JP2000024353A - ミシン - Google Patents

ミシン

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JP2000024353A
JP2000024353A JP10192630A JP19263098A JP2000024353A JP 2000024353 A JP2000024353 A JP 2000024353A JP 10192630 A JP10192630 A JP 10192630A JP 19263098 A JP19263098 A JP 19263098A JP 2000024353 A JP2000024353 A JP 2000024353A
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feed dog
feed
sewing machine
thread
sewing
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JP10192630A
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Nobuhiko Funato
伸彦 船渡
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送り歯退避機構を簡単化すること、糸切断時
における送り歯と可動刃との干渉を確実に防止するこ
と、退避状態にある送り歯に塵や埃が付着するのを防止
すること。 【解決手段】 針棒と針板と送り歯10と送り歯上下駆
動機構30と送り歯前後駆動機構20と可動刃54を有
する糸切り機構とを備えた電子制御式ミシンにおいて、
切換えレバー45などからなる送り歯退避機構40を設
けるとともに、送り歯上下駆動機構30に退避駆動用カ
ム31cを設けたので、刺繍枠駆動機構を用いた刺繍縫
製の終了に伴って、可動刃54が送り歯10の下側を経
て往復移動して上糸と下糸を切断するときに、送り歯1
0が退避状態であって、退避位置(最下降位置)から微
量上昇位置に上動させるようにしたので、送り歯10と
可動刃54との干渉を確実に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刺繍縫製時などで
送り歯を針板の上面よりも下方に退避させる送り歯退避
機構と糸切り機構を有するミシンに関し、特に送り歯の
退避状態で糸切りするときの送り歯と可動刃との干渉を
防止するようにした技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、刺繍装置を備えた家庭用の電子制
御式ミシンでは、制御装置のROM(不揮発性メモリ)
に設けた模様データメモリ又は外部記憶媒体であるRO
Mカードに、複数の刺繍模様の模様データを格納してお
き、ディスプレイに模様を表示させ表示画面を切換えつ
つ所望の模様を選択し、選択した直線縫いやジグザグ縫
いなどの実用模様だけでなく、所望の刺繍模様を縫製デ
ータに基づいて縫製処理するようになっている。
【0003】ところで、この種のミシンにおいて、実用
模様の縫製に際してはミシンのベッド部に載置した加工
布を送り歯で布送りする関係上、送り歯が針板の上面に
突出して後方に移動後針板よりも下方の退避位置に退避
してから前方に移動するという、所謂4送り運動により
加工布が所定の送り期間において布送りされるようにな
っている。一方、刺繍模様の縫製に際しては、加工布の
布送りは、ベッド部に装着した刺繍枠駆動装置により実
行されることから、送り歯退避機構により送り歯は常に
退避状態に保持されるようになっている。
【0004】例えば、特公昭63−64992号公報に
記載の「刺繍縫い可能なミシン」においては、ソレノイ
ドを駆動させることで上下送り軸の揺動が停止されて送
り歯を針板よりも下方に退避させる沈下装置を設け、刺
繍縫製の為の刺繍モードが設定されたときには、このソ
レノイドの駆動により沈下装置を介して送り歯を退避状
態に保持するようにしている。
【0005】また、本願出願人が提案した特開平4−3
71189号公報に記載の「ミシン」においては、上下
駆動カムと退避カムとを一体化したカム体を下軸に固着
し、送り歯を前後駆動機構により常に前後駆動するよう
にしておき、実用模様の縫製に際しては上下駆動カムに
当接する上下動レバーの揺動を介して上下動する送り歯
