JP2000021185A - 不揮発性半導体メモリの書込み方法 - Google Patents

不揮発性半導体メモリの書込み方法

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JP2000021185A JP18401598A JP18401598A JP2000021185A JP 2000021185 A JP2000021185 A JP 2000021185A JP 18401598 A JP18401598 A JP 18401598A JP 18401598 A JP18401598 A JP 18401598A JP 2000021185 A JP2000021185 A JP 2000021185A
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Yasuaki Hirano
恭章 平野
Yoshiji Oota
佳似 太田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ACT型のような仮想接地アレイの場合に生
じるしきい値分布の広がりを抑制した書き込み/ベリフ
ァイを可能とする不揮発性半導体メモリの書込み方法を
提供する。 【解決手段】 電気的に情報の書き込みおよび消去可能
としたメモリセルMをアレイを形成するように行と列に
配置して、各行を構成するメモリセルMのコントロール
ゲート100を接続する複数の行線と各列を構成するメ
モリセルMのドレイン105とソース106を共通に接
続する複数の列線とを有する仮想接地型のアレイを構成
し、メモリセルMへの書込みを、消去状態(データ“0
0”)に対してフローティングゲート102中の電荷量
の差が大きい書込み状態から順に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体記憶装置、特
に仮想接地メモリアレイ浮遊ゲート型不揮発性半導体記
憶装置の多値の書き込み方式に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、高集積化を目指した仮想接地型の
フラッシュメモリが注目されている。例えばIEDM Techi
ncal Digest,pp269-270,1955“A New cell Structure f
or Sub-quarter Micron High Density Flash Memory”
や電気情報通信学会信学技報、ICD97-21,P37,1997“A
CT型フラッシュメモリのセンス方式の検討”で発表さ
れたACT(Asymmetircal Contactless Transistor)
型フラッシュメモリが挙げられる。このACT型フラッ
シュメモリは、プログラム、イレースの動作にFN(Fo
wler-Nordheim)トンネル現象を用いており、データス
トレッジ型のものとして利用されると予想される。
【0003】上記ACT型フラッシュメモリを図7、8
を参照して説明する。ACT型フラッシュメモリは、前
記したように書き込み及び消去にFNトンネル現象を用
い、アレイ機構は同一ビット線を2つのメモリセルが共
有する仮想接地アレイ機構をとっている。このようにA
CT型フラッシュメモリは、2つのビット線を共通しか
つ、ビット線に拡散層を用いることで、コンタクト数を
減少させており、アレイ面積を著しく減少させ高集積化
を可能としている。
【0004】次に、ACT型フラッシュメモリ素子は、
その断面を示した図8(a),(b)に示すように上方
よりコントロールゲートWL、層間絶縁層、フローティ
ングゲートFG及びビット線(拡散層)を層状に配置し
たものである。そして、隣合うフローティングゲートF
Gの端部下方に設けた共通のビット線は、ドレイン側と
ソース側でドナー濃度を異にしている。ACT型フラッ
シュメモリ素子をアレイ状に配列した図7において、M
BLXはメインビット線を、SBLXは拡散層で形成され
たサブビット線を、WLXはワード線を、SGXはセレク
トゲート選択信号を、CONTACTはメインビット線
とサブビット線(階層が異なる)とのコンタクトを表し
ている。以下、FNトンネル現象を用いたACT型フラ
ッシュメモリへの書き込み及び消去について説明する。
【0005】まずACT型フラッシュメモリへの書き込
み(図8(a)参照)は、ゲートWLに負電圧−8ボル
ト(「ボルト」は、以下[V]と略記する)を印加し、
ドレイン側には正電圧5[V]を印加することにより行
う。これにより、ドレイン側でFNトンネル現象が発生
し、フローティングゲートFGからドレイン側に電子が
引き抜かれることで、しきい値を下げることにより書込
みが行われる。
【0006】また、消去(イレース)はゲートWLに高
電圧(+10[V])を印加し、ビット線及び基板(P
−部)に負電圧(−8[V])を印加することで、チャ
ネル層(channel)とフローティングゲートFG間にFN
トンネル現象を発生させることで、フローティングゲー
トFGへ電子を注入し、しきい値を高くすることにより
行う。
【0007】より詳細について図9に略図した1個のA
