境から、専門工ではない鳶作業
員が壁継なぎ跡を処理しても美粧性や機能を損なわない
処理法と、併せて、繁雑な作業から解放することにより
足場解体の作業性の向上を目的とした。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、従来のシーリング材．塗料の不定形材料による、充
填．塗膜の凹凸成型．塗装着色と、技術的に無理な作業
工程から、着色成型材の完成品を挿入だけの簡素化した
作業工程を特徴とする。

【０００５】

【作用】足場壁継なぎ跡であるアンカーのメスネジ部
に、化粧キャップ軸に鍔型突起のストッパーを外設し、
その天端を外壁仕上材の形状に偽装した化粧キャップ
を、外壁の表面に合わせて挿入するだけで、足場壁継な
ぎの取り付け位置が隠蔽され外壁の美観が損なわれな
い。また、化粧キャップ外周には防水ストッパーが
付設してあるため、外部よりの雨水の浸入を防ぐ防水性
能も確保される。

【０００６】

【実施例】足場解体時に壁継なぎ部材を取はずしたら、
同時に取り外した跡の金属製アンカーの内ネジ４
に、壁継なぎ化粧キャップの差し込み軸５を差し込
むと、差し込み軸のストッパー６がアンカー内ネジ
のネジ山に食い込み、抜けにくくなる。凹凸塗装仕上げ
の外壁２には、キャップ天端を凹凸に偽装した化粧
キャップ８を使用し、タイル．石材の外壁には天端を平
滑にした化粧キャップ９を使用する。また、どの化
粧キャップにも防水ストッパー７が取り付けられ、
雨水の浸入を防ぐ防水機能を保有する。尚、化粧キャッ
プ天端８・９は外壁仕上げ面の色彩に色合せをし
て使用する。

【０００７】

【発明の効果】足場解体作業の時間短縮、施工精度の向
上、作業安全性の確保、美粧性の向上、退いては経済性
の向上に効果を有する。

【０００８】

【図面の簡単な説明】

【図１】塗装外壁用化粧キャップの取り付け断面図
である。

【図２】塗装外壁用化粧キャップの斜視図である。

【図３】塗装外壁用化粧キャップの詳細側面図であ
る。

【図４】タイル、石材外壁用化粧キャップの取り付
け断面図である。

【図５】タイル、石材外壁用化粧キャップの斜視図
である。

【図６】タイル、石材外壁用化粧キャップの詳細側
面図である。

【符号の説明】

１躯体コンクリート２外壁塗装仕上げ
面３アンカー金具４アンカー内ネジ５化粧キャップ差し込み軸６化粧キャップス
トッパー７防水ストッパー８凹凸型塗装外壁
用化粧キャップ天端９平滑型タイル、石材外壁用化粧キャップ天端

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】差し込み軸に軟質鍔型突起を取り付
け、アンカーに差し込むに容易で抜けにくいことを特徴
とした化粧キャップ軸。
【請求項２】化粧キャップ外周に軟質鍔型突起を取
り付け、外部からの雨水の浸入を防止する構造を特徴と
する。
【請求項３】塗装外壁用化粧キャップは、天端に凹
凸模様を成型し壁継なぎの位置が隠蔽されることを特徴
とする。
【請求項４】タイル．石材化粧キャップは、天端を
平滑にし壁継なぎの位置が隠蔽されることを特徴とす
る。
【請求項５】軟質樹脂で構成され一体成型品を特徴
とする。