により加工布を布送りする一方、刺繍模様の縫製に際し
ては上下動レバーを退避カムに対応させ、送り歯を針板
よりも下方に退避させた退避状態に切換えるようにして
いる。
【0006】ところで、この種のミシンにおいて、縫製
終了時に可動刃を針板と糸輪捕捉器との間で往復移動さ
せることで上糸と下糸とを自動的に切断できる糸切り機
構を取付けるようになってきている。例えば、特公昭6
1−58200号公報に記載の「ミシン」においては、
下軸に上下送りカムと半径を均一にした円筒体カムとを
取付け、送り歯を常に前後駆動するようにしておき、通
常縫製時には送り台に連結された伝動体を上下送りカム
に当接させて送り歯を上下駆動する一方、刺繍縫製時に
は所謂送り歯ドロップ機構により、伝動体を円筒体カム
に当接させて送り歯を針板の下方に退避させるように
し、糸切り時には、伝動レバーや移動体や係合ピンなど
からなる安全機構により、制御体や切換え体などを介し
て伝動体を上下送りカムに当接させることで送り歯を針
板よりも上側に上昇させ、移動メスの移動時に移動メス
と送り歯との干渉を回避させるようにしている。
【0007】また、これ以外にも、送り歯の厚さ(高
さ)を薄くしたり、送り歯を糸切り機構の可動刃の移動
経路よりも後方に移動させるようにしたり、送り歯ドロ
ップ機構による送り歯の退避状態への下降量を必要最小
限に規制するなどして、可動刃と送り歯との干渉を防止
するようにしたミシンが種々実用化されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、特公
昭61−58200号公報の技術によれば、送り歯を針
板よりも下方の退避状態に退避させた刺繍縫製の終了に
際して、移動メスを移動させて糸切りする際には、移動
メスと送り歯との干渉を回避させる為に、安全機構によ
り送り歯を通常縫製時と同様に針板よりも上側に上昇さ
せるので、送り歯はこの上昇時に前後駆動されることか
ら、送り歯が加工布や刺繍糸に引っ掛かって、正確な送
りが実行されず、加工布や刺繍糸に傷を付ける可能性が
あること、移動メスと送り歯との干渉を回避させる為の
安全機構は、伝動レバーや移動体や係合ピンなどの複数
部品を組み合わせることから複雑化すること、組付け作
業が煩雑化するとともに製作コストがコスト高になるこ
と、などの問題がある。
【0009】一方、送り歯の厚さ(高さ)を薄くする場
合には、送り歯の強度を充分に確保できないという問題
がある。また、送り歯を可動刃の移動経路より後方に退
避移動させる場合には、この退避移動の為の機構を別途
設けることになり、ミシンが大型化しコスト高になると
いう問題がある。更に、送り歯を退避させる下降量を必
要最小限に規制する場合には、送り歯の取付け位置誤差
や退避状態における高さ位置変動により送り歯が可動刃
に干渉する可能性があるという問題がある。本発明の目
的は、送り歯退避機構を簡単化すること、糸切断時の送
り歯と可動刃との干渉を確実に防止すること、退避状態
にある送り歯に塵や埃が付着するのを防止すること、な
どである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1のミシンは、縫
針が取付けられる針棒と、針板と、送り歯と、送り歯を
上下駆動する送り歯上下駆動機構と、送り歯を前後駆動
する送り歯前後駆動機構と、針板の下側付近において上
糸と下糸を切断する糸切り機構とを備えたミシンにおい
て、送り歯を針板の上面よりも下方に退避させた退避状
態に切換える送り歯退避機構を設け、送り歯上下駆動機
構に、送り歯を退避状態に保持したまま上下駆動する退
避駆動手段を設けたものである。
【0011】送り歯退避機構により、送り歯が針板の上
面よりも下方に退避させた退避状態に切換えられたと
き、送り歯上下駆動機構に設けられた例えば退避駆動用
カム等の退避駆動手段により、送り歯は退避状態に保持
されたまま上下駆動される。即ち、糸切り機構におい
て、例えば可動刃が送り歯の下がわ経て往復移動して上
糸と下糸を切断するときに、送り歯が退避状態であって
上動させるので、送り歯と可動刃との干渉を防止でき
る。また、送り歯が退避状態で上下駆動されるので、送
り歯に埃が付着しにくくなる。
【0012】請求項2のミシンは、請求項1の発明にお
いて、前記退避状態のとき、送り歯の上端が針板の上面
近傍にあることを特徴とするものである。この場合、送
り歯が退避状態のときには、送り歯の上端が針板の上面
近傍にあるので、送り歯が例え前後動する場合でも、針