CT型フラッシュメモリ(メモリセル)Mに基づいて、
その動作原理を説明する。ACT型フラッシュメモリM
は、コントロールゲート100、層間絶縁層101、フ
ローティングゲート102及びトンネル酸化膜103を
層状に形成し、基板104に設けたドレイン105とソ
ース106上に跨がるように載置している。尚、上記し
たようにドレイン105とソース106では、ドナー濃
度が異なっている。
【0008】まず初めに、プログラム動作、つまり、フ
ローティングゲート102から電子を引き抜く場合、コ
ントロールゲート100に負の電圧Vnw(−8
[V])、ドレイン105に正の電圧Vpp(+5
[V])、ソース106をフローティング状態として、
FNトンネル現象によりフローティングゲート102か
ら電子を引く。これにより、メモリセルMのしきい値を
約1.5[V]程度まで下げる。
【0009】また、消去動作(イレース)、つまり、フ
ローティングゲート102に電子を注入する場合、コン
トロールゲート100に正の電圧Vpe(+10
[V])、ソース106に負の電圧Vns(−8
[V])、ドレイン105をフローティング状態として
FNトンネル現象によりフローティングゲート102に
電子を注入する。これにより、メモリセルMのしきい値
は増加し、約4[V]以上となる。このように、プログ
ラム動作、イレース動作の両方にFNトンネル現象を用
いるフラッシュメモリをFN−FN動作のフラッシュメ
モリという。
【0010】また、リード動作は、コントロールゲート
100に3[V]、ドレイン105に1[V]、ソース
106に0[V]を印加し、セルMに流れる電流を図示
しないセンス回路にてセンスし、データを読み出す。以
上の動作に伴う印加電圧を表1にまとめを示す。
【0011】
【表1】
【0012】ところで、より高集積化を目指す試みの1
つとして、1つのメモリセルに3値以上のしきい値を導
入する多値化技術の発表がなされており、方法別に示す
と例えば、以下のようなものが挙げられる。
【0013】従来技術1の方法としては、例えば1997 I
SSCC Dig. Tech. Papers, pp36-37“A 98mm2 3.3V 64Mb
Flash Memory with FN-NOR Type-4level cell”や特開
平6−177397号公報に記載された方法がある。ま
た従来技術2の方法としては、1997 ISSCC Dig. Tech.
Papers, pp32-33“A3.3V 128Mb Multi-level NAND Flas
h Memory For Mass Storage Applications”や特開平9
−7383号公報に記載された方法がある。
【0014】従来技術1の方法は、FN−NOR型のフ
ラッシュメモリで用いられており、メモリセルMへの書
き込み等のアルゴリズムのフローチャートは図10に示
すようなものを用いている。この場合の書込パルスは、
データ“11”、“10”、“01”の場合で、図11
に示すような特性を利用して、ドレイン105の電圧を
変えてパルスを同時に印加する。これにより各レベルの
分布は図12になるように書き込んでいく(ステップS
20)。
【0015】図12に示すようにデータ“00”は、イ
レース状態のままである。続いてベリファイ(書き込み
後のデータ検証)(ステップS21)は2段階で行われ
る。まず第1段階は、リファレンス電圧(比較するため
の基準電圧)を例えば2.3[V]付近に設定し、しき
い値が図12に示すような“11”もしくは“10”の
状態か、又は“01”もしくは“00”の状態かを判断
する。次に第2段階は、第1段階のセンス結果によって
異なる動作を行う。もし、第1段階のセンス結果が“1
1”もしくは“10”の状態であれば、次にリファレン
ス電圧を例えば1.3[V]に設定し、“11”か“1
0”を判別する。また、第1段階のセンス結果が“0
1”もしくは“00”の状態であれば、リファレンス電
圧を例えば3.3[V]付近に設定し、“01”か“0
0”を判別する。
【0016】以上の動作を、所定のしきい値が得られる
までベリファイ結果をもとにさらに書込パルス印加を繰
り返す(図10のステップ20、21)。通常、FNト
ンネル現象を用いた場合、特性にばらつきがあるので、
パルス幅としては、実際の特性より、短いものを用い
て、書き込みが終了したものから順にパルス印加(ビッ
ト線の電圧印加)を止め、しきい値の低下を防止しつつ
所定のしきい値に設定していく。
【0017】また、従来技術2の方法は、NAND型の
フラッシュメモリに用いられており、この方法のアルゴ
リズムのフローチャートを図13に示し、また書込み後
のしきい値分布を図14に示す。このNAND型フラッ
シュメモリの場合には図13、14に示すように、イレ
ース状態に近い状態のものからプログラムが開始され
る。まず始めに、0.6[V]付近のデータ“10”を
決定し(ステップS30、S31)、続けて、1.8
[V]付近の“01”(ステップS32,S33)、
3.0[V]付近の“00”(ステップS34,35)
の順にデータを書き込んで行く。
【0018】このNAND型フラッシュメモリでは、ゲ