板上の加工布や加工布の縫製糸に傷を付けることがな
い。その他請求項1と同様の作用を奏する。
【0013】請求項3のミシンは、請求項1の発明にお
いて、ベッド部に着脱自在に装着される刺繍枠駆動装置
を有し、刺繍枠駆動装置をベッド部に装着したとき、送
り歯退避機構により送り歯が退避状態に切換えられるこ
とを特徴とするものである。この場合には、刺繍枠駆動
装置がベッド部に装着されて刺繍縫製が実行されるとき
に、送り歯が送り歯退避機構により退避状態に切換えら
れることで、刺繍枠駆動装置による加工布の布送りを送
り歯で邪魔することがなく、しかも刺繍縫製の終了に際
しての糸切り時に、送り歯と可動刃との干渉を防止でき
る。その他請求項1と同様の作用を奏する。
【0014】請求項4のミシンは、請求項1〜3の何れ
か1項の発明において、前記針棒と協働して糸輪を捕捉
する糸輪捕捉器としての水平釜を有することを特徴とす
るものである。この場合、水平釜を設けたミシンにおい
て、送り歯を退避状態に切換えた縫製作業の終了に伴う
糸切りに際して、送り歯と可動刃との干渉を防止でき
る。その他請求項1〜3の何れか1項と同様の作用を奏
する。
【0015】請求項5のミシンは、請求項1〜4の何れ
か1項の発明において、前記糸切り機構は可動刃を有
し、送り歯が退避状態のまま上動したときに、可動刃が
糸切り動作の為に送り歯の下側近傍を左右方向に往復移
動することを特徴とするものである。この場合、糸切り
機構による糸切りに際して、送り歯が退避状態のまま上
動したときに、可動刃が送り歯の下側近傍を左右方向に
往復移動するので、送り歯と可動刃との干渉を防止でき
る。その他請求項1〜4の何れか1項と同様の作用を奏
する。
【0016】請求項6のミシンは、請求項1〜5の何れ
か1項の発明において、前記送り歯上下駆動機構はミシ
ンの下軸で駆動される上下駆動用カムを有し、退避駆動
手段は上下駆動用カムと一体形成された退避駆動用カム
を有することを特徴とするものである。この場合、実用
模様などを縫製する通常縫製時には、下軸に設けられた
上下駆動用カムにより送り歯が針板の上側と下側とに亙
って上下駆動されて加工布が布送りされる。また、刺繍
模様を縫製する刺繍縫製時には、下軸に設けられた退避
駆動用カムにより送り歯が回避状態の保持されたまま上
下駆動される。また、上下駆動用カムと退避駆動用カム
とが一体部品として一体形成されているので、これらの
カムの製作が簡単化する。その他請求項1〜5の何れか
1項と同様の作用を奏する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。本実施形態は、加工布を
装着した刺繍枠を駆動する刺繍枠駆動機構を着脱可能に
装着して、通常の実用模様に加えて、種々の刺繍模様を
縫製可能な電子制御式ミシンに本発明を適用した場合の
例である。電子制御式ミシンMは、図1に示すように、
ミシンベッド部1と、ベッド部1の右端部から立設され
た脚柱部2と、脚柱部2の上端からベッド部1に対向す
るように左方へ延びるアーム部3を有する。
【0018】アーム部3には、下端に縫針6を装着した
針棒5を上下動させる針棒駆動機構(図示略)、針棒5
を布送り方向と直交する方向に揺動させる針棒揺動機構
(図示略)、天秤を針棒5の上下動に調時して上下動さ
せる天秤駆動機構(図示略)等が設けられている。尚、
針棒駆動機構と天秤駆動機構とはミシンモータで駆動さ
れ、針棒揺動機構は針棒揺動用ステッピングモータで駆
動されるようになっている。また、アーム部3の前面に
は大型の液晶ディスプレイ7が設けられ、この液晶ディ
スプレイ7には、実用模様や刺繍模様等の種々の縫目模
様に加えて、種々のメッセージ等が表示される。更に、
頭部4には、縫製作業の起動と停止を指令する起動・停
止スイッチ8が設けられている。
【0019】ベッド部1には、図示外の刺繍枠駆動機構
が着脱可能に装着できるようになっており、この刺繍枠
駆動機構をベッド部1に装着する一方、加工布をセット
した刺繍枠を刺繍枠駆動機構に装着することで、加工布
に種々の刺繍模様を縫製することができる。次に、送り
歯10を前後駆動する送り歯前後駆動機構20と、送り
歯10を上下駆動する送り歯上下駆動機構30とについ
て説明する。先ず、送り歯前後駆動機構20について説
明する。
【0020】図1〜図5に示すように、ベッド部1に
は、縫針6と協働して縫目を形成する糸輪捕捉器である
水平釜9が配設されるとともに、ミシンモータで回転駆