ート100の電圧をパルスごとに増加させる手法が用い
られており、データつまりしきい値をイレース状態に近
いしきい値状態から決定することが望ましい。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したA
CT型フラッシュメモリへ3値以上のしきい値を導入す
る方法として、上記したNAND型フラッシュメモリで
用いられた多値の書込方法(図13、14)、つまり、
イレース状態“11”に近い状態からデータを決定する
方法を適用すると以下のような問題が生じていた。
【0020】図1のように構成図したACT型フラッシ
ュメモリへNAND型フラッシュメモリで用いられた多
値の書込方法を適用した場合のアルゴリズムのフローチ
ャートを図15に示す。尚、ACT型フラッシュメモリ
への書き込み後の各レベルのしきい値分布は、図2とな
る。ここでデータ“00”は、イレース状態のままであ
り、イレース状態に近いデータ“01”より書込みをベ
リファイを行いながら始まる(ステップS40、4
1)。この時、データ“01”以外のセルMの書込みは
行なわれない。(仮に、周りのセルMが全てデータ“0
1”以外のデータであるとすると、最初は書込みが行な
われず、イレース状態のままである。)そしてデータ
“01”状態のセルMの分布は、図2に示すように、
2.6[V]〜3[V]の間となる。そして、このあと
データ“10”、次いでデータ“11”の書込みをベリ
ファイを行いながら実施することとなる(ステップS4
2からS45)。
【0021】この時、例えば、ベリファイ時(リード時
も含む)にセルM02を読出す場合を考えると、ワード
ライン(WL0)に+3[V]、ビットラインBL2
(ドレイン側)に+1[V]、ビットラインBL3(ソ
ース側)に0[V]を印加することにより行われる。こ
の場合、以下の3つの状態が現われることとなる。尚、
ビットラインBL1は、セルM01を介して電流の回り
込みがないよう、+1[V]に設定し、またここではビ
ットラインは4ビット(BL0〜BL3、BL4〜BL
7、以下同様)構成となっているが、詳細な説明は省略
する。
【0022】まず、図16のようにセルM02の周辺の
セルM01、M03の値が“00”であって、セルM0
2よりもしきい値が高い場合には、電流I01は所定の値
をとり、正しいしきい値を図示しないセンス回路にて検
出できる。
【0023】しかし、図17のようにセルM00、M0
1のデータが“11”のようなしきい値が低いセルであ
った場合、セルM02のデータを読出す際、通常のM0
2を通じて流れる上記電流I01以外にセルM00とM0
1を通して回込み電流Irが流れてしまう。ビットライ
ンBL1に1[V]印加していることから本来は回込み
電流Irは生じないはずであるが、ACTセル型は、前
記したようにビットラインBLに拡散層を用いて構成し
ているため抵抗が高く、電圧降下により例えば0.5
[V]に落ちていることがあり、上記のような回込み電
流にIrが生じてしまうのである。このようにビットラ
インBL2のノードで検出される電流が(I01+Ir)
と所定電流I01より増加すると、見かけ上、セルM02
のしきい値は図示しないセンス回路により低い値として
誤検出されてしまうこととなる。このような状態は、図
19に示すように、みかけ上、しきい値分布が低い方
(図19の矢印1の方向)にシフト並びに分布が広がる
ことを意味している。
【0024】また、さらに図18のようにセルM00、
M01が“00”(セルM02より、しきい値が高い)
で、セルM03、M04が“11”(セルM02より、
しきい値が低い)の場合にも誤検出の原因となる。この
場合、セルM01側には電流は流れないが、ビットライ
ンBL5が1[V]に設定(BL0〜BL3のブロック
のBL1に対応して、BL4〜BL7のブロックのBL
5にも同様の電圧が印加されている。)されているた
め、しきい値が低いM03、M04を通して回込み電流
Ijが流れる。このため、ビットラインBL3の電位が
本来の0[V]より上昇する。この場合にはバックゲー
ト効果のため、ビットラインBL2のノードでのセルM
02の電流(Ibl=I01+Ij)は減少する。これ
は、通常のセルM02(電流I01しか流れない状態)よ
り、みかけ上、しきい値が高いと誤検出されることとな
る。この状態は、図19で示す見かけ上のしきい値分布
(斜線部)が、矢印2の方向に広がって検出されること
を意味する。
【0025】以上のように、ACT型のフラッシュメモ
リへの多値の書込方法としてイレース状態に近い状態か
らデータを決定する方法を適用する場合には、本来、
2.6[V]〜3.0[V]と0.4[V]のしきい値
分布の範囲であったものが、2.2[V]〜3.2
[V]と1.0[V]程度にしきい値分布(バラツキ)
が広がって検出されることとなる(図19参照)。この
場合には、“10”と“01”のしきい値を識別するた
めの読出電圧(図2の読出電圧2に相当)が約2.3
[V]程度であることを考慮すると、このしきい値分布
の広がりは誤読出しが生じることになり信頼性を損なも
のとなってしまう。なお、図19では、データ“01”
の場合を示したが、データ“10”でも同様のしきい値
分布の拡大は発生している。
【0026】次に、前記したFN−NOR型フラッシュ
メモリで用いられている多値書込み方式をACTセル型
に適用した場合について説明する。この場合のアルゴリ
ズムのフローチャートを図20に示す。この方式では、
書込みは同時に行われている(ステップS50、51)
が、通常、セルM間に書込み特性のバラツキがあること
から、各セルMが所定の値になる時間に差が生じる。最
悪の場合、上記同様、しきい値の低い“11”のセルが
先にしきい値を確定してしまう場合がある。この場合、
上記同様、しきい値分布のひろがり(バラツキの拡大)
が生じることで、やはり誤読出しを発生する。
【0027】本発明は、前記の問題点を解消するために
なされるものであって、ACT型のような仮想接地アレ
イの場合に生じるしきい値分布の広がりを抑制した書込
み/ベリファイを可能とする不揮発性半導体メモリの書
込み方法を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、次の構成を有する。請求項1の発明
は、制御ゲート、ドレインおよびソースを有し、さらに
フローティングゲートを設けて電気的に情報の書き込み
および消去可能とした浮遊ゲート電界効果トランジスタ
であるメモリセルをアレイを形成するように行と列に配
置し、各行を構成するメモリセルの制御ゲートを接続す
る複数の行線と各列を構成するメモリセルのドレインと
ソースを接続する複数の列線とを有する仮想接地型のア
レイを構成する不揮発性半導体メモリに対して、フロー
ティングゲートの電荷量を変えることにより、1つのメ
モリセルに3以上の複数の記憶状態をもたせた、多値の
記憶を有する不揮発性半導体メモリの書込み方法であっ
て、メモリセルへの書込みを、消去状態に対するフロー
ティングゲート中の電荷量の差が大きい書込み状態から
順に行うことを特徴とする不揮発性半導体メモリの書込
み方法である。
【0029】請求項2の発明は、制御ゲート、ドレイン
およびソースを有し、さらにフローティングゲートを設
けて電気的に情報の書き込みおよび消去可能とした浮遊
ゲート電界効果トランジスタであるメモリセルをアレイ
を形成するように行と列に配置し、各行を構成するメモ
リセルの制御ゲートを接続する複数の行線と各列を構成
するメモリセルのドレインとソースを接続する複数の列
線とを有する仮想接地型のアレイを構成する不揮発性半
導体メモリに対して、フローティングゲートの電荷量を
変えることにより、1つのメモリセルに4以上の複数の
記憶状態をもたせた、多値の記憶を有する不揮発性半導
体メモリの書込み方法であって、メモリセルへの書込み
を、消去状態に対するフローティングゲート中の電荷量
の差が大きい書込状態を書き込んでから、それ以外のメ
モリセル状態の書き込みを行うことを特徴とする不揮発
性半導体メモリの書込み方法である。
【0030】請求項3の発明は、メモリセルへの書込み
を、消去状態に対するフローティングゲート中の電荷量
の差が最も大きい書込状態を書き込んでから、それ以外
のメモリセル状態の書き込みを行うことを特徴とする請
求項2に記載の不揮発性半導体メモリの書込み方法であ
る。
【0031】請求項4の発明は、不揮発性半導体メモリ
の消去状態の読出し電圧のしきい値が、書込み状態の読
出し電圧のしきい値よりも高いことを特徴とする請求項
1から3のいずれか1の請求項に記載の不揮発性半導体
メモリの書込み方法である。
【0032】請求項5ほ発明は、不揮発性半導体メモリ
の消去状態の読出し電圧のしきい値が3.0V以上で、
書込み状態の読出し電圧の最も低いしきい値が0.5V
以上で1.5V以下であることを特徴とする請求項1か
ら4のいずれか1の請求項に記載の不揮発性半導体メモ
リの書込み方法である。
【0033】本発明によれば、かつフローティングゲー
トの電荷量を変えることにより、1つのメモリセルに複
数の記憶状態をもたせることを可能にした多値の記憶を
有する不揮発性半導体メモリに、消去状態のフローティ
ングゲート中の電荷量との差が最も大きいしきい値状態
のものから順に、または最も差があるものに続いて他の
しきい値状態のものをほぼ同時に決定することとなる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
第1実施形態を説明する。尚、前記した構成と同一構成
については同一符号を付して説明を省略する。図1に
は、本発明の実施形態に係るACT型の不揮発性半導体
メモリの構成を示しており、図9に示した電気的に情報
の書込みおよび消去可能とした浮遊ゲート電界効果トラ
ンジスタであるメモリセルMをアレイを形成するように
行と列に配置して、各行を構成するメモリセルMのコン
トロールゲート100を接続する複数の行線(WL0か
らWLn)と各列を構成するメモリセルMのドレイン1
05とソース106を共通に接続する7本の列線(BL
0からBL6)とを有する仮想接地型のアレイを構成す
る不揮発性半導体メモリの一部を示している。
【0035】上記不揮発性半導体メモリに対するプログ
ラムは、各フローティングゲート102の電荷量を変え