動される図示しない上軸に連結された下軸11が左右方
向向きに配設され、この下軸11の上側には、下軸11
と平行な枢支軸21が配設され、この枢支軸21に揺動
腕22の下端部が前後揺動自在に支持され、この揺動腕
22は図示外の揺動駆動機構により枢支軸21を中心と
して前後揺動されるようになっている。この揺動腕22
の上部に支持された支軸23が揺動腕22と一体的に揺
動するようになっている。
【0021】一方、下軸11の上側で水平に配設された
水平送り腕24は、その後端部に形成された1対の枢支
部24a(右側だけ図示)により支軸23に回動自在に
支持され、水平送り腕24の前端部は、これに枢着され
たローラ25を支持板26に上方から当接させること
で、前後移動可能に支持されている。そして、水平釜9
に上側に臨むように配設された送り歯10はその後端部
において送り台27に固定され、この送り台27は、水
平送り腕24に固着された縦向きのガイドロッド28を
介して上下動可能に連結されている。また、水平送り腕
24と下側のフレームFとの間に引っ張りコイルバネ2
9が張架され、水平送り腕24の前端部側がこの引っ張
りコイルバネ29のバネ力により支持板26上に押圧付
勢されている。
【0022】これにより、揺動駆動機構により支軸23
が前後方向に揺動するのと同時に、水平送り腕24が略
水平に前後揺動されるので、送り台27を介して送り歯
10が前後方向に駆動される。次に、送り歯上下駆動機
構30について説明する。この上下駆動機構30は、ガ
イドロッド28、下軸11、カム体31、上下動レバー
47などで構成されている。縦向きのガイドロッド28
は、その上端部を送り台27の上部に貫通し且つその下
端部を送り台27の下方に延出した案内部27aを貫通
した状態で水平送り腕24の枢支部24aに固定されて
いる。
【0023】前記下軸11には、フランジ部31aと、
実用模様を縫製する通常縫製時に送り歯10を上下送り
動作させる上下駆動用カム(偏心カム)31bと、後述
する刺繍縫製時に送り歯10を微小量だけ上下駆動させ
る退避駆動用カム(偏心カム)31cとを一体形成した
カム体31が貫通状に固定され、この上下駆動用カム3
1bの直ぐ上側に前後方向向きの上下動レバー32が配
設され、上下動レバー32の前後方向中央部の下面が上
下駆動用カム31bに上側から当接している。この上下
動レバー32の後端部は、その側面に枢着されたローラ
33を介して送り台27の下面に下側から当接してい
る。また、上下動レバー32の前端部は、その左右両側
に固着したロッド34を介して支持部材35に回動可能
に取付けられている。
【0024】即ち、下軸11の回転と同時に上下駆動用
カム31bが回転され、上下動レバー32の中央部がこ
の上下駆動用カム31bのカム面に沿って上下動するの
で、上下動レバー32の後端部の上下動によりローラ3
3を介して送り台27が所定量だけ上下駆動される。そ
の結果、送り歯10は図15に示すように、針棒5の最
上位置を「0°」とする約310°〜100°の期間で
針板12の上面より約1mmだけ上側の上昇位置に移動す
る一方、約100°〜310°の期間で針板12の上面
より約1mmだけ下側の退避位置に退避する。
【0025】次に、刺繍縫製に際して送り歯10を針板
12の上面よりも下方に退避させた退避状態に切換え、
その退避状態に保持したまま上下駆動する送り歯退避機
構40について説明する。図2〜図4に示すように、前
記退避駆動用カム(退避駆動手段に相当する)31c
は、その最小偏心径(下軸11の中心からの距離が最小
となる径)を上下駆動用カム31bの最小偏心径と同一
に且つ同一位相にして設けられている一方、その最大偏
心径は、送り歯10をその退避位置から約5mmだけ上側
の微量上昇位置に上動させるように形成されている。
【0026】ところで、下軸11の退避駆動用カム31
cに対応する部位には、係合ピン41が下軸11を貫通
状に設けられ、この係合ピン41の両端部が、退避駆動
用カム31cの内部において下軸11と平行に直線状に
延びるように形成された左右方向に所定距離を有するス
リット31dに常に係合することで、カム体31が下軸
11に対して相対回転不能且つ軸方向スライド可能にな
っている。また、フランジ部31aと下軸11に設けら
れた軸受け部42との間の下軸11に圧縮コイルバネ4
3が介設され、この圧縮コイルバネ43のバネ力によ
り、上下動レバー32が上下駆動用カム31bに対応す
るように、カム体31が右方の通常縫製位置に弾性付勢
されている。
【0027】前記下軸11の直ぐ下側には、上下方向向
きの支持軸44で水平回動可能に支持された切換えレバ
ー45が配設され、この切換えレバー45には、刺繍枠
駆動機構の装着時に押圧される駆動部45aが設けられ
るとともに、フランジ部31aの下端部に右方から当接
する当接突起部45bが設けられている。更に、切換え
レバー45は、当接突起部45bをフランジ部31aに
常に当接させるように、引っ張りコイルバネ46により
反時計回り方向に弾性付勢されている。但し、この引っ
張りコイルバネ46のバネ力は圧縮コイルバネ43のバ
ネ力よりも弱いものであり、常には、カム体31が引っ
張りコイルバネ46で移動されることはない。
【0028】そして、刺繍枠駆動機構を電子制御式ミシ
ンMのベッド部1に装着したときには、刺繍枠駆動機構
に設けられた駆動部材(図示略)で駆動部45aが前方
に押圧されて切換えレバー45が反時計回り方向に回動
され、当接突起部45bの移動を介してフランジ部31
aが左方の刺繍縫製位置に移動され、これにより図6〜
図7に示すように、退避駆動用カム31cが上下動レバ
ー32に対応するようになり、この退避駆動用カム31
cの偏心量が少ないことから、送り歯10は退避位置と
微量上昇位置との間で上下動するので、送り歯10が最
上昇したときでも、送り歯10の上端が針板12の上面
近傍位置よりも低い位置になる。
【0029】次に、糸切り機構50について説明する。
図9〜図12に示すように、前記下軸11の端部に糸切
りカム51が固着され、その糸切りカム51の上部近傍
に糸切りユニット52が配設されている。この糸切りユ
ニット52について説明すると、本体フレームに糸切り
フレーム53が固着され、この糸切りフレーム53に対
し左右方向に摺動可能に支持されている可動刃54と、
糸切りフレーム53に固着され可動刃54と協働して糸
切りを行うための固定刃55と、糸切りフレーム53に
固着された枢支軸56に対し揺動可能に支持され、可動
刃54を駆動するための第1リンク57と、糸切りフレ
ーム53の他方部分に固着された枢支軸58に対し、軸
方向に摺動及び揺動可能に支持され、第1リンク57を
駆動するための第2リンク59が配設されている。
【0030】第1リンク57には捩じりバネ60が、第
2リンク59には圧縮バネ61が夫々上向きのバネ力を
付勢している。その第2リンク59はバネ力により所定
の位置に待機しているが、そのバネ力に抗すれば、上下
方向に移動可能である。この糸切りカム51は、下軸1
1を回転軸とする2つのカム面(フェイスカム)51
b,51cを有しており、そのカム面51bが成す半径
は、カム面51cの成す半径より大きい。このカム面5
1bは、可動刃54を縫針の通過経路に向かって押し出
し、カム面51bは、可動刃54を縫針の通過経路から
後退(離間)するように、下軸11の軸方向に偏倚して
形成されている。
【0031】このカム面51bの背面には、外周リブ5
1aが一体的に形成され、各カム面51b,51cと一
体的に(同位相的)に回転する。また、糸切りフレーム
53には、ミシンの左右方向に伸長する枢支軸63が固
着され、その枢支軸63に切換えレバー64が揺動可能
に支持されている。その切換えレバー64は、枢支軸6
3の軸線から互いに別方向に放射状に伸長する3つの突
起部を一体的に形成した合成樹脂製のレバーである。
【0032】即ち、切換えレバー64のミシン後方の下
方に伸長している突起部には、下軸11と平行に伸長し
ている丸ボス64aが形成されている。この丸ボス64
aは、通常の縫目形成時には、下軸11に固定された糸
切りカム51の外周リブ51aの内側(中心部側)に位
置している。この丸ボス64aには、外周リブ51aの
一部に形成された切欠き部が、糸切りカム51の半径方
向に通過可能な大きさに形成されている。
【0033】また、切換えレバー64の上方に伸長して
いる腕部64bは、送り歯10を固定した送り台27の
突起部27aの移動経路上に位置している。この腕部6
4bは、通常の縫目形成時で最大送りのときの送り台2
7の突起部27aの移動範囲の外側に位置し、この腕部
64bと送り台27の突起部27aとは、縫目形成時の
最大送り量のときでも離間して接触しない。更に、切換
えレバー64のミシン後方に伸長する腕部の最端部に、
上下に曲面(円筒面)を有する端部64cが形成され、
第2リンク59の回転支点部のコ字曲げ部に嵌合してい