ることにより、1つのメモリセルMに複数の記憶状態を
持たせることにより行うが、本実施形態では記憶状態
“11”、“10”、“01”及び“00”の4値の記
憶を可能とする場合について説明する。
【0036】上記4値の記憶状態を持たせる場合の読出
し電圧のしきい値を図2に示しており、各データのしき
い値は、“11”の場合には0.6[V]〜1.0
[V]、“10”の場合には1.6[V]〜2.0
[V]、“01”の場合には2.6[V]〜3.0
[V]及び“00”の場合には3.6[V]〜4.0
[V]とする。
【0037】そして上記不揮発性半導体メモリの書込み
方法としては、メモリセルMへの書込みを、消去状態
(データ“00”)に対してフローティングゲート10
2中の電荷量の差が大きい書込み状態から順に行うもの
である(図2、3参照)。
【0038】以下、図1のアレイ構成におけるACT型
フラッシュメモリへの書き込み手段として、例えば、セ
ルM00に“11”、セルM01に“10”及びセルM
02に“01”のデータを書き込む場合について、図3
のフローチャートを参照しつつ説明する。
【0039】まず始めに、イレース状態(“00”のデ
ータにも相当)のしきい値から最も差の大きいデータ
“11”の書き込み、すなわち、セルM00から書き込
みを始め、ワードラインWL0に−8[V]、ビットラ
インBL0に5[V]を印加する(ステップS1)。な
お、ビットラインBL1、BL2およびBL3はフロー
ティング状態である。セルM00に書き込みが行われる
と、セルM00のしきい値は低下する一方、セルM01
及びM02は書き込みが行われておらず、そのしきい値
はイレース状態の高いしきい値が保たれる。
【0040】次にワードラインWL0を1[V]として
ベリファイが行われる(ステップS2)。これにより、
セルM00並びに他の“11”を書き込むべきセルのし
きい値が1[V]以下になるまで、書込パルス印加とベ
リファイが続けられる。尚、ここでの書込パルスは、前
記図11のドレイン電圧5[V]のパルスを続けて印加
することでイレース状態からしきい値を下げてゆき、所
定の値にしている。
【0041】セルM00を含む“11”データを書き込
むべきセルのしきい値が1[V]以下となった後、続い
てセルM01に“10”を書き込むため、ワードライン
WL0に−8[V]、ビットラインBL1に5[V]が
印加される(ステップS3)。この時、ビットラインB
L0、BL2及びBL3は、フローティング状態であ
る。上記セルM01への電圧印加により、セルM01の
書き込みが行われ、しきい値が低下する一方、セルM0
0及びM02のしきい値は変化せずに、セルM02はし
きい値が高い状態(イレース状態)、またセルM00は
“11”の1[V]以下のしきい値が保たれる。
【0042】そしてワードラインWL0を2[V]とし
てセルM01、並びにデータ“10”を書込むべきセル
のしきい値が2[V]以下になるまで、書込パルス印加
とベリファイが続けられる(ステップS4)。
【0043】セルM01、並びに他の“10”を書込む
べきセルのしきい値が2[V]以下となった後、セルM
02にデータ“01”を書き込むために、ワードライン
WL0に−8[V]、ビットラインBL2に5[V]が
印加される(ステップS5)。この時、ビットラインB
L0、BL1及びBL3は、フローティング状態であ
る。上記電圧印加によりセルM02は書込みが行われ
て、セルM02はイレース状態(しきい値が高い状態)
からしきい値が低下する一方、セルM00とセルM02
のしきい値は、セルM00が1[V]以下に、セルM0
1が2[V]以下に保たれる。
【0044】次にワードラインWL0の電圧を3[V]
として、セルM02及びデータ“01”が書込まれるべ
きセルMに対してベリファイが行われ(ステップS
6)、しきい値が3[V]以下になるまで、書込パルス
印加とベリファイが続けられる。
【0045】なお、ここでは記述していないが、他のワ
ードラインWL1〜WLnも同様なアルゴリズムにて所
定のタイミングにて書込みが行われる。また、ビットラ
インBLはここでは、BL0〜BL3、BL4〜BL
7、・・・BLm-3〜BLmの4ビット構成として考
え、BL0〜BL3のブロックを主に記載した。
【0046】以上説明した第1の実施形態に係るACT
型フラッシュメモリへの多値書込み方式を用いた場合の
効果を、従来生じていた誤判断ケースを想定して図4、
5を参照しつつ検証する。まず、図4に示すように、セ
ルM00とM01のデータは“11”つまり、しきい値
が最も低い状態を、一方セルM03及びM04のデータ
は“00”でしきい値は最も高い状態を考える。ここ
で、セルM02のデータが“01”である場合(この場
合が、従来方法ではM02のしきい値が低い方にシフト
するワーストケース)に、上記のアルゴリズムを用いる
とまず最初に、しきい値が最も低いデータ“11”を格
納しているセルM00及びM01のしきい値が、書込み
とベリファイにより、1[V]以下に決定される。
【0047】次に“10”のデータが上記同様の方法に
て決定され(図4にはないが)、続けて、“01”のデ
ータが、ここではセルM02に書き込まれる。この時、
セルM02の周囲のセルM00とM01は最も低いしき
い値のため、セルM02にベリファイ(ワードラインを
3[V]に設定して、ビットラインBL2に1[V]を
印加)をしながら書き込む際、ベリファイ時に図4に示
すような回込み電流Irが流れることになる。これは、
前記したようにACTセル型では、ビットラインBLに
拡散層を用いているため抵抗が高く、図4では隣接ビッ
トラインBL1にも1[V]印加しているが、電圧降下
により約0.5[V]になっており回込み電流Irが流
れてしまう。従って、セルM02のしきい値は、この回
込み電流Irを考慮して決定すればよい。つまり、回込
み電流Irを含む全体の電流がI01になるようベリファ
イを行いながら書き込んでいけばよい。なお、従来技術
(図11並びに図16を参照)では、例えばデータ“0
1”を決定した後に、しきい値が低いデータ“11”を
決めるために、回込み電流Irを考慮することができな
かった。これは、データ“01”を決定した地点ではま
わりのセルのしきい値が高く、しきい値を決めるための
ベリファイを行った時には回込み電流がないためであ
る。
【0048】上記手法を用いることにより、しきい値の
低い方への広がりは、隣接するセルのデータが“11”
の場合のみ生じる。データ“11”がある場合の隣接効
果は、“01”のしきい値を0.1[V]程度の少ない
幅だけ低い方にシフトさせる程度に抑えることができ
る。
【0049】次に、しきい値を高い方へシフトさせるワ
ーストケースについて図5を基に検証する。セルM00
とM01がデータ“00”、つまり、しきい値が最も高
く、また、セルM03とM04がデータ“11”、つま
り、しきい値が最も低い場合を想定する。セルM02の
データが“01”の場合には、まず始めにデータ“1
1”を格納するセルM03とM04のしきい値が、1
[V]以下に決定される。次にデータ“10”が決定
(図15にはないが)され、続けてデータ“01”がセ
ルM02に書き込まれる。この時、セルM02の周辺の
セルM03及びM04は、しきい値が低いためビットラ
インBL5から、このセルM03及びM04を通して回
込み電流IjがビットラインBL3に流れ込んでいる。
これは、前記のようにビットラインは4ビット構成とな
っているため、ビットラインBL1に対応してビットラ
インBL5に1[V]印加されているためである。この
状態で、セルM02にデータ“01”がベリファイされ
ながら書き込まれる。
【0050】従って、セルM02のしきい値は、図5に
示すように、この回込み電流IjによるビットラインB
L3のノードでの電圧の浮き上がりを考慮して全体電流
I01を決めることで決定することができる。この全体電
流I01の決定手法では、しきい値の高い方への広がりは
隣接するセルのデータが“11”の場合のみ生じること
なり、隣接するセルが“11”の場合の隣接効果は、
“01”のしきい値を0.05[V]程度と少ない幅だけ
高い電圧値側へシフトさせる程度に抑えることができ
る。
【0051】以上、説明したアルゴリズムにてセルへの
多値の書込みを実施することにより、例えばデータ“0
1”のしきい値の広がりを、従来(図15のアルゴリズ
ムによれば、図19のしきい値の変化があった。)のし
きい値分布2.2[V]〜3.2[V]の1[V]の広がりと
比較して、2.5[V]〜3.05[V]の0.55[V]の
広がりに改善された。このしきい値分布の広がり低減
は、読出しマージンを拡大することができ、フラッシュ
メモリの高信頼化を実現することができる。
【0052】以上説明した第1の実施形態では、イレー
ス状態から最も差の大きいデータ“11”から“1
0”、次いで“01”と順番に決定していく方法を説明
したが、この書込み方法によればその多値書込み工程数
に比例した処理時間を要するものとなる。そこで第2の
実施形態として、処理時間を短縮する書込み手法を説明
する。
【0053】本発明の第2の実施形態に係るACT型フ
ラッシュメモリへの多値書込みアルゴリズムを図6を参
照しつつ、セルM00にデータ“11”、セルM01に
データ“10”およびセルM02にデータ“01”をそ
れぞれ書込む場合について説明する。まず始めに、デー
タ“11”を書き込むため、ワードラインWL0に−8
[V]、ビットラインBL0に5[V]を印加する(ス
テップS10)。ビットラインBL1、BL2およびB
L3はフローティング状態である。セルM00への書込
みによりセルM00のしきい値は低下する一方、セルM
01及びM02は、書込みがなされておらず、イレース
状態のままの高いしきい値状態が保たれる。
【0054】次にワードラインWL0を1[V]として
ベリファイが行われる(ステップS11)。これによ
り、セルM00及び他のデータ“11”を書込むべきセ
ルのしきい値が1[V]以下になるまで書込パルス印加
とベリファイが続けられる。ここまでは、上記第1実施
形態と同一である。
【0055】次に、セルM01にデータ“10”、また
セルM02にデータ“01”を書込む際は、ワードライ
ンWL0に−8[V]及び、ビットラインBLの電圧と
しては例えば、データ“10”をセルM01に書き込む
ためにビットラインBL1には5[V]を、データ“0