る。即ち、腕部64bが後方に押されると、丸ボス64
aが上昇するとともに、端部64cが下降するようにな
っている。
【0034】ここで、詳しくは後述するが、この切換え
レバー64の傾斜状態によって、可動刃54が移動可能
な状態か否かが決定されるように構成されている。ま
た、前記送り歯10の左側に対応する送り台27の部位
には、糸切り動作の開始に際して、切換えレバー64の
腕部64bを後方に押圧する為の上方に突出する突起部
27aが一体的に形成されている。そして、前述した送
り歯前後駆動機構20の揺動腕22は、図示外の送り調
節器で設定される送り量に基づいて、揺動駆動機構によ
り前後移動されるようになっている。
【0035】次に、このように構成された送り歯退避機
構40と糸切り機構50の作用を説明する。図3〜図5
に示すように、通常縫製時には、圧縮コイルバネ43の
バネ力により、上下動レバー32が上下駆動用カム31
bに対応している。この状態で、ミシンモータの回転に
より、上軸の回転に同期して下軸11が回転されるの
で、同時にカム体31が回転駆動され、上下駆動用カム
31bの外周カム面に沿って上下動レバー32の後端部
が上下揺動され、ローラ33と送り台27とを介して送
り歯10が、針板12よりも上側の上昇位置と針板12
よりも下側の退避位置とに亙って上下動(図15参照)
される。
【0036】また、送り歯10は、これと同時に、前述
した送り歯前後駆動機構20により、送り調節器で設定
された送り量に相当する前後動(図15参照)が実行さ
れることから、所謂4送り運動により加工布が布送りさ
れる。一方、刺繍縫製の実行に際して、刺繍枠駆動機構
がベッド部1に装着されたときには、前述したように、
切換えレバー45が反時計回り方向に回動されて退避駆
動用カム31cが上下動レバー32に対応するように、
カム体31が刺繍縫製位置に移動される(図6〜図8参
照)。
【0037】この状態でミシンモータが回転されたとき
には、送り歯10は退避状態に切換えられ、図15に示
すように、退避位置と微量上昇位置との間で上下駆動さ
れ、送り歯10が最上昇したときでも、送り歯10の上
端が針板12の上面近傍位置よりも低い位置であり、刺
繍縫製に際して布送りされる加工布の移送を送り歯10
で邪魔することがない。
【0038】ところで、この刺繍縫製の終了に際して
は、縫針6が針下状態となるようにミシンモータが停止
されるので、このとき、上糸と下糸とを切断する為に糸
切りスイッチが操作されたときには、先ず送り調節器2
1の送り量として、通常の最大正送り以上に設定される
ので、送り台27は最大正送り時によりも後方に大きく
移動され、送り台27の突起部27aにより切換えレバ
ー64の腕部64bが後方に押圧される。
【0039】このとき、図13〜図14に示すように、
切換えレバー64の端部64cが圧縮バネ61のバネ付
勢力に抗して、第2リンク59とともに下降するので、
第2リンク59に設けられた係合ピン62(カムフォロ
ワ)が糸切りカム51と係合可能な位置に押し下げられ
る。そして、下軸11が回動されることにより、糸切り
カム51によって可動刃54が往復移動して、糸切り動
作が行われることになる。即ち、図2、図15に示すよ
うに、可動刃54が移動開始する約320°から、往復
移動終了する約80°の期間においては、前述したよう
に、送り歯10を退避状態に保持したまま、退避位置か
ら微量上昇位置まで上動させるるので、可動刃54の往
復移動経路が確実に確保され、図2、図8に示すよう
に、可動刃54が送り歯10に干渉することがない。
【0040】一方、針下停止の縫製終了後、切換えレバ
ー64の丸ボス64aの上方には、糸切りカム51の外
周リブの切欠き部が位置する。そして、前記腕部64b
を後方の移動に伴い、丸ボス64aは糸切りカム51の
外周リブの切欠き部を上方に通過して、糸切りカム51
の外周部である外周リブ部2aの上方に位置する。この
状態から下軸11が回動すると、丸ボス64aの下方に
糸切りカム51の外周リブ部51aが移動するととも
に、送り台27は水平送り腕24の前方移動により前方
に移動され、送り台27の突起部27aは切換えレバー
64の腕部64bと離れてしまう。
【0041】しかし、その下軸11とともに糸切りカム
51が回転するので、丸ボス64aはその下方に到達し
た糸切りカム51の外周リブ部51aに支持され、切換
えレバー64は、第2リンク59を押し下げた状態を保
持されている。こうして、糸切りカム51と係合ピン6