1”をセルM02に書き込むためにビットラインBL2
には、例えば4[V]を印加することで、同時にセルの
書込みを行う(ステップS12)。
【0056】ベリファイは、ワードラインWL0をまず
2[V]でデータ“10”に対して行い、続けてワード
ラインWL0を3[V]でデータ“01”に対して行う
(ステップS13)。第1の実施形態で述べたように書
込パルス印加とベリファイを繰り返すことにより、デー
タ“01”、“10”をほぼ同時に決定する。
【0057】本実施形態に示したACT型フラッシュメ
モリへの多値書込み方法の特徴は、イレース状態からフ
ローティングゲート102中の電荷量の差のあるデータ
を、まず、書き込んで決定しておくことにある。この方
法を用いることにより、しきい値の低い方への広がり
は、隣接するセルMのデータが“01”と“10”の場
合にのみ発生する。(電流経路等は、図4中のセルM0
1のデータを“10”に変えた場合である。)
【0058】このしきい値の広がりの原因は、回込み電
流Irであるので、隣接のデータによる影響度は、デー
タ“10”の隣接効果の方がデータ“01”の隣接効果
より大きくなる。データ“10”のしきい値の方が“0
1”のしきい値より低いため必然的に回込み電流Irが
大きくなるためである。
【0059】前記した第1実施形態のように順番にレベ
ルを設定していく方式ではないため、各セルMの書込み
特性等で各セルMが所定のしきい値に確定するまでの時
間に差がでる。従って、回込み電流Irを考慮して全体
電流I01(図4に相当)になるように設定していく第1
の実施形態の手法に比べてしきい値の広がりの低減は小
さくなる。それでも、最もイレース状態と差のあるレベ
ル“11”は前もって確定しているため、回込み電流I
rの変動が、従来方法(図20のアルゴリズム)による
場合と比較して小さくなるので、全体電流I01を設定し
本手法を用いた場合、隣接効果の大きいデータ“10”
の場合でも、しきい値領域の低い方への広がりは0.2
[V]程度の少ないシフトにとどまることとなる。
【0060】一方、しきい値の高い方への広がりについ
ても、隣接するセルMが、データ“01”、“10”の
場合に生じ(図面には記載しないが、図5の例えばM0
3のデータを“10”に変えたものである。)、しきい
値は高い方へ0.1[V]程度の少ない値のシフトに抑
えられる。なお、回込み電流Ijについては、上記Ir
と同様に考えればよいため、ここでの説明は省略する。
【0061】従って、上記した第2実施形態の方法によ
りACT型フラッシュメモリの多値書込みを実施した場
合には、データ“01”を格納しているセルM02のし
きい値分布の広がりが、従来の書込み方法(図20記載
のアルゴリズム)による1[V](2.2[V]〜3.
2[V])の広がりから、0.7[V](2.4[V]
〜3.1[V])に改善された。図2に記載しているよ
うに、例えば、データ“01”と“10”を区別するた
めの読出電圧2が2.3[V]であることから、セルM
の誤読出しは発生しない。なお、ここでは、データ“0
1”のしきい値についてのみ、記述したが他のレベルの
しきい値の広がりについても同様である。
【0062】また、ここでは、イレース状態のフローテ
ィングゲート102中の電荷量の差が最も大きいデータ
“11”を前もって書き込んだ後、他のデータをほぼ同
時に書き込む手法について記載したが、データ“11”
ではなく、イレース状態のフローティング中の電荷量と
の差が大きい他のレベルを前もって書き込んでおく手法
でも、同様にしきい値の広がりの低減(従来技術図20
記載のアルゴリズムで実施した場合のしきい値の広がり
と比較して)が実現できることは容易に推測できる。
【0063】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によればAC
T型フラッシュメモリのような仮想接地型のアレイに起
因する書き込み(ベリファイを行いながらの書き込み)
によるしきい値分布の広がりを低減することができる。
よって、本発明により広い読み出しマージンを確保する
ことが出来、高信頼な多値フラッシュメモリを実現でき
た。さらに多値書き込みの時間を短縮しつつ、広い読み
出しマージンを確保することもできた。
【図面の簡単な説明】
【図1】仮想接地型のアレイを構成する不揮発性半導体
メモリの説明図である。
【図2】仮想接地型のアレイを構成する不揮発性半導体
メモリにおける多値記憶のしきい値分布説明図である。
【図3】本発明の第1実施の形態にかかる仮想接地型の
アレイを構成する不揮発性半導体メモリへの書込み方法
のフローチャートである。
【図4】本発明の第1実施の形態にかかる書込み方法に
って書込まれたセルメモリM02を読出す場合の電流経
路の説明図である。
【図5】本発明の第1実施の形態にかかる書込み方法に
って書込まれたセルメモリM02を読出す場合の電流経
路の説明図である。
【図6】本発明の第2実施の形態にかかる仮想接地型の
アレイを構成する不揮発性半導体メモリへの書込み方法
のフローチャートである。
【図7】仮想接地型のアレイを構成する不揮発性半導体
メモリの回路説明図である。