2との接触が維持されている(図14参照)。ここで、
送り台27が前方に戻ってくる途中で、送り調節器によ
る布送り量が「0」に設定される。そして、下軸11が
回動して糸切りが完了する時期には、糸切りカム51の
外周リブの切欠き部が丸ボス64aの下方に達し、切換
えレバー64の端部64cが圧縮バネ61の弾性力によ
り押し上げられ、丸ボス64aはその切欠き部を下方に
通過する。その結果、糸切りの完了後、糸切り状態が自
動的に解除される。
【0042】以上説明したように、針棒5と針板12と
送り歯10と送り歯上下駆動機構30と送り歯前後駆動
機構20と可動刃54を有する糸切り機構50とを備え
た電子制御式ミシンMにおいて、切換えレバー45など
からなる送り歯退避機構40を設けるとともに、送り歯
上下駆動機構30に退避駆動用カム31cを設けたの
で、刺繍枠駆動機構を用いた刺繍縫製の終了に伴って、
可動刃54が送り歯10の下側を経て往復移動して上糸
と下糸を切断するときに、送り歯10が退避状態であっ
て、退避位置(最下降位置)から微量上昇位置に上動さ
せるようにしたので、送り歯10と可動刃54との干渉
を確実に防止することができる。
【0043】また、送り歯10が退避状態で上下駆動さ
れるので、送り歯10に埃が付着しにくくなる。更に、
送り歯退避機構40を切換えレバー45などを設けただ
けの簡単な構成にできるとともに、送り歯上下駆動機構
30に退避駆動用カム31cを設けるだけで送り歯10
を退避状態に保持したままで上下駆動させることができ
る。また、上下駆動用カム31bと退避駆動用カム31
cとが一体部品として形成されているので、これらのカ
ムの製作を簡単化することができる。
【0044】次に、前記実施形態の変更形態について説
明する。 (1) 前記糸切り機構50は、枢支軸や枢支ピンを回
動中心として可動刃54を回動させる回動型であっても
よい。また、可動刃54を電気的アクチュエータで駆動
するものであってもよい。 (2) 送り歯前後駆動機構20や送り歯退避機構40
は一例を示たものに過ぎず、各種の機構を用いたもので
あってもよい。 (3) また、刺繍装置を一体的に搭載した刺繍縫い電
子制御ミシンに本発明を適用することも可能である。 (4) 更に、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で種
々の変更を加えて実施し得ることは勿論である。
【0045】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、針棒と針板と
送り歯と送り歯上下駆動機構と送り歯前後駆動機構と糸
切り機構とを備えたミシンにおいて、切換えレバーなど
からなる送り歯退避機構を設けるとともに、送り歯上下
駆動機構に退避駆動用カム等からなる退避駆動手段を設
けたので、糸切り機構において、例えば可動刃が送り歯
の下側を経て往復移動して上糸と下糸を切断するとき
に、送り歯が退避状態であって上動させるので、送り歯
と可動刃との干渉を確実に防止することができる。ま
た、送り歯が退避状態で上下駆動されるので、送り歯に
埃が付着しにくくなる。更に、送り歯退避機構を切換え
レバーなどを設けた簡単な機構で構成できるとともに、
退避駆動手段を退避駆動用カムなどで簡単に構成するこ
とができる。
【0046】請求項2の発明によれば、請求項1と同様
の効果を奏するが、前記退避状態のとき、送り歯の上端
が針板の上面近傍にあるので、送り歯がこの退避状態で
例え前後動する場合でも、針板上の加工布や加工布の縫
製糸に傷を付けることがない。
【0047】請求項3の発明によれば、請求項1と同様
の効果を奏するが、ベッド部に着脱自在に装着される刺
繍枠駆動装置を有し、刺繍枠駆動装置をベッド部に装着
したとき、送り歯退避機構により送り歯が退避状態に切
換えられるので、刺繍枠駆動装置を用いた刺繍縫製時
に、刺繍枠駆動装置による加工布の布送りを送り歯で邪
魔することがなく、しかも刺繍縫製の終了に際しての糸
切り時に、送り歯と可動刃との干渉を確実に防止するこ
とができる。
【0048】請求項4の発明によれば、請求項1〜3の
何れか1項と同様の効果を奏するが、前記針棒と協働し
て糸輪を捕捉する糸輪捕捉器としての水平釜を有するの
で、水平釜を設けた種々のミシンにおいて、送り歯を退
避状態に切換えた縫製作業の終了に伴う糸切りに際し
て、送り歯と可動刃との干渉を確実に防止することがで
きる。
【0049】請求項5の発明によれば、請求項1〜4の
何れか1項と同様の効果を奏するが、前記糸切り機構は
可動刃を有し、送り歯が退避状態のまま上動したとき
に、可動刃が糸切り動作の為に送り歯の下側近傍を左右
方向に往復移動するので、糸切り動作時における送り歯
と可動刃との干渉を確実に防止することができる。
【0050】請求項6の発明によれば、請求項1〜5の
何れか1項と同様の効果を奏するが、前記送り歯上下駆
動機構はミシンの下軸で駆動される上下駆動用カムを有
し、退避駆動手段は上下駆動用カムと一体形成された退
避駆動用カムを有するので、実用模様などを縫製する通
常縫製時には、上下駆動用カムにより送り歯が針板の上
側と下側とに亙って上下駆動されて加工布が布送りで
き、刺繍模様を縫製する刺繍縫製時には、退避駆動用カ
ムにより送り歯が退避状態に保持されたまま上下駆動さ
れる。また、上下駆動用カムと退避駆動用カムとが一体
部品として形成されているので、これらのカムの製作を
簡単化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電子制御式ミシンの、
一部内部機構を示す斜視図である。
【図2】ベッド部の内部機構の部分斜視図である。
【図3】ベッド部内の部分平面図である。
【図4】ベッド部内の部分正面図である。
【図5】ベッド部内の左側面図である。
【図6】送り歯が退避状態における図3相当図である。
【図7】送り歯が退避状態における図4相当図である。
【図8】送り歯が退避状態における図5相当図である。
【図9】糸切り機構を含む図2相当図である。
【図10】糸切り機構を含む内部機構の底面図である。
【図11】糸切り機構の左側面図である。
【図12】糸切り機構の右側面図である。
【図13】糸切り動作時の図9相当図である。
【図14】糸切り動作時の図11相当図である。
【図15】各機構の動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
M 電子制御式ミシン 1 ベッド部 5 針棒 6 縫針 9 水平釜 10 送り歯 11 下軸 12 針板 20 送り歯前後駆動機構 30 送り歯上下駆動機構 31 カム体 31b 上下駆動用カム 31c 退避駆動用カム 40 送り歯退避機構 50 糸切り機構 54 可動刃

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫針が取付けられる針棒と、針板と、送
    り歯と、送り歯を上下駆動する送り歯上下駆動機構と、
    送り歯を前後駆動する送り歯前後駆動機構と、針板の下
    側付近において上糸と下糸を切断する糸切り機構とを備
    えたミシンにおいて、 前記送り歯を針板の上面よりも下方に退避させた退避状
    態に切換える送り歯退避機構を設け、 前記送り歯上下駆動機構に、送り歯を退避状態に保持し
    たまま上下駆動する退避駆動手段を設けたことを特徴と
    するミシン。
  2. 【請求項2】 前記退避状態のとき、送り歯の上端が針
    板の上面近傍にあることを特徴とする請求項1に記載の
    ミシン。
  3. 【請求項3】 ベッド部に着脱自在に装着される刺繍枠
    駆動装置を有し、 前記刺繍枠駆動装置をベッド部に装着したとき、前記送
    り歯退避機構により送り歯が退避状態に切換えられるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  4. 【請求項4】 前記針棒と協働して糸輪を捕捉する糸輪
    捕捉器としての水平釜を有することを特徴とする請求項
    1〜3の何れか1項に記載のミシン。
  5. 【請求項5】 前記糸切り機構は可動刃を有し、前記送
    り歯が退避状態のまま上動したときに、可動刃が糸切り
    動作の為に送り歯の下側近傍を左右方向に往復移動する
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のミ
    シン。
  6. 【請求項6】 前記送り歯上下駆動機構はミシンの下軸
    で駆動される上下駆動用カムを有し、前記退避駆動手段
    は上下駆動用カムと一体形成された退避駆動用カムを有
    することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載
    のミシン。
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