【図8】仮想接地型のアレイを構成する不揮発性半導体
メモリへの(a)プログラム時と(b)イレース時の作
用説明的断面図である。
【図9】仮想接地型のアレイを構成する不揮発性半導体
メモリセルの構成の説明的断面図である。
【図10】FN−NOR型フラッシュメモリへの従来の
多値書込み方法のフローチャートである。
【図11】フラッシュメモリセルへのプログラム特性の
説明図である。
【図12】FN−NOR型フラッシュメモリへの従来の
書込み方法による多値のしきい値分布の説明図である。
【図13】NAND型フラッシュメモリへの従来の多値
書込み方法のフローチャートである。
【図14】NAND型フラッシュメモリへの従来の書込
み方法による多値のしきい値分布の説明図である。
【図15】ACT型フラッシュメモリへの従来の多値書
込み方法(NAND型フラッシュメモリへの多値書込み
方法)のフローチャートである。
【図16】図15により書込んACT型フラッシュメモ
リのメモリセルM02を書込んだ場合の電流経路説明図
である。
【図17】図15により書込んACT型フラッシュメモ
リのメモリセルM02を読出す場合の電流経路説明図で
ある。
【図18】図15により書込んACT型フラッシュメモ
リのメモリセルM00とM01のしきい値が低い場合の
メモリセルM02を読出す場合の電流経路説明図であ
る。
【図19】図15により書込んACT型フラッシュメモ
リのメモリセルM02のしきい値変化の説明図である。
【図20】ACT型フラッシュメモリへの従来の多値書
込み方法(FN−NOR型フラッシュメモリへの多値書
込み方法)のフローチャートである。
【符号の説明】
M メモリセル 100 コントロールゲート 101 層間絶縁層 102 フローティングゲート 103 トンネル酸化膜 104 基板 105 ドレイン 106 ソース BL ビットライン WL ワードライン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御ゲート、ドレインおよびソースを有
    し、さらにフローティングゲートを設けて電気的に情報
    の書き込みおよび消去可能とした浮遊ゲート電界効果ト
    ランジスタであるメモリセルをアレイを形成するように
    行と列に配置し、各行を構成するメモリセルの制御ゲー
    トを接続する複数の行線と各列を構成するメモリセルの
    ドレインとソースを接続する複数の列線とを有する仮想
    接地型のアレイを構成する不揮発性半導体メモリに対し
    て、フローティングゲートの電荷量を変えることによ
    り、1つのメモリセルに3以上の複数の記憶状態をもた
    せた、多値の記憶を有する不揮発性半導体メモリの書込
    み方法であって、 メモリセルへの書込みを、消去状態に対するフローティ
    ングゲート中の電荷量の差が大きい書込み状態から順に
    行うことを特徴とする不揮発性半導体メモリの書込み方
    法。
  2. 【請求項2】 制御ゲート、ドレインおよびソースを有
    し、さらにフローティングゲートを設けて電気的に情報
    の書き込みおよび消去可能とした浮遊ゲート電界効果ト
    ランジスタであるメモリセルをアレイを形成するように
    行と列に配置し、各行を構成するメモリセルの制御ゲー
    トを接続する複数の行線と各列を構成するメモリセルの
    ドレインとソースを接続する複数の列線とを有する仮想
    接地型のアレイを構成する不揮発性半導体メモリに対し
    て、フローティングゲートの電荷量を変えることによ
    り、1つのメモリセルに4以上の複数の記憶状態をもた
    せた、多値の記憶を有する不揮発性半導体メモリの書込
    み方法であって、 メモリセルへの書込みを、消去状態に対するフローティ
    ングゲート中の電荷量の差が大きい書込状態を書き込ん
    でから、それ以外のメモリセル状態の書き込みを行うこ
    とを特徴とする不揮発性半導体メモリの書込み方法。
  3. 【請求項3】 メモリセルへの書込みを、消去状態に対
    するフローティングゲート中の電荷量の差が最も大きい
    書込状態を書き込んでから、それ以外のメモリセル状態
    の書き込みを行うことを特徴とする請求項2に記載の不
    揮発性半導体メモリの書込み方法。
  4. 【請求項4】 不揮発性半導体メモリの消去状態の読出
    し電圧のしきい値が、書込み状態の読出し電圧のしきい
    値よりも高いことを特徴とする請求項1から3のいずれ
    か1の請求項に記載の不揮発性半導体メモリの書込み方
    法。
  5. 【請求項5】 不揮発性半導体メモリの消去状態の読出
    し電圧のしきい値が3.0V以上で、書込み状態の読出
    し電圧の最も低いしきい値が0.5V以上で1.5V以
    下であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1
    の請求項に記載の不揮発性半導体メモリの書込み方法。